手抜き晩御飯
休日はワシが料理当番。お昼が遅かったので簡単晩御飯(”よるごはん”とは決して言わない。”ばんごはん”デス)。ほうれん草をさっと茹でてあく抜き。バターで炒める。小学校家庭科の料理実習を思い出す。料理にお裁縫、刺繍にミシンがけまで。結構充実した授業でした。
先月、森永乳業の瓶飲料がペットボトルに切り替わる記事を書いていたが心配は的中。明治のガラス瓶もペットボトルに切り替わってしまった。推測になるがガラス瓶の供給元は同一メーカーだったのかもしれない。ガラス瓶とペットボトルを比べてみるとふたまわりほど小ぶりになった。サイレント値上げを疑うも内容量は同じ100ml。重量と体積が軽減され物流コストも下がり回収、洗浄の手間も無し。良いことずくめかも知れないがラムネ瓶と同じく風情、情緒は無くなった。牛乳配達の瓶が触れ合う音、早朝の風景も最早半世紀前のこととなった。
そのうち瓶ビールも無くなったりして
森永乳業は銭湯などに卸しているガラス瓶飲料をこの3月末でペットボトルに切り替えるとのアナウンス。これも時代の流れか。うちでも週に一度ヨーグルトの配達を頼んでいる。明治の宅配商品には瓶牛乳も残っている。瓶は洗って回収されるのだけれどこの瓶牛乳もいつまで続くかわからない。ちょっと残念なのが今どきの瓶牛乳はキャップがポリエチレン製。昔は紙キャップで日付がスタンプされていた。給食の牛乳も瓶に紙キャップ。このキャップを水洗いして平たく乾かしてメンコにして遊んだものだ。学校帰りに牛乳店の外に積まれた空き瓶を漁っては紙キャップを拾い集めた。たまに大口のヨーグルト瓶用で大径のキャップを見つけてはコーフンした。銭湯の冷蔵庫の横には紙キャップを開ける専用千枚通しが吊るされていた。針部分はリング状の樹脂でガードされたもの。しかし、銭湯で湯上りに飲むマミーやヤクルトはどうしてあんなにも美味しかったのだろう。平時に飲むそれとは風味が違うのだ。思い残すは「ドリプシ」を一度でいいから飲んでみたかった。小学生の頃、関西では盛んにTVCMが流れていた。そしてついにドリプシの場所を特定!コーカサス(カフカス地方)のグルジア王国(ジョージア国に改名)にあるアブハジア自治共和国。その山岳部にドリプシ村はある。
妻のお誕生ケーキはラ・メゾン アンソレイユターブルのタルトをホールで。フルーツいっぱいのせでとても良いのだけれど切り分けに苦労する。ウクレレでハッピバースデーを弾き語りしたけれど音がズレていると怒られた。ウクレレのFはバレー(セーハ)でなくてよかった。
京都の実家では「う巻き」や「鱧のお吸い物」はたらふくいただいていた。なので驚きは無かったが今回のコースでは鰻の燻製が香りゆたかで新鮮だった。蒲焼は身が締まっているも柔らか。タレもよく染みて風味豊か。坂東太郎のようなインパクトはないが人気があるのも頷ける。肝吸いは塩分が濃すぎてちょっと残念。出汁茶漬けで出された出汁がいい塩梅だった。
ロッテが板ガムの復刻として同名のラムネを販売している。店頭で見つけて購入してみた。ガムの「ジューシー&フレッシュ」の最大の特徴は口に入れた瞬間の飛び上がるほどの酸っぱさだった。この酸っぱさを期待してラムネを購入した次第。果たしてラムネは全く酸っぱくなくてほのかにフルーツの香りがするだけ。期待外れに愕然とする。ロボコン0点!
追記
都わすれ様よりご指摘いただきました。酸っぱいガムは「クイッククエンチ」でした。「ジューシー&フレッシュ」はほんのり甘いだけでラムネの再現も正しかったです。
オクラはヘタとガクを落とし1センチ幅に刻んでビニール袋へ。ボリュームが欲しければジャガイモを拍子切りして袋に加える。醤油を少量垂らして具材に馴染ませる。次に袋を空気で膨らませ片栗粉を投入し攪拌。
フライパンに多めのオリーブオイルをひいて中火。片栗粉をまぶした具材を投入する。オクラの粘りで固まっている部分は菜箸で剥がしながら炒める。
全体がきつね色で少し焦げ目がつけば完成。皿に盛りつけ塩を少量振りかける。無限オクラの完成。
晩御飯はチョンボパスタを作る。バリラ(1.6mm)300gを塩水で茹でながら、横でシメジ、ナス、玉ねぎをニンニクで香り付けしたオリーブオイルで炒める。味付けは岩塩とアンチョビ。麺が茹で上がったら湯切りして皿に盛りS&B「ペペロンチーノ」のソースを絡める。その上に炒めた具をのせてS&B付属のフリカケで仕上げ。チョンボながら具をトッピングするだけでゴージャスになる。ここまでするなら普通にパスタを作っても手間は同じなんだけれどね。フライパンは小さくて済むのです(笑)。
Barillaパスタ1.6mm 300g(普通盛なら200g)
タマネギ 小1個
ナス 1個
シメジ 1株
S&B「ペペロンチーノ」(2人用)
ニンニク 1カケ
鷹の爪 1本
アンチョビペースト 少々
(大盛り2人前)
※風味とコシでバリラパスタが絶対のお勧め。茹で加減は少しアルデンテで!
先日の簡易ホールソーの活用報告。この自作工具で穴あけしたものはダチョウの卵。ダチョウ牧場を見学した流れでダチョウの卵を妻への誕生日プレゼントにしたのだった。この卵は見学した牧場のものではなくネット通販で入手。お値段は5千円ほど。届いた卵は底部分を慎重に丸く削りこんでいった。殻の厚みは約2mm。自作工具とタミヤのカッターノコでザクザクと殻に溝をつけていく。殻はかなり固く素焼きタイルを削るような作業が続く。小一時間ほど格闘し円形に殻を切り開くことができた。後から思えばルーターの丸鋸刃で切開しても良かったかも。
問題はここから。殻から取り出した卵の中身を電子秤で計量してみた。重量は約1kg。このうち半分の500gでプリンを作る。砂糖を溶かしてカラメルを先に作りバターを塗ったカップ容器に流しこむ。卵は泡立て器で溶きほぐし温めた牛乳1立、バニラエッセンス、砂糖と混ぜ合わせて裏濾し。カップ容器にプリン液を取り分けて予熱の済んだオーブンへ、カップを並べたトレイにはお湯を張っておく。オーブンに入りきらなかった分は、湯を張ったフライパンに入れて蓋をして蒸す。オーブンで蒸している間に残りの卵でプレーンオムレツを焼く。スクランブルエッグの要領でフライパンに流し込んで菜箸で攪拌。半熟に固まってきたところで外側から包み込み完成。果たして味は鶏卵と同じながらも風味は濃厚。手間はかかったけれどいろいろと楽しめた。
残った卵の殻は内側の薄膜を取り除き洗って乾燥。切り開いた部分は元の状態に復元しようと思う。接合部はパテか石膏で埋めてアイボリーに着色。あとのイラスト描きは妻に託すとしよう。
追伸:プリンも冷えるのを待ちきれず味見。生クリームのような濃厚な風味でしっかりとした食感。苦労した甲斐があった。
天使のたまご
プリンの作り方
園内にはモンゴルのゲル休憩所があり、烏骨鶏やダチョウの卵でこさえたプリンもいただける。妻はヤギの頭突きをくらいダチョウにつつかれヘロヘロに。それでも2時間ほどケモノとの楽しい“攻撃(ふれあい)”を楽しむことができた。リピート確定デス。