こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

さあ、福岡

2008年05月30日 | 通勤・交通・旅行
札幌、金沢ときて、今度は福岡。今日から三日間。
家計も頭もパンクしているが、演題を取下げる訳にもいかない。後は野となれ山となれ…
開業医と違い、勤務医は経費で落とせないので、勉強するのも一苦労です。

一緒にしないで

2008年05月22日 | 日々思うこと、考えること
医師の半数が薬屋さん(製薬会社)からの接待を受けたことがあるとの記事があった。
私は、病理医ということもあり、薬屋さんとの接点はほとんどないので、接待も無縁だ。無縁といっても、MR(薬屋さんの営業マンというか、広告担当者?のようなひと)が医局の前にたむろして、廊下をふさいでいるのにはいつも不快感を感じているが・・・
こういう記事が出ると、私たちのようにそもそもその利益から関係のない人間も同じように扱われる。
「お医者さんだと、薬屋さんとかに接待してもらったりもするんでしょ?」「いいえ、私は病理なんで、関係ないんですよ」という会話を何度してきたか。
私の勤務先はバイト、接待は禁止だ。だから、同僚も職場外での飲食は受けていない(正当な理由があれば許可される)。ということで、勤務先によっても状況は違う。
「お医者さんだと、薬屋さんとかに接待してもらったりもするんでしょ?」「いいえ、私の勤務先は接待禁止なんでいけないんですよ」という会話も何度もしている。大学時代の同級生と話しても、それってたかりじゃない?と言いたくなるような話まで聞かされることもある。
だって、薬の情報提供に、お酒やゴルフは関係ないんじゃないのかな?
あんまり言うと、ひがみになるし、そういう立場のお医者さんがいてもいい。薬屋さんからの接待も、患者さんからのお礼もない、余録のない病理を選んだのは私の勝手だが、報酬以外の見えないお金をもらって潤っている、そんなお医者さんたちと一緒にされるのはたまらない。

川底

2008年05月21日 | 通勤・交通・旅行
昨日の大雨に流されたせいか、通勤のときに歩く川の底がみえます。真鯉も気持ち良さそうに泳いでいました。
いつもは流れはあるのに、淀んで悪臭もするのに今朝は水の香りと緑の香りが合わさった清々しい香りに遊歩道が包まれていました。毎朝、タバコを吸いながら走り抜けるおじさんも今朝はいなかったし。
昨日ほどの雨がそうそうあっては困りますが、あのような大雨だとこういうことが起こるんですね。
このきれいさ、何日もつかな?


学会シーズン

2008年05月20日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
4~5月は学会シーズン。
私も3つの学会に関わっている。今月末の福岡の学会でひとまず、終り(翌週にも1つ小さな研究会があるが・・・)。

札幌、金沢、福岡、と地方開催が多いので、とてもお金がかかる。

大学や一部の病院は学会出張に対して補助があるが、私の勤務先はこれがゼロ。

勉強は、自分ヘの投資で、自分で払うべき、とでもいうのだろうか???勉強も、私の勤務先の病院の患者さんのためにすることであり、たすけてくれよ!といいたい。
教科書も、自前。
大変です。

ダーウィン展

2008年05月18日 | 家族のこと
久しぶりに中二と小五の子供を連れて出かけた。行った先はダーウィン展をやっている上野の国立科学博物館。ダーウィンの生涯を追った展示で、直筆の手紙がたくさんあった。
私の印象に残ったのは、小さなノートとそこに書き込まれた樹形図の原型。
最近、論文を読み、ワープロで(推敲して)考えるという、試行的に怠惰な生活を送っているので、100年以上前の自然科学の巨人の仕事に触れて、感動した。
昔より今のほうが、情報化が進んでいて学問をするのは大変なんだ、なんて、思っていたが、大間違いだった。当時なりに、膨大な量の情報交換を行い、また、検証をしていたことを初めて知った。学会の度に自転車操業でバタバタしている私とは雲泥の差だ。
もっとびっくりしたのは、ダーウィンのおじいさんが、進化論的な着想をすでに持っていたこと、ビーグル号での旅はダーウィン家の財を費やしてのもので(お母さんがウェッジウッド家だったとは知らなかったが・・・)、家族ぐるみの科学への情熱があってこそ、種の起源が著されたのだということを知った。
まあ、私も自然科学者のはしくれとして、何かものしたいところだが・・・

あと、もうひとつ。ダーウィンは家族を大事にしていた。そこだけは、私も同じだ。

朝の兼六園

2008年05月16日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
やって来ました金沢。夜行バスでもまずまず眠れ、病理学会が始まる前に兼六園に来ました。静かで鳥のさえずりが心地よいです。
これから、近江市場の中のお寿司屋さん(朝8時からやっている!)で朝食です。

と、そのあとポスター貼り、でいよいよ病理学会。

朝の一服

2008年05月15日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
いつもの通勤路、桜の花のあと、緑のトンネルができました。
朝は緑の香りも強く、胸一杯に空気を吸うと元気が出ます。

ところが。

ここを毎朝自転車で通る人がいます。必ずタバコを吸いながら…

”蒸気船か、蒸気機関車か?”というように、煙を吐きながら横を通り過ぎていきます。私と方向が一緒なので、その人が吐いた煙を吸いながら歩くことになります。
以前私が、煙たい恰好をしたことがあるからか、当てつけかと思うくらい大量の煙を吐いていきます。
歩行喫煙については鎌倉駅前でも困っていますが、日本全国どこでもあります。
ほんと、やめてほしいです。

仙人たちの集まり

2008年05月14日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
私のところのレジデントの先生が、病理医は病院の仙人みたいなものだと言っていた。
たしかに、医者を除くと、病理医なんてそもそも知らない人が多いし、名前だけは知っていても何をやっているかまでは知らない。患者を診るわけでは無く、なにをやって給料をもらっているかは、医者でも知らない人がいる。病理医なんて、だいたいは病院に一人しかいない。
普段から病院の奥の病理検査室、とか鏡検室なんてところにこもっててというと、山奥で霞を食って生きている仙人ぽい。たまに里に下りてくるのが、カンファレンスだとかセカンドオピニオン外来てとこか。

その”病院の”仙人の集まりが、金沢で明日から始まる。私は明後日だけだが、準備も間に合って、ほっと一息というところ。
天気もよくなりそうですね。

台風二号

2008年05月13日 | 通勤・交通・旅行
今朝は吐く息が白くなるほど寒かったです。
ここ数年、気候の変動が激しくなっているとかんじますが、今日のような日があると、強く感じます。

台風は幸い、北風を呼び込みながら、太平洋側を抜けるようですね。雨もそう降らずに済みそうですね。

明日は台風一過となってほしいです。


第97回病理学会総会@金沢

2008年05月10日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
第97回病理学会もいよいよ来週に迫ってきましたね。
演題を出されている先生方、準備の進捗状況はいかがでしょうか?
私はといえば、抄録提出時からほんの少し進んだだけで、パワーポイントの作成に突入です。
困りました。
若いころは、怖いもんなしでしたが、最近になってやっと、学会というものが、大事な自己表現の場であることがわかってきました。特に、病院勤めの病院病理医にとってはそうです。
毎日の診断業務、臨床とのカンファレンス、リスクマネージメントなど病理以外の業務、そんなことをやっていると、研究をする暇はほとんどありません。
そんなの、病院病理医の甘え、と大学や研究施設の先生に一蹴されてしまうのですが…
病院勤務と大学勤務の違いは議論になることが多いのですが、大学のほうが偉い、という雰囲気は、学会内にはあるように思われます。臨床だと理想の医療を現場で行う人も多いのですが、病理の分野は現場というのが、ほぼすべて大学の息のかかった、地域の中核病院で、臨床も大学のほうを向いている先生が半分くらいいるのも影響しているからかもしれません。
こんなこと、ぶつぶつ言っている暇があったら、準備を進めないといけませんね。

金沢

2008年05月06日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
連休最後の日は、五月晴れ。
結局、未完成の原稿にあたまをかかえつつ、娘と犬と鶴岡八幡宮まで散歩にでかけた…
とてもいい天気で、けっこう歩いた。

来週、病理学会が金沢で開かれる。
これの準備も、当然、まだ、です。

連休最終日

2008年05月06日 | 日々思うこと、考えること
連休も、今日で終わり。今日はやっと五月晴れになるらしい。
初日は子供の勉強の面倒、二日目は子供たちと外出。
さすがに昨日は頑張ったが、原稿3本中2本まで。
あとは…2本の清書と残り1本の完成。
うう、もう6時すぎだ。

わざわざ大学、病院に行かなくても資料が手に入る時代なのは助かる(ほとんどは抄録だが…)。でも、今日のように、外国の要人が来日するので、都内に入るのは大変だろうからね。鎌倉に来るのと、どちらが大変だろう?


大ピンチ

2008年05月01日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
四月三十日締め切りの原稿がまだ終わらない。それも三本。
連休明けまでに何とかしようと思っているのだが、果たして間に合うか?
翌々週には病理学会もあるというのに(これも発表を抱えている)。
それぞれなんで引き受けたり、演題を出したりしたんだろうと悔やんでもはじまらないのだが…
仕事があるうちが花か、セカンドライフを充実したものにするため、現役時代の仕事はそこそこにするか?
来月あたまにはけりがついているでしょう・・・もとい、ついていればいいのだが・・・