Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

安禅必ずしも山水を用いず・・・

2010年09月04日 | Weblog
暦のうえでは白露(はくろ)も近いというのにニュースでは連日のように猛暑の記録更新が叫ばれている。そんななか扇子が欠かせないことは去年にも記事にした。今年もこの扇子は大活躍なわけだが右手に持って仰いでいる最中、財布を取り出したり携帯プレーヤーの操作で一時左手に持ちかえるとこれが脱力するほどに持ち辛い。例えていうならシャツを後ろ前に着てしまったような。この理由は簡単なことで扇子を開いた要(かなめ)部分を右手で持つときは、中指(ひとさし指)の付け根で展開した要部を包み込むように持ち安定する。要の滑らかなスロープが指の腹にぴったりとフィットして心地よい。左手に持ちかえるとこのスロープ展開が指の握りと逆になってしまい持つところがなくなる。なんとも落ち着かない状況となるのだ。左利きの人はどうしているのかしらと調べてみるとちゃんと左利き用の扇子なるものが売られているらしい。いっそのこと左右どちらにも開く扇子でもあれば便利なのかもしれない。中骨が扇面を兼ねているものなら連結部の工夫で可能かな。

暑さは苦手ではあるけれど気の持ちようで少しは心穏やかになることができる。例えばこの過ぎ行く夏も人生最後の夏になるかも知れないと思えばどうだろう。この暑さを体験できるものこれが最後。そう思うと不思議なもので、うだるような暑さもいとおしく感じるようになる。人間、明日をも知れぬ身なのだから。
コメント (2)
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