こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

そんなもの落としてこないでくれ

2024年06月10日 | 日々思うこと、考えること
夜中の大雨は出かける時間には止んで傘をささずに出てくることができた。

駅のホームを歩いていたら横で突然大きな音何して、びっくりしてそちらの方をみたら、ベンチに座っていた女性の持っていた紙袋からビールのロング缶数本が落ちてきていた。
私だったら朝っぱらから缶ビールをばら撒いたらバツが悪いが、たまたまというのはよくある。

これを落とし物と言っていいかはわからないが、上から落ちてくるものなので落とし物といえば落としものの範疇だろう。
子供じみた(子供でもやらない?)攻撃というか嫌がらせで、聞いているだけでなんとも言えない気持ちがするが、これが悪臭、醜怪なものであるばかりでなく、生物兵器、化学兵器、核のゴミだったらとんでもないことだ。
韓国に住んでいる方が気の毒になる。

落とし物にはいろいろあって、お金の入ったお財布を忘れることだってある。
子供の頃、十円百円が道路に落ちていたのを近くの交番に届けたら、貯金箱のようなものに入れさせられたような記憶がある。
あれは、募金箱でもなかったから拾得物として受け付けるのが面倒で、電話代や交通費を忘れたような人に使わせてやるようなものだったのだろうか。

恥ずかしながら私もIDカードを落としたことがある。
鉄道会社に連絡をしたら届いていて、無事手元に戻った。
誰に拾われたのかわからないが、悪用された形跡もなくありがたかった。
出張のお土産を網棚の上に忘れてしまったなんてこともあって、その時はずいぶん遠くの駅まで取りに行った。

お金以外の場合、たいていの落とし物は拾った人にとってはあまり役に立つことはない。
持っていたいものというのは、自分が持っていたいものであって、人が必要としたものは案外不要なのかもしれない。
ましてや他人が不要になったものなど落としてくれないで欲しいものだ。
そんなことよく考える

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!








日本が貧乏になったというがこれじゃあね

2024年06月04日 | 日々思うこと、考えること
スッキリした青空。
天候不順は今日あたりで終わり、しばらく晴天が続くようで嬉しい。

やっぱりというか、いよいよトヨタなどからも不正問題が出てきた。
子会社が散々やっていて、その親玉が何もないとは到底思えなかったのでこれはもう想像の範囲内だが、やっぱりがっくりくる。

あるブロ友さんの記事に、”円安が進む日本は、タイやブラジルよりも「貧しい国」になっていた”というのがあって軽いショックを受けた。
30年間賃金を上げないできたツケが今になって出てきているのだろうが、それよりも不正を是とする企業文化が日本を代表する企業群にあったとすれば、それは驕り以外のなにものでもない。

ビッグモーターという中古車ディーラーの犯罪はその行き着いた先だが、金のためならなんでもありという文化は、不正を生む土壌となり、日本を覆っている。

なにも私自身が品行方正、いつも真面目にやっていると言えるかどうかは別としても、良心にしたがって仕事をしている。
ところが、”不正”に良心はない。

自民党の不正政治に続いて、日本を牽引してきた企業群の腐敗体質が明らかになったことは、真面目にやっている他の労働者の足を引っ張り、国力そのものを衰えさせる。
政治も産業ももう立ち直ることは難しいだろうか。
今回明るみになったことは、とても暗い気持ちにさせられる。
これじゃあね

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!





鶴を折りませんか?のあのひとを思い出した

2024年06月02日 | 日々思うこと、考えること
昼間はまずまずの天気だったが、夕方から大雨。
海岸沿いの美容院からは江ノ島が霞んで見えた。

家に帰ってきたら、妻に折り鶴を作るのを頼まれた。
鎌倉市のボランティア協会からの仕事(?)で、七夕の頃に鶴岡八幡宮などで飾られるものに使われるらしい。

折り鶴といえば、学生のころ渋谷駅あたりで、

 鶴を折りませんか?

と、新興宗教らしきもの勧誘をされたのを思い出す。
一度も折った覚えはないがあの時、私に折り紙を差し出した寂しげな顔をした女性は、今どうしているだろう。
妻は、

 男の人は折り鶴なんて折れないと思っていたから、頼まなかった

と、びっくりしていたが、流石にこれぐらいは手が覚えていると引き受けた。
でも、いざやってみると、久しぶりのことで、なかなか上手に折れなかったがなんとか15羽折った。

折ってみて、とても立ったままではできないということに気がついた。
あれはどこかの喫茶店にでも連れて行って勧誘する作戦の一つだったのだろうか。

こういうのは手作業

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!

顔を洗って出直してこいといわれた首相はそれでも立ち直るのか

2024年05月29日 | 日々思うこと、考えること
台風一過のような静けさ。
昨日の大嵐でわが家の鉢植えもずいぶん吹き飛ばされてしまっていた。
出勤前に、アン(犬)の散歩をしたら大量の落ち葉で、掃き掃除をしている方が多くおられ、挨拶しながら歩いた。
カラッとした暑さになるというが、朝のうちは蒸し蒸ししていて気持ちが悪くなった。

自民党は政治改革法案が依然としてまとまらずにいる。
先日、衆議院予算委員会で岸田総理は、自民党の政治改革案を、かつて故安倍晋三元首相との党首討論で総選挙を受けて立って華々しく敗れた立憲民主党の野田佳彦元首相に、  

「顔を洗って出直してこい」 

と批判され、完全に炎上していた。
その後、総理総裁に恥をかかせてはいけない、もしくはこれ以上答弁させては火に油を注ぐことになると考えたのか、下の若手議員が出てきて、余計に下手くそな対応をしていた。
とにかく裏金を確保したいと考えているのかもしれないが、自分たちだけは当選すると思っているのだろう。
とんだ正常バイアスだ。

議員個人個人が悪いわけではないが、自民党そのものがダメなわけで、そこに異議を唱える人が見えてこないのが残念だ。
野党も反自民として一枚岩になれないので、結局自民党政権は続くのだろう。
それにしても毎度毎度不祥事ばかり、政治にまつわることは古今東西こんなことばかりだと思うが、残念としか言いようがない。

岸田さんが何をどう考えているのかわからないが、にっちもさっちも行かなくなっているのは間違いないだろう。
果たして立ち直ることはできるだろうか、それともそこは政治家厚顔無恥にあらゆる批判嘲笑を乗り越え、秋の自民党総裁選挙に臨むのか。
期待してはいけない

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!



身動きがとれないでいる世界

2024年05月27日 | 日々思うこと、考えること
台風1号の影響なのだと思うが、強い南風が吹いていて、さらには湿度も高く、蒸し蒸ししている。
朝は北朝鮮が人工衛星を打ち上げるというアナウンスからはじまった。
またか、と思うが、ICBMの開発と考えたら身の毛がよだつ。

今、世界はこう着状態にあるようにみえる。
ウクライナが頑張っているのは大したものだと思う。
一方の勝手に攻め込んでいるロシアは経済制裁に対しても根を上げず、攻撃の手を緩めていない。
イスラエルによるガザ地区への攻撃も人道問題との間で決定力がない。
何よりハマスが人質をとったことに端を発しているのだから、人質が解放されなくては話は前に進まない。
イスラエルによる攻撃の意味はわかるが、ハマスの声明がわからないので何をどう考えたらいいかわからない。

日中韓3カ国の首脳会談が開かれているそうだが、有意義な話はできるのだろうか。
そもそも何をもって有意義というかがわからないので、結論を導くのは容易ではない。
日本と韓国は現状維持を求めていると思うが、中国は日韓そして台湾が仲良くするのは嫌だろうから、間を裂くためのことをするかもしれず、予断を許さない。

翻って日本国内は、というと自民党の甘えの政治と、各種凶悪犯罪の頻発が続いている。
ただ、昨日の静岡県知事選挙で野党系候補が勝利したというから、政治改革が少し進んでいるのかとも思う。

大相撲で大の里が優勝した。
久しぶりの横綱誕生と思わせてくれる大器で、これまた膠着状態にある相撲界を変革してくれることを期待している。
よく乗り越えた

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!

ちかごろ相次ぐ訃報に接し

2024年05月24日 | 日々思うこと、考えること
まずまずの晴天。
子犬のアンが4時半ごろに起き出してきた。
彼女も寝ぼけていたので、6時ごろまで2度寝した。
昨日、狂犬病のワクチンを打ち、散歩もOKということになり、今朝初散歩に出かけた。
すぐに何頭かの散歩する犬とすれ違ったが、ナイトやコロの時代の犬はどこにもおらず、アンも含め私たちはまるっきりの新参者になっていた。
犬の一生はせいぜい15年、人間の寿命から見ればあっという間に10年20年分が過ぎていることになるのだから、当然と言えば当然だ。

著名人、有名人という人の訃報が連日のように流されているが、中にはそれにどれほどの価値があるのだろうかと首を傾げたくなるようなものもある。
その人が活躍していた分野に興味がないからだが、では意味のある訃報とはどんなものかと考えるとこれまた適切なものは思い浮かばない。

いわゆる現役の人の場合、現場や関連するところへの影響もあるから、亡くなったこと自体がニュースとして重要性があるものの、その組織の中には必ず”代わり”がいて、組織自体は存続するから問題はないということになる。

芸能人の場合、たいていは旬を過ぎているので、その人のファンか懐古趣味の人以外は興味を持たないし、すでに引退している政治家は必ず失敗をした過去があるからその人を礼賛するような訃報に興味は持ちにくい(注;成功を収めた政治家がいたとしたら今全ての人が幸せである)。
その点、芸術家は生涯現役の人が多く、惜しまれて亡くなる人も少なくない。ただ、物故作家作品などといって亡くなったから値段が上がるという、訃報を待っていたかのようなこともなんだか切ない。

注意しなくてはいけないのは、マスコミが訃報を情報操作に利用するということだろう。
紙面、電波を割いてまで報道するからには、政治勢力、スポンサーの意向を忖度しているという一面必ずあって、それによって社会がどのような影響を受けるか、自分の考えがそれに流されてしまわないか、ということを確認する必要がある。
もちろん、これは訃報に限った話ではない。
ジョン・レノン

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!






言葉のオブラートで物事の本質を隠してはいけない

2024年05月21日 | 日々思うこと、考えること
朝のうちは霞がかかっていたが、出かける頃にはそれはすっかり消えてさっぱりした空になっていた。
昨日の天気予報で、”暑さの質が変わってきました”と言っていたが、いよいよ蒸し蒸しの暑さがやってくるのかと思うと、うんざりする。

相変わらずあちらこちらで凶悪犯罪が起きている。
その犯人の人となりを報じる報道で、知り合いという人などが、

  小学生の頃はおとなしくて目立たなかったけど、中学に進んでからはやんちゃになってましたね

などと答えているのをよく聞く。
この、やんちゃ、という言葉だが、本来小学生低学年までの子供に使うべき言葉だ。

飲酒、喫煙、カツアゲ、万引き、そんなのをするような中学生、高校生を表現する場合は、ぐれちゃってとかすっかり不良というようなより具体的な表現をするべきで、やんちゃなどという言葉を使ってはいけない。

やんちゃという言葉は、子供であることが前提であるから、なんとなく愛らしいイメージがオーバーラップしてくるが、そんなことは全くない。
言葉は正しく使わないと物事の本質が見えなくなるわけで、物事をオブラートに包んでいるようなものだ。

それにしても、やんちゃ、の誤用はいつから始まったのだろう。
2、30年前にはそんな使い方をしている人がいたのは確かなのでそのあたりか。
いまさら元には戻らないだろうが

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!



それぞれのところでそれぞれの人がいろいろ頑張っている

2024年05月20日 | 日々思うこと、考えること
午前中は大雨。
休みをとって来年2月に開催する学術集会の準備のために銀行口座の開設をした。

そもそも学術集会のお世話なんて引き受けなければよかったのだが、なんとなく流れでこうなった。
小さな学術集会なので大したお金が動くわけではないがこんな口座一つでも多くの人が動いていると実感する。

学生時代はそんなことあまり考えたことなかったし、医者になってからも誰も彼もがお膳立てしてくれているところで、仕事(私の場合は用意された標本を診断)をするだけだった。
上げ膳据え膳ではその準備をしてくれている人のことに気が回らないというか、そういうことが見えていなかった。
医者なんてずいぶん楽なもので、世間知らずだ。
こういうことが尊大というか、感謝の気持ちを持たない、そんな人が多くなってしまうのかもしれない。
それは私だけ?

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!







今日は1日寝て曜日

2024年05月19日 | 日々思うこと、考えること
1日中小雨が降ったり止んだり。
鉢植えのオリーブが満開。
可憐な花が良く見ると美しい。

なんだか疲れがでたのか、今日は1日寝て曜日。
市内の商店街ではボーダーの日というイベントが開催されていたそうだがそれに行くのも億劫だった。
フラットコーテッドレトリバーの子犬のアンとゴロゴロしていた。
大リーグ大谷翔平のことをここであれこれ言っても今さらだが、書き留めておきたいことがある。
人間として当たり前のことをしているだけだが、それがどれほど多くの人の尊敬を集めるか、それが世界共通であることを如実に示している。

 仕事にまじめに取り組む。
 仕事のためのトレーニングを一生懸命する。
 余裕があれば社会貢献をする。
 礼儀正しくする。

あげたらキリがない。
どれも当たり前のことだが、それができることが人間として大切。
このところの報道を見聞きしてそのことを実感する。
スーパースターである前に一人の当たり前の人間。
そんなことを教えてくれたのが大谷翔平、どこまで素晴らしい人間なのだろう。
当たり前にいよう

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!



物価高を実感

2024年05月18日 | 日々思うこと、考えること
今日はさわやかないい天気。
のんびりすごした。
午後になってコストコに買い物に行ったらどれも値段が上がっていてびっくりした。
値段が上がっているのはもとより、どれもお決まりのステルス値上げも。
容器のサイズダウンはもとより、形も変わっている。

コストコでの買い物はどうしても多くなってしまうが、こんなにスケールダウンしたら、普通のスーパーで買うのと同じになってしまうんじゃないかと、不安になる。
これで育ち盛りの子がいたら

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!



緑生い繁る国とそうでない国の住民の意識の違い

2024年05月17日 | 日々思うこと、考えること
気持ちの良い朝。
気温は上がるが湿度は上がらない1日になるようだ。
今日はジャケットを羽織って来なかった。
欧米式だと、ジャケットを着ないのは下着でいるようなものだ言われるが、日本の夏はそんなこと言っていられない。

昨日、少し年上の病理医と世間話をしたら、面白いことを言っていた。
まずは、新緑の話をして、日本というところがいかに水と緑に恵まれているかということから始まり、それに比べると欧米は緑も水も日本とは違うからという比較になった。
日本にしても東南アジアにしても、水と緑が豊富にあり、わざわざよその土地を求めなくてもいい。
それに比べてヨーロッパの緑はこういったものとは異なるという。
たしかに、北欧は針葉樹林だし、フランスもこんなに雨は降らないし、南欧はオリーブばかりのような気がする。
だから、色々なものを獲りに他所に出かけて行ったのが大航海時代だったのだろうと。
そして、他国の土地を分捕ることも。

 日本人て、世界征服を考えたことはないんじゃないかな

秀吉にしても、あれは戦国時代の終わりに武士の食い扶持がなくなってしまうからやったことだから、目的が違う。
中国にしても、基本的には国内に軸足を置いておき、そこから世界に出て商売をするのが基本的なスタンスだ。
その最たるものがロシアへの支援という名の商売だ。

通信機器、移動手段が発達してグローバル化が進んでしまったので、必ずしもこれまでの考え方を当てはめることはできないが、古くからの”傾向”みたいなものは保たれているだろう。

それにしても車窓から見える緑は日を追うごとにどんどん濃くなってゆく。
雑草も嫌というほど出てくるが、冬になれば枯れて肥やしとなって未来へと繋がってゆく。

こういう自然を享受している日本人に欧米や中東の人の考え方をしろと言われても、それは頭では分かっていても実行するのはなかなか難しい。
むしろこういう考え方を世界平和に生かしていくことはできないだろうか。
水と緑に感謝

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!

母の日もあと何回

2024年05月11日 | 日々思うこと、考えること
強風注意報が出るほどの風が一日吹き荒れた。
西洋紫陽花の鉢が1個飛んでいって割れてしまうほどだった。
鉢といってもプラの鉢なので大した額ではないが、後始末のほうが大変だった。

今日は母の日。
花屋の店先にはカーネーション以外にもさまざまな花鉢が置いてある。
今年はクレマチスの鉢を選んでプレゼントした。
母はずいぶん喜んでくれた。
こうして母の日に感謝の念を傳えることもあと何度あるだろう。
いつもありがとう

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!


名前を貶してしまうのはいとも簡単なこと

2024年05月09日 | 日々思うこと、考えること
昨夜は厚い雲で覆われていた。
東京・横浜の明かりに照らされた東の空はやけに明るかった。
雲はそのまま残り、朝から雨、気温も低い。
フラットコーテッドレトリバーの子犬のアンの早起きに合わせて、5時には家中の窓を開けたが、ひんやりしていて、彼女が夜のうちに移動して寝ていたソファーの毛布をかぶって、ドジャース対マリーンズの試合を視ようと思ったが、お目目ぱっちりとなった子犬が放っておいてくれらわけがなく、結局そのまま起き出した。
アンは各種トレーニング中で、最近はナイトの使っていたクレートに入って寝るようになったので、だいぶ進歩した。

連休中はテレビをつけている時間が長かった。
そうしたら、3日午後の民放のニュースで、1日にあった水俣病患者団体との話し合いの場での出来事が報じられていた。
木で鼻を括ったような環境省の担当官の言い訳、自分の新幹線の時間を言い訳にする環境大臣、という信じがたい言動が流されていた。
はじめはなんのことだかわからなかったが、困惑が絶望に変わるのにそれほどの時間は必要なかった。
その時はほんの短く報道されただけだったが、ついには大臣自らが謝罪することになった。
NHKがこのことを騒ぎ出したのは昨日になったからなので、あの報道を流した放送局がどこだったかは忘れてしまったが、よくやったと思う。

私は環境省という役所が嫌いではなかった。
役所に対して好き嫌いをいうのもどうかと思うが、少なくとも環境省は嫌いな役所ではなかった。
それは、環境問題に対して真摯に取り組み、環境汚染に対しても毅然とした態度で臨んでいる”様に”見えていたからだった。
殖産興業、経済活性化を謳うイケイケドンドンの省庁に対し、それこそクリーンな、清廉、誠実なイメージを持っていたし、大臣になってイメージアップに繋がった政治家も少なからずいたのではないだろうか。

ところが、今回のことで、これまで営々と築いてきた環境省のイメージは地に堕ちた。
その後の報道を見聞きすると、水俣病対策は遅々としており、患者さんの高齢化ばかりが進んでいるようだ。
ヒアリングの場を設けるというのは重要なことで、その場をきちんとしたものに見せることは関係者にとって極めて大切なことだったはずだ。
なぜ役人は余裕を持った時間設定ができなかったのか。
マイクの音を切るなど、小学生でもやらないようなことをなぜ思いついたのか。

宮城県出身の2世議員で、初入閣の71歳の大臣はなぜ、部下である役人の行動を糺すことができなかったのか。

 ”大切なのは、私の新幹線の時間ではない、この方達の声を聞くことだ!”
  
ぐらい言ったら、役人には嫌われるだろうが、そこに集まった人たちからは高く評価されただろう。
大臣自ら謝罪するというが、それだって次回の総選挙への対策の上べだけのもので、反省しているとは思えない。
そもそも何が悪かったのかわかっているのだろうか。
今回のことで、環境省という役所の根本的な立ち位置が明確になった。
そこに環境問題で困っている人間は存在しなかった。役所ありきだったのだと考えざるを得ず、とても残念で、悲しい。
覆水盆に帰らず

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!





結局その程度

2024年05月08日 | 日々思うこと、考えること
おとといの土いじりによる体の疲れは少しおさまったので、今日は気分よく目が覚めた。
バラがだいぶ咲き始め、いい香りがする。
空を見るといつもと少し違う雲がたなびいていた。
すじ雲というには高度が低いから、南から流された雲が波打っているのか、いずれにしても変わった雲の形だった。
これは今夜再び雨が降ることと関係があるのだろうか。

上野で手広く飲食店を経営している夫婦が、北関東の山林で焼かれて見つかったという事件、娘の内縁の夫が主犯格らしい。
この背後にさらなる黒幕がいるのかどうかわからないが、殺人に加担したことは間違いない。
なぜ、こんなことをしてしまったのか。

資産家の娘の内縁関係とはいえ夫として店も任せてもらっていたが、

 ”自分に店を任せてくれない。使いっ走りにされている”

とこぼしていたそうだ。

飲食業界の実情はよく知らないが、報道ではこの男まだ32歳。
使いっ走りであっても、何店かの管理を任されていたというのなら上出来ではないだろうか。

医者の世界で32歳なんて、修行が一段落していよいよ独り立ちしようかというところだ。
これは医者の世界に限らず、ほとんどの業種でそんなところではないだろうか。
色々考えるとあれこれの妄想してしまうが、どんな事情があったにせよ、そんな話が出たら体を張って止めなくてはいけなかったのに、その真逆のことをしてしまった。

20年、せめてあと10年でも”使いっ走り”の立場で修行を積めば色々学ぶことができただろうに、これではまるで金の卵を生む鶏を殺してしまった様なものだ。
結局のところその程度の人間だったということだろうが、32歳にして残りの人生を棒に振ってしまうとは、ずいぶんもったいないことをしたものだ。
元には戻せない

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!

連休明けと五月病

2024年05月07日 | 日々思うこと、考えること
連休明けは雨。
明日明後日も天候は不順で、週末に天候は再び良くなるという。
ゴールデンウィークに頑張った観光業界の人たちはホクホクだろうか、それとも人手不足でそれどころでは無いか。

鎌倉への人出はどうだっただろうか。
妻を1、2度駅まで車で送り迎えして、そのついでにスーパーに行ったが、それ以外では街なかに歩いていくことはしなかった。
だが、近くのパン屋までアンを抱っこして歩いた時は、ずいぶん多くの人が来ていたのでさぞ賑わったことだろう。
その車だが、連休中道路は比較的空いていた。
横横(横浜横須賀道路)は混んでいた様だったが、市内は比較的スムースで、これは混雑を避けて車で来ることを敬遠した人が多かったのかもしれず、よかった。

今朝のニュースで、学校に行きたく無い学生は、無理して行く必要はない、ということを言っていた。
たしかに、学校なんて行きたい人がいけばいいので、今の時代、知識だけならオンラインで吸収したらいい。
社会性の獲得も今後の世界でどれほど必要になっていくだろうか。
人間にとって社会性はもちろん必要だが、IT技術の発達により、バーチャル世界だけで生きて行ける人はいる。

勉強や仕事はバーチャル世界で行い、気の合う人とだけ対面の付き合いをする、という様にしていったら、いじめも何も無くなる。
嫌になったら、そこからログアウトしたらいいのだから、無理して学校や会社に行くよりも、そちらの方がいいのではないだろうか。
五月病を減らそう

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!