CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-173「人間解剖島 ドクター・ブッチャー」(イタリア・アメリカ)

2020年10月24日 10時22分52秒 | イタリア映画
教えてくれ、生から死へ、死から生への旅を
 大都会の病院で深夜、死体置き場の遺体が切り刻まれる猟奇事件が発生。容疑者の身体に奇妙な入れ墨を発見した医師たちは事件の謎を追い、南米の島へ向かう。
 そこで知人のドクター・ブッチャーに迎えられた一行は、ジャングルの奥深くで人喰い族や怪物に襲われ、想像を絶する地獄を目の当たりにする。(「作品資料」より)


 オープニング・ロールでは、墓場の下から次々と出てくる醜悪なモノたちが登場するので、てっきりゾンビ映画なのかと思った。

 大都会の病院で、遺体の一部が奪われる事件が発生し、やがてそれが食人族の仕業ではないかと疑われる。

 チャンドラー博士と人類学を研究するローリーは食人族が住む島へ調査に向かう。
 ローリーが実はその島で生まれ育ったという話をするので、もしかすると彼女が事件に絡んでいるのではないかと思わされる。

 それにしても、美しい思い出しかないと言っていたが、実際足を踏み入れた島に、そのような雰囲気は感じられなかったな。

 チャンドラー博士たちは島を探索するうち、次々と食人族に襲われる。
 襲撃と逃げ惑う様は、同じ頃に製作された「食人族」を思い出させる。

 食人族の襲撃が延々と行われるが、タイトル・ロールであるドクター・ブッチャーはいつ出てくるのだろうと気になるところ。

 遺体の切断から、顔面崩壊、体が壊されていくシーンなど、特殊造形を使用して血まみれのシーンを作り上げるスプラッタ・ホラーになっている。
 いかにも人形だと判るシーンもあるが、1980年製作の作品なので、そこはしょうがないのかなという感じは受ける。

 ドクター・ブッチャーは終盤にようやく登場。
 
 マッド・サイエンティストや食人族も登場する狂乱の世界を描いていたが、今ひとつスッキリしない展開ではあったな。

 特にローリーの行き着く先がよく判らなかった。

/5

監督:フランク・マーティン
出演:イアン・マッカロック、アレクサンドラ・コール
   ドナルド・オブライエン、シェリー・ブキャナン、ピーター・オニール
於:池袋シネマ・ロサ

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