我想一個人映画美的blog

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ゲット・アウト/GET OUT

2017-11-02 13:01:58 | 劇場&試写★6以上

 

追記2018年第90回アカデミー賞で、脚本賞受賞

おめでとう

 

10月公開でめっちゃ楽しみだったこちら、日本でも大きな劇場公開で嬉しい

00年代ホラーの代表するプロデューサー、ジェイソン・ブラムが手がけた全米大ヒットの話題作

気持ち悪いとかではなく、怖いのレベルは低く、不気味さを楽しむホラー

 

監督&脚本は「キアヌ」(2016)に出演し、脚本も手がけたジョーダン・ピール。

この方、二足のわらじ。コメディアンデュオ、Key&Peeleのうちの一人。

ジョーダンではなく、猫のキアヌの声をキアヌ・リーブスが務めて話題になった。笑(日本では未公開)

 

 

主演はこのカップル。若手フォトグラファー、クリス&ローズ。

キックアス ジャスティスフォーエバー」などに出演ダニエル・カルーヤとTVドラマ出身のアリソン・ウィリアムズ。

 

ローズの父と母。

ブラッドリー・ウィッドフォードとキャサリン・キーナー。

不気味な夫婦。キャサリン・キーナー出てたとは。結構太っていい感じ。

 

もうこういう役が板につきまくり、反抗的なヤツ。ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。

ラスト・エクソシズム」、「アンチヴァイラル」が印象的なケイレブ。

まだ観てないけどトムちんの新作「バリー・シール」にも出てたのね。

 

クリスの悪友にリルレル・ハウリー。

 

グローリー 明日への行進」などのレイキース・スタンフィールド。

 

 

付き合って4、5か月。

黒人の僕が、彼女の両親の家に招かれた。親友はやめろって言ったけど仕方ない。

そこで待っていたものは。

 

彼女のママ。催眠術でタバコを見ると吐き気が出るほどになって

禁煙に即効果アリらしい。 

ふらふら夜中歩いたら見つかって勝手にやられたし

 

医学生の弟は初めから失礼で攻撃的。

 

ノーノーノーノー 家政婦は笑いながら泣いてる

不気味すぎ

 

 

庭師は夜中に突進してくる

こわ

 

 

彼女の爺さんの命日の集いで集まった中には

え、これ夫婦かい。せめて息子じゃないのか

 

脳外科のパパさんもやたらオバマ押しだしなんなんだこれ


 

 

味方はおいらの彼女だけか

怪しい催眠術怖すぎ

どーん

 

 

 

怪しけな家族、そして使用人。言動がおかしいファミリーの知人たち。

そこら中感じる不穏な空気。

一体、ここは何なのか?

異様な空気感で迎えるその目的とは、、、、

 

ホラー苦手な怖がりさんには恐怖を体験するというより、不気味で完璧な面白さを堪能して欲しい

 

 

8/10(86点)

 

 

いや〜期待はしてたけどそれ以上に面白かったかな!

ホラーとしての怖さは足りないけど、個人的にこういうテイスト大好きなので、今年のベストに食い込むかも。

監督がコメディアン出身ということもあって、ブラックジョーク的面白さも含み

笑えるとこもあるし、シリアスに不気味な空気がたまらない。

あまりホラー見ない人には読めないと思うけど、

わたしが大好きな映画と漫画二つの作品に似てるとこがあって

もしやと思ったらオチはズバリそれだったんだけど、それでもかなり楽しめた

 

 

ここからネタバレあり

 

これは

マルコヴィッチの穴+楳図かずお「洗礼」だ〜

 

 大好きな二つの作品、「マルコヴィッチの穴」は、誰かの中に入ることで永遠の命を存続し続けるという話。

「洗礼」は、女優の母親が老いを恐れて、娘の身体を引き換えに娘の脳と自分の脳を手術によって入れ替える話。

椅子に縛られて変な宗教ビデオ見せられるとこもそっくり あと、キャサリン・キーナーも出てる 笑

もちろん、監督は洗礼の方は読んでないかもだけど。笑

父親が脳外科というところと、怪しい集団で何かの宗教系というのが読める。

 

オチどうこうというよりも

とにかく不気味さの演出が巧いし、なんとなく可愛いってより憎らしい感じの彼女まで加担していたというのが

読めなかった分そこも面白かったな。

黒人が白人の憧れで、身体能力も高く、(白人の考える)白人の優れた脳に、黒人の視力の良さや

身体能力、生き抜く力を合わせれば無敵という単純な構図から

コーヒーにスプーンぐるぐるで催眠術かけちゃう母親と、脳外科医の父親、

そして体格のいい優れた体力の黒人を娘が騙して付き合った挙句実家に連れてきて餌食にする。

弟が力任せに襲って誘拐する場合もあり、冒頭のは弟。(見終えたあと、カップルが最初のは何なのとか言ってたけど)

それを仲間たちにビンゴのオークションをかけ、高額の人がその人物を買い 手術する。

 

評論家のレビューではこの映画で差別を描く社会派ホラーとか言ってるのも見かけたけど

まぁそこまでではなくても、監督も黒人さんだから未だに残る、そういったところも

ちょっとシニカルに訴えているのかな。

白人が「今は黒人の時代。」みたいな台詞も面白い。

 

わたしが観た新宿の劇場ではなぜか95%くらいだった 笑

ゲイの男の子や、男の子同士のカップル?も多くて 家でワイワイ楽しみながら観るのも良しだけど

こういうのをちゃんとシネコンで日本でもやってくれて感謝。

怖いの嫌いな人でも絶対楽しめる作品なので是非劇場で

 

 

 

ニューヨークに暮らす黒人青年のカメラマン、クリス・ワシントン。白人の恋人ローズ・アーミテージから実家に招待されるが、彼女の両親は娘の恋人が黒人であることをまだ知らず不安を隠せない。しかし、いざアーミテージ家に着いてみると、まったく心配ないというローズの言葉通り、家族みんなクリスを温かく歓迎してくれた。それでも、使用人として働いている黒人の姿に妙な胸騒ぎを覚えてしまうクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティが開かれ、多くの招待客が集まる中、白人ばかりに囲まれ居心地の悪さを感じるクリスだったが…。

 

 

公式サイト

GET OUT      2017年    アメリカ    104min




右、監督。