共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

懐かしのハヤシライス

2018年08月31日 23時30分23秒 | グルメ
今日もまた暑い一日となりました。そんな中、午前中は役所に銀行にと動いてから、午後は人と合う約束で中央林間に向かいました。

予定よりだいぶ早くに到着してしまったので、ちょっと遅めのランチを頂いておこうと思い、駅にあるフードコートに入りました。フードコートと言っても、ここにあるのは銀だこ(たこ焼き)とC&C(カレー)とケンタッキーフライドチキンの3店だけなのですが、今日はとりあえずカレーショップを利用することにしました。

C&Cは都営新宿線改札の横や京王線のり場の近くにあって、新宿で何か食べようという時には必ず候補のひとつに入っています。なので、大概のメニューは把握しているのですが、今回はカレーでは無くハヤシライスにしてみました。

いろいろとご意見もあるようですが、私は幼少期に祖父に連れられて銀座のたいめいけんや資生堂パーラーに行っていたこともあって洋食独特のデミグラスソースの甘辛さに何の抵抗もありません(私の周りには苦手という人が何人か見受けられるのですが)。ただ、一人で作るかというとなかなか手を出しませんし、外食する時でもメニューにハヤシライスが無いところが多いので、ちょっと淋しい思いをしていました。

C&Cにはハヤシライスメニューがあります。が、たまに

『当店では扱っておりません』

という場合があるので確認したところちゃんとありましたので、無事ありつけました^_^;。

さて、明日は久しぶりに小田急相模原のT☆ROCKSでライブがあります。お天気が心配ですが、楽しみです。
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やめて下さい…

2018年08月30日 22時58分13秒 | 日記
8月ももうすぐ終わります。が、暑さの方は相変わらずで、いい加減諦め混じりの気分ではあります。

そんな中でも、商業界は着実に次のシーズンに動き始めています。たまプラーザのイトーヨーカドーにも、このように秋を感じさせるディスプレイが登場していました。栗に柿に葡萄にと、秋の味覚満載の感じでなかなかよろしいのです。

が…

同じ並びには



あの下品な配色のケルトのお盆のディスプレイも飾られていました(-""-;)。

『秋』という大きな括りであればまだしも、この祭は10月末日なわけで、そんなものを夏休みも明けやらぬ頃から飾らないでほしい…というのが私の本音でございます。

もっとも、来週には9月に突入しているわけですから、遅かれ早かれこういう光景が街中に蔓延るのも時間の問題なのでしょう。それでも、せめて9月になってからにしてもらえなかったのだろうか…と思わずにはいられなかったのでありました…。
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スゴい理由ですね…(・・;)

2018年08月29日 21時52分32秒 | 日記
今日は一日中曇天模様だったので、いくらか過ごしやすかったように思います。それでも温度計に目を向ければしっかりと30℃になっていたのですから、人間の体感というものが如何に相対的なものであるかを実感させられます。

ところで、あざみ野の教室に向かう途中にある、いつも開いている靴屋が珍しくシャッターを下ろしていました。よく見ると、シャッターに何やら紙が貼ってあったので見てみると…

『娘の発熱の為休業』

という文言が…。

あまりの切実さに一瞬たじろぎましたが、こちらのお嬢さんが夏風邪でも召されたのでしょうか。或いはマイコプラズマかヘルパンギーナか、昨今脅威の麻疹か…。

それに『お嬢さん』はお店の中核を担うような大人なのか、それとも年端もいかない幼子なのかによっても状況が変わります。もし大人だったら、そのお嬢さん無しではお店が回らないということも考えられますし、小さなお嬢さんだったら付きっきりで看病しなければならないのかも知れません。

いずれにしろ個人商店をクローズするほどですから、余程容態が悪いのでしょう。何にもせよ、十分に静養につとめてもらいたいと思います。

と同時に、夏風邪や熱中症といった夏の様々な疾患に罹らないよう、私も気をつけようと思います…。
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ドカン!と玉ねぎ丸々一個カレー

2018年08月26日 23時18分54秒 | グルメ
今日も厚木は猛暑日となりました。家の中でじっ…としていても、真西向きの我が家は午後になると、冷房をかけているにも関わらず考えられないような暑さになるのです。

そんなわけで、今日はとりあえず猛烈な暑さから避難すべく、我が家を出てあちこちと彷徨っていました。やがて夕方を過ぎた辺りからさすがにお腹が空いてきたので、何処かで夕食を摂ることにしました。

すると、CoCo壱番屋の店頭に面白いメニューのポスターがあったので入ってみることにしました。それが『淡路島産玉ねぎ丸ごと牛カレー』です。

コンソメを煮含ませた淡路島産の玉ねぎが丸々一個ドン!と入っていて、辛味の効いたビーフカレーに程よい甘さを添えています。その周りにはフライドオニオンが散らされていて、味と食感のアクセントになっています。この丸ごと玉ねぎを食べるために別にフォークが用意されるのも、嬉しい心遣いです。

暑い夏に辛いカレーを頂いて、一人暑気払いと洒落込んでみました。しかし…一歩外へ出ればムンムンたる蒸し暑さが襲ってくる状況に変わりはなく、すごすごと家路を急いだのでありました。
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またしてもカフェで焼魚定食?!

2018年08月25日 23時53分06秒 | カフェ
連日お暑うございます。こう暑いと何もする気が失せますね。お勝手に立つのも億劫になります。

それだからというわけではありませんが、とにかく何処かで涼みたくて、動機が不純ながら《Cafeあつめ木》にお邪魔しました。ひと息ついたら意外と空腹なのに気づいて、ランチを頂こう…と思ったら、いつもより先客が多くいました。この暑い中、考えることはそう違わないようです。

とりあえず先客のオーダーをスタッフさんにフル回転で動いてもらって、その間にゆっくりとオーダーを決めようと思ってメニューを開きました。そうしたら、ちょっと興味深いものがあったのでお願いしました。それが『鮎の塩焼定食』です。先日もこちらで



えぼ鯛の塩焼定食を頂きましたが、今回はその第2回目です。

相模川で獲れた鮎が



今日は3匹のっています。鮎にはちょっと強めの塩がよく合いますが、こちらの塩焼にもしっかりと塩が振られていましました。

鮎はエラの裏から尻尾にかけて箸で押しほぐしてから頭を持って背骨を引き抜くと、肋骨が内蔵を抱えたままスルスルと抜けて身だけになります。あとは、ちょっと残った内蔵の苦味も味わいながらご飯と頂けば、最高の御馳走となります。箸休めの昆布の佃煮や胡瓜の浅漬と共に、美味しく頂戴しました。

今日は他のテーブルでも定食系のオーダーが多かったらしく、コーヒーの香りよりも味噌汁の香りの方がお店に充満していて、何だかカフェではなく定食屋に主旨替えでもしたのか…と思うくらいでした。重なる時は重なるものなのですね…。
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希代の愚祭 #厚木ジャズナイト

2018年08月24日 23時48分38秒 | 音楽
今日も昨日に引き続き、昨晩から午前中にかけて降った雨の湿気が残る、ジメジメした暑さに見舞われました。来週末には9月を迎えるというのに、どういうことなのでしょうか…?

さて、この時期になると本厚木駅に程近い厚木公園、通称ハトぽっぽ公園で《厚木ジャズナイト》が開催されます。今年も昨日と今日との2日に分けて開催されていました。

周りをマンションで取り囲まれた公園に、そんな環境に似つかわしくない音響設備の整ったステージを擁する公園があります。そこで、東京農大や東海大といった厚木市内並びに近隣の大学生サークルを始めとして、大小様々なジャズグループが入れ代わり立ち代わりして演奏します。周囲には公園の近隣商店からの出店が並び、和洋中様々な料理やアルコール類が提供されます。来場者はそれらを楽しみながら、洒落たジャズの調べに耳を傾けるのです。

と、ここまで書くとさもさも良さげな音楽イベントに思われるかも知れません。しかし、そこはさすがに野暮な厚木市が開催する音楽イベント、現実はそうはいかないのです。

まず、とにかく音のバランスが悪い。

先日の我々のアミューあつぎ前野外ライブの時もそうでしたが、担当者達は如何に音量を抑えて近隣住民からクレームが来ないかという一点のみに神経を尖らせています。しかし、いくらアンプの音量を絞ったところで、例えば上の写真のようなビッグバンドの場合には生音そのものがデカいのですからどうにもならないのです。なので、盛り上がるにつれて迫力を増していくホーンセクションと、アンプを通さなければならないベースやギター、キーボードとの間でバランスの隔たりが出来てしまい、折角天井に8つも付いている天吊アンプが宝の持ち腐れになっているのです。

それからローディ(設営スタッフ)の動きが悪く、一つの団体が終わってから次の団体が始まるまでに、エラく時間がかかるのです。彼らさえもっとサッサと動けば、各グループ共にもう一曲ずつくらいは演奏できたはずです。

毎年最後には



座間キャンプの米軍グループが出演して、本格的なジャズを披露してくれます。今年も小編成ながら、素晴らしい演奏を披露してくれました。

ですが、その時にも本番中にトランペット奏者が「返し(奏者が自身の音をチェックするために足元に置いてあるスピーカー)のボリュームを上げてくれ」と要求していたるのに一向に上がりませんでした。また、途中強風でサックスの譜面台が倒れてしまったのですが、ローディが見切れるくらい舞台の際まで来ていたにも関わらずそこで

『どうすんの?どうすんの??』

みたいにウロチョロするばかりで誰も立て直しに来ないため、最終的に業を煮やしたサックス奏者がブレイク中に自分で建て直すという、およそ音楽イベントを開催するに値しない痴態を晒したのです。

そして一番ダサいのは、ジャズナイトと謳っておきながら、会場をグルリと取り囲むマンションの住民への『配慮』から、まだ宵の口みたいな21時近くになると終わらなければならないのです。折角お酒も入っていい感じになってきた頃に、主催者から冷や水を浴びせられる…およそ大人の音楽たるジャズのコンサートのやることではありません。

このジャズナイトには地域の飲食業の振興という目的もあって、公園の近隣の飲食店が屋台を出して様々な料理やドリンクを提供しています。しかし、販促に一番いい時間帯にイベントを畳まれたのでは、地域振興も何もあったもんじゃありません。

第一、この音響設備の整った公園の周りにマンションが林立したのは公園が出来た後のことなのですから、そこの住民はそういうイベントを開催するであろう公園があることを承知の上で生活する義務があります。それなのに、一年のうちにたった2日しか行わない大人向けの音楽祭にガタガタ文句を垂れてくるとは、いい度胸と言わざるを得ません。

厚木市側も、そうした『近隣住民様』の申し立てにヘコヘコするあまり、今までにどれだけの音楽イベントを潰してきたことか…。

かつて20年くらい前に『ハーモニカの街あつぎ』という取ってつけたようなキャッチフレーズをぶち上げて、街を挙げてハーモニカの普及と定着を試みたことがありました。しかし、市のテコ入れも虚しく『近隣住民様』からのクレームによって公園が使えなくなってどんどん下火になり、遂に『ハーモニカの街あつぎ』構想ごと消滅してしまった…という黒歴史があるのです。そしてこのままだと、ジャズナイトも同じ轍を踏まされないとも限らないのです。

もし厚木市が今後も本気でジャズナイトを継続したいなら、

●せめて22時になるまで開催できるように近隣住民様を説得して、真に地域振興に貢献できるイベントにする。

●近隣住民様のクレームを気にしなくて済む荻野の山の中にある運動公園で開催し、市でシャトルバスを用意する。

のどちらかにするべきです。そうでなければ、いずれこのジャズナイトも新たな厚木市の黒歴史になりかねません。
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どど〜ん!と豆腐一丁蕎麦

2018年08月23日 22時48分48秒 | グルメ
はぁ…(;´Д`)〜3

先週の爽やかな秋空は何処へやら、予報通り蒸し暑い残暑がぶり返してきました。折角ホットコーヒーが心地良い季節になったかと思っていたのに…。

この時期になると…というか、特に暑い時に個人的に起きがちなことなのですが、どうも私は夏場に小麦のもの…パンとかパスタとか饂飩とか素麺とかよりも、米や蕎麦の方が腹に受け付けやすいような気がします。特に蕎麦は、この夏ほぼ毎日食べている気がします。

ところでこの時期、小田急線の駅にある駅そば《箱根そば》に毎年登場するのが『豆腐一丁蕎麦』というものです。御覧のように、冷たいぶっかけ蕎麦の上に絹ごし豆腐が丸々一丁どど〜ん!とのっているという、実にワイルドなメニューなのであります。

豆腐には長ネギとおろしショウガ、蕎麦にはワサビと揚げ玉と削り節が添えられています。豆腐は蕎麦つゆで頂いても美味しいのですが、私は豆腐に、カウンターに置いてあるお醤油を少量垂らして頂きます。ショウガの効いた冷奴と、たぬきそばのように蕎麦つゆを吸った揚げ玉の風味がたまらない、食べ応えのある一品です。

今日は夜半から強めの雨が降るとか。そんなジメジメした空気の中でも美味しく頂ける蕎麦を食してエネルギーチャージを完了し、灼熱のたまプラーザの教室に向かったのでありました。
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ひんやり桃のかき氷

2018年08月22日 21時50分10秒 | カフェ
天気予報通り、今日から段々と不快な残暑がぶり返してきたような気がします。週明けには必要の無かったハンカチの替えが、今日は手放せなくなっています。

厚木もなかなかの暑さでしたが、あざみ野に田園都市線が到着して電車のドアが開いた時、車内になだれ込んできた熱風を無防備に全身で受け止めてしまった私は卒倒しそうになりました。やはり横浜市の暑さは尋常ではありません…。

とりあえず教室に荷物をとっ込んで冷風にあたって落ち着いてから、教室近くにあるカフェ《Knopf》に行きました。お目当ては勿論、かき氷です。

相変わらず満員御礼状態の店内に入ってから、今回は前回フラレた桃のかき氷をオーダーしました。

専用の機械でフワフワにかいた氷の上に、お店特製の桃果肉入りシロップがふんだんにかけられています。とろみのある濃厚な桃シロップと、『純氷』という濁りの全く無い無色透明な氷を削ったかき氷とが口の中で合わさると、まるで冷たい桃のジュースを頂いているような心地になります。食べ進めて頭がキンキンしてきたら、添えられた温かいほうじ茶を頂くとスッ…と頭と口の中とが落ち着き、また食べ進めることができます。

これだけのボリュームを維持させるためにオーダーを受けてからひとつひとつ手作業で丁寧に作られるため、実際に目の前に運ばれてくるまで時間がかかります。それでも、氷の間にまでシロップが挟み込みれたこの仕上がりを見れば、待ち甲斐があるというものです。

何事もそうですが、こうした秀でたものをもっているお店は強いです。かき氷に特化したアットホームなカフェ、横浜市あざみ野においでになったら、一度お試しになってみて下さい。
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久々に泣いた高校野球~【第100回甲子園】金足農×大阪桐蔭 

2018年08月21日 23時34分30秒 | 日記
いやぁ…泣いた、泣きました。

今日の高校野球決勝戦、金足農業×大阪桐蔭の試合、観てました。元東北人として、また個人的にエースの吉田君と同姓なこともあって、特に横浜高校を下してから金足農業に思い入れがありました。

そして決勝は予想通り大阪桐蔭との対戦。相手は日本全国から優秀な選手をスカウトしまくり、Uー18日本代表選手を5人も抱えている私立強豪校。対する公立高校の金足農業はUー18選手はエース吉田投手ただ一人。はじめから嫌な予感はしていました。

試合開始から吉田投手の乱調が目に見えてきて、辛くて仕方ありませんでした。それでも、かの大阪桐蔭相手に2点を奪った時には、勝手に一縷の光明が差した思いでした。

しかし…

エースを温存しておけた強豪校の前に、県大会から甲子園決勝まで一人で1500球以上投げ抜いた吉田投手は遂に力尽き、大阪桐蔭の圧勝で幕を閉じました。

一人で自宅で観ていて本当によかったと思うくらい、滂沱の涙を流して観戦していました。終わってから様々な場面で『いい試合だった』と健闘を讃えるコメントが出されましたが、やはり悔しいものは悔しいでしょう。それを彼らが口にしない…いや出来ない分だけ、ひとつひとつの言葉の裏に秘めた悔しさが滲み出てくるようで辛くなるのです。

吉田輝星君は、間違いなく今年のドラフト会議の目玉になることでしょう。彼の今後の野球人生に幸多からんことを願って止みません。それが、神奈川県の片隅に住まうオッサンからの、ささやかな願いです。

【第100回甲子園】金足農×大阪桐蔭 決勝戦ダイジェスト
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祖母の新盆に寄せて ~ いわきじゃんがら念仏踊り

2018年08月20日 19時11分10秒 | スピリチュアル
昨日、祖母の一周忌のことを書きましたが、一周忌であると共に特に今年は新盆でもありました。

私は福島県いわき市で生を受け、4歳まで暮らしていました。そのいわき市で新盆というと、必ず行われるのが『じゃんがら念仏踊り』です。

これはいわき市を中心として、北は原発事故で有名になってしまった楢葉町から南は県境を越えて北茨城市に至る地域に分布・伝承する郷土芸能で、鉦や太鼓を打ち鳴らしながら新盆を迎えた家の前で踊る独特の供養の仕方です。いわき市では単に『じゃんがら』と呼ばれていて、毎年8月の13日から15日にかけての3日間に、主に各地域の若衆によって踊られます。いわき市の無形民族文化財に指定されていて、夏には各地域の青年会や保存会によるコンクールも開かれるほど有名なものです。

じゃんがらの起源には諸説ありますが、江戸時代前期にまで遡ると云われています。

かつて一番有力とされていたのが、現在のいわき市四ツ倉出身の浄土宗の高僧で、芝・増上寺の第36世法主だった祐天上人が、村人達の慰安と念仏の普及を兼ねて「南無阿弥陀仏」の称名に歌の節をつけて、踊りと共に唱えさせたのが始まりとする説でした(因みに祐天上人が晩年を過ごしたのが東急東横線の駅にその名のある祐天寺です)。

しかし後になって、江戸明暦年間に磐城平藩の郡奉行として用水路の工事を指揮したりしていたにも関わらず、有らぬ罪を着せられて切腹させられた澤村勘兵衛勝為の霊を慰めるため、澤村勘兵衛の一周忌に彼が開基した利安寺で、当時江戸で流行していた泡斎念仏(ほうさいねんぶつ)を村人達が始めたという資料が発見されたため、今ではそれが起源であることが確実視されています。

地区によって形態の伝承方法が独特なので必ずしも一様ではありませんが、凡その特徴として地区の若者達10人前後の踊り手で構成されています(嘗ては男だけ踊られていましたが、近年は女の踊り手も見られます)。浴衣に長い白襷をかけ、手甲、白足袋、鉢巻を着けます。集団の先頭で長(おさ)を務める踊り手は弓張提灯を手にし、踊りの中心には紺地に白抜きで『南無阿彌陀佛』と染め抜かれた太鼓着物と呼ばれる布を巻きつけた太鼓を打つ踊り手が3人並び、他は全員で太鼓打ちの周りをぐるりと囲んで、鉦を打ち鳴らしながら歌い踊ります。一部の地域には、これに笛が加わるようです。

決して長く住んでいたわけではありませんが、やはり幼少期の記憶というものは根強いもので、この鉦の音は今でも覚えています。今でもこの時期になると、当時3~4歳だった私が、近所の大きなお兄さん達が歌い踊っていたじゃんがら踊りを見ていたことが思い出されます。もし長くいわき市に住んでいたら、間違いなくあの地区の踊り手になっていたでしょう。

今日一周忌を迎えた祖母ですが、遺骨を管理してくれている叔父の都合で北茨城市にあるお寺に埋葬されています。先程も書きましたが北茨城市にもじゃんがら文化が伝わっていますので、祖母の新盆に、実際にあるご家庭の新盆で踊られたじゃんがら念仏踊りの動画を送りたいと思います。

ショーとしての舞台芸能とは違った、福島に脈々と伝わる野辺送りの伝統文化を御堪能下さい。

2012.8.14 いわきじゃんがら念仏踊り
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祖母の一周忌によせて ~ モーツァルト クラリネット五重奏曲第2楽章

2018年08月19日 20時53分15秒 | 音楽
今日は、昨年他界した祖母の一周忌でした。正確に言うと明日なのですが、月曜日なので…。

昨日に引き続いてまるで秋のような爽やかな天気の下、粛々と読経が執り行われました。もしかしたら、また何処からか蝶々でも飛んで来やしないだろうか…などと思ったのですが、残念ながら今回はそんなスピリチュアルな出来事はありませんでした。

一頻り済ませてしまうと後は特にすることもなく呆然としていました。そんな時、ふと何処からかモーツァルトのクラリネット五重奏曲が聴こえてきました。

そういえば昨年の告別式の後、火葬場のロビーでうっすらとこの曲の第2楽章が聴こえてきたのを思い出しました。チェロの重厚なバスラインに乗って、クラリネットが切々としたメロディーを歌うこの曲がまるで故人の彼岸渡りを後押しするかのようで、涙が止まらなくなったことが今でも思い出されます。

そんなわけで、祖母の一周忌追善にモーツァルト晩年の名曲を送ります。リヒャルト・シュトルツマンのクラリネット、東京クワルテットの演奏でどうぞ。

Mozart clarinet quintet K. 581 in A major [2/4]
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ニューアイテム

2018年08月16日 23時16分35秒 | ネコ(=゚ω゚=)
今日は久々に知り合いと会って、ゆっくりとランチをしながら積もる話に花を咲かせました。本当は《Cafeあつめ木》に行きたかったのですが、生憎今日は木曜日で定休日だったため、ファミレスで済ませることとなりました。

その時に、

「ハイ、これ。」

と渡されたのが、上の写真のぬいぐるみです。

これはスマホアプリにある《ねこあつめ》というゲームに登場するキャラクターのひとつで『ろじゃーさん』といいます。格好からするに、どうやら○NE ○IECEの○ール・D・○ジャーに肖っているかのようですが、真偽の程は定かではありません。

ただ、



今までコンビケースにつけていた『まろまゆさん』というぬいぐるみが、白猫なこともあってだいぶ汚れが目立つようになっていたため、いい機会なので取り替えてみることにしました。すると、丁度コンビケースがブルーで、ろじゃーさんの装束もブルーなため、何だかいい感じにまとまって見えるような気がしました。なので、これからしばらくはこちらを装着して出かけることにします。

あとは、電車の扉に挟まれたり、誰かに盗られたりしないよう気をつけます…。
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平成最後の終戦記念日@靖國神社

2018年08月15日 23時16分18秒 | 神社仏閣
今日は8月15日、終戦記念日です。今から73年前の今日の正午にラジオから昭和天皇による詔、いわゆる『玉音放送』が流され、大東亜戦争に終止符が打たれました。

ここ数年、私は出来る限り終戦記念日に靖國神社に詣で、正午に昇殿参拝をするように心がけています。

幸いなるかな私の身内は、父方(軍需産業)も母方(常磐炭鉱検査役)も内地徴用ということで、召集令状が交付され男手が戦地に採られることはありませんでした。それでも、ここには先の戦争で様々なかたちで犠牲となられた約310万柱もの御霊を神として祀っておる御社でありますので、今日の日本の発展の礎となられた方々への感謝と鎮魂の念を申し上げるべく参拝しております。

うだるような暑さの中で二の鳥居と神門から続く長い参拝客の列に並んで待っていると、熱中症対策のミストが降り注いできたり、ところ何処に置かれた巨大な冷風扇の冷たい風が吹いてきたりと、昨今の酷暑の夏に向けた、参拝客への心遣いがありました。

そして、



拝殿前へと進んで参拝してから参集殿に向かい、どうにか正午の昇殿参拝に間に合ったので、受付を済ませて拝殿に昇殿しました。

こちらでは正午近くになると、すぐ近くにある日本武道館で行われている全国戦没者追悼式に天皇皇后両陛下がお出ましになる辺りからの様子を伝えるラジオの生中継が流れます。拝殿内でも一同起立してその時を迎え、ラジオの音声に合わせて国歌を斉唱します。

その後、内閣総理大臣の式辞が読み上げられている最中に、拝殿では本殿に向けて祓え言葉が奏上され、お祓いを受けます。

そして正午の時報と共に、1分間の黙祷が捧げられます。この時になると、外から聞こえていたお賽銭の音やガヤついた参拝客の話し声がパタリと止み、蝉時雨と鳥の声のみが境内を支配します。

黙祷を終えると、そのままラジオの音声で天皇陛下の御言葉を拝聴します。来年4月を持って、光格天皇以来約200年ぶりに御退位あそばすことが決定したため、今上陛下が天皇として全国戦没者追悼式に参加され御言葉を述べられるのは今年が最後となりました。そうした感慨も一入深いものがあったでしょう、居並ぶ参拝客は皆、陛下の一言一言を噛みしめるように拝聴していました。

御言葉が終わると、両国の相撲甚句保存会の面々によって追悼のための供養甚句が奉納されました。その後、順番に本殿へと進み、御神体である大きな鏡の前で二礼二拍手一礼を捧げ、退出口前の回廊で献杯を頂きました。

私が退出口に向かっていた時に、何やら神職が右往左往している一角がありました。何だろうと思って通りかがりに目をやると、石原慎太郎前都知事が覚束ない足取りで本殿に繋がるエレベーターに向かうところでした。あの意気軒昂な御仁もさすがに御老体になられて、本殿の階の段差もキツいのでしょう。それでも、昨年には無かった本殿へ昇殿するエレベーターがいつの間にか出来ていて、それを使って昇殿したようです。

それにしても、このエレベーターがスゴいのです。本殿域の雰囲気を損なわないようにエレベーター全体が木材で覆われていて、遠目には真新しい柱が一本建ったかな?くらいにしか見えないように工夫されています。この気遣いには恐れ入りました。

御老体を見送った後、



資料館である《遊就館》にも足を運びました。こちらには御覧のような零戦の実機や、泰緬鉄道で使用されていた蒸気機関車が置かれていて、間近に見ることができるようになっています。

入館料を払って中に入ると、様々な激戦地での様子や人々の戦中の暮らしぶり等が紹介されています。そして一番最後の部屋には、特攻隊を始め若くして命を散らせた御柱に、遺族から納められた花嫁人形が展示してあります。いずれも、恋することも儘ならず戦場に散った若き御霊に、せめてもお嫁さんを添わせてあげたいという御遺族の切なる思いが伝わってきます。

今年も境内には台湾民政府の皆様を始めとして、タイ・マレーシア・フィリピン・ベトナムといった、かつて戦場だった地域からも靖國神社にいらした方がありました。

よく、『終戦記念日に靖國神社に参拝することに、アジア諸国は反感を抱いている』と声高に宣う向きがあります。しかし、もしそれが本当だとするならば、こんなに多種多様なアジア圏の国々から参拝客が訪れていることを、どうやって説明するのでしょうか?そのことについて、彼らは口を噤んだままです。

『アジア諸国が反感を抱いている』のではありません。『《特定のアジア諸国》が反感を抱いている』のです。

その《特定のアジア諸国》、つまり中国と韓国がガヤガヤ言い始めたのも、戦後すぐからではありません。それまでは終戦記念日には昭和天皇も靖國神社に参拝され、私が覚えている範囲で大平正芳氏や鈴木善幸氏といった歴代総理大臣も参拝していました。中曽根康弘大勲位も就任当初は参拝していました。しかし、何故か1985年8月7日に朝日新聞が首相や閣僚の靖國神社公式参拝に関して政教分離や戦犯合祀についての社説を掲載し、翌週8月14日にまるでそれに乗っかるようにして中国が突然『閣僚の靖國神社公式参拝』に対してクレームをつけて来たのです。韓国青瓦台がその中国の言葉尻に乗っかってきたのは更にあとになってからでした。そして、何故か日本政府はそのクレームを真正面から受け取り、それ以降は総理大臣はおろか、天皇陛下ですら参拝することはタブーのような扱いになって今日に至っています。

それならば、私達は問わなければなりません。

『戦争が終結してから40年も経ってから首相や閣僚、国会議員の靖國参拝を中国共産党が《問題視》するようになるまで、鄧小平以前の毛沢東も周恩来も何故何事も言ってこなかったのでしょうか?』

もし、中国が本気で靖國神社参拝を国際問題にでっち上げたいのであれば、少なくともサンフランシスコ講和条約締結後くらいからでも、まだ戦争の傷跡深い中国国民として先ず声を挙げるべきだったでしょう。しかし1949年に建国した中華人民共和国の偉大なる指導者毛沢東も周恩来も何の文句も言わなかったのです。それを突然蒸し返すのに、どうして四半世紀以上もの時間を必要としたのか…彼らはこの極めてシンプルな質問に答えなければなりません。

答えは簡単です。

当時、カンボジア内戦に干渉してポル・ポト政権を追い出したベトナムに対し、ポル・ポト政権を支持していた鄧小平率いる中国共産党政府はベトナム軍への報復措置として10万人もの軍隊をカンボジアに派遣します。しかし、当初の共産党政府の思惑とは異なりベトナム軍からの予想外の返り討ちにあって、この軍事介入は失敗に終わります。そのことによって、中国国民の間に中国共産党政府に対しての失望感が拡がっていきました。また、来たる1989年の学生民主化要求運動、いわゆる天安門事件勃発に向けての萌芽が国内で散見されるようになり、中国共産党政府の足元は建国以来かつて無いほどグラついていました。

その時、国民の憤懣に対するいわばガス抜き策として中国政府は朝日新聞の社説を叩き台とした靖國問題をでっち上げ、『日本の戦争責任を問う』という錦の御旗を振りかざして中国国民の関心を国外に向けさせ、保身の材料に使ったのです。靖國神社参拝にケチがつくようになったのは、こうした中国の極めて国内的な事情に裏打ちされたものに他なりません。

そして、私達はそろそろ約13億人の中国人民にギャースカ言われっ放しになっている状況から脱却しなければなりません。そのために必要なのはプロパガンダでもファンタジーでもない、正しい歴史的時系列に基づいた正しい歴史的知識と見解です。それを持つことこそが『戦わずして勝つ』最短距離の方法です。

文部科学三流省は、いつまで立っても本当のことは教えてはくれません。もっと正しい時系列を把握し、堂々と論じていきましょう。それこそが、先の大戦で落命した多くの御霊に対する何よりの感謝と供養になるのです。

相変わらずの蝉時雨の中、御霊安かれと祈念して御社を後にしました。
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ひんやり夏汁粉

2018年08月14日 22時57分46秒 | カフェ
今日も日中は猛暑日となりました。こう毎日続くと、特別何も感じなくなっている自分に気づきます。

それでも、明日は都内に出るために今日のうちに出来ることをすべくあれこれと用を済ませていました。そして、一頻り用が片付いたので、そのまま《Cafeあつめ木》にお茶をしに伺いました。

着席してひと息ついてから、今日は冷やし汁粉とお煎茶のセットをお願いしました。

氷とレモンスライスが浮いたさらし餡のお汁粉の中には、白玉団子が隠れています。甘さ控えめの滑らかなさらし餡にはほんのりとしたレモンの風味が効いていて、実に爽やかな夏向けのお汁粉です。

美味しいお煎茶や箸休めの昆布の佃煮と共に、美味しく頂戴しました。

さて、明日は都内に出かけて参ります。
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密造酒(*¬_¬)完成?!

2018年08月12日 20時40分18秒 | 日記
今日は特に何も予定が無かったので、ひたすら布団の上でヌクヌク…いや、涼しく過ごしておりました。で、ふと時計に目をやると、何と夕方16時!

あぁ…と、まるで森山直太朗の『レスター』のように寝過ごしてしまったことを後悔しつつ、それでも過ぎ去った時間はどうしようもないので、とりあえず最低限の空腹を満たすものを買い揃えて、我が家でボンヤリしていました。

夕日に照らされる窓を見るとも無く眺めているうちに、ふと

『…そう言えば、うちの密造酒(*¬_¬)ってどうなったっけ?』

と気になりだしました。そこで久しぶりに明るいところへ引っ張り出してみたところ、上の写真のような感じになっていました。

前回ブログに載せた時と比べると、心なしか色が濃くなったような気がします。で、試しにロックにして飲んでみたところ…

『…ん?……………美味しい!』

と感じました。

以前に作った経験が無いので、果たしてこれが正解なのかどうかは分かりません。ただ、一応自分なりの印象として、これで一通り出来上がったものとして支障は無いのではないか…と思うようなものが出来ました。

そうは言っても不安が無いわけではありませんが、その辺りについては第三者の御意見を仰ぎつつ、最終決定を下したいと思っております。今暫くお待ち下さいませ。
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