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2018年8月27日 厳しい残暑

 前回「二、三日前から朝夕は驚くほどの爽やかさで、まるで高原のよう。暑過ぎた夏もいよいよ終盤、晩夏です」と書きましたが残念ながらと云うべきかその後暑さがぶり返し今日は35度超えの猛暑となりました。この暑さはいったいつまでつづくのでしょうか。


 先週もご覧いただいた白山谷戸の田んぼですが、わずか一週間の間に随分と黄色味が増したようです。九月に入ると稲刈りが始まります。


 二日前に雨が降ったからなのか、暑くてもやはり秋が近いからなのか、森の日当たりの悪いところで可愛らしいキノコの姿を見かけました。


 すみよしの森の民家の庭先で咲いていた角虎の尾(かくとらのお。花虎の尾とも)です。夏前に咲く岡虎の尾と名前が似ていますが全くの別物です。こちらは花穂が垂れ下がらないので「虎の尾」のようには見えません。「角」は茎の断面が四角いことから。


 森のあちらこちらで仙人草(せんにんそう)が咲いていました。この花と仙人草と云う名前は結びつきにくいと思いますが、花の後の果実に生える白い綿毛を仙人の髭に見立てての命名です。


 今日は森の中を歩いていて幾度も蜘蛛の巣に顔を突っ込みそうになりました。これからしばらくは蜘蛛の巣のシーズンです。藪を歩く時には細い枝や篠竹を身体の前で振り回しながら歩きます。


 都県境の尾根道。右が横浜市青葉区、左が東京都町田市です。

 恩田の森で撮った写真は毎日更新のblogにも掲載いたしておりますので是非ご覧ください。
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2018年8月19日 晩夏の森

 今年は7月から記録的な猛暑が続きましたが、二、三日前から朝夕は驚くほどの爽やかさで、まるで高原のよう。日中は流石に気温が上がりますがそよ吹く風は心地よく何処となく秋の風情。暑過ぎた夏もいよいよ終盤、晩夏です。


 イネの花が咲いているところをご覧いただいたのは二週間前でしたが、今日はもうこんなに実り首を垂れておりました。政治家や大企業が世間を賑わせている種々のニュースを見聞きするたびに、「実るほど首を垂れる稲穂かな」を思い出すのは私ばかりでしょうか。


 オニヤンマは真夏のトンボ、シオカラは夏の終わりのトンボ。そして稲を干す頃になるとアキアカネが飛び始めます。


 ご先祖様を迎える胡瓜の馬と茄子の牛。それぞれにエノコログサの尻尾がつけられています。これにはありませんが、茹でた素麺が背中に乗せられたものも見かけます


 薬師堂の前の無患子(むくろじ)の木がたくさんの実を落としていました。石鹸がない時代には、この実をその代わりに使ったのだそうです。


 奈良川の護岸壁に生えた臭木の花が甘い香りを漂わせておりました。臭木の花が甘い香を云うのも不思議ですが、「臭木」とは葉を千切った時の臭いから。花は大変良い香りがいたします。
 
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2018年8月4日 盛夏の森

 記録的な猛暑が続いております。と先週書きましたが、横浜地方は今日も35度になっていたようですので、もう猛暑が普通、これがフツーの夏なんだと云う感じになりつつありますね。ですのでタイトルもフツーに「盛夏の森」としました。


 田植えが早かった田んぼでは稲の花が咲いておりました。地味な花ですが、この花が咲いて実、つまりお米ができる訳ですから実はとっても貴重な花なんです。


 米よりも先に収穫の時を迎える栗のイガも随分大きくなって来ていました。


 春紫菀(はるじおん)の茎にしがみつく空蝉。樹木だけではなく、何かつかまる物があればとにかくそれにつかまって登って行くのが蝉の習性のようです。


 すみよしの森の農家の庭先で百日紅の花が見事に咲いていました。


 きっと咲いているだろうと思って楽しみにしていた本日のハイライト、狐の剃刀(きつねのかみそり)。ご覧いただいておわかりの通り彼岸花の仲間です。彼岸花よりもひと月半先に先に咲きますが、花が咲く時には葉がない「葉なし花なし花」であるのも彼岸花と同じです。


 田んぼをバックに群れ咲くひまわり。2011年の東日本大震災以降、自然災害の被災地に寄付をする目的で農家の方が栽培しているひまわりです。ひまわりの切り花を1本100円で販売し、今年は7月の豪雨災害の被災地に寄付をすると書かれておりました。

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