まぁ、何とかなるっしょ!

模型製作とクルマのみならず、このところはキャンプにも目覚めてしまった、アウトドア寄りのインドア派人間が綴るブログ。

タミヤ NA1 NSXタイプR 完

2019-10-20 00:22:03 | タミヤ NSXタイプR(NA1)

 

 

ホンダを代表する「タイプR」シリーズの原点。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1990年9月に登場したジャパニーズ・スーパースポーツ初代NSXの走りをさらに極めた軽量化モデルが、1992年11月に追加されたこのNSXタイプR(通称92R)です。

 

 

タイプR専用色のチャンピオンシップホワイトのボディーカラーに赤バッヂという、今ではすっかりお馴染みとなったタイプRのアイコンも全てここから始まりました。

 

 

外装面での変化はあまり大きくありませんが、快適装備を大幅に削減しつつ各部でグラム単位での軽量化が施されており、元々アルミボディーで軽量だったノーマルモデルからさらに120キロも軽量化。

 

 

5MT車のみの設定で、内装面ではレカロ製フルバケットシートとMOMO製ステアリング、チタン製シフトノブが特徴的で、オプションでカーボンパネルも用意されるなど、レーシングカーを思わせるような装備になっています。

 

 

搭載されたエンジンC30Aはスペック的にはノーマルモデルと変わらないものの、レーシングエンジン同様のチューニングが施されることによって、さらに鋭い吹け上りとレスポンスを実現。流石「エンジンのホンダ」です。

 

 

そのスパルタンで刺激的な走りは、あの伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナも大絶賛だったようです。

 

 

販売期間はわずか3年ほどでしたが、約7年後の2002年5月にNSX-R(NA2型、通称02R)として再び復活しました。

 

 

タイプRシリーズとしては、のちにインテグラやシビックと言った量産モデルに追加され、現在まで脈々と受け継がれています。

 

 

 

 

 

さて、かなり久しぶりとなったタミヤ製キットです。

 

 

このキットは2011年頃を最後に全く再販されておらず、私は近所の中古ショップにて偶然新品未開封品を発見し、購入しました。エッチングパーツやマスキングシートが付属していない方の、さらに古いキットです。

 

 

以前ノーマルを製作したとは言えども、低く流れるようなボディーフォルムの再現や、リトラクタブルヘッドライトの開閉ギミック、エンジンや足周りの細かい再現など、やはり素晴らしいキットだと改めて感じました。実車の雰囲気そのままの惚れ惚れするカッコ良さで、古くても傑作キットだと思います。

 

 

ボディーカラーはもちろんチャンピオンシップホワイトです。今回はいつものクレオスグランプリホワイトではなく、タミヤラッカーのレーシングホワイトを使用しました。

 

 

始めはちょっとアイボリーが強過ぎるかな?と感じましたが、こうして見ると中々いい感じです。

 

 

今回は途中ボディーの破損や塗装ミスによるシンナー風呂ドボンといった大きなトラブルに見舞われ、久しぶりに心が折れかけました。私はどうやらNSXのキットとは相性が良くないようです(笑)何とか完成させることが出来て今はホッとしています。

 

 

後半は新旧NSXということで、以前製作したノーマルNA1と現行NC1、そして最新のタイプRであるFK8と並べてみました。

 

 

初代NSXは実は私と同い年で、来年めでたく発売30年(ちなみに今年はS2000や初代インサイトの発売20周年でした)を迎えます。まだちょっと早くね?と思われるかもしれませんが、そのアニバーサリーとして今回製作出来て良かったです。

 

 

歴代タイプRに関しては、未だにキット化されていないFD2とFN2を除き、これでコンプリートでしょうか。何か1個あったようななかったような・・・。

 

 

近い内にこれまで製作した歴代タイプRをまとめてみたいですね。

 

 


タミヤ NA1 NSXタイプR その6

2019-10-19 01:05:45 | タミヤ NSXタイプR(NA1)

長かったタミヤNSX-Rもようやく完成が見えてきました。

 

 

悲劇を乗り越え、台風にも負けず、前回ようやくルーフ等の塗り分けまで終わりました。残すは大きな所で言うとテールランプとウインドウパーツの処理ぐらいしかないので、製作記を書こうかどうか迷いましたが、記録として一応残しておきます。

 

 

 

 

まずテールランプ。再販以前の古いキットですので、マスキングシートなどという便利なものは当然付属しません。

 

 

良い方法が思い浮かばなかったので、結局いつものやり方で塗り分けることに。

 

 

まずクリアパーツの表側全体にガイアのクリアーレッドで全体を塗装してからマスキングして、薄め液を付けた綿棒で塗装を剥がします。

 

 

 

 

再びマスキングしてクリアーオレンジを塗装しました。

 

 

 

 

デカールも貼ってこんな感じに。

 

 

 

 

 

 

 

ボディー側にはミラーフィニッシュを貼っておきました。

 

 

 

 

 

いつまで経っても上手くならない、毎度毎度苦手の黒セラ塗装。ここも自力で塗り分けが必要な箇所です。

 

 

特にここしばらくは塗装済みキットレジンキット製作ばかりでしたから、完全に感覚が鈍ってます(笑)

 

 

 

 

リアガラスはRがキツいこともあって、結構マスキングが難しいんですよね。今回は2、3回に分けて少しずつタミヤラッカーのフラットブラックを塗装していきました。

 

 

 

 

ボディーへの固定は両面テープにしました。

 

 

このキットはウインドウパーツの接着しろが小さいため、接着剤だとうまくボディーに固定できず隙間が空いたり、うっかり表面にはみ出して塗装面を汚してしまうといったリスクが大きいからです。

 

 

ドアミラーとワイパーの取り付け。

 

 

 

 

ここは特に問題無し。

 

 

 

 

エンジンフードにはメッシュを貼るようになっています。再販版ではエッチングパーツに変わっているようですね。

 

 

タイプRのキットでは、完成後もメッシュ越しにエンジンルーム内を見ることができるので、このパーツ自体はボディーに接着してしまいました。

 

 

 

 

さて後はもうシャーシと合体させるだけです。ここまで本当に長かった。

 

 

諦めなければいつかは完成するんですね!(マイザーやDC5から目を背けながら)


タミヤ NA1 NSXタイプR その5

2019-10-16 22:13:14 | タミヤ NSXタイプR(NA1)

放置していた訳ではありません。失敗して大幅に遅れてしまっただけです。(言い訳)

 

 

今年一番の悲劇、Aピラーポッキリ破損&紛失事件の直後から、万が一の保険として購入していたもう一個のキットのボディーをまた1から作り直していました。

 

 

しかし、今度はボディーカラー塗装後のクリアーコートで失敗してしまい、泣く泣くシンナー風呂行きに・・・。

 

 

 

 

このような失敗は模型製作ではよくあることだ。それがどうした。スタートはそこからだ。綺麗に作ろうとすれば必ずしくじる。腹が立つ。だから寝る時間、食う時間を惜しんで何度でもやる。負けるもんか。 あれ?これなんてホンダのCM?

 

 

 

 

良い機会だったので、水吹きとエア漏れが段々酷くなってきていて、何とかこれまで騙し騙し使い続けてきたコンプレッサーを買い換えました。

 

 

 

 

 

今まで使っていたエアテックスAPC001Rの後継、APC001R2です。

 

 

また、どうせ再塗装するならばと、ボディーカラーに使用する塗料もクレオスのグランプリホワイトからタミヤラッカーのレーシングホワイトに変更しました。

 

 

 

 

 

元々気になっていた色でしたし、インストではチャンピオンシップホワイトはレーシングホワイトの指示になっています。

 

 

 

 

結構アイボリーが強めの白で、悪くはありませんが、チャンピオンシップホワイトとして塗るならば、今まで愛用してきたグランプリホワイトの方が近いような気も。

 

 

赤バッヂデカールはさすがに劣化していて使用できなかったので、ジャンクのデカールを流用しました。

 

 

しっかり乾燥させてから研ぎ出して、鏡面にしていきます。

 

 

 

 

 

 

その後マスキングしてルーフや前後バンパーなどを塗り分けました。またピラーを折ってしまわないか内心かなりヒヤヒヤでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スミイレして、メッシュやリトラを取り付け、

 

 

 

 

3度目の正直で、ようやくピラーを破損する前の状態まで辿り着きました。

 

 

 

 

もう作り直しは勘弁です(笑)

 

 

次回、テールランプの塗り分けとウインドウパーツの塗装です。完成まで突き進んで行きます!

 


タミヤ NA1 NSXタイプR その4

2019-09-22 01:00:58 | タミヤ NSXタイプR(NA1)

さて突然ですが、皆さんここ最近ショッキングだった出来事ってありますか?

 

 

私はつい昨日経験しましたよ。

 

 

 

 

えぇ・・・(困惑)



はい、Aピラーをポッキリ折ってしまいました。しかも気が動転して折れたピラーを紛失するという・・・。

 

 

ということはまぁ、皆まで言わずともお分かりでしょう。

 

 

折角研ぎ出し、鏡面仕上げと終わり、

 

 

 

 

マスキングしてルーフを塗り分け、

 

 

 

 

バンパー等も塗り分けてスミ入れして、

 

 

 

 

フロントライト類を取り付け、

 

 

 

 

 

メッシュパーツも貼りました。

 

 

 

 

いい感じだったんですけどね。

 

 

 

 

はぁ(クソデカため息)

 


どうも私はNSXのキットが苦手なようです。ノーマルでもNC1でも盛大に失敗してます。

  

 

 

 

 

今年一番ショッキングな出来事でした。精神的ダメージが半端ないですね。

 

  

私の心もこのAピラーのようにポッキリと折れてしまったので、この連休中にどこか遠出して気分をリフレッシュさせようと思います。


タミヤ NA1 NSXタイプR その3

2019-09-16 23:45:19 | タミヤ NSXタイプR(NA1)

NSX-Rの内装に取り掛かります。

 

 

ノーマルとの変化が分かりやすいのは、外装よりもこの内装の方かもしれません。

 

 

キットはノーマルを流用している関係で、若干「おや?」と感じる部分が無い訳ではないですが、完成してしまえばそこまで気にならない感じです。多分。

 

 

 

 

 

まずはシート。レカロ製の軽量フルバケシートです。

 

 

 

 

 

キットでは腰部分のベルトホールが省略されていたので開口しました。実車同様、この穴にシートベルトとバックルを通すことになります。

 

 

シートバックはキアライエローとジャーマングレーを適当に混ぜたものを塗装しました。

 

 

 

 

マスキングして、ガイアブライトレッドを塗装しました。

 

 

 

 

この後デカールを貼って、フラットクリアーを吹いていきます。

 

 

 

 

 

バスタブ、ダッシュボード、ステアリング等、今回内装のメインカラーはジャーマングレーにしました。

 

 

 

 

あまり単調になり過ぎないように、若干ですが陰影を付けました。

 

 

 

 

実車では、ダッシュボードがフロントガラスに映り込んでしまうのを防ぐために、スエード素材が使用されています。フラットクリアーをいつもより多めに吹き付けてそれっぽく見えるようにしました。普段とそんな変わらないかも?

 

 

カーボンパネルとメーター部分にはクリアーを塗りました。

 

 

ちなみにこのスエード素材、暑苦しいだとか汚れが目立ちやすいというネガティブな意見が多かったようで、02Rでは採用されませんでした。今ならアルカンターラだったんでしょうか?

 

 

 

 

 

バスタブ。

 

 

 

 

多少グラデーションを入れた程度で、ほぼジャーマングレー1色です。フロアには黒いフェルトを貼っておきました。

 

 

チタン製シフトノブはもちろん塗り分けてます。

 

 

先ほどのフルバケシートと、シートベルトを取り付けます。

 

 

 

 

シートベルトはスタジオ27製。FK8や前作無限S660製作時に使用したものと同じです。

 

 

 

 

 

前回完成したシャーシと合体させました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走りに特化したタイプRらしく、レーシーでスパルタンな雰囲気です。

 

 

軽量化のためにエアコンやオーディオ関係といった快適装備はオプション扱いです。こんなクルマ、今ではそうそう無いのでは?

 

 

ある程度の快適さを犠牲にしてまで走りにこだわり、ノーマル比120キロもダイエットしたというのですから、ホンダはやはり変態(誉め言葉)です。

 

 

 

 

 

 エンジン側からも。

 

 

 

 

 

次回からいよいよボディーの仕上げに入って行きます。今月中の完成なるか?