我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から18年!ありがとうございます✨

ドッグ・イート・ドッグ/DOG EAT DOG

2017-07-07 00:38:07 | 劇場&試写★4 以下

 

 

 

たまに騙される

「タランティーノ、絶賛」の文字。

 

原作はクエンティン・タランティーノも絶賛した、エドワード・バンカーの同名小説(ハヤカワ文庫NV)。

この映画に至っては、ホントかよー!って突っ込みたくなること必至。

 

というか、今気づいたんだけど

タラが絶賛したのはあくまで原作本の方で、この映画ではないんじゃないの??

 

きー騙されたー!

 

エドワード・バンカーの同名犯罪小説を「ラスト・リベンジ」に続いて

ポール・シュレイダー監督、ニコ&デフォーさんで映画化したバイオレンスサスペンス。

ニコとデフォーといえば、リンチ(デヴィッドリンチ)の「ワイルドアットハート」以来でしょ

 

ニコの映画は近年つまらない(ツマラなそー)なのが多く劇場で観るのはパスしてたから久しぶり。

ニコとデフォー氏となれば見逃せない上に、タラ絶賛ってことでわたし得だったので早速観に行ったのだ、、、、

 

 

なんだこれ。ツマラん

 

間違いなく今年のワースト入り決定。とりあえず今年の劇場映画の中では一番つまらない

 

撮影、音楽はいかにもタラ好みで

タラの「キルビルNo1」の日本人バンド ザ・5,6,7,8’sの「ウー・フー」かな?の別アレンジの曲使ったり。

映像は面白かったけど、中身(脚本)が全く面白くない!

 

 監督は「アメリカン・ジゴロ」のポール・シュレイダー。

「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の名脚本家としても知られるシュレイダー、

「ラスト・リベンジ」に続き、ニコとは2度目のコラボの本作では、

監督自身も割と重要なギャングのボスで登場。いやー、頼みますよ。

 

真っピンクのレトロ可愛い部屋でのデフォーさんがなにやら様子がおかしいとこからのオープニングは面白い。

すぐキレる、ダメ男キャラマッドドックのウィレム・デフォー。

 

金払ってアレしてもらうも全然ダメ。

 

 

出所したばかりのニコ演じるトロイ。

仲間と共に新たな仕事に取りかかるや、予想外の事態に直面してどんどん変な方向へ泥沼化。

 

 

もう一人のお仲間、巨漢のディーゼルには、TV「ウォーキング・デッド」(シーズン5)のクリストファー・マシュー・クック。

え?ウォーキングデッド大ファンだけどこんな人出てたっけ??と調べたら1回だけのゲスト出演だって。

 ←これか〜。

 

 

ムショで知り合った3人が、シャバに出ても悪巧み!

無事に更生できるのか

と云う話ではもちろんありません

 

 

2/10(25点)

 

 

ネタバレあり

つまらないので感想、サクっと。

 

せっかくニコとデフォー再共演なんだけどー

 

一番キレてて唯一面白いキャラだったデフォーさんがまさかの仲間に殺られ途中で死んじゃって

余計に全くつまんなくなった。

デフォーさんのインタビューで

「ポール(監督)は非常に思慮深い人間で、今回も作品に取り掛かる前に「僕たちの最大の義務はつまらないものは作らないこと、つまらない瞬間を一つも作らないことだ。とにかくエンタテインメントな作品を作りたい。みんなが楽しんで観られるものを作りたい」と言っていた。

と言ってるんだけど、いやあ十分つまらなかったわ。(つまらないしか言えない)

 

仲間二人は死に、トロイは結局警察に捕まって、ムショに戻ることになるいう

意外でもなんでもないオチ。

うーん。

 

 

長年の刑務所勤めを終え、シャバに出てきたトロイは、ムショ仲間だったコカイン中毒のマッド・ドッグ、巨漢の取り立て屋ディーゼルと再会。お先真っ暗な人生とサヨナラしたい3人は、イカれた地元ギャングの首領から、ある仕事の依頼を受ける。それは借金を返済しない男の赤ん坊を誘拐すること。一見、簡単に見えた報酬75万ドルの大仕事だったが、事態は最悪な展開を招き、3人は追われる身となってしまう。

 

 

 

 

 公式サイト

DOG EAT DOG               アメリカ      2016年        93min

6月17日より、公開中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アイム・ノット・シリアルキラー/I AM NOT A SERIAL KILLER

2017-06-21 23:51:48 | 劇場&試写★4 以下

 

かいじゅうたちのいるところのマックス・レコーズ✖️

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク役クリストファー・ロイド。

監督は「エイリアン パンデミック」などのビリー・オブライエン。

なるほどC級SF得意なのね

 

 

「かいじゅうたちのいるところ」で主演の子役だったのにもうこんな大人に。

 

 

3/10(34点)

 

確かに、「アイムノットシリアルキラー」だわ

 

ネタバレあり

なんだこれー。 

 

つまんなくてびっくりしたがっかり系

最近は犯人実は人間じゃなかった!が流行ってるのか? 笑

 

あんなオチで許されると思ってんのか!

 

淡々としていて、進行が遅く、ソシオパスVSシリアルキラー!とうたってる割に

対決的なシーンもなく、オチにびっくりのC級感満載ホラー。

ちかいちかいちかいちかい

 

 

 

遺体処理の仕事をする母親の手伝いをする高校生ジョンは、例によって学校でいじめられてる。

学校での診断でソシオパス(社会病質者)と判断をされてセラピーに通っている。

 

何者かが死体の一部を取ってしまって部分的になくなった変死体が。

独自の捜査をするうち、殺人現場を目撃したジョン。

犯人は、近所の爺さんクローリー。

お風呂に入るのを手伝ったりしていた顔見知り。彼こそが、シリアルキラーだった!

そしてなんと、殺した後の臓器などを食べてしまうサイコパスだった

 

そのうち、ジョンのカウンセラーまでもが殺されて、、、、

 

サイコキラーを阻止するために、自らも殺人を犯すのか

 

えっと。

つまんない上に、ラストで犯人の爺さん、人間じゃなかったんです エイリアンなんです

と言われてもねー

オマエ最初明らかに人間だったじゃねーか! (口悪くなりご免あそばせ)

 

いやぁ騙されましたよ。(ちっとも爽快感とか、ヤラレタ感がない)

 

そして奥さんの事愛してたから頼む的にちょっとお涙誘う系にされても困るし〜。

 

 

久々のダメダメホラー(DVDで観たダメホラーは多いけど、劇場で観たダメダメホラーは久しぶりかな)

あ、シャマラン新作も結構ダメダメだったけど

 

 

アメリカの田舎町で葬儀屋を営む家に生まれ育った16歳の少年、ジョン。死体や殺人への興味が抑えられず、学校でも問題視され、セラピストにはソシオパス(社会病質者)と診断されてしまう。そんなある日、地元で連続猟奇殺人事件が発生、ジョンは自ら調査に乗り出す。やがて偶然にも隣人のお爺さんが殺人鬼と知ってしまう。己の中の危険な衝動を抱えつつ、さらなる凶行を阻止するために恐るべき殺人鬼に立ち向かっていくジョンだったが…。

 

 

 公式サイト

I AM NOT A SERIAL KILLER          2016年          86min

6月10日より、公開中〜

 

 

 

 

 

 

 


22年目の告白-私が殺人犯です-

2017-06-14 23:57:21 | 劇場&試写★4 以下

 

本国で大ヒット、パク・シフ主演「殺人の告白

2013年に日本でも公開された韓国映画の、日本リメイク。

殺人の告白

 

そもそも原作の映画は実際に起きた未解決の事件をベースにしていて、

わたしもお気に入りで、その年のベスト3位にした面白いサスペンス。

当時いろんな人に勧めていた映画だけど、まさか数年後にリメイクするなんて思いもしなかった 笑

監督・脚本は「SR サイタマノラッパー」「ジョーカー・ゲーム」の入江悠監督。

共同脚本に平田研也。

 

 

韓国版オリジナルを観ていない人は面白いはず

そもそもが面白いから。

 

 

キャスト

 

曾根崎 雅人 – 藤原竜也
1995年に起きた、5人もの人を殺した連続殺人。その犯人を名乗る男。
その端正な美貌でメディアに取り上げられて世間に注目される。

曾根崎は殺人にあたり、独自の美学による3つのルールをもって罪のない人々に手をかける。


1. 後ろから縄で締め上げる。
2. 殺害する瞬間を、被害者の親しい人間にみせる。
3. 敢えて目撃者を殺さずに、メディアに自分の犯行を証言させる。

 

パク・シフがはまっていた冷静でクール、端正な顔立ちという犯人役を演じるにあたって

熱血、藤原竜也は不安だったけど、いつもより抑えた静かな演技。

 

牧村 航 – 伊藤英明
1995年の殺人事件を担当していた刑事。
犯人の罠により目の前で上司を殺される。

 

ここで相関図。

 

牧村里香 – 石橋杏奈
刑事の牧村航の妹。

小野寺拓巳 – 野村周平
刑事の牧村航の妹の里香の恋人。

 

岸美晴 – 夏帆
22年前の事件の被害者の遺族。
本屋で働き、父の仇の曾根崎の手記が売れるのを目にして怒りをつのらせる。

山縣明寛 – 岩松了
22年前に妻を殺された医師。

春日部信司 – 竜星涼
刑事の牧村航を尊敬する後輩。

橘大祐 – 岩城滉一
ヤクザの橘組の組長。
事件の犯人に恋人を殺された。

戸田丈 – 早乙女太一
ヤクザの橘組の若手組員。

仙堂俊雄 – 仲村トオル
連続殺人事件を追うジャーナリスト。

滝幸宏 – 平田満
22年前の事件の被害者で、牧村の元上司。

 

 

4/10(45点)

 

 

つまらなくはないの、オリジナルが面白いんだから筋は大きく変えてない限りそりゃ面白いに決まってる。

リメイクとしてよくできてる。

と思ったのは途中までで、、、、

結局、真犯人だと名乗る男が出てきてからを違うものにしてしまったので

新たな真犯人にびっくりというか、それはないわ。という感じでシラけてしまった。

キャストはなかなか良かったんだけど、、、

 

ここからネタバレ赤文字にて

 

刑事の恋人という韓国版の設定から、刑事の妹に変え、その恋人が藤原竜也演じる整形した復讐者ということになっていた。

遺族たちが集まって復讐を企てるのではなく、各個人個人でヤクザが殺しを依頼したり

両親を殺された娘は自分で殺ろうとしたり。

 

その恋人はバリバリの大阪弁だったのに、飛び降りて整形した後は普通に大阪弁を話さないのが

わざとらしすぎた。

何がびっくりって、仲村トオル氏演じる元ジャーナリストで、番組看板キャスターの存在。

途中までこのキャラがすごくいい存在感出してるって思って観てたら、、、、

オマエさんが犯人かょ!!

ありえないでしょう。

殺しの理由も、ジャーナリストとして海外に行っていた際に監禁されて

自分は殺されずに仲間が殺されたことで、、、、って

で、全く関係ない人たちを殺していてのうのうと今までマスコミにいて第一線で活躍していた。

そんな人が犯人だなんて納得行かなすぎ。

しかも、本来テレビに出てきて真犯人だ。という男がまたオリジナルでは最高だったのに

ただの金渡してやらされた使いっ走りの全く関係ない男とか。

 

そしてエンドロールにある続き映像では、その仲村トオル演じる男が両手を掴まれて歩いてる最中に

遺族の一人のチンピラ(ヤクザの男の恋人の息子)が清掃員のフリして忍び込み、背後から包丁を、、、

 

ってそんなの余計だわ。

 

 

達也くん演じた彼は、結局は犯人ではなく、遺族でもなく(婚約はしてたけど)

オリジナル版の、母親が殺されたその息子、って方がなんか伝わるなぁと思った。


その他いろいろ後半はもうなんか突っ込みどころが多すぎて。

全体的にキャスター仲村トオルを犯人にした時点でもう冷めちゃった。

他にも色々言いたいこともあるけどこの辺で。

 

やっぱり韓国版オリジナルは面白いので、見てない方は是非

 

22年前。5人の命が奪われる凄惨な連続殺人事件が発生。犯人はいずれも被害者と親しい者に殺人の瞬間を見せつけており、目撃者は殺さずに犯行の様子をメディアに証言させるという形で犯行を重ねていた。捜査を担当していた刑事、牧村は犯人を追い詰めるも罠にはまってしまい、上司を殺されてしまう。

それから22年 ―曾根崎雅人という一人の若い男が開いた記者会見で再び事件の幕が上がる。その会見で曾根崎は不敵な笑みを浮かべながら、ある1冊の本の出版を発表した。タイトルは「私が殺人犯です」。なんと22年前のあの連続殺人事件の犯人が自分だというのだった。

 

 

 

 公式サイト

22年目の告白 私が殺人犯です         2017年    日本        117min

6月10日より、公開中〜

 

 

 

プレミアにて。

 

入江監督談

この映画の企画を実現するのに、約2年半をかけ脚本は37稿の改定を重ねました。

映画の精度と質を徹底的に高めるためにディティールを叩いては壊し、

また積み上げていく作業にそれだけかかりました。(公式サイトより抜粋)

 

 

 

 

 


LOGAN ローガン/LOGAN

2017-05-19 01:35:25 | 劇場&試写★4 以下

 

 

ウルヴァリン(ローガン)、最後の最期

ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じるのはこれが最後となる入魂の1作!

ということで期待しつつ試写にて鑑賞。公開は6月1日。

 

X−MEN スピンオフ企画、ウルヴァリンが能力を失いつつある後の物語。

どれも面白いX−MENシリーズ中、

唯一の駄作(「ウルヴァリン SAMURAI」)を撮ったジェームズ・マンゴールド監督

 

 

 

ミュータントでも歳をとる。ヒゲもじゃで急に老けた。

 

 

パトリック・スチュワート演じるプロフェッサーXは90歳という設定。

ローガン演じるヒュー様だけじゃなく、なんとパトリック・スチュワートも

本作でこの役は終えるとのこと。

 

ローラ演じるのはこれがデビュー作のダフネ・キーンちゃん。

タラちゃんお気に入りの仏女優、メラニー・ロラン似。

 

 

 敵となるのはドナルド・ピアース役、ボイド・ホルブルック。

ゴーン・ガールとかちょいちょい脇で出てる人だけど、なんだかインパクト弱いわ〜。

こんなキャラが悪玉なんて小物感。

 

キャリバンなんてキャラいたっけ?と思ったら、、、(ミュータントの居場所を特定する能力の持ち主)

X-MEN アポカリプスではトーマス・レマルキスが演じたキャラ

今回はスティーヴン・マーチャントに交代。

 

 

舞台は2029年メキシコ国境付近。

治癒能力が弱まったローガンは、タクシーの運転手として

アルツハイマーを患い記憶が薄れていってしまうプロフェッサー・チャールズ・エグゼビアの面倒を見ながら

人目を忍ぶように静かに暮らしていた。

そこへ、ナサニエル・エセックス率いる闇の組織に追われる看護師が現れる。

彼女は一人の少女、ローラをエデンと呼ばれる場所まで無事送り届けて欲しいと依頼。

なんと、この少女はローガンのクローンだったというストーリー。

 

 

こりゃ長すぎる2時間18分

やっぱりX-MENシリーズの監督は、ブライアン・シンガーに限る

と確信した一本。

 

4/10(42点)

 

 

ちょっとネタバレあり感想

「SAMURAI」みたいに変な描き方のダメダメな作品!っていうんじゃなく

とにかくつまらなかった。

全体的にずーっと暗くて、引き込まれるシーンもなく退屈。(わたしにとっては)

ミュータントたちが出てくる面白さが欠ける本作は

ちょっと趣を変えてあるとはいえ、その面白さ(戦うシーン含め)がなければただのドラマでしょう。

 

ヒュー様がこれで終わりというのにこの感じで終わっちゃうのは、個人的にはこの出来ではがっかり。

まさか二人とも死んで終わるとは思わなかったし。

ミュータントだからって永遠の命じゃないのね

 

少女、ローラはラスト近くでようやく話ができるんだけど

なんでそれまで黙ってたのか意味あまりないんじゃない?スペイン語で話すとかも。

 

ウルヴァリンVSウルヴァリン(ローガン)というのも見どころの一つなのかもだけど

わたしには全然面白く感じず。ただ単にヒュー様が二役演ってるだけだし。笑

アメコミとはちょっと思えないような仕上がりで

ポップさ、派手さ、コミカルさは排除というか皆無。

渋さ、哀愁、土埃。といったワードがぴったりな本作。

 

かなり展開もゆったり目というか、いつ面白くなるんだろうと思って見てたけど

最後まで面白くなかった。

見どころも最後の10分くらい?感じで

ローラ演じた少女の型破りな強さ、は必見だけどこれはもう先に「キック・アス」のクロエがいるしなー

 

そうそう

初めて知る ローガンの父親的な感覚を自覚するシーンは良かったけど。

展開が面白くならないので退屈した。2時間超えは長すぎる。

 

最終的にはチャールズもあっさりやられ(90のご老体とはいえ、あの終わり方は寂しすぎる、、、)

ラスト近くでミュータントの新たな子供達の元へローラが行きたいと願い、

何人か、その特性の技を見せるけどそれも少しだけだし X−MENのキャラ達のような楽しさがない。

かなりしんみりとしちゃったラスト。

これは賛否あると思うな。  こんな感じで終わるのはわたしには理想的じゃなかったし

とにもかくにも、面白いと感じるところがなく2時間超えというのは辛かったので

X-MENシリーズのファンとしては残念。

X-MENのアメコミを自ら持ってるシーンあり。

 

シリーズ開始は2000年。

ヒュー様、プロフェッサー、17年間お疲れ様でした、、、

 

なお、エンドロール後のオマケはマーベルにしては珍しくナシ。

 

2029年、この25年間で新たなミュータントは生まれておらず、彼らの存在は絶滅の危機に瀕している。かつて「ウルヴァリン」の名で知られていたローガンことジェームズ・ハウレットはテキサス州で運転手として働き、メキシコ国境の向かい側に位置する放棄された製錬工場でキャリバンやチャールズ・エグゼビアと共に暮らしていた。ある日、ローガンはガブリエラ・ロペスから、ローラという名の11歳の少女をノースダコタ州にある「エデン」まで送り届けて欲しいという依頼を受ける。

 

 

公式サイト

LOGAN          2017年     アメリカ      138min

6月1日より、ロードショー

 

 

プレミアにて。

 

 

 

 

 


スプリット/SPLIT (ダニエル・キイスの24人のビリー・ミリガンファンでシャマラン映画ファンの視点から)

2017-05-13 13:46:37 | 劇場&試写★4 以下

 

誰ですか、シャマラン復活とか言ったの。

 

24人のビリーミリガン読んでいない人の方が楽しめる。

マカヴォイファンは一つの人格で数人のキャラを演じるマカヴォイを楽しめる

シャマランの過去作「アンブレイカブル」を観ておいたほうがいい。

シャマランが「ぜったいナイショだよ」というオチを期待しない方がいい(もう皆してないか)

 

途中、ネタバレになるのでそこは表示します

日本の公開が5月中旬と聞いて、2月末にL.Aで観ようとしてたのに行けなくてがっかりだったので

仕事の後、初日早速観てきた!!

シャマランファン(ファンなのか自分でも疑問に思えてきた 笑)で

24人のビリー・ミリガン」ファンの原作大ファンのわたしが観た、シャマラン新作「スプリット」語ります。

 

 

いや〜。結果から言うと、前作の老人ホラー「ヴィジットの方がよっぽど笑えて面白かったんですけど、、、。

 

まず最初にこれ踏まえたい。

 

なぜここで、ダニエル・キイス著の「24人のビリー・ミリガン」が出てくるのかというと

あれを読んでるか、読んでないかで面白さや感じ方が違ってくるから。(基本はあの多重人格者としてのキャラがベース)

オハイオ州の強盗強姦事件で逮捕・起訴されたが、彼は解離性同一性障害(多重人格障害)

を患っていると主張、裁判で多重人格と事件の関わりにおいて注目され有名になった実在の人物を

作家、ダニエル・キイスの徹底した取材を元につくられたノンフィクション(実話)。

 

少女を誘拐したのは、23人の男で、もう一人実は別人格が潜んでいて24人。ということころも

まるでこのシャマラン新作そっくりだったので、パクリか?とも思えたし、

オチを期待されるシャマラン映画でどんな結末にするのか楽しみでもあった。

 

そうしたら、シャマラン「24人のビリー・ミリガン」にはもちろん影響を受けてるよ。

と原作が好きで昔からこの題材に興味があったとインタビューであっさり認めてた。

 

自分の脚本に絶対的な自信を持ってるシャマラン。ちょっとちょっと、影響って言ってるけどまるっきり

ベースが似てる。(多重人格者の傾向を忠実に描くからそりゃそうなると言っても)

一人の男が犯罪を犯し、(犯した本人は別の人格が起こした出来事なので全く記憶にない。)

そしてその人格の数が23+1ってところ。

スポット(劇中では「照明」と訳されてた)にでられるのはたった一人の人格で、他の人は

その間、眠っているか並んだ椅子に座っている。

それぞれが個々の人間と同じ、年齢も個性も喋り方(方言)も趣味も性別もバラバラ

そんなとこまで一緒だったから、今後控えている(1990年に映画化されると決まってからずっと楽しみにしてたけど

制作が難航して延期になってた、このビリーミリガンのダニエル・キイスが書いた実話の映画化。

やっと去年、レオ様が主演して再開すると発表されてる。)「24人のビリーミリガン」の方が後から映画化された時

似たような感じとなるかもという懸念も出てきた〜。

 

 

メインキャスト

表情や所作で年齢性別の雰囲気を演じ分けるジェームズ・マカヴォイ。

23人(正確には24人)と言っても出てくる中の人格(キャラ)はトータルでも5人。

丸坊主にすることで髪で変えてイメージ持つっていうのをあえて避けてるのかな。

中の人格たちは、体型も着るものも違う。

実際のビリーミリガンはもちろん、服を変えたりなんてことはしてなかったけど

映画だと視覚が大事だから女のキャラが出てきた時はスカートとか履かせちゃうんだね。

 

生きる上で身の危険があるキャラは長い事眠らされていたり、スポットに出てくる回数が多い

人格もだいたい決まっていたり、カウンセラーと話す人格もだいたい決まっている。

24人のビリーミリガンの場合は、作家とのやりとりで色んな人格が出てきて接していたけど

本作ではカウンセラーのおばちゃんが、一人の人格を除いてはだいたい把握している。

Dr.フレッチャーに、シャマラン2008年作品「ハプニング」にも出演のベティ・バックリー。

 

監禁される少女ケイシーに、2年前にアメリカでヒットした魔女ホラー「ザ・ウィッチ」に主演したアニャ・テイラー=ジョイ。

この子の顔がちょっと、マカヴォイの犯人役より怖い!ビヨーク系(ごめん)

 

頭のいいケイシーは、9歳のヘドウィグなら監禁部屋からの脱出を頼めるかと試みる。

 

他の二人(ヘイリー・ルー・リチャードソンとジェシカ・スーラはともにTVドラマに幾つか出演の女優。

あまり危機感ない感じで緊迫感がない。

 

 

4/10(45点)

 

 

これから繋がる、シャマランユニバース(シャマランの輪

後半になるにつれ、うわーって感じ。 脚本がつまらない。

 

こりゃ日本でも一般試写やらなくて大正解。やったらなにこれってなるよ。

何度も言うけど「24人のビリーミリガン」 読んでる人と読んでない人の感想はそこでだいぶ分かれると思う。(別物でも)

 

注意 ネタバレ混みレビュー

突っ込みどころ多いです

最初は「24人のビリーミリガン」の流れで人格が入れ替わりでてくることが

楽しめるかもしれないけど、

少女たちが監禁されるも特に何をするでもなく、一人だけ逃げようとして

捕まるけど戻される以降は大したこともせず、カウンセラーの先生とのやりとり。

マカヴォイの演技は普通に役者なら複数役に変貌するのを一気に一度の映画で見せるという感じだから

そこまで巧いとも思わず。(ごめん)

(当初、多重人格者ビリーミリガンの役はエドワード・ノートンが演じると言われてたけどノートンなら分かる)

 

人格たちが「ビースト」と呼ぶ、何か得体の知れないキャラクターが最大の見所というか

カウンセラーさえ会ったことのない、「ビースト」。一体、それは何なのかってなるんだけど

「24人のビリーミリガン」でいうとそこは、全人格をまとめ上げる存在の「教師」という人格だったから

まさか「教師」が出てきて彼らを自己統合?(それって丸パクリ)とか

ケイシーの少女時代、叔父に猥褻された過去が何度か出てきたので

ケイシーも実は多重人格者になってて、多重人格対決になるか(だったらもっと面白かった)

とか勝手に予想してたんだけど、、、、、

名前の通り、それは人間離れした運動機能を持った筋肉隆々の、天井や壁まで歩けるすごいスピードのまるで獣人間だった。

(というか、人間に生でかじりつき、殺す)

マカヴォイがいきなり凄い勢いで壁走ったり、黒目デカくなるコンタクトのこのシーン見たら

うげーってなった

 

その前に、自分の中の人格を自覚してカウンセラーに助けを求めていた人格の一人が

再三、メールでアプローチをしていて、じゃあそれまで何で家に行かないの?って話なんだけど

やっとカウンセラーが怪しいと思って家(地下の、部屋だらけの汚い部屋)に訪れる。

 

そこへ人格がついに「ビースト」へと変化した彼が現れて、、、、そう少女たちはビーストへの生け贄だった。

あっという間に監禁していた少女二人は殺され、おばちゃんカウンセラーも一瞬で殺られるけど

(少女二人はその生け贄の名の通り、食べられる)

ここで、あ、やっとホラーになったって思うんだけど。

 

殺られる直前、元々の人格である「ケビン」のフルネームを紙に残したおばちゃん。

ついにケイシーに危機が訪れた瞬間、そのメモを見て「ケビン」の名前を叫ぶと

数年間閉じ込められていた彼=ケビンが現れた。

ケビンは昔買った銃があるから自分を殺せという。

がそこで人格がまた入れ替わり、ヘドウィグの後でついにビーストと対決となる

 

一気にいくか!と思いきや、なんと

ケイシーの身体中についた複数の傷あとを見て、自分と一緒で虐待で傷つけられたんだと悟る。

虐げられた過去を持つものはピュアな存在。お前は他の二人とは違う!とか言っちゃって殺すのをやめる。  

 

なんだそりゃ。ですよ。

 

そのあとで唐突に男性が入ってきて、ケイシー無事確保。

なんと多重人格のその男が働きながら住んでいたのは動物園 (普通すぐバレるだろ!)

ビーストはあっという間にいなくなり捕まらず、警察に保護されたケイシーは、叔父さんが来てるわよ

と言うけど微妙な表情のケイシー。ここで過去の出来事を警察に言おうかと思ってるらしい。

 

場面変わってラスト。

事件がニュースで流れるレストランのカウンターで。

そういえばこんな似たような事件が15年前に会ったわよねぇと話すおばさんたち。

変な名前だけどなんだっけ。というと、そこにいたこの人が!!

「ミスターガラスだよ」とポツリ。

 

うぎゃー。これだけのセリフでの登場で一体いくらもらったんだブルース様

っていうか、このラストはシャマランの過去作「アンブレイカブル」観てないと全く意味不明になるね。

この映画での話、その世界は同じ世界だったということになる。

15年前と言ってるから時系列は同時進行ではなくちゃんとブルースも年取ったまんま。

 

 こないだCSで「アンブレイカブル」やってたけどサミュエル若いわぁ。

 

そして先日シャマランがこの「スプリット」と「アンブレイカブル」が衝突した続編を作るとツイッターで発表してたけど

それがここから始まるということらしい。

作品タイトルは「GLASS

 Universal Pictures will release on January 18, 2019 all over the world. How’s that for not keeping a secret!

 

「アンブレイカブル」そんなに好きな映画じゃないからなー。

 

過去作も「シックスセンス」以外はそこまで好きというのもないし、考えたらシャマランの映画のDVD一本も買ってないや 笑

自分でもファンなのかもはやただの毎度新作気になるだけなのかわかんなくなってきたけど

たとえハズレが多くたって、 シャマラン映画、これからも要注目です

もはやシャマラン決まり文句の口ぐせだね。

 

 

ケイシー、クレア、マルシアの女子高生3人は、友だちの誕生パーティの帰り道に見ず知らずの男に拉致監禁されてしまう。やがて鍵の掛かった薄暗い密室に閉じ込められていた3人の前に、誘拐犯が女性の格好で現われる。その後も潔癖症の青年や9歳の無邪気な少年など、現われるたびに格好ばかりか性格まで変ってしまう誘拐犯。なんと、男には23もの人格が宿っていた。そしてさらに“ビースト”と呼ばれるもっとも恐るべき24番目の人格も潜んでいたのだったが…。

 

 

 公式サイト

SPLIT               2017年       アメリカ      117min

5月12日より、公開中〜

 

 

プレミアにて。

 

 

先月末、シャマランとマカヴォイ来日しました〜

日本で誕生日を迎えたマカヴォイ。日本が気に入ってる模様。

あ!そうそう、今回もシャマラン、ちょい役で出てきた 誰もが気づくはず。

一人で笑っちゃった。 そこだけ映画に集中できなかった 笑!

 

 

 

 


セル/CELL

2017-02-19 22:23:48 | 劇場&試写★4 以下

 

 

携帯からの謎の電波により、凶暴化していく人間

 

タイトルは「セル」。ジェニファー・ロペスの「ザ・セル」ではありません。

こちらスティーヴン・キング原作ホラーの映画化。

キャストは同じくキング原作の映画化で、日本でも2008年に公開した(もうそんなに経つか)「1408号室同様

ジョン・キューザックとサミュエル・L・ジャクソン共演

 

今度は小説家ではなくコミックの作家、クレイにジョン・キューザック。

嫁とは離れてから1年。離れた息子は愛してる。

 

こんな格好してるけどハンターではない、電車の運転手トムにサミュエル爺。

 

そして、ホラー好きじゃない人にも大人気、「エスター」で強烈な印象を残した

イザベル・ファーマンは、母親を殺してしまったアリス。

少し大人びたけど変わってない。実は結構かわいいんだよね。

ダークにしたシアーシャ・ローナンて感じ。

 

しかし大御所二人と対等に共演なんてすごい(出世したね)

 

当初はイーライ・ロスが監督予定だったはずが、制作側と話がこじれて降板。

「パラノーマル・アクティビティ2」のトッド・ウィリアムズに代わった。

脚本にはスティーヴン・キングとアラン・アレッカ。

原作者であるキング自身が脚本をするとヒットしないというけど本作はさて、、、?

 

 

携帯電話で謎の電波に感染した人々が次々と凶暴化していくパニック状態の世界で、果たして息子と生きて再会できるか

 

 

 

4/10(43点)

観てる時は退屈じゃなかったし特に空港で携帯使っていた人が次々におかしくなりパニックになる冒頭は

気持ち悪いし見応えあったし、何が起こったかという興味で引き込まれたけど、途中からそれが失速。 

校長と男の子に会い謎がわかってくる。

走る元気なゾンビのようになった人間たちは、パルス(音の信号)で操られて夜にはおとなしくなる、

だんだんと中身が寝てる間にアップデートされて、どんどん進化するから

人間を襲うだけじゃなくて誘い込む事も出来るようになる。

危ないシーンでもうまいこと乗り切っていきながら

最終的にクレイは息子に会いたいがため、自宅へと向かう。

 

画的に面白いって感じのところがあったから、原作だとどう表現してるんだろうと気にはなったな。

最近のキングの本て読んでないからわからないけど、原作これ面白いのかなー

 

 

ニット帽被ってる男って個人的に好き好きなんだけど

ジョンキューだとなんか、強盗みたいだな(ごめん)

 

 

しつこいけどこの人ただの運転手。

 

 

赤いフードの男(一時は女としても現れてる)が結局なんで出てきたのか、

クレイが書いてたコミックのキャラが何で具現化してるのか、同じそのキャラが全員の夢に出てくるのか

はっきりさせてないからなんだか腑に落ちないし

お前結局何者

パルスの発信源のような感じになってたけど。

 

まぁ、説明ないまま終わる映画も多いけど

投げっぱなしのストーリーで結局はクレイも謎の音に誘われて携帯人間(携帯によって操られた人間)たちと合流。

息子の幻影か、本物と会って、木に印をつけてくれと頼んだとおりの目印を横にひたすらゾンビ化して歩いていくエンド。

想像つくしラストがつまらなすぎる。

赤いフードの男は最後まで出てきたけど何をしたかったんだ。

世界征服しに来た宇宙人とか?

とも取れるSFチックな、ゾンビ風味でもあるホラーでした〜。

最初よくても着地がイマイチだとやっぱりパッとしないね。

 

 

ボストンの空港で別居中の妻子に電話をかけるコミック作家のクレイだったが、途中で電池切れになってしまう。しばらくすると、携帯電話で話していた人々が一斉に凶暴化する。一瞬にしてパニック状態となった空港から地下鉄に逃げ込んだクレイは、車掌のトムと自宅アパートの階上に住む少女アリスと協力しあいながら、妻子のいるニューハンプシャーを目指すのだった。

 

 

 公式サイト

CELL             アメリカ     2016年     98min

2月17日より、公開中〜

 

 

こんな楽しそうなシーンはなし。

 中央は校長役のステイシー・キーチ

 

 


インデペンデンス・デイ リサージェンス/INDEPENDENCE DAY RESURGENCE

2016-07-10 23:51:45 | 劇場&試写★4 以下

 

 

 日本でも大ヒットしたウィル・スミス主演の「インデペンデンス・デイ」から20年。今更?作られた続編。

侵略してきたエイリアンを、米国の独立記念日に当たる7月4日に撃退し、人類が宇宙に向け高々と独立を宣言するというストーリー。

ウィルもさすがに若かった

 

その続きとして描かれる本作では、エイリアンによる侵略を体験して以来、再びやって来るであろう彼らの襲来に備えて、

地上に残された宇宙船などから技術を盗み出した人類が、最新鋭の地球防衛システムを構築していたという設定でスタート。

ローランド・エメリッヒが前作に引き続き監督。

リサージェンス(resurgence)とは、一度中断していたことの再開。

 

 

ESD(地球宇宙防衛)部長のデイビッド(ジェフ・ゴールドブラム)、元合衆国大統領のホイットモア(ビル・プルマン)、若き戦闘機パイロットのジェイクらはそれぞれの立場から必死の抵抗を試みるが、地球防衛システムは無力化され、人類は今度こそ絶対絶命の危機を迎える。

 

ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、ヴィヴィカ・A・フォックス(キルビル)、ウィリアム・フィクトナー、

デイビッドの父親、ヒラー大尉の妻、エリア51の責任者など同じメンバーに加え、

若きパイロットにリアム・へムズワース、マイカ・モンロー、シャルロット・ゲンズブール、アンジェラベイビー、ジョーイ・キングなど出演。

大した活躍しない、出番も少なく主役とも言えないリアム・へムズワース。不要じゃない?

博士役のシャルロット・ゲンズブールも特にいらないキャラ。

元大統領の娘役にマイカ・モンロー「イット・フォローズ」のコ。

アンジェラベイビー可愛すぎる♡

ジョーイちゃんは「死霊館」にも出てます

 

 

見どころ、内容なし。宇宙船の規模とお金かけて技術がupしただけの

ハリウッド未だお決まりのご都合主義的続編超大作

 

ウィルのいないインデペンデンス・デイなんてと思って観るのどうしようかと思ったけど

ちなみに、前作は大好きで楽しんだんだけど。

 

 

3/10(38点)

 

 

いや〜。見どころ全然なしでした 規模大きくなっただけ。エイリアンもこんな変なのだっけ?

エイリアンとの戦いも後半最後の方でちょっとだし、その戦い自体も面白くもないしそもそも脚本がつまらん!

眠気に襲われながら早くエイリアン出てこいと思ってた、

出てきたら出てきたで、早く終わらないかな、と思いながら見た。

早く終われと思いながら観たのも見終えて時間とお金の無駄だったと思ったの久しぶり。

とにかくこれまであったようなエメリッヒお得意のご都合主義満載で

あんな状況で助かるわけない、ってな感じのありえなさ満載。

ポップコーン片手に友達や恋人同士でわいわいというには今更な。

勝手に同窓会ノリで楽しんじゃいました⭐️という感じ。

というわけで今年のワースト入り決定、かな。

観てから知ったけどハリウッドでも大コケしたとか、そりゃそうだよな、こんなんじゃ。

あー観なきゃよかった  笑

 

 

人類が恐るべき侵略者を撃退し、宇宙における独立を高らかに宣言した記念日から20年。きっと奴らはまたやってくる。その来たる時に備え、地球防衛システムを構築した人類の備えは完璧なはずだった。しかし再び襲来した侵略者は、想像をはるかに超える巨大化と進化を遂げていた・・・!

 

 『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』日本版予告編1

 

 

 公式サイト

INDEPENDENCE DAY: RESURGENCE         2016年    アメリカ    120min

7月9日より、公開中〜

 

 

 

 


ラザロ・エフェクト/THE LAZARUS EFFECT

2016-06-29 13:18:49 | 劇場&試写★4 以下

 

これオカルトホラーじゃないのね。

 

「二郎は鮨の夢を見る」で注目を集めたデヴィッド・ゲルブと

「パラノーマル・アクティビティ」シリーズのプロデューサー、ジェイソン・ブラムが組んだホラー。

 

 

キャストは名も知れてないような地味な人たちかと思ってたら

意外とメジャーどころを起用してて、

 

ゾーイ・マコンネル博士にオリビア・ワイルド。(ポスターの写真、別人。オリビアだったとは)

 

その婚約者で、医学研究者フランク・ウォルトン博士にマーク・デュプラス。

この人、「僕の大切な人と、そのクソガキ」の監督でした

 

研究員のメンバーに、「X-MEN」シリーズのクイック・シルバー

エヴァン・ピーターズ。(近年ますます「時計じかけのオレンジ」の頃のマルコム・マクダウェルに激似。)

 

同じく研究員、ドナルド・グローヴァー。

 

 

撮影係として入ってきたエヴァにサラ・ボルジャー。

怖がる&観る側への説明として必要な女子要員。

そんなにこのチームに入りたがる、そして怖い思いしても抜けたがらない理由付け全くナシ。

 

 

喜んでいられるのも今のうち。

 

 

残念!

犬で成功し、成功したかに思えた死者の復活は、

死者を蘇らせる研究によって、蘇らせてはいけないものまで蘇らせてしまった

 

 

フランクと婚約者のゾーイが所属する研究者チームは、死者を復活させる「ラザロ血清」の研究に奮闘していたが、実験中の事故でゾーイが感電し亡くなってしまう。フランクは仲間の反対を押し切りラザロ血清を投与し、ゾーイは奇跡的に息を吹き返す。彼女の蘇生を喜んだのもつかの間、ゾーイの体にさまざまな異変が起こり始め、チームを絶望が襲い……。

 

 

 

4/10(43点)

 

 

ネタバレ全開でいきます

観ながら退屈でダメダメ。ってほどではなかったものの、

ホラーにしては全然怖くないしオカルトによっているわけでもない。

ありきたりな、どっかのB級ホラーで見たような(ってこちらもB級ですが)

蘇って人を襲うけど、その背景には忌まわしい過去の記憶が関係していた。

(と言っても、自分が幼い頃に引き起こした火事により死んだ人々の恨みを背負って悪夢にうなされていた人物が

死んでから蘇ってしまったために人を巻き込んで襲っていく)というだけのストーリー。

女の子の必要性は結局、疑いを向けられるキャラということと、最後に戦うキャラってことだけで

上にも書いたように最後まで頑張っている理由がない。

いや途中で抜けようと思えば抜けられたわけだから。

 

ちょうどよく、この二人恋人同士だからこそ何が何でも蘇らせようとしちゃうのだが、、、。

 

まず、この監督はホラー向いてない。(演出も怖くない。)

そして、展開が想像を全く超えない。(脚本の問題も大きい)

蘇ったところで、さほど怖くない。(視覚的にも)

 

 

すっぴんに近いほどこの人 綺麗なのだが(クールビューティ)

もともとホラー顔です。

 

こんなこともしちゃうけど、

 

怖いのはオリビアの顔だけ。

いや、黒目大きくなると人って可愛くなるから、怖いシーンで黒目全開でむしろ可愛くなってるようなオリビアたん。

 

炎の少女チャーリーか。

 

他のキャラ(研究員)男子二人も特に何もせず殺されるのみ。

 

とにかく寝ないで観れたけど、残念系でした〜。

忙しい中、無理して劇場でみたのにー。

蘇りモノはもっと不気味にしてくれないと。

そしてキャストもメジャーなハリウッド女優とかじゃなく、無名に近いような人の方が良いんだと思う。

どうしても、ホラーやってるってイメージになっちゃう。結果、怖さ半減。

 

 公式サイト

THE LAZARUS EFFECT                   アメリカ     83min

6月11日より、公開中〜

 

 

 

 

 

 


追憶の森/THE SEA OF TREES

2016-05-17 15:09:00 | 劇場&試写★4 以下

 

 

 今やアカデミー俳優と呼ばれるようになったマコ様こと、

マシュー・マコノヒー✖︎日本を代表する国際派俳優、渡辺謙✖︎ガス・ヴァン・サント監督作品。

(「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」「エレファント」ミルク」「誘う女」など)

 

「The Black List 2013」(製作前の優秀脚本)に選出された脚本を映画化。

マコ✖︎ガスヴァンサントってことで割とすぐに観てきた。

 

けど、、、、、。

「驚きと感動に満ちた泣けるミステリー」と宣伝文句にはあるけど、

はじめに言っておくと、これで泣いたり感動するのはよほどピュアな方か、愛する連れを亡くした方かだと思うよ。

脚本はクリス・スパークリング。

後で調べたら、土の中に閉じ込められる映画「リミット」の脚本家。と聞いて納得。

こりゃダメだわ。(他に、「ATM」というマイナーホラー。)

 


つまんなかったのでツッコミどころメインで書くので、既に観て感動した方はスルーしてね 笑

 

 

自殺しようと、わざわざ日本の観光地であり自殺名所でもある富士の樹海にやってきた

アーサー・ブレナン演じるマシュー・マコノヒー。妻がいるが過去に浮気をしたせいでうまくいっていない。

 

 

森の中で突然現れた血だらけの男は、ナカムラ・タクミと名乗る。

 

 

マコ様の妻ジョーンにナオミ・ワッツ。夫婦仲はあまり良くない。腫瘍があり入院する。

本作でのナオミ、ほぼ回想シーンでしか出てこないけど、すごく綺麗

 

 

富士山の麓に広がる青木ヶ原樹海。ここに死に場所を求めてアメリカからやって来たアーサー・ブレナン。森の奥深くに分け入り、睡眠薬で自殺を図ろうと薬を飲んでいた彼の前に、憔悴した日本人男性が現われる。助けを求める彼を放っておけず、一緒に出口を探すアーサー。しかし一向に出口を見つけられず、森の中を彷徨い歩く2人に次々と試練が襲いかかる。互いに助け合う中で、次第に心を開いていく2人。やがてこの男性に、自分がここへやって来た理由を語り始めるアーサーだったが…。

 

ネタバレ全開なのでこれから観たい人で結末知りたくない人も見ないでね

 

あ、原題の「THE SEA OF TREES」は青木が原樹海の意味。

 

本作、かなりのファンタジーなので現実的なドラマとしてみるとどうしようもなくなっちゃう。

ある童話がキーワードにもなってるくらいなので。

そこを踏まえてみても、わたしは

 

4/40点

 

 

いろいろとツッコミどころが多くて、共感もできない。

 

そもそもマコが自殺する感じのキャラ(雰囲気含め)じゃないのは置いといて、笑

いくら奥さんとうまくいかなくて、病気になり入院、手術が成功し、うまくやっていこうと思った矢先

搬送中の車が目の前で事故で亡くなる。

それで妻の存在の価値を知り、ということで逆にそれがきっかけで死のうとするなんて。

あと会社でもどうでもいい部署になったとか言ってたけど

そんな理由で、妻が言ってた美しい場所で死ぬ。というのに感化され死ぬ場所をネット検索して

わざわざ日本の富士の樹海で死を選ぶとか、、、、

いざ、薬を飲んでその途端に現れた男に手を貸してるが、普通なら死のうとしてる人間(しかも直前)だったら

人のことまで考えたり、助けようとする余裕ないだろう。

 

樹海の中では、「親にもらった命は大事だから考え直しましょう」的な文章の看板がある。

立ち止まってここまで来て思いとどまる人はどれだけいるのかな。

その看板は本当にあるんだろうけど、いくらなんでも死体がミイラとして一般人がすぐに目にできる場所に転がってたり

しないだろうし、それにあまり驚いてもいなくて、演出が大袈裟&不自然すぎ。

実際、後でレスキュー隊が出てくるけど、実際あそこで死ぬ人は多いにしても絶えず死体などは目につく限りでは片付けてるでしょう。

 

ま、この辺りの事は後でかなりのファンタジーだということがわかるので

対してツッコむことではないのかもだけど。

とにかく淡々として森をさまようオッサン二人、レヴェナントのレオほどにはサバイバルではないけど

困難な目に遭う。なぜか森を一向に抜け出せない。

一緒にいるうちに打ち解けてきてそれぞれのことを話し出す。

自殺しようと思った背景が回想シーンで現れる。

 

渡辺謙演じる、タクミの妻子の名前がフユとキイロ(変な名前だなぁくらいに最初は思って見てたんだけど)

そして、妻の好きな季節も色も知らないままだった。

と言うアーサー。

ハイ、ここでわかります。(が、映画の中では無事、助かって仕事に戻った後で日本語がわかる生徒が、偶然

アーサーの書いたメモを見て、言う。

「フユ」と「キイロ」。日本の季節と色ですね。と。

ハッとするアーサー。

 

展開としては、二人でさまよう中、負傷し、トランシーバーを見つけてなんとかレスキュー隊を呼んで

アーサーは助かる。動けないタクミに、必ず戻ってくると言い残して。

退院した後、調べてもらうも手がかりはタクミの名前と妻子の名前のみ。

調べたがそんな男などいなかったと言われる。

 

アーサーが後日、また富士の樹海のその場所に戻ってみると、タクミが横たわっていたその場所に、

花が一輪咲いていた。

日本では死ぬと花になる、、、みたいなことをどこかで言ってたけど

 

タクミの存在はスピリチュアルなもので、マコノヒーの精神状態が生み出したのか、

愛してた妻が導いたものだったのか。(←まあ、こっちでしょう)

 

他にもヘンゼルとグレーテルの童話がキーワードで出てきたりもするので

かなりなファンタジーストーリー。

ベタすぎて感動どころじゃないな。まさかと思ったけど、

その展開には、エーーーー。っとしか言えない。

 

良かったのは、

お互い心が離れてしまった夫婦(アーサーとジョーン)が、

「ありがとう」と感謝されないように、お互いにやってあげたことをこっそりとゲームのようにしていたとアーサーが語るところ。

(洗濯物をこっそりたたんでおいたりして、それをありがとうと言われないように

時間をずらして顔を合わせないようにやっていたり。)

わたしは未婚だからわからないけど、母とか見てるとそういうのなんかわかる。

今更照れくさいからとかね。

 

 

一応これもちろん、自殺推奨映画ではないしこれを観て、死ぬのをやめよう!と思うとは全く思わないけど

大切な人に、大切だと伝えることと、大事にすること。

それが一番大事。

と言いたいのでしょうね。

 

それはいいとしても、感情移入できないと話がつまらないのにダラダラと長く感じるし

動機が弱いし、なんでわざわざ追い詰められた人間が行ったことない国までわざわざ行くのか

理解できない(特に海外の人には伝わらない)だろうね。

美しい死に場所に憧れて、この場所に決める人が多いのだろうけど、この場合その動機も弱すぎる。

 

ファンタジーにするならなんで、オッさん二人にするの?なんで渡辺謙なの?とも思うけど

フユ、キイロに引っ掛けるのなら男の妻と子にした方がいいし、

女の子だったら二人で彷徨っても違った意味でやばい方向に行っちゃいそうだしね。笑

 

渡辺謙の存在がアレでした。ってそれにしてもなんだかなぁ。

 

ずいぶん、ちっちゃい劇場での公開なんだなーと思ったらこの内容ではね、、、

ということで今回のガスヴァンサント作品、がっかりでした~。

 

 マシュー・マコノヒー×渡辺謙×ガス・ヴァン・サント 映画『追憶の森』予告編

 

 公式サイト

THE SEA OF TREES                 2015年     アメリカ     111min

4月29日より、公開中~

 

 

去年のカンヌ映画祭にて。

マコ様、そのヒゲどしたっ💦

 

謙さんいないね

 

 

 

そういえばガスヴァンサント作品好きな弟、

翔の過去の短編でも偶然、舞台は樹海の中で死をテーマに撮ったものがありました。

タイトルは「Following」(2009年 片岡翔監督昨品   4分30秒) ひめじ国際短編映画祭2009 入選昨品。

機会があれば是非。

 

 


バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生/BATMAN v SUPERMAN DAWN OF JUSTICE

2016-04-10 21:58:10 | 劇場&試写★4 以下

 

 

アメコミ映画で最も好きなキャラがバットマンであり、アメコミ映画化のシリーズの中でも

一番好きなのが「バットマン」今度のバットマン役はベン・アフレック

と決定しただけでも楽しみだったのに、スキンヘッドの悪役レックスにはジェシー・アイゼンバーグ

になった時点でもう楽しみ倍増だった本作。

 

 

ちなみに、スーパーマンシリーズはかなりどうでもよくて、スーパーマン自体に興味がないわたし。

監督は、スケールの大きい美しいビジュアルにも定評のある、ザック・スナイダー。

(ロメロのゾンビ映画のリメイクである、「ドーン・オブ・ザ・デッド」でデビュー、その後

「300スリーハンドレット」がヒットで注目を浴びた。

以降「ウォッチメン」「エンジェルウォーズ」「マン・オブ・スティール」など)

 

 

バットマン/ブルース・ウェインに、ベン・アフレック。

決まった時は賛否あったけどわたしはハマってたと思うよ

しっかり顎も面長の輪郭も、口のあたりもバットマン向き。

 

 

スーパーマン/クラーク・ケントにヘンリー・カヴィル。

 

 

ワンダー・ウーマン/ダイダナ・プリンスにガル・ガドット。

あんた別のコミックで、本件にカンケーないでしょ!

 

 

敵のレックス・ルーサーには、ジェシー・アイゼンバーグ。

 

 

 

他、エイミー・アダムス

 

ダイアン・レイン、ジェレミー・アイアンズ、

ローレン・コーハン(ウォーキングデッドのマギー!)、エズラ・ミラー(あれ?気づかなかった)

ジェフリー・ディーンモーガン、ホリー・ハンター、ケヴィン・コスナー、マイケル・シャノン。

 

 

4/10(46点)

 

脇にいっぱい知ってる人出てたのに全然気づかなかった

というか、途中からつまらなくてところどころすごく眠気が。

今回は、時間もないのでどこがダメだったかを箇条書きで。

 

ヘンなバケモノでてくる。

ワンダーウーマンまで参加。(次のジャスティスリーグ?に続く。もうええわ!)

アベンジャー風になってきたところ。どんどん集まりすぎだろっ!せめてバットマンは単独でやって下さい。

せっかくのジェシー演じた悪役がしょぼい。

そもそもバットマンとスーパーマンを戦わせるのがつまらない。

話がダラダラと長過ぎる!

バットマンの世界観が好きだったけど今回はあの世界観とは関係なくただ暗すぎる!

総合的にただ戦ってるだけで脚本としての面白さや見せ場がない。

 

 

何度も言うけど個人的に、ベンのバットマンは良かった。

以上でバットマンVSスーパーマンのレビュー終わり。

 

ついでに言うと、ジャスティスの誕生という邦題もセンスない。

 

次回、楽しみどころか観るつもりはなし。

ベンがバットマンの脚本を書いてるという噂が本当らしいのでそっちは楽しみです

 

 

 

クリプトン星人の正体を隠し、昼は生真面目な新聞記者として生きる心優しい男、クラーク・ケント。危険が迫った局面には、スーパーマンとして地球の平和のために戦い、幾度も人類を救ってきた。しかし、その超人的なパワーは、皮肉にも人類の平和を守ると同時に街を破壊し、甚大な被害を出してしまう。やがて世 の非難が集中し、“正義の味方”であったはずの彼のこころは、悪に染まる──。
 大富豪にして華やかなプレイボーイの側面を持ちながらも、闇夜で正義を果たしてきた男、ブルース・ウェイン。この事態を受け、バットマンはスーパーマンを倒すことのできる唯一の切り札として、人類の希望を背負い、戦いの表舞台へ立つことになる。神に等しい力を持つスーパーマンに、生身の人間バットマンが 勝てるはずがない.....。しかし天才的な頭脳、鍛え上げられた肉体、特殊な装備を武器に、想像もしえない戦術でバットマンはスーパーマンを追い込む─。

 

 

 

公式サイト

 BATMAN v SUPERMAN DAWN OF JUSTICE            2015年    アメリカ      152min

3月25日より、公開中~

 

映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』予告2【HD】2016年3月25日公開

 

プレミアにて