今日もいつものお散歩の光景です。
冬の間に綺麗に清掃された三面コンクリの水路。
そこには沢山の花が咲いていましたが、それらも一掃。
でもそんなことで植物は負けません。
久しぶりに見に行くと、これこの通りペラペラヨメナの紅白の花が!
気分も明るくなり、いつもの田んぼ経由の散歩道に向かいます。
遠くからケリッ、ケリッと大きな声。
ケリです。あ、やっぱり!
屋根の上で威嚇の鳴き声を発していました。
この写真を撮ったのは5月4日。
去年初めて雛鳥の姿を見たのが4月下旬でしたので、おそらくもう雛が誕生し、警戒しているのでしょう。
そう思って探しましたが雛の姿は分かりませんでした。
そこから宇治川方向に移動。
大きなセンダンの木に花が咲き始めていました。
この道を歩くのは久しぶりです。
両側に緑の草が沢山生えていますが、よく見るとそのほとんどがこんな感じ。
ひえ~と思うほど沢山のコバンソウ。
本物の小判だったら億万長者です。
隙間に小さい粒が見えていますが、こちらはヒメコバンソウ。入り混じって咲いていました。
アカツメグサと黄色い花がアクセントになっています。
ここで今日の本題の一つ。黄色い花です。
この黄色い花、ピントが合っている写真がこちらです。
ブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)です。
ヨーロッパ原産の外来種で、この季節どこででも見ることができます。
明るい黄色で、一面に咲くと見事ですが、こちら要注意外来生物に指定されています。
それにしても可哀そうな名前ですが、原産地でも豚のサラダと呼ばれており、そのまま和訳されたようです。
ブタだけでなく、人様も食べられるそうですよ。
続いて咲いていたのがこちら。
言わずと知れた、キンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)、標準和名はウマノアシガタです。
キンポウゲ属は、英名でラナンキュラス属。
独特の光沢のある花が特徴のラナンキュラスと同じ仲間だったんですね。
ちなみに、イチリンソウ属はアネモネ属。
よく一緒に植えられているので、同じ属かと思っていたら、違いました。
続いてこちらの黄色い花。
地元ではあまり咲いている場所がないので、堤防で見つけてちょっと意外。
ニガナ(キク科ニガナ属)です。
そして黄色い花のラストがこちら。
え、何これ?と思われたかも。ちょっと意地悪しちゃいました。
実はこの写真、花(花穂)を真上から見たものです。
ちょっと難しいですよね。では横からの写真をどうぞ。
こちらセイヨウヒキヨモギ(ハマウツボ科セイヨウヒキヨモギ属)です。
もしご存知なくても、ハマウツボ科と聞いてピンときた方もおられるのでは。
そう、こちらはマメ科やイネ科に寄生する、半寄生植物です。
周りにイネ科のコバンソウの大群がいるので、ウハウハかもですね。
でもちゃんと自分でも光合成しているんですよ。
黄色い花が目立ちましたが、ちゃんとこちらの花も咲いていました。
ナヨクサフジです。もう終盤で、コバンソウに埋もれていました。
その他には、花満開のこちら。
・・・満開というか、なんだか蕊もしゃもしゃですが、こちらはチガヤです。
そう、綿毛がふわふわのチガヤの花なんです。
ということで、この辺でUターンして戻りました。
ここからは、別の日の朝、サギ山の様子を見に行った時の写真になります。
サギ山のすぐ近くからでは全体の様子が分からないので、宇治川の対岸に車で行きました。
正面に見えるこんもりした森がサギ山です。
少しズームで
点々と白い粒が見えます。サギがいるようですね。
もうすこしズームで見ると・・・
ほ~、結構いますね!
(後ろにはシイのモコモコも見えています)
もうちょっと・・・限界までズームで見てみました。
中央のくぼんた部分の左側には・・
かなり巣が出来ていました。
ざっと見たところ、アオサギ優勢でした。
去年はほとんどアオサギが手前には見えなかったのですが、今年は変わったようです。
白いサギも結構います。
右側も見てみました。
こちらには、左側よりも白いサギが多いようでした。
拡大して調べてみましたが、アオサギ、ダイサギ以外にはゴイサギが一羽確認できただけでした。
非常に背が高いクスノキメインなので、観察には不向き、その分鳥は安心して子育てできるようです。
先週末は見に行けなかったので、今週末には近い方から観察しに行ってみます。
【撮影:2024/5上旬 宇治市】