まるぞう備忘録

無題のドキュメント

脱ロボット練習。1。

2019-03-28 08:40:55 | 陰と陽の理論

防災カレンダー
静止軌道上太陽電子束が乱れています。地震注意日。




ジョブズが大阪都構想をビジネス判断したとしたら。

 脱ロボット観察の実例を考察してみます。自分の中の感情を観察します。
 今回は大阪都構想を題材にしてみます。そして私はスティーブ・ジョブズであると仮定します。大阪都構想は良きものなのか。悪しきものなのか。それを判断したい。とします。
 私ジョブズは、二重行政の無駄を省くのは良いことと思っております。それは今までの企業経営からの経験からです。そして無駄を省いて浮いた予算で、大阪の高潮津波対策をするべき。と考えています。

©毎日新聞


東京が首都として機能しなくなる時代に備えて。

 おそらく近い将来。東京は首都としてその機能を担えなくなるでしょう。その時は、首都としての主要機能は大阪に移す必要が出てきます。しかし今の大阪も東京と同じくらい災害に弱いです。特に高潮や津波対策に対しては。
 このため、日本の将来を考えた時、大阪の災害対策は急務。そしてその手段として、二重行政無駄を廃止して捻出するというのは、経営者の経験からはあり得ることでした。

 ただ行政の無駄を省くということは、痛みを伴う人がたくさんいるということです。これまで府や市がだぶって発注していた仕事のどちらかは無くす。ということですから。
 既得権益で生活していた方々の半分は、その生活手段を失うわけですから、抵抗も尋常ではないでしょう。

 しかし私スティーブ・ジョブズは、日本のためには、既得権益の方々の痛みはある程度は仕方ない。これまでApple社を急成長させてきたウラには、残酷な人事整理も何度もやってきました。企業が成長するには犠牲が必要。というのが、私ジョブズの考えであります。


ジョブズ「大阪都構想に反対する人の理由を正しく知りたい。」

 しかしこの考えは間違いかもしれない。大阪を災害に強い都市にするには、ひょっとしたら二重行政のまま既得権益の無駄を残しておいた方がいいのかもしれない。
 なぜなら大阪都構想に反対する人が大勢いるからです。

 そこで今日は、それぞれを主張する先生方をお呼びいたしました。まずは大阪都構想に賛成の高橋洋一先生。

「大阪ダブル選」で再び浮上した「大阪都構想」の意味するもの
DIMOND online 2019年3月7日 高橋洋一 :嘉悦大学教授
・・・
「大阪都構想」というのは、大阪市を廃止して複数の特別区に分割、市の持っていた権限や財源の一部を大阪府や特別区に移譲しようというものだ。
 府と市の二重行政を排除し、地域の実情に応じて小回りのきく行政サービスを実現できる。
・・・
 もともとは「大阪都構想」の理論的な基盤は、都市の最適規模論がある。
 その前提として、行政には、決定や自治などをできるだけ小さい単位で行い、できないことだけをより大きな単位の自治体にゆだねるという「補完性の原則」というものがあり、「現場に近いほどいい」となる。

 つまりゴミ収集、保健所などは基礎的な自治体(市町村)、上下水道や公共交通などの広域的なインフラは広域(都道府県)、外交・防衛などは国という役割分担になる。

 基礎的な自治体の最適規模は、人口で30~50万人程度というのが、行政の定説である。
 この観点から考えれば、人口260万人の大阪市は大き過ぎる。

・・・
 いろいろな分野で起きたが、万博でもそういう歴史がある。
 1970年の大阪万博でも、府と市の対立があったようだ。
 万博会場をどこにするかで、大阪市内にすれば万博の手柄が大阪市になってしまうというので、大阪府が吹田市内に用地を取得した。
・・・
 政令都市制度自体が、そもそも最適規模から逸脱しているが、大阪府と大阪市の歴史的な関係は両者が過度に競い合うことで、理想的な「補完性原則」からほど遠いものだった。
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 大阪府・市は昨年11月16日、広域行政の課題を話し合う「副首都推進本部会議」で「大阪都構想」の経済効果を取り上げた。都構想の反対派、会議を欠席し議論すら阻んでいる。
 この試算の内容は、大阪市のホームページに掲載されている
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 この試算でわかったのは、大阪市が最適規模より過大だという一般論だが、個別の行政サービスの分野で、大阪市が過大で、行政施設が過小供給になっていることは明らかだ。
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 だが、「大阪都構想」は、こうした行政の最適規模論にとどまらず、府と市が無用な対立で消耗するのでなく、広域的な地域の発展などを構想できる統治機構の改革でもあるのだ。
https://diamond.jp/articles/-/196126



大阪府市合わせ問題は日本のパレスチナ問題だ。

 高橋先生の言う二重行政解消の話は数字的に合理的なものでありました。ふむふむ。そして大阪府と大阪市の張り合いは1970年の大阪万博の頃から引きずっているという。それは(大袈裟かもしれませんが)エルサレムのシオニストとパレスチナの対立の如くであることもわかりました。人間の悲しいサガという視点では似ております。

 ただ私ジョブズは「脱ロボット」の観点で判断します。相手に議論で打ち勝つのは目的ではなく、どちらが正しいかで判断いたしますよ。


藤井先生「洒落にならんで」

 そういう意味で高橋先生の話は理解しやすかったです。では、大阪都構想反対の藤井聡先生のお話をきいてみましょう。

大阪都構想は、マジで洒落にならん話(1) ~賛成する学者なんて誰もいない編~
文/京都大学大学院教授 藤井聡
現代ビジネス 2015.05.14
・・・
しかし今回ばかりは「おもろいやんけ」では済まされない。なぜなら、都構想が実現すれば大阪の疲弊は決定的になり、「とどめ」が刺されてしまうからだ。

つまり、大阪都構想だけは「マジで、洒落にならん」話なのだ。

とはいえ、それがどれだけ「洒落にならん話」なのかを冷静に認識している大阪人は限られている。過去の世論調査が繰り返し示唆しているように、多くの大阪市民にしてみれば「都構想」など「得体のしれないもの」に過ぎないのだ。
・・・
本稿ではその理由を改めて行政学、財政学、政治学、経済学、社会学、都市計画、防災学といった実に様々な分野の106名の学者の言説(こちらhttp://satoshi-fujii.com/scholarviews/をご参照いただきたい)を引用しながら改めて解説するものだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/43312



聴き手読み手の感情を揺さぶる話し方は要注意。

 まず藤井先生の論調が非常に「感情値が高い」ということを感じます。感情値が高いというのは、感情的ということ。聴く人(読む人)の感情を揺さぶる大げさな表現ということです。

 そしてもう一つ反対派の学者106名の引用という点。こちらも引っかかります。なぜなら自説の正しさに「権威」を持ち込むというのも、手品師の典型的なトリックだからです。


権威をかざす話は要注意。手品師の典型的なトリック。

 脱ロボットの大切な思考として「小さな警告」というものがありました。普段なら見落としてしまうような小さな警告にこそ重大なメッセージが含まれている。というものでしたね。
 これと正反対なのが「権威の声」であります。ロボット人間は「権威」に弱いのです。権威なら無思考で従ってしまう傾向があります。

 「脱ロボットの視点」とは、権威は関係ない。その言葉が正しいかどうか。だけが重要視されるのです。むしろ権威とは真逆の小さな声の警告の方が「本質」であることが多いのです。

 さて。。。「感情値の大きい表現で聴き手の感情を揺さぶり、疑いづらい空気を作るところ」とか「如何に自分の説は権威ある学者や組織が賛同してくれるかという箔付け」は、青山議員が911をかばう時と全く同じ手法です。うむ〜。

 正直もうこのイントロ段階で、私スティーブ・ジョブズは「藤井先生大丈夫かな?」とちらりと思い始めます。が、先入観は禁物です。

 藤井先生のお話の続きを聴いてみたいと思います。


つづく


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おまけ(読者の方が教えてくださったこと)
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信用することと検証することのバランスが難しいですが、「飛びつく」感覚に注意をしたいと思います。扇動は興奮につながります。思い込みや易きに流れるのは、人間であるがゆえにひっかりやすいことですから。

→ ヒットラーは観衆の感情を高揚させて洗脳扇動させる天才であったと思います。人間離れしたワザであったと思います。
知性のドイツ人が扇動された(=ロボット化された)のを見るに、インテリ知性の人ほど洗脳扇動に弱い傾向があると言えます。オーム真理教に高学歴者が多かったのと同様。
知性に比重が高まりすぎると、本能の直感の声が衰えることと関係があるのでしょう。

「本能の直感=小さな警告」に耳を傾けることができること。これが脱ロボットの真髄です。
逆に「権威を信じやすい頭でっかちの人間=ロボット人間」であると言えます。

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心にネガティブが湧き出たら、それを元に戻そうというというか、それから逃げたい働き(?)が出るようで、実際、そのように無理矢理、正当化させたら生じる感情もやはり快楽に似たような感情であり。

→ そのようにご自分の感情を観察されることが、脱ロボットで一番必要なことと思います。

手品師は聴衆にネガティブな感情を煽って、思考を一つの方向に誘導すること。これが彼らの常套手段のトリックです。

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このところ、感情的になった時に、自分にどうした?と聞いてあげられるようになりました。ミジンコ進歩です。自分に聞いて貰った自分は、少し落ち着きます、答えはなくても自分が寄り添ってあげるだけで満足みたいです。最近こんな自作自演?をしては喜んでいます。心の声が漏れていたら、それこそ多重人格と思われそうですけど。

→ 自分の感情を観察するために、いろいろな試行錯誤が一番重要と思います。仮説をたて検証する。の繰り返しであります。

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テレ朝でも、陛下の神武天皇陵参拝などを取り上げていましたよ。特に反日な内容でもなさそうでした。番組によっても違うのか、分かりやすくないですね・・・

→ そうです。番組によって異なるのです。どの編成局長かなどで変わるのではないかと思います。
いずれにせよ、その番組からの臭いが異なりますよね。

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多分ジョブスの正しいか正しくないかは 単に生き延びるための嗅覚が優れているという意味だけじゃなくて
人として正しいのか
そうじゃないのかという意味まで含んでいると思います。理想論ばかりいうのではなく自分が手を汚してるのかどうか、、


→ ジョブズの判断は、ビジネスの合理性判断という面では「脱ロボット」神の領域であったと思います。
ただしプライベートな人間関係の領域では彼は問題はいろいろあったと思います。それは合理性ではなく対人の寛容性の分野で。

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