決して地味とは言わせない。
タミヤからリリースされた新作キットのCBR1000RR-Rが非常にかっこよく、私自身最近バイクに興味を持ち始めていることもあり、初めてバイクプラモを製作してみました。
ホンダは元々2輪メーカーですし、現在ホンダ車オーナーでかつホンダ党を自負する身としては、クルマもバイクもやはりホンダにこだわりたいところ。
ということで今回選んだキットは、アオシマから発売されたMC18型NSR250Rの89年モデルです。たまたま中古屋で見かけて購入しました。
レーサーレプリカの伝説的存在とも言える前型”ハチハチ”に比べるとやや影に隠れてしまいがちなこの”ハチキュー”。
最高出力45馬力(建前上)を発揮する水冷2ストV型2気筒250ccエンジンを搭載し、リッターバイクをも脅かす驚異の加速力で当時最強最速の呼び声高かった88年モデルからわずか1年で大幅に改良が施され、速さと扱いやすさを追求したモデルとなりました。
また89年モデルではスラントノーズを採用。空力面に配慮しつつよりカッコよくなりました。
カラーリングは、当時あまり人気がなかったというブラック×シードシルバーメタリックの、いわゆるシードカラー。
青テラや銀テラと比べると派手さはあまりないかもしれませんが、落ち着いたカッコよさがあって私はこちらの方が好みです。
キット製作は悪戦苦闘の連続でした。
まずパーツが非常に細かい!
普段製作するカーモデルの2倍の1/12スケールのため、かなり細かい部分までリアルに再現されています。エンジン周りの精密感には並々ならぬこだわりを感じました。
細かい分組みにくい箇所も散見されます。
あちこち繊細な構造で、エンジンをフレームで挟み込むところやアッパーカウルの取り付けには難儀しました。
また、特徴的なシルバーとレッドのパターンはデカールでの再現となりますが、これが曲者で、デカール軟化剤でもうまく馴染んでくれず大変でした。失敗して部品請求もしました。
タンクなど一部パターンはどう足掻いてもデカールオンリーで綺麗に仕上げるのは難しく、諦めてマスキングして塗り分けました。
12月に88と共にめでたく再販されるらしいこのキット。正直バイクプラモ全くの初心者である私が手を出すには少しばかり難易度が高かったかもしれません。ですが色々勉強になりました。
途中で詰み(積み)かけつつも、何とか完成まで辿り着くことが出来て、達成感でいっぱいです。
それと同時にバイクプラモの楽しさに目覚めてしまいそうです。詰み(積み)かけたFN2から目を反らしつつ。
次はもう少し作りやすそうなタミヤのキットに挑戦してみたいものです。
後半はおまけでスケールが同じ(?)と言われるFAGを並べてみました。以前製作した轟雷とスティレットです。
ついでに積みプラ消化で今年のGWに仮組みだけして放置していた白アキ子さんも乗せてみました。
白アキ子をライダー風に改造して乗せる…アリだと思います。