こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

今日は何の日、1月31日だって、

2021年01月31日 | 家族のこと
今年ももうひと月たった。このひと月、何をしたか?何もできなかった、というのが正直なところ。新型コロナウイルス感染症の感染拡大以来どうも調子が出ないが、このままだとまずいと思っているのだが、今年もなかなかエンジンがかからない。

1月31日を、I (アルファベットのアイ)に31(さい)で、愛妻の日というそうだ。また、こんな日を作って、一体なんなのだろう。いくら商売のためとはいっても、こういうのって、”暦”に対する冒涜のような気すらしてくる。

そもそも愛妻の日というのは一体なんなのだ。妻に対して夫が何かをする日なのか、それとも愛されている妻が夫に対して何かしてくれる日なのか。それとも夫婦で愛情を確かめ合う日なのか、それだといい夫婦の日(11月22日)がある。

まあ、どうでもいいのだが、私たち夫婦は今日は庭まわりの掃除をやって1日過ごした。昨日に続いていい天気で、力を合わせて頑張った甲斐があってきれいすることができた。
感謝の気持ちは伝えよう

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週末が晴天だと嬉しい

2021年01月30日 | 鎌倉暮らし
空気は乾いて冷たかったけど、1日いい天気。
昼過ぎに海まで散歩した。
休日に鎌倉の街中を歩くのは久しぶり、まあこんなものかというぐらいの人出。
海は久しぶり、遠くに大島がよく見え、手前にはサーファーがたくさん浮いていた。
由比ヶ浜で桜貝を探したが、まだちょっと早かったみたいだった。
裏道を抜け、駅までもどり、スーパーで買い物をして帰った。
毎日、暗いうちに出て、暗くなってから帰ってくるという職場との往復だけ、こうして休日の天気が良いと嬉しいものだ。
あしたもいい天気かな

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右往左往、五里霧中

2021年01月29日 | 日々思うこと、考えること
昨年の末だったと思うが、日テレのニュース番組の中で有働由美子が菅総理にインタビューをしていた。そのインタビューの最後に、有働さんが、

「(新型コロナウイルス感染症対策に関して)今、総理がおっしゃられたこと、(菅総理の)お孫さんにも通じたでしょうかね?」

というようなことを言ったら、菅さんは馬鹿正直というか、開き直るかのように、

「わかりません(語尾上げて)」

と返答した。その時の視点の定まらない不安そうな目が印象的で、今でもよく覚えている。

”この人、何もわかっていない、というか新型コロナウイルス 感染症の本質的なことが理解できないんだ”

と思った。そして、自分がわかっていないということがわかっていない。

そりゃ、医学知識なんて全く無いわけで、ウイルスと細菌の違いだって十分にわかるわけがない。私だってわかったようなことを書いているけど、今度のワクチンがmRNAワクチンで、それはどのようなものかというのを知ったのはつい昨日の、それもブロ友さんのエントリーを読んだからで、感染症とかウイルス学の専門家からしてみたら素人同然だ。
そのインタービューでも菅さん、”専門家のご意見”というのを散々言っていたから、それほどトンチンカンなことを言っていたわけでは無いのだが、たぶんその頃からすでに、

”専門家(医者)なんかに大きな顔をさせないで、もっと政治家がリーダーシップを取らなきゃ示しがつかない”

みたいなことを言う人がいて、それに従っているのだろうと思う。知ったかぶりをしたところで、たかが知れているのだからやめとけばいいのに、と思うが、もうその路線を崩すことはできないみたいだ。

入院要請を拒否したら刑事罰、というのが行政罰に変わった。患者の囲い込みが最大の目的だから、さすがに懲役刑にする必要はなかっただろう。それに銀座のクラブ通いの政治家も下手すりゃ懲役刑になってしまうとなったらいい落とし所ではないか。
GoToトラベルも悪くはないが、劇薬には副作用があるということを隠して行うことが悪い。どこへ行っても悪くはないが、行った先では大人しく過ごす。そういう本質的なことの注意喚起をしないからいけないのだ。行った先では、感染対策をきちんとしている飲食店で個食もしくは家族だけでの食事をする。それが証拠に新幹線に乗って移動したが、マスク、手洗い、3密回避で、孤食を徹底したうえ、直行直帰で行ってきたら何も起こらなかった。

”ここをおさえておけば” 大丈夫、というポイントをうやむやにして物事を進めるからいけない。飲食業界だって昨年4月の緊急事態宣言で、何をしなくてはいけないか、ということがわからなかったのだろうか。じっと息を潜めていたら、コロナ前のようになると考えていたとしたら間違いだ。コロナはどこかに消えてくれるものではないのだ。GoToイートも飲食業界が自分で自分の首を締めたということになる。なんと勿体無い話だろう。観光業界も飲食業界もいつまでもじっとしていたらいいというものではない。補償金がいつまでも出ると思っていたらそれはさすがに無理というものだ。

東京オリンピックだって、やろうと思えばできるだろう。だけど、結局のところ感染防止をおそろかにする選手役員観客がいてどこかで破綻するだろう。選手村で感染を拡大させる不届き者は絶対にいるだろうから、”やっぱり出た、選手村クラスター”なんて記事が週刊誌の見出しに載ることになる。そうなったら本当に嘆かわしい。
多くの人が集まってくるのだから仕方あるまい、というのは詭弁で、オリンピックを成功させたい人だけが参加するのが今度のオリンピックであるべきだ。だからそういう観点に立って、選手役員の入国を認め、残念ながら外国からの観客にはご遠慮願う、そんな方針を出してやってくれたらと思うのだが、やっぱりダメかな。
少しは頭を使ったら?

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人生という細い糸

2021年01月28日 | 生き方について考える
今日はまた真冬並みの寒さになるというので、一番暖かいコートを着て出かけた。
もう、13年も前に亡くなった義父はおしゃれな人で、ずいぶん多くの上質な服を持っていた。
私より背が少し低い程度の人だったので、亡くなったあと腕の長さがあまり気にならないサイズのコートを3着ほど譲ってもらった。
もとから使っていたコート(これは、買い物好きの義母がプレゼントしてくれたもの)と合わせると5着もあって目移りして選ぶのに困ることもある。
あまり着ないでいると妻に断捨離を迫られてしまうので、ローテーションを組んでどれも使うようにしているが、寒い時は今日着ているダッフルコートになる。
とはいえ、雨の日はダッフルコートは湿って重くなるのでいくら寒くても着ない。
そんな時はヒートテックを使って、防水性の良いコートを着る。

自分の小遣いで買ったコートというのは無くて、この先もおそらく買うことはないだろうといのは恵まれた話で、義父には感謝している。
そんな義父だったが、美食家でもあって、その例に漏れず糖尿病を患い死期を早めることとなった。
亡くなる頃は入院しがちでほとんど家にいたが、元気な頃だったらそれこそどこかのクラブか飲み屋で新型コロナウイルス感染症クラスターに巻き込まれ、基礎疾患のせいで重症化していたかも知れない。
そう考えてみると、この窮屈なコロナの時代に生きていなくて幸せだったかもしれない。
人間の人生なんて細い糸を針の穴に通しながら生き延びているにすぎない。
人生という糸、丈夫なものもあるかも知れないが、遠くから見ればどれも似たり寄ったり、長さには限りがあって、やがてすべては尽きる。
その長さは50歩100歩。
死は糸が尽きることで、死んだら終わりで何もない。
死後の世界とは、自分が死んだ後の自分がいない世界であって、そこに自身は残っていない。

どうせ死ぬとわかっているのだから、生きているうちはまっとうに過ごしたい。
人生の残りがわずかとなってきて、いまさらどうこうしたくてもそれほど多くのことはできないかも知れないが、それでも、晩節を汚すような生き方はしたくない。

天気予報通り、雨が夕方からは雪となり、足が冷たい。
明日は晴れてくれるといいのだが。
どうも元気が出ない

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COVID-19 による症状
最もよくある症状:
・発熱
・空咳
・倦怠感
時折みられる症状:
・痛み
・喉の痛み
・下痢
・結膜炎
・頭痛
・味覚または嗅覚の消失
・皮膚の発疹、または手足の指の変色

1人は気楽だけど、1人だと不安。

2021年01月27日 | 人間関係
 昨夜来の雨は止んているが、あたりはすっかり濡れている。鳥のエサ台にやってくるタイワンリスを追い払うのにベランダに出る時、いちいちスリッパをサンダルに履き替えるのが少し面倒だった。このあと少し降るようだが、夜帰る頃には雨はすっかり止むみたいなので傘を持たずに出かけることにした。水曜日は、仕事に出る人が少なく、車も電車も空いている。座席も一つおきに座ることができる。

 人口密度というのはストレスの原因の一つで、それが低いということは精神的にとても楽だ。ただ単に、人が少なければいいというわけでもなく、声の届くところに人がいるかいないかというのは微妙だ。「ねえねえ」とか、「おーい」とか、呼びかけ方はなんでもいいが、声をかけた時に応えてくれる人が近くにいるというのは心強い。人間というのは元来無力な存在だから、ある程度の集団でいなくては不安になる。1人は気楽だけど、1人だと不安。わがままな存在だ。

 私は今1人で病理診断科を預からせてもらっている、1人病理医。ストレスチェックシートでは、やりがいがあって、自分のペースで仕事をできる職場、ということでそういう観点からはストレスは少ないという結果が出るが、日々の診断では頼ることのできる人は周りにはおらず、不安になることは少なくない。神様ではない人間の能力などたかが知れていて、いろんなことをたくさん知っているように見える人はいても、全てを知っている人はいない。だから、何人かで集まって知恵を寄せ合うし、ミスのチェックもおこなうことができるようにしなくてはならない。でも、そうすると人間関係が生じて、ストレスとなるから難しい。このストレスをいかに軽減させるかが知恵の出しどころだろう。なお、私の場合、1人でわからない時は臨床医と相談して診断を待ってもらい、知り合いの専門家に標本を送って意見を聞いてから最終診断を出す。

 在宅ワークが進まない原因の一つに、”会社で仕事をすること”が目的化しているということが挙げられる。そんな、”会社で仕事をすること”が仕事だと考えている人が上司にいたりすると毎日出社しなくてはならなくなる。お気の毒な話だ。通勤を7割減にするというのは、7割の会社が在宅に切り替えるというのではなく、週5日のうち、出社を2日か3日にしたらいいということだろうから、さっさとそうしたらいい。ドラマに出てくるような会社のレイアウトで、自分の部下が自分の持ち物のようにそこに並んでいることに満足しているようでは、組織の発展は望めないのではないか。

 今日も、銀座のクラブで夜まで遊んでいた政治家がいたが、彼らはどうして会食をやめられないのだろうか。陳情を受けていたと釈明したらしいが、そうだとしたら賄賂に近い接待だ。彼らは選挙で当選することだけが目的だから、支持率を常に気にしていないといけない。だから、”後援者”の人たちや”仲間”と密に連絡をとる必要がある。彼らに求められているのは国家を動かすことなのに、自分の周りのことに気を取られすぎていやしないかと心配になる。1人でじっとしていると裏で誰かに足を引っ張られている、そんな不安が夜な夜な夜の街へと足を運ばせるのだろうか。
さすがにバカだな

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個食孤食の時代となって

2021年01月26日 | 日々思うこと、考えること
 誰もが春の訪れを感じ始めている今日この頃。やっぱり季節の変わり目がはっきりしていると思う。今年は立春が2月3日で、節分が2月2日になるということだそうだが、恵方巻きの発売もそれに合わせるのか。

 職場で同僚と一緒に昼食を食べることができなくなってずいぶん経つ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広がりだした頃はまさかそんなことでクラスターが起こるなんてわかっていなかったから、病院職員用の休憩室でホッとしたところで随分感染が広がってしまった。今や、昼は医局の各自の机で黙って食べている。電子カルテの前でむしゃむしゃやりながらなんて猛者もいたがそれも今は昔。自分のデスクがある医者は恵まれているが、病院ではそうでない人のほうがよほど多い。私の施設ではこれまでお昼を食べていたところにアクリルのパーテーションを置いて、さらには会話厳禁。病院としてはお昼を食べてもらうことができるように講堂を解放している。みなさんソーシャルディスタンスをとった上で、利用しているようだ。
それにしても医療従事者が会食厳禁で頑張っているのに、政治家、高級官僚は平気の平左で全く参る。あの人たち、何をやって生きてきたのだろう。

 それはさておき、私ははじめ、このようなお昼の食べ方を”孤”食と書くのだと思っていたが、どうやら”個”食が正しそう。そりゃそうだろう、孤独にというよりは個々人でと言った方がよほどいい。

 食事を食べる時、どのぐらいの人数で食べたいかというと人それぞれ好みがありそうだ。学生時代から、”おい、昼飯行かねー?”と誘ってくる奴が必ず何人かいた。私は、1人飯・・・駅の立ち食いそば、のようなスタンド飲食店を利用することに抵抗がなかったので、個食は平気だったが、誘われたら喜んでついていくタイプだった。麻雀をやりながら、近所の定食屋の出前を取って食べたのもよく覚えている。勝ったか負けたかは全く覚えていないが、メニューはおぼろげながらいまでも思い出す。これも、ある意味”会食”だったからだろうか。社会人になってからも会食が好きな先輩と一緒に昼に行った。いつの間にか私が引き連れて、なんてことになっていた。昼食の時ぐらいしか世間話ができないから、という理由だったが、あれは押し付けになっていたかもしれないと今では思う。

 ”食事”という、他の生き物の命を戴く行為は、神聖なものでなくてはならない。鳥や豚牛、魚、そして野菜、コメ。命の限り成長してきたそれぞれを粗末にしてはいけないどころか、大切にありがたく我が命に移さなくてはならない。だとすれば、一食一食をありがたく感謝の念をもって過ごすべきだ。何人かで”これ美味しい”と言いながら食べること、食事の思い出を忘れ難くすること、それは1人よりも複数人で経験する方が効果的であるに違いない。そういう意味ではそれぞれの会食の時を覚えていることのできない個食は残念だ。

 もちろん、1人での食事というのも悪くはない。いただいているものをしっかり噛んで、しっかり味わうようになった。消化は良くなったし、命のありがたみも以前より感じる。どちらかといえば人付き合いがあまり好きでない人間としては人とのタイミングを測る必要もなくなり、楽といえば楽だ。
宴会とか幹事という言葉は死語になってしまうかもしれない。
人と人とが繋がる距離とは

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緊急事態宣言とは新しい生活様式の徹底ということ

2021年01月25日 | 日本のこと、世界のこと
 東京都での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数が連続して1000人を下回った(618人)。COVID−19感染予測のグラフが示す日別陽性者数のカーブも下向きになってきている。新年会クラスターがひとまず落ち着いたのかもしれない。小池都知事はまだまだこれから、今が正念場と言っていたが、確かにそうだ、緊急事態宣言の効果が現れるのはもう少し先だ。だが、昨年4月の緊急事態宣言が発出された時に明らかに封じ込めることができたので、今回も期待したい。

 前回の宣言発出時は新型コロナウイルス感染症というものがよくわかっていなかったから、みんなで宣言に従ったが、今回は誰も従わないでいる。とくに若者はかかっても平気だとわかったものだから全く平気のように見える。都心のターミナル駅で乗り換える時にも大量の若者が夜の街に繰り出して行くのがみえてゾッとする。若者以外にもどこかに勤めていたりするような人はある程度縛りがあるが、そうでない人たちは少々の風邪なんて気にしないだろうからこの人たちの封じ込めが問題だ。あと、会食を避けることができない政治家と高級官僚と芸能人もついでに封じ込めて欲しい。

 朝晩の通勤電車は相変わらず混雑しているが、今後も通勤電車クラスターの発生はなさそう。みんな息を殺して通勤しているのだから当たり前だが、帰宅時は大声で話している人が時々いるので、遠くに離れるようにしている。毎日の新規感染者数がどのぐらいになったら緊急事態宣言が成功といえるのかはわからないが、”下げ止まる”までは少々延長してでもしっかりと続けて欲しい。緊急事態宣言の影響をもろに被っている方には申し訳ないが急がば回れだ。

 緊急事態宣言が意味しているのは、新しい生活様式の徹底であって、これを機に一気に進めて欲しい。慣れてしまえばなんてことはない。多くの産業が業態をコロナシフトに変えはじめている。面倒がってそういうことをしない、旧態然としたままのところは淘汰されていかざるを得ない。誰だって安心してたのしく外食をしたいし、安心してスポーツ、映画、観劇を楽しみたい、そして旅行も。そんなこと当たり前なのだ。そういうものをどうやったら提供できるかどうかが生き残りにつながる。お相撲だって大変だろうが頑張っている。

 世界中で産業のパラダイムシフトが起こる、日本もそれに乗り遅れてはいけない。
もうしばらくの辛抱

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より効率的に、効果的に。

2021年01月24日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
雪になるかもしれないと言われていたが、結局そうはならず助かった。
午前中は研究班会議にリモートで出席。もちろん、全員リモート参加。私の研究グループのプレゼンは、リーダーの先生が行ってくれた。せっかくなので、私も発言した。
それにしてもずいぶん楽になったものだ。これまでは都内で会議が行われていたが、大抵は東京駅か品川駅の近くの貸し会議場。どちらにいくにしても、往復4時間ぐらいはかかったわけで、今やそれが無くなって効率は上がっている。
とはいえ、直接顔を合わせないと、モチベーションを上げるのは難しい。今日の会議で少し、自分を上げていこう。
こういう研究も予算の使い方が変わってくる。会場費、地方の先生方への交通費というものが無くなったのは大きい。研究費の使い道というのもこれからはより効率的に効果的なものへと移っていく。私もこれまで以上に頭を使っていかなくてはいけない。これは全ての業種にわたってのことだろう、コロナ禍を奇貨として進んでいくしかない。
午後になったら雨が止んだ。風が強くて寒かったが、妻と散歩した。
観光客はさすがにほとんど居ないくて、すれ違う人はあまり居なかった。
今日は東京1000人切った

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コロナ禍の本質はどこにあるかを考える

2021年01月23日 | 自然災害・事故・感染症
今夜から明日にかけて雪になるという予報が出ている。雨のせいか、7度といっても体感温度は3か4度。やっぱり今夜は雪だろう。小鳥たちも雪の前に腹ごしらえしようというのか、スズメ、ガビチョウ、シジュウカラがやってきて餌をついばんでいる。ときどきタイワンリスがやってくるが、私たちには招かざる客なので、追い払っている。
コロナ禍で政治家や官僚の無能さが明らかになり、ついには再びお金をばらまくという迷走が始まった。さらには入院拒否した感染者に対して懲役刑を課すという案を出してきた。

そうじゃないでしょう、罰則は感染者に対して必要なのではなく、感染を広げるという行為だ。

たしかに、会食、カラオケ、ライブハウス、感染する人の中には、感染拡大に対して頓着しない人が多いのかもしれない。でも、じゃあ飲食業が悪いのか、悪くなんかない。カラオケだって、ライブハウスだってそのこと自体が悪いのではない。混同してはいけないのだ。

飲食業界では”黙食”という言葉ができた。もっと早くから提案していたらよかったのに、それをしないで来たからこんなことになった。残念ながら、いまだに騒ぎ声が聞こえてくる店もある。互いに注意してみんな黙って食べる、そうしておけば、会食クラスターは起こらなかった。カラオケだってそうだ。一人カラオケを徹底しておけば業界が苦境に立たされることはなかった。ライブハウスだって、観客は黙っていればいいだけだったのに、ファンを自称する人たち自らが業界を潰してしまった。

コロナ禍の本質がどこにあるか、それが感染拡大防止であるということまではわかっているが、その方法について政治家、官僚はわかっていないのではないか。必要な施策は今こそ”新しい生活様式”の徹底であり、そのために何をするかが求められている。だから、罰則を与えるべきなのは、公共交通機関など人が集まる場所で大声で話す人や、ろくな対策をしない飲食店やそんな店で騒ぐ人たちだ。そういう人たちこそ取り締まって欲しいところだ。そんなことをしないで来たものだからやることなすこと後手後手にみえる。

人と会うこと話すことが仕事だと思い込んでいる人はこの先の世の中どうやって生きていくのだろう。政治はもっと違った形に変化していかなくてはならないのではないか。
コロナ後の時代を先取りする

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病理の部屋に緑を増やした

2021年01月22日 | ガーデニング・菜園・花・緑
 週末は天気が崩れるという予報にちょっとがっかりしているが、仕方がない。季節の変わり目というのはえてしてそういうものだ。梅雨の終わりの集中豪雨は被害が甚大となることが多いので気になるが、春の前触れの天候不順はすぐに過ぎてしまうので、すぐに忘れてしまう。それでも時々大雪で痛い目にあってきたことは忘れないでおきたい。天災は忘れた頃にやってくる。

 謙虚さと、丁寧さ、そして他者への想像力を欠いた政治家だの官僚だのという職業の人たちのことを悪く言って、言ったが故にさらに自己嫌悪におちいったところで埒があかないので、今日は最近病理診断科の部屋に入れたミニ観葉植物のことを書き留めておくことにする。

 不要でない所用があって出かけた9日、出先の近くの園芸店で、病理の部屋に置こうと小さな観葉植物を4つ買った。しばらく家に置いてから今週になって持ってきた。なにせ病理診断科は行灯部屋なので顔を上げても少しクリームがかった白い壁か薄茶色のパーテーションしか目に入ってこない。

 ここにきた時にイケアで買った斑入りのペッペロミアは挿し穂しでこれまでにずいぶん増やした。同じような大きさのがこれとは別に1鉢あるほどだ。先日も、切り戻した時に1枝水栽培していたら立派なひげ根が出てきたので、植物好きの技師さんに差し上げた。あと、家のフラワーポットで育てていたコリウスも挿し穂して増やしたら、ずいぶん大きくなって1年草のはずがまだまだ元気だ。このまま冬を乗り切ってくれたら、枯れてしまったところに逆輸入して大きく育てよう。そう考えると楽しみ。

 ニューフェイスはカポックとエアプランツのパレアセア。カポックは、鉢の下に置いてあるガラス容器に水を張って、吸い上げさせるとのこと。パレアセアは期せずして今回一番高い買い物となった。店員さんがこれもいいですよ、と、鉢を3個買った後、その横にさりげなく置いたもの。じゃあ、これもと、前々から欲しかったせいもあって値段もろくに見ないで買ったら一番(ダントツに)高かった。見かけによらないものだ。まあ、一度手に入れてしまったら大事に育ててやらないといけない。
 カンファレンスエリアとの境には、匍匐性の2鉢。カンガルーアイビーとピレアグラウカ。いずれも丈夫そうだから、1年もしたらずいぶん伸びてくれるんじゃないかと楽しみにしている。
 部屋の入り口にかけてあるエアプランツのウスネオイデス。これは前からあるのだけど、最近ちょっと茶色くなって心配。園芸店の店員に相談したら、水やりが難しいんですよと言っていた。風通しも悪いし、どうしようかと悩んでいる。いったん、窓に面している医局のデスクのほうに連れていってやろうと考えている。あそこなら、少しは風通しがいいし、挿し穂から1年以上頑張っているニチニチソウとか、水ゴケ栽培中のチューリップがいたりして賑やかだから元気も出るだろう。
緑でリフレッシュ

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ちなみに、植物の名前は鉢に刺さっていたのをそのまま写したか、なかったのは画像で検索したものです。間違っていたら、教えてください。

私は人生から何を学び、何を成してきただろう

2021年01月21日 | 生き方について考える
なんとなく穏やかに感じる夜明け。曙という日の出る一歩手前の時に空を見渡したからかもしれない。茜色の空に淡墨を点々と落としたような雲がいいアクセントになっている。今朝もまだまだ寒かったが、日中は10度を越えるとか。寒さも底で、これからは暖かくなる一方ならば、それが春ということかと気がつく。静かな気持ちで今日1日を過ごしたい、そんなことを思いながら仕事に出た。

ここ数日、政治家の悪口を書き連ねてきたが、人間50歩100歩、誰しもたいしてかわらない。それこそそんな程度の人をあげつらうのは簡単だが、そんなことをしたところでそこから何を学び取るのは難しい。20や30の若者だったらまだしも、50も半ば過ぎた人間がただただ悪口、讒言を列び立てているだけでは意味がないどころか、これまで一体何をやってきたのかと誹りを受けてもおかしくない。道化のような政治家、役に立たない役人、そんな人たちだって、それぞれその能力の限りを使ってきたのかもしれない。年末年始、連日顔を見せた知事がいた一方で、首相の顔は一度も見なかったけど、それはそれぞれの人の総合的な能力の結果であって、いちいちあげつらう事ではないかもしれない。私だって、年末年始は家でじっとしていただけで何もしなかった。降って湧いたようなワクチン担当大臣に戸惑いを隠せない厚労官僚がいるらしいが、彼らだって今日まで”何かを一生懸命”やってきたのだ。大臣に指示されたことだけしかやっていなかったとしても、それはそれでしょうがない。でもその結果として、政治からの信頼すら得ることなく政治家を上に据えられることになった。あなたが悪いわけではない、でも自分はそれぐらいしかできない人間だったということを想像する力がないから困惑するのだ。私だって、力不足という言い訳を何度してきたことか。

ぼんやり過ごした10代、イキがって見栄を張っていた20代、なにかできるようになったと勘違いしていた30代、思い通りにならないことに不満を募らせた40代、そんな時を経て今に至っているというのに、その人生から私は何を学んできただろう。こんなに長い時間生かしてもらって、その結果が今の自分のいるところとしたら、まだまだ足りないことばかりだ。未だ日々後悔することばかり、誰かの役に立てたと思えるようなことはほとんどない(医者としての仕事は仕事)。

そんな人生を振り返り、謝りたい、消し去りたいというあまたのこと、それらをしてしまった時の自分よりはほんの少しではあるけれど進歩したのではないかと最近思うようになった。ほんの1ミリぐらいの、端から見ればなにも変わらない程度のことだけど、自分にとっては多少なりともの進歩。この感覚をもっと確実なものとしていくことが人間としての向上につながるのではないか、そんなことに挑戦していきたいと思う。
だからいつも謙虚に

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国民が望んでいることが想像できない政治家と官僚

2021年01月20日 | 日々思うこと、考えること
今日は大寒のはず。”はず”というのは朝のNHKの天気予報で、気象予報士のだれもその言葉を口にしなかったから。念のためググったらやっぱり今日で合っているみたい。ブロ友さんたちもそれを書いている。今朝は示し合わせたかのようだったが、どうしたのだろう。それはさておき今日も寒かった。かつて毎日出入りした実験室のコールドルーム(冷所保存したいものを置くための4度に保たれた大きな冷蔵庫のような部屋。)のことを急に思い出した。ああいう経験というのは必要だったのか、不要だったのか今になってみるとよくわからない。寒さの底は今日で、寒さもすこしずつ緩んでいくらしい。もう少しの辛抱だ。来週からは軒下に集団で避難させている花たちも広いところに出してやれるだろうか。
昨晩、NHK(NHKの話ばかりで恐縮だが、民放でもいい番組があれば視る。でもいい番組、まともな番組が民放にあることがほとんど無い)のクローズアップ現代という番組で、与野党のキーマンに聞く、というタイトルで、2人の重要人物、すなわち二階氏、枝野両氏へのインタビューだった(らしい)。

難局に立ち向かう与野党のトップの意気込みを聞かせてもらえると期待して見始めたが、二階氏は”自民党だからこれだけやっている、他のところがやったってうまくいかない、政権与党とは大変なことに立ち向かわなくてはいけないこともある”というようなことを言っている場面が流された。政治家の謙虚さというものが全く感じられない、耳を覆いたくなるような残念なものだった。そして、枝野氏。支持率が低いことを聞かれ”今はまだ新党が結成されて日が浅いので、そんなものでしょう”というようなことを言っている。前回の総選挙では枝野ブームで立民の支持率を上げた、その本人の弁とは思えない。二階氏にしても枝野氏にしても、国民が何を求めているかという想像力が圧倒的に欠如している。とても残念な悲しい気持ちになって、テレビを消した。したがって、最後まで見なかったので、番組そのものの論評をする資格は私には無い。それでも、ものの5分で見る気が失せたのは、二階氏の物言いが昨日私が感じていた、”ならお前がやったらいいだろう、どうだ、なにかできるのか?”という恫喝に通じるものだったからだし、枝野氏が立憲民主党を立ち上げたときの志は薄まっていて、”数だけ野党第1党”に堕していたからだ。

私たち国民が求めているのは、与野党の責任逃れ、足の引っ張り合いではなく、双方が協力してこの難局を乗りきって、政治を信頼することだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の問題は、医療崩壊よりも経済問題へと移ってきた。こうなることは、マスク軽視の欧米各国の状態をみていたらずっと前からわかっていたはずなのに、やってきたのは目先のことばかり、医療体制の再整備など何もしなかった。厚生労働省の官僚はワクチン担当大臣が任命されたことに困惑しているというが、自分たちがいったい何を考え、何をしてきたのかを自問してほしい。医療体制の再整備、ワクチン接種問題、こういった当たり前の問題を想像する力はなかったのだろうかと、首を傾げたくなる。最悪の場合を想定するのがリスクマネジメントの基本で、そんなこと東日本大震災でいやというほど思い知らされたのではなかったか。いまのところ、都立3病院をコロナ専用病院に変えた東京都以外は平時からの準備ができていなかったといわざるを得ない。

今になって医者になんてならずに、官僚、政治家になっておけばよかったと思ったところで後のまつり。それに、もし仮になっていたとして、若いうちからそういう世界で暮らしていたら、結局同じように目は曇っていたかもしれない。

夜になって、二階氏が代表質問に立って「総理の地方の皆さんに対する哲学、思いを語っていただきたい」と質問したとか。茶番とまでは言わないが、これは一体どう考えたらいいのだろう。
ナントカおろしの始まりか

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こんな程度の人たちに任せてきた私たちの責任

2021年01月19日 | 日本のこと、世界のこと
朝日の朝刊一面トップは当然のことながら、菅総理の施政方針演説。そして、天声人語にはそれを酷評するコメント。社説も同様で、菅演説への失望感があらわだった。いずれも総理としての覚悟というか政治家としての矜持を問う内容で、日本中が菅さんの政治姿勢に疑問を呈しているということが明らかになった。

菅さんは私の住む神奈川県から首相へと上りつめた人で、駅での朝活動はつとに有名だった。その朴訥そうな雰囲気は若い学生などにも好感を持たれていた。ところが官房長官になってからだんだんと目つきが悪くなっていったのは残念だった。無派閥が売りだった安倍さんの後を継いでうまくいくと思っていたら、うまくいかなかった。そりゃ良きにつけ悪しきにつけ役者が違う。挙げ句の果てに、面白いことがあるぜと校舎の裏に呼び出され、ノコノコ行ったら大バレで、ついにはメッキもすっかり剥がれてしまった。

こんなことになったのも、別に菅さんが悪いわけではない。他に適任と思われる人はいなかったし、私たちだってそう思っていたのは就任直後の高支持率が示している。このコロナ禍、誰が総理をやっても感染の拡大、死者数は50歩100歩だったかもしれない。そんなことを予感して安倍さんは逃げ出したのかもしれないとまで思うが、それでもやっぱり喜んで引き継いだわけだから正月休み返上で頑張るべきだった。でも、テレビに出てくるのは、年末年始返上で都民のために頑張った都知事ばかりだった。

2度目の緊急事態宣言が発出され、初回に比べ人出が一向に減らないことが問題というか、話題になっている。だが、初回の時はそれまでに安倍さんは何度も記者会見を行っていた。そして、人出は減って、感染拡大を抑えることができた。諸外国のことを見たら、あの時に感染爆発を起こしていたかもしれないのだから、よく抑え込んだものだった。それに比べて今回は、もうダメ。今から星野源の歌に合わせて踊ったところで無視されるだけだろう。挽回のチャンスはいくらでもあったのに、昨日の施政方針演説でもそれをみすみす手放した。人に好かれるためには、自分がしてほしいことをする。菅さんには国民がしてほしいことが見えていない、というか想像できないでいる。

ワクチン接種担当大臣というのが任命されたそうだ。大臣が指揮を執ることが悪いというわけではないが、これぐらいのこと厚生労働官僚が統率してできないのかと情けなくなる。ワクチンが手に入ったらどうするかということを半年とかそれぐらいのスパンで考え、日本国民1億人への接種体制をどうするか考えてこなかったのだろう。そして、ダイアモンドプリンセスのときに明らかになった”本質が理解できずに現場を邪魔する高級官僚”がいるから、河野さんのような人を上に置いてトップダウンで行わざるを得ない、これまた丸投げ感丸出しだが、そういうことだとしたら納得できる。こんなことをされてしまうなんて、官僚機構も頼りにならないということだ。規制締め付けも重要な仕事ではあるが、国民への奉仕者としての想像力はそこに見えてこない。

こんな人たちをのさばらせてきたのはほかでもない私たち国民だ。選挙を通じて、また、普段の生活を通じて、政治家や役所の不正や怠慢を指摘して改善させてこなかったから今の状況がある。真剣に投票に行った人がどれほどいただろう。少なくとも投票率が50%そこそこでは政治に緊張感は生まれない。そんなだから、政権与党に緩みが生じたのではないか。かといって、野党も、リーダーたちが年老い、世代交代が進んでおらず、かつてのような理念、理想を感じることができるところはない。

かといって、”お前が土俵に上がってくればいいだろう”と言われてもおいそれとはいかない。マンションの管理組合の理事長だって2度とやりたくないのと同じで、それはそれで難しい。この国の政治がだめなのか、政治なんてしょせんはそんなものだったのか。
はたしてスガ後は
COVID-19 による症状
最もよくある症状:
・発熱
・空咳
・倦怠感
時折みられる症状:
・痛み
・喉の痛み
・下痢
・結膜炎
・頭痛
・味覚または嗅覚の消失
・皮膚の発疹、または手足の指の変色

トランプ、メルケル、アベ後のつづき

2021年01月18日 | 日本のこと、世界のこと
今朝はすこしばかり雲が出ていた。気温は2度だが、少しは寒さに慣れたのか年末年始に感じたほどのキツさはなかった。気候は暦どおり今週が寒さの底となるようで、この辛抱もあとちょっと。
昨日、トランプ後、メルケル後、アベ後なんてことを書いたが、忘れずに書いておきたいことがまだあった。昨日のエントリーに手を加えるのもなんなので今日はその続き。タイトルはスマホ用にちょっと変えた。

政権交代、政治家の引退などというようなことを言っていられるのも公正な選挙が担保され、制度上も政権交代が行われるべく自由が国民に与えられているという”とても幸せな国”にいるからだ。だから選挙で不正があったと主張するトランプ大統領とそれに扇動された民衆が議事堂を占拠しようとしたのは民主主義の危機だった。バイデン次期大統領の就任式に出席しないと言う幼稚さに同調する国民も少なからずいるだろうから、アメリカは本当に危機的状況のように見える。

世界を見回し、健全な民主主義制度が確保されている国がどれほどあるか考えてみると案外相当少ないのではないか。そんな中、しがらみとか組織とか宗教、そんなことの一切ない選挙などあり得ないが、制度上は自由に投票することのできる日本の政治制度が当たり前にあるものとして軽んじていてはやがてしっぺ返しを受ける。私たちは政治に関心を持つことによってこの国の選挙制度、民主主義を守っていかなくてはいけない。

今日から通常国会が始まったそうだ。6月まで開催されるので、その間に解散総選挙もありうる。これまで後手後手となっている新型コロナ対策に追われつつ政権を維持していくことは大変難しいが、菅総理には是非主体的に行動してほしい。でなければそのままスルーされてしまう。彼はそのことがわかっているのだろうか。アベさんはどんな時も自分の口で弁明していた。それがどれほど苦し紛れで、後から考えたら滑稽なほどであってもアベ劇場は座長以下国民の目を政治に向けさせていたのは間違いない。そして、カリスマ性のある親分の尻拭いなど、誰にでもできる。虎の威を借る狐でしかなかったか。

今や国民は政治に絶望しつつある。それどころか政治家をあざ笑っているかのようだ。元々は民度が高かったはずなのに、それがもろくも崩壊したのは行動規範を自ら破壊した日本の政治家自身の問題だろう。

いい加減にしてくれ。
政治家の劣化は深刻

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世界はトランプ後、メルケル後そして日本はアベ後

2021年01月17日 | 日本のこと、世界のこと
昨日より10度下がるという予報だったが、本当に下がった。寒い。それでもマルチーズのコロ(14歳)に散歩に連れて行けとせがまれて近所を回った。寄せ植えの手入れなどしているうちに陽が傾いた。今度は妻と遠くのスーパーまで買い物に歩いて、昨日今日と10000歩歩くことができた。

世界では今、トランプ後のアメリカが注目されている。トランプ大統領が行なった分断化の真意はわからないが、人類の民主主義の牙城を自負していたであろう議会議事堂が襲撃どころか占拠されたというのは9.11に匹敵する衝撃であっただろう。民主主義というものがいかに脆いものであるかを思い知らされた出来事だ。そして、ヨーロッパ連合を牽引してきたドイツのメルケルさんの引退も近づいてきている。メルケル後、そしてイギリス離脱後のヨーロッパを背負っていける人材がいるのかわからないが、民主主義国家連合をしっかり守っていって欲しいものだ。

ひるがえって、わが日本。あんまりいじめたからかわからないが、安倍晋三が潰瘍性大腸炎の治療のために総理大臣を辞任した。後を継いだ官房長官上がりの菅さんが想像以上に苦戦している。”日本政治の表も裏も知り尽くしている人”と思っていたら、知っているのはみんなが知っていたが、政治手腕は実は誰も知らなかった。そして、今、その実力が露呈してしまった。これなら安倍さんが続けてくれていたらと思っている人は少なくないのではないか。モリカケ問題は、長期政権ゆえの脇の甘さが原因だったが、貢献度からいったら些細なものだったかもしれない。桜を見る会は不起訴となった。そんなことを握りつぶすのは上手だったが、そういうことの才能に長けていただけだったか。

アベ後の日本の舵取りをできる人材がいないというのが残念だ。今や、世界に遅れを取り始めているこの国を牽引してくれるのは誰か。敵失だらけの野党が政権与党となることはないだろうから、結局次も自民党政権となるだろう。現在の閣僚の中にもできそうな人がいるが、大物気取りのキングメーカーに足を引っ張られないといいと思っている。それにしても、政治家が小粒になった、コロナ禍をチャンスとできる突破力をもった政治家は出てこないだろうか。
この国民にこの政治家

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