まるぞう備忘録

無題のドキュメント

続・陰陽の詩。竹皮草履先生。

2019-02-08 07:04:03 | 陰と陽の理論
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真理はこの俗世間の中にある。

 昨日の竹皮草履先生の補足であります。
 草履先生は江戸末期に伊豆下田に生まれました。下田に残る彼の幼少の頃の記録は彼が大層な親孝行であったというものです。

 13歳の時、父親が亡くなり、弔うために禅宗に出家します。彼は中国人の僧がいる寺に移り、元来の頭の良さで中国語をマスターします。そして大蔵経と呼ばれる五千巻も読破するほどの才能だと世の中に知られます。江戸の高名な朱子学者荻生徂徠は何としても彼を弟子にしたい。彼を江戸に呼び入門させます。
 彼は荻生徂徠の元で学びますが、彼はいわゆる「高名先生」。自分が求めていた学問とは異なる。彼が求めていたのは、名前をなして人から認められることではない。自分の良心に恥じない生き方の実践。孟子の「浩然之気」を読んで目が覚めたと言われます。
 彼は還俗(出家の反対。世俗に戻ること)し、その高名先生の元を去ろうとします。が、荻生徂徠は激怒します。草履先生は徂来一門から攻撃を受けます。そこで彼は荻生徂徠が俗人であることを知り、彼が今まで彼の元で書き留めた詩を一日がかりで竈(かまど)で焼いてしまいます。
 世間から「詩文において中根東里の右に出るものなし」と高い評価を得ていたにも関わらず、彼の作品がほとんど残っていないのはこの理由によります。


 彼はこの世で名声を求めることは止めました。知人宅に身を寄せひたすら書物を読む。竹の皮を編んで草履にして生活費を稼ぎました。彼が竹皮草履先生(皮履先生)と呼ばれたのはこのことによります。

 ただ自分も貧しいながらも、困っている人を見捨てることが出来ない性分でした。草履先生の弟には幼い娘がおりました。その娘は母はなく、父(草履先生の弟)も仕事でほとんど家におりません。姪は隣人に面倒を観てもらっていることになっておりました。が、幼女はまともな育てられ方はされておらず虐待を受けておりました。草履先生は見るに見かねてその姪を引き取り男手一つで育てます。草履先生52歳。姪3歳の時です。

 その頃草履先生は栃木県佐野市で寺子屋の先生をしておりました。村人から非常に慕われていたという記録が残っています。
 ほとんど作品を残さなかった草履先生ですが、数少ない著作がこの姪に送ったものでした。この子が大きくなった時にこの本を読んで勉強して欲しい。あるいは誰かがこの本を芳子に読んであげて欲しい。
 そう託した「新瓦」と呼ばれる姪のために書いた作品。鳥や動物の挿絵も書かれていると言われています。



 本当の学問とは、人々の生きる知恵として、無形のままその人たちの心に溶けていくものなんだ。
 本当の学問とは、人々の心の中に溶けたあと、人に対する優しい気持ちに変化していくものなんだ。




おまけ(読者の方が教えてくださったこと)
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このお二方から【人間とはどういう存在か】を教えて戴いた。そこが分かったら今日の記事が人として極めて在るべき姿と分かって来る。

→ う〜む。一人はわかりませんでしたが、もう一人の方は探せました。浄化ワークショップとか個人セッションとか。う〜む。この場所ブログとは正反対の場所の人のようですね。
見えない世界と契約することは怖いことです。見えないサラ金ウシジマくん。

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まだ二月ですよ〜。

→ 失礼しました。2月で正解です。

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距離を取ってると良い人、距離が近いと威圧的な人がいます。良い人の時は裏がある感じも全く無く他に居ないくらい控えめな良い人なのです。
この人って根っからのサイコパスなんですかね?威圧されるのが嫌でコミュニケーションを避けるととても気の利く良い人になる→罪悪感→近づく→繰り返す。
そしてこの人と絡むと自分がなぜか内に内に生き、外部との交流が嫌になり避けるようになります。


→ 私なら、そう人とは適度に距離を置きます。「あなたが思い煩う量」=「相手がエネルギーをちゅうちゅう吸う量」。

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あと、草履さんと言う方に大変興味を持ちました。分かりやすく解説してくれている本があれば購入したいと思っています

→ 私は読んでおりませんが「無私の日本人(磯田道史著)」に書かれているそうです。

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新しい元号になった頃に、秋篠宮殿下と紀子妃殿下が、ご公務でフィンランドとポーランドを訪れるそうです。
どちらの国も親日の国なのですね。
訪れる本当の理由がきっとお有りなのでしょうね。


→ やはり世界で指折りの親日国家でありながら、当の私達日本人が知らない国であるから。ではないでしょうか。心を尽くす御礼の訪問。

参考動画
ノンフィクション作家・河添恵子#5-1「ポーランドと日本の深い絆」ポーランドを知れば日本がよく見えてくる!

世界で最も、親日・知日・日本人と共感できる国はズバリ「ポーランド」。これは世界40カ国以上を訪ね歩いた河添恵子の結論である。

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