FF量産車世界最速の座は譲れない。
※7/19追記※
ローダウンしたのに伴い、一部画像を差し替えました。
2017年9月に発売されたFK8型シビックタイプR。
この年の4月、ニュルブルクリンク北コースで行われたタイムアタックにて、先代FK2より約7秒も短い7分43秒80を記録し、見事FF量産車世界最速の称号を奪還しました。(なお今年5月にメガーヌR.S.トロフィーRに塗り替えられた模様)
先代FK2同様英国工場での生産ですが、FK8は台数限定ではなく通常販売モデルになりました。これにはきっと多くのクルマ好きが喜んだのではないでしょうか?
ベースになったハッチバック(FK7)自体が当初からタイプRの設定を前提に設計されており、徹底して造り上げられたシャーシや効果的なエアロパーツ、進化した電子制御技術等とも相まって、非常に完成度の高いクルマに仕上がりました。ただその分お値段は450万オーバーとかなり高額に。
搭載されたエンジン「K20C」の最高出力は先代から10馬力アップの320馬力にまで引き上げられ、FF車としては少々やり過ぎな感は否めません。ただターボエンジンでありながらも素早い吹け上りとレスポンスの鋭さは、ホンダらしさを感じさせるものになっているようです。
こうした高い性能を誇りながら、3つのドライブモードを駆使することで街乗りからサーキットまで幅広く楽しめる懐の深いクルマになっているのも特徴。歴代タイプRの中で最も乗り心地が良いと聞きますから、サーキット一辺倒ではないGTカー的な性格も強くなったのでしょう。
キットは昨年12月に発売されたモデラーズのレジンキットシリーズです。
発売直後に購入し、年末年始休暇を利用して製作に着手するも、その後は様々な事情により中々作業が進まず、気が付けばもう7月になっていました。
キットの構成自体は基本的にこれまでのモデラーズレジンキットシリーズ同様。ただ今回は精度が少々怪しい感じです。
インストの指示もあまりあてにしない方がいいと思いました。そもそもキットにインストが最初から入っていなかったため、手元にある実車カタログなどの資料を参考にして製作していました。
FK8は見ての通り面の多い複雑なデザインですので、研ぎ出しや細かい塗り分けは非常に面倒で気を遣いました。
エッジ部分も実車だともっとシャープでクッキリしているのですが、少しダルくなってしまいました。反省点の1つです。
今回はハセガワのフィニッシュシリーズにお世話になりました。ルーフモールやアンダースポイラーのカーボン、赤いラインなどです。
特にカーボン製スポイラー部分にはこだわりました。作業は大変でしたが、ただ単にグロスブラックで塗装して済ませてしまうよりグッと雰囲気が出ますので、やって良かったと感じました。
内装では、FK2同様自作のトノカバーっぽいものと、スタジオ27製のシートベルトセットで簡単にディテールアップしました。複雑なパターンのフロントシートは付属のデカールを使用せずに気合いのマスキングで塗り分けています。
ウインドウと窓枠は今回も苦戦しました。ここはやはり非常に手強いですね。
窓枠のエッチングパーツで大失敗してしまいましたが、何とかリカバリーできたのは幸いでした。いつかは部品注文出来るようになったらいいなぁ・・・(願望)
と、まぁ色々書き連ねてきましたが、こうして完成すると迫力あって非常にカッコ良いです。
デカイ、高い、(ゴテゴテして)ダサイなどと批判されることが少なくない現行シビック。でも私は好きですよ。
ホンダスポーツ、しかも現行タイプRのキットですので、こうして発売してくれるのはとてもありがたいことです。現行車種のキットを続々発売し続けているインターアライドさんはこれからも応援したいですし、今後もホンダ車のキット化に期待しています。最近発表された無限FK8とかZE4インサイトとか。
後半は今年のGWに製作したアオシマプリペイントの86と並べてみました。今手元にあって直ぐに撮影できるのがこれしか無くてですね・・・。
いずれキチンと歴代シビックタイプR達と一緒に並べて撮影したいと思います。
次回作は、現時点では同シリーズの無限S660を予定しています。ボディーカラーは、今個人的に気になっているアノ色にしようかと考えています。