まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【家庭菜園】 菌根菌の世界。8。

2020-06-20 11:18:26 | まるぞう園芸実験

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20日。月の最遠日より5日後。
新月週間。




雑草と一緒じゃ作物は育ちません。

暴露系YouTube 垢バン覚悟 有名人が言うことは本当か?


 無農薬農業で生計を立てている方の動画です。女農業道ってすごい会社名です。無農薬農業をビジネスにするために頑張っている会社です。気骨のある社長と思います。

 さてこの動画はでは、きちんと草取りをした玉ねぎは育ちが良いが、


雑草と共に育てた玉ねぎは育ちが悪い。

どちらも土を耕した状態で無肥料。雑草の有無だけの比較です。



不耕起草生栽培で注意するべきこと。

 先日の金子教授の先日の動画でのポイント。
「不耕起草生がうまくいかない人は、・耕さない・地表を有機物で覆う・輪作する この3つのうちどれか一つをやってないんです」
「不耕起草生でも肥料を与えるのは効果があります」

 耕してしまうと土の中の微生物のネットワークは弱い状態からスタートということです。そのような痩せた状態で玉ねぎを育てるのであれば、養分が取り合いになる雑草はどいてもらうか、あるいは適量の肥料が必要だろう。と考えられます。

 その証拠にもう一人、不耕起草生栽培で無肥料で玉ねぎを栽培した例。やはり失敗とあります。不耕起であっても、玉ねぎを雑草と育てるには肥料が必要。ということです。

引用:http://sizennouyamatabi.blog41.fc2.com/blog-entry-418.html

 しかしこちらは事前に土壌に肥料を撒いています。すると雑草と共に育てた玉ねぎ。草取りせずに虫の被害もなく収穫できたとあります。



引用:https://ameblo.jp/hbfarm/entry-12161594208.html
 以上の例からわかること。成功か失敗かの違いは、土が肥えているかどうか。



肥料は問題あるかないか。

 おそらく玉ねぎの自然の大きさはゴルフボールくらいなのではないかと思います。生命力のあるノビルより少し大きいぐらい。雑草の大地と一緒に育てた問の自然規格であります。
 ただ人間の望むようにテニスボールくらいの大きさにしたいのであれば、人間が追加して養分肥料を与える必要があるようです。菌根菌ネットワークが枯れないレベル(=窒素分が多すぎて虫を呼ばないレベル)であれば、人間が作物に肥料を与えるのは良いことと思います。



耕すことは悪いことかどうか。

 もしその土地がすでに雑草ボウボウの土地であれば、耕さない方が良いと思います。草の根と微生物たちが土を柔らかく保ってくれている。そのように思います。
 しかし最初は何も生えていない土地。粘土質の土地。そこからスタートする場合は耕すことも必要であると思います。
 炭素循環農法では、そういう土地では、最初は木材腐朽菌の菌床と木材チップを土に埋め込むこととされます。あるいは土の表面数センチを浅く耕して、(さまざまなパートナー菌が住み着いている)枯葉や枯茎を混ぜ込むことも良いと思います。



農薬は問題あるかないか。

 そして最後に1点だけ。農薬について。私は日本の農家の方が使用している農薬について。少なくとも出荷される作物に対する影響は心配しておりません。厚労省の基準と、それをしっかり守っている日本人気質の農家の方たちのお仕事。これを信頼しています。

 ただし、基準なんてあってなしという国から輸入された農作物はさすがに買うのは控えますが、でも外食するときに使われる食材の多くはあの国の輸入野菜なんだろうな。と思います。だって安いから。

 そういう意味で「健康のために無農薬野菜が良い」というのは間違いではないけれど、厚労省や農協が定めた出荷基準で作られる野菜が健康に悪いということは決してないです。
 ただ無農薬野菜は丁寧に作られているので、味の濃い美味しい野菜であることが多い。ということは大切なことだと思います。手間をかけた分、美味しい野菜として高い値付けがつけられる野菜は、ビジネスとして有望であると思います。



土の上が生い茂る土壌の下は、微生物も豊かであるという陰と陽。

・個人の趣味の家庭菜園。半分雑草で半分は作物。
・草生栽培と言っても草茫々にしておくことではない。作物の周りの雑草はきちんと刈って(根は残す)茎や葉は地表に敷く。
・無肥料原理主義ではない。枯葉枯草を地表に置く以外に有機肥料を与えるなら動物の糞のように少量をポタポタ。
・水やりも毎日は不要。肥料も水も少なめが丁度良いというスパルタ農法。
・少しは虫に喰われるのは仕方ない。大地循環の税金。

 という実験で畑がどう変わっていくのか。思ったように上手くはいかないことの試行錯誤でありましょうが。大地を育てる=ミニ地球を育てる。大地に生きる微生物たちは、地球上で生きる私達人間と同じだなあ。と思います。

 それは陰陽の世界でもあります。土の表に見える作物の収穫量が陽。土の中の微生物の世界が陰。土の表が生い茂る状態、その土の中は同じぐらい微生物が多様な世界が繰り広げられている。そのような仮説です。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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先日、大根を不耕起で栽培することへの懸念を書かせていただいたものです。
まるぞうさんの見解を述べていただきありがとうございました。
やや心配な面がなきしにもあらずですが、とりあえず不耕起で種を撒いてみようと思います。
売るものではないので形が歪でもno problemですから。

→ 実験として楽しめる範囲でお試しすることをオススメいたします。

不耕起大根でうまくいった例
https://blog.goo.ne.jp/sfujitasaijo/e/8c157ec7cab978b385b79861184ce35c

不耕起大根でうまくいかなかった例
https://ameblo.jp/mocki/entry-12239169396.html

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教えていただきたいのですが、野菜の水やりは、水道水でも大丈夫ですか?菌が嫌がりませんか?
なるべく水道水をあげずに自然の雨がよいですか?(でも酸性雨?)

→ 水道水でも井戸水でも貯水雨水でもどれでも良いと思います。重要なのは水をあげすぎないことのようです。

参考サイト:畑は水やりしない方が良い!野菜づくりの新常識【畑は小さな大自然vol.1】
https://agri.mynavi.jp/2018_05_17_27266/
「このお話をするとよく、「子育てに似ていますね」という話をされます。
確かに子供は、大人が良かれと思ってつい手をかけ甘やかし過ぎてしまうと、自分で行動しよう、工夫しようとしなくなります。
子供たちがこの世界で、自分で生きていける力を身につけ、本来持っている可能性を最大限に発揮するために、苦労していたり悩んでいる時でも、大人はじっと見守ることが必要なのかもしれません。
それと同じように野菜たちも土に水がない時間こそ、必死に水を探し求めて、根を張り巡らそうとしているわけです。そうやって根を張り巡らせて、自分で水を探し求める力をつけた野菜は、並大抵のことでは枯れない、生命力の強いものに育ちます。」


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木村教授>>金子教授ではないですか?

→ ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

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