Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

20年ぶりの渋沢鉱山

2023年09月17日 | ロードバイク・クロスバイク
渋沢鉱山(蚊と格闘していて写真がブレた)


三連休の土曜日、新たな目的地、ルートを開拓したくて20年振りに渋沢遠征とした。渋沢には鉱山跡があるのだ。前回は2002年1月、自転車ではなくオバQで海老名、厚木、伊勢原、鶴巻温泉、秦野を過ぎての渋沢。凄く遠くに感じた。更に駅からは1時間に1本程度の小型路線バスで「峠」というバス停を目指す。バス路線は赤字らしく車内にはお菓子などの販売棚まで設けられていた。あれから20年以上の歳月が経過し今も坑道口など残っているか確認してみたくなった。渋沢へは通常なら表ヤビツ峠同様にR246を辿れば行ける。しかしそれでは面白くない。相模川を寒川まで下り小田原厚木道路と並走、水無川下流の金目川を辿り”はだの桜みち”へ。秦野大井線(県道708)でひと山越えて脇道を下れば小さな集落に出る。バス停「峠」を過ぎてあぜ道をずんずん進むと林道になる。


バス停「峠」更に減便されて2時間に1本程度



20年前はバス車内で物販も(遭難に備えて非常食を買うべきか葛藤)



自転車を降りてそこからは徒歩。20年前に来たときより倒木が多く夏草も伸び放題で荒れた印象。小川に掛かっていた丸太橋も無くなっていた。蜘蛛の巣と格闘しながら先に進む。


林道は荒れていた


何より閉口したのはやぶ蚊の大群。耳元でモスキート音を盛大に聞かされる。坑道口に解説看板が新設され小川へ降りる土留めの簡易階段も作られていた。しかしそれより何より蚊の大群がワンワンと襲い掛かり写真を撮るのがやっと。


小川へ降りる階段が出来ていた



実は久しぶりに黄鉄鉱でも採掘するかと金属スコップや比重選鉱用のトレイまで準備してきていた。靴も今日だけは防水のスニーカー。しかしとても腰を据えて作業する気になれず。ヤマビルは警戒していたがまさか蚊があれほどとは。夏場は絶望的にダメなロケーションだった。秋以降の再訪を誓い撤退となった。復路は素直にR246。ヤビツ峠アタックの名古木(ながぬき)交差点を通る。一瞬、ヤビツアタックして宮ケ瀬に出るかと考えるも既に体力は半分しか残っていないので諦める。


この交差点を右折してヒルクライムの始まり


車の多い厚木の市内は走りたくなかったので伊勢原の新東名で横浜伊勢原線に右折。途中、コンビニでモナカアイスとコカ・コーラで休憩。暑さで昼食はとっていなかった。相模川に出て相模大堰管理橋で川を渉る。


相模大堰管理橋


あとは海老名を北上し再びR246へ。今日の走行では往路は風に煽られ疲れる走行となった。気温も高く半分凍らせたボトルの氷は30分ほどで全部溶けてしまった。今年は猛暑で蚊の洗礼を受けていなかったが、今日一日でひと夏分の蚊に襲われた。そう言えば子供の頃、カブト・ゲンジ採りで山に入ったときも蚊の襲来を体験していたことを思い出す。腕に10匹ほどの蚊がとまるので叩いていては埒が明かない。こそげ落とすように拭ったものだ。そして蚊よりも恐ろしいのがマムシとオオスズメバチ。あぜ道を数歩進むごとにマムシはシュルシュルと逃げまどいカブトの木を蹴ればスズメバチが耳元をかすめ飛ぶ。小学生ながらに命がけの闘いだった(笑)。本日の走行距離 91.94km ロードバイク積算 19,680km




昔は丸太橋があった。林道も整備されているのがわかる



小川に露出する粘土層



黄鉄鉱がキラキラのぞく



2時間ほどがんばってこの程度の収穫





研究所コレクション(カナダ産出)


渋沢鉱山アタックルート
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする