「C」omfortable 「R」unabout 「V」ehicle
1995年に登場したCR-Vは、ホンダ初の自社生産SUVにして、今年めでたく発売25周年を迎えるホンダの長寿モデルです。
初代RD1/2型はEKシビックのプラットフォームがベースになっており、4輪ダブルウィッシュボーンのサスペンションに、最高出力130psを発揮する2リッター直4DOHCエンジンB20Bによって必要十分な動力性能を持ちながら、フルフラットにしたりと多彩なアレンジが可能なリアシート、コラムATや独特なサイドブレーキ、折り畳み式センターテーブルを採用したことにより広々とした室内空間を持つなど、使い勝手や快適さ、居住性に優れました。
駆動方式は当初は4WD(のちにFFモデルも追加)のみの設定。ホンダ独自のデュアルポンプ式を採用していて、ざっくり書くと、基本FFで走行して、前輪側のスリップを検知して後輪側にも駆動力を伝えるという仕組みのもの。
快適な乗り心地と悪路走破性の両立によって、日常使いからレジャーまで幅広い用途で使用できる点が好評で、日本だけでなく世界的にも人気のクルマとなりました。
角の取れたスクエアなボディーデザインは今見ても色褪せず、背面スペアタイヤの存在感も相まって、無骨でワイルドな雰囲気があり魅力的です。
日本では2016年に5代目となる現行モデルRT/RW型が発売されましたが、そのCMで白い初代モデルがチラッと登場していたのが印象深いですね。思わずニヤリとしたホンダ車好きも多いのでは?
現行モデルは弟分のコンパクトSUVであるヴェゼル成功の影に隠れて目立たない存在になってしまい、またかつてライバルであったトヨタRAV4にも大きく水をあけられ、ここ日本では今一つ元気が無い状況です。
ホンダのSUVと言えばやはりCR-Vだと個人的には思っておりますし、モデューロや無限仕様はカッコイイですし、世界的には非常に人気で売れているクルマだけあって、乗った感じは完成度の高い良いクルマだと感じているので、もう少し頑張って欲しいですね。
さて2020年最初の完成品となったこのクルマ。
キットは中古屋でたまたま発見したアオシマのアーバン4WDシリーズという古いものです。実車の現行CR-V日本発売のタイミングできっと再販されるはず!(キットだけに)と思っていましたが、そんなことはありませんでした・・・。
内容に関しては、アオシマらしく内外装ともに良く出来ていて、サクサク製作出来ました。
SUVの製作は初めてということで、今回足周りやシャーシ裏などはいつも以上にきっちり塗り分けたつもりです。
ボディーカラーは実車のボルドーレッド・パールを意識して、クレオスのあずき色で塗装しました。スポーティーな赤!というよりは、落ち着いた雰囲気あるワインレッドに近く、このクルマによく似合うカラーだと思います。(画像ではちょっと明るめかも?)
内装に関しては、ピラー内貼りを自作し、シートベルトや小物を適当に追加しました。ガラスエリアが大きくて中が良く見えるので、頑張って塗り分けました・・・という割にはやはりスモークガラスのせいで見えにくいので、製作記の方をご覧ください。
これまでスポーツモデル中心で、しかもFF車が多かったので、背が高い4駆のSUVはとても新鮮で楽しく製作出来ました。現行モデルも何かの機会でキット化されないかなぁとも思ったり。
後半は以前製作したA4トランスポーターを牽引させてみました。やはりSUVだと様になりますね!
正月休みを利用して製作を開始したこともあって、何事もなく3週間足らずで完成させることが出来ました。
次回作はお待ちかねのあのキット・・・と言いたいのですが、実は1個考えているネタもありまして、どちらを先にするか悩んでおります。