この窓から何にも見えねえなあ
新宿・歌舞伎町界隈を縄張りとする三東会幹部の竜二は、アパートの一室に開いた闇のルーレット場を2人の舎弟に仕切らせ、順風満帆な日々を送っていた。
そんなある日、金と出世欲だけで動くヤクザの世界に疎ましさを感じた彼は、妻まり子と幼い娘あやと一緒に暮らすため堅気になることを決意。
裏社会から足を洗って酒屋で働きはじめた竜二は、平凡で慎ましい家族との生活に心の安らぎを覚 . . . 本文を読む
奴は一人暗殺部隊だ
1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。
やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われるが、実はアアタミはかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士だった。
アアタミは使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に . . . 本文を読む
日劇が壊されています
舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。
戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。(「作品資料」より)
第1作製作から70周年記念であり、日本製作30作目らしいゴジラ映画 . . . 本文を読む
もうあなたを愛していないの
脚本家のポールは映画プロデューサーのプロコシュから、フリッツ・ラングが監督する大作映画「オデュッセイア」の脚本の手直しを依頼される。
ポールと妻で女優のカミーユはプロコシュの自宅へ招かれるが、ポールが遅れて到着するとカミーユの態度はなぜか豹変しており、彼に対して軽蔑のまなざしを向ける。
やがてポールとカミーユは映画のロケのため、カプリ島にあるプロコシュの別荘を訪れ . . . 本文を読む
わさびはシャリとネタの間にあるのが当たり前だろ
あるところに、正直者のお爺さんが愛するお婆さんや愛犬ハルと一緒に幸せに暮らしていた。しかし隣人のいじわる爺さん一家は、次々と人を拉致しては殺害する猟奇的な変態家族だった。
ある日、いじわる爺さんがハルを殺して燃やし、灰にしてしまう。
悲しみに暮れながらハルの灰を手にした正直爺さんは復讐の鬼と化し、いじわる爺さん一家への逆襲を開始する。(「作品資 . . . 本文を読む
100年に一度、たった30日でも
平安時代、人魚の子孫「とわ」の命と引き換えに不老不死になってしまった草介と光蔭。永遠の命という絶望に暮れる2人は、「とわ」が輪廻転生を繰り返し、別人となって生まれ変わっていたことを知る。
平安時代から約1000年の時を経た現代。長い眠りから目覚めた草介は記憶喪失になっていた。草介は光蔭とともに普通の人間として生活する中で、カウンセラーの水島から繰り返し見る自分 . . . 本文を読む
ロボットが戻ってきた
西暦2324年。宇宙から飛来した機械生命体と人類の戦いは、300年にわたり続いていた。
人類は殺人ロボット《Zボット》の封印に成功するが、敵は新兵器《Qボット》を送り込んでくる。それは電子機器に侵入し、ライオン型ロボット《メカ・ビースト》に変身させてしまう、恐怖のナノ兵器だった。最新鋭システムは乗っ取られ、アナログ兵器で反撃するしかない人類。
残された最後の手段は、捕獲 . . . 本文を読む
森が答えを知っている
父の訃報を受けて帰郷した萱島と、萱島の父が所有していた土地を譲り受ける予定の宇和島は、車で山道を走る途中で事故に遭い気を失ってしまう。
目を覚ますと、2人は謎めいた6人の女たちによって森の奥深くの屋敷に監禁されていた。(「作品資料」より)
父親が亡くなり、その土地を売るために森の奥深くの生家に戻る萱島。
そこで、買い主の代理人である宇和島と契約を交わす。
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アフガニスタンには観光地はない
2007年。アフガニスタンの砂漠で韓国人23名がタリバンに拉致される事件が起きた。
タリバンは24時間以内に韓国軍の撤退と収監中の仲間23名の釈放を要求。韓国政府が交渉役として現地に派遣したエリート外交官チョン・ジェホは、アフガニスタン外務省に釈放を要請するが拒絶されてしまう。
情報員も動き出し、工作員パク・デシクがアフガニスタンのフィクサーと交渉するも決裂。 . . . 本文を読む
イケメンと付きあわせてください
映画プロデューサーの唐澤一路、UMA・オカルト研究家の中沢健が仲間を引き連れ、お寺でお祓いを受ける。
小道具として借りてきた「お地蔵様」を使ってホラー映画を作ろうと思っている一同は、お地蔵様を使ってホラー映画を作っていいのか、そのためにお地蔵様を呪物にしてもいいのか、罰はあたらないかといったことをお寺のお坊さんに相談するが、問題ないというお墨付きを得る。
こう . . . 本文を読む
赤児が乗り移った写真を触るとは
1992年、釜山の旅館・トンソン荘で殺人事件が起きた。旅館でアルバイトする男が恋人を連れ込んで隠しカメラで部屋の様子を撮影していたが、男はその部屋で恋人を殺害してしまったのだ。
逮捕された男は心神耗弱による無罪を主張したものの無期懲役の判決を受け、仮釈放の1年前に自ら命を絶った。男が撮影した犯行時の映像はその残虐性から検察庁によって封印されたが、検事たちの間では . . . 本文を読む
忘れるな、自分の未来は予測不能だ
ある暗殺者の男は、どんな時も冷静沈着で計画通りに淡々とスマートに殺人行為を遂行していた。しかし、彼はひょんなことからとあるニアミスで岐路に立たされてしまう。
彼は依頼主や自分のモットーに抗いながら、世界を舞台にした追跡劇を繰り広げることに。(「作品資料」より)
ある殺し屋の姿を描いたサスペンス・スリラー。
冒頭、殺し屋の男がパリで仕事を遂行するため、 . . . 本文を読む
この仕事でリスペクトはされない、怖がられるだけだ
凄腕の殺し屋ゲイブは麻薬組織のボス、アーノルドから数々の暗殺を請け負い、その確かな仕事ぶりで裏社会では知られた存在だった。
しかし、愛する妻を組織に殺されたことで引退を決意。最後の任務として組織の秘密を握った女刑事フリンの暗殺を命じられたゲイブだったが、標的であるフリンに亡き妻の姿が重なり、引き金を引くことができない。
フリンとゲイブは共闘し . . . 本文を読む
カメも去っていく
巨大な犯罪帝国を築き上げたアメリ力の麻薬王バックリーと、数百万ドル級の獲物ばかりを狙う賞金稼ぎのイアン・スワン。
バックリーを10年にわたって追い続けていたイアンは、ある時、ついにハワイのひと気のないビーチでバックリーを追い詰める。しかし、そこにバックリーの子分たちが現れて銃撃戦になり、イアンは撃たれて海に沈んでしまう。これを受けて、イアンの息子で同じく賞金稼ぎのライアン・ス . . . 本文を読む
たとえそれが宇宙からの贈り物であっても
怪獣の赤ちゃんと暮らしていた少女アキは、とある理由でその怪獣と離れ離れになってしまう。
それから35年の時が流れたある日、アキの家が大きな地響きに襲われる。
揺れはどんどん大きくなっていき、やがて彼女の前に巨大な怪獣が現れるが、それは35年前に共に生きていた怪獣の成長した姿だった。(「作品資料」より)
平成の特撮にオマージュを捧げたという怪獣映画 . . . 本文を読む