まるぞう備忘録

無題のドキュメント

3つのコツ。後編。

2015-09-04 10:04:02 | まるぞう経営学

 私たちが企業から受け取る給料の本質とは、会社が社会から負った理不尽の昇華の役割のいくばくかを、割り勘で肩代わりして昇華することにあります。

 しかし一つ大切なことは、理不尽の肩代わり昇華が、給料仕事の本質でありますが、それは決して無理をして自分を傷つけながら行う事ではないということです。決して重たいコンダラを引っ張る根性論ではない。ということです。





 自分の中に挑戦心がある限りは、理不尽昇華を極めることをお勧めいたします。その体験の蓄積こそが、かけがえのない自分の人生のお宝になるのは間違いありませんから。
 ただ、「理不尽昇華」に対して、自分自身への挑戦の気概が萎えている場合は、おやめになった方がいいと思います。自分の心を傷つけてまで、理不尽を食べ続けることは、全くありません。

 さて、会社の仕事が理不尽であるのは、社会の理不尽昇華を一手に引き受けているからでありました。では理不尽に満ちたこの社会が悪いのか。いいえ、この社会が理不尽に満ちているのは、この現世自体が理不尽で成立しているからです。と私には思えます。

 つまり・・・
 生き物が歓喜を創造し、歓喜を体験するために、この世は理不尽で満ちているということです。私のように年齢を重ねて、世の中の仕組みが何となくわかってきますと、「理不尽」と「創造歓喜」は、同じもののオモテウラであると感じるようになります。


 そう、今、たとえパートの仕事に出ていなくても、家事や子育て、親戚近所付き合いは理不尽に満ちています。一切実社会からの交流を絶ってニート生活を送っていたとしても、親のスネをかじりながら、実社会の理不尽を味わいます。親が他界すれば、もう親の年金はあてにできません。あるいは高齢で寝たきりになっても、介護の生活では無数の理不尽を感じるかもしれません。
 このように生きている限りはどこにいても理不尽に向かい合うこととなります。

 今は会社に勤め、上司やお客から理不尽の仕打ちを受けていると錯覚しておりますが、実は自分が「生きている」限りは、死ぬまで理不尽の昇華をし続けなければならないのです。
 それは「生きる」=「理不尽昇華」であるからです。そのようにこの世界が出来ているからです。言い換えれば「理不尽昇華」=「生きる歓喜」であります。



 仏典には「一切皆苦」と書かれているそうですが、私たちはこれを「生きているうちは苦労ばかりだ」と読むかもしれません。あ~あ、いつ私はこの苦労が止むのだろうか。この苦労は永遠に続く業火なのだろうか。と思うかもしれません。

 しかしこの世界は「逆こそが真なり」であるそうです。先生がいつもお話しくださっておりました。ですから、もしオシャカさまが「一切皆苦」とお話しされたにでしたら、それは「人生はどこに行っても生きる歓喜に満ち溢れている。」という意味であるに違いない。と中年オヤジまるぞうは考えるのであります。

 そういえば私の人生で、創造の歓喜を感じることとは、必ず理不尽な出来事を、自分たちの知恵や努力で昇華した時でありましたから。

 また私が人生で出会った「母性の人」とは、皆「理不尽昇華」の高い人でありました。「理不尽昇華」の高い人は、男女の別なく魅力的で、多くの人に信望される人でありましたから。



 私たちはどのように生きても生きる限りは必ず理不尽に出会うようにできています。なぜなら私たちは生きている限り「生命の歓喜」に触れざるを得ないように、この世ができているからです。これはとてもありがたいこの世の性質であります。

 この理不尽は、本来私が受けるべきものではない。◯◯のせいで、自分が尻拭いをさせられているんだ。◯◯のせいだ。と、理不尽のない青い鳥の楽園を夢見ながら、自分の境遇を嘆く人もいらっしゃるかもしれません。
 しかし、生きている間はどこにいっても理不尽だらけなら、もう逃げることはしない。今この瞬間に自分にぶつかってきたこの理不尽を跡形もなく昇華させてやる。と自分の人生の挑戦ととらえる方もいらっしゃるかもしれません。

 そう。どんな職場にいても、必ず理不尽は自分にぶつかってきます。上司に怒られるから、という理由ではなく、生きている限りの自分自身の挑戦として、この目の前の理不尽を完全に昇華させてやりたいと思います。なぜなら人生の本質とは生きる歓喜であるからです。

 「今この瞬間を生きる」という哲学的な意味は私にはわかりません。ただ目の前に現れた、仕事上の、人間関係上の、社会上の、健康上の、人類全体の、などなどの理不尽に対して、逃げることなく丸ごと受け止めてやりたいと思います。
 「理不尽昇華力」=「母性(生み出す力、育てる力)」であり、それはとても素敵なことであります。



おひさま、ありがとうございます。



本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら