我想一個人映画美的blog

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マギー/MAGGIE

2016-02-20 23:54:00 | 劇場&試写★4 以下

 

あのシュワちゃんがなんと低予算ゾンビ映画に

とはいっても、ゾンビ役ではなく。

 

 

コメディからシリアスまでほーんと、ゾンビ映画が昨今かなり増えました。もう、ルールもバラバラ。

何でもあり状態。

それでも、「頭を撃つ(破壊する)」と死ぬのはどれでも共通ルール。

 

 

こちらゾンビパニック映画ではなく、娘がゾンビに噛まれてあとはゾンビになるのを待つだけ状態。

そのとき、父親は、、、、。

というのがテーマ。

 

 

そもそもわたしがゾンビ映画が好きな理由は

以前も何かのレビューに書いたけど、ぐちゃぐちゃのおぞましいのが好きなわけじゃなく、

恋人でも親でも兄弟でも、愛する人がゾンビになってしまったら、

もうソレは人間ではなく愛するその人とは別の生きもの、になっちゃってるから

殺さなきゃいけない。という、なんとも悲しい運命が胸をうつというところ。

 

そこをうまくテーマにした、2011年に日本でも公開した低予算の「コリン」。

ゾンビ視点で、身内がゾンビになってしまった、という悲しみを描いた。

 

それからどんどん

1.恋人がゾンビになったり。

2.ゾンビになってゆく過程を描いたり。

この流れをくんだ作品は増えて来て ほんとに色んな視点、タイプのゾンビ映画がでてきた。

何が言いたいかというと 本作のような視点からの作品は珍しくないってこと。

 

 

シュワちゃんが徐々にゾンビ化していく最愛の娘を守ろうと苦闘する父親を演じる。

 ちょっと肥ったシュワちゃん、珍しく、静かで無力なフツウの父親役。

 

娘、マギーにはアビゲイル・ブレスリン。

こちらもどしたの?ってくらい太っちゃって。

 

 

監督は本作が長編デビューのヘンリー・ホブソン。 

脚本もこれがデビューのジョン・スコット三世。(←誰)

 

 

感染するとゾンビ化してしまう恐ろしいウイルスが蔓延する近未来。ある日、アメリカの田舎町に暮らす16歳のマギーも感染してしまい、感染者を隔離する特別病棟に収容される。しかし父のウェイドはマギーを捜し出し、我が家へと連れ帰る。マギーのゾンビ化がゆっくりと進行する中、彼女を隔離しようとやって来た地元警察とも激しく衝突するウェイドだったが…。



 

4/10(40点)

 

 

これだったら、ゾンビになっていく過程を面白くきっちり描いた

「スリーデイズボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間」(レビューまだ書いてない)の方が面白い。

 

やたら展開も遅ければ、ゾンビになるまでもやたらと遅いからじれったい。

フツウはゾンビになるまで数時間、2~3時間でなってしまう場合も多いのに、

これは、6週間から8週間とかいって時間かかりすぎー!

しかも、自宅に戻ることが許されたら 他の人が襲われて被害は瞬く間に拡大するだろう。

 

キツネが罠に捕まったのを見つけて肉食欲が抑えられずに食べちゃうのに、

もう見た目が完全にゾンビなのに 父親を目の前にして抑えられたり、

そもそも、ゾンビにかじられてゾンビになるまでの過程で、みるみるうちに変貌してきたら

フツウは頭の回転も弱まってどんどん喋れなくなるし、思考回路もままならなくなる、

言動だっておかしくなるはずなのにいつまでもフツウに人間として喋ってるのもヘン。

 

目の色素が薄くなり、見えなくなってくるはずが、目薬入れたらちゃんと黒目に戻ってるとか

どんな目薬だよ!とか。

 

家族がもし感染したら、そりゃ姿がゾンビだとしても実際簡単に殺すのは出来ないだろうし

ゾンビに変わってしまっても監禁しておいてでも、この世から守ろうとするのが情だろうし愛であるけど

苦しまないように、変化したらすぐに頭を撃ってあっちの世界に逝かせてあげるのもひとつの愛情だったり。

本作では、ゾンビに変わる過程でもいつまでも人間の心があって、

最後の最後まで父親に襲いかかったりしないし、また父親も最後まで娘を自らの手でという方向にはならない。

結局、屋根の上から、、、、自らの命を絶つゾンビなんて、あまりに人間らしさが残りすぎてる。

 

シュワちゃんが肉っぽいもの焼いてあげて食べてるんだけど、

こんなにゾンビになりかけてるんじゃそんなものより人の肉を速攻求めるだろう~と突っ込まずにいられない。

 

=それはゾンビじゃないんだよね。そんなんじゃ。

と思えてしまった。

本作はあまりゾンビ映画を観てない人や、ゾンビ映画ファンではない人の方が良いのかも、、、。

 

 

珍しく、シュワちゃんがフツウの無力な一人の父親。

愛する娘を失うという悲しみを抱えたシリアスなシュワちゃんも悪くなかったけどね。

 

ゾンビになってしまった知り合いは殺すけどニンゲンは殺しませんからね☆

 

何度も言うけど話がそれだけで、つまらなすぎたー。え?これで終わり???って感じ。

こりゃDVDでもかなり十分、そりゃ日本公開ないはずだわ。

 

 公式サイト

MAGGIE         2015年    アメリカ      95min

2月6日より、ヒューマントラストシネマ渋谷 未体験ゾーンの映画たちにて上映

 

映画「マギー」予告編

 

 

 

 


スティーブ・ジョブズ/STEVE JOBS

2016-02-17 23:51:11 | 劇場&試写★4 以下

 

 

 

 ダニー・ボイル監督がメガホンを取り、故スティーブ・ジョブズの半生に迫る伝記ドラマ。

ウォルター・アイザックソンのベストセラー評伝を基に、アーロン・ソーキンが脚本を手がけた。

ということで楽しみにしてた本作。

 

わたしも、Apple製品のシンプルなのに可愛い洗練されたデザインと機能性に惹かれて

20年前からPCはApple🍎だし、もちろん携帯はiPhoneを持つひとり。

だけど、スティーブ・ジョブズその人については興味はさほどない。


ジョブズの生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品

1984年のマッキントッシュ、アップルを追われて作った1988年のNeXT Cube、

そしてアップルに復帰して発表した1998年のiMacの新作発表にフォーカスを当て、

それぞれの本番直前の舞台裏を描く形をとっている。

そこに、嫁や娘との確執にかなり時間配分を費やした感じ。



そっくりである必要性よりも、立ち居振る舞いや動きででジョブズを体現したマイケル・ファスベンダー。


以前やったアシュトン・カッチャー版、スティーブ・ジョブズも、実は若い頃はけっこう似てる。

アシュトン版スティーブ・ジョブズ レビュー


仕事上の妻ともいうべき、ジョブズの片腕ジョアンナに、ケイト・ウィンスレット。

登場して30秒はこれがケイトって気づかなかったけど。笑

本作で色々な助演女優賞などノミニーや受賞してるがいつものケイトでそこまですごいと思わなかったが。



ジョン・スカリー。元、アップルCEOであり、元ペプシコーラ      ジェフ・ダニエルズ。

ジョブズが彼を引き抜く際「このまま一生、砂糖水を売りつづけるのか、それとも私と共に世界を変えるチャンスをつかみたいか。

と言い放ったのは有名。

(←ジョブズ&ジョン・スカリー)



アップルを創ったもう一人であり、ジョブズの元親友。スティーブ・ウォズニアックに、セス・ローゲン。

この方は、AppleとApple2をほぼ独力で開発。

セスはコメディのイメージ強い人多いかもだけど、「50/50」(レビュー消えた)や「ティク・ディス・ワルツ」(どっちも)などもいいよ♡

今回も切ない感情伝わり素晴らしかった


ジェサベル」「プリデスティネーション」(どっちも)のサラ・スヌークも出演。



ジョブズの人生よりも、アップルで成し遂げた功績や商品開発に至るまでの過程などの方が興味深かったのだけどな。

よほどのジョブズファンかAppleファンじゃなきゃついてこれないような内容にがっかり。



1984年。Macintosh発表会の40分前。“ハロー”と挨拶するはずのマシンが何も言わず、激高するジョブズ。マーケティング担当のジョアンナ は、そんなジョブズにいつも振り回されてばかり。するとそこに、ジョブズの元恋人クリスアンが娘のリサを連れて現われる。いまや公然の秘密である娘の認知を頑なに拒絶するジョブズだったが…。



4/10(48点)



ダニー・ボイル作品好きだし、楽しみだったけど正直、期待はずれ。

おおまかなジョブズのAppleにおいての立場や経緯などは

アシュトン・カッチャーがジョブズを演じたアシュトン版で観ていたので知ってたけど、

マックオタクでないと分からない専門用語をばんばん使った会話や、かつての友人(親友含む)たちとの言い合い

シーンが多くて、はじめは見入っていたけど、マニアックな感じの内容に段々と置いてけぼりになり、眠くなってくる。

なんかとにかく、口論というか、言い合いというか揉めてるシーン多い。

ジョブズの功績、Appleが成功を収めるまで、や商品開発の裏話的なものはなく。

ジョブズの人生や人となりを知りたいわけではなく、単にApple製品が好きなわたしみたいな人が観るには、期待はずれすぎ。

内容が随分とシリアスすぎるというか、商品に関しての話よりジョブズその人に関しての内容で、

娘との関係とか、別にジョブズのファンでないわたしにはどうでもいい事で。

そこにオスカー狙いなのか知らないけど、感動とか、親子の関係を描かれても退屈というもの。

ファスベンダーのファンにとっては楽しめるのかな。


これまでのダニー・ボイル作品は観る者を楽しませようとするエンタメ性に優れてたけど

本作はこれがダニー・ボイル作品?って思えちゃうほどなんか違う。

出来不出来という意味ではなく、面白いかという点だけで言うと過去作品全部観ているけどこれまでで一番つまんなかったな。

キャストはもちろん、皆さんよかったけど。

それにしても上に立つ人ってやはりワンマンで強気でっていうのはわかるけど

ジョブズってこんなに頑固で頑で、そして子供すら絶対認知せずに相手から恨まれるほど満足に養育費なども出さないような

男だったんだなって。ウォズがあんなに頼んでるんだから一言くらい発表会の時に言ってやれよと思ったり。

コレ観たらなんか凄いイメージ悪くなったけど


しかし、亡くなって4年でもう2本もハリウッド映画化したなんて。

ご本人が観たら本作どう感じてたかな。


ダニー・ボイル監督 映画『スティーブ・ジョブズ』予告編

 公式サイト

STEVE JOBS        2015年     アメリカ     122min

2月12日より、公開中~



素敵

 

 

 

NYフィルムフェスティバルにて。

 

サラ・スヌーク(左)出演シーンわずかだけどこの人ほんと、存在感あり。

 

 


マーターズ/MARTYRS(2015 リメイク)

2016-02-06 12:02:01 | 劇場&試写★4 以下

 


2007年製作、カルト映画となったパスカル・ロジェ監督のフレンチバイオレンスホラー

マーターズ一部の人にのハリウッドリメイク版



とにかくオリジナルが強烈すぎだったので、リメイクなんてやる必要ないじゃん

あれより凄いはずはない!と思いつつ 

わたしが観なきゃ、誰が観るって勢いでどう違うのが観て来たよー。

こういうのやってくれるのはもうここしかないね、

未体験ゾーンの映画たち 2016にて。


幼いころに監禁されて惨い虐待を受けた女性による復讐劇が思わぬ方向に



「デッド/エンド」などのケヴィン・ゴーツ&マイケル・ゴーツが監督。


前半はじめの、養護施設に入った二人の女の子のシーンはオリジナルにはない。

話のベースはもちろん同じ。

でも、前半と後半では主役が入れ替わる。という面白さがなく(二人とも最後まで出てくる)

まぁオリジナルのネタバレになるからあまり先の方では言えないけど

映像と雰囲気はリメイクでなければそこそこのレベルなのだけど、

どうしてもオリジナルが凄すぎるので比較しちゃうといまひとつ。

ビジュアル的に凄い、アレと存在と、後半の強烈なあのシーンはほぼ省かれちゃって

全体的にさら~っと話は進み、オリジナルのダイジェスト版を観させられた感じ。


名前は二人ともオリジナル同様、ルーシーとアンナ。



TVドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」シリーズのトローヤン・ベリサリオ。

ノオミ・ラパス似。

冒頭、監禁されていた悪夢の場所から幼少時に逃げ出せたルーシーは

10年後、復讐を果たすため、ある一軒家に押し入る。



こちらもTVドラマ「スキャンダル 託された秘密」シリーズなどのケイト・バートン。

ナタリー・ポートマン似。

唯一心を開く親友のアンナは、その現場にやって来て、今までルーシーに聞かされていた話が

事実だったと知るが、そこにはまだ想像もつかない秘密が隠されていて。



人里離れた倉庫で監禁され、むごたらしい虐待を受け続けた10歳の少女ルーシーは、命からがら逃げ出すも心身共に深い傷を負う。児童養護施設に収容された 彼女は同い年の少女アンナにだけは心を開くが、悪夢に悩まされ続けていた。それから10年後、かつて自分をひどい目に遭わせた一家を見つけたルーシーは、彼らにリベンジを試みる。



4/10(44)



ネタバレあり

そもそもオリジナルが面白いから忠実にやれば面白いに決まってるんだけど、

それじゃリメイクの意味がないからというのもあるのか

衝撃度が俄然、弱まっててただの表面をなぞった、恐怖感と緊張感の足りないリメイクになっていた。


そもそも、この話

どんな拷問や精神的苦痛や肉体的痛みにも耐えられた者だけを選び抜き、

実験台としてさらに究極の痛みを味わわせる事で、

神の領域に近づくため、死の間際に見る物がいったい何なのかを知る。

という目的で集まった宗教みたいな団体と、ただの興味で見る事を望んでいる悪趣味な人間たちの集い。

そこで、あちらの世界に行く前に(要するに死ぬ直前)目にしたものを

喋ってくれるんだけどそれが何なのかは観てるものにもわからない。




そんなに知りたきゃ自分でやれといいたいところだが、

結局、オリジナルでは友人のアンナが捕まって生皮(皮膚)剥がされる拷問の末、

何かをみてささやくのだけど、 リメイクのほうではルーシーがそのまま引き戻された形で

最後の拷問まで受け持ち、友人のアンナがその前に監禁された少女とともに逃げ出そうとするが結局捕まり

(少女だけは逃げるも、トラクターの男に助けを求めるシーンはあるものの、結局皆グルだからおそらくこれも引き戻される)


ラストはルーシーとアンナのアップであっちの世界にイッちゃってる目をし、

過去の幼少期のフラッシュバックがかぶって二人の愛が強調される、、、、。


という話になっちゃってました。

強烈さや衝撃を好まない人向け。 笑

ハリウッドだと規定が色々あるからこの程度なのかね。

だったらやる意味ないじゃない。


と思ってよくみたら、脚本が、残念ホラーモーテル」などのマーク・L・スミス。

脚本は大事。


こんなんじゃオリジナルみろって話です!



まだ観てなくて気になる方は、ぜひオリジナル版を。

もう既に観ていてリメイク気になる方だけ、ぜひどうぞ。



マーターズ(2015) (『未体験ゾーンの映画たち2016』)



 公式サイト

MARTYRS           2015年    アメリカ     83min

1月26日より、公開中~









インヒアレント・ヴァイス/INHERENT VICE

2015-04-29 23:14:24 | 劇場&試写★4 以下

 

 

INHERENT VICE=内在する欠陥。

 アメリカの探偵小説作家トマス・ピンチョンの同名の小説(「LAヴァイス」)を映画化。

 

「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ザ・マスター」などの、ポール・トーマス・アンダーソン監督作。

全作品観てるけど相変わらず、「ブギーナイツ」が一番面白かったなと。

やっぱりこの監督作との相性悪いみたい。オーウェン観たさにみちゃったけど。

今回も主演はホアキン。「ザ・マスター」同様、いやそれ以上にかな わたしはつまんなかった~。

 

のでレビュー短め。

 

 

キャスト。

ホアキン・フェニックス

「アメリカ人の人生はいつも何かから逃れている」

ジャンキーなヒッピー探偵、ドッグ。

写真みて驚いたリアクションのホアキン、このシーン一番面白かった

オマエさんの顔の方が怖い

 

すごいよ、顔がもう。


ジョシュ・ブローリン

刑事。

「モット!!パンケーク!!」のセリフだけが印象的。

というか、日本語喋らせてウケ狙おうとしてない?

BGMには坂本九ちゃん「スキヤキ」

 


オーウェン・ウィルソン

あまりオーウェンの持つキャラの良さ活かされてない。


キャサリン・ウォーターストーン


リース・ウィザースプーン

 


ベニチオ・デル・トロ


ジェナ・マローン
マーヤ・ルドルフ
マーティン・ショート
ジョアンナ・ニューサム

 

 ヒッピー探偵は、元カノから依頼をうけ様々な人物に会いにゆく。

 

 

 

 

 

 1/10(10点)

 

なんじゃこれ。

とにかく、長い長すぎ。 こんな内容で2時間半もいらないっつーの

最初から最後までつまらなさすぎ!!!

しかも、えーこれがアカデミー賞脚本賞ノミネートだったの?!

当然ながら?落選。これでとったらもうアカデミー賞なんて信じないよ!

(元々、脚本賞だけはほんとに面白いのが選ばれると思ってるので)

 

セックス、ドラッグとか言っても 直接的セックスシーンではなく

ちょっとエロく出て来てちょっとやっておしまい程度。(そこ期待してもないが)

ドラッグ映画は元々好きではないけど、それにしても面白くないにもほどがある。

おしゃれっぽさをキメて、70年代感やヒッピー風とかファッションをそれ風にして

こういう映画、カッコイイと思える俺が好き。みたいな感覚の映画かな。

コメディチックに演出してるものの、まるで笑えない。(2、3人後ろのほうで笑ってる人いたけど)

ホアキンのとぼけた感じが滑稽で、それは演出でもあるけど

コメディ似合わないのかもしれない。 

とにかくどんなシーンでも会話がまどろっこしくて、かなりどうでもいい。

 

ミステリーやサスペンス風に転べば面白いものの、全くないようないまま話が進むので

観てて退屈きわまりない。

久々、お金と時間の無駄映画

 

かなり人を選ぶねこれは。

 

これを面白いと思う人は、どこが面白いのか聞いてみたいくらい。

この映画、好きなタイプはもちろん、これまでのを楽しめたPTA(ポールトーマスアンダーソン)信者(ファン)。

あと、ホアキンファン。

 

というわけで今年のワースト1候補、早くも決定。

 

 ポスターはカッコいいけど。

 

 時代の理不尽さ不可解さの中に咲いたヒッピー文化を通じて、アメリカの光と影を浮き彫りにしている。

とどこかのサイトにあったけど、

そんな深いものじゃないと思うよ

 

というかこんなの映画にして意味あるの?

 

※仕事で書いてるわけではなく個人的感想、意見ですので反論などは一切、受け付けません。

 

映画『インヒアレント・ヴァイス』予告編【HD】2015年4月18日公開

 

ロサンゼルスに住む、私立探偵のドックの前に、今も忘れられない元カノのシャスタが現れる。不動産王の愛人になったシャスタはドックに、カレの妻とその恋 人の悪だくみを暴いてほしいと依頼する。だが、捜査に踏み出したドックは殺人の濡れ衣を着せられ、不動産王もシャスタも失踪してしまう。ドックは巨額が動 く土地開発に絡む、国際麻薬組織のきな臭い陰謀に引き寄せられていく。果たして、シャスタの行方は?この事件の先に“愛”はあるのか?

 

 

 公式サイト 

 

inherent vice      2014年      アメリカ    149min

4月18日より、公開中~

 

 

 

 


ナイトミュージアム エジプト王の秘密/NIGHT AT THE MUSEUM SECRET OF THE TOMB

2015-03-10 23:59:59 | 劇場&試写★4 以下

 

 

 

2006年(日本公開2007年3月)ニューヨーク 自然史博物館が舞台「ナイトミュージアム

スミソニアン博物館が舞台の2作目「ナイトミュージアム2」に続く第3作目でシリーズ最終章。

監督は、前2作に続きショーン・レヴィ。



キャスト陣はこれまでのおなじみメンバー

ロビン・ウィリアムズ、劇場で観るのこれで最後だな、、、



おなじみ、ちっちゃいオーウェン&スティーヴ・クーガン。


に加えて、

エジプト王にはベン・キングズレー。


「ブライズメイド」のレベル・ウィルソンや、

えっと、左の原始人 ベンによく似た俳優かと思ったらベン本人?! 笑 二役か


それと、円卓の騎士ランスロット役にダン・スティーヴンス(TV「ダウントン・アビー」)が新たに参加。

あ~観終わって気づいたけど「ザ・ゲスト」のね。

この髪型、そして顔も老けてるしぜんぜんわかんない


and大物俳優、ゲスト参加。(3分くらい) ちっちゃい写真にしておきます 笑



NYのアメリカ自然史博物館を飛び出して海を渡り、今度の舞台はロンドンの大英博物館

 


そこでいよいよ石板に秘められた、シリーズ最大の謎が解き明かされる...!

と思いきや、たいしたことじゃなかった

エジプト王が作らせたって話してたくらい

 


個人的には2度行って大英博物館好きだし展示物もまたいろいろでてくるかなーと思ったらほんのちょっと。

 

騙し絵に入るシーンは子供たちが喜びそう。

 




1938年、エジプト。遺跡の発掘現場で考古学者の息子が地下墓地に転落。そこで光輝くファラオの石板が発見された.....。
現代のNYのアメリカ自然史博物館。新設されたプラネタリウムの祝賀パーティを準備中のラリーは大忙し。晩餐会では“テディ”ことルーズベルト大統領がスピーチを行い、大成功....のはずだった。ところが、なんとテディが乱心、展示物の仲間たちまで乱入して大暴れ。大失敗に終わったパーティの後、仲間たちは何も覚えておらず、アクメンラーは倒れてしまった。どうやら魔法の石板に異変が起こったらしいのだ。石板が滅びれば、仲間たちが動けなくなってしまう。前任の老警備員3人組みを訪ね、秘密を解く鍵が大英博物館にあると知ったラリーは、息子ニッキーと仲間たちを連れてロンドンへ。しかし、大英博物館に潜入した一行には、数々の危機が待ち受けていた.....。




4/10(40点)



星は4でも3でもいいんだけど  笑

ダメ、駄作、ワースト候補っていうより、マンネリ。

とにかくシリーズ3作目ってことでネタが尽きすぎて

新キャラ出しただけで新しいことやってないのもつまらない要員。

石版がないと、月光に当てないと効力がなくなって皆が動けなく=死んじゃう

というストーリーにしているけど

笑いとるシーンは猿のお決まりのシーンだったり、

毎度のネタの違うバージョンくらい。舞台となってる博物館は違えどやってることは基本同じだし。

もっと脚本面白く出来ないものかねと思ってしまう。

今回はベンの二役で、パパと勘違いする原始人で遊んでるシーン多め。

このコンビは毎度微笑ましいが。


新キャラ入れてきたところで面白さ倍増ってわけでなし。

少しほろっとさせてるが

ロビン・ウィリアムズがもうスクリーンに出てこないさよならとだぶってしまうのもあるな、、、


春休みだし、家族揃ってのファミリー向け。

大人が楽しめるってレベルではない。子供たちなら喜ぶでしょう。


98minと短めで良かったー。

完全ネタ切れ。これ以上引きずらないで今回で終わって正解。(バッサリ)


 


 公式サイト

NIGHT AT THE MUSEUM SECRET OF THE TOMB   2014年  アメリカ   98min

3月20日より、ロードショー

    

NYプレミアにて



薄氷の殺人/白日焰火/Black Coal Thin Ice

2015-01-13 23:59:55 | 劇場&試写★4 以下

 

 

第64回ベルリン国際映画祭で金熊賞と銀熊賞を受賞した、犯罪ミステリー。

ってことで、一応みてみたが

これまでの受賞作も個性派作品揃いで面白かったのもあるけど 基本あまり好みじゃないのが多いかな。

 


中国北部の地方都市で起きた未解決の連続猟奇殺人事件を追う元刑事の男が、

被害者たちと関わりを持つ女に惹かれながら事件の真相に迫っていく

監督は「こころの湯」などの脚本を手掛けたディアオ・イーナン。

 

元刑事の男ジャンに、リャオ・ファン。

 

被害者の妻で謎めいた女ウーに、「海洋天堂」のグイ・ルンメイ。

 

謎のバラバラ遺体の一部が、、、

 

 

 

1999年、夏。

15ヵ所の石炭工場からひとりの男のバラバラにされた死体の一部が次々と発見される。

捜査に当たるのは、妻とうまくいかなくなって離婚のジャン刑事。

トラック運転手のリウ兄弟が容疑者に浮上するが、逮捕時の銃撃戦で射殺される。

 

ジャンは真相を解明できぬまま警察を辞めさせられていた。

2004年、冬。かつての同僚から5年前と同様のバラバラ殺人が2件発生したことを聞きつけたジャン。

どちらの被害者も、5年前の被害者の若き未亡人ウー・ジージェンと関係を持っていたという。

独自に調査を開始し、疑惑の女ウーに近づいていくジャン、、、、。

 

 

3/10(35点)

 

 

年明けそうそう久々の辛口レビュー。

 

だらだらとしている印象で、展開に抑揚がなくて淡々としてるし

発見があったり、伏線が効いてるという風でもない。展開が面白くない。

眠くはならなかったもののまったく引込まれず。

 

幸薄そうで、綺麗だけどいかにも怪しい被害者妻の女に近づく元刑事は

惹かれていくという意味がわかんないし

ただ単に美人だからでしょとしか思えない。

演じてるのが普通すぎるオッサンだから余計にリアルなのかもしれないが

どうなの、

クリーニングの仕事中のお店に何度も来たり

捜査を理由に被害者妻につきまとってるストーカーにしか見えないんですけど。

いきなりスケートリンクに誘うセリフも違和感だし、

ヘタだから教えるとかいって、何で唐突にデート?と思っちゃうし

道で押し倒しとか観覧車の中でいきなりキスとか

抵抗しないのかょ!って思えるし

むしろキス大歓迎的な。どーいう心理なのか理解出来ない。

クリーニング店の主からも求められても拒絶もしてないようだし。

誰でもいいのかね。人恋しさだけなの、何が狙いなの。

 

それ以上の濃厚ラブシーンやベッドシーンなくて良かったけど

何これ的な展開にばかりなっていくのがついていけない。

いつ面白くなるんだろうと思ったら最後までつまらなかったパターン。

バラバラにされた死体を、上から投げている犯人を目撃し、

元同僚は犯人らしき男を追いつめ、それがスケート靴で殺され

いよいよ急展開かと思ったら

白昼花火になりエンドロール。

あえて奇をてらった演出が賞狙いなのかウケ狙いなのか、えーって感じ。

 

わたしには良さ、面白さ共に理解不能でした

あー、これが今年の1発目だなんてお正月そうそう大失敗~

評価をする人もいるようだけど、

普通にみたらなんてつまんない映画でしょう。だからなに。ってなっちゃった。

演出をあざといとみるか、クールとみるか。これは好みにはっきりわかれる。

わたしは今年のワースト入り決定。

 

 

1999年、中国の華北地方。6都市にまたがる15ヵ所の石炭工場で、ひとりの男の切り刻まれた死体の断片が次々と発見された。2004年、5年前の異様 な殺人と手口が似ている、新たなバラバラ殺人事件が発生。私生活に問題を抱えた元刑事のジャンが独自の捜査に乗り出す。被害者たちは殺される直前、いずれ も若く美しいウーという未亡人と親密な仲だった。それは単なる偶然なのか、それともウーは男を破滅に導く悪女なのか。そしてジャンもまた、はからずも“疑惑の女”に心を奪われていく……。

 

映画『薄氷の殺人』予告編

 

 

公式サイト

白日焰火             2014年    中国=香港合作    109min

1月10日より、公開中~

 

 

 


デビルズ・ノット/DEVIL'S KNOT

2014-11-27 23:29:02 | 劇場&試写★4 以下

 

 

“ウェスト・メンフィス・3事件” と呼ばれ、これまでにも多くのドキュメンタリー作品がつくられるなど

冤罪を生み出した可能性が高い事件として知られるマーラ・レヴァリットの同名小説を、

アトム・エゴヤンが、2009年の「クロエ」ぶりに監督、映像化した実録犯罪ドラマ。

 

 

原題「デビルズノット」は”悪魔の結び目”   悪魔はいない。じゃありません。

事件を追う探偵にコリン・ファース

 

子供の被害者の母、リース・ウィザースプーン。

すごいでっぷりしてると思ったらどうやら妊娠中のときだったらしい

 

 

リースの演技はマコと共演の「MUD マッド」の時もだけどなかなか素晴らしい。

 

被害者の父の一人にこの方、「LOST」やなんかでも悪役のイメージ強すぎて

顔がもう悪人(ごめん) ケヴィン・デュランドさん

 

デイン・デハーン 出演シーンわずか。

 

←実際の容疑者となった若者三人。

容疑者役たちにはそれぞれ似た感じの子をキャスティング、実際の名前も同じにした。

ダミアン・エコールス = ジェームス Hamrick
ジェシー・ミスケリーJr = クリストファー・ヒギンズ
ジェイソン・ボールドウィン= セス・マリウェザー



この事件は、1933年にアーカンソー州ウエスト・メンフィスで起きた8歳児3人の殺害事件で、近所に住んでいたティーンエイジャーの少年3人が逮捕されて有罪になったもの。しかし、物的証拠はなにもなく、3人は警察に自白を強要されたことが明らかになり、冤罪ではないかと疑われている。


自転車で友人三人ででかけたきり還らなかった息子。


最後までもやもや残り過ぎ。

消化不良になる映画


4/10(48点)



ちょこっとネタバレあり

森の中や池、湖、軒下など

こういう風に、あてもない死体の行方を探すのかなり大変な作業だなー、、、と

最初の方は結構引込まれてみてただけど、、、、。


未解決事件を扱って映画化してるのだから、何らかの犯人の手がかりとか

糸口になるものがあるのかと思いきや、最後まで観てもなーんも解決してないし、

誰が結局犯人なのか、途中出てくる 女性トイレに血だらけで逃げ込んだという黒人

(途中で消えたといってまるで出てこない)や、重要参考人だという扱いで

ちょこっと出て来ただけのアイス売り少年は、殺された3人の少年と面識があったということで

呼ばれたデハーンくん、捜査からはずされたけど怪しい。

でもこれも中途半端。

殺害現場を目撃したと語る、被害者の子たちの友人で8歳の児童アーロンが、
スティーヴィたちは悪魔崇拝者の儀式の犠牲になり、
そこに知人の少年ジェシーがいたと警察に証言。

少年たちは、黒服で悪魔崇拝していたということなどから

まるで魔女狩りのように、犯人に仕立て上げられる

あまり否定もしてないようだが 強制的にやったと言わされたような形。

探偵でいろいろとやってくれるのかと思いきや最後まで何もしない

コリン・ファース。


自分の夫に疑いむけるようなこともあり、3人が犯人というのも腑に落ちない母親。


最後までみても、かなりもやもや残る

なんだかねー。

裁判シーンはだらだらしていて延々やってるしかなりの間延びで眠気きちゃった。

眠気誘うよーこれ。(実際少々寝た

映画化するならせめて実話ベースだけどもっと面白く魅せなきゃだめだし

ある程度のことを掘り下げないと映画化する意味ないでしょう

わざわざ劇場で観たけどDVDでも十分。

 

いちばん気になったのはこの人の前髪。

 

1993年初夏、ウエスト・メンフィスで児童の猟奇殺人事件が発生。殺された少年たちは手足を靴紐で縛られ、体には人間の所業とは思えない暴行の痕があっ た。戦慄した地元住人らはパニックに陥り、全米のメディアは小さな田舎町に押し寄せた。犯行当日の夜、現場近くのレストランに現れた血まみれの黒人男性、 児童らの顔見知りだったアイスクリーム売りの若者など、捜査線上に浮かび上がった不審人物は決め手を欠き、報道が過熱するなか、警察は16~18歳の若者 3人を犯人と断定、逮捕した。未成年者の逮捕に激震が広がる中、事件の成り行きに不自然さを覚えた私立探偵のロン・ラックスは独自で調査を開始する。一 方、被害者の母親のひとり、パムも裁判を通して浮上したさまざまな矛盾に動揺し、人知れず苦悩を深めていた・・・。

 

アメリカを震撼させたウエスト・メンフィス3事件を基にしたサスペンス!映画『デビルズ・ノット』予告編  

 

  公式サイト 

DEVIL'S KNOT        2013年   アメリカ    114min

11月14日より、公開中~

 

トロント映画祭にて

あ、リースのあごは劇中でも健在でした~

 


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FRANK -フランク-/FRANK

2014-10-05 21:37:00 | 劇場&試写★4 以下

 

 

マイケル・ファスベンダーが、かぶり物を絶対とらない実在のバンドマンに扮する

ということへの興味だけで気になってたこの作品。

 

イギリスのコメディ(笑い)って、個人的にはあまりウケないのが多いんだけど。

コメディだと思ったら、自分の中の心の病からかぶり物を外せなくなった切ない男、フランク。

その理由は最後まで明かされない。

かといってシリアスドラマでもなく中途半端。

コメディというジャンルにするにもあまりに笑えない、独特なヘンな映画だった。

 

実在した英国のコメディアン、クリス・シーヴィーをモデルにした

謎多きミュージシャンを演じるインディ・コメディ。

 

主演はマイケル・ファスベンダー演じるフランクでもあるが、

同時に語られて行くのは、ミュージシャンを夢見る冴えない、男ジョン。

観たばかりの「アバウト・タイムで主演演じた注目の男、ドーナル・グリーソン。

 

マイケル・ファスベンダーは、ずっと顔なしだと思ったら

最後の8分くらいの間にちょこっと顔だし。

 

フランクの側にいてテルミンなど担当のキツい女クララに

マギー・ギレンホール。

 

ほんっとみてて苛つく女でした

キャラとしての魅力も感じず、、、、

 

監督は特に有名な作品も撮っておらずこれが3作目のレニー・アブラハムソン

 

 

誰よ、脚本~!?と思ったら、なんと原作があり、脚本と原作は

数年前にジョージ・クルーニーやユアン出演なのに全くひどくて笑えなかったコメディ、

ヤギと男と男と壁と」と同じ原作者ジョン・ロンソン という人。

あー、納得、、、、。

 

共同脚本も務めた作家ジョン・ロンソンが実際にクリス・シーヴィー扮するキャラクター

“フランク・サイドボトム”のバンドに参加した体験談をベースに、いくつかのエピソードを織り交ぜフィクションとして映画化。

だって。

 

4/10(44点)

 

 

 ややネタバレあり。内容に触れてるのでこれから観る人注意

「ヤギと~」よりはまだマシだけど、ノレず。

しっかり寝た日だから眠気はこなかったけど。 キャラがクレイジーなへんな映画。

ヘンな映画は好きだけど、これは脚本がつまらない。

冴えない主人公ジョン演じた赤毛のドーナル・グリーソンはいいけど内容が引込まれない。

 

皆フランクになりたがる。

とあるが、そこまで魅力的に描かれないのが大問題。

もっと彼を魅力たっぷりにしてもいいんじゃない?愛すべきってほどにはならず。

 

冒頭、常にメロディを考えパソコンに打ち込んで作曲してるジョン、

自分の日常はTwitterで報告。フォロワーはたったの14人くらいだけど。

ある時、キーボード担当が海で自殺する場面に居合わせて

たまたま自分もキーボードが出来ると言ったことで、そこにいたバンドのリーダー

フランクから声がかかりバンド出演を急遽依頼されるも

ただの町の喫茶店みたいなとこで演奏するだけ、しかもその曲がまたひどい。

で、その後アルバムを作る事になり森の別荘?に引きこもり

自然の中で曲作りと練習がはじまる。メンバーにとけ込もうとするが、好かれない。

メンバーも誰も、フランクの素顔を知らない。

そして決してかぶり物をとろうとしない。(でも普通に喋る。食べる時は流動食?液体ものをストローで)

どうしてか?というところで多分、その興味だけでひっぱるんだけど

かぶり物をいきなり外してゴミ箱?に捨ててるシーンなどあるけど

本人シャワーシーンになるとやっぱりかぶってて、どうやらいくつかあるらしい。 笑

そんなシーンでくすっと笑ってる人は数人いたが笑えず。

つまらないケンカや、お金底ついてジョンが祖父の遺産のへそくりで出す云々とだらだら続く。

森にこもってる間じゅう、ドーナルくんはこんな風。

 

 

ジョンが密かにYouTubeの動画にアップしてたことからどこかの地域のライブイベントの誘いがきて

張り切って行くも、そんだけのアクセス数じゃ普通と言われ、結局色々ありメンバーも離れ

ステージにジョンとフランク二人で立ち、今日が人生最高の日と思った瞬間

一気に絶望へ。

 

あることでキレたジョンはフランクにかぶり物を取れ。というが

道路に飛び出しそのまま車にひかれるも走って消えてしまう。

 

ようやく実家を突き止めて行くと本人が素顔のままいる。

精神的に昔から写真も嫌がり顔を出す事も拒んだような事が両親から明かされるが

ちっぽけなライブハウスだかカフェで三人でしょぼい演奏と歌でバンドを続けてた

クララたちの前に現れて素顔のままで歌うフランク。

 

こう文章にしてるとなかなかいいお話のように感じるが

フランクの心の葛藤などがそれまで描かれていたわけでもないし

それまでヘンな映画としての印象が強いまま急に哀しさ誘うエンディングにされても、、、という気持ちで

終わってしまったので  えーこんなか。

という印象でした~

 

こういうのはハマる人はハマっちゃうんだろうなー

わたしはダメ。

気になってる方はぜひ☆

個人的にはおすすめできません 

ファスベンダーファンにも、

最後のちょこっとくらいしか顔を見せないので余計にフラストレーションかもだし  笑

 

 

 

ミュージシャンを夢見る青年ジョンは、ひょんなことからキーボードの代役としてインディ・バンド“ソロンフォルブス”のライヴに飛び入りで参加すること に。ところが、そのバンドでフロントマンを務める男フランクは、なんと巨大な張りぼてのマスクを被っていた。しかも、プライベートでも決してマスクを脱がない筋金入りの変わり者だった。やがて人里離れた湖畔の小屋で始まったバンドのレコーディング合宿にも参加することになったジョンだったが…。

 

 

 映画『FRANK -フランク-』予告編

 

 

 公式サイト 

FRANK   2014年    イギリス=アイルランド    95min

10月4日より、公開中~

 

プレミアにて

 

 

かぶり物しちゃってるから演技どうこうはいまいちわからない

正直、誰でもいい感じではあったな   笑

と思ったけどラストでのうまくない歌が重要なのかも 

 

ファスベンダーのお顔ほとんど観られずがっかりだったので?

お蔵入りになっててやっとリリースになった「ハンガー」 これから観ようっと

 

 

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GODZILLA ゴジラ/GODZILLA(2D字幕)

2014-07-29 23:52:21 | 劇場&試写★4 以下

 

 

 1954年。日本の「ゴジラ」誕生からちょうど60年。

そのキャラクターに基づいた2014年版アメリカ制作のSF怪獣映画であり、「ゴジラシリーズ」のリブート。

アメリカ資本で『ゴジラ』が製作されるのは「GODZILLA」(1998年)以来2作目。

このローランド・エメリッヒ版「ゴジラ」は当時まったくダメで、ワーストにした覚えが。

 

 

最初に。

これ、わたしが観るような映画じゃなかった ごめんなさい 笑

 

昔の日本映画「ゴジラ」は観てないし、怪獣や怪物もの?、大作パニックもの嫌いなわたしには

まったく惹かれる部分ないし、

数ヶ月前からTOHOシネマズの予告編でかかってて

渡辺謙さんが「We call him ゴ ジラ」と言ってるのみて当初はまったくスルー予定だったのに

最近お気に入りのアーロンが出てると知ってなんか気になったのか観てしまったわたし観なくてもよかった、、、 

 

 

短髪で予告編で最初みたとき気づかなかった

キックアス」「アンナカレーニナ」「野蛮なやつら」など、毎回違った顔をみせる

アーロン・テイラー・ジョンソン。 フォード・ブロディ役。

 短髪だとヤング。

 

昔。アイドル風。

キックアスで冴えないヒーロー。

キーラ・ナイトレイをジュードから奪う(恋に落ちる)青年将校。

「野蛮なやつら」では、ロン毛ですっかりイケメン定着。

そして今後公開の「アベンジャーズ2」でクイックシルバー役に抜擢。

 

余談だけど奥さんは「ノーウェアボーイ」の監督で23歳年上。

 

とまぁ、アーロンくん毎回イメージ違うんですが。それはさておき。

 

ゴジラの存在を主張してた、日本の原子力発電所で働く父親にブライアン・クランストン。

(ドラマ「ブレイキングバッド」や「アルゴ」出演)

 

母親にはなぜかフランス人、ジュリエット・ビノシュ(いつの間にかショート)

 

 すぐ消えた

 

姉のオルセン姉妹よりも女優としては活躍中の妹、エリザベス・オルセン。

もう母親役。(フォードの妻)

 

そして日本の名優、渡辺謙。科学者、芹沢猪四郎博士。

 

他に、サリー・ホーキンス、デヴィッド・ストラザーン。

 

監督はデビュー作「モンスターズ 地球外生命体」で注目されたイギリス出身の新鋭ギャレス・エドワーズ。

 

1999年、フィリピンの炭鉱を調査していた科学者・芹沢博士は巨大な生物の“さなぎ”のような化石を発見する。
同じころ、日本の原子力発電所に勤務するジョー・ブロディは、謎の振動を観測した発電所で、とある決断に迫られてしまう。

15年後。
2014年、ジョーの息子であり軍の爆弾処理班のフォードは、結婚して妻子がいた。

そして日本に暮らす父が警察に逮捕されたという知らせを受けるのだが……


 

ニホンといえば、ゲンパツ、フジサン、そしてゴジラ、、、、?

この辺りの映像、美しかった

 

ゴジラが出てるシーンのトータル時間はすごい短いんじゃ?

ディザスタームービー、パニックムービーのような面白さ(わたしは面白くないけど)+ゴジラで大騒ぎ

 

本作は娯楽性だけでなく、原発、核戦争、3.11 などについて

人類の愚かさについても描いているともまぁ言えるけれど。

 

 

 

 4/10(40点)

 

つまらなすぎー。

最初はまだ良かったが、はやく終われ~と思いながら観たのは久しぶり。

 ちなみにまったく眠くはならなかったし、ちゃんとしっかり観てました。

 

 

もはや観ていてもアーロンすらどうでもよくなっちゃってたし

 

日本の1954年版は 社会的なメッセージ性があり、当時の人々からの支持も大きく

「ゴジラ」ファンを増やしたと思う。

 

本作はその日本版に大変なリスペクトを持って描かれているのは伝わる。

 

ストーリー的にパニック大作によくある展開というか、

ゴジラ出てくるまで他の怪物(ムートー)というものでひっぱる。

 

肝心の謙さん演じる芹沢博士や、助手のサリー・ホーキンス、司令長官役のデヴィッド・ストラザーン

ビノシュも。ほとんど意味ない、人間はゴジラの二の次で描かれてるのは仕方ないのか。

 

ゴジラのビジュアルはファンの方々には満足みたい。

 

パニック映画、怪獣、怪物系大作が嫌いなわたしには不向き。

とにかくなんだかほんとにどうでもいいくらい、興味がない映画でした

アーロンと妻、エリザベス・オルセンの感動っぽいシーンすらわざとらしく感じてしまう

わたしは面白いシーンどこもなかった

そもそも観るのが間違ってる (しつこい)

 

 

まさかのゴジラ以外の怪物が出て来て、ゴジラよりも出演シーン多め 笑

その造形はいかにもハリウッド大作の化物。

 こんな感じ。

 

ゴジラは悪くは描かれないんだろうなぁというのは観る前からピンときてたけど

まさに救世主、ヒーロー的な扱いだ。

 

いやほんと救世主なんだね。ゴジラって、そして 人間が産んだ哀しい生き物、、、、、

 

 

 日本の宣伝や予告ではまったくもってこのムートーという生き物が出るのを

伏せて宣伝してるけど

 

 

チラシやポスターはこっちが正しいでしょ。

 

1999 年、フィリピン。採掘現場の調査にやって来た芹沢博士とグレアム博士が謎の巨大生物の痕跡を発見する。同じ頃、科学者のジョーとその妻サンドラが働く日本 の原子力発電所が謎の大振動に見舞われ、深刻な放射能事故が引き起こされてしまう。15年後。ジョーの息子フォードは米海軍に所属し、妻と息子と サンフランシスコで幸せに暮らしていた。ある日、ジョーが立入禁止区域に侵入して逮捕されたとの知らせを受け、急ぎ日本へと向かうフォード。ジョーは今も 原発事故の謎に取り憑かれていたのだ。彼は真相解明のためにはかつての実家に残る15年前のデータがどうしても必要だとフォードを説得し、2人で再び立入 禁止区域への侵入を図るが…。

 

「GODZILLA  ゴジラ」予告3

 

  公式サイト 

 GODZILLA       2014年      アメリカ   123min

7月25日より、公開中~

 続編制作決定!

 

 

これまたアーロンぜんぜん違う雰囲気で。

謙さん、まん丸。

 

最後までアーロンネタ多めで失礼しました

ゴジラファンからの反発コメントは受付ません

 

あ、コメント認証制にしています。

 

 

た だの怪獣映画としての娯楽性にだけ逃げ込まずに、そこにある現実的な問題と正面から取り組んだ。つまり原発と核、「3.11」と人類の愚かさ - See more at: http://beagle-voyage.com/movie-godzilla-review-2014.html#sthash.2OwO8wKS.dpuf
た だの怪獣映画としての娯楽性にだけ逃げ込まずに、そこにある現実的な問題と正面から取り組んだ。つまり原発と核、「3.11」と人類の愚かさ - See more at: http://beagle-voyage.com/movie-godzilla-review-2014.html#sthash.2OwO8wKS.dpu

 


オールド・ボーイ(2013年)/OLDBOY

2014-07-03 00:11:33 | 劇場&試写★4 以下

 

 

土屋ガロンと嶺岸信明による日本のコミックをベースに、パク・チャヌク監督が映画化した「オールド・ボーイ」(03)

ハリウッドリメイクが決まったのは随分前で、当初予定の監督が何人か変わり

結局、スパイク・リー監督がオリジナルからちょうど10年後にリメイク

 

当初はスピルバーグ×ウィル・スミスという噂や、その後も色々人が変わった。

 

 

はじめに断っておくと、私、このオリジナル版が大好き!なので

当然、リメイクには厳しくなります

オリジナルは原作よりも強烈なラストになっていて、ちとやり過ぎ!!ではあるけど傑作。

2003年 オールド・ボーイ (パク・チャヌク監督)

主演はジョシュ・ブローリンと聞いて、なんだか合わないしそもそもリメイクいらないー。

と思っていたのだけど、、、、ついに日本公開

 

まず、キャスト。

韓国版では大好きなオッサン、チェ・ミンシク演じたオ・デスを

ジョーという名でジョシュ・ブローリンが。

髪型の変化だけでなく、劇中の体系の変化にも注目!

10日で13キロ増量、2日半で10キロ減量という凄まじい肉体改造を行った結果

中盤からはスーツ姿もビシッと決まり、見違えてる。

広告代理店重役の男。だらしない性格で、妻とは離婚し3歳の娘がいた。

 

ある時、いきなり何者かに監禁され、20年後に解放される。

 

この木箱、映画ではヴィトンでした

同じ餃子ばかりを食べさせられてその餃子屋の味を手がかりに監禁したヤツを探し出す。

 

謎の女にオルセン姉妹の妹で最近活躍のエリザベス・オルセン。

「マーサ、あるいはマーシーメイ」や今月公開の「ゴジラ」にも出演してる。

素性の知らない男、ジョーに惹かれていくソーシャルワーカー、マリー。

 

韓国版でオ・ダルスが演じた監禁ビジネスを仕切る男に

サミュエル・L・ジャクソン。

こんなとこにも出てたか。  今回はヘアと首に注目。

 

ジョーの旧友チャッキー役に、マイケル・インペリオリ。

他のスパイク・リー作品にも出てる常連。

 

 

そしてかなり重要な、全ての鍵を握る男、エイドリアン。に

第9地区の主演でスタッフから役者デビューしたシャールト・コプリー!

これにはびっくり!自分で以前、出演って書いてたのにすっかり忘れてたし

どっかでみたなって思ったけど全然変わっちゃってる。眉書いてるし

しかしオリジナル版ではこの役、ユ・ジテが物悲しく執拗に陰湿に演じてたのには到底敵わない!!

 

 

内容は、韓国のオリジナル版をそのままなぞるのもどうよ、だと思ったのか

ちょこちょこと少し変えてある。

 

オリジナルは観直ししてレビューもしたので記憶に新しいので比較することも可能で

どこを変えてあるか、細かく言えばいくつかあったのだけど、大まかに言うと。

 

ネタバレ込み。

成長した娘は最初にTVに姿が映し出される。

頼りの綱の友人はネットカフェ経営から、バーのオーナー。

催眠術師が出てこない。

タコの踊り食いシーンなし

箱に入れられた時から既に携帯(iPhone)を与えられてる。(監禁されてたのになぜかすぐ操作出来る)

共に、誰が監禁したのか探すのに協力する女がソーシャルワーカー

出されるのは餃子ばかりじゃなくカップラーメンとか食べてたしウォッカもでてきたぞ

監禁した年月はオリジナルの15年から20年に。

監禁ビジネスのボスに与える復讐の仕方。

復讐するに至った経緯のおおもと。

ラスト近くの復讐の見せ方。

記憶消すとかなく、別の人生をあっさりと歩んでいくようなラスト

 

全てにおいて、あっさりしすぎてた

 

なぜ、監禁したか?

ではなく

なぜ随分経って、あえて解放したか

 

が、オリジナル同様に重要なこの映画。

とてつもなく、入念な時間と金をかけて行われる、壮大な復讐劇

こちらもちょいちょいグロいシーンあり。

 

 

4/10(44点)

 

 

ネタバレあり感想

 

オリジナルを未見の人がみるならそれなりに驚くだろうし、ある程度楽しめると思うけど。

先に本家みたあとじゃ、どうしても薄っぺらい愛に感じるし、復讐にしても

あっさりしてるって印象。

上にも書いた通り、オリジナルが好きなので比べちゃう。

 

まず、おおもとの復讐に至るまでの原因(理由)が弱すぎ!

原作でもすごい弱かった理由だったところを、パク・チャヌク監督が変えていたので

学生時代に近親相姦を見られ、言いふらされて自殺した愛する姉。

それを根に持って長い復讐を企んでいたーというねちっこい話で

それを実際、相手にも同じ体験をさせて最後にわからせるという

そりゃもうすごい復讐になっていたのだけど

今回の理由は、自分の妹と実の父親が近親相姦で、本人もパパにやられてたのを

(家族の愛だと信じてた男、)が愛する父親がそれを知られまいと

母親や妹を撃ち殺したという過去の悪夢を背負って(自分も撃たれたがなぜか生きてた)

復讐に至ったという話。

 

それと、ラストを変えてある。というのが今回ウリのようだけど

これは早い段階で気づいちゃう。(とくにオリジナル観てる人は気づきやすい)

娘と近親相姦させないと復讐にならないのだから、そう考えると

明らかにエリザベス・オルセン演じる女性は娘であるという前提でみてしまう。

 

違うオチというのはそれまでジョーに見せていたTVは個人だけに作られてた番組で

娘を引き取った両親、娘そのものさえ、雇って演じてもらった俳優だった。

ということでラスト対決に現れたビルの上の階の部屋で、

監禁された娘が芝居である事を知ると同時に、自分が愛しかけている女性が誰なのか=娘

知り、驚愕し泣き叫び殺してくれと懇願するも

ピストルで打ち抜いたのはジョーではなく、自分=エイドリアンだった。

 

娘だとわかったあとは、巻き上げたダイアなどを渡し、もう会わない、優しい男に出会ってくれ的に

手紙を残し去る、、、、という何ともあっけないもの。

 

 韓国のオリジナルでは、チェ・ミンシクもいいけど

娘のミドを演じたカン・へジョンがまた良かったから エリザベス・オルセンじゃぜんぜん役不足に感じちゃった。

なんかふたりの関係もあっさりしていて、絆みたいなのが感じられなかったしな。

あとはシャールト・コプリー!

役者としてはいいけど、こちらもユ・ジテに比べちゃうと陰湿な感じがないのよね。

静かな喋りと佇まいで、暗ーい男を演じてたけど  金ありそーには見えるがなーんかフツウすぎる。

過去のフラッシュバックもアメリカ映画でやると、、、、ありきたりな学園もののシーンのようで

安っぽくて、韓国のエロチシズムとかじっとりした恨みの陰湿さが感じられず。

というわけで、長々書いたけど

やっぱりハリウッド版じゃだめ。

 

観るならぜひ、オリジナルを

 

1993年10月8日、広告代理店重役ジョー・ドーセットの人生は、はてしない悪夢にのみ込まれた。真夜中の街をさまよっていた彼は、泥酔して意識が混濁 するなか、安ホテルのような一室に閉じ込められてしまったのだ。何者かの監視下に置かれ、ひたすら単調に流れる時間に精神を蝕まれる絶望の日々。理由も分 からない監禁生活がついに20年目に突入したある日、ジョーは突然外界に解放された。監禁中に妻殺しの濡れ衣を着せられたジョーは、休む間も惜しんで猛然 と動き出す。愛娘ミナとの再会を果たす前に、何としても自分を陥れた男を捜し出し、復讐を成し遂げねばならないのだ。やがて彼の前に姿を現した犯人は、あらゆる人間の良心を捨てた冷酷非情な男だった…。
    

 

 公式サイト

OLDBOY            2013年     アメリカ     103min

6月28日より、公開中~

 

 

ちなみに、監禁される部屋の黒人男性のポスターは スパイク・リー監督の弟だって。

 

 

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