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余寒身に染む

26 Feb 2012

 

予報では晴れるとの事だったが、目を覚ませば曇天。窓外は厚い雲に覆われ見るからに寒々しいが、雨が降ることはなさそうだと、いつもの支度で家を出る。

 

 

開花寸前の馬酔木(あせび)。早春に咲く花の一つ。

 

 

先週はまだポツリポツリと顔を出していただけだったが、今日はもう辺り一面。

 

 

万作(まんさく。満作、金縷梅とも)。春一番に咲くことから東北弁の「ま(ん)ず咲く」からが訛っての命名とか。

 

 

咲いていたなるせの森の尾根道下の一本梅。でも、ほんの数輪。来週が楽しみ。

 

このページで紹介しきれない写真はblogの方に毎日掲載しておりますのでどうぞのぞいてみてください。

Blog:郷秋<Gauche>の独り言

http://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html

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もう一息

19 Feb 2012

 

なるせの森の尾根道下の梅が咲きだしたのではないかと楽しみに出かけたのですが、残念ながらもう一息と云う状態でした。でも先に白い物をのぞかせている蕾もありましたので、来週こそは咲いていることでしょう。

 

 

冬の厳しさを感じさせない、見るからに穏やかな雲がかつらの森の雑木林の上に浮かんでいました。何と云う名前の雲なんだろう・・・。遠目には冬枯れの木々に見えるかも知れませんが、良く観察すると、枝先が膨らんでいて芽吹きの時が近づいていることを感じさせてくれます。

 

 

すみよしの森の畑の脇で新築された稲荷さん。数メートを離れたところに随分前に倒壊したまま放置されていた石造りのお社があったのですが、それが見事に再興されていました。向きが少し変わりましたが、地ならしされ鳥居も新しくなっていました。古いものがどんどん取り壊されていく事が多い昨今、昔ながらの信仰がちゃんと受け継がれているのを目にするのは嬉しいものです。

 

 

三週間前に最初の美しい姿を現した猫柳ですが今日はたくさんの「銀鼠」を見せてくれていました。大きく膨らみ花咲く姿がいまから楽しみです。

 

 

来週にはきっと咲いている、と云うより咲いていて欲しい、なるせの森の尾根道下の一本梅。

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お待たせしました

11 Feb 2012

 

例年になく寒い日が続いている横浜地方・恩田の森です。暖かい年ですと、日当たりの良い場所では暮れの内から水仙や梅が咲きだすのですが、今年の状況は既に先週までにご覧頂いている通りです。それでもさすが2月も半ばになり、ようやく春の気配が感じられるようになってきました。

 

 

今日のタイトルの「お待たせしました」とはこれ、蕗の薹のこと。よくよく考えてみると梅や水仙よりは遅いのですが、蕗の薹を見ると春が近いことを強く感じるから不思議です。梅や水仙は斥候、蕗の薹は春本隊の先兵とでも云えばよいでしょうか。

 

 

蜜蜂たちも少しずつ活動が活発になって来たようです。咲いている花の数もごく限られているのに、巣にもどってくる働き蜂の中には、大きな花粉だんごをつけているものもいます。巣箱に戻っていく蜂の後ろ脚についている黄色の物が花粉だんごです。蜜蜂は蜜を集めている間に身体の毛に付いた花粉を、巣に戻るまでの飛行中に「巣に戻る前に花の周りでホバリングしながら」後ろ脚に集めてだんご状にします。これが花粉だんご。蜜蜂たちの大切な栄養源となります。

追記:大学で蜜蜂を研究されている方のご教示に基づき、修正しました。蜜蜂の飛行速度は、身体の大きさからすると新幹線の速度にも相当する程の高速なのだそうです。毛に花粉が付いていると巣に戻る際の高速飛行に支障が出ることから、蜜を吸い終わった後に、花の周りでホバリング(空中停止)しながら花粉だんごを作り、高速飛行に備えて身づくろいをしてから巣に戻るのだそうです。(2012.02.15)

 

 

何時の間にきれいにされたていたのか気づきませんでしたが、すみよしの森の尾根下の畑回りの古い柿の木や栗の木が伐採され積み上げられていました。その奥の、ここ23年耕作されていなかった畑も枯れた雑草が始末されていました。果たして春になって使われるのかどうか。

 

 

椿の花も咲き始めました。似ていることから混同されがちですが、椿はこれからが花期の本番の春の花です。

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春探し

4 Feb 2012

 

今日は立春。「早春賦」に「春は名のみの 風の寒さや」と歌われていますが、今日の恩田の森は文字通り春がやって来たかと思う程の陽気となりました。でも、今年に入ってからずっと寒い日が続いていいましたので、草や樹木の蕾はまだまだ身を硬くしているように見える今年の立春です。そんな恩田の森で小さな春を探してみました。

 

 

早春の柔らかな光が降り注ぐ竹林の中の小径。竹林の中を歩くのは春夏秋冬いつでも気持ちの良いものですが、早春の頃が一番気持ち良いでしょうか。手入れの届いた竹林は筍の畑でもありますので、もう少し後の筍の季節には、私は余り歩かないようにしています。

 

 

樹皮ごと楊枝にする「くろもじ」の花芽だと思って撮って来たのですが、帰って来てから図鑑で調べるとちょっと違うような気が・・・。でも春の先触れであることは間違いないと思います(^^;

 

 

ナズナの花が咲いていました。ぺんぺん草などと呼ばれ、雑草の代表のように云われますが、近くで見るとなかなか愛らしい花なのです。

 

 

今日最後にご覧いただくのは、暖かそうな毛をまとった辛夷(こぶし)の花芽。良く似ていますが、二回り程大きくもっとたくさんの花芽をつけているのは(白)木蓮の木です。

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