こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

物価高に備えてガーデニングにかかるお金も見直す

2022年09月30日 | ガーデニング・菜園・花・緑
爽やかな朝とは裏腹に、明日10月1日からは様々なモノの値段が上がるそうで頭が痛い。
これまで浪費と思える買い物も少なくなかったので、今後はその都度買う前によく考えるということを心がけて日々暮らしていかねばならない。
もちろん、趣味につかうお金も。

趣味といっても、ブログ書きとガーデニングと読書、音楽鑑賞ぐらいしかない、それも全て素人レベルで凝ったものは何もない。
ブログはgooの有料会員で書いているのと音楽鑑賞はApple Musicで、それぞれ、月191円と980円で、本は読みたいと思った時に買うが、1、2ヶ月読まない(買わない)ということもあるので、1年に平均したら月1000円はいかない。
ところが、ガーデニングには結構お金を使っている。
植物は植えたのち木であればのこるが、草花の多くは年単位で消えてしまうので、更新が必要になる。
多年草にしても綺麗に維持するのは難しく、徒長させすぎてしまったり、枯らしてしまったりだ。
土とか鉢とかも”なんとなく”買っていることが多い。
そう考えるとガーデニング費用は色々と見直すべきところがありそうだ。

しばらく前からガレージの前の側溝の蓋の隙間からのびた千日紅が健気に咲いている。
いわゆる、”ど根性”千日紅だ。
”ど根性系”植物は大根で有名になったが、昔の通勤路にあったど根性ひまわりのことを書いたことがある。
あのひまわりはその後も2度(2014年2015年)咲いたが、いずれもこぼれ種から育ったのだろう。
花壇に育つ朝顔もこぼれ種からのもので、涼しくなり元気が出たようで多くの花をつけるている。

世にいう雑草などはすべてこぼれ種から育っているので、こぼれ種が特段珍しいわけではない。
それでも、こういう園芸系のお花が期せずして咲くと嬉しい。

花にしてみたらど根性も何もなく、その場所が生育に最も適しているということにすぎない。
買ってきたポット苗から育った花も、こぼれ種から育った花でも花は花、美しさにちがいはない。

これからは、種苗も値上がりするから、花にしてもよく吟味して買わなくてはならなくなる。
そう考えてみると、種をとって蒔きなおすというのも悪くはない。

その前にまずは、夏の間に荒れてしまった庭の手入れをして見直すことを始めたい。
パンジービオラのことを考えるのはそれからでも遅くはない。
草むしりにお金はかからない

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自分だったら応召するか逃げ出すか

2022年09月29日 | ウクライナ侵攻
台風18号の影響か、今日は曇り気味だが、残暑はまだ続くようで、半袖で出勤した。
白いズボンに、オレンジのポロシャツを着て青のジャケットを羽織ったらこれではロシアカラーだと、ジャケットはグレーにした。
このことを妻に話したら一笑に付されたが、私としてはロシアに与しているようでなんとなく嫌だ。
だが、ウクライナへの侵略が思うようにいかず、兵員の著しい消耗に苦しむロシアによる部分動員令という名の徴兵の開始を見ると、その嫌悪感はロシアというよりは、プーチン大統領個人へのものであるということがわかってきた(動員令でロシア脱出増 中東欧は入国制限、独仏は前向き)。
ロシアからの国外脱出者は20万人をゆうに超え、ロシア政府のいうところの30万人に近づかんとしているらしい。
これらの人を愛国心のない人というかどうか。
今、私がどこかの国に侵略戦争に行けと岸田政権に命じられたらどうするだろう?

応召するか、逃げ出すか。

たぶん、嫌々ながら応召するだろうが、独裁者による暴走による侵略戦争であると分かっていたら、士気はそれほど上がるまい。
そんな戦いでは士気の高い軍隊により迎撃され何もできないまま、負傷したり命を落としたりするかもしれない。

そんなことになる前に、逃げ出そうと考える人は少なくないだろうが、日本は島国なので、港や空港で足止めされたら逃げ場はない。
ウクライナのように60歳以下の男性は国外への出国が禁止となったら、どうしようもないが、ウクライナの人は”自分達の国土を守る”というモチベーションがある。
私も、国を守るためならば、命を落とす危険があったとしても老骨に鞭打って必死に働く。
軍隊としての機能が失われつつあるなか、士気も装備も劣る状況で”犬死に”のために侵略地に赴く、ロシアの人が気の毒だ。

ロシアのプーチン大統領の行っている愚行が、先の大戦での日本が行ったことと重なることがあまりにも多く、残念な気持ちになる。
あの頃と異なるのは、どんなに情報統制を行ってもネットワークの隙間を越えることは不可能であり、国民は真実を知ってしまうということだ。
核兵器を使用されて、旧日本軍は本土決戦を諦めたが、プーチン大統領が核兵器使用に踏み切ることなく、侵略戦争をやめてくれることを切に願うしかない。
戦争にいいことはひとつもない

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出世を望まない人が増えているという

2022年09月28日 | 生き方について考える
空気はすっかり秋のそれと入れ替わり、毎日過ごしやすい。
なによりも寝苦しさがない。
夜中に目が覚めて、また眠ろうと思っても、つい先日までは冷房をどうしよう、入れたら喉が痛くなるから我慢しようとか、やっぱり暑いとか、あれこれ考えるうちに寝そびれてしまうこともあったが、今はそんなことはない。
ハイビスカスもやっと元気を取り戻し、毎日花をいくつも咲かせてくれている。
私も夏バテから解放されてちょっと元気が出てきて、溜まりかけていた仕事を片付ける気になってきた。
ただ、最近思うのは私が頑張る方向を考えなくてならないということ。
もちろん人類のために役立つことがあったら率先して研究・発信するが、この先のそう偉くなるわけでもないが、そんな残り短い人生で、私が会得してきた人様に役立つ技術・知識を遺すことをしなくてはならないと思う。

例えば、大学にいる人というのは研究のためにいるはずなのに、教授になりたいだけでそこに居座っている人というのがいる。
そんな、教授になりたいという人が首尾よく教授になるのを目の当たりにすると、なるほどこれまでのあの仕事もこの仕事も全てはこのためだったのか、大したものだと思う。
それと同時に、私にはそんな真似はできないし、教授の座というものが、それほどのエネルギーを生むものであることが理解できない。

私が病理医の道を選んだ時、友人に

へー、病理に進むのですか?
やっぱり(人が少ないから)教授になりたいから?

と聞かれ、やりたいことを選ぶだけのことだと思っていた私にとって、そんな考え方があるのかとびっくりしたことがある。
それ以来、自分には教授になるチャンスはあるのか、能力はあるのかということを時々考えることもあったが、元々そんな器量なく、幸か不幸かご縁はなかった。

出世した先の世界というのが、厚いヴェールに包まれていた頃であれば、そこまで行ってのぞいてみたいと思う人もいるだろうが、”出世を望まない”というのは初めからそこに近づこうともしないということだ。

情報化社会で、生き方の上限というものが見えてきて、錦衣玉食贅沢三昧をしたところで、その裏には不公平があり、他人の犠牲があるということがわかり、そんな罪悪感を感じるようなら偉くなんてなりたくないと思うのかもしれない。
そして、いずれ人は必ず死ぬ。
ならば変なプライドなど持たないで苦労して出世しても仕方がない、そこそこの人生でいいだろう。

かつては、出世を強いる上司もいただろうが、今はそれもナンセンス。
中国では寝そべり族という言葉もあるようだが、社会人として社会に貢献しない人にも少しは役に立つことをしてもらわなくては社会が持続していかないわけで、出世を人参にしてきた価値観を変えていく必要がある。
まずは賃金上昇を

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民主主義を守るため私たちがすべきことを考える日

2022年09月27日 | 日本のこと、世界のこと
安倍元首相の国葬が今日行われる。
数日前の天気予報ではぐずついた天気になるということだったが、秋晴れの1日となりそうだ。

死者とは弔うべきものであるという立場から、難病をコントロールしながら8年あまり首相の重責を担ったのち、凶弾に斃れた人の死を悼みたい。
葬儀費用をどうするか、すなわち国葬の是非については今後国会や裁判で決めてもらったらいい。
暗殺された直後は世界中からお悔やみをいただいたものの、すっかり静かになって、ずいぶんこじんまりとしたものになりそうで、イギリスのエリザベス女王の葬儀が世界中に配信されたのとは異なり、国内でも興味を持つ人はわずかとなりそうだ。

後世に残すべき教訓は、自由とか民主主義というののがとても危うく壊れやすいものであり、その中で暮らす私たちにしても常に危険と背中合わせで生きているということだ。

私たちはどこまで国家によってコントロールされるべきなのかはわからないが、ある程度は必要で、それは憲法であり法律とかいう国家が定めたルールに従うということだ。

ウクライナ侵攻が思い通りにいかないでいるロシアでは予備役の動員を開始して、いよいよ抗議活動がおこっているという報道が海外にも漏れ出している。
これは関してはロシアのプーチン大統領がどんどん新しい法律(主に罰則)を出しているそうで(
こんな法律までもが国家が定めたものというのはどうしたって納得できないし、戦争に駆り出されて、殺されては、一体なんのために生きてきたのだか意味が不明となる。

幸い、日本ではこのようなことは起こりそうもないが、今のように自民党に対抗できるしっかりした野党がいない状況ではその危険はゼロとは言えない。
自民党による一強体制を許しているのは野党がダメだからなのか、有権者である私たちがダメだからなのか、おそらくその両方が招いたことなのだろう。
私たち国民は政治に関心を持って生きていく必要がある。

イタリアではさきの総選挙で極右政党が第1党となった(イタリア総選挙、右派連合が圧勝)。
グローバル経済の1ピースにすぎない国で少々の政策の転換を行ったところで、景気が良くなるわけないから、1年後は元の木阿弥だろうと思うが、こうやって国民が政権を選択することができるということこそが民主主義の根幹だ。
考えてみよう

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”普通の生活”の範囲

2022年09月26日 | 日々思うこと、考えること
秋のシルバーウィークも、最終日は晴天となり、今年の墓参も無事済ませることができた。

休みの日は普段より1時間ほど多く眠るが、今日はむしろ普段より30分近く早く目が覚めた(つけ加えると、血圧も普段より10高かった)。
近い将来、現役を引退して毎日が日曜日となったら睡眠のサイクルはどうなるのだろう、たっぷり眠れるのだろうか、それとも思ったほどでもないのだろうか。
誰にも拘束されることがなくなったとしても、おそらく”なにか別の”気になることが生じて、結局熟睡することなどできなくなるように思う。
妻も、私に合わせて早起きして弁当を作ってくれたが、彼女なりにリズムは変わっているに違いない。
いずれにしても、(今のところ)普通の一週間が再開した。

台風の影響で、静岡では断水などが続いているということで、1日も早い復旧を願うばかりだが、雨風をしのげて、水と火と安全が確保される生活というのがどれほど得難いものかということを考えてしまう。

普通のとか普段のということは当たり前にあるものではないし、簡単には手に入らない。
こういう”得難い”生活が当たり前のものと思ってはいけないのだ。

ロシアからの侵略に耐えているウクライナの人々はもとより、その余波で食糧危機に陥っているアフリカ諸国の人々、水害で苦しんでいる国の人々など、国家レベルで災難に直面している国はいくらでもある。
その国では普通かもしれないが、ネットの発達した現代では普通は地域レベルの話ではなくなっている。

ろくな政治家のいない国も多い、というかろくな政治家など世の中にいるわけがない。
仮にいたとしても、その思いを達成することのできる人が十分に周囲にいることはまずない。
国葬の行われる安倍元首相はどうだろう。
全ての人から尊敬されるということはあり得ないので、国葬に反対する人がいるのは当然で、世論は人の数だけある。
賛成と反対が半々ならいいのではないか。

見方によっては彼が政治家として難病をおしてふたたび総理となったことは評価されるべきことだし、凶弾に倒れた無念さとともに、反テロの象徴として弔われてもいいのではないかと思う。
国葬の是非についての議論から話を逸らそうとしているのか、NHKでは昨日から”弔問外交”という言葉が頻繁に出てきている。
それはそれでいいのかもしれないが、なににいくらかかったのかは後日明らかにしてほしい。

厳戒態勢

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お彼岸のお墓参り

2022年09月25日 | 日々思うこと、考えること
台風一過で、昨晩は南天にオリオン座がよく見えた。
今夜もよく見える。
虫の声も美しい。

朝から晴天でお墓参り日和。
東京の母もやってきて、無事お墓参りをした。
お昼は我が家で食べてもらい、鎌倉散策をしてから帰っていった。

明日からも世界では色々ありそうだ。
日銀の為替介入、ウクライナ情勢、そして明後日の安倍元首相の国葬。

いろんなことを考えながら生きていきたい。
元気出していこう

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台風15号は温帯低気圧になったけど

2022年09月24日 | 自然災害・事故・感染症
台風15号はどうなっただろうかと天気概況を開いたら、温帯低気圧に変わっていた。
それにしても朝から蒸し暑い。
昨晩、いつもは赤ワインだが昨晩は夏前に買っておいた”冷やして飲むとおいしい”白ワインというのを飲んだら喉越しがよく、ちょっと飲み過ぎてしまった。

夕食後にブログを書こうと思っていたのだけど、寝落ちして気がついたら日付が変わっていたので諦めた。
白ワインは赤ワインよりカリウム量が多く利尿作用が強くてなかなか寝付けず、うつらうつらしながらテレビの天気情報を見ていた。
温帯低気圧になったとはいえ、雨雲はもう少し残りそうで雨はしばらく続くとか。
昼前には土砂災害警戒情報がきておどろいたが、まだ気をつけていよう。

駅まで娘を車で送ったら、今日もたくさんの人が鎌倉に来ていた。
こんな天気なんだからよせばいいのにと思うのだが、今日と決めていたらまあ来るだろう。
明日は晴れるかな

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妻は私の知らないことをたくさん知っていて、私にできないことがたくさんできる

2022年09月22日 | 家族のこと
明日は秋分。

お彼岸のうちには母を連れてお墓参りに行きたいのだが週末は荒天との予報で気が気でない。
それを見越して、妻が私の家と、妻の実家のお墓を昨日のうちに掃除しておいてくれた。
雨でも、お線香を上げるぐらいならできる。

主婦の仕事は家事だからこういったことをやるのは当たり前かもしれないが、掃除も洗濯も料理も不得手な私から見るとどれもすごくてそんけいしている。
電鋸、電動ドライバーの使い方は私の方が上手いが、掃除機や洗濯機、ミシンのメンテナンス・取り扱いでは到底かなわない。
自身を含め、四人家族および犬二匹の面倒を見るうちに家事に関する多くのスキルを身につけたのだろうが才能もあるのかもしれない。
お花やガーデニングは子供の頃から好きだったようで、玄関やリビングにはたいてい花が活けてある。
普段あまり気に留めないが、”花が無いこと”に気がつくと寂しくなる。
また、鈍感な私でもハッとするように美しく活けてあるときには出来栄えを誉める。
置き場所については人の動線と視線まで考えているなんてことを教えてもらって一緒に楽しんでいる。
ちなみにこのアレンジは右横から見た時に、そちらも正面に見えるようになっているそうだ。
真新しい花器に活けてあったアレンジは、先日亡くなったマルチーズのコロへのお見舞いをまとめ直したものかと思っていたが、違った。
いずれにせよ、やがて枯れてしまう草花をひときわ輝かせるからにはそれなりの技術をもって扱うことが大事なのだと知らされる。

妻は私の知らないことをたくさん知っていて、私にできないことがたくさんできる。
これは何も主婦に限ったことではなく、仕事を持っている人全てに共通することだが、そういった尊敬すべきことを忘れて、妻に向かって失礼なことを言って悲しませてしまうことがあるのは反省しなくてはいけない。

他人と一緒に暮らす時には相手のことを考えながら見ていないといけないし、それが夫婦ともなれば一生のことだ。
日々の生活で気になることはたくさんあるが、何か言ってしまう前にそう言いたくなる訳をその都度立ち止まって考え、納得してから口に出すことが大切だろう。
自分のこともよくみる

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シルバーウィークに思う日本再生への道

2022年09月21日 | 日本のこと、世界のこと
すっかり涼しくなって、今日はジャケットを着て出てきた。
これからしばらくの間は外出するにも少し服装にも気をつけたい。

それにしてもこの秋の連休”シルバーウィーク”、3連休二つというだけでどうもしょぼい。
敬老の日とシルバー世代を引っ掛けているのだろうが、そんな65歳以上の高齢者をのためにわざわざ中型連休としてアピールする必要もあるまいにと思う。
仮に私のようなアラカンまで含んでいるのだとしたら、それは夏バテで疲れ果てた人間への思いやりだろうか。
いずれにせよゴールデンに対してシルバーとは、夏の終わりとともに、どうもたそがれてもの悲しい。

日本は祝日が多くないだろうか(年間17日)。
そうでもしないと日本人は休まないので、外圧もあって週休2日にしたのにそれでもやすまないから祝日を増やしたのだろうか。
フランスのように有給休暇を増やして、みんながバラバラに休みを取れるようにしたら帰省ラッシュも緩和されるだろうし、そのうち産休、育休の問題も解決されるだろうになかなかそうならないのは残念。

自分自身を振り返ると、駆け出しの頃は病理診断の勉強と研究とで朝から晩まで12時間は大学にいた。
もちろん、土曜は休みじゃなかった。
遺伝子導入をした大腸菌のプレートが心配で日曜日に研究室に行ったことなど何度もある。
病理は当直がないので、必ず1日1回は帰宅していたのがせめてもの救いだったかもしれない。
そんな仕事漬けの生活は今やナンセンスで、部下が根を詰めて仕事をしたらそれをやめさせることができなくてはならない。

さまざまな分野で中国や韓国に追いつかれ追い越されたことはもう認めざるを得ないことだ。
おそらくそれらの国の人たちはかつての日本人のような仕事量でやっているのではないだろうか。
中国のように人海戦術で来られたら太刀打ちできない。
いずれにしても日本人は働きたくてもリミッターがあって働きたくても働けない。
このままでは沈んでいくばかりだ。

ただ、日本人には、オリジナリティーがある。

製品とは、ドイツ人が発明アメリカ人が製品化イギリス人が投資フランス人がブランド化イタリア人がデザインを美しくして日本人が小型化と高性能化に成功する(以下略)

というジョークがあるが、これだと日本人にはオリジナリティーがないようだが、多くの伝統工芸は日本独自のものだ。

韓国は芸能文化を産業とし、日本の十八番だったアイドル文化を奪い去ってしまった。
古くはクロサワ映画の伝統を育てることができず、この先、ジブリ映画の後継者が出て来なかったらこの方面での日本の将来は暗い。

伝統工芸、伝統芸能、そういった日本独自の文化・産業を国が先導して盛り上げていくことができたら、日本の将来はまだまだ明るいと思うが、どうだろう。
丁寧で誠実な仕事

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第69回 日本伝統工芸展







終身雇用の否定を賃金上昇に繋げる

2022年09月20日 | 日本のこと、世界のこと
台風14号は日本側をなぞるように進うちに勢力を削がれ、暴風域は夜中のうちに消えた。
それでも朝は強風が吹いていたが、先週末のうちに妻が台風に備えておいてくれたおかげで、家や庭に目立った被害はなくやり過ごすことができた。
残念ながら台風一過とはいかず、前線のせいで雨は今日1日続くらしい。

昨日、少子高齢化についての特番がNHKで放送されていた。
最後のほうしかみなかったのであれこれ言えないが、終身雇用とかそんな働き方についての話題もあった。
会社が人の一生を拘束して働かせるという終身雇用は昭和的働き方の象徴であり、労働者はそこに閉塞感を感じるよりは安定を感じ、何も考えずに黙々と”ガマン料”を受け取って一生を終えた。
このシステムは、その土地に縛り付けて農業に従事させた、日本のムラ社会そのものであり、会社や社会にとって極めて都合が良いものだった。
このシステムに不具合があろうがなかろうが、一生働かされたのちに年金として、現役時代にためておいた金を戻してもらうためにはその循環から抜け出せず、これまで脈々と存続してきた。

どんな働き方でも、”会社”もしくは”社会”がほうっておいても成長していたらそれでよかったが、方向が間違っていたらそのシステムは崩壊する。
そして今、日本はまさにその危機の渦中にある。
経済的にも文化的にも日本はもはや中国、韓国に抜き去られ、なにもなくなりつつある。

NHKの番組では、ベテランの記者のような人が、

終身雇用にもいいところはありますよ

と、発言していた。
確かに、NHKのニュース番組では若手とベテランが組んでうまい具合に機能しており、MC一人に頼り切りの民放よりはよほど質は高い。
だが、それをNHKが甘んじて受け入れていたら停滞を免れなくなってしまうのではないかと不安を感じた。

そんな心配をよそに、若い人は終身雇用という考えに縛られずに生きるようになってきている。
若い世代は転職に対して抵抗はないようで、大企業に就職し、そこがよければいてもいいし、合わなければ辞めるし、そもそも初めからステップアップのための就職という考え方もあるようだ。

優秀な人材ほどそんな動きをするだろうから、企業は引き止めのために賃金を上げざるを得なくなるだろう。
せめて、そんなところが賃上げのきっかけになってくれたらいいと思っているのだが、甘い考えだろうか。
そして年長者たる私たちはそんな若者の行動を肯定し、応援しなくてはいけないと思う。
役所の人事をどうするか

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台風14号がやってきてのびのびになっていたビカクシダ(コウモリラン)の板付け

2022年09月19日 | ガーデニング・菜園・花・緑
敬老の日。
母も義母も元気に過ごしている。

縦断中の台風14号に日本列島がすっぽり覆われ、今日の天気図は単純でわかりやすい。
雨粒が写真に写るほどの強い雨が降ったり、かと思うと晴れ間がみえたりと目まぐるしい。
それにしても蒸し暑い1日。

エリザベス女王の葬儀に参列する天皇皇后両陛下はロンドンに無事到着されたが、国連総会に参加予定だった岸田総理は出発を明日に延期したそうだ。
なにをやってもタイイングが悪く気の毒な人だ。

今日も外に出られず、前々からのびのびになっていたビカクシダ(コウモリラン)の板付けをすることにした。
ビカクシダ二株はわが家にきてから3年ほど苔玉につけっぱなしで、これを樹皮に板付けしようと思って、1年近く前に買ったのだが、これまたそのままにしていた。
気がついたらずいぶん大きくなっていて、バラバラにしてどうかなっても困るので、表面の黒くなった水苔をかき取り、形を整えって樹皮に貼りつけた。
ビカクシダは漢字で「麋角羊歯」、コウモリランともいう。
葉の形が鹿のツノに似ているからこの名前がついているそうで、できあがったのものを柱につけてみたら、苔玉につけたままだった時よりもより鹿の角の形になった。
しばらくは、台に新しく貼った水苔が落ちてこないように注意していないといけない。
水やりのやり方が変わるので、どうするか、考えてみよう。
明日の朝が心配

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リバウンド、これは間食のせいだったか

2022年09月18日 | スポーツ・健康・ダイエット
大きすぎる予報円だったが、台風14号の進路は最悪で、日本列島を端から端まで襲うつもりのようで、ここ鎌倉などまだまだはるか遠くだと思っていたが、朝から大雨が降ったり止んだり。
母と一緒にお墓参りの予定だったが、残念ながら荒天のため中止。
昼頃には衣張山に雷の落ちるのが見え、その後数分間停電した。
すぐに復旧したので大谷翔平の13勝目は無事見届けることができた。
昨日のうちに植木鉢などは台風に備えて下に下ろしておいたのでやることはあまりない。
午前中のうちに大船まで食材を買いに行ったが、その後は閉門蟄居。
妻と娘が美容院に行ってしまい、私は留守番。
また停電になると困るので、早めに保存食としてのカレーを作るつもりだったが、もし時間があったら作っておいてくれと言われたので、作っておいた。
お墓参りには行かなかったが大きなおはぎを食べたので、お昼はいらないだろうと思っていたが、夕方になってお腹が減ったので、味見がてらちょっと食べてみたら美味しかった。
妻としては、明日味が落ち着いたところで食べようと思っていたらしく、フライングとなってしまった。
明日が楽しみ。

動かないで食べてばかりでは太ってしまうが、すでに体重は深刻な状況になっている。
私が太ったところでどうでもいいことだが、以前ダイエットのことを書いたことがあり、そのいきさつをご存知の方には経過報告となるだろう。

去年の7月には71キロを切るとこまで減った体重が、ついに75キロを上回ってしまった。

これぞリバウンド。

妻は娘のフィアンセ君が来て夕食に炭水化物を食べるようになったためだからと思っているが、私はそれだけではないということを知っている。
その原因はスナック菓子。
1日仕事をして、4時5時になってくると小腹も空く。
そんな時のために、以前はナッツを持って行って小腹を満たしていたが、近頃病院の1階にあるコンビニで百円のスナック菓子を買ってそれを食べてから帰っている。
せんべいとか芋けんぴ、チョコレートとかで、炭水化物も少なからず含まれている。
それを毎日食べていたらこうなってしまったようだ。

こうして、リバウンドというのがこうして昔の食生活に戻って起こるということがわかった。
お金は使ってしまったら、その分を取り戻すのは一苦労、体重も増えてしまったら、その分を減らすのは一苦労。
生きるということは難しい。
台湾の地震は大丈夫かな

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そろそろ還暦を迎えるということで同窓会の準備

2022年09月17日 | 日々思うこと、考えること
私も来年、いよいよ還暦を迎える。
これを機に中学ー高校のクラス会を開くことにした。
コロナ禍で、開催が危ぶまれるところだが、一応準備だけはしようと、昨晩渋谷の中華料理屋に、世話人会と称して集まった。

半分飲み会のようなものだったが、開催は再来年の2月か3月とした。
これならほとんどが60歳だ。

親類以外の五人以上と飲むのはコロナ禍が始まって以来はじめてのことだった。
ちょっと飲み過ぎてしまったが、乗り過ごすことなく帰ることができた。
会うと昔に戻るのはなぜか

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娘のフィアンセが英国に帰った

2022年09月16日 | 家族のこと
娘のフィアンセ君が今朝、羽田からの飛行機で留学先の英国に帰っていった。
エリザベス女王の葬儀に参列する天皇皇后ご夫妻の出発が明日で、ほっとしていた。

彼の場合、日本に来たくて来たわけではなく、娘に会いたくて日本にやって来ただけなので、私たちとしてはホームステイとはちょっと違う微妙な受け入れ方となった1ヶ月だった。
日本語の勉強もしていたが、娘との意思疎通には不要だったので、今後も続けるかどうかは分からない。
昨晩は、ヨーロッパでは生の貝を食べることがないというので、妻が貝を多めに入れたちらし寿司を用意してくれ、舌鼓をうっていた。
そういえば、食材を買いに連れて行ったスーパーに鮮魚がたくさんあったのに驚いていたそうだ。
彼はギリシャ育ちで、バルカン半島の国同士のことを少し話してくれたことがあるが、それぞれの国の経済格差は大きく、ギリシャよりも貧しい国はたくさんあって、差別もありそうだった。
ギリシャに帰ってもそれほどいい就職先はなく、学位をとったら米国とか日本のような裕福な国を目指すために、帰ってまた研究を頑張るらしい。
そういう意味では彼にはいいリフレッシュ休暇だったかもしれない。

彼の場合は娘が日本にいるからということも動機の一つにはなっているであろうが、そもそも一緒になるかもわからない。
二人のことは二人で決めることだから、あまり関わらないでいたい。
彼が帰る街の気温は12度。
ついこの間まで熱帯の暑さだった日本との違いは20度もある。
そういえばエリザベス女王への弔問の人の装いはすっかり冬物だった。
冬はエネルギー供給の問題が深刻化するが、イギリスは北海油田があり、そう寒い思いはしないのではないかと思っている。
そうはいってもすぐそばで戦争が行われていることを考えると、いろいろと心配ではある。
明日のこと、否、数時間後のことすら全く分からないということを実感する今日この頃。
コロナ禍で、どんどん内向きになってしまっていた自分を反省する。
昨日、FBをたまたま開いたら、国際学会に行って来たという先生の投稿があった。
元々出好きの人だったが、もう活動を再開していたと驚いた。
オンラインも悪くはないが(それすらしていない)、現地に足を運ぶということも大切だろう。
フィアンセ君にしても、日本に乗り込んできたというのは思いのほか活動的であり、これなら娘を大切にしてくれるかもしれない。
彼のおかげで多少はよその国のことに関心を持てたかもしれず、このことは続けていきたい。
やることはまだ沢山ある

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あれこれ考えながらも、目の前の仕事をまず頑張る

2022年09月15日 | 日々思うこと、考えること
9月ももう折り返しの15日。
夏の太平洋高気圧の勢力も弱まり、いつもの年よりほんの少しだけ早くに本格的な秋がやってきたように感じる。
そしてそれは台風の季節。
日本列島は台風と低気圧に囲まれてしまった。
この前、八ヶ岳に行った時、すっかり重くなった稲穂が風に波打っていたが、あのあたりの農家もそろそろ収穫だろうか。
先月、娘のフィアンセ君がわが家に来て、マルチーズのコロが亡くなって、仕事(ルーチンワークではない)でちょっと面倒なことがあり、恩師に相談という愚痴を聞いてもらい、と、わずか半月の間ではあったけど、犬も歩けば棒に当たるでいろいろあった。

お隣との境の塀のところに、朝顔が咲いた。
以前、鎌倉宮の朝顔市で買ったものだと思うが、そこから種がこぼれたようで、毎年少しずつ増えて、今年は少なくとも4、5株育っている。
朝顔の伸長は早く、支柱を立ててやったがあっという間にそれを超えてしまい、どうしようかと思っているうち、折り返して花を咲かせている。
朝顔はあまり好きではなかったが、花の数がだいぶ増えてくるとそれなりに見栄えがして、ネットでも張ってもう少し伸び伸びとさせてやろうと思う。
朝顔のつるではないが、心は折れたり、凹んだり。
身の回りのことはもとより、生きていると悩みは尽きない。
深刻ぶってあれこれ考えたところで、行動に移さなくては意味がないが、たいていのことは行動しようもなく、身辺のことに係りあっているうちに時間だけが過ぎていく。

今私にできることは何か。

もちろん、人の命を支えるためのチームの一員である病理医としての仕事を頑張ることは前提で、それを全うしようとすると、時間がいくらあっても足りそうにない。
私には今の仕事でいっぱいいっぱいで、今私がやらなくてはいけないことは、目の前の仕事であると言わざるを得ない。
社会の片隅にいてもそこで真面目に生きることが、社会を良くする一助になるに違いないと考えて。
忙殺されずに

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