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イノセント・ガーデン /STOKER

2013-06-02 23:43:40 | 劇場&試写★6以上

 

 


ニコール・キッドマンにはスリラーがよく似合う。

 

オールド・ボーイ親切なクムジャさん」など世界的に評価の高い韓国を代表する映画監督、

パク・チャヌクのハリウッド・デビュー作となるミステリー。

製作には、トニー・スコットとリドリー・スコット。

 

実は名前は最初伏せられていたが

「プリズン・ブレイク」の主演俳優ウェントワース・ミラーが8年かけたオリジナル脚本。

18歳になったヒロインの前に消息不明だった叔父が突如現われたことをきっかけに、

彼女の周りで不可解な事件が次々と発生していく。

 

主演の少女インディアには「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ。

 

いつもと雰囲気違うのは黒髪ロングのせいか?

不幸せそうで満たされない感じの少女とオトナの間の微妙な心の揺れを見事に演じる。

 

母親役エヴィに、ニコール・キッドマン。

 

たった一人の娘と折り合いが悪い美しい妻。

ニコールだからこそのこの存在感はやっぱりさすが

 

亡くなった父親にダーモット・マローニー。

その弟で、話の中心人物であるチャーリー・ストーカーに「シングルマン」のマシュー・グード。

爽やか好青年に見えて実はという雰囲気うまい

 

そして叔母に、「世界にひとつのプレイブック」「アニマル・キングダム」のジャッキー・ウィーバー。

 

不思議な叔父の魅力に惹き付けられる母娘。なにげに三角関係。

 

 

触れてないのにエロティック。ピアノ連弾。

 

繊細で研ぎ澄まされた感覚を持つ少女、インディア・ストーカー。彼女が18歳になったその日、謎めいた鍵が届き、唯一の理解者だった父が交通事故で急死する。美しい母とは、何ひとつ分かり合えない。葬儀の日、長年行方不明だった叔父チャーリーが突然現れる。しばらく一緒に暮らすことになるが、その日からインディアの周りで次々と不可解な事件が起り始める....。 

 

 そりの合わない母。謎の叔父の出現。父親の不可解な死。

封印された忌まわしい過去の出来事。

 

 

6/10(60点)

 

 

期待してたけどまぁまぁ良かった

脚本的にはそんなに捻りがないしつっこみどころもあるけど、役者たちの素晴らしい存在感で魅せる

 

満たされない思いと、日々行き場のないフラストレーションを抱えていたインディア

 

前半わりと淡々として、あまり面白くならないなと思っていたら

徐々にじわじわと忍び寄る犯罪の影。

 周囲から人が消え、不吉な出来事が取り巻くが

それに気付いていながら、恐怖よりも興奮を覚えていくハンター気質。

 

さすがパクチャヌク監督作。

独特の世界観が確立されてる。

 

不思議な母娘の関係も惹き付けられる側面。

梳かしていた髪が、すすき野原とかぶっていく。

 

画(え)的にも面白い部分が多い。そこは監督のセンスの良さ

 

ネタバレあり感想

父親が死んですぐに現れ、そして何も悲しんでもいないその弟(叔父)。

そんな親族がいきなりきて一緒に住むことになった怪しいのは最初からひとり。

(または共犯で妻ニコール)

警察すぐ分かるダロとツッコミたくなる。

こっそり言おうとした叔母はあっさり殺され

おまけに殺した相手は次々と同じ場所に大きな目立つ石ごろごろ置いてるし!

クラスメイトを誘っておきながら、その気はなく逆に相手を興奮させておいて

無理やり犯そうとした男をあっさり殺す。

当然最後に会っているところを目撃されているインディアは疑われる。

後日警察が聞き込み調査で自宅へ。

どう考えたってあの時点でもう不審な叔父の存在とその口裏合わせでバレバレでしょ。

 

父の書斎の小箱の鍵。

開けると、父と叔父と、もう一人の弟の写真が切り抜いて入っていた。

幼い頃、末の弟を死なせたのは叔父だったのだ。

そして手紙の束。

全部インディア宛の、叔父からのもの。それも、全て精神病院からのものだった。

ラブレターともとれる、そして血はつながっている。

同じ家系で、同じこの血。繊細に感じ取る事の出来る。

ということで、叔父が愛していたのは兄嫁(ニコール)ではなく

インディアの方だった。それもストーカーという名字だけどストーカー行為並みに

執拗に会いたいと願う、危険な想い。

 

自分じゃなく、目的(好き)は娘だった、とわかったときのニコール、素晴らしい。

主演じゃなかったけれど、本作はニコールだからこそでこの雰囲気になった。

あともちろん、(あまり好きな女優じゃないけど)ミアワシコウスカの雰囲気も。

時間は1時間半とちょうどいい。

驚愕のとか、びっくりするような展開ではないけど

普通にサスペンススリラーとして楽しめる作品として

 

とくにニコールファンは必見です。

 

というわけで、トムちんの「オブリビオン」VSニコールの「イノセント・ガーデン」

たまたま元夫婦同じ日の日本公開日で同じ日鑑賞だったけど、ニコールに軍配

 公式サイト

STOKER           2013年     アメリカ   99min

 5月31日より、公開中~

 

 

↑ニコール身長高いけど、並ぶと子どもみたいなミア。

 

6月の映画リストもやるよ

 

 

 

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