我想一個人映画美的blog

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アス/US

2019-09-02 14:55:08 | 劇場&試写★6以上

 

久しぶりに面白いホラー、キターーーーーー

 

社会問題をも含んだホラーミステリー「ゲットアウトでアカデミー賞脚本賞を受賞、世界的に高く評価された

ジョーダン・ピールの期待の新作は、ドッペルゲンガーを題材にした不気味なホラー。

 

世界に自分に似た人は3人いるっていうけど、実際そんな自分そっくり人間を目の当たりにしたら

それだけでももう怖いのに、何も言わずに突然襲ってきたらそりゃもう怖いでしょーね!!

という想像しただけでも恐ろしいプロットである本作、最近面白いホラーがないので楽しみでした。(←毎回言ってる)

 本作が凄いのは、全米で大ヒットしたホラー「クワイエット・プレイス」(←大したことない)を抜き、

オリジナルホラーにおける歴代1位のオープニング成績を記録。評価サイトロッテントマトで94%フレッシュ(8月中旬時点)という高評価。

OSOREゾーンさんのマスコミ試写室でのミニマムな試写で一足早く観てきました〜

公開が旅行後だったからその前に見れてよかった〜。

まずこの監督、前作のレビューにも書いたけど元々ご自身がコメディアン(俳優としても活躍)だけあって

ホラーの中にも笑いを起こすさじ加減が上手い!本作でも、お父さん役がいいキャラで笑いを誘う。

 

主演、一家の母親アデレードには「それでも夜は明けるでも評価されたルピタ・ニョンゴ。

この方、こんなに若かったっけ?ってほどなぜか若く見えた。演技の確かさお墨付き。

 

父親役には「ブラック・パンサー」などのマディソン・カリー。

 

他に、エリザベス・モス、ティム・ハイデッカー、ジャハディ・ライト・ジョセフ、エヴァン・アレックス他。

 

ドッペルゲンガーとは。

自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる現象である。自分とそっくりの姿をした分身。第2の自我、生霊の類。同じ人物が同時に別の場所に姿を現す現象を指すこともある。超常現象事典などでは超常現象のひとつとして扱われる。

 

9/10

 

自分たちに似た、この恐ろしい者たちは一体どこから来た何者なのか

という謎と恐怖に惹きつけられる!!

わたしはやっぱり平気だけど、怖がりな方は絶対怖いよ! 笑   ぜひ観て欲しい

家の敷地内にこんな風に暗闇の中黙ってただ立ってられたら怖すぎでしょ。

 

ここまでいろんなネタが出てくると、完全オリジナル脚本で面白いホラーって、なかなか出てこない。

んだけど、やっとなんか面白いのが観れた!という充実感。

これまでにドッペルゲンガーを題材にしたホラーはもちろんいろいろあるけど、なかなかその、オチ、をどう持っていくかが難しいもの。

それが本作は完璧だったこと。 なるほどそう繋がったか〜と唸ると同時にきちんとした伏線で全て回収。

ツッコミたくなる部分もあるものの、そんなのはどうでもよくなる面白さがある。

最初は30分くらいなかなか面白くはならないなぁって思いながら観てたんだけど、その後の快進撃

一気にラストまで見せつけてくれた。いや〜ジョーダン・ピールの作品、裏切らない。

ホラーって、いかに不思議だったり違和感ある普通じゃない状況を映像で出せるか、

心理的に怖いと思わせながら、興味を引っ張っていけるかっていうところが大事なんだけど

まさにこの状況は普通じゃない、と思わせる演出がうまい監督だ、ジョーダン・ピールは。

銃でもナイフでもない、単純に普段誰でも使っているハサミの怖さ

 

主要なキャストは全員、二役という難しい役だと思うけど

ルピタ・ニョンゴをはじめ子役たちまで相当な演技力だからこそのこの狂気、この凄み

特にわたしが気に入ったのはこの子と、変貌した双子姉妹。

結局は一番怖いのは人間、そして自分。なんてよくいう話だけど

自分と同じ姿の人間が目の前に現れたら、、、上でも書いたけどもうそれだけで恐ろしいし。

ホラーとしては最高の素材。でもそれをどう料理するかは監督、そして脚本のセンスであり。

ホラーなのに爽快でもありつつ、そうきたかー!というオチに持っていったところで

やっぱり何にも解決してないしー!!的 叫びたくなるようなエンディング〜

最高

好きだわ〜


ここからネタバレあり

時は1986年。TVでは何百万人もの人々がカリフォルニアからニューヨークに渡って手を繋ぎ巨大な一本の線を作り出している様子が映し出されている。それは飢餓に苦しむ人々、ホームレスの人々への支援基金を集めるためのHands Across Americaという試み。

そこが伏線で、

この自分たちにそっくりなやつらは、アメリカ政府が作ったクローン人間で、地上にいる人間とは魂が繋がっていて

地下での生活ではそのものが同じ行動をしているという恐ろしい事実があった。

(でも、服とか着てたけどそんなんどこで手に入れるんだ?とかトイレやあっちの方とかはどうなってんの?とか実はツッコミどころで

ちょっとそこらへん色々と無理がある)その行動をしてるフリの人とかも多いようだけど。笑

 そして最大の事実が最後に明かされる。

アデレードが幼い頃にミラーハウスで遭遇してしまった自分そっくりな人間。

あの日、衝撃的なことが起こっていた。

最後まで見て、なるほどだからアイツだけ喋るのか〜とか、フラッシュバックのダンスシーンなどの謎が解明される。

結局、最終的に対峙で勝ってめでたしに見えたところで実は生き残ったのはクローンの方だったという衝撃。

何にも解決していない、むしろこれからが空恐ろしいというエンドが面白い。

沢山のホラーを観ていて影響を受けているというジョーダン・ピール監督。

その中にはわたしの好きなホラーも沢山あって、なるほどだからこんなにホラー演出うまいのねと妙に納得。

今後の作品にも期待の監督です

公開したら絶対また観に行く前作ゲット・アウトみたいに日本でもヒットして欲しいな〜。

 

幼い頃にふと迷い込んだ遊園地のミラーハウスで、自分とそっくりな少女に遭遇した、という恐怖体験がトラウマとして残るアデレード。今は夫と2人の子どもたちと幸せな家庭を築いていた。夏休みに家族と共に幼少期に住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れた彼女は、ある出来事をきっかけにかつての恐怖が甦り、説明のつかない不安に襲われる。その夜、家の前に自分たちとそっくりな4人家族が現われたかと思うと、突如アデレードたちに襲いかかってくるのだったが…。

 

 

 

 公式サイト

 

US        アメリカ     116min       R15+

9月6日より、ロードショー

 

 

 

 


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD

2019-08-30 22:51:37 | 劇場&試写★6以上

 

待ってました、タランティーノ監督、第9作目

ロマン・ポランスキー監督の妻が、マンソンファミリーに惨殺された事件を絡めた話が

タラの次回監督作と聞いた時から、ずーーーーっと待ってた本作

1969年のハリウッドが舞台。

復活したい落ち目のTV俳優と、長年彼のスタントマンを務めてきた二人の男の友情と

シャロン・テート殺人事件という史実と当時の時代背景をベースに、マンソンファミリーとして共同生活をしていたヒッピーたち。

実在の人物を含めて描く。

 

※このシーンのブラピ、お酒にスパイスかけすぎで笑う

 

キャスト紹介だけでも時間がかかりそうなので、メインの方と数名のみ写真付きで。

まずは、こちら二人ともオリジナルのキャラ。

落ち目俳優リック・ダルトンには 近年ますます貫禄出てきたレオナルド・ディカプリオ。

タラ作品への出演は「ジャンゴ 繋がれざる者」以来二度目。

いや〜今回もいい仕事(演技)してるわ さすが。 

 

その相棒でスタントマンを務める、クリフ・ブースにブラッド・ピット。

タラ作品に出演は「イングロリアス・バスターズ」(←ジャパンプレミアの模様も)に続き二度目。

若い頃からブラピ見てきたけど、作品ごとに素敵になっていくな〜。

今のブラピが一番かっこいい。というか、今までブラピをカッコいいとまで思わなかったんだけど

(アンジーの影がいつもあるからか?)本作で初めてカッコイイと思っちゃった。

作り込んだ役のレオに対し、このブラピは随分おトクな感じもするけど

出演シーンは同じくらいにしてもレオを主役というメインにしてるのでそこは均等になったのかな?

 

 

シャロン・テートにはマーゴット・ロビー。

 このシーン、もファッションも好き

自分の出演している映画を観に行って「この映画に出てるんです」と言ってタダで入場、ポスターの前で写真のサービス、可愛すぎる。

女優役だけあって毎回、衣装が可愛くて。60年代〜70年代のファッション大好き。

スコセッシ監督作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でレオの妻役やドラマ「パンナム」でほぼデビュー以来

一気にその美貌で人気女優の仲間入り。観た時からかわいいなーと思ってたけど

まさかタラ作品に起用とは。ユマといい、ダイアン・クルーガー、ダコタちゃんといい、タラとは女性の好みが合うなぁ 

金髪美女好きなタラ。笑 と思ったら、マーゴットが実はタラ映画の大ファンでいつか出演させてくださいとの熱烈な手紙を送って

本当にそれがすぐ実現したらしい。すごいな。

 

1969年8月、妊娠8か月だったのにもかかわらず、ハリウッドの自宅でマンソン・ファミリーに惨殺される。(※映画ではそこやらない)

 

オースティン・パワーズのマイク・マイヤーズに見えるが (まさにあれはこの時代のオマージュ)

ロマンポランスキー監督と、結婚したてのシャロン・テート。

ちなみにポランスキー監督「ローズマリーの赤ちゃん」を撮った翌年にこの事件が。

 

超そっくりなブルース・リー演じるのは、マイク・モー。

実際に、シャロン・テートの主演作品「サイレンサー破壊部隊」(1968年)(オースティン・パワーズの元ネタとも言われる)

でアクション指導を担当したのがブルース・リーで、二人は親しい友人関係だったそう。

ブラピ演じるスタントマンと口論してやり合うシーンでは、ブルース・リーの実の娘からクレームが来たようだけど

タラはそれに反論してる。(詳細は別のところで)当時の人種差別がある時代背景や完全に作った人物像というわけではない

というところもあり、ブラピとブルースリーの夢の共演シーンが見られただけでも楽しい。

 

チャールズ・マンソンにはデイモン・へリマン。

 

 そのほか、タラファミリーとしておなじみメンバー、マイケル・マドセン、ゾーイ・ベル、カート・ラッセル、

ティム・ロス(劇中映画の中?見逃した

ブルース・ダーン、アル・パチーノ、エミール・ハーシュ、ジェームズ・マースデン、ダコタ・ファニング、

友人の娘(二世組)ユマとイーサンの娘、マヤレイちゃん、ブルース・ウィリスの娘など。

友人イーライ・ロス(監督兼俳優)の妻ロレンツォ・イッツォも出演。(レオの妻役)

 

 ユマそっくりなんだけどやっぱりイーサンにも似てる。

人気ドラマ「ストレンジャーシングス」シーズン3に出てるんだよねー(見てない)

出演シーンがほんの一瞬切り取ったその表情が若い頃のユマそっくり、さすがタラ。

しかも「パルプフィクション」でユマがナイフ使いの話をしてるのとリンク。

 

サミュエルL とか、クリストフ・ヴァルツさんとかのタラファミリーが今回出てなかったのはちょっと残念

 

そしてタラの素足フェチが今回も炸裂みーんな素足になりまくり、それをアップで撮りまくり

 

マンソンファミリーがアジトとして使っていた、元は西部劇の撮影所でもあったのを完全再現。

 

色々と書けばきりがないほど小ネタや書きたい事でてくるのでこの辺で。

 

今さら声を大にして言うことでもないが、、、、

タラ映画にやっぱりハズレなし

 

こんだけ映画オタクで数多くの映画見てる人はそういないでしょうという人だから

あらゆる映画に影響されてきて、そのシーンを再現したり独自の解釈で現代に蘇らせたりしてきたタランティーノならではの。

タラが育った時代、そして今現在いる映画業界ハリウッドの変遷、当時の文化との融合

 

9/10

 

 

今2時間超えで退屈しない監督作って限られると思う。

期待したほどの「うわこれめっちゃ面白い!!」的なのとかはないけど、楽しかった〜

でもこれ、タラ映画見るたび割といつもそうで、毎回見る度好きになる。

いや本作はブラピのカッコイイこと!!!こんなイイ男がワンちゃんだけで生きてるなんて(笑)

レオへの熱い友情がもうね、、、、、

昔っからタラ映画は無駄な会話と映画ウンチクシーンが特徴とも言えるのだけど今回無駄なウンチク少ないと思う(笑)

タラ映画のこれまでの作品からの繋がりでファンならにやけてしまうシーンなどちょいちょい登場。

エンドロールでレオがCMするレッドアップルのタバコとかそのほかにも、、、

 

1969年のハリウッドっていうことで60年代〜70年代のファッションが可愛い

160分は、普通にデートなどで見るにはちょっと長いとなりそうだし、

タラ映画を知らない&往年のハリウッド映画を観ない世代にはどーでも良いと思われそうなシーンが多いかもだけど

この現代の2大スターと言っていいほどのレオとブラピという二人が同じ画面で見られるという貴重さ。

熱い友情。くる人にはグッときちゃうことは間違いなし。

さーて、あと何回観に行こうかなぁ

 

あ、今回もサントラ最高です

 

落ち目のTV俳優リックダルトンは、なかなか復活の道が拓けず焦りと不安を募らせる。情緒不安定ぎみな彼を慰めるのは、リックのスタントマンとして公私にわたって長年支えてきた相棒のクリフブース。固い絆でショウビジネスの世界を生き抜いてきた2人だったが、このままでは高級住宅地にあるリックの豪邸も手放さなければならなくなる。そんな彼の家の隣には、時代の寵児となった映画監督のロマンポランスキーとその妻で新進女優のシャロンテートが越してきて、彼らとの勢いの違いを痛感するリック。一方クリフはヒッチハイクをしていたヒッピーの少女を拾い、彼女をヒッピーのコミューンとなっていた牧場まで送り届けてあげるのだったが…。

 

公式サイト

 

 

この雑誌用のショットかっこよくて大好き。

 

 

 

 


ゴーストランドの惨劇/INCIDENT IN A GHOSTLAND

2019-08-13 18:34:27 | 劇場&試写★6以上

 

時は2009年。当時、渋谷のホラー映画ばかり上映するシアターNで観て、その強烈さに衝撃を受け、

ずっと変わったもの観たい人にはオススメしてきたカルト映画、「マーターズ」。あれからもう10年だなんて〜

2015年にはハリウッドリメイクまでされちゃって(もちろんいまいち)リメイク版はこっちマーターズ(2015)

その、パスカル・ロジェ監督の久々の新作ということで

最近の面白いホラー不足で心がおかしくなりそうだったわたしの欲望を満たしてくれるのか、楽しみにしていた本作!

(ちなみにパスカルロジェの前作は「トールマン」(※マーターズは全然超えてません)

 

 

今年に入って観たのにレビュー書いてない作品がどんどん増えちゃって

ブログの更新ままならず、もはや瀕死状態になりつつあるのだけど、やっぱりこちらは残しておきたい。

今後は極力短めレビューでいきたいところ。

 

さて、とは言っても この新作、めっちゃ面白かったー!!!!!

っとまではいかなかったの実は。

ジャンルで言うと、家系ホラーでもなく、オカルトでもなく、頭がオカシイヤツが理不尽に襲ってくる系です

性格は正反対の姉妹。

左、姉ヴェラにテイラー・ヒックソン。右、妹ベスにエミリア・ジョーンズ。

 

父親はなく、母親と3人で亡くなった叔母が住んでいた家に引っ越してくる。

これがあつらえたようなアンティークなものを収集する人形屋敷で

(ウチは家が人形屋なので出てくる人形達をチェックして観てたけど大した人形いなかったな殆どがアンティークドールてよりチープなもの)

それだけでこの殺戮の舞台はもう出来上がっている。

そいつらは突然やってきた。そしてトラウマとなりえる事件が起こる。

16年後、内向的な妹だったベス(妹)は夢見ていたホラー小説家として成功している。

母と姉、ヴェラはまだ屋敷に住んでいて、ヴェラは精神崩壊状態で屋敷の地下室に閉じこもっていた。

姉のヴェラから電話を受けて、実家に戻ってきたベラを待ち受ける出来事とは。

 

大人になったベスに、「ゴッサム シーズン4」に出演の主にTVドラマで活躍のクリスタル・リード。

この方が美しく可愛いのがよかった(そこ?!) 

いや実際ホラーでのヒロインは結構重要です。

 

トラウマ、再び。抜け出せない恐怖。

 

6/10

 

ネタバレあり

 

初めに言っておくとこれ、全然、怖くはないです

最近のホラーつまんないのばかりでうんざりだったけど、その中では最後まで引き込まれて観れたので良し。

恐怖を煽る演出力が長けてるそこはやっぱりパスカル・ロジェ。

そこらのC級ホラーを撮る人とは違うかなって感じもあるけど、話としては古いし、(本人が書いた)脚本が物足りない。

「悪魔のいけにえ」的に複数のキチガイに襲われて(あっちは襲う方が家族)逃げても逃げきれない恐怖だけど

こちら、無差別に家族を襲ってきた割に大したキャラでもない。

大柄でアタマが弱い人形もしくは少女好きの男と、化粧した男おばさん(マリリンマンソン風)。

この二人、別に怖くないわ〜。

と言うか

この男おばさん、最終的に銃持ち出しちゃってそんなんズルいわ!

 

 

顔ボコボコになった上にヘタなドール風メイクさせられてこの顔が特にひどすぎてかわいそうだったけど

なんとかすれば逃げられそうな希望があるところがまた怖くない。 笑

いや〜周りにいる人形もひどいものだわ。一体だけドイツ人形も混じってたけど。

 

鏡の扉を境に妹ベスがもともと妄想癖あって作家を目指してたと言うところから

自分だけ頭の中で現実逃避して、未来でうまく言ってる様子と同時に描かれるため、

虚構か現実か?という惑わしがあるのだけど、この手法特に斬新でもなく

ちょっとだけリンチの「マルホランドドライブ」を想起させたり「悪魔のいけにえ」だったりと

観たことがない面白さというものが欠けてるのが残念。

 

16年経っても母親年取ってないのおかしーなと思ったらやはり死んでたことになる。

 

無事、逃げられて助けを呼べた〜と思ったらまたくるとかもうお決まりすぎだし。ラストもありがち。

そしてこの二人の犯人は別にこの二人に固執しなくてもいいわけで、、、、キャラも弱い。

こう沢山のホラーがもう世に出回っていると斬新なホラーももう難しいのかな、、、

演出と斬新な面白さがあるホラーがもっともっと観たいよーーーーーー

 

 

 公式サイト

INCIDENT IN A GHOSTLAND          2018年   フランス=カナダ   91min

2019年 8月9日より、新宿武蔵野館他にて公開中〜

 

シングルマザーのポリーンは叔母の家を相続し、2人の娘ヴェラとベスを連れてそこに移り住む。しかし引っ越してすぐに、一家は2人組の暴漢に襲われてしまう。それから16年後、家を出て小説家として成功したベスは、家庭も持ち幸せに暮らしていた。そんなある日、ヴェラからのただならぬ電話を受けたベスは、惨劇のあった家に久々の帰郷を果たすのだったが…。

 

 

 

 


トイ・ストーリー4/TOY STORY 4(字幕版)

2019-07-15 21:01:54 | 劇場&試写★6以上

 

前作「トイストーリー3からはや9年

「過去作を上回る“語るべき物語”がある場合以外は続編を作らない」というピクサー映画。

作っちゃったんだからやっぱり皆、期待しちゃうでしょう。

描かれるのは、3のその後の物語。であり、「おもちゃ」としての役割を終えた(と感じた)

その存在意義についておもちゃ自身が考える。というもの。


一人の子供にとっての「お気に入りのおもちゃ、または人形」になるのが、おもちゃたちの「夢」。

それは、人格を持った「おもちゃ」(または人形)が、子供にとって大切な「モノ」となり、愛情を受け、その子との永遠の友情を育むこと。

 これまでの3部作にはなかった、おもちゃたちの葛藤が、心の声となって今回は表に出てくる。

 

監督は、長編監督デビューのジョシュ・クーリー。

原案 ジョン・ラセター/アンドリュー・スタントン/ジョシュ・クーリー/ヴァレリー・ラポンテ/ラシダ・ジョーンズ/ウィル・マコーマック/マーティン・ハインズ/ステファニー・フォルソム。  

脚本 ステファニー・フォルソム/アンドリュー・スタントン。

 

6/10

 

前半30分くらい、正直つまらなかったな〜

面白くなったのは、シリーズ全てに出ているボーとの再会から。

ボーは、途中から「持ち主がいなくなったおもちゃ」として登場する。

ボーってこんな活発なキャラだった?と思ったらキャラ変えてきた(成長したともいう)

 

 

本作で、新しいキャラがいくつか登場。

少年アンディが、前作でウッディたちを小さな女の子に譲り

その子が今度は夢中になっているおもちゃが 使い捨てのフォークで作った「フォーキー」。

自作だし、彼女はおもちゃのように、友達のように、宝物のように大切にしてる。

なくなったらまた作ればいいものをと思うくらいだけど、彼女にとっては唯一無二の存在。

で、フォーキーはというと、ウッディたちのように人間に可愛がられたいという欲はない。

使い捨ての身だからか、自らゴミ箱に入ろうとするくらい 笑

それとは逆に、遊園地の射的コーナーでマトが当たり、いつか子供のもとに行き可愛いがられるのを夢見てる

景品の二匹のぬいぐるみバニー&ダッキー。

この二人、特に青いウサギがにくい可愛さ。

 

製造不良で内蔵のおしゃべり機能が壊れてて、子供に遊んでもらった経験も愛されることもないまま、

お店の片隅でアンティークとなってしまった哀しいギャビーギャビーというママードール。

店主の孫である女の子に、いつか可愛がられる存在になることを夢見てる。

だから特定の子供のおもちゃで可愛がられる存在のアンディや、愛されるおもちゃを羨み、妬む。

この子がわたしは良かったな〜。

そうそう、腹話術人形っていつも映画だと不気味なキャラで出てくるんだよね。笑

ジェームズ・ワンの「デッド・サイレンス

「サスペリア part.2」

アンソニー・ホプキンスが若かりし頃にでた「マジック」でもこんなのいたし。

本作で登場のはこの、腹話術人形チャーリーがモデルかな?

 

話が逸れちゃったけど

他に今回のニューキャラクターでカナダ出身のバイクスタントマンのおもちゃ、デューク・カブーンは笑いをとってたオイシイキャラ。

声優はキアヌ・リーヴス。意外。

 

 

バズをはじめ、これまでのキャラたちはあまり出てこないから物足りない子供たちもいるかな?

 

 

上に書いた「持ち主がいないおもちゃ」っていうのが今回、なるほどね、という感じで

必ずしもウッディやバズみたいにおもちゃって誰か一人の子供のお気に入りってワケじゃない。

子供はすぐに飽きるし、失くすし、成長するとその存在だってどこかにいってしまう。

それが、普通。

だけど、おもちゃ目線でいうと皆 子供にとってのお気に入りでいたいし大事にされたい。

いつも一緒にいた子供が成長して、自分と離れて その後、どうするか。

おもちゃ自身の選択でもあり、観る側からしたら子供が純粋に楽しむってだけじゃない今回割とシリアスな内容。

持ち主がいないけど、気ままに流れのままに生きていくおもちゃとしての選択。

ボーと一緒にいる=好きな人を選んだっていうこと。

バズとの友情や子供との友情をずっと信念にしていた(でしょう)ウッディが

そこで愛をとるのね。という寂しい?気持ちにもなるラストだった。

そこはやっぱり賛否両論ありそう。

わたしは、仕方ないというか、一人の人間(可愛がってくれる子供)に固執しなくてもいいじゃないとは思う一方で

これはラブストーリーか!ってツッコミたくもなったけど 笑

でもそれがウッディにとっての成長と、新しい人生の選択で、色々な可能性が広がっていくことにもなる。

 

そもそも、前作のラストではウッディもそんなに簡単に手放しちゃって、思い入れのない子にあげたところで

すぐに失くすし誰かにあげちゃうし大切になんてしてもらえないよ!って思ったのだけど

思い入れのある子(お気に入りのおもちゃやお人形)は、屋根裏でもいいし部屋のどこかにこっそりずっと持っていればいいじゃない!

と思うのがわたしの結論でした

 

さーて、本当にこれで完結なのかな?

また儲けのため?に次作あるんじゃない?

 

ある日、新たな持ち主の女の子ボニーを見守るウッディ、バズたちの前に、彼女が幼稚園の工作で作った手作りおもちゃのフォーキーが現れる。しかし、フォークやモールでできた自分をゴミだと思い込んだフォーキーは、部屋を抜け出して逃走。ボニーのお気に入りであるフォーキーを連れ戻すため、ウッディたちは新たな冒険へと踏み出し、やがて、一度も愛されたことのないおもちゃとの出会いや、かつての仲間ボーとの再会を経て、初めて目にする新しい世界へとたどり着く

 

 公式サイト

 TOY STORY 4        2019年    アメリカ    100min

7月12日より、公開中〜

 

 

 


ハッピー・デス・デイ/HAPPY DEATH DAY

2019-06-30 21:00:34 | 劇場&試写★6以上

 

これは自分が殺される同じ1日を何度も繰り返す羽目になるという不思議なホラー。

っていうか、ホラー装ってるけどほとんどホラーじゃない 笑

「今日は残りの人生の最初の一日」。このセリフ、「アメリカン・ビューティー」でも引用されて印象的な言葉。

 

劇中、部屋のドアに貼られたステッカーにこの言葉がある。

「Today is the first day of the rest of your life 」という、

薬物中毒患者救済機関の施設の設立者であるチャールズ・ディードリッヒの言葉。  

 

海外ではなかなかヒットして(あちらはこういうティーン向けデート映画好きだな〜)

すでに続編も公開済み、日本でも7月12日からの公開が決定。

ゲット・アウトスプリット」のブラムハウス・プロダクションズ。

監督は「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」「ゾンビーワールドへようこそ」のクリストファー・ランドン。

 

同じ1日を何度も繰り返すホラーってこれまでも2、3本見たことあるけど割とつまらないのが多い、

デジャヴを引き起こして恋愛に引っ掛けるものとして「恋はデジャヴ」とか「バタフライ・エフェクト

などもあるけれど、そちらは傑作。

本作は途中まで、かったるい繰り返しの映像何度も見せられるのかーってちょっと退屈かもと思ってたら

途中から面白くなってきた。

 

主演は、「ラ・ラ・ランドにも出てたという(知らない)ジェシカ・ロース。

 カーターに、「ブリングリング」にも出演のイズラエル・ブルサード。



6/10

 

犯人はかなりどうでもいい感じなんだけど

なかなか面白かった〜これなら続編も見ようかな?でもこれで完結した風なんだけどねー おかしいな

だが、ホラーではない!ホラーとしての怖さ、ゼロ 笑。だからホラー苦手な人は逆にどうぞ。

 

毎朝、同じ場所で起きた瞬間誰かに殺されて、目覚める。これってゲームみたいなもので、

もちろん殺された瞬間を味わうから最悪の気分の繰り返しになるんだけど、現実には生きてて、また新しく同じ一日を繰り返すことになる。

でもある意味やり直しがきくから、自分の意思で次はこうしようと思えば結果は変わるのだけど

結局どういう風にしても違うやり方で殺されるっていうのが面白くもあり。

もちろん、私を殺したのは誰?!というのが見どころでもあるのだけど

殺す動機としては、主人公の子がアバズレ?(死語)でダメ女だからこそ成り立つ。

ルームメイトや、ちょっと寝た男の子、不倫相手の教授で医者の男、学校のくだらない痩せるための会の会長?

など、怪しい人物は多く、同じ1日をやり直す度に自分のこれまでの人に対する態度が

気になり、改善されていい子になってきて次第に輝いてくる 笑 のが面白い。

 

この男の子とくっつくのは最初からわかりやすい。

こんな遊び人でもやっぱり女の子は守ってくれる優しい男に弱いのです

 

それにしても犯人、とってつけたようなアレだし、お面つけて夜に襲ってきたときの体格からして

男だろーあれ。

そして斧も作りものっぽさ全開で。しかもあんな壁にガラスに入って緊急用で斧なんてあるんだーって。笑

興味ある方はこれから公開の続編も合わせてどうぞ!

エンドロール後と、上映前の予告編で続編がちらっと見れます


高飛車でビッチな女子大生が、誕生日の夜に必ずベビー・マスクの何者かに殺される恐怖の1日が繰り返される


 公式サイト

 

HAPPY DEATH DAY           2019年  アメリカ    96min

2019年6月28日より、公開中〜





アラジン/ALADDIN

2019-06-08 12:06:12 | 劇場&試写★6以上

 

実写化したら、ジーニーがただの青いウィル・スミス

そもそも何でウィルなの〜?!(いやウィルファンだけど)

 

って、最初は思ってた。

ごめん。

ヒットしたからってディズニーアニメの実写ばかり作っちゃって。

と思いつつも、わたしの好きなディズニーアニメ1位の美女と野獣に続き、2位のアラジン

早速初日鑑賞してきました〜。

監督はなんとガイ・リッチー!

脚本は「チャーリーズエンジェル」シリーズや「ビッグフィッシュ」「チャーリーとチョコレート工場」「コープスブライド」

などのジョン・オーガスト。ということでめちゃ面白いのを書く人というよりキャストの力で助けられてる感の(失礼)

いや、キャメロンやドリューの「チャリエン」大好きですが

 

 

ジーニーはウィル。もはや、主演。エンドロールで名前がトップに出てます 笑

 

 

アラジンにメナ・マスード。ジャスミンにナオミ・スコット。どちらも新人。

特にジャスミンは素晴らしい歌声で聴き惚れちゃう。

 

ジャファーに、マーワン・ケンザリ。ノオミ・ラパスの「セブンシスターズに出演でチェック済みの素敵なお方

 

お猿も重要です。

 

※他に、ジャスミンの侍女で親友のダリアという女性が割と重要な立ち位置で出ているんだけど

これはアニメには存在していないキャラ。

アラジンではジャスミン以外女性のキャラがいないということで

映画実写版において付け加えた存在らしい。

 

ウィルのウィルっプリがすごい

登場からの見せ場はまさに独壇場歌って踊れるエンターティナー、ウィル・スミスで大正解。


 

 7/10

 

なかなかよかった〜。特に、やっぱり魔法のランプが登場してウィル(ジーニー)が出てきてから。

一瞬にして場(シーン)を盛り上げてくエンターティナーっぷりはさすが!

アニメ版は故、ロビン・ウィリアムズだったらしく 今回ウィルはガイリッチー監督に

ウィルらしさを吹き込んで欲しいと言われて、ある程度は自分の好きなようにやったらしい 笑

音楽はアカデミー賞歌曲賞にも輝いているおなじみ「ホール・ニュー・ワールド」がやっぱり素晴らしく名曲

魔法の絨毯で夜の街を二人で駆け抜けるシーンが、壮大で美しく幻想的でより引きつけて魅せる

それにしても、ディズニーアニメはいつもプリンセスと王子様(またはそれに当たる彼)と、悪者

というのが定番で、最終的に結ばれるしお決まりパターンだけど

アラジンはやっぱりそこにジーニーとの友情が絡むから良いのよね。

普通のひと?として出てくるシーンはただの変装したウィル?でそれもまた可笑しかった 笑

 

インド映画かとも見まごうほどの壮大なスケールと迫力の映像美を堪能するならやっぱり劇場の大画面で

 

 

砂漠の王国アグラバーで相棒の猿アブーと自由気ままな毎日を送る青年アラジン。生活は貧しかったが、その心は“ダイヤモンドの原石”のように清らかだった。そんなアラジンはある日、市場で泥棒の疑いを掛けられていた若い女性を助ける。実は彼女は王宮をこっそり抜け出した王女ジャスミンだった。互いに惹かれ合う2人だったが、王位を狙う国務大臣ジャファーの魔の手がアラジンに迫る。やがてアラジンはジャファーから“魔法の洞窟”からランプを持ち出すよう命じられる。それは、手に入れた者に強大な力を与えてくれるという魔法のランプだったのだが…

 

 

 

 

  公式サイト

ALADDIN            2019年       アメリカ     129min

2019年6月7日より、公開中〜

 


ロンドンプレミアにて。





アメリカン・アニマルズ/AMERICAN ANIMALS

2019-05-20 23:27:46 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

大学の図書館のガラスケースで保管された時価12億円の画集”アメリカの鳥類”を狙った、

大学生による強盗事件を「実話がベース」ではなく、「実録」で完全映画化。

アメリカケンタッキー州で日々の生活に物足りなく生きてたウォーレンとスペンサー。二人を誘いエリック、チャズの4人が

「スナッチ」「レザボア・ドッグス」「オーシャンズ11」等の犯罪映画を参考に、老人に化け図書館に乗り込む

 監督は、 ドキュメンタリー「The Imposter」で英国アカデミー賞新人監督賞を受賞した同作が初監督作となるバート・レイトン。

主演に、エヴァン・ピーターズと「聖なる鹿殺し」のバリー・コーガンという、個人的に数年前から注目してた二人が共演ってことで

めちゃ楽しみだった本作

いつ見てもエヴァンてばマルコム・マクダウェル似。(特に時計じかけの〜アレックスね)

そしていつも「数回殴られたようなお顔」って言ってごめんなさい、今回はなぜかKAT-TUNの中丸くんに見えて仕方なかった 笑

 

誘われる運の悪い?二人に

ジャレッド・アブラハムソンとブレイク・ジェナー。ブレイクの方は、リンクレイター監督の

エヴリバディ・ウォンツ・サム」で主演の子。ちょっとマット・ディロン入ってるんだよね

 

映画の見よう見まねで開始した素人の強盗計画の顛末を、

すでに刑期を終え出所した本人たちのインタビューを交えて描く。

 

 

6/10

 

本人たちは、学生時代から悪事を働いていたような根っからのワル連中ではなく、

ちょっと目立ちたがり風のよくいる男と、ありきたりな日常に物足りなさを感じてた普通の青年が

自分の人生にひと旗あげてやろう、やらなかったと後悔するよりも。

なんていう考えが一致し、犯罪に踏み込む。

 

ひと旗あげるんなら、いいことしろよ!と言いたくなるが、実際やってしまったのだからあとの祭り。

それでも根が悪いやつじゃないから、司書をなんとかする際には極力、誰も手を出したくない。

2004年に起こした事件だった(はず)けど、大学のその大事なビンテージ本を展示してある特別な部屋で

一人司書がいるのみで監視のいない中、防犯カメラとかのセキュリティーくらいはしてないのか

クリスティーズに持ち込んだ時点でもうこの希少な本のあった場所などすぐバレるとかわからないのかな?笑

それに犯罪計画が甘すぎる! 中学生の犯罪じゃないんだからもうちょっといろいろ想定して計画練ろうよ、ってわたしすら思うわ 笑

よく他の二人もあっさり誘いに乗ったなー 

二人がやる理由が全然説得力ないというか、そこまでのリスクを犯してまで共犯する理由がない。

←バリーコーガンの変装、こういう人いるいる!

 

犯罪映画を参考にって、タラのレザボア(ドッグス)のパクリでミスターピンクとかつけてるの笑える

形から入って何にもなし得ないやつ

 

途中、考え込んだり 誇らしげに話したり、記憶をたどり当時を思い返しながら話す

本人たちのインタビュー映像がかぶったりするのだけど、

自分たちをヒーロー化してるんじゃ?とか、青春に一発やってやった!武勇伝!とか

言い訳つけてこんなハリウッド映画化しちゃって

やってよかった風になるなら本末転倒だよね。と思わせる部分も。

最後の方では、半分泣き顔で回顧録として語る。

 

もちろん捕まりたいと思ってやったわけではなく、捕まる、成功する、儲ける、という話はさておき

普通に生きてたらできない、「何か」をしたい。っていう欲求に駆られた結果、ということだったんだろう。

でも、それは「犯罪」じゃなくてもできることだと思うんだけどね。

注目浴びるために犯す犯罪なんてそこら中で起きていて、自分の人生がそれによってめちゃくちゃになることは

考えない浅はかさが残る。

どうせやるなら、いいことして目立とうよ!  笑

 

ジョン・ジェームズ・オーデュポンというこの絵を描いた画家で野鳥研究家。

釈放後の現在、バーリー・コーガン演じたスペンサーが、実際 鳥だけを描く画家になったり、

主犯格のような存在だった、エヴァンピーターズ演じたウォーレンは映画製作の仕事をするため大学に通うとか

結局「盗み」という犯罪をしても、(もちろん刑期を終え)

人生は自分の思うようにできる。というメッセージでもあるのかな

 

大学生のウォーレンとスペンサーは、中流階級の家庭に生まれたごく普通の大学生。何不自由ない生活を送りながらも、平凡な日常に苛立ちと焦りを募らせていた。そんな時2人が目を付けたのが、大学図書館に所蔵されているジェームズ・オーデュボンの画集『アメリカの鳥類』という、10億円以上の価値がある貴重な本。それを盗み出せれば、人生が特別なものになるに違いないと思い立った彼らは、協力者として秀才のエリックと青年実業家のチャズをリクルートすると、さっそく綿密な計画を練り始めるのだったが…。

 

公式サイト

AMERICAN ANIMALS        2018年    アメリカ  116min

5月17日〜より公開中〜

 

 

 

 

右、ウォーレン、ご本人。

右、スペンサーご本人。

実際に罪を犯した4名

左から二番目、監督。

 


映画 賭ケグルイ

2019-05-05 10:22:10 | 劇場&試写★6以上

 

 

主演の蛇喰夢子のコスプレ衣装まで購入してドラマ、TVアニメ(Netflix)とハマった「賭ケグルイ」映画版

キャストたち勢揃いの初日舞台挨拶にて鑑賞。ずっと公開楽しみにしておりました

こちら河本ほむら原作、尚村透作画で月刊「ガンガンJOKER」にて連載中の大ヒットコミック。

深夜のドラマは先日最終回だったシーズン2まで、Netflixで現在も観れる。(TVアニメの方も現在Netflixでその先まで視聴可能。)

本作映画版は一応、ドラマやアニメも知らない人でも入っていける完全オリジナルにはなっている。

けど、このめっちゃ濃いキャラたちを楽しむために、また、どんな人物たちがどう絡んでいたのか

わかった上で観るのといきなり観るのとでは、面白さが全く違うので

ぜひドラマを観てから映画版を観てほしい〜 とあえて先に言っておきます。 笑

 

 

キャストはもう、ドラマではおなじみの面々

蛇喰夢子=浜辺美波

浜辺美波ちゃんは絵に描いたような美少女で、映画版ではさらに原作近い色っぽさも身につけパワーup

 

鈴井涼太=高杉真宙

アニメ版より時にカッコいいところを見せつつ、絶叫したり、変顔全開!落ち着かないキャラが安定の真宙くん

 

 

早乙女芽亜里=森川葵

今回もうちょっと活躍見たかった気も。

 

生徒会長、桃喰綺羅莉=池田エライザ

実写大成功例。

 

生徒会役員、皇伊月(すめらぎいつき)=松田るか

 

生徒会役員、美化委員の生志摩妄(いきしまみだり)=柳美稀

などに加えて、

映画版のみに登場の新キャラたちが。

“非ギャンブル、不服従”を謳う白装束の集団「ヴィレッジ」という新勢力と、校内新聞の記者(この人必要か?)として、

宮沢氷魚、福原遥、元・乃木坂46の伊藤万理華、小野寺晃良。が登場。

 

 

 

7/10

 

映画版は映画版で面白かった〜ので満足だけど

新しいキャラが数名出てきたことで、従来のキャラの活躍やセリフが減ってるのは残念。

どうしても登場人物多いから仕方ないんだけどできれば次はドラマ、アニメ版と同じ主要キャラ

のみの構成で賭けが展開していく話が観たい。

一部、ドラマ見てない人でも大丈夫って言ってる人もいるみたいだけど

これはドラマのキャラクターの内容踏まえての面白さだと絶対思うので観る前にドラマを見ることをお勧め。

ドラマで犬猿だった早乙女と木渡のコンビがそれで今回最高と思えるわけだし、

これまで解説や夢子の後ろにいて叫んでた専門の唯一、フツーのキャラ、鈴井くんが

表舞台で今回賭けに挑戦する面白さとかが伝わるかと。

意外性のある結末へと迎えていくも、もうちょっと賭ケグルイならではの醍醐味である

賭けのシーンをいろいろ観たいという欲求が残るかな。

それでもドラマから続投のキャストたちの顔芸、対決も新たに見られるのが最高。

ドラマはシーズン2で一旦終了の形になっちゃってるけど、ぜひ続きを早くやってほしいなー。

 

 

 

 公式サイト 

映画 賭ケグルイ       2019年     日本   119min

2019年5月3日より、公開中〜

 

 

 

政財界有力者の子女が通っている私立百花王学園では、ギャンブルの勝敗によって生徒たちの階級が決められていた。ある日、蛇喰夢子という少女が転入してくる。学園を支配する生徒会は、リスクを負うことで至上の喜びを得るギャンブル狂の彼女を警戒し、腕に覚えのあるギャンブラーを刺客として送るが、ことごとく倒されてしまう。これまで描かれてきた夢子と学園を支配する生徒会との戦いを軸にしながら、“非ギャンブル・生徒会への不服従”を掲げる第3勢力「ヴィレッジ」が登場。夢子ともども排除しようと、生徒会は全生徒強制参加のギャンブルイベント「生徒代表氏名選挙」の開催を宣言。不参加者は即刻退学処分とする学園中を巻き込んだ、夢子vs生徒会vsヴィレッジの壮絶な三つ巴戦が幕を上げる——!

 




初日舞台挨拶は10秒のみ客席からの撮影OKでした〜 短 笑

みーんな可愛かった (あ、英勉監督以外)




町田くんの世界

2019-04-27 11:18:58 | 劇場&試写★6以上

 

 

「人が、人を好きになる時。好きになる瞬間」

誰もが経験する、そんなピュアな想い、気持ち、感覚。

 

予測不能の町田くんの行動にちょっぴり笑えて、暖かくなれる、これまで見たことのないマジカルな作品

 

映画「川の底からこんにちは「舟を編む」の石井裕也監督が、自身初となる漫画原作を映画化。

別冊マーガレットに連載され、第20回手塚治虫文化賞で新生賞を受賞した安藤ゆきの同名コミック「町田くんの世界」。

 

昔、別マは読んでたこともあったけど最近のは全然知らないので本作も知らなかったんだけど

弟、翔が今回 脚本で参加させていただいたので早速試写にて鑑賞。

 

今回、なんと主演の二人は1000人超えのオーディションから、演技経験ほぼゼロの超新人を起用

町田くんには、細田佳央太。猪原さんには関水渚。

 

新人二人が主演で、脇を固めるのは豪華キャスト

というのもこれまであまりないだけに、面白い。

 

誰がどんなキャラで登場かはあえてここでは伏せときますが 笑

岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子。

 

岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀さんに関しては町田くんの同級生ってことで

25歳オーバーの方々の一見コスプレのような?制服姿の高校生役も見所の一つ?

特に、前田あっちゃんは可愛いのに男っぽいキャラで冷めた口調が面白く個人的にお気に入りキャラ。

 

モテ男と付き合っている高畑充希さんのあざといぶりっ子キャラも面白い。

 

この方は学生ではないですが。↑

 

太賀さんて、中野英雄さんがお父さんだったのねー。いい味出してました

 

 

町田くんが何しろピュアすぎる(もちろん、良い意味)

 

8/10

 

 

年齢関係なく、人を好きになる。って、生きていれば、感情がある人なら経験すること

かくゆうわたしも、初恋を思い返せば小学一年生の頃にクラスメイトの男の子を好きになったのを覚えてるな〜。

恋愛モノって、当然かもだけどまず「恋を知ってる」状況で恋が始まり、、、ってパターンだけど

町田くんは、小学生か?ってほどめちゃくちゃピュア!!

「誰にでも優しく」て「好きになるという感情」をまだ知らなくて。

こんな子、今時いるのか?という感じではあるけれど、実際町田くんの行動が

あらゆる人に知らず知らずのうちに影響を与えていく。

 

「人嫌いな」女の子と、「人が大好きな」男の子が出会ったら。

 

人が人に与える影響というものは計り知れなくて、自分が気づかずにしていたことが

ある人にとっては勇気になり、希望になり、転換になり人生そのものを変えてしまうことは

日常何気に生きている中で、実はたくさん起きていることなのかもしれない。

 

後半のクライマックスでは、まさに予測のつかない展開で

ベタな笑いとまさかと言いたくなるところもあり 笑

「漫画か!」とか「チャウシンチー映画か!」と突っ込みたくもなるけど

実際、漫画(コミックの映画化)でした 

そこに片岡翔テイストというか、原作にはないファンタジー要素が入ってきて

あぁ翔らしいなという、ミラクルであったかな結末へと向かうのでした。

 

それにしても初めてこの作品の話、主演二人が演技経験なしの新人と聞いたときは

「え、石井監督作品で?なんで?大丈夫?」って心配だったのだけど、

むしろ二人の素朴さ、純真さが自然な演技になっていて特に猪原さん役、関水渚さんなんて

とても初めてとは思えない自然な高校生感がみずみずしくて良くって、新人起用が大正解と思えたし

逆に脇を固めるのが有名どころキャストというのも面白い。

人の気持ちになって考えることはあっても、いつでも他人が最優先で自分が後回しっていうのは、この今の世の中

あまり見られないことだと思う。

「優しさ」についても、「好きになる」という感覚、も思い出させてくれる貴重な作品

みなさま是非、大画面で

わたしも公開したらまた観に行こうっと。

 

 公式サイト

町田くんの世界      2019年  日本    120min

6月7日より、ロードショー

 

見た目も地味で、何も取り柄がなさそうに見える町田くんには、人を愛することにかけてズバ抜けた才能があった。困った人のことは絶対に見逃さず、接した人々の心を癒し、世界を変えてしまう不思議な力をもつ町田くん。しかし、そんな彼の前に現れた女の子・猪原さんは、これまでの人々とは違っていた。初めてのことに戸惑い、自分でも「わからない感情」が胸に渦巻く町田くんだったが、「わからないことから目を背けてはいけない」という父親の言葉を胸に、「わからない」の答えを求めていく。

 

 『町田くんの世界』本予告

 

 

 

 


ハロウィン(2018) /HALLOWEEN

2019-04-13 22:21:24 | 劇場&試写★6以上

 

なぜ4月公開なの〜?!

この映画、もろ舞台がハロウィン時期なんだから頑張って日本でも去年の10月に公開して欲しかった

ジョン・カーペンターの1978年の名作ホラー「ハロウィン」の正式な続編はあれからなんと40年後

 

ジョン・カーペンターは制作総指揮にまわり、「スモーキング・ハイ」「グランドジョー」のデヴィッド・ゴードン・グリーン。

制作にはジェイソン・ブラム。

 

今回、何と言っても最大の見所は、事件の唯一の生き残りローリーを演じたジェイミー・リー・カーティスが復活出演すること!

もうおばあさんです(笑)

捕まったブギーマンこと、マイケル・マイヤーズが檻から抜けて出てくるのを

今か今かと待ち受けて、独自の特訓をし家に地下室まで作ってスタンバッておりました。あれから40年。

出番だわ

 

呼んだ?

 

可愛い孫と、事件に取り憑かれてると思い突き放してた娘(ジュディ・グリア)も従えて。

どうせならブロンド(金髪)三世代にして欲しかった、どうしてお孫ちゃんだけブルネット(黒髪)なの

 

前作、監督ジョン・カーペンターが「容赦なく怖いものにしてくれ」とお願いしたとはいうけれど、、、、

怖さ、驚き、少なめ王道。やってることは想定内 

 

 

6/10

 

あらすじ的には、王道というか捻りなく 移送されるバスで運転手を襲い横転させてまた自由になった

マイケル・マイヤーズ。

折しも世間はハロウィンの時期。懐かしいあの音楽とともにハロウィンを舞台に

無差別に容赦なく殺しまくるマイケル・マイヤーズと、ローリーがついに対峙する

スプラッターなのでグロいの苦手な人はダメね、話的には怖いとはあまり思わないんだけどね〜。

随所、ツッコミどころありすぎ 警察ローリーの家族の家周りに待機してるでしょ普通とか

ローリーの孫ももちろん狙われ、ベビーシッターしてる友人とその彼氏がエッチなことしようとしてると殺されるのは

めっちゃ定番だけど、ベビーシッターしてた家の男の子(推定6歳)が

「そこにブギーマンがいたよ!」「クローゼットを見てきて(閉めてきて)」と言って

一度はいなかったものの出てきたときに「やっぱり!」って呑気すぎで笑えた。

追おうとする彼氏に、「助けに行くと殺されちゃうよ!」って その通りです 笑

 

ローリーも何十年も、戦うことを夢見て?想定して準備して射的とか練習してたけどなんせ

もうおばあちゃんでしかも一般庶民のおばあちゃんであって、

あの腕力ありすぎキチガイ殺人鬼にどうやったって勝てるわけないんだよ ナイフとか持ってもね。 笑

そこで予め仕掛けを作ってあった自宅の地下室を利用するわけだけど

本当にあれで死んだの?

というか、家ごと全部燃えちゃって火災保険かけてたのかな?とかいらん心配しちゃう。

簡単にはあんなにあっさり終わらせないでしょうからまた続くのかな。

だとしたら、それはそれで あんなに燃えてる中にいたのにどんだけ不死身かって突っ込んでやりましょう。

ファンにはまぁ満足できるレベルでよかった 笑

 

 

 2018年。2人のジャーナリストが40年前のハロウィンの夜に、殺人鬼マイケル・マイヤーズによって引き起こされた凄惨な事件の真相を追っていた。2人は事件の唯一の生存者であるローリー・ストロードへのインタビューを敢行するが、頑なな彼女から何も聞き出すことはできなかった。しかしローリーは、40年前のトラウマを抱えたまま、再びマイケルが姿を現わすと確信し、彼を迎え撃つ入念な準備をしていた。娘のカレンも孫娘のアリソンも、そんなローリーの警告に耳を貸そうとはしなかった。そして迎えたハロウィン前夜、精神病院に監禁されているはずのマイケルが再び街に解き放たれてしまうのだったが…

 

 

 

 公式サイト

 

HALLOWEEN       2018年    アメリカ    106min

4月12日より、公開中〜

 

プレミアにて。

一緒に写ろうとせず何気に後ろにいるのが怖!  

何気に真後ろに!! 


最後はカメラ目線か!