イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

季節に合わせて衣替え、カエルの花が散り葉が茂るレゴの盆栽と去年の晩秋の遺物

2024年04月23日 08時07分17秒 | 英国の木々と草花

以前のレゴの記事、ご記憶でしょうか。

2月の終わりに華やかに咲きそろった英国のサクラの話題でご紹介した、ピンクのカエルが群生する、レゴのサクラのボンサイ(盆栽)を...

 

初夏の葉ザクラに衣替えしました。(となりの黄色いカボチャは昨年10月のハロウィーンの窓辺のディスプレイのためにスーパーマーケットで買って、そのままずっ....と居座っています。今さら食べてもまずそうですし腐って形が崩れる直前まで取っておくつもりです)

 

先週の復刊お知らせの記事に載せ忘れた、(いまだに散らない...)八重咲の夜サクラの写真です。

 

2月のサクラと、群れなすカエルが花さかりのサクラのボンサイをご覧ください。リンクを貼りました☟

サクラ咲く春の訪れ(の前兆)とボンサイを彩るピンクのカエル

 

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古木の主張!住人のセンスとお茶目さが光る緑の住宅番号

2023年10月27日 06時51分02秒 | 英国の木々と草花

閑静な高級住宅地の中にある古い住宅です。

2軒の家が壁を接して一棟におさまるこの形式の住宅をセミ・デタッチト semi-detached といいます...いや、そんなことはどうでもいい。

前庭のちょっとジャマそうな場所に堂々と生えている古木、Yew tree の幹にすね毛のように生い茂る葉を刈り込んで数字の「54」が形作られています。

今まで、気が付かなかった~。この家の番号です。集合住宅以外の、英国のほとんどの住宅には番号がついています。

この家の住所は「54、 〇〇 Lane South 」。お茶目です!

yew tree は、日本語で「西洋イチイ」だそうです。英国でよく見かける常緑樹です。幹の部分がたくさんの筋に分かれ、まんなかから分かれたり、また上のほうでくっついたりと造形的にとても興味深い古い巨木も見たことがあります。

英国では、日本の園芸アート「ボンサーイ(盆栽)」にもよく使われます。

秋、冬に赤い可愛らしい実をつけます。(同じ通りの別の家の庭木の写真です)

この実には毒があるそうです!今、知りました。

 

常緑樹に赤い実、と言えばクリスマスの彩りです。

ホリー holly(ヒイラギ)のほうがクリスマスの飾りとして知られていますよね。ユウのとなりがホリーです。

 

となりどうしでそれぞれ、生垣とよく育った庭木のホリーのある住宅2軒を見つけました。

 

同じ通りの、住宅と住宅の間にある小道のビーチ beech の紅葉が美しかったので写真に撮りました。

この小道の先には高級な老人ホームがあります。

この住宅街が開発されてから、(たぶん、住宅の様式から)120年ぐらいたつのではないかと推測できます。同じ時期に植えられたはずの樹木の樹齢も同じぐらいでしょう。1930年代の住宅も混在しています。

前回の記事と同じ通りです。

紅葉と晴れた日の日没が美しい秋がいつの間にか来ていました。

 

 

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1本の木に別の花2種類が咲くナゾのフージョンツリー、若木を発見!家のそば(他、嘘つき首相の謝罪)

2022年04月20日 04時19分18秒 | 英国の木々と草花

私の家がある短い通りを出てすぐぶつかる、広い並木道に最近(パンデミックのさなか)植樹された、新しい花木です。

先週よその家の前庭に植えられた樹齢90年ちかい(?)ナゾの大木について大さわぎした記事のリンクです☟

今日は何の日?;グッド・フライデー、写真は無関係な2種類の花が咲くナゾの樹木、とにかくきれい

植樹されてたぶん2年目と思われるこの若い木に今年初めて花が咲きました。

実は上の記事の写真を撮った時、同じ種類の木がうちのこんなに近くにも育っているなんて気がつかなかったのです。

そう同じ!まだ細い直立した幹からは濃いピンクの「ボタンザクラ」風が華やかに咲く枝と、ナシかリンゴの花のような白い花が清楚に咲く枝がどっちもわかりやすく伸びています!

どちらもサクラの一種のように思えます。

先週見つけた老木が特殊なわけではないようです。

 

どうやら、こういう種類の木だったようですね!

さて、なんという木でしょうか(調べる方法がわかりません)

...この若い木に接ぎ木をしたようにも見えません。

日本では公共の場所に植えられている樹木にはたいてい名前が書かれた札が取り付けられていますよね、漢字とカタカナとラテン語表記で。

あれは便利です。俳句を詠む人にも植物学に興味がある人にも、園芸好きな人にもとても役立つ情報です。

これが何という種類の花木か知りたくてグーグル検索してみました。

英語版では「接ぎ木じゃないか」と一般の人がこたえていましたがちょっと納得できません。日本語版では答えが書かれているらしいYahooサイトは現在英国在住者が利用することができなくなっているので開けません。

 

この通りに限らず、ここ数年の間、私の家の周りの住宅街の歩道わきには次々と花木が植樹されています。

下の写真は、うちの通りを出たすぐの場所の、毎年花が咲くこの季節が本当に楽しみな私のお気に入りの木です。

さて...イースターの連休明けの国会でボリス・嘘つき・恥知らず・規則破りジョンソン首相が謝罪して、さらに与野党から(そう、身内の保守党からも!)追及され、辞任要求を突き付けられるお楽しみ国会中継を満喫しました。

辞める気がなさそうです。

オンラインで探し回って読んだ日本の報道はどれも物足りなく(最新情報が読めるのはBBCの日本語版ぐらいではないでしょうか)、事の重大性をあまり理解していない日本人も多いのではないかと思います。

「ウクライナ戦争で全世界が大変なことになっているのに現首相をやめさせて後継者探しなんかしている時か!?」 「去年、一昨年の話を今頃蒸し返して追及する意味はあるのか!?」 「謝って反省しているのに議会でのあの追及の容赦ない言葉はかんじ悪くははないか...?」 と思った方もいるでしょう。

「嘘つき」「バカ」発言をして議長に注意された議員もいました。

民主主義を体現する国会で、嘘つきボリスはまず「パーティなんかやっていない」発言。以後、多数回にわたりやっていたことがバレると、「自分は出席していない、知らなかった」、出席していたり、自宅(公邸)を会場として使わせていたことがバレると「仕事の集まりだった/違法ではない、違法だとは思わなかった、誰も指摘してくれなかった」と、ナサケナイ場当たり的なバレバレ嘘つき発言を繰り返してきました。

国会で首相が保身のための大ウソをつく!

先週ついに警察に違法性を摘発され、刑事罰(罰金)を喰らって、連休明けの昨日はじめて謝罪。

自分(たち)が作った法律に違反していることを警察に摘発されるまでわからなかったほど頭が悪い人に先進国のリーダー的な国家の首脳をやらせていてもいいのか、(首相バカ説)良くない!

もちろん違反しているとわからなかったはずなんて絶対ありません。

違法だとわかって(軽)犯罪行為をやっていたとすれば確信犯的な(小)悪党ということですし、「自分たちは特別だ」あるいは「バレなきゃいい、バレないはず」という傲慢な気持ちがあったことがまるわかりです。そうならばもちろん「違反してるって知らなかった」発言は国会の答弁で真っ赤な大ウソをついたということになります。

「首相バカ説」よりこっちのほうがずっとタチが悪いのは言うまでもありません。

厳しいロックダウン中に愛する人の死に目に会えなかった、お葬式も出せなかった...という一般国民の、首相と周辺が同じ時期にパーティや飲み会を繰り返していたことに対する憤りはすさまじいのですが、感情論より国会でウソをつき続けたということに問題がシフトしてきています。

ボリスが独裁国家の最高権力者みたいに首相の座にしがみつくのを許すわけにはいきません。英国は民主主義国家ですから!

法的な手続きを取って引きずりおろされる前に辞任した方が見栄えがいいのに...。

 

 

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花尽くし、ふたたび。重たげに丸く花をつける華美なサクラと退屈に過ごしたイースターの4連休(まだ続く)

2022年04月18日 06時31分13秒 | 英国の木々と草花

昨日は、英国民にとってクリスマスの次に重要な祝祭日、イースターでした。

もしかしたら、信仰のあるキリスト教徒にとってはクリスマスよりもっと信仰上、重要な意義のある日だったのかもしれません。

キリストの予言された最も重大な奇跡(復活!)が実現したのを世界に示す日なのですから。

今日は、ただの「イースターの翌日」です。それでも法定休日、イースター・バンクホリデー・マンデ― Easter Bank Holiday Mondy です。

さて、今日の写真は、今英国中どこに行っても目に入る花盛りの「ボタンザクラ」というのか?...濃いピンクのくす玉のように丸くかたまったサクラの花がぼったぼったと目の前にぶら下がる花木です。

家の近所で先週金曜日と土曜日に撮影しました。

華美で風景がパッと華やぎます。

でも日本で喜ばれる、はかなげで凛としたサクラの美しさには欠けるかもしれませんね。

今後、2~3週間の間は枯れもせずにゆっさゆっさ重そうに揺れ続けます。日本のサクラのようにはらはらと美しく散るわけでもなく、くす玉の形を維持したまま、少しずつ黒ずんで潔くない枯れ方で花の命を終えるのです。

 

さて、イースターですが、信者でもないわが家では何もしません。

 

お客もなく、大学の寮に住んでいる(毎週末帰省している)娘が来たらラム(コヒツジ)のローストでもしようと思っていたのですが忙しいらしく来られませんでした。

夫はベジタリアンです。イースターのローストを私一人のために用意するのも張り合いがなく、普通どおりのサカナのムニエルと日本のご飯で夕食を食べました。

午後、テレビでチャールストン・ヘストン主演の「十戒」をやっていたので見ることにしました!

有名なこの古典映画を見たことがそういえばなかったような...! ダラダラと長い「十戒」を見る!何と素晴らしいイースターの過ごし方でしょう?!

せりふ回しも音楽も大仰で、超大作なわりには背景が「書割り」風なのがまるわかりでショボかったりで失笑してしまい「いや、集中して見ていればそのうち目が離せなくなるほど熱中できるはずだ」と思って頑張ったのですが、集中が続かず、途中で洗濯物をたたむなど家事をしながら見てしまいそのうち話がよくわからなくなりました。結局エジプト脱出までもたず、みるのをやめました。

この年代(1950~60年代)に制作されたハリウッドの時代ものってみんなこんな感じでしたっけ?ずいぶん前に見た「ベン・ハー」や「スパルタクス」なんかは楽しめたのですが。

無神論者の夫がいやがるローマ法王恒例の祝福もききました。

 

編み物をしていたのですが、週末に毛糸を使い果たしました。オンラインで注文したくてもイースターの4連休で誰も対応してくれません。

夫の持病の常備薬2種類を薬局や診療所の重なる手違いで連休前に手に入れることができませんでした。連休中はどうにもならず、命にかかわる大事にはなってはいませんが、不安です。

今日は話題の映画を見にマンチェスターに行きたかったのですが、イースター連休期間は電車の運行が不規則なので取りやめにします。

首相、ボリス・嘘つきジョンソンはじめ、保守党取り巻き連や政府官僚が厳格なロックダウン中に無軌道な飲み会やパーティを繰り返す、という悪質な規則違反をしていたことが年末ごろから激しい追及の的になっています。

いったんは警察ほか担当機関による事実確認や違法性の重篤さの捜査が進む間は野党からの追及をかわすことが可能だった首相とその一味です。

そしてロシアによるウクライナ侵攻という世界にとっての一大事に英国の議会はそれどころじゃなくなり、嘘つきジョンソンとその一味はやれやれ...とホッとしていたであろうその時に...

とつぜん完結した警察の違法性審査!

英国政治史上初の現職首相の違法行為が確定!警察沙汰になって罰金刑ですが複数件の刑事罰が適応されました!

それでも辞めないボリス・開き直りジョンソン首相とその一味!

国会はイースターの4連休で閉鎖中、辞任要求もストップしちゃっています。

やめさせなきゃ!

金、土、日、月の4連休が明日、明けるのが待ちきれません。

 

 

 

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今日は何の日?;グッド・フライデー、写真は無関係な2種類の花が咲くナゾの樹木、とにかくきれい

2022年04月15日 07時38分12秒 | 英国の木々と草花

今日は英国の祝日 bank holiday、グッド・フライデー Good Friday です。

金曜日、土曜日(何の日でもない、ただの週末の土曜日です)、日曜日(イースター・サンデー Easter Sunday )、そして月曜日(イースター・バンクホリデー・マンデー Easter bank Holiday Monday )と、4連休の週末の始まりの日です。

グッド・フライデーを日本風に「祝」日とよぶのは不謹慎かもしれません。

キリスト教徒にとってはキリストが十字架にかけられて処刑されたまがまがしい日ということになっているのですから。

 

それをなぜ、グッド(良い)・フライデーとよぶのか...と思う人は英国にもたくさんいるようです。「God (神の)Friday がなまってGood になった」というわかりやすい説明が特に子供たち用に好まれているようです。正しくは、イースターを正式に祝うようになった中世の頃、good には「聖なる」という意味があったから...だそうです。

...これ、毎年グッド・フライデーの日の新聞各紙に載っているようですよ。知らない人に教えてあげてちょっと得意になれる類のウンチクですね。

そもそもキリストがいつ処刑されたのか正式な記録はないそうですね。金曜日に処刑されて、3日目(2日後)の日曜日に復活(蘇生)したと言われているだけで。

 

春分の日 the Spring Equinox (夜と日中の長さが同じの日、今年は3月20日でした)後の最初の満月の後の最初の日曜日がイースター・サンデーということになっています...「移動祝日」ですね。

まあ、キリスト教徒ではない大部分の英国民にとってキリストの復活の話はけっこうどうでもいいことです。春の訪れを祝う日と軽く認識して気楽にお祭り気分を味わっていいはずです。

信仰はなくてもキリストにまつわる逸話は伝統として敬意をもって受け入れている、特に年配の人は多いと思います。

また、もともとイースターも、クリスマスやセイント・バレンタインズ・デー、母の日と同様ヨーロッパを数世紀にわたって支配していた古代ローマ帝国が持ち込んだお祭りが発祥です。

支配国でも人気があってすっかり定着していた多神教のお祭りをキリスト教に応用した祭日だということですから。

 

さて、一連の写真は一体何かというと...!

よそのお宅前庭に植えられた、おそらく樹齢90年近くの花木です。

...見まちがいいではありませんよね、そこらじゅうで今が盛りのヤエザクラのような濃いピンク色の重たそうな花と、ナシの花のようなスッキリ可憐な白い花が同じ木に咲いているのです。

 

となりの木の枝が重なり合っているのかな、とよくよく見てみたのですが、やっぱり白い花をつけた細目の枝もたしかにこの木の幹から出ているように見えます。

どういうことでしょう?

二つの木の幹がずいぶん昔にくっついてフージョンしちゃったとか?

1930年代に開発された住宅地です。大きな庭木のほとんどは住宅が建設されたのと同じ時期に植樹されているはずです。

 

天気がよかった昨日のうちの庭です。

夫とネコのティブが春の陽気を楽しんでいます。

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花尽くし、住宅の前庭で道路の脇で今花盛りの木に咲くサクラのようなピンクの花とその他の花

2022年03月26日 07時15分55秒 | 英国の木々と草花

もうすっかり初夏の気候です。昨日の気温は日中19℃ 前後、半袖、ショーツ(半ズボン)姿の人がいっぱいでした。

イースターもまだなのに!!

日本のサクラはまだ開花前ですよね、こちらでは2月末から花開いている先発隊が盛りを過ぎて葉をつけ始めた今、たぶん違う種類の後発隊の開花真っ盛りです。

えっと...(まだ言っている)これ、サクラじゃありませんよね、似てるけど。

とにかくやさしいピンクの花をつける立木です。

この木の下に立つと耳鳴りでもしているかのようなウィィィィィィン...という音が四方八方から聞こえてきました。

花の花粉を集めるハチが無数に飛び回っている羽音でした。

英語ではbzzzzzzzzz というようですが私の耳には「ウ」で始まる振動音にしか聞こえません。

 

 

 

脇腹からもカワイイ花が顔を出しています。

以下、サクラもどきも含めて昨日、うちの近所の同じ通りで撮りました。

 

インテリアやテキスタイル用語でクリーム色のことをマグノーリア(モクレン)といいますが...

マグノーリアの下のほうはピンクですね、よく見たら。

 

 

後発隊と書きましたが、日本のヤエザクラに似たゴロゴロ団子状になって重たげに華やかに花びらを重ねる濃い色のサクラ(?)が4月5月に花をつけ、夏まで居座ることを忘れていました。

現行の花盛りは「中盤」とでもいうべきでした。

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開花が早い!英国のサクラ、いえ、たぶんサクラではなさそうなそれでも美しいピンクの花が今さかり

2022年03月10日 07時37分41秒 | 英国の木々と草花

2月の半ば頃から咲き始めている「サクラ(?)」の花。

ちょうど今ごろ、花盛りです。

そろそろ、赤紫色の小さな葉がつき始めた、ちょっぴり盛りすぎも混在です。

 

さて、例の...

私の家のある短い通りを出てすぐの場所にある、2月22日、ストーム・フランクリンという名前の暴風で半倒壊した「サクラ(?)」の木です。

その時の記事のリンクです☟

じじ臭い名前の暴風3兄弟一過、かろうじて倒壊はまぬがれたサクラの木

写真を撮って、その翌日の記事にしたこの木はその日のうちに伐られちゃいました。

いたましや。

たしかに暴風もう一吹きで、あるいはちょっとした何かの衝撃でドッスンと倒壊しかねませんものね、転ばぬ先の杖、危険対策のさすが行動が早い市の仕事でしょう。

反対側の角には住宅の前庭に植えられたサクラ(と、いうことにしておきます)が開花していました。

葉もすでにちらほら出始めています。

たぶんサクラではないのでしょうね。

向かいの無残な切り株「サクラ」はもうちょっと濃い色の花弁だったように思います。

 

昨日、近所の商店街に買い物に行った途中に撮ったサクラのような木に咲く花の数々です。

 

1930年代に開発された宅地造成エリアです。

比較的広めの前庭に植えられたこれら「サクラ」を含めた立派な木々の樹齢は90年近いものがほとんどでしょう。

ちょっと横道に入ったこの☟アパートメントは1960年代の建築物ですが...

 

 

白とピンクの同じような花が咲く2本の木が並んでいました。

日本のサクラは4月に入って(地域ごとに)ほぼ同時期にぱあっといっせいに開花して、あっという間に散りますね。

はらはらと儚げに美しく。一過性の美の象徴のようにいわれているのが日本のサクラです。

いっぽう英国のサクラは、2月の終わりごろからそれこそ5月の終わりごろまでダラダラ長い期間咲き続けます。

4月をすぎて花を開くものはたいてい色が濃く、ボタボタ多重の、日本でいう「八重ザクラ」のような種類です。

ボタボタ多重の種類はながいこと枝についたまま雨に打たれてみっともなく黒ずんで、やはりボタボタ下に落ち、クルマや人に踏まれて無残につぶれていくところがイヤでも目につきます。(潔くないのです)

 

 

一本の木の開花時期は2~3週間ぐらいでしょうか、種類によって違います。

やっぱり上の写真の白っぽい、あるいは濃いピンクの花はどれもサクラではないようですね。

サクラより花びらが小さいですし、第一日本のサクラの特徴であるブタのひづめの足あとのような先っちょの割れた花びらは見当たりません。

食べられない黒いサクランボがゴロンゴロンなり下がる濃いピンクの花の咲く、絶対にサクラだと確定している木も近所にあるのですが、その花びらは、さきっぽが割れていません!

白っぽいのはナシの木であるとか、もっとサクラに似ているのはアーモンドの木であるとかいわれているのですが、実がなったところを見たことがないので判別がつきません。

暖かい日で、ティーシャツ1枚で出歩いている人もちらちら見かけました。私は半袖の上に綿のコートを羽織って出ました。

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寒い日の住宅街で見つけた春の兆し、春の訪れの先触れのスノードロップとちょっと先ばしりのこれはサクラ?

2022年02月12日 08時24分16秒 | 英国の木々と草花
昨日は風が冷たく寒い1日でした。



久しぶりの登場です。
ストックポート日報の投稿そのものが久しぶりです。
今日からは連日投稿を心がけます
ボリス・嘘つき不誠実傲慢腐れ根性下劣な品性・ジョンソンはまだ首相の座にとどまっています。

イングランドではコロナ陽性者の隔離義務まで撤廃されました。
それらの話はまた別の機会に...

木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる、住宅街の中の小さな小さな自然保護区域に春の兆しを見つけました。
スノードロップが花盛り。


スノードロップは春の花ではなく「冬の終わりの花」なのです。

スノードロップの次にお呼びがかかるのは、クロッカスです。


この近辺にかたまって自生しているのは白と紫シャンペングラス型のとんがったクロッカスばかりのようです。


まだすべて、つぼみ。
もうちょっと近くで撮れたらいいのですが、立ち入り禁止の柵の中でちょっと離れているのです。

すぐ斜め前の児童公園のある公園ズル剥け芝生エリアで撮った同じ種類のクロッカスです。


人やイヌに踏まれて泥をかぶっても、可憐な花を開くつもりで頑張っているクロッカスのつぼみです。
2週間ほどたてば白、紫、山吹色のクロッカスが大河のようにこのハゲちょろりんの芝生エリアを埋め尽くします。

すぐそばの住宅の前庭には、えーっと、カンザクラ?サクラですよね。


ぽつりぽつりと風情のある日本のサクラのような薄いピンクの花が咲いていました。


ちょっと花のつき方がまばらすぎるでしょうか。

この通りはよく徒歩で通るのですが、この家にかなり背の高いサクラの木があることをそういえば見落としていました。

クロッカスの大河が出現する公園には、あまり風情のない、それでも華やかに濃いピンク色のヤエザクラというのかボタンザクラとでもいうのか、重くてハデなサクラの木が数本生えています。
(昨日はまだつぼみも出ていない冬木立そのものでした。)

色が濃くて、花びらが多重のものが多い英国のサクラは何週間も散らずに雨に打たれてどす黒く変色して、ボタボタと地面に落ちて花の形のまま人に踏まれて儚くない最後を迎えます。
風情がないことこの上なし。

サクラ(?)の木のある家の前庭には、たしかこれはブルーベルだったはずです...


球根植物が勝手に群生しています。
しかも塀の外の歩道にまで、アスファルトを突き破ってニョキニョキ生えているものすごい生命力。


生命力と言えば...


これも同じ家です!門柱の古いレンガのすき間からニョキニョキとシダが成長していました。

春の訪れって、気にしていなければ見落とすものですね。
そう言えば、日が一日、一日と長くなっています。
昨日は午後の4時にまだ日没前だったのでちょっとびっくりしました。



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ハエの体液を啜りついに開花したハエトリソウの純白の可憐な花!

2021年07月08日 06時43分04秒 | 英国の木々と草花
バスルームに落ち着いたハエトリソウ veenus flytrap の Vee のその後です!


つぼみのついた長い茎がのびにのびて、つぼみのひとつがぱっくりと開いて可憐な花が咲きました。
昨日の朝、発見。

うれしくて、かわいくていろいろな構図で写真を撮りまくりました。


便器の上で。


純白の丸い花びらが何とも繊細で可憐です。
イチゴの花に似ていますね。
イチゴの花の花びらよりも少し厚みがあります。



つぼみをつけてから開くまでまたずい分と時間がかかりました。
前回のハエトリソウの記事をぜひ開いて読んでみてください☟。

かわいい花が咲くのが楽しみ、まがまがしいトゲトゲの罠を持つハエトリソウにとりつく恐れしらずの緑のムシたち

前々回の記事のリンクもしつこく記事中に貼ってあります。

前回の記事の後も伸び続けた茎はグネグネとうねり続け、一週間前には上半分あたりがソ連の国旗にある「鎌」のように大きくたわんだのです。
私がバスルームで洗面台を使うたびに、いろいろな角度から見てみたくて植木鉢を少しずつ回し続けたからでしょう。
そのうちまた、いびつな直線に戻りました。

あいかわらず、どこからやってくるのか不明な黒い大きなハエがしょっちゅう罠にかかります。
庭に出るガラス戸を開け放しにしている一階のキッチンの窓辺においてあった時と違い、ムシの侵入経路が思い浮かばないのですが捕まるんですね、不思議です。

バスルームの窓を開けておくことはほとんどありません。
(換気にあけてもすぐに閉じます)

現在、前回の記事の写真に写った閉じた罠の中に黒く透けて見えたハエとは別のハエを捕食中です。

前回のハエは、数日後に罠がぱっくりとあいた後で毛抜きでそっと取り去りました。
カラカラに乾燥していたハエの死骸はちょっと考えてトイレに流しました。

どうもハエの「体液」を栄養として取り込むようですね、おぞましいことです。

それにしても生きたままハエを捕え体液を啜る怖ろし気なハエトリソウの白い花の可憐なことと言ったら....!
どうやら全部で11もある丸いつぼみがひとつずつ、じらせながら、また長く長く楽しめるようにゆっくり開花するようです。
いっぺんにアジサイかコデマリのように華やかに開くのかと期待していたのですが、可憐な花がひとつずつ...も楽しみです。

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見事な紅葉、季節感をぶち壊す夏の太陽の下で映える濃いクリムソン色のカエデの葉

2021年07月02日 08時00分00秒 | 英国の木々と草花
昨日は明るくカラッと晴れたイギリスの夏らしい日でした。

なぜか紅葉の美しい、お隣のカエデの木....


2年ぐらい前に小さかったこの庭木を買ってきて植えた時、「日本のメイプルだよ」と言って得意そうに見せてくれました。
Japanese maple (=カエデ)。
季節はよくおぼえていないのですが、秋、冬でなかったのはたしかです。
その時もこの濃いクリムソン色でした。

年中紅葉している季節感ぶち壊しのこのメープル、日本のカエデとはちがうんじゃないかなぁ?



朝、カーテンを開けるたびに3階の寝室から見下ろす低く広がった見事な枝ぶりに心を奪われます。


いいなぁ、
奥山に紅葉踏み分け...ちがう!季節が違う!

季節感にメリハリのないイギリスでは樹木や草木に四季の風情を感じとることが難しいのです。
サクラ(みたいな薄いピンクの花をつける木)は1月ごろから5~6月まで時間差で一か月ぐらい咲き続けるし。

*投稿後書き足しています;
読者の方にコメントで指摘していただきました。
日本にもある「ノムラモミジ」という春から夏にかけて紅葉する種類のようです。
このモミジは紅葉したまま散ります。

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かわいい花が咲くのが楽しみ、まがまがしいトゲトゲの罠を持つハエトリソウにとりつく恐れしらずの緑のムシたち

2021年06月21日 06時56分11秒 | 英国の木々と草花
ハエトリソウの Vee のその後です。


先週の記事のリンクです☟☟
殺すのはハエだけではない!かわいい花が咲くのが待たれるハエトリソウの犠牲者はハチ!

つぼみのついた真ん中の茎が1週間とちょっとで倍の長さに成長しました。

例の下半身をくわえ込まれて死んでしまったミツバチの死骸はもうありません。


(ああ、前回に続いてまたお尻の写真をお目にかけてしまいました。となりの植木鉢でうんこしているのはバルセローナから来た大便小僧のダイちゃんです)

取り去るのが難しく、目を背けながらそのままにしていたのですが、3日前の朝トゲトゲに縁どられたタコスのようなハエトリ罠の葉がぱっくりと開いているのを見つけました。

トゲトゲにしっかりと刺さっていた乾燥したハチの死骸はボロボロに崩して取り去るしかありませんでした。
原型をとどめないハチの亡骸はとなりの鉢のダイちゃんの足もとに埋葬しました。

Vee は現在バスルームの窓際に落ち着いています。

つぼみが6つに分かれて膨らみはじめました。


キッチンの窓辺においておいたらいつの間にか小さな緑色のコバエの幼虫(アブラムシ)にびっしりととりつかれたのです。
水で洗い落して、バスルームにうつしてからはアブラムシの害は落ち着いています。
それでも毎日3~4匹ぐらい見つけては長い首に手で水をかけてムシをそっとこすり落としています。

成虫らしいケシ粒ぐらいの大きさの黒いコバエがタコスのような罠にとまったり出たりを繰り返しています。

食虫植物にたかるハエ、なんという度胸でしょう!
そしてたかられて何もせずにいるVee、お前はそれでも食虫植物か?!と言いたくなる体たらくです。

ちっぽけなコバエに葉を閉じたり開いたりの多大なエネルギーを無駄遣いをするのは極力避けているようです。

ドラマチックなスポットライトを用いて怖く見える写真を撮ってみました。


しっかり閉じた葉にとらえられた黒い大きなハエが薄く透けて見えるでしょう?
庭に出るドアを毎日ネコのために開け放している1階のキッチンにはよくハチやハエが入り込んできます。

めったに窓を開けない2階のバスルームで捕獲したこの大きなハエや何回洗い流しても新しく姿を現すコバエの親子は一体どこから来るのでしょう。

コバエの害に会い、完全な開花はもしかしたら期待できないかもしれません。






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殺すのはハエだけではない!かわいい花が咲くのが待たれるハエトリソウの犠牲者はハチ!

2021年06月12日 07時21分01秒 | 英国の木々と草花
6カ月ぐらい前にスーパーマーケットで見つけて衝動買いした、ハエトリソウです。


以前にも2回購入して、2回とも栽培に失敗、枯らしてしまった経験があります。

私は植木の世話は得意な方なのですが。
今度はどうやらだいじょうぶそう....か?すくすく育っている手ごたえがあります。

真ん中に突き立った茎がみるみる伸びていきます。



先端の丸いものは花のつぼみのようです。
いつ開くか、どんなかわいらしい花が咲くか毎日みるのが楽しみです。

Vee という名前を付けました。
ハエトリソウは英語で Venus frytrap と言います。

.....ああ、お目にとまってしまいましたね。
いやな思いをされた方、ごめんなさい。
トゲトゲに縁どられたた貝殻のような葉のワナに、ミツバチの死骸が挟まったままになっています。

むりに取り除いたほうがいいのか、そのままにしておいていいのかよくわかりません。
このミツバチが下半身をはさまれて、必死にもがいているのを数日前に目撃してしまいました。

花盛りのうちの庭で花から花へ飛び回るかわいらしいミツバチがかわいそうに家の中に迷い込んで、窓際においたVeeの蠱惑的なムシを引き寄せる甘い香りに誘惑されたようです。

助けようか自然の摂理、このままにしておくべきなのか迷いました。
葉を切ってこじ開けて出してやればよかったのかもしれません。

しばらくすると動きがとまって死んでいました。

購入してすぐにインターネットで読んだハエトリソウの育て方によると、ハエトリソウにムシを与える必要は全くないそうです。
土とじゅうぶんな水だけで栄養は足りているということです。

葉が閉じるところを見たくて異物を開いた葉にのせてみる人が多いらしいのですが、葉を閉じてまた開くのはかなりのエネルギーを使うので避けるようにと書かれていました。
以前に、私も小さかった息子たちと一緒に葉の中をちょんちょんとさわってスッと閉じるのを見て楽しんだことがあります。
すぐに枯れてしまったのはそのためかもしれませんね。

2か月ほど前に、このVeeは大きなハエを捕まえました。
葉が閉じる瞬間は見逃しましたが、ギョーザかタコスのような閉じた葉の中で黒っぽいハエがじたばた動いているのが透けて見えました。

マンチェスター・テロ以来、暴力と過激思想に屈しない連帯のシンボルとして親しまれているマンチェスターの紋章であるミツバチ(ハタラキバチ)を死なせてしまったのは心が痛みますが、ウンコにとまった足で私のキッチンを歩き回るきったならしいハエは Vee の栄養になっちゃっても全然気になりません。

ハエはそのうち動かなくなりました。
食虫植物は捕まえたムシを溶かして消化して体に取り込むのかと思ってゾクゾク、ワクワクしたのですが違ったようです。
数日後、死んで乾いた大きなハエを中に残したまま葉は再び大きく開きました。

消化しなかったらしいこの犠牲者の死骸をどうしたらいいのか、インターネットの育て方指南書にも書かれていません。
そのうち風にでも吹かれたのか、窓際に落ちているのを発見、ゴミ箱に捨てました。

買った時に鉢に刺さってついてきた「動く絵」のラベルです。






3ステージのハエ捕獲シーンが怖くなく、ユーモラスなイラストで描かれています。

裏側はEU が発行した「プラント・パスポート」(植物の輸出入許可証)になっています。


(おそらく)ブレクシット完了前にはるばるオランダからやってきた Vee。

「このぬかるみに生息する植物は明るい場所を好む。水をたっぷり張った皿の上に鉢をおくように」と英語とドイツ語とフランス語で世話の方法が簡単に書かれています。

写真を撮った時にスマートフォンのカメラがQRコードをとらえてしまいました。
開けてみたらオランダ語(のみ)で書かれた詳しい栽培方法のページでした。

読めませーん。

がっしりとつかまれた無残なミツバチの死骸をどうしましょう?
むしり取るのはイヤです。
殺戮からもう3日たっていますが葉が開く兆しはありません。

基本的な疑問です「食べないの?」

ベジタリアンの夫と気の弱い息子はハチの挟まった Vee から目をそらし続けていてどうしたらいいか相談に乗ってくれません。





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予期せぬできごとサボテンの開花、今年はいいことがありそうな予兆?

2021年03月07日 08時00分00秒 | 英国の木々と草花
2月の初めごろにサボテンの花が咲き始めました。


4年ほど前に園芸店で買ってきたサボテンです。
何となく、いつの間にか、人知れず成長しています。
1回、ひとまわり大きい鉢に植え替えました。

初めて見せてくれるかわいいピンクの花輪です。
これから毎年咲くのか、それとも数年周期でまた咲くのか、それともこれが最後なのか知らないことだらけ。
なんという種類のサボテンなのかも実は知りません。

手前のサボテンにもつぼみがぐるっとつき始めました。



毎朝、カーテンを開けるたびに花を見るのが楽しみです。
もう1か月近く咲いています。



サボテンの前を定位置に昼寝を決め込むリヴィーの頭におそろいの花冠をのせてみました。


(窓辺に焦点が合っているのでリヴィ―はピンボケです)

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無駄に大きい南米原産、イギリスの園芸種のススキに日本の秋のお月見を思う

2020年10月25日 08時00分00秒 | 英国の木々と草花
近所の家の前庭に、この季節になると「穂」をつける巨大なススキ。


やたらに立派で、穂の先っぽは二階の床に届く高さです。

ススキと同類、イネ科の植物で南米原産のパンパス・グラス pampas grass です。
イギリスでは50年ぐらい前に園芸家の間で人気があったらしく、特に1970年代に建てられた家の庭に存在感たっぷりで植えられているのをよく見かけます。

先のとんがった炎のような形の穂をつけるもっと装飾的な種類のほうが一般的かもしれません。
これは日本の河原や野原に勝手に生えているのとかなり似ていると思います。

シロガネヨシ、という日本名があるパンパス・グラス、日本でも公園かどこかで見た記憶があります。
モダンな生け花の花材やインテリア用としても利用されているそうです。

イギリスにきて以来、風にそよいで同じ方向に穂がなびく、繊細で風情のある日本のススキを30年近く見ていません。
毎年秋にこの大げさに大きいパンパス・グラスを見て日本の秋を思います。
今年の十五夜は10月の10日だったそうですね、話題が古くて恐縮です。

でもそう言えば日本の原風景として思い浮かべる、「十五夜の月見団子と縁側に飾られるススキ」を実際に見たことはないのでした。

このパンパス・グラスには荒涼とした南米の草原(パンパ)と、背景として月夜に吠えるコヨーテが似合いそうです。

オーストラリアでは固有の植物を駆逐する有害な外来植物として栽培が禁止されている、と書かれている記事を見つけました。

パンパス・グラス付きの売り家です。


(あ、もう売れたみたいです)
70年代にこの家を新築で買ったお年寄りが、その時植えたパンパスグラスを現在持て余し気味なんじゃないかと勝手に想像します。
買い手が小さい子供のいる家族だったりしたら「ジャマ、いらない」と掘り起こして捨ててしまうことも考えられます。
チクチクした葉は危ないですし、第一、今あまりオシャレとは言えません。

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住宅街のドライブで車に踏まれつつけなげに花開く、故郷を知らないイギリスの野の花たち

2020年06月08日 09時00分00秒 | 英国の木々と草花
雨つづきで肌寒かった週末の晴れ間に撮った写真です。


近所の家のドライブ(家の前の車をとめるスペース)の敷石のすき間に勝手に生えているらしいイギリスの夏の野の花、ポピーが花を咲かせていました。

イギリスではフランダース・ポピー Flanders poppy とか単にレッド・ポピーと呼ばれているこのタイプの野生のポピーは第一次世界大戦の激戦地でイギリス兵の多くが戦死した、広大なフランダースの野原を戦後 覆いつくすように咲いていたことからイギリスでは戦没者を悼む花としてとても親しまれているのです。
庭で栽培している人もけっこういて、よく見かけます。
タネをとばして自生するのでほっておくと庭の花壇がフランダースの野原のようになってしまうそうです。

これは同じ日に撮った私のうちのデイジー


出し入れする時、車が一瞬うえを通るのですが、だいじょうぶ、けっこうしなやかです。折れたりしません。

これは18年以上前に、スェーデンを旅行した時に持ち帰ったタネを植えて育てた数株の子孫です。

以前住んでいた家から、鉢植えにして持ってきました。
英語でScandinavian daisy と書かれていたのですが、正式名はわかりません。

外来種だろうと思われる繁殖力がやたらに強いよその国からのお土産草花をイギリスの住宅の庭にはびこらせてもよかったのか今もって、不明です。
株分けしてあげた人には喜ばれているし、前の家の庭に勝手に生えていたイギリス固有の oxeye daisy と共生しているようなので、問題ないと思うのですが。



ポピー、デイジーがそろったら、もう一種、コーンフラワー cornflower があれば、わざとらしいほど牧歌的なイギリスの夏の野原のコンビが完成です!
コーンフラワーは、私の家の庭でも何回かタネを買ってきて植えたことのある、鮮やかな青の一年草です。

残念、今年はうちの庭にもよその庭にも見つかりません。

上記の組み合わせと....


.....黄色いバターカップ buttercup とパセリのような白い花のカウズパースリィcow's parsley まで加わった最強コンビがわざとらしいほど咲きそろった典型的なイギリスの田園風景の写真をよそのウエッブサイトから借りてきました。☝

住宅街のドライブの敷石のすき間で咲き誇る、野の花、けなげで美しいです。

コメント (2)
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