キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

雨の中散々の山行

2016-07-15 23:16:00 | 登山・トレッキング
  
4ケ月ぶりの登山は平日でしかも雨降りだったので他に誰もいないだろうと一人静かな山に浸りに出かけた。雨の中、ニッコウキスゲが優しく迎えてくれた。
暫らく歩いていると上から女性登山者が一人で下りてきた。話を聞くと団体で縦走中の仲間と上の避難小屋で落ち合う予定が雨で視界が悪いのであきらめて途中で引き返してきたとのこと。上まで行くかと聞かれたので頷くと彼女も上まで同行すると言う。暫らくぶりの山なので体力の不安はあったが散々通った山でもあるし、ためらうことなく先導を引き受けた。ところがこれが大きな過ちであった。普段一人歩きが突然同行者が現れしかも女性、意識しないつもりでもおのずと歩調に力が入る。
道が狭くなり少し藪漕ぎをするが、こんな道もあったっけ程度に考え歩を進める。暫く歩くとどうもおかしい、道はどんどん藪になり沢まで現れる始末。不安になって後ろを振り返るともう道らしきものは見当たらない。やってしまった!こんな時下手に動くとますます深みにはまるということもあるし...ゴメンナサイ、道案内のつもりが...
女性登山者はあちこちの山を歩いているだけあって一転して頼れる存在となった。どんどん先頭を切って険しい藪の中を登って行く、こちらは息せき切ってついていくだけ、なんという体たらくか、情けなや!ほどなく彼女から「出ましたよ道に!」の声、安堵した瞬間でした。
すっかりスタミナと時間を使わせてしまい、彼女は下へ降りるとのこと。本当にコメンナサイ。
普段と違うペースになると自分を見失い冷静でなくなる、これが山では命取りとなる。今回もまたいい教訓となりました。




  
山頂からの下山中、避難小屋で昼食。この後また大変なことが...





なんとMEINDLの靴底がぱっくりと口を開けてしまったのだ。


補修するものは何も持ち合わせていなかったので、靴紐をほどいて応急処置をして雨の中グチャグチャの泥まみれになりながら下った。剥がれた場所が麓に程近かったので不幸中の幸いであった。
ただ、車にたどり着いた時点で靴底は両足とも一片も繋がっていることなく、全て剥がれてしまっていた。これがもっと険しい山でもっと標高の高い場所だったらと思うとぞっとする。

久しぶりの山行は散々であったが、これらの事を教訓として今後の山行に生かしたい。