こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

付き添い

2007年10月28日 | 通勤・交通・旅行
子供の漢字検定の付き添いに来た。娘の付き添いなので、警護的なこともあるけど、追い込みの手伝いもしている。試験勉強なんていうのはその試験に応じた勉強だけすれば相当高得点が得られるはずなんだが、敵もさるもの、なかなか頭を使わせるものが出題される。医師国家試験は覚えることが決まっていたので、それをひたすら覚えた。いまだに、当時の語呂合わせが頭に浮かぶと、本質的なことを理解していたのではないという点で情けなくなるが、必死に覚えたことだったのでなかなか忘れられないでいる。
診断や研究のために論文や教科書を読んでいると、いろんなことが頭に蓄積される。このようにあとから蓄積された知識は適当に取捨選択されていく。病理診断をするにあたり、胃がん、大腸がんの手術術式をたまに思い出すが、外科医のように絶対に覚えていなくてはいけないものではない。いっぽう、がんの生物学的態度を反映する組織学的分類は何度も何度も繰り返して使い、そのうち覚えてしまうし、簡単には忘れない。
翻って漢字検定はどうか?今日、明日の短期記憶は維持されるかもしれないが、そのレベルの漢字に触れていなくては、そのうち忘れてしまう。だから、テスト後も必ずそのレベルの文章に触れることが肝要だろう。そろそろ試験が始まる、がんばれ!

病理医とは・・・

2007年10月27日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
私は、病理医と名乗っていますが、本当はまだ病理医ではありません、というか、”病理医”と名乗るのに抵抗があります。
というのも、”病理”は内科、外科などと違って”標榜科”ではないからです。ですから、病院内で”病理科”という科を作っているところもありますが、対外的には”病理科”は無く、私なんぞも、病理検査室”付き”の医者なんです。だから、専門医資格があっても、”病理医”とは、名乗りづらく思っています。
ですが!!今度の診療科名の見直しで、整理はできなかったようですが、やっと”病理科”が標榜科になるのです。そうすると、常勤の病理医のいる病院では”病理科”の看板が出せます。
そうなって、はじめて私も自分を病理医と名乗れるようになるような気がします。

秋晴れの休日

2007年10月06日 | 通勤・交通・旅行
台湾~沖縄のあたりに”猛烈”な台風(15号)がいる。中国南部で足踏みしそうな様子だが、沖縄以外は秋晴れ。鎌倉も秋空がすがすがしい。
また、三連休だがどう過ごそう。といっても、今日は娘の参観日、明日は市の運動会、あさってだけ未定だけど、今月中に仕上げないといけない原稿があるので、それを書かないといけない。
通勤がないと、穏やかな気持ちでいられる・・・なんて、自分でも気がつかないうちにマナー違反をしているんでしょうね、きっと。
来週の火曜の朝、いらいらしないように、心穏やかにすごしてみましょう。