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ヘイトフル・エイト/THE HATEFUL EIGHT

2016-03-01 01:04:00 | 劇場&試写★6以上

 

 

やっときました今年のわたしの一番のお楽しみ、タランティーノ最新作

 

アカデミー賞にて、助演女優賞、作曲賞、撮影賞ノミネート

 

仕事帰りに夜中に終わる最終にて無事初日に鑑賞してきた

 

ハイ、今回も、期待裏ぎりません

 

 

舞台は南北戦争から約10年後、雪の降るワイオミング。

賞金稼ぎのジョン・ルースと女囚人のデイジー・ドメルグを乗せた馬車は、デイジーを処刑するためにレッドロックという町に向かっていた。

その道中、連邦軍兵士上がりの悪名高き賞金稼ぎのマーキス・ウォーレンと、

町の新しい保安官だと言う南軍の裏切り者のクリス・マニックスに出会い、馬車は4人を乗せて走り出す。

吹雪にあい、馬車は避難の為ミニーの店に向かいます。

ミニーの店に到着すると、女店主ミニーはいない。

留守番のボブとレッドロックの絞首刑執行人オズワルド・モブレー、

南軍将軍サンフォード・スミサーズ、カウボーイのジョー・ゲージの4人がいた。

吹雪が激しさを増す中、ロッジに集まった訳アリの8人の男女。

偶然集まったように見えた8人の過去がつながりはじめ、予想もできないようなことが起こりはじめる、、、!

 

キャスト

1. マーキス・ウォーレン  サミュエル・Lジャクソン

元騎兵隊の悪名高き賞金稼ぎ(バウンティハンター)

 

2.ジョン・ルース カート・ラッセル。

絞首刑にさせるのがお得意の賞金稼ぎ。

 

 

3.サンディ・スミザーズ  ブルース・ダーン。

南軍の元将軍。

 

 

4.クリス・マニックス  ウォルトン・ゴギンズ。

自称、レッドロックの新任保安官。

 

 

5.ボブ  デミアン・ビチル。

店番を頼まれたメキシコ人。

 

 

6.オズワルド・モブレー ティム・ロス。

絞首刑執行人。

 

 

7.ジョー・ゲージ   マイケル・マドセン。

母親とクリスマスを過ごす予定のカウボーイ。

 

 

8.デイジー・ドメルグ、別名「囚人」  ジェニファー・ジェイソンリー。

手錠をはめられた賞金首の女。

 

 

そして、、、、

「キルビル」でユマのスタントやってからタラ作品にはほぼ毎回顔出す、ゾーイ・ベルや

チャニング・テイタムも。(役柄は観てのお楽しみ♪ または、ネタバレありレビューの中で)


 

 

監督&脚本 タランティーノ。

キルビルに続いて、日本の種田陽平氏が美術監督を務めた。

 

 

またタラ好みの西部劇??って思いきや、西部風あまり感じないので

西部劇苦手な方もぜひどーぞ、の

タランティーノ初の、本格密室劇

 

 9/10(92点)

 

 

今年のN0.1 今のところ。

予告編で、ジェニファー・ジェイソン・リーが皆の前で紹介されて

絞首刑になるって言われて手を挙げながら舌をダラっと出すシーンでもう「これは期待できる♡」と確信した

ジェニファー・ジェイソン・リーはお得意の仏頂面で、紅一点だけど女として扱われない賞金首。

その女をかけて、まわりに居合わせた男たち。

生きたままでも死体でもいいから差し出せば、大金が手に入るというから

誰がソレを狙って、撃ち合い始めてもおかしくない状況。

 

降りしきる雪の中、馬車は走り抜ける。二人の賞金稼ぎと賞金首を乗せて。

はじめ20分ほど。タラお得意の、長い会話が続く続く。

ミニーの紳士用品店に着いた時に、残りの濃いメンバーたちが待ち受けている。

身元の知れないヤツと1日こもるのは安心できねぇということで、

銃を回収しながら、自己紹介を一人一人にさせるサミュエル。(←おまえ何様だ)

観客は、少しづつ明らかになるメンバーの素性を知っていく楽しさ。

 

今日、オスカー受賞した タラが大好きなエンリオ・モリコーネの曲がまた、いいね~。

欠かさずタラ映画のサントラは映画観る前に購入してるんだけど今回も前日購入。

素晴らしい楽曲たちが映画をまた盛り上げてくれる。

 

コーヒーがまずいというので入れ直すヤツがいたり、

同じ戦場にいた二人の雰囲気が険悪になり、一つの過去の話を語りだすヤツがいたり。

そのシーンで一人淡々と、きよしこの夜をピアノで弾いてるヤツがいたり。

皆で暖をとりながら、シチューを飲んだり。(例になく、タラ映画の食べ物、飲み物はめちゃくちゃ美味しそうなのだこれがまた)

入れ直されたコーヒーに誰かが毒を入れ、それを口にしたヤツが死に。

 

嘘つきは誰だ

それとも、全員が嘘をついてるのか?

 

毒入りコーヒー事件後、サミュエルの予測とともに犯人が絞られて行く

目的は女の首(賞金)狙いかはたまた。

 

ジェイソンリー演じるデイジーがアコギの弾き語りをするシーンも良かった。

もうすぐ死ぬかもしれない身なのにやってることがいちいち余裕あるし、

キモ座ってて、おちゃめ。そして悪態つくから殴られたりしてどんどん血だらけになってくる。

この人には生きててもらわなきゃと思わせちゃう。

ジェニファー、いい仕事しました☆助演女優賞逃して残念だけどノミニーだけでも素晴らしい快挙。

 

毒入りコーヒー飲んで、どばどば血を吐き出すのがいかにもタラの演出。笑っちゃった。

顔ごと吹き飛ばしたり。おもちゃっぽく遊びでグロいのもタラの得意分野。

 

最初にやったシーンをまた違う角度から。

今度は先にミニーの紳士用品店に着いてたメンバーの様子から始まるところでもう

かなりワクワク♪

コレとコレがグルだったとか 

読めない展開が待ち受けていて、少しづつ明らかになっていく真実とその目的

 

下から弾飛んで来たときは、出た~!って感じ。

チャニングでてくることは、最初のタイトルロールに出てたし公開決まったときに知って、

えっ?と思ったけどその後8人のメンバーの中に含まれてなかったから

最終的にダメになったんだろうと思ってたから、登場したときの嬉しさったら。

あとタラお気に入りのおなじみ、ゾーイ・ベルが出て来たのも嬉しい♡

 

疲れもあったけど、全く眠くもならずに引込まれた168分間

いつものように会話が長い けど無駄はない。

 

今回面白かったアイテムは、リンカーンの手紙

リンカーン大統領は実際に多くの国民に宛て、手紙を送っていたそうで。

サミュエルが、その手紙を持ち歩いていたある理由が劇中で明かされるんだけどその理由がまた、

黒人ゆえのもので、それが現代アメリカ社会の状況を反映するものとも言えて面白い。

 

「The Hateful Eight」のタイトルは

日本映画好きタラが「荒野の七人」”The Magnificent Seven”を意識したものとなっていて、

タランティーノ映画の第8作目にもひっかけてます。

ヘイトフルって嫌われって意味もあるけど、「悪党8人」みたいな感じね。

 

ちなみにタラが、ヘイトフル・エイトを観る前に観てくれ!と自ら言ってる映画は

『遊星からの物体X』『ワイルドバンチ』『オリエント急行殺人事件』『太陽の中の対決』『カーツーム』

 知らずに観るもよし、全部それらをチェックしてから観るもよし

 

遊星からの物体X(←面白いのでおすすめ)チックな感じは確かにあった。

あとタラのデビュー作、「レザボアドッグス」が過去のタラ作品だと一番近いかな?

 

語りだすと止まらないタラ映画。 笑

とにかく、タランティーノ作品は観るほどに味が出るスルメのような映画なので

本作もまだ何度も観ていきたいな~。とりあえず近々また映画館いこ♪

次回も面白い映画、頼むよタラちゃん(ずいぶんオデコ広くなったな)

そういえば、本作では本人出てこなかったな?ナレーションだけかな。

 

映画『ヘイトフル・エイト』最新予告映像

 

あ、それと大好きなティム・ロスは今回ほんとヴァルツさんみたいな感じで

言い回しや雰囲気もそっくりで映画詳しくない人が観たらまた間違えられそう。

(左 ヴァルツさん、右 ティム)

双生児役か兄弟かなんかの役設定で次回お願いしますほんとに。

 

あと言いたい事としては、日本のポスターがダサすぎ。

これに決定した配給、GAGAのセンス疑うわ。(トップの画像)

 

 

海外版ポスター、適当に数枚載せときます♡

コレ、うける~ 

公式サイト 

 THE HATEFUL EIGHT      2015年     アメリカ     168min

2月27日より、公開中~

 

 

プレミアにて。

 

 


 

楽しそ

 

こちらはコミコンにて。