こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

外国人による評価を気にするよりも自らをなんとかしないと

2024年05月15日 | 日本のこと、世界のこと
昨日同様の爽やかな朝。
そよ風とウグイスの声が心地よい。

昨日は首都高で大事故が二件もあった。
どちらも馴染みのある路線なのでショックが大きい。
先日もトラックが乗用車を押し潰すような事故がどこかであった。
ドライバーの働き方に問題があるのか、資質に問題があるのか、それとも両方なのか。

最近のインバウンド熱の盛り上がりに対して、今度は


などという記事が出てきて驚いた。
日本は安全すぎるとか、日本式企業体質、依然としてある外国人差別のこととかが挙がっていたが、そんなことは当の日本人がよくわかっている。
そもそも、いったいいつまで外国人による評価を気にしていなくてはならないのだろう。

日本が落ち目の一方なのは、連日報道されている政治の怠慢が何よりなのに、そのことには目を向けようとはしないでいる。
庶民の生きる、”外”の世界を知らない2世議員が跋扈する今の日本政界が健全なものとはとても思えない。
今の政治は地盤、看板がレガシーとなり、政治家はそれを継承させることに汲々としているようにしか見えない。
政治資金パーティー券の購入者の名前20万にするとか10万にするとかで揉めているが、1万円以上は名前を公表するべきだと思う。
政治参加への自由、プライバシーの問題があるのかも知れないが、今度の不正キックバックは脱税でもあり、抜け道を潰すべきなのは自民党自身だ。
そもそもこのことが政治の空白を産んでいるという意識はあるのだろうか。

かつて外圧外交という言葉があったが、今だって自浄作用はなく、国内利権の保護ばかりしていて、日本はどんどん凋落してきた。
新しい総理大臣が立つたびに期待を膨らませるが、それはその都度潰された。
岸田総理にはまだ一縷の望みを持っているが、あとどれほどもつだろう。

話を戻すと、今のインバウンド景気をどうやって次の展開に結びつけて行くかを考えるべきなときだ。
古くからの建造物、文化的遺産をどう保護して行くか。
安全、安心、をどう確保して行くか。
古い街並み、邸宅がどんどん失われてゆくのを見ると、どうしたってそういうことのための施策が行われているとは思えない。

日本人が日本人としての誇りと自覚を持ち続けて欲しいところだが、どうもそのアイデンティティが失われつつあるように思える。
パリのようにはいかないか

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1ドル160円時代にみる日本の栄枯盛衰

2024年04月30日 | 日本のこと、世界のこと
今日と明日は天気はあまり良くないが、仕事なのであまり関係ない。
電車は学生も勤め人も普段と変わらず多くて案外混んでいた。
今回も”間の3日を休めば10連休”とかいうことをテレビでいっていたが、どんな人がそんな休み方をできるのだろうかといつも思っていたが、今年はどんな人が休めたのだろうか。

昨日、1ドル160円まで円安が進んだそうだ。
財務官という人が介入の有無についてなどのインタビューを受けていたが、そもそもなんで休みの日に背広で出勤しているのだろうかと思った。
円安が緊迫しており、対応には一刻の猶予もないということで、覆面介入だろうが何だろうがなにかのアクションがあったことは素人目にもわかる。
かつての日本は”ドルを買い支え”ることもあったのに、今や円には誰も目を向けてくれない。

物心ついた時には1ドル360円、それが270円になり、その後は変動相場となり、一時は90円を超える円高となったが、いまやその価値がかつての半額となっている。
それはこの国の国力の低下のせいなのか、周りの国が金持ちになったせいなのかわからないが、お金の価値など常に変動するものかもしれないが、それにしても栄枯盛衰を感じてしまう。

そういえば、最近、中国の動静があまり聞こえてこないが、軍事力の増強は活発な様だが、国際社会でのプレゼンスは大したものはなさそう。
ロシアもウクライナに仕掛けた戦争で疲弊しているはずだ。
それぞれいい時期もあったのに、それを維持できないのは、それぞれの栄華には何らかの不都合が内包されているということなのか。

日本が失った30年は一体何が原因だったのか。
諸外国との競争に負けたというのが一番大きな敗因のような気がするが、その間に得たものは何があったのだろうか。
このままジリ貧が続いては元気も出ない。
覆面介入とはいかに

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”女は三界に家なし ?  (はて)”について考える

2024年04月17日 | 日本のこと、世界のこと
空模様が春らしく移り変わる。
生垣のクレマチスはいつの間にか終わって、いよいよモッコウバラが咲き出した。
この家に越してきてから妻が丹精して作ってきたが、素人仕事にしては大したものだ。

今回の連ドラ(虎に翼)では昭和初期の女性の生きにくさが描かれている。
今週の題は、”女は三界に家なし?”、女は、幼少のときは親に従い、嫁に行っては夫に従い、老いては子に従わなければならないものであるから、この広い世界(三界)で、どこにも安住できるところがない。という意味。

実際、妻のことを見ていると、朝から晩までよく働いてくれていて頭がさがる。
私は仕事があるからと”外の世界”との接触を持っていられるが、”仕事時間”だけ仕事をしていたらある意味それで許されてしまう。
でも、主婦である妻は違う。
朝起きた時から、夜寝るまで、家の細々したことにあれこれ目を配り、子供でもいたらその養育の大半を担うことになる。
男だってもっとやったらいい、という言い分もあるだろうが、少なくとも私と妻とではその(家事)能力が段違いだ。
仕事をしてもいろいろの能力を発揮できたと思われるが、それはしていないのでわからない。

いずれにせよ、”働く夫のための後方支援”という”仕事が不要になればそこから退役したくなる人がいてもおかしくない。
妻がどう考えているかわからないが、まあ一人で犬を飼おうとは思っていないだろうとたかを括っている。

少子化の原因の一つは婚姻率の低さだが、とくに一生結婚するつもりのない女性の割合が伸びているそうだ。
たしかに、幼少時の親、嫁に行っての夫、老いては子のうち、夫と子のない暮らしをしたいと思うのは当然だ。
結婚相手に稼ぎがあるから籠の鳥になってもいいということではない。

連続テレビドラマの主人公は結婚から逃れるため、と同時に女性の権利を守ろうと法曹家を目指す(とおもわれる)。
今、医学部に進学する女性が増えていて、男女比はほぼ同じだろう。
女性が増えると外科系の医者が減るというが、それは労働環境が悪いから減るのであって、まともな時間に働ける様にしたらそんなことはない。
医師の働き方改革が進めばそんな当たり前のことが進む様に思われる。

今は、日本における歪んだ労働環境が女性にとって生きにくい社会をつくり、さらには国自体を危機的な人口減少局面に追い込んでしまったということを、理解し改めるラストチャンスの様に思う。
落とし所はどこに

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政治家になる資格とはなんなのか?

2024年04月05日 | 日本のこと、世界のこと
花曇り。
今年のお花見は散々なことになりそうで、とても残念。
それでも20時過ぎでも多くの人が夜桜を楽しんでいた。
おととい、静岡県の川勝知事という人が辞意を表明して、6月に辞めるそうだ。
辞める理由はリニアの着工を遅らせることに成功したからのようだが、それよりも県民(のみならず国民)が怒っているのは、職業差別発言だ。
誰かを持ち上げるために誰かを貶める、という話し方が悪いとは悪いとは言えないが、それは個人的な会話のレベルであって、その身分肩書きで話すことはオフレコでも許されない。
それどころか職場でそんなんことを口にしただけで、パワハラセクハラとして訴えられる。
ああいう、舌禍を過去にも引き起こしたことのある人に県知事という重責を与えた静岡県民というのはいったいどういう人たちなのだろうか。
それとも、他にまともな人が立候補していなかったのだろうか。
結果を見ると単なる派閥間の権力闘争にしか見えないし、そもそもこの人たちのやったことは脱税でもあって、こんな数百〜数千万を懐に入れていたことについて、国税は一体何をやっているのだろうかとも思う。
この人たちのほとんどは次の選挙でまた当選してしまうのだろうが、それでいいのか、この人たちに政治家としての資格はあるのだろうか。
選ぶ方も選ぶ方だが、仮に私の応援している政治家がこの中に含まれていたら、出直してくれと願って次も投票するだろうか。
政治家にも政治家になる資格というのがあるはずだ。
その資格の一つが清廉潔白さであることは言うまでもないのだが、それがたとえ政治不信に繋がっているとしても、彼らにとってそんなことは全く意味のないことなのだろう。
私たちにだって彼らを政治家にした、そして続けさせた責任がある。
稼げるうちに稼ぐ

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裏金にしても統一教会問題にしても

2024年02月28日 | 日本のこと、世界のこと
いつもより1時間ほど早く起きたら、ドジャース大谷翔平のオープン戦初戦を観たら故障前と変わらない完璧なホームラン、今シーズンが今から楽しみ。
少しずつ気温は上がってきているようで、寒さで頭痛がするようなことはなくなった。
まだ水曜日、というかもう水曜日、うかうかしていると今週も終わってしまう。
年度末というのは、年末以上に仕事の終わりが厳しくなる。
これは役所仕事に合わせるからで、患者さんはもちろん、研究とかそういったものもそんなタイムスケジュールでは動いてくれないのに厳しいものがある。
とはいえ、どこかで区切りをつけなくてはならないというのも事実であって、痛し痒しだ。

自民党の裏金問題は、なんとかうやむやにしようとする政治家とこれを明らかにしなくてはならないと頑張っている政治家のせめぎ合いがあるようで、政治倫理審査会自体が開催されないでいる。
全てを白日のものとに曝け出す以外に挽回のチャンスがないということがわかっていないようで、愚かとしか言いようがない。
次の選挙まで隠し通したらなんとかなるだろうと、たかを括っているのだろうが、それらの選挙区の選挙民も舐められたものだが、所詮そんな程度なのだろう。

プーチン大統領は、政敵を排除した上で、次の選挙での圧勝を演出したいらしい。
実際、プーチン支持者は少なくないようだが、反プーチンはプーチン以外の人に投票することで意思を表明するべきだろう。
それは日本の選挙でも同じで、もはや自民一党独裁という時代に終止符を打たなくてはならないのではないか。
日米安保は堅持するという確証さえあれば野党だって支持していいのではないか。

野党議員が増えたら増えたで、不祥事も増えるだろうが、もはや自民党に自浄作用を期待するのはできない状況では、致し方ないように思う。
とはいえ、今の代議士の任期満了は令和7年の10月。
今はまだ令和6年の2月で、あと1年半もあったら飽きっぽい日本人のことだ、多くの人は統一教会のことも、裏金のこともすっかり忘れてしまていることだろう。
大量の不祥事が大量すぎて何が何だか分かりにくくなってきているというのはどうにかならないか。
株価の上昇も政治のおかげではなさそうだし

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日本のデフレのどこが悪いのか?

2024年02月22日 | 日本のこと、世界のこと
昨日からの雨はいっそう強くなって久しぶりに長傘を持って出てきた、置き忘れには注意しよう。
気温は6、7度と低いが雪になることはなさそう。

日本に来る観光客の数がコロナ禍前の水準に戻ったというニュースが流れていた。
故安倍元首相が観光立国を目指すといっていたのを聞いたときには、この国のどこにそんな価値があるのだろうと思っていたが、まさか、この国の安全、物価の安さまで売り物になるとは思っていなかった。
惜しむらくは故人がテロで亡くなったということだ。

インバウンド景気で一部の観光地では食費が高騰しているという話を聞くが、私の住む鎌倉ではそんなことはない。
ラーメンは1000円で、これにトッピングをつけて、1200から1300円といったところで美味しいラーメンが食べられる。
イタリアンにしても居酒屋にしても飲みすぎなければ一人3000〜4000円あれば楽しく過ごせる。
ニューヨークやハワイでハンバーガーが高いといっても、この間由比ヶ浜の近くのハンバーガー屋で食べたハンバーガーのセットは米国の半額以下で十分美味しかった。

デフレは悪いし、給料が20年だか30年ほとんどあがらないでいるのは悪いことなのだろう。
確かに保険点数がぐっと上がったという話は聞かないから、医者の給料もほとんど上がっていない。
それでも、高齢者がどんどん増えていて医療費全体は上がっているわけで、医者の給料を上げている場合ではないということになる。

先日、ダイソーの創始者の方が亡くなったという訃報があった。
百均の商品というのはどれもよくできていて、数年にわたって使えるようなものではなくても、大事に使ったら1年は保つ。
たったの100円で1年保つというのはすごいことで、かちは100倍以上ありそうだ。
一昨年買った毛玉取りは今年も活躍している。
百均がデフレの代名詞、といっても100円で売れるものを500円1000円で売ったら、それはぼったくりだ。
適正価格で物を売るのがデフレと言ったらそれは違うのではないか。

給与水準を上げるのがインフレの目標というのはわかるが、今の日本のデフレというのは悪いデフレなのか、ふと考えてしまう。
給料はもちろん上げてほしいがその分税金や住宅ローンの利上げで取られてしまうようでなんだか釈然としない。

ところで、日本の国会議員の歳費というのは、シンガポール、ナイジェリアについで世界3位、各種手当を入れると世界最高というのは一体どういうことなのだろう、さらには脱税まがいのことを平気で行っている彼らに普通の給与所得者の生活感覚がわかるとは思えない。
ちなみに、米国の下院議員は昇給に反対していて、2010年以来給与水準は変わっていないそうだ。
別に給料を上げたい政治家ばかりではないらしい。

経済の素人が偉そうなことをいっても仕方ないが、なんだか、国民はそこそこ真面目にやっているのに、失政が今の日本を生み出したように思う。
それはやはり市民感覚のない2世議員を生み出してきたせいもあるように思う。
使うべきところには使う

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GDPが4位でも幸せな国であったらそれでいい

2024年02月16日 | 日本のこと、世界のこと
昨日、春一番がふいて、4月並みの気温になったところもあったとかで、庭の花たちも元気を取り戻してポツポツ咲き出したものもある。
一転、今日は北風が吹いて気温はあまり上がらないものの、明日からは春の陽気になるという。
まだ、2月中ばというのに、季節の進みは1ヶ月前倒しとなっている。
世界中の富を集めている米国に次いで2位だったのが、躍進著しい人口が10倍の中国に追い越され、ついには先の世界大戦で敗れたドイツにも抜かされた。
ドイツも物価高で大変らしいし、評価には円安の影響もあるらしいので一概にどうこういえないみたいなので、しばらくは様子を見なくてはなるまい。
順位が4位でも何位でも、幸せであれば、それで良い。
水と緑が豊かな美しい国であること、住民のマナーが良いこと、そして何より治安が良いことを考えたら、十分幸せなはずで、これ以上何を求めるというのか、とも言いたくなるが、やはり少子化の問題は深刻で、今以上に幸せな将来像を描くことは難しい。

こんな国になってしまったのは何が原因だったのだろう。
社会は人が動かしているので、国民一人一人に責任はある。
とはいえ、全ての人に責任があるとは思えず、そうするとやはり政治の責任は大きい。
金に汚い自民党に長期間政治を委ねてきてしまったのが悪いのか、お山の大将ばかりの野党をなんとかさせなかったのが悪いのか、投票をあまりしなくなってしまった有権者が悪いのか、おそらくその全部だろうが、それでも自民党の責任が大きいのは間違いない。

一方で、株高は止まるところを知らず、数ヶ月のうちに100万儲けたといって自慢してくる友人もいて、羨ましい限りだ。
アベノミクスのせいなのか、単に米国株の上昇に釣られているのか、中国マネーの流入なのかわからないが、一般投資家の中には”幸せな人”が多くいるようだ。
そうすると、GDPが4位でも幸せな国と感じている人はいて、順位なんてどうでも良いということになる。

人それぞれさまざまであって、幸せになりたいのであればよその人よその国を羨ましがったりせず、自分のいる位置というものをよく自覚し、目の前のそれぞれのことを丁寧に片付けていくしか無いだろう。
プラマイゼロなら万々歳

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地球には境界線などもともと無いのに

2024年01月24日 | 日本のこと、世界のこと
昨日の朝より5度以上低い。
出がけに妻が、

 今日は、空気がキンキンしていて気持ちがいいわね。

と言っていたがその通りで、この季節はこんなでないとどうも調子が出ない。
まあ、それもすぐに暖かいところに潜り込めるからのことであって、虫のいい話だ。
日本海側では大雪だそうで、小さな日本でこれほど違うというのがいまだに信じられないが、自分の目で見て確かめようという気にはならない。

その日本海という表記について韓国では東海という言い方を提唱している。
韓国から見たら東だが、日本から見れば西で、やはり地名をつけたほうが落ち着きが良い。
ちなみに東シナ海、南シナ海はそれぞれEast china sea、South china seaだが、これについて中国は、東海、南海と呼んでいるそうで、この辺の呼称はそれぞれの国ではどうなっているのか、フィリピンやインドネシアの人に教えてもらいたいところだ。

この小さな地球上に目に見えない線を引き、それぞれが取り合い、ときには戦争をする。
誰が何のために、と考えるとよく分からなくなる。
でも、まあ、家だって広ければ広いだけ住み心地はいい。
そして、その続きで土地を広げることになる。
広い土地があって、仮に今は役に立たなくても、そのうち何かに使えるかも知れない。

隣の家との境界線から国境線まで人間は線を引きたがる。
線を引かなくてはならいところは必ずあるが、線を引く必要のないところもある。
そんな、共有できる領域というものを少しでも広げていくことができるといいのだが、なかなかうまくいかない。

鳥にだって縄張りはある

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米国も世界への責任を自負ではなく自覚し、責任を果たすべき時ではないか

2024年01月23日 | 日本のこと、世界のこと
今朝の気温も7度。
少々生暖かくて気持ちが悪いほどだった。

早くも流氷がやってきたというニュースを聞いて、もう北極の氷が溶け出したのかと暗い気持ちになる。
今夜から寒さも戻るみたいだが、三寒四温にはまだ早い。
地球温暖化は止まるところを知らない。

大規模な油田が発見されてから百年余りのうち、人類はそれを燃やし続けてきた。
化石燃料を燃やすことが地球温暖化にどれほど直接関わっているのかは専門家でないので分からないが、全く関係が無いわけではないはずだ。

その中で、石油を最も大量に消費し、その恩恵を得てきたのは米国であることは間違いない。
私が留学したときに、ここには世界の富が集中していると感じたが、それは山本五十六も同じだっただろう。
そして、その富の源泉の多くは石油が占めているに違いない。

米国がその歴史を振り返って自省することがなさそうなのは、トランプ氏を支える岩盤支持層を見たらわかる。
そして、世界中のほとんどの国は米国にそれを促すこともできず、その富のおこぼれを得るためにあの手この手でご機嫌を取るばかり。
その米国に対して物申すと立ち向かっているのが中国とロシアであるというのはなんとも皮肉な話だ。

米国による石油禁輸措置に対して、戦争を仕掛けた日本は真珠湾にあった燃料補給基地を、そんなことは下衆のするような作戦だと、攻撃しなかったそうだ。
でも、その日本だって中国に対しては無差別爆撃を行って多くの民間人を殺したのだから、日本はただのええかっこしいなだけかもしれない。
それはさておき、米国がすべて悪いというわけでは無いが、今の世界秩序を形作ったのは間違いなく米国であり、自らの歩みを振り返る余裕があってもいいと思う。
いまさらのことだが
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世界は混乱しているといえるのかそれともこんなものなのか

2023年12月26日 | 日本のこと、世界のこと
年末を慌ただしく感じるのは、”今年中に”あれやこれやを終わらせよう、区切りをつけようとするからで、そういうことを気にせずのんびりやったらあれこれ気にせず落ち着いて取り組めるだろうと思う。
年末の慌ただしさは正月休みにも及び、今度は初詣だ年賀の挨拶だ墓参りだとこれまたあれこれ詰め込むから、結局休んだ気にもならない。
それはさておき、今年はレモンが多めに穫れた。
多めといっても対前年比、去年より少し多いということで、2021年に100個以上獲れたことから比べたら、大した量ではない。
まだ緑色のところがあるが、リスに食い荒らされるので仕方がない。
まだ少し残っているので、それらもリスの動向を見ながら収穫しようと考えている。

来年3月ごろに米国が岸田総理を国賓として招くということをラジオニュースで聞いた。
ウクライナ支援で枯渇しつつあるパトリオットの逆輸出への感謝の気持ちか。
このままだと、日本は米国の武器庫になりかねないが、それは考え過ぎか?
大事なニュースで、隠しているわけではないが、報道の仕方は分かりにくいし、そのことについて意見を言いたくてもできない。
下々の者からは見えないところでさまざまなことが進行している。

それにしても、この政権、その頃まで持ち堪えられるのかと思ったが、のらりくらりとやるうちに、そこまで行くかもしれない。
何より、安倍派の対抗馬は消えてしまったし、野党は相変わらずバラバラだからどうということはないだろう。
党の改革がどうのこうのといっているが、派閥をどうこういっているだけで、政治資金規正法をどうするかという話は、言及していない。
誰も派閥を潰せなどとは言ってないのに、そんなことに話をすり替えているのは、金の動きがガラス張りにされるのがよほど嫌なのだろう。
酷い話だ。

地下駐車場が避難所にあてがわれているようで、小さな子供もたくさん。
前にいたバングラデッシュよりはマシだと言っている人がいたが、この先どうやって生きていくのかと考えても、私にできることなどない。
そして、今日もガザでは多くの人が殺されているし、ウクライナ情勢は闇の中。世界中にはどれほど苦しんでいる人がいるのだろうと思った。

日本の話に戻すと、日本の一人当たりGDPがG7中最下位になったということだ。
円安の影響があるといっても、この状況には目も当てられない。
世界の中での日本のプレゼンスはもう地に堕ちている。
問題なのは、今頃になって急にこういうことを言い始めていることで、10年前には日本の凋落がこうやって報道されることはあっただろうか?
こんな惨めな現実を急に目の前に突きつけられても、回復へ向けて動くことはそう簡単なことではない。

今の世界は混乱していると言えるのだろうか、それともただ単にこんなものなのか。
もう少し、みんながのんびり過ごしていたらこんなことにもならないような気がするのだが、時計の針を戻すことはできない。
混沌と混迷

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絶望と命の駆け引き

2023年12月25日 | 日本のこと、世界のこと
ゴミを集積所まで持っていこうと外に出たら、ボンネットの上の霜がキラキラと美しく光っていた。
これじゃあ出かける時に寒いからと、早めにエンジンをかけておいた。
鳥の水飲みにも氷が張っていたので割ってやった。
これほど寒いと、血圧も上がって来て、とくに寝起きは気をつけたい。

今日から冬休みなのだろうが、電車に乗っている学生の数はぐっと減った。
そういえば、姪たちの学校はもっと早くから始まっていると昨日聞いた。
日本の子供たち、そしてもちろん私たちも、こうして平和なクリスマスと年末年始をむかえることができるなんて、奇跡に近い幸せかもしれない。

今日はクリスマス。
ベツレヘムでは、クリスマスイブを前にガザ地区での犠牲者を追悼する集会が開かれたというニュースが流れていた。
パレスチナのガザ地区での戦闘は依然として苛烈を極めているようで、多くの子供達が命を落としているらしい。
イスラエルの首相はハマスを根絶やしにするまで戦闘を続けると言っていて、実質勝利しているのに、最終目的はそこにあるからこの先も非戦闘員の死傷者は増え続ける。

ここで、ハマスに降伏しろというのは簡単だが、今のハマスが殲滅もしくは武装解除されたとしても、また数十年後には”別のハマス”が生まれてくるだろうし、その組織には、イスラエルによって苦しめられた子供達がいるかもしれない。

中国は南シナ海全域の領有権を主張しているとかで、東南アジアはきな臭いことになっていて、同時に自然破壊も起こっている。
もし、中国が朝鮮半島も日本も自国のものだと言い出して、力によって日本を占領し、日本人が国土の2、3割の地域に押し込められたらどうするだろう。
それは、絶望的なことだし、その絶望から脱出するために命を賭して戦うに違いない。
絶望と命を引き換えにすることに躊躇いはないだろう。

ウクライナとパレスチナの問題を同列に扱うことはできないが、いずれも戦いをやめ、当事者同士で話し合いを行なってほしいところだが、そうしたところで落し所などそう簡単には見いだせまい。
南シナ海のことも、対岸の火事などと思っていないで、火の粉はいつでも我が耳に降りかかってくるものと、いつも関心を持っていなくてはいけない。
クリスマスの朝に

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日本の劣化はずいぶん昔からはじまっていた

2023年12月22日 | 日本のこと、世界のこと
鎌倉駅まで妻に送ってもらう車に乗り込んだら車載の温度計が0度を示していた。
真冬の寒さがやってきた。

今日は冬至、弁当には大きなかぼちゃが入っていた。
日本海側では警報級の大雪が降るとのことで、いろいろと心配だが、関東地方はこの時期雪とはほぼ無縁だ。
それこそ、雪など富士山のそれを見る以外にほとんどみることはない。
今の季節は富士山が美しい。
おととい、葉山まで用事があって出かけた妻が森戸から撮ってくれたという写真を送ってくれた。
昨日の夕方、医局の机の前の窓から外を見たら富士山のシルエットが遠くに浮かんでいた。
二週間ほど前から動かなくなってしまったブラインドをずらして写真を撮った。
ダイハツが認証試験に関して30年以上もの長きにわたり不正を行ってきていたことが発覚し、大問題となっている。
不正のための細工をあれこれやっていたというが、例によってそんなことを考えている暇があったら真っ当なことで頑張ればいいのにと思うのだが、開発競争の激しさはそんな悠長なことすら許さなかったのだろうか。

でも、これって電話一本で取り込み詐欺を行っている詐欺グループと同じではないだろうか。
そんなのと一緒にするな、と言いたいかもしれないが、人の命を乗せた車を作っているのだという意識が無いとしか思えない。
プロのすることではないわけで、アマチュアが作った車と分かっていて、それを高い金を出して買う人はいない。

去年の3月に日野自動車がエンジン関連の不正を行っていたことが明らかとなったが、これもトヨタグループ。
なにが日本を代表する企業だ。
おごっているのかどうかわからないが、こんなことが立て続けに起きるのを見ると、品質の高さで世界を席巻した企業もその輝きが徐々に失われつつあるのは確かだ。

30年以上前となるとやはり失われた30年の間に不正が行われていたということだ。
例によってその時代を謳歌した世代の責任も見えてくるが、みんながみんなそうではなかったのだろうから、そこまでは言及すまい。
この事件でわかることは、日本という国の劣化が30年以上前からすでに始まっていて、それは政治だけではなくて、日本中で起こっていたということだ。

いまさら、どうこうしたところで世界に取り残された遅れを取り戻すことはできない。
かくなる上は全てをリセットするしかない。
日本人に残された取り柄として、真面目さだけはまだ残っているような気がするが、それすら失われていないかが心配になる。
情けなく悲しく

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街はすっかりクリスマス

2023年12月21日 | 日本のこと、世界のこと
冷たく強い風のせいで、鎌倉駅のホームに立っていると寒さが余計に身に染みる。

昨日、事務仕事に使うデスクの上にちっちゃな紙のクリスマスツリーが置いてあった。
そういえば、もうそんな時期だったということを思い出した。
今年は人の異動があったり、そのこともあって人間関係がギクシャクしたりで、何となく、クリスマスを迎えるような気分になっていなかったし、そもそも忙しすぎて心に余裕もなかった。
もう20日でいまさらと思いもしたが、せっかく毎年やっていることだからと小さなクリスマスツリーを出して、私の仕事部屋に外からも見えるように置いた。

バタバタと、あれこれの仕事を終えたあと、母へのプレゼントとして作ったクリスマスリースを東京まで持ってきた妻と落ち合った。
それから、義弟へのクリスマスプレゼントとは別となる昇進祝いを買いに行ったら、街中にクリスマス飾りがあった。
ねぶたかと思って近くに寄ってよく見たら本当にねぶた師の作ったサンタなんてのもあった。
それにしても買い物をしていると、外国人が多い。
品物をラッピングしてもらっている間、後ろに並んでいたのは中国人と思しき家族連れだったし、対応してくれた店員が二人いたがいずれも名札にあったのは日本人の名前ではなかった。
そこで印象に残ったのは、店員も客もみんな幸せそうな顔をしていたということ。

以前は、外国からの観光客は洋服のスタイルやマナーの点ですぐにそれと分かることがあったが、最近では、彼らの服装が日本人よりもよほど洗練され、高級品を身につけることが一般的となって、体型やメイクの違い以外では見分けられなくなってきた。
それも、日本に対する敬意の表れであろうし、そのうち日本的マナーや習慣も身につけてきたらすっかり日本を楽しむことができるようになるだろう。

50年以上前に、日本人がシャンゼリゼ通りのブランドショップを埋め尽くし、物議を醸したことを考えると、観光客にはもっともっと足を運んでもらい、日本独自の文化に触れ、豊かな経験を積んでもらいたいし、そこから国際交流を発展させて欲しいものだ。
一層のおもてなしを

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日本人の勇気と未来への覚悟

2023年12月20日 | 日本のこと、世界のこと
自民党の裏金づくり問題で、きのう東京地検が派閥の家宅捜索に入った。
派閥ぐるみで裏金をせっせと作っていたという問題、キックバックどころか最初から上納していなかった(中抜きしていた)こともあるらしいということだが、そうした方が手っ取り早い。
選挙には金がかかるからそのための裏金が必要ということだが、それはすなわち裏金にたかる人がいるということであり、裏金が循環するということは不正が循環しているということだ。

小さな不正もそれが蓄積したら、やがては社会全体のモラルハザードにつながるし、ずっとそうしてきたから国民の政治への無関心が醸成されてきた。
政治と金の問題を、必要悪として考える向きもあるが、このままでいいわけはなく、癌と同じで、バレてしまったからにはそれを正さなくてはいけない。

この事件で一部の派閥が解消されてしまうのではないかというようなことが一部の報道で取り沙汰されているが、そうは簡単にいかないだろうし、似たようなメンツの勉強会が新たに出現するだけの話だ。
自民党の支持率が下がっているようだが、こんなこと、喉元過ぎれば、で、2、3年も経てば、そんなこともあったかぐらいの話だし、今の自民党にとってどんなに支持率が下がっても在野に降りることは絶対にない。

日本の選挙制度は小選挙区比例代表並立制で、自民が非自民かの選択になっている。
民主党が分裂しなければそのまま2大政党制が発展していっただろうが、民主党が崩壊したあと小政党が林立してしまった。
それぞれの選挙区でみるのは、自民党対野党の中から勝ち上がった人という構図で、これに共産党が加わって野党間で共倒れで、復活もあるから最終的には自民党の勝ちということになる。

民主党政権時代を悪夢というのは簡単だが、政治の浄化を求めるのであれば、自民党を解体するほどの覚悟を持って投票行動に臨む必要がある。
自民党がダメというわけではないが、そこに自浄能力は残っているだろうか。
自民党が再出発するには裏金にたかる人たちが意識を変えなくてはいけないが、その勇気と覚悟が日本人にあるだろうか。
党ではなく人を選びたい

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できることは流れ星探しぐらい

2023年12月14日 | 日本のこと、世界のこと
去年の冬、ブロ友Sさんに贈った半纏の綿はこれぐらいに薄くなってしまっただろうか、それとももう使っていないだろうかと、雲の隙間から流れ星を探しながら思った。
ほんの薄い雲でも星はほとんど見えず、少しあった隙間もやがてほとんど消えしまった。
首は痛く、体も冷えてきたので流れ星を一つも見つけることができないうちに探すのを諦めた。
昨日今日明日あたりがふたご座流星群がよく見えるということがテレビのニュースで盛んに流されているが、世の中まるきりの新月で暗いニュースばかりだ。
流れ星とあとは、クリスマスとか年末年始の行事のことぐらいしか明るいニュースはない。

臨時国会が閉幕して政界に動きがあるだろうか。
政治資金規正法をザル法にするもしないも司法次第、地検はそれなりに頑張ってくれるだろうか。
今の与党が良いとか、野党に力が無いとかそういう問題ではない。
政治の腐敗が国民の政治離れを起こしているのということこそが問題だ。

何を言っても無駄、選挙で一票入れたところでそんなの役立たない。
政権交代で株が暴落したことを思い出せ。
そういった考えが蔓延することにより、人々は政治からどんどん離れていって、世襲議員にお任せということになる。
放っておいても経済が回っていた頃はそれでもよかったが今はそういう時代ではない。

一人について年間298万円かかるということで、3万人程度の人が使う見込みだという。
医療費はどんどん増える一方で、財源たる若年者は減る一方。
私なんかも医療費を喰う方に回るので、申し訳ないやらなんやらだ。
医療費とともに、防衛費も嵩む。
油断をしていたら、元寇以来のことが起きたっておかしくない。
不沈空母と思っていても、米国がどこまで面倒を見てくれるかなどわかりはしない。

だから増税というのはわからなくもないが、取り立てる方がこの体たらくでは、働く方の気が抜ける。
色々あるんだからしょうがない、ではなく、色々あってこれだけかかる、ということを公明正大にしなくてはいけない時代にきているということをよくよく自覚して政治家は襟を正さなくてはならないし、少なくとも国民を馬鹿にするようなことを平気で言うような政治家を輩出している選挙区の選挙民はよくよく考えて投票してほしいものだ。
今夜は晴れるか

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