クラウドという。
AIという。
スマホがある。
スマホが日常に食い込んでて生きることの中枢を侵食する。
自分の重要な情報を吸い上げるスマホに変化した。
自分という生き物がスマホの中に情報として取り込まれていく。
身体とりもスマホの中の情報が自分自身になってしまう。
肉体はただの入れ物、その情報が大事な世の中になっていく。
身体がそこにあっても情報が伴わないとその身体を支配する世の中の認識が無いことになる。
その情報は昔は証明書だった。
それからカードになった。
それからスマホの中のデータになった。
そのデータがインターネットで世界と繋がった。
繋がると目覚めるコミュニティという化け物。
肉体のコミュニティは消えて、インターネット上のコミュニティになった。
従って、インターネットの中で生きる個人を証明することが基礎。
しかし、世間にはたいてい泥棒がいる。
それはインターネットの中に入り込む。
そして個人を盗んでいく。
私が盗まれたらどうなる?
肉体を表す「私」が消えて、泥棒が入手する。
私は消える。
消えたらどうなる?
証明が難しい。
そもそものところから辿っていかないと見つけられない。
現代の世界情勢の中で、日本という国はまだ遅れてるから、今のうちはそれができる。
世界がもっと繋がって、混沌になると、おそらくもうそういうことができない。
つまり個人情報が盗まれ消えてしまえばもう取り戻せない。
肉体はただのモノになる。
そこにある何かしらの生き物でしかない。
戦乱国の死体と同じになる。
食い物を得るのも一苦労になる。
日本の国に居ても、どこの誰でも無いから。
浮浪者はまだ特定できるかもしれない。
が、日本が世界と繋がる昨今の世間の方向は止まらないだろう。
地球の裏も表も無くなる。
私は誰なのか。
希薄になる世界情勢。
人の価値は時代を逆行していく。
人間の価値はただの生き物でしかなくなる。
じゃあ何が重要?
データ。
データが支配する。
情報という。
それに一番近いのは何か?
AI.
未来は人の世では無くなる。
そこに向かって邁進する。
今の時代に何かできることがあるとすればなんだろう。
今の時代を壊すことか?
それは一体何を意味するのか?
最初に記載した言葉、クラウドと書いた。
人々はクラウドを絶賛してる。
それでイイのかな。
このままの未来でイイのかな。
さて?