こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

営業マンのタバコの匂い

2013年10月31日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
出入りの業者さん、というのがいる。
営業か医療機器の納品とかで病院にくる人で、いろいろな人がいる。

そのとき、閉口するのがタバコの匂いのひどい人。
病院内、敷地内は当たり前だが禁煙。ということで、入ってくる前に1本つけるのだろう。
せめて消臭剤くらい使えばいいのに、そのままで来るのでタバコくさい。
背広の繊維の間、髪の毛そして口からヤニの匂いを撒き散らしているが、本人はそのことに気がつかないでいる。

そんな人と直接話したりするとたまらない。
さらに病理の鏡検室は狭いので、あっという間にヤニの匂いが充満してしまう。

なんで、ああもタバコのにおいに無頓着なのだろう。よほど、くさいと言ってやろうと思うのだけど、なかなか言えない。

タバコ臭い人とはあまりしゃべりたくないので、その会社の機器を止めたいくらいだが、使い勝手を考えると、簡単にそうもできない。
自分もかつてはタバコをすっていた人間であり、現在、ニコチン中毒の人を責めるというのは、信義にもとるところもあるのだが、今となってはやはり嫌である。
困ったものだ。

わが家のハロウィン

2013年10月30日 | 日本のこと、世界のこと
日本には古来固有のお祝い、お祭りがあったのに、開国以来、外国、主に欧米から様々な行事が輸入されてきた。クリスマスあり、バレンタインにホワイトデー、父の日、母の日、いろいろあって、最近ではハロウィンが定着しつつある。
ハロウィンのいわれ(ウィキペディア)はよく知らないが、お化けというか、異形のものをめでるというのなら、鎌倉御霊神社の面掛行列(鎌倉手帳)を全国的にフューチャーしてくれた方がいいように思うが、欧米のお祭りの方が商業化されており、輸入し易い上、派手で楽しい。子供が主役というのも受けるのだろう。

こういった外国のお祭りが、経済主導で導入されるのをみると、われわれ消費者がものの見事に踊らされていると思うが、経済の活性化のためには皆で踊らされなくてはならないのだろう。なぜなら、この成熟した日本社会で、この先、テレビ、冷蔵庫、エアコン、自動車など爆発的な需要増を見込める商品というのは残っておらず、こういった散発的な経済活性しか活路が見いだせなくなってきているからだ。

日本のみならず、世界はどんどん飽和へと向かっている。
今、中進国、発展途上国といわれる国も、いつかは物質的には豊かになっていくだろう。そうなった時、産業革命以来、モノを作って売ることで発展してきた世界の経済はどうなるのだろう。停滞するのか、それでも無理やり回していくのか。


明日はハロウィン。わが家では、娘がハロウィンの飾り付けを作ってくれた。
何気なく柿をむこうとして一つ手に取った妻が、びっくりさせられたらしい。

この飾り、安上がりすぎて、経済の活性化には残念ながら貢献しているようにはみえない。





iGoogleが10月31日で終了

2013年10月29日 | 電脳化社会
iGoogleが11月1日以降使えなくなる。

iGoogleとは・・・以下Googleの説明。

iGoogle はカスタマイズ可能なホームページです
自分専用のホームページを作成できます。ページの上部には Google 検索ボックスが表示され、その下にはさまざまなガジェットを好きなだけ配置できます。ガジェットはさまざまな形式で提供され、iGoogle ページから移動することなく、ウェブ上のアクティビティや情報にアクセスできます。ガジェットでは次のようなことができます:(以下略)

ということで、大変重宝していたのだが、使えなくなるらしい。
これからどうしようと思っているところだ。

iGoogleの今後”として、Googleから中止の経緯や説明がされているが、よくわからない。シンプルなのが一番なのに、めんどくさいことになると、どこでも同じか。
デジタルの場合、その日を境に全くダメになる、というのもつらいものがある。

かくなる上は、こんきものページをホームページ的に使えないかと考えているのだが、今愛用しているガジェットの代わりになるようなブログパーツ、そう簡単にみつかりそうにはない。
さしあたっては、gooブログのトップページにしておくしか無さそうだ。

さあ、また一週間のはじまり!

2013年10月28日 | 日々思うこと、考えること
また、新たな一週間が始まる。

先週後半は学会、風邪のぶり返し、そしてアベック台風への心配といろいろあった。どれが胃痛の原因かわからないほどだったが、それでも、無事すべてを乗り越えた。

昨日は昨日で市長選挙に、走塁妨害のサヨナラ勝ち、田中の感動的な力投と、それぞれの人のそれぞれの運命を感じさせる出来事を垣間みた。

人生、いつ終わるかではなく、終わるまでに何をしているかが大切といったようなことをある人のスレッドで読んで、元気が出た。
この一週間、なにが待っているだろう。それがなんであれ、私にとっては未知のこと。楽しみに待ち受けたい。


医療倫理研修会・・・医療を哲学的に考えてみる(番外)

2013年10月27日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
『医療を哲学的に考えてみる』なかなか続きが書けないでいる。そうこうするうち、先日、医療倫理についての研修会があった。

講師の先生が使っていた、「医療倫理」という言葉、それは不肖コロ健がこのシリーズで書こうと思っていたことに近いことが含まれていて、整理のためというか、あとで盗作のようなことになっては困るので、ここでそういうことがあったということを記録しておく。
というのも、医療従事者がおこなってきた非倫理的、非人道的な事件についての解説があり、さらに、その後いろいろ出てきた患者の権利を守る宣言などについての話もあった。こういったことについて、いろいろな人がいろいろなことを考えているものだと改めて感心した。ものごとの原因、結果を考える、ということはある意味哲学的であり、私の試みと重なる。
いまさら、私が何を考えても仕方ないくらいのだが、なんとかオリジナリティーを持っていきたい。

さて、これからどう進めていくかだが、まずは患者の立場から考えてみたい。
自分が病気になった時のこと、家族が病気になった時のことを思い出して、考えてみる。
その次に、医療者の立場から考えてみたい。

一難去って・・・まだ一難

2013年10月26日 | 日々思うこと、考えること
アベック台風は思っていたほどの被害をもたらさずに去ってくれた。
コロ健、今日は一日胃痛に悩まされた。

昨晩は他大学の先生と軽くやったあと、宿に戻ったのだが、なかなか眠れずに困った。緊張するわけではないが、発表の前の日は知らず知らずのうちに気持ちが昂ってしまうのか。
無理やり眠ったあとは、起きてすぐに大浴場へ向かい目を覚ました。
朝食時は特に胃の痛みには気がつかなかった。
学会場についてスライドを無事渡した。

まずはやれやれ、ほかの演題を聴き、質問を2,3しているうちに、胃が痛くなってきた。
あれ、おかしい、緊張しているわけないのに。
と思ったが、どうも痛む。
あわてて胃薬を飲んだが一向に効かない。
私の発表は今回の学会のトリである。オオトリ。
これは単にプログラムの都合で、私の発表内容が優れているからというわけではない。
ただ、緊張しているからとすれば、学会が終わるまで痛みは去らない。今回の参加者で一番つらい人間であることになる。

そうこうするうちにも、時間は来て、発表は、無事終わった。
ディスカッションは結構盛り上がって、我ながら上々の出来だった。

会場を出たら、台風の冷たい吹き返しが吹きすさんでいた。
新幹線に乗った頃から、胃の痛みが消えた。
やはり、緊張していたのだろうか?たかが学会発表、されど…

帰りがけ、新幹線の窓から夕焼け空の中に虹がみえた。

今取り組んでいるテーマ、塩漬けみたいになりつつある。まとめを今回の学会で発表したが、次はさっさと論文化しないといけない。
いったいいつまで続くのか。
そういうことを考えると、また胃が痛くなってくる。


学会はみんなで作るもの

2013年10月25日 | 日々思うこと、考えること
台風が迫ってくる中、今日から学会。
新幹線は遅れることなく動いていた。

一日目から、興味深い話題が多かった。

コロ健も4,5回質問に立った。

学会というもの、参加者全員で作っていくものである。
発表者が優れた内容を発表するのは当たり前の仕事だが、質問は参加者の仕事である。
優れた発表には、質問が殺到する。

この学会、参加者が100人程度と、中規模だ。これぐらいだと議論が深くできて、結構いい。

私の予想はハズレ

2013年10月24日 | 日々思うこと、考えること
昨晩の雨は本降りになることなく、朝起きたら明るめの曇りだった。

今日から大雨になると、戦々恐々としていたが、私の予想はハズレで済んだ。
これで台風の襲来が一日でも遅くなったし、このまま予定通り去って行ってくれたらいうことは無い。

今日は霜降、毎年この時期は天気がすぐれないようで、去年(2012年10月23日『寒冷前線通過中』)も一日降ったりやんだりだったようだ。
気がついたら、忘年会シーズンで、10月11月の季節の記憶というのはあまり無い。

さて、アベック台風、今日の予報だと上陸は無さそう。さっさと通り過ぎて欲しい。
明日からの学会の準備だが、これは、なんとか間に合った。あとは、発表スライドを忘れずに持っていくだけだ。

いよいよ大雨!?

2013年10月23日 | 日々思うこと、考えること

先日来の雨のせいで、市内あちこちで大小のがけ崩れがおきている。
こう続くと、わが家の裏山も、いつ崩れてくるか心配でならない。倒木も起こっているようだ。


さて、今度は台風二個が日本列島に接近してきている。気象庁でも進路予測が難しい状態のようだ。

予報だと今日(10月23日)はこんなだが、

台風27号と、28号の二個が揃って日本列島に襲いかかって、愛知県で開かれる例の学会に行っている週末(10月26日)は大変なことになっていそうだ。


今日、昼間のうち雨は降らなかった。
夜、まだ降っていないと思って傘を持たずに病院を出たら、風に運ばれてきたような雨粒が顔に当たった。足早に歩いたものの雨雲のほうが一足先早く、駅まであと少しというところで降られてしまった。

いよいよ始まったか。
この雨、台風、一体何日間続くのか。
避難はどうすればいいのか、私が不在の間、家族にはどうさせたらよいのか、などなど、必要以上に不安がることはないだろうが、備えをしておくに越したことはない。
今度ばかりは真剣に考えないといけなくなった。

学会の準備がますます遅くなるというのも問題である。
こちらのほうはしばらく前から備えていたはずなのだが。

(ほぼ)毎日書き続けるということ

2013年10月21日 | 日々思うこと、考えること
日記というのは、毎日書いてこそ日記である。
日々の記録。

毎日は物理的に無理としても、ほぼ毎日書き続けることで日記となる。

あとは、それをどれだけ続けるか。

小学生の頃以来、日記には何度か挑戦してきたが、どれも長続きしたためしがない。せいぜい1年ぐらいで、それを繰り返していたような気がする。

その頃に比べると、こんきもは長い。
気がついたら、足掛け6年。

最近、いろいろな意味でスランプだったが、やっぱり続けてみようと思う。
毎日ではなくてもいい、ということにしているので気楽である。




依然、スランプ

2013年10月20日 | 日々思うこと、考えること
台風26号の傷跡も癒えぬ間に、強力な台風27号が北上しつつあるというのに、その間隙を襲うかのような大雨となっている。
また市内で崖が崩れて、我が家も他人ごとではないと思っているのだが、学会の準備が全く進まないので、病院に出てきた。
犬2匹を留守番においてきて、心配なのだが仕方がない。


顕微鏡がないとまったくうまくいかないのだ。

そうはいっても、断続的に降る雨を病理の部屋の窓から見ると心配になる。


撮った写真をプリントアウトして、続きは家ですることにして、結局、明るいうちに家に戻った。

依然としてスランプだが、何とか頑張ろう。

キレない脳、というかキレのない脳

2013年10月19日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
これは年のせいか…、ひらめいてこない。

来週の学会の準備で、顕微鏡を朝からひたすら覗いているのだが、どうにもいい考えが浮かんでこない。
私は、形態学者なので遺伝子解析はほとんどしないし、免疫染色もあまり好きではない。
それでも、今日びそんなこともいっていられず、HE染色標本のほかに免疫染色を用いて細々と研究を続けている。


で、そのひらめきなのだが、標本を長時間観察していると次第になんだかもやもやと考えが浮かんできて、翌日くらいになると形になってくるのだが、今回はそれがない。
昨日の晩から標本とにらめっこなのだが、にらめっこのままなのだ。

これは脳の老化のせいか、この後ある野暮用が気になっているのか、それとも結果がまとまらなくてイライラしているせいか。
さて、どれだろう。


イライラしてキレない、というより、頭にキレがない。
まあ、結局、最後が一番近い答えだろう。

あれこれ考えず、さっさと進めよう。



定点カメラ

2013年10月18日 | 日々思うこと、考えること
昨日、こんきもはお休みと決めて、何も考えないで過ごした。
もう少し、頭をクールダウンしたいので、今日も何も考えないで過ごすことにする。

連日朝焼けの写真。なんだか、テレビの天気予報の定点カメラのようでお恥ずかしい話だが、この朝焼け、私の起床出勤時間からはこの時期にしかみることができないもので、つい撮ってしまう。寝ぼけていたのか、今日はちょっと斜めになってしまった。

今日はお休み

2013年10月17日 | 日々思うこと、考えること
私自身のことだけでもアップアップしているのに、世間で起こっていることまで考えていたら、頭が追いつかなくなってしまった。
情報量の爆発的増大ということなのだろう。頭を少し落ち着かせたいので、今日は朝のうちに投稿してしまいます。



ベランダからみた今朝の朝焼け、綺麗でした。

自然の猛威と人間の大きさ

2013年10月16日 | 通勤・交通・旅行
台風26号は首都圏の交通網をずたずたにして、北に去っていった。
幸い、今回もわが家の裏山は崩れなかったが、市内では巨岩が落ちてきたというニュースがあった。
さらに、相模湾越しによくみえる伊豆大島では大変な災害となっているようで、犠牲者の方々のご冥福をお祈りする。

不肖コロ健、先日来の風邪はいっこうに快方に向かわず、四苦八苦している。
急ぎの診断症例はないが、午後には術中迅速はあるし、委員会もある。当番日ではないが、病院には行かねばならない。
9時ごろになって、鎌倉は台風一過の青空となった。すぐに出ようと思ったのだが、いかんせん、体が動かない。
交通情報でも、多数の路線での運休が伝えられていた。

結局、午前中の間は、都内で乗り継ぐ電車が運休で、どのみち病院にはいけなかった。
車を出そうかとも思ったが、強風の中を割れそうな頭で運転するのはよしたほうがいい。

昼頃になって、ダイヤの乱れはあるものの都内各線も動き出したというので、横須賀線に乗ったはいいが、逗子からすでに満員。
今回、横須賀線は動いていたらしいが、本数が少なくてこれまた大混雑だったらしい。

さすがに体調不良のコロ健、気持ち悪くなって、大船で一度降りてしまった。
この先、ますます混むのはわかっている。病院に這ってでも行くかどうするか、悩んだが、結局悩んでいるうち、次に来た列車が少しすいていたのでそれに乗って都内に向かった。

途中、多摩川を越えるときには河原で増水した川面を覗き込んでいる人が何人も見えたが、心配になった。ああいう人がときどき流されるのだろうか。
かくいう私も、小学生の頃に増水した川を見に行ったことが何度かあるので、人のことは言えない。

駅を降りたら、吹き返しの強い風が顔にあたった。
歩いてくるとき、そこここに、たくさんの葉が落ちてできた吹き溜まりがあった。

今回の台風、自然の猛威、という以外の表現が見当たらない出来事だった。


東日本大震災にしても、先日の京都嵐山の水害にしても、結局のところ人間の存在などというもの、地球からみたらほんの些細なものにすぎない。
地上を無軌道に汚したり(環境汚染)、温室効果ガスを作って気温を上げたり、戦争をしたり、だましあったり、と、どれも大きな地球からみたら、ばかばかしくなるほどくだらないことに見える。
地球にしがみついているだけの人間、滑稽でもある。

だからそれぞれの人という存在、それなりにもっとまじめに生きていってもバチは当たらないような気もする。
それが、自然への畏怖につながるものかもしれない。



必要な仕事を片づけ、病院を出たら、吹き返しというよりは、北風が吹いていた。
まだ雨雲が残っているのか、通り雨に降られた。ツイてない。

これで、本格的な秋がやってくるのだろうか。