イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

肉屋の店先で人間の大腿をきざむ狼男、ハロウィーンの飾り  ・

2014年10月31日 07時15分02秒 | 英国ってハズカシイ!
近所のお肉屋さん、希少な家族経営の個人商店です。スーパーの勢力に負けずがんばっています。


今日はイギリスでもすっかり定着してきたアメリカの行事、ハロウィーン Hallow'een (10月31日)。
もちろん便乗ウインドウ・ディスプレイです。

マスコットの電動お肉やさん人形が、狼男のマスクをかぶって人間の大腿を切っています。


ちょっとなんとかならないでしょうか、このセンス。

マスクをはずしたほうが実は不気味だったりするこのお人形の顔。

12月になるとサンタクロースの帽子をかぶり復活祭 Easterまえにはウサギの耳のヘアバンドをつけ、不気味な動きでまな板のお肉を切り続けます。

ハロウィーンが終わって素顔をさらしたころに、また写真を撮ってきます。






今日はこの写真をお見せしたかったので、昨日から3回連載予定の「レディッシュヴェイル Reddish Valを散策」はお休みします。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


   
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レディッシュ・ヴェイルを散策 その1 ・

2014年10月30日 08時19分09秒 | ストックポートとその周辺


週末土曜日の午前0時、時間が1時間戻りました。サマー・タイム summertime のおわりです。

日曜の朝、おきたら時計は8時半をさしていますが、実はまだ7時半。

おきて家中の時計をセットしなおし。

デジタルテレビとパーソナルコンピューターについてる時計は感心なことにひとりでに修正されています。

               

午後ストックポートタウンセンターにある超大型スーパーマーケットで買い物しました。

車を駐車場において道をわたってすぐのところに入り口のあるレディッシュ・ヴェイル Reddish Vale を散策します。


レディッシュ・ヴェイルは、谷底を川の流れる散策道です。



トランス・ペナイン・トレイル Trans Pennine Trail (TPT) の一部です。

TPTは全長215マイル(346キロメートル)におよぶイギリス北部の、徒歩、自転車、乗馬での横断路です。

アイルランド海に面したサウスポート Southport(リヴァプール の北隣)から、北海に面したホーンジィ Hornsey を結びます。

ストックポートは、通過点、真ん中あたりの「宿場町」なんです。

谷の上側をあるきます。TPTの公式ルート、自転車、乗馬用に比較的道がかたまっています。


今日から3日間、3回シリーズで、ご紹介します。明日もまた。



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住宅街の中の、ふくろうの木彫りのある林に大挙して現れるリス ・

2014年10月29日 09時46分14秒 | 英国の動物
交通量の多いバスどおりの角にある緑のオアシス。

柵に囲われていて入れません。


林のなかに切り株を彫ってあらわれた、ふくろう。


この空き地、初春には地面いっぱい白黄紫のクロッカスの花で埋め尽くされ春の盛りには黄色いラッパ水仙に席をゆずります。

もう少し待つと紅葉がみられます。

このまわりの街路樹はすっかり色付いてるんですが。うちのすぐそばです。




いっぺんにリスを7匹見ました。


この、アメリカから来た外来種のグレイ・スクイラル gray squiral は害獣指定されてます。
こんなにかわいいのに!

理由は、イギリス原種の レッド・スクイラルred squiral がこいつらにおされ絶滅の危機に瀕しているから。

ここ北西部ではかろうじて保護地域にごく少数生息しているそうです。

でかい顔ではばをきかせてるのはこのグレイ派ばかり。愛鳥家にも嫌われまくってます。

野鳥のためのえさを、みんな食べちゃうんです。

でもかわいい。うちの庭にもよく来るのでなんとかクローズアップで写真を撮りたい。

こわがりです。人の気配であっという間に姿をけします。

冬眠しません。食べ物の減る冬に備えてブナの実をくいだめしてます。



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うちのネコのややこしい寝かた  ・

2014年10月28日 08時50分53秒 | うちのネコ、よそのネコ


うちのブーツの前足がなんかへんです。安眠してたんだけどカメラ持ち出したりしてるうち目がさめました。






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イギリス、驚きの駄菓子 その3 ・

2014年10月27日 09時07分49秒 | 英国のお菓子とデザート
キャメル・ボールス Camel Balls。 
らくだのタマタマ!もっとお下劣な日本語訳もありますが......。


この陳列箱のイラストのインパクトの強さ!

タマタマの部分は「5p」の値札で隠されていましたが、写真を撮るため値札をとって、かくれた部分を露出してもらいました。

表面が見苦しくはがれちゃってる部分は、セロテープでめくれたあとです。

撮影後、値札は問題の箇所を隠すためふたたび貼り付けられました。

おばちゃんの公序良俗的配慮がお下劣ムードを却って盛り上げているのは皮肉です。

3つ買いました。

ひとつの袋にひとつずつ。のはずが、一袋だけ2ついりがありました!!


ひとつ息子にあげて、3つ!私がこっそり食べました。

外のコーティングは甘酸っぱくて子供にはもったいないほど洗練された味。

中は、スイカと洋ナシを交ぜたような人工のフルーツ風味。白い部分はチューインガム。

p は ペニー penny (単数)、ペンス pence (複数)の略で、「ピー」と発音します。
1ペニーは1ポンドの100分の1です。

1ペニーは現在、日本円で2円足らず。

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イギリスの駄菓子 その2  ・

2014年10月26日 09時06分52秒 | 英国のお菓子とデザート
「むきみバナナのチョコがけ」別格の30ペンス、私のくすりゆびサイズです。


むき出しのディスプレイが、ちょっと汚くないですか。
他のお店では、ふたつき半透明のプラスチックのお弁当箱みたいなケースに入って売られているのに。
写真を撮るのには都合がいいのですが・・・。

注文すると店のおばちゃんが計算しながらがさがさした紙の小袋にいれてくれます。

角の棚には駄菓子のぎっしり詰まったプラスチックの瓶のパレード。


手前のチョコレートは駄菓子ではなく、スーパーでも売られている「メーカー品」です。


明日に続きます。


※1ペニーは、日本円で現在2円ぐらいです。



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イギリスの駄菓子 その1 ・

2014年10月25日 09時18分02秒 | 英国のお菓子とデザート
ニュース・エージェント (お菓子やタバコ、雑貨なども売っている、新聞、雑誌店)の店頭で。

イギリスではおなじみの駄菓子・・・


「入れ歯」、「青とピンクのコーラびん」(1p)、となりは「ジェリー・ベビー」(1p粉砂糖をまぶした半透明の色つき赤ちゃん)
後ろの2pのは「亀」、「バナナのむきみ」と「ラズベリー」・・・



このニュースエージェントは、郵便局の窓口業務もやっています。
郵便局を兼ねた店舗には必ずちいさな文具コーナーがあるのです。

郵便局に、画鋲を買いにはいりました。


お菓子のカウンターでカラフルな駄菓子を見つけたので、写真を撮らせておらいました。




「紅白のねずみ」のチョコレート(5p)。

その後ろ・・・なんと青白ピンクの「脳みそ」と「ジェリー・フィッシュ」(5p)

後ろにちょこっと写ってるのはラムネのビーズをゴムひもで連ねた「ブレスレット」(10p)。

ねずみとブレスレット以外はすべて日本でいうグミgummy sweets(発音はガミー)です。

今日から3回シリーズで、駄菓子をご紹介します。明日もまたお楽しみに!


※Pはペニーのことです。1ペニーは、日本円で現在2円位。


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ティー・コージーを編んでみました・

2014年10月24日 09時06分37秒 | 英国の、生活のひとコマ
イギリス伝統のティー・コージー tea cosy(紅茶ポットの保温カバー)の編み方をオンラインでみつけたのでダウンロードしました。無料です。

奇特な投稿者の方、ありがとう。

あまり糸で配色は私のオリジナル。


レトロなおばあさんティー・コージーは2色の太い縦じまが多いんだけどより複雑にアレンジしてみました。

6目ごとに色がかわるので休んでる糸が横にぎっちり渡り保温効果抜群。


出来上がり。


イギリス人のほとんどはマグカップにティーバッグで紅茶を飲んでいます。

うちは夫がうるさくて葉っぱとティーポットで入れています。

もちろんポットとカップは熱湯で温め、温めていない牛乳を先にそそぎます。

日本人でお土産にリバティープリントなどがキルティングされた、注ぎ口と取っ手のでる穴のないスキー帽型のかわいらしいティーコージーを買っていく人が多いそうですね。

あれは、よけいなお世話ですが、「イギリスっぽく」ありません。イギリス人つかいません。

まあ、ティーポットで紅茶を入れる人が圧倒的に希少だからでもあるけど、数少ないポット派は、教会のバザーなどで おばあさん手編みのこういうのを探してきて使っているはずです。




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セント・メアリーズ教会、その5 天使、金ぴかボスと教会内のカフェ  ・

2014年10月23日 09時11分52秒 | ストックポートとその周辺
セント・メアリーズ教会。Saint Mary’s Church


ストックポート・タウンセンターのマーケット・プレイス Market Place にある、ストックポート最大、最古の教会です。


昨日の続きです。

暗い内陣 chancel から明るくきらびやかな身廊 nave へ。

身廊には中ニ階席 gallery があるので天井がすごく高く、開放感があります。

天井を支えるアーチの根元を飾る天使の胸像。


いりぐち側から奥の内陣に向かって撮った写真です。



天井部分。金ぴかの中世風ボス bosses。


ボランティアのおじいさんガイド、フランクによれば、1805年、トラファルガーの海戦の勝利を祝って3日3晩、一日24時間、鐘を鳴らしっぱなしに鳴らし続けたので、14世紀建造の鐘楼が崩れおちたんだそうです!

鐘楼を当時の最新モデルの時計搭に建て変えただけではなく、身廊を全部とりこわして明るい18世紀スタイルに建て直してしまったんだそうです。

惜しいことです。


いりぐちから賑やかなマーケット・エリアがみえます。



身廊の、出入り口付近でカフェーが店開きしています。その名も ネイブ・カフェ Nave Café。

カフェの営業時間は3時まで。この日は店じまいしたあとでした。

別の日に撮った、カフェ営業中の写真です。


椅子がつくりつけじゃなく、可動なのが珍しいですね。
椅子は積み上げて階段下の収納スペースにしまわれます。

カフェの営業時間には出してきたテーブルのまわりに椅子を並べてカフェらしいアレンジに。

椅子をかたずければ巨大なオープンスペースになるんです。
教会とは無関係のイベントや、地域の集まりなどにスペースを貸し出しています。

地域に密接した開かれた教会を目指しているようです。




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セント・メアリーズ教会、その4、中世の石の壁、木造の梁、19世紀のステンドグラス  ・

2014年10月22日 09時11分06秒 | ストックポートとその周辺
セント・メアリーズ教会。Saint Mary’s Church


ストックポート・タウンセンターのマーケット・プレイス Market Place にある、ストックポート最大、最古の教会です。

昨日の続きです。

中に入って、18世紀に改築された長い身廊 nave 部分(列席者が着席するところ)をとおりぬけ、まず一番奥の内陣 chancel から見ていくことにしましょう。

1310年に建てられた、この教会のもっとも古い部分です。



祭壇をはじめ、聖歌隊席 choir、説教壇 pulpit などのある教会の要の部分です。

14世紀のオリジナル、石造りの壁!


床とステンドグラスは19世紀の改装です。


キリストの生涯の重要な場面、左から、受胎告知、生誕、最後の晩餐、磔刑、復活、聖母昇天


超特急、コマオトシ版ですね。

じっくり見ていると、ボランティアのおじいさん、フランクが案内を申し出てくれました。

撮影大歓迎だそうです。

日本語のブログに載せるというと大喜びで、日本の皆様にもぜひ来ていただきたいと言っていました。


14世紀の天井 vaulting の梁 beams。





700年以上前からここにあります!!

フランクによれば、中世のステンドグラスの時はもっとずっと明るかったんだそうです。
絵柄が細かく精巧になったので光がはいりにくくなったのかもしれません。


後ろをふりかえって、内陣から身廊、いりぐちを見渡します。

手前の天井付近、暗いアーチ形は内陣と身廊の境目です。天井の色が違いますね。


手前が700年前、奥が200年前に葺かれた天井です。


明日に続きます。


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セント・メアリーズ教会、その3 現存する最古の部分、14世紀の内陣外観  ・

2014年10月21日 11時34分21秒 | ストックポートとその周辺
セント・メアリーズ教会。Saint Mary's Church


ストックポート・タウンセンターのマーケット・プレイス Market Place にある、ストックポート最大、最古の教会です。


昨日の続きです。



アーチ門をくぐって境内に入ります。



ぐるっと裏にまわって1310年にたてられた内陣 chancel 部分を外からながめます。


手前の巨木と逆光で見にくいですね。

角度を変えて・・・


現存する最古の部分です。
正面から見えている、おもだった部分、身廊 nave は、19世紀のはじめに再建された新築部分です。
新築といっても200年たっていますが・・・


1310年にたてられた内陣と19世紀に再建された身廊 がくっついてるのが、外から見てわかりますね。


オレンジ色っぽい外壁が14世紀の内陣です。


明日に続きます。



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セント・メアリーズ教会、その2 墓石に秘められた悲話  ・

2014年10月20日 06時36分12秒 | ストックポートとその周辺
セント・メアリーズ教会 St Mary’s Church 正面。


ストックポート・タウンセンターのマーケット・プレイス Market Place にある、ストックポート最大、最古の教会です。

10月12日の続きです。リンクを添付しました↓

セント・メアリーズ教会、その1 まわりは景観保存地域2014年10月12日ブログ



教会の境内は、信者が埋葬されている教区の墓地。
もう150年以上前にいっぱいになっちゃって、これ以上埋葬するスペースはないみたいですね。

墓石の話題です。


端が切れている墓石。


端がきれてるのがただごとじゃないので、何があったかのか気になります。

1711年の12月にエドワード・ソーネリーが埋葬され、その35年後に妻のマーサも同じ場所に埋葬されたらしいですね。

ご主人のときは中世の名残をとどめる朴訥な書体なのに奥さんの墓銘は洗練されてきています。

35年たって同じ石工の腕があがったのでしょうか。で一番上の行、1694(年)は何なのだろう?

お墓石の上をふんでもいいのかって思うでしょう?

はい、教会の境内にはぐるっと墓石が敷石のように敷き詰めてあるんです。踏まずには歩けません。



もちろん下には教区の故人のご遺体がぎっしり埋まっています。


一番古そうなお墓がこれ。


このブレッドリー(?)さんのクリスチャンネームはどう読むんでしょうか。

1658年に埋葬。その後、ジョン・テイラーという違う名字の人がいっしょのお墓に加わっています。

1806年って 年もむちゃくちゃとんでいますね。この一家に何がおこったのでしょう。

亡くなった赤ちゃんのお母さんが3年後に23歳でなくなって、ご主人も再婚しないで20年後になくなって・・・と、さまざまな家族ドラマがお墓石によみとれます。

昔の人は早死にです。みんないっしょに足の下にねむっています。

明日に続きます。
明日はいよいよ、教会の中に入ります。



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うちの近所、紅葉してきました

2014年10月19日 10時16分00秒 | 英国の木々と草花





ジャパニーズ・エイサーとよばれてる、モミジ。


紅葉してるツタになめつくされた煙突。



ブラモル・パークのそばです。 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/0f/98f5e8acae74eea2bfc03f2422f58ab6.jpg" border="0">







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ハッピー・ヴァリィの放牧場 ・

2014年10月18日 11時41分49秒 | ストックポートとその周辺
この前の日曜日に、夫と2人で家の近くの散歩道、ハッピー・ヴァリィ Happy Valley を散歩してきました。

小川沿いの放牧場。フランス風の食肉牛です。


紅葉は少し始まっていました。







放牧場全体はこんな感じです。




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マンチェスターのストリートアート その3

2014年10月16日 09時14分56秒 | マンチェスター
ビルとビルの隙間、産業ゴミを出すスペースと思われます。


壁面を汚れから守るためのタイルをはがしてスペース・インベーダーのイメージが残ってました。


これ、アートか?ビルの持ち主公認か?あまりにさりげなくて謎多し。

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