共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

暑いよネ…

2014年05月31日 19時56分01秒 | 日記
今日も暑い一日になりました。何しろ5月中にもかかわらず、厚木でも最高気温が30℃に達しましたので…(;´д`)。

今日はとにかく涼しい喫茶店で、ひたすらデスクワークに励むことにしました。そうしたら、道すがらの店の換気扇のところに、エサをくわえたまま留まっているツバメがいました。

どこからか雛のピーピー鳴く声が聞こえていましたから、そう遠くないところに巣があるのでしょう。しかし、さすがの親ツバメも、ちょっと休憩しないとやっていられないような暑さだったということなのでしょう。

この後、カメラのシャッター音に驚いて飛んでいってしまいましたが、頑張って元気な子達を無事に育て上げてくれればいいな…と思いました。
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今日の《cafe32゜F》

2014年05月30日 22時08分33秒 | 日記
先週発表会の代休だったので、2週間ぶりのあざみ野です。今日はあざみ野でも27℃くらいまで気温が上がったようで、かなり暑く感じました。

そんな暑さの中で久しぶりに伺ったら、結構久しぶりにココアシフォンケーキが登場していたのでお願いしました。プレーンシフォンもさることながら、ほんのりとした苦味の効いたココアシフォンは、やはり美味しいです。ドリンクは暑さに負けてのアイスコーヒーです…_| ̄|○。

昨日に引き続き、今日の生徒達も発表会後の燃え尽き症候群で殆ど何も練習していない様子でした。『せめて音階練習くらいしておいてよ…』と、先生は一人、心の奥底で叫んだのでありました…(;_;)。
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デカッ!Σ(゜ロ゜ノ)ノ

2014年05月29日 20時58分34秒 | 日記
発表会から早10日ほど経ちましたが、『どうしたかなぁ…』と思っていた出演生徒は案の定ホンワリとしていて、そして案の定、何にも宿題をやってきていませんでした…ε~('ヘ`)。そんな状況を打開すべく通常のビシバシレッスンを展開して、今日も無事に教室を終えました。

たまプラーザ駅まで戻ってきたら、視界の端に何やら巨大なものが見えたので『何だろう?』と思って近づいてみたら、月イチ出店のブースにテディベアのお店が入っていて、その入り口にこんな巨大なテディベアが立っていました。詳しい大きさは分かりませんが、台座に乗っていることを考慮しても大体2.5mくらいはありそうです。さすがにここまでデカいとお世辞にも『カワイイ』とは言いにくく、特にちびっ子達はかなり遠巻きに見ていました。

それにしても、今月始めからずっとここに立っていたらしいのですが、今日に至るまでこんなにも巨大なものに全く気づかずにいた私って一体…。
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こりゃ大変だ…

2014年05月28日 18時58分00秒 | 日記
発表会が終わって代休期間も終わり、今週からまた通常モードのレッスンがスタートしています。あれほどあれやこれや悩みながら臨んだ発表会も、終わってしまえば一つの通過点となりました。

ところで、また新たにレッスンを進めていく上で、何かやりたい曲があるかどうか生徒達に聞いてみました。殆どは教本の続きをやっていくことに異存はないのですが、一人「《千本桜》を弾きたい」という子がいて、一瞬「う、ボカロかぁ…」と怯んでしまいました。《千本桜》というのは黒うさPさんという方がボカロ、つまりボーカロイド(VOCALOID)ソフトの初音ミクに歌わせてネット上で大ヒットし、今なお支持され続けている楽曲のことです。

試しにYoutubeで『千本桜』と入れて検索してみると、オリジナルの初音ミクのバージョンの他に、膨大な別アレンジの動画が出てきます。楽器もののアレンジで一番多いのがピアノでの演奏によるものなのですが、数こそ少ないものの、ヴァイオリンソロや弦楽四重奏といったストリングスのアレンジも見受けられます。前出の生徒も、下に添付したような動画を見て「自分でも弾いてみたい!」と思い立ったようです。

私も一応先生として「知らんε=(`ヘ´)」とテンとしているわけにもいかないので、とりあえず動画をいろいろとチェックした上で楽譜の所在を検索してみました。しかし、ピアノ用の楽譜はそこそこ刊行されているのですが、ヴァイオリン用となると全くヒットしません。

こうなったら最終手段、そう『手で書く』だけです。

とりあえずピアノアレンジの楽譜を入手して、それを基にして書き換えようと思います。ただ、そのままだとイントロや間奏といったところのピアニスティックな部分がヴァイオリンでは不可能だったりもするので、その辺りにはいろいろと工夫が必要かと思いますが…。

でも、折角の生徒の希望を叶えるべく、先生頑張ります!


千本桜/石川綾子 AYAKO ISHIKAWA
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木陰の花

2014年05月27日 17時54分12秒 | 日記
早朝降っていた雨も日の出と共に上がっていましたが、午後になってまた雲が厚くなってきました。

そんな空の下、近所の木立の木陰でヤマボウシの花が咲いていました。ハナミズキによく似たこの花が咲くと、そろそろ梅雨入りだな…と感じます。

午前中に晴れたこともあって、空気中の湿度がかなり上がりました。こういう『重さを感じる空気』というのもまた、この時期の日本ならではのものと言えるでしょう。今日は夕方からまた雷雨も予想されていますが、さてどうなりますやら…。
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おかげさまで3周年

2014年05月26日 15時25分35秒 | 日記
本日5月26日をもちまして、当ブログは目出度く丸3周年を迎えることが出来ました\(☆^〇^☆)/。思い起こせば、初めて文章を載せたのが東日本大震災の年の今日でした。それから好き勝手なことを書き連ねて早3年、月日の経つのは本当に早いものです。

ところで、以前から「このブログのタイトルってどういう意味なの?」ということをよく聞かれます。そういえば殊更説明もしていなかった…ということが過去ログを見て判明しましたので、今回はそのことについて書いてみます。

この『共結来縁』というのは、奈良時代、聖武天皇の御代にいらした皇族の長屋王が作った四言絶句…山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…という漢詩の最終句です。長屋王は当時の中国・唐の僧侶に向けて千枚の袈裟を作らせ、その一枚一枚にこの四言絶句を刺繍させて贈りました。

それを見た揚州大明寺の僧鑑真は「此を以て思慮するに、誠にこれ仏法興隆し有縁の国也(これを見て思うに、日本は誠に仏法が大いに興隆した縁のある国である)」と感じ入り、後に不借身命の意の下に5回もの失敗を重ねて自らも失明までしながら、正しい戒律を伝えるという一大使命を果たすために、危険を賭して日本に渡って東大寺に戒壇を築いて受戒を行い、後に唐招提寺の前身にあたる学問寺『唐律招提』を開くことになります。

2011年…この年、東日本大震災が発生して未曾有の被害が生じ、私の周囲の環境も大きく変わりました。また、私事で大変恐縮ですが、震災の10日後に父が末期癌で他界しました。この年はちょうど母の十七回忌の年でもありましたので、この時に私は、震災によって価値観を覆された言いようのない無力感と、二親を亡くしてしまったという抗いようのない孤独感とに苛まれていました。

そんな時、複数の友人達が「こんな状況だからこそ、ブログを作って自分の言いたい事を勝手気ままに書いてみたら?」と背中を押してくれました。内心『そんなことできるような浮かれた気分じゃないし…いらんこと書いて炎上するかも知らんゾ!』とムッとしながらも、それでも『こんな閉塞した状況を打開する一助にできるのなら…』と重い腰を上げつつブログページを立ち上げ、タイトルを決めなければならない段になって、さてどうしようか?…と考えあぐねていた時、ふと腕にしていた腕輪念珠が目に留まりました。これは2010年の平城遷都1300年記念を祝していた奈良に旅行に行った時に、唐招提寺で購入したものです。

唐招提寺では1997年から2009年にかけて、国宝建築である金堂の、明治時代以来の大改修が行われていました。この腕輪念珠は、かつて金堂に使われていて、改修時に交換した古材の松の木で作られたものです(つまり、これを身につけるということは、唐招提寺の金堂を常に身につけているということになるのです)が、その親玉に御覧のように『共結来縁』という字が彫られていました。

複雑な現代社会を生きる私達の日々の営みの中では、挫折感を味わったり、無力感に押し潰されそうになったりする場面に遭遇することも多々あります。しかし、自分の上に広がる空の下には、住む場所は違っても、自分と同じような志を持って歩みを進めている人達が、きっと同じ天に浮かぶ月を見ている…何らかの検索をしていて、たまたまヒットしてこのブログに立ち寄って下さったそんな人達とも、同じ時代に生まれ来た縁を共に結んでいけたら…という思いから、この句をそのまま当ブログのタイトルにさせて頂きました。今は、ブログ開設を勧めてくれた全ての方々に感謝しています。

まあ、そうは言っても過度に堅苦しい感じにならないように、これからも好き勝手書き散らかして参りますので、今後ともお付き合いの程、何卒宜しくお願い申し上げますm(_ _)m。
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いいんですけど…

2014年05月25日 15時30分42秒 | 日記
今日は厚木の《さつきまつり》に出かけました。本当は金曜日からずっとお祭りだったようなのですが、あまりにも盛り上がりに欠けていたので気づきませんでした…。

これは厚木市の花であるサツキに因んだお祭りで、毎年この時期に開かれます。特に今日は本祭ということで、ヒーローショーや極真空手の演技披露といった様々なイベントが組まれています。その中で、一応中心的なイベントに位置付けられている…と思われるのが『みこしパレード』です。

これは文字通り、祭のメイン会場として歩行者天国になっている厚木中央通りを御神輿が練り歩くものです。今回は3基の御神輿が出ていました。

ところで、この御神輿は何処の神社のものなのか…パッと見た感じ、近隣の厚木神社のものではないので聞いてみたら、さつきまつり仕様に近隣の神輿保存会の御神輿と担ぎ手さん達が集まっているものなのだそうで、特に神迎えとかもしていないということでした。つまり、ただ担いでいるだけで中身は空っぽなのだそうですΣ(゜Д゜)。道理で御神輿に付いている提灯に『○○會』とか『△△連合』とかいった団体名が書かれているだけで、具体的な神社の名前がないな~と思ったら…。

まあ、一応お祭りとしても御神輿が出た方が華やぐし、何なら担ぎ手さん達にとっても夏や秋の本家本元のお祭りに向けての肩慣らしになったりもするのでしょうからいいんですけど、そんなことだけを理由にして3基もの御神輿をわざわざ引っ張り出すというのもどうなんでしょう?…と、大賑わいの通りの隅で一人考えてしまったのでした。
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OPEN!

2014年05月24日 14時01分11秒 | 日記
いよいよこの日がやってきました。昨年4月から耐震強化&全面改装工事中だった本厚木駅東口商店街とミロード中央館とが、《MYLORD EAST》という名前に改称して今日の10:00に装いも新たにオープンしました。

私はお昼頃に行ったのですが、既に御覧の人だかりが出来ていました。博多一風堂など一部の飲食店では入店待ちの長い列が出来ていて、『厚木って、こんなに人いたんだ…Σ(゜Д゜)!』と思ってしまうような混雑ぶりでした。

個人的に嬉しいのが、今まで工事で遮断されていた東口と中央口とがこのオープンでつながったので、また以前のように雨が降ってもバスセンターから中央口まで傘をささずに行けるようになったことと、以前とは比べものにならないほど綺麗なトイレができたことです。これで駅の利便性が一気に向上しました。

みんな熱にうかされたように各店舗に群がって食事をしたり買い物をしたりしていましたが、さて、この賑わいがいつまで続きますやら…。
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中華街名物カレー

2014年05月23日 22時38分42秒 | 日記
関帝廟での礼拝を終えて、そのまま関帝廟通りを横浜大世界の方に向かって歩き出しました。

道の中程に、大きな豚まんで有名な《江戸清》があります。しかし、今日はそのすぐ横にある細い路地を入ったところにある、知る人ぞ知る名店《保昌》で夕食を摂ることにしました。

ここの名物が、御覧の『牛バラ煮込みカレー』です。「あれ?アンタ昨日も六本木でカレー食べてなかったっけ「(゜ペ)?」というツッコミは無しでお願い致します(爆)。

インドカレーとは勿論、いわゆる日本のカレーともちょっと違っています。どちらかと言うと金沢のゴーゴーカレーに近いような黒っぽくて甘口のカレーは、中華スープベースに八角の香りと甘味が効いていて、水溶き片栗粉でとろみ付けしてあるのでご飯ともよく絡みます。具は玉ねぎと牛バラ肉のみで、口に入れると、柔らかくも噛み応えのある牛バラ肉の赤身が、繊維に沿ってホロホロと崩れていきます。

メインストリートから奥まったところにあるので昔はそんなに人がいなかったのですが、ここ最近TVで紹介されたりしているらしく結構人が入っていて、店内のあちこちに来店した有名人のサインが飾られていました。

勿論、正統派中華料理も大変美味しいお店ですが、それもさることながら、中華街随一の絶品カレーも是非一度召し上がってみて下さい。
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開運祈願

2014年05月23日 21時52分30秒 | 日記
元町を一往復してから、そのまま運河を渡って中華街に行きました。ちょうど関帝廟通りに入ったので、関帝廟に参詣することにしました。

関帝廟の創建は今から150年ほど前になるそうですが、関東大震災と第二次世界大戦、そして火事で3回焼け落ちてしまい、現在ここに建っている関帝廟は4代目のものです。

売店で特有の長い線香を買って点火してもらい、階段を上って指定された順番に大きな香炉の前に進み、3回礼をして線香を立てていきます。その後、堂内に進んで各壇の前にひざまづき、願い事をします。

ここに祀られている三国志の英雄・関羽は関聖君子という開運招福の神様になっているので、今後の開運をしっかりと祈願してきました。
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目眩く老舗

2014年05月23日 21時12分55秒 | 日記
ランドマークタワーを下りて、みなとみらい線で一気に元町までやってきました。チャーミングセールでもない平日の昼間なので、思ったほど人は出ていませんでしたが、それでも賑わっていました。

ここには雑貨の店や、写真に写っている『ラムボール』で有名な洋菓子の《喜久屋》といった老舗が数多く軒を連ねています。今回は《松下信平商店》という輸入雑貨店で、友人へのプレゼントを買いました。
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絶景かな、絶景かな!

2014年05月23日 21時04分21秒 | 日記
買い物を済ませて外へ出て、さてどうしようか…と思いながら空を見上げたら、視界に横浜ランドマークタワーがありました。ここの59階には展望室があるのですが、そういえば最近上っていないな…と思ったので、久しぶりに行ってみることにしました。

日本最速のエレベーターに乗って約40秒で、あっという間に59階に到着します。今年になって大阪のあべのハルカスに抜かれてしまいましたが、それでも地上296mからの眺望はなかなかの迫力です。写真はエレベーターを出た正面南側で、画面の右端辺りに赤レンガ倉庫があり、その向こうに横浜ベイブリッジが見えます。

快晴時には富士山や東京スカイツリーも見えるようですが、今日はちょっとガスっていてそこまでは見えませんでした。ただ、新宿新都心や昨日行った六本木ヒルズは霞みながらも見ることができましたので、今日はそれで良しとしました。
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キラキラ

2014年05月23日 20時46分39秒 | 日記
横浜から桜木町に移動して、先ずは駅の隣にあるTOCビルの中にある《貴和製作所》に寄りました。ここはスワロフスキービーズやアクセサリーキットを売っている店です。

ここでは貼り付けるタイプのスワロフスキーパーツを購入しました。何に使うかは…内緒です。
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今から着々と

2014年05月23日 20時25分17秒 | 日記
今日も発表会代休なので、買い物がてら横浜へ出ることにしました。

海老名駅の相鉄線のホームに行くと、時刻表に『特急』の文字が…。始めは見間違いかと思ったのですが、確かに列車の電光掲示にも『特急』と書いてありました。

それまで海老名から出る相鉄線は、ほぼ全て急行のみでした。しかし、数年後に相鉄線が東急東横線と相互乗り入れをするのに先駆けて、4月から特急・急行・快速・各停の4種類に変わったのだそうです。

特急に乗ると海老名→大和→二俣川→横浜のみの停車となり、海老名から26分で横浜に着いてしまいます。うまくつかまえられれば、かなり便利になりそうです。
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こども展

2014年05月22日 17時45分20秒 | 日記
満腹感いっぱいの状態で、六本木ヒルズの森美術館に来ました。現在、ここで《こども展》が開催されています。

これはパリのオルセー美術館とオランジュリー美術館との収蔵作品を中心に、19世紀初頭から印象派やフォービスム、キュビスムに至るまでの主だった画家達が、子供を主題に描いた作品を集めて展示しているものです。ポスターになっているのは写真にあるルノアールとアンリ・ルソーですが、他にもモネ、セザンヌ、ベルト・モリゾ、モーリス・ドニ、マティス、ピカソ、レオナール・フジタといった巨匠達の作品がズラリと並んでいます。

午前中に降ったドカ雨の影響か、或いは平日ということもあってか、会場内は『…へ?』と思うくらいガラガラでした。ただ、展覧会の内容としては、こういう言い方をしては申し訳ありませんが、想像していた以上に充実していました。

19世紀初頭の細密な作品から始まって徐々に印象派の作品へと進んでいき、その中心に写真右側のルノアールの作品が展示してあります。

この少女はジュリー・マネ、ウジェーヌ・マネ(画家エドゥアール・マネの弟)と、印象派を代表する女流画家ベルト・モリゾとの娘で、彼女も後に画家の道に進む人物です。この作品が飾られているコーナーには、他にも母モリゾが描いたジュリーの絵なども飾られていたのですが、孤を描く展示壁の中央に飾られたルノアールの作品は、その柔らかな色調と相俟って一際目を引きます。個人的には、彼女の膝の上でウニャウニャしているネコが萌えポイント高めです(^^;ゞ。

そこから近代絵画の父セザンヌや、モーリス・ドニにヴュイヤールといったナビ派の作品を経て、やがてマティスやドランといったフォービスムや、ピカソと彼の愛人だったフランソワーズ・ジローの描いたキュビスムの作品へと進みます。

面白かったのが、ピカソがジローとの間にもうけた二人の子供達クロードとパロマのために作った切り抜きの人形まで展示してあることでした。10㎝ほどのクロードと思しき男の子とパロマと思しき女の子の絵を色鉛筆で描いたものを切り抜いて指人形のようにしたものですが、描かれた線を観ると一目観て『ピカソだ…』と分かります。

これを観ていて思うこと…そう、つまり考えようによっては、彼等は巨匠ピカソの素描をオモチャにして遊んでいたことになるのですΣ(゜Д゜)!もっとも、どんな巨匠であっても子供達にしてみたら自分達のパパである…くらいの認識しかないでしょうから、何の不思議もないことなのでしょうね(^^;。

こどもがテーマの微笑ましい作品の並んだ展覧会です。6月下旬まで開催されていますので、興味のある方は是非足を運んでみて下さい。。
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