イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

美味しかったビーガン料理とおしの強いスタッフ、名物レストランのある爆撃の中心地

2024年02月07日 06時46分13秒 | マンチェスター

マンチェスター、続きです。

夫と二人で買い物を終え、遅い昼食を食べたのがここ...

由緒あるホテル、マイター・ホテル the Mitre Hotel の一階、もとはパブだったであろう場所にあるビーガン・レストラン、アロットメントThe Allotment Vegan Eatery

通りがかっただけなのですが、ベジタリアンの夫が目ざとく見つけました。「お、こんなところにビーガン・レストランが!!」

え、アロットメント!もともと、ストックポートにあったはず!テレビのグルメ番組などで取り上げられ、評判になりました。夫とそのうち行ってみようと話しているうちにマンチェスターに移転してしまいました。ストックポートから転出した後は興味も失せ、移転先を検索する気もなかったのですが、偶然見つけた、しかもこんな一等地に...!

入るしかない!

あまりお腹が空いていなかった私が注文したのは、自家製クランベリー・ブレッドつきの炭火焼にしたニンジンのスープ。スパイスが効いていておいしかったです。

夫が注文したのは「アロットメント・サンドウィッチとロースト・ポテト」

細切れにしたキノコをパン粉でつないで鉄板で焼いたパティのサンドウィッチ。味見させてもらいました。香ばしくて、これもまたおいしかったです。

3時過ぎていたせいもあり、小さめの店内はよく空いていました。内装はなかなか凝っていたのですが...

 

内装のポイントである「植木」のすべてがニセモノ...!

Allotment (菜園)という名前のおしゃれなビーガン・レストランに植木の世話をするスタッフが誰もいないのにびっくり!(残念)...植木の世話が大好きな私の個人的な感想です。

簡単な食事を注文したのですが、出来上がるまでかなり時間がかかりました。のんびり話をしていたためそれは気になりません。同じテーブルで食べる人の料理は全て同時に運ばれてくるのが英国のレストランの鉄則です。

たった一人の女性スタッフが、今ポテトをローストし終わりました、パンを暖めています...などと実況報告してくれるのも...まあ親切で気が利いています。

食べ終わってお支払いを済ませたあと、自分の名前(手書き)入りのQRコードがプリントされた店の名刺を持ってきた女性スタッフに、観光地の評価サイト「トリップ・アドバイザー」に店の評価を投稿してほしいとお願いされました。QRコードをスマートフォンにかざすとすぐに店のレビューページが開く仕組みです。

カウンターの奥でトリップアドバイザーを開いて私たちの高評価が送信されるのを待っているらしい彼女が目に入ります。

「素晴らしい食事、フレンドリーなスタッフ、そして残念なニセモノの観葉植物」と書いて、送信ボタンを押す前に夫に相談したら「レビューはやめといてもう出よう、おいしかったね」と言われたので投稿せずじまいです。(夫はニセモノ観葉植物に関してあまり思うところはないようです)

フレンドリーな女性スタッフがテーブルにクレジットカードの決済機を持ってきて、「チップは10%、20%、任意の金額、それともナシ、どれにしましょう?」と言ったのがちょっと気に入らなかったようです。夫は大胆にも「ナシ」を選びました。

15年ほど前まで支払がたいてい現金だった頃は必ず10%かそれ以上のチップをテーブルに置いていた気前の良い夫なのですが、カード決済が主流になりチップは払う前提でシステムに組み込まれているのが ...なんだか釈然としないのです。

チップをやる、やらないのやり取りが周りのテーブルに聞こえるデリカシーのないカード払い時代の新しい習慣は私も微妙にイヤだと思います...(自分で黙って選択ボタンを押すレストランも多いのですが)

ハキハキした若くてフレンドリーなスタッフが朗らかに客にかけるプレッシャー...はどこも普通になってきています。

 

食事を終えて出た時に見つけた立て看板には...

「...28番目に良いビーガン・レストラン」と書かれていました!え、28番目?...何の?おっ、世界で28番目、これはすごい!それにしても世界規模のビーガン・レストランのランキングがあるとは!?...って、どこの誰が投票/判定したんだろう。ミシュランとかグルメ雑誌とか、ランキングの主催者名の記載がありません。

 

ビーガンは動物由来の食品を一切口にしない非常にストイックな「ベジタリアン(菜食主義者)」の一派です。動物を殺すことなく手に入る乳製品、タマゴの摂取まで拒否するだけではなく、革製品、コラーゲンや動物性油脂の含まれた石鹼や化粧品、医薬品も使いません。カイコを殺して手に入るシルクを身に着けないのは納得ですが、原則としてウールもダメだそうです。

すでに人口の12%の人がそんなビーガン生活を実施しているという英国で、ビーガンレストランは大人気です。ビーガンじゃない人たちも、そこで食事をすれば速攻で「意識高い系」になれる気がします。

残念なニセ観葉植物はご愛嬌、少なくとも話のタネに入ってみる価値はあるレストランです。

「本日のスープ」は6ポンド50ペンス、リゾットやナッツ、雑穀入りサラダ、キノコのステーキやタコスなどのメインは15ポンド(2826円)から19ポンド(3580円)...いかがでしょうか。植物由来 plant -based の食材でこのお値段は日本人にはかなり高く感じられるでしょう。英国ではたまに外食するならいいかな、と思える値段です。

マンチェスター大聖堂 Manchester Cathedral の真横にあります。

 

大聖堂前の広場にはなぜかインド独立の父、マハトマ・ガンジーの像があります。

ホテルの名前、「マイター」というのは司教がかぶる弾丸の先端のような形の帽子のことです。

マイター・ホテルの奥にある古そうな建物はマンチェスターの復興のシンボル、オールド・ウェリントン・イン Old Wellington Innという古いパブの裏側です。

「復興」と言っても、今のマンチェスターの若い人にはピンと来ないかもしれません。1996年6月15日のIRA (暫定アイルランド共和国軍)によるマンチェスター爆撃で木っ端みじんに吹き飛んだものの、市民の強い要望で完璧に復興された名物パブです。

表側から見たところです。

 

手前のSinclear's Oyster Bar という17世紀のパブと左側のマイター・ホテル(おもて側)と背後の大聖堂、そして...

上の写真右側のコーン・エクスチェンジ Manchester Corn Exchange(現トライアングル Triangle、レストラン街です)という戦前まで穀物の取引所だった巨大な建物はなぜか(!)壊滅を免れ無事でした!!

ガラス窓がすべて吹き飛び、内部はめっちゃくちゃに壊れたそうですが。

奥に見えているデパート、エメネス(M&S)の建物の角から少し左寄りの場所が爆心地でした。

当時、爆撃の30分前までこの場所にいて、爆撃後の大騒動に巻き込まれた私はこの場所に来るたびに胸がドキドキします。

当時のことを書いたストックポート日報記事のリンクです☟

 

マンチェスター爆撃20年周年・・・よく復興したものです。

 
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ひさしぶりのマンチェスター、奇妙な風景数点

2024年02月05日 07時39分26秒 | マンチェスター

どんより曇った昨日、マンチェスターに夫のパジャマを買いに行きました。

夫のパジャマは言い訳で、久しぶりに2人でマンチェスターに行ってみたかっただけです。

いくつもあるメインのショッピングエリアのすべての木が中国風の赤いランタンで飾られていました。

2月10日の、英国では「チャイニーズ・ニューイヤー Chinese New Year 」と呼ばれる、中華系の祝祭日「旧正月」のお祝いです。

ロンドン、リバプール、バーミンガムに次いで英国内で4番目に大きい中華系コミュニティ(チャイナタウン Chinatown)を有するマンチェスターではおなじみの光景です。チャイナタウンは観光資源ですし、多様な文化は英国の大都市の誇りでもあります。

 

 

マンチェスターの正面玄関、マンチェスター・ピカディリー駅からメインのショッピングエリアとバスターミナルのあるピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens に向かう一本道の途中に...

私が知る限りかれこれ30年以上もむき出しになっている19世紀(...マンチェスターが開発されたのは産業革命時の18世紀ですからあんがいもっと古いのかも...) の石だたみの部分があります。

史蹟か何かのつもりでわざわざ残してあるのかもしれません。馬車の轍(わだち)の後が2条へこんで中央がもっこり盛り上がっています。両側は平らにならしてコンクリート舗装されています。

 

 

ピカディリー・ガーデンズ(写真奥)から出ている道の交通信号3本...

 

...のうちの1本がくっきりと45度の角度に傾いて、それでも機能していました。

いちおう注意を促すトラフィックコーン4本で囲われて非常事態を訴えていましたが...野放しです。

もちろん夫をそばに立たせて写真を撮りました。写真を撮っていたのは私だけではありません。もしかしたらアトラクションか何かのつもりでしょうか。いえ、絶対に違う。

 

ピカディリー・ガーデンズからよく見える、スカッフォルディング・カバー scaffolding cover(建築現場の足場の覆い)です。

ちょっと待って...!

この建物のこっち側の外壁工事は確実にパンデミック前に始まって、絶対に5年は経つはずです。まだ終わっていないなんてウソみたいです。

足場を支える黄X黒のシマシマ鉄パイプが林立する足場の下の歩道は歩きにくそうだし一階の店舗の営業にも差しさわりがあるはずです。上階の窓も覆いで覆われちゃってるし...このままでいいんでしょうか。今まで見過ごしていた疑問です。

巨大な広告看板として永久保存して、けっこうな利益をあげていたりして...?

 

 

1ブロック先には...

別のスカッフォルディングカバーがあります。上の写真は昨日撮りました。刊行したばかりのストックポート日報 でも、10年前に取り上げたことがあります。

10年前に「背景のレンガ壁にマッチした景観を損なわない工夫が素晴らしいでしょう?」というようなことを書いたのですが、そう、もう10年!これ、「仮の足場覆い」ではありませんよね。

何十年も前に部分的に取り壊された大きな古い建物の切り口を隠す覆いです。時々、旅行会社の広告に差し替えらます。もしかしたら夏限定でしょうか、夏の海の写真がドカンとプリントされていたり、またレンガ塀の写真に戻ったりします。

ここももしかしたら、取り壊された手前側の空き地に新築の増築をするのはお金がかかりすぎるとかで広告スペースとして確保しておいて、ちょこちょこ利益を上げている...とかでしょうか?

由緒ある古い建物の所有者が何人もいるのは珍しいことではないようです。維持管理がめんどうになって自分が所有するこっち側だけ取り壊す...なんてことはよくあるみたいです。

これもまたピカディリー・ガーデンズそばの(あ、ボコボコ石だたみ露出スポットのすぐ横です)、取り壊し部分むき出しの建物です。

通るたびに気になっている、無機質な絵になる空間です。

たぶん...10年はこの状態が続いているはずです。右側には20世紀初頭の、(ものすごく大きなローマ数字で建築年代が刻まれています。何年だったかよく憶えていません)角に入り口のあるギリシャ建築風のゴテゴテした装飾のある古い建物が半分残っています。左右対称になっていたような遠い記憶がありますが...惜しいことです。

空き地に何か建てるのか、それがずいぶん先のことなら切り口の壁面を広告スペースとして貸し出すかあるいは自治体が介入してミューラル(壁画)で覆うとか何か利用法がありそうなものですが。

 

マンチェスター、続きます。

 

 

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今年も買ったフランス製の石鹸、マンチェスターのクリスマス・マーケットで

2023年12月20日 07時59分17秒 | マンチェスター

ウィンチェスター大聖堂の話はちょっと横においておいて...(終わっていませんっ!)

マンチェスター・クリスマス・マーケット Manchester's Christmas market で店を出しているフランス人の石鹸やさんから石鹸を10個買いました。

毎年、ここ12年間ほぼ1年分の石鹸を10個買い続けています。去年より値上がりして1個が5ポンド。10個買えばお得な30ポンド、たしか去年は25ポンドだったはずです。

高級店が並ぶショッピング街、king Street のいつも同じ区画に毎年、ずっと出店しているそうです。

夫の向こう側の若い女性に見おぼえが...と思ったらドラマで見かける実力派の女優さんでした!

マンチェスターのクリスマス・マーケット、今年で25周年目だそうです。

「連合王国で一番のクリスマス・マーケット Manchester-the best Christmas Market in the UK.」と、かなり強気なスローガンをプリントした楽しそうなバナー(横断幕)を町中で見かけました。

国中で開催している、冬の名物「クリスマス・マーケット」ですが、マンチェスターが「元祖」だと激しく主張しています。マンチェスターのシティセンター中に広がるマーケットエリアには今年は225店出店だそうで、規模だけは群を抜いています。

もともとは、堂々たる欧州最大規模(公認)のネオ・ゴシック建築の市庁舎がそびえたつ、このアルバート・スクエア Albert Square を中心に開催されていたのですが...

ごらんのように、白い覆いをかぶって市庁舎はおおがかりな修復工事中です。

板囲いの上に立つ控えめなクリスマスツリーと...

覆いをまとったとんがり屋根部分にのっかった電光「ベツレヘムの星」に注目です。

そういうわけで、去年と今年は本来の開催スポットを追われて町中に拠点を散りばめられたクリスマス・マーケットの出店です。

100を超えるバス路線の終着停留所に囲まれたマンチェスターの玄関口、ピカディリー・ガーデンズ Picaddily gardens はウィンター・ガーデン Winter Gardenと名付けられた飲食スポットになっていました。

 

 

例年アルバート・スクエアの中心に添えられていた、メルヘンチックなドイツ風の風車が今年(と去年)は雑然としたピカディリー・ガーデンズに移ってきているのがなんだかちょっとそぐわない感じです。

ドイツを中心としたヨーロッパのクリスマス・マーケットの模倣がマンチェスターのクリスマス・マーケットの人気の秘密です。「ジャーマン・マーケット」と呼ばれた最初の数年間は、まさに「ドイツ物産展」のような店ぞろえでした。

英国人にはなぜかグリム童話のようなヨーロッパ大陸のクリスマスに憧れがあるのです。

マンチェスターのクリスマス・マーケットに、ドイツのビール、グルーヴァイン(スパイスの入った暖かい甘いワイン)ジャーマンソーセージのホットドッグ、ストゥルーデル(長方形のアップルパイ)などなど...「ドイツに行かないと食べられない!」この時期限定の食べ物を目当てにたくさんの人がやってきたのです。

現在では上にあげたそのすべてが英国の多くのスーパーマーケットで手に入るのですが、それでも「マンチェスターのクリスマス・マーケットでグルーヴァインを飲む!」のを楽しみにしている人が大勢います。

ここ20年ほどの間は、他のヨーロッパ諸国のみならず、地元のビジネスも数多く出店していて、ドイツやヨーロッパの雰囲気にそれほどこだわってはいないようです。

 

それでも...

高級店(と場違いなマクドナルド)が並ぶショッピング街、セント・アンズ・スクエア Saint Ann's Square ☟と石鹸屋さんが店をだすキング・ストリートには、クリスマス・マーケット伝統のヨーロッパ物産が数多く並び、マンチェスターのクリスマス・マーケットならではの雰囲気です!

東欧の琥珀や...

 

スペインのパエリャ(ヴィーガンのパエリャまで!)

ドイツのソーセージ...

オーストリアのパンケーキ...

 

イタリアのチーズ。

 

英国代表、チェシャーのパイ!

...などを売る店が通りがかりに目につきました。

キング・ストリートの、ドイツのビールやグルーヴァインを飲ませるバーです。

アルバート・スクエアに本拠地があった2年前までは、毎年必ず同じドイツ人の一家からジャーマン・ソーセージのホットドッグを買って食べていたのですが...どこに移ったのか去年も今年も見かけません...

 

 

ドイツ人のソーセージ・バーは、他にもあります。

上の写真の店( 魔女の家 Witch House )の名物のベルリン味だという、カレー粉をトマトケチャップで溶いたソースにディップしたソーセージを数年前、試してみたことがあります。おいしかったのですが(家でマネしてみました...成功)...クリスマス・マーケットのジャーマンソーセージは「アルバートスクエアであのドイツ人一家から」ときめている私はここ2年間、ジャーマンソーセージのホットドッグは食べていません。

市庁舎の修復が終わり、本拠地がアルバートスクエアに戻ってくれば、あの人たちもまたドイツから来て店開きするでしょう。(そうだといいのですが)

1年にたった1度だけ来て10個石鹸を買う私たち夫婦のことをフランス人の石鹸屋さんはちゃんとおぼえていてくれ、「今年も来てくれたんだね、うれしいよ」と歓迎してくれます。

 

他に、フランスのクレップ(クレープ)、オランダのパンケーキ、ベルギーのワッフルなども「マンチェスターのクリスマスマーケットらしい」名物です。

 

写真写りがいいためか、マンチェスターのクリスマス・マーケットの写真としてよく使われる、この英国の駄菓子屋の屋号がすごいですね。

「お菓子の王国 Kingdom of Sweets」。

量り売りのこの駄菓子、日本へのお土産にいかがでしょうか。小分けしてご近所や職場でお配りするのにぴったりだと思います。(合成着色料もご愛嬌)

 

マンチェスターのクリスマス・マーケット、もちろん工芸品や装身具、家庭用の雑貨、ギフトウェアなど、食べ物以外の品ぞろえも充実しています。

 

雨が降って寒い日でした。

ところどころに飲食できる屋根のあるスペースが設けられています。

それでも外で食べるのは寒いです。

 

あまりウロウロせずに、石鹸だけ買った後、帰りの電車に乗る前に遅い昼食を食べたのは...

ピカディリー・ガーデンズのウィンター・ガーデンに面した博多ラーメンレストラン、ショーリュー(昇龍)の...

ガンソ・トンコツ・ラーメンです。

ベジタリアン用のラーメンのスープははただの「ダシのきいていないお味噌汁」なので、夫はいつもカボチャのフライがのった「カツゥ・カレー」を注文します。暖房のきいた暖かい屋内でアツアツのラーメンを食べて汗だくになりました。

 

 

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短い夏の(と言ってももう9月)最後を飾る開放的な服装とバーの屋外席

2023年09月11日 09時00分00秒 | マンチェスター

今日から、秋らしい日が始まるという予測です。

夏の最後の週末を薄着で目いっぱい楽しむマンチェスターの人たちです。すべて土曜日に撮った写真です。

思いっきり開放的な服装で日差しを浴びるのは(あまり暑くもない)英国の、夏の決まり事と言ってもいいようですね。

 

私はまだ、おへそを出した「マンチェスター・ビキニ」を追っています。

この日、女性のおへそ出しは数限りなく見かけました、若い女性の7割ぐらいが肩かおへそ、あるいは両方出したスタイルで町の中を闊歩していました。若くない女性も肩は全開。おへそを出しもそれなりの割合で、いましたよ。

女性の場合はマンチェスター・ビキニとは言えませんね。ただのブラー・トップ bra top です。

やはり男性の「マンチェスター・ビキニ」は皆無でした!

男性≒オジサンのビキニスタイルについては前回の記事を参照してください。☟

連日28℃越え、9月の真夏日に町の中でおへそ出し

 

その代わり...

上半身裸の男性は8人ぐらいは見かけました。

上の写真の裸の少年の連れの男性はナイロンのフディ(フード付きのトレイナー)姿なのが妙に暑苦しいですね。

必ずしも肉体美をひけらかしたいタイプの人ばかりではなく夏の週末の解放感を全身で表現しているつもりか、いえ、ただ単に暑かっただけ(だと思います)のナサケナイ体形の人もけっこういました。

シャツを胸までまくり上げてお腹を丸出しにする「北京ビキニ」なる風俗と、肉体美ではない男性の町の中での上半身裸スタイルのどっちがよりいっそう見苦しいか。私は個人的に「ビキニ」を推します。そんなに暑いなら潔くぬげばいいのに!

 

短い夏の日の都市の風物をもうひとつ、路面の酒盛り!

 

マンチェスターの名所、ゲイビレッジの中心、カナル・ストリート Canal Street です。

文字通りカナル(運河)沿いに、かつては、ゲイの男性がお相手を探す場所らしかったバーやクラブがズラッと並びます。

今では「ゲイバー」なんて言わないようですね。揶揄気味に聞こえます。

多様性を尊ぶダイバーシティの今の世の中、ゲイ・ビレッジのパブやクラブは非LGBTQ+にも大きく開放されています。

 

 

性の多様化を讃える七色の虹(プライド・フラッグ)は、先日のマンチェスター・プライド・フェスティバルのための飾りつけでしょうね。もちろん夏のあいだずっと出しっぱなしにする価値は大ありです。

 

プライド・フェスティバルについて書いた以前の記事のリンクです☟

マンチェスターが誇る多様性の祭典、参加はしなかったけどマンチェスターには当日行った!

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陰謀論この世の終わり宣教人権..主張したい人全員集合、夏日が続くマンチェスターにて

2023年09月10日 05時21分05秒 | マンチェスター

9月8日に「今日あたりから涼しくなりそうです」なんていいかげんなことを書きましたが、とんでもない、昨日9日(土曜日)はとんでもなく暑くて晴天でした。(最高気温は29℃)

マンチェスターで友人と昼食を食べました。

天気のよい週末のショッピングエリアは人でいっぱい!ああ、もう暑苦しいこと。

 

メインのショッピングエリア(上の写真の)に入る前の、左側の店舗ビル(1930年代から2000年ごろに閉店するまでたいへん繁盛していたルイスィーズというデパートでした)の角の空き店舗の窓に張り出された多数の人物写真が人目を惹いていました。

行方不明者の捜索ポスターか、はたまた人物特定誹謗活動か!?

読んでみると、「コロナワクチン接種後に亡くなった、あるいは重篤な副作用を発症した人たち」だそうです。

ニュース・キャスターやサッカー選手など有名らしい人たちがけっこういます。顔面マヒしたカナダ人の歌手、ジャスティン・ビーバーの写真まで貼られていました。

...この啓蒙活動の目的は何でしょうか。ワクチン接種は終わっています。

依然としてコーヴィッド(コロナウイルスによる感染症)に感染する人たちは一定数いるようですが、検査もしていませんし、たとえ陽性になったとしても行動制限は一切ありません。今さら、ワクチンの危険性を訴えてどうするつもりなのか。

...ははあ、これはもしかして、近頃あまり聞かない「陰謀説」の布教?

.

そうみたいです。

ワクチン接種が危険だなんて全くの「ウソだ!」とまではいいません。実際に、ここに顔写真が出ている人たちは接種後に亡くなったり脳卒中など障害の残る重篤な症状が出たりしているということですし。

ただし、ワクチン接種との因果関係がこの告発活動では明記されていません。

とにかく、世界中でいったいどれだけの人がワクチン接種をしたのでしょうか。億単位ですよね?とりあえず、大多数の接種者が死亡や重症化を免れているのはたしかです。

死亡したり重篤副作用のあった人たちは接種者全体のうち、ごく少数なはずです。ワクチン接種促進を各国政府が躊躇していたら、あの大変なパンデミックは今、終わっていなかったと私は信じます。

主催者は、自転車で運び込んだポスターを張り終え、リーフレットなどを机に並べて、やっとキャンペーンのセットアップを始めたところのようでした。

話を聞いてみようか少し迷いましたが、「かかわらない」ことに決めました。友人と待ち合わせしていましたし。

 

ショッピングエリア、アーンデイル・センター Arndale Centre の前の道もまた人でいっぱい。

その道の真ん中で、いくつかの団体がそれぞれキャンペーン活動をしていました。

 

まず、イランの人権活動団体。

体制批判して投獄されたり行方不明になっている活動家の写真を掲げて、非人道的な専制主義国家に国際的な圧力をかけるための署名を呼びかけていました。

静かなアピールです。

 

その後ろではイスラム教の布教活動です。

コーラン(イスラム教の経典)や、写真入りのリーフレットが無料で持ち帰れるようになっていました。

スピーカーからはコーランの朗読(棒読みのライブ)が大音声で流れてきます。

 

そのすぐ奥では、キリスト教徒が積極的に道行く人々に声をかけていました。

棒の先に「悔い改めよ」「神の国は近づけり」とか、脅し文句を書いた板をもって無言で歩いている人たちと同じ「宗派」でしょうか。

棒の先の板には「我々は皆、罪を犯している/キリストがもたらす善い知らせを無視すると地獄へ落ちるぞ」と言うような恐ろしいことが書かれています。

そのすぐ後ろには...

わざわざ、ゴミを回収する作業員のオレンジ色の安全服をいっしょに写してみました。

懐かしい、ハーリー・クリシュナ!

暑い日になぜか、ハリー・クリシュナのトレードマークであるオレンジ色のフディ(トレイナー)を着て、「ハーリ、ハーリ」のマントラを無限ループで繰り返す男性とインド風の楽器を奏でる男性、どちらもエキゾチックな南アジア風の容貌でした。

アメリカ合衆国で広まった、インドのヒンドゥー教の神、クリシュナを讃える宗教らしいですね。

30年ぐらい前まで、マンチェスターで本当によく見かけたものでした。白人の若者ばかりが、夏でも冬でもインドやチベットの修行僧のようなオレンジ色の布を肩から斜め掛けして集団で太鼓をたたきながら踊っていたものでした。

当時、バスを待っている間など、いやでも耳に入ってくるハーリ、ハーリ...をぼうっと聞いているうちにトランス状態になって、一緒に踊り出し、お鍋を並べてふるまっていたオレンジ色のカレーをごちそうになって..、いつの間にか入信していた...!なんてことが起こっても不思議ではないほどひきつけられる不思議な旋律のマントラと太鼓のリズムだったのですが...ダメでした。今回は全くのれません。暑かったし、急いでいたし...(関係ないか?)

手前を歩く女性の腕のタトゥ(入れ墨)が注目に値するので、写真を撮りました。

 

テーブルひとつの小ぢんまりしたイスラム教のグループです。

最初の、コーランを無料で配布していたグループとの関係は不明です。

ヒジャブをかぶった女性が、興味をもった通行人がテーブルのほうへ歩み寄ってくるのを静かに待ち構えていました。横に立つ男性二人は補佐か、指導者か、あるいはボディガードかなんかでしょうか。

コーラン配付グループのシロウトくさいライブ朗読と違い、プロのイスラム教教戒師か誰かが朗々たる美声で吹き込んだお祈りをCDプレイヤーで流していました。

この人たちはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の融和を目指しているようです。ノア、アブラハム、モーゼ、イエス・キリスト、モハメッドの5人はひとつの信仰の預言者だという主張です。

 

とにかく、言論の自由と、信条の自由が保障されている体制は喜ばしいことです。

イランの署名運動、がんばってほしい!署名してくればよかったと今、後悔しています。待ち合わせがあり、急いでいたものですから。

 

よくこのあたりにいる、動物の権利運動や環境保護運動の活動家はこの日、見かけませんでした。

 

この通りは、大道芸人、路上音楽家が多いことでもよく知られています。

小道具の「グラッドストーン(医者の黒カバン)」を床に置いたこの人(左側)の芸をぜひ見たかったのですが、始める兆しはありませんでした。バーバリーのレインコートのすそとネクタイが下からの烈風で吹き上げられ翻っている状態を保つインパクトのある服装です。額の毛もしっかり立っていました。

 

帰りにこの場所をもういちど通った時には、コーラン朗読、コーラン朗誦、クリシュナ・マントラの喧騒の中、ラップの生演奏が聴けました。

 

 

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見た!日本人の前衛作家、世界的人気の草間彌生の水玉アート展

2023年08月21日 05時30分08秒 | マンチェスター

評判の、「草間彌生 あなたと私と風船 YAYOI KUSAMA YOU, ME AND THE BALLOONS」 展に行きました。

 

マンチェスターのシティセンターのはずれ、ディーンズゲイト・カスルフィールド Deansgate Castlefield という、小舟の停泊地が入り組んだ運河沿いの水辺のエリア、古代ローマ時代の城塞の遺跡の残る興味深いエリアに新しくオープンしたイベント・センター、Aviva Studios が会場です。

 

(写真2枚はディーンズゲイトの景観です)

入館日時指定の入場券は発売と同時にほぼ完売。知識層の愛読新聞紙のアート欄がこぞって絶賛する日本人女流作家による現代前衛アート展!!

上に座ったり寝そべったりできる Cloud 雲 (写真☝)以外は全て過去の作品の寄せ集め...と言うか草間自身がアレンジ、プロデュースした展示らしいです。

すべて、空気を入れて膨らませた巨大オブジェの展示会です。

15分刻みの入場時間を予約する仕組みですが、会場には好きなだけいてもいいようです。

誘ってくれた友人が、空きのある時間枠をみつけ、予約してチケットを取ってくれました。

 

日本人の女性アーティストが全世界でもてはやされるのは嬉しいです。

現代アートに特別関心があるわけではない一般の人まで夢中にさせる草間彌生の魅力とはいったい何なのか...実はちょっと気になっていたのです。いかなければ!

 

「天真爛漫」とか「無邪気」と表現され、高評価を得た現代アートは私に言わせれば、その時点で「無邪気」ではなくなるはずです。

来館前に、日本語のウェッブサイトでちょっとだけ草間彌生の人となりと芸術についてリサーチしてみました。ああ、幼少期から幻覚や幻聴を体験してきた人だったんですね。この頃あまり聞かない表現、「天才と狂気は紙一重」、いい得て妙。

「もしかしたらその無邪気はホンモノかも!」という期待が膨らみました。

とにかく、私はこの展覧会から彼女の作品の好悪を述べるつもりも批評するつもりもありません。

楽しかったです!作品の意図やアーティストのメッセージを受け止める、という美術の本質と向き合う行為は最初からあきらめていました。

ただ...黄色に黒の水玉模様のタコの脚(じゃなくて、希望の水玉)がにょきにょき生える「無限空間に埋葬された希望の水玉が永遠に宇宙を覆う」小部屋を通って、会場全体を見下ろせる中二階に上がって...

下に降りて広い1階展示場を歩き回って...

タマコロの中の無限空間をのぞき込んで...

 

20分並んで四方と天井、床が鏡張りの球体の小部屋に入って無限空間体験をしておしまい。100% 私個人の感想ですが、これで入館料15ポンドは高いと感じました。

パブリック・アート的に無料で公開してグッズ販売などで利益を上げる方法もあったはずです。

そして、「その無邪気はホンモノかも!」とはどうも思えない気がしてきました。「この表現方法が好評だから続ける」のが本当に無邪気なのでしょうか。

ピンクの髪にピンクの水玉のブラウスを着た草間が御詠歌のような悲しい節をつけて歌うビデオが無限ループで流れ続け、楽しい雰囲気の会場に暗い影を差していました。

日本語なのに不明瞭。「天国への階段~」とか「三角の扉をうちやぶり...」と, ところどころ不穏なフレーズが聞き取れたのが不安をかきたてました。...帰宅後みてみたウェッブサイトの解説の英訳によると、アーティスト本人のうつ状態時の自殺願望をうたっていたようです。

1年前、ゴッホの生涯と多彩な作品をコンピュータ映像と圧倒的な音量の音楽を駆使して紹介する「アートショー」Van Gogh Alive 展を見てきたことを思い出し、比較してしまいました。

その時の入館料の23ポンド50ペンス、高かったのですが払った分だけじゅうぶん堪能した記憶があります。

ゴッホも精神疾患を患っていたのでした。誰にも理解されない激しいタッチの絵を命を削って描き続け、37歳で自殺したゴッホの生涯が悲しすぎました。生きているうちに売れた絵はたったの1枚、なんて気の毒なんでしょう!

前衛で若い頃から高い評価をうけ、生きている間に世界的名声を得た草間彌生の展覧会を見て思ったこと;

「表現方法の多様化が評価される現代はいい世の中だ」。

 

作品といっしょに写真が撮れる、というのも人気のポイントのひとつなのかもしれませんね。「インスタ映え」しそうです!

 

ゴッホのアートショーに関する ストックポート日報 の記事リンクです☟☟。

徹底的に不遇だった天才画家の足跡をたどる、大人気の斬新なアートショーに行ってきた

 

そして、もうひとつ。

空気を入れて膨らませた作品群は、手を触れてみたくなりますがさわれません。アートですから。抱きしめたり、押し倒したり、パンチバッグのように力いっぱいぶちかましてみたくなります!

子供連れの家族がたくさん来ていましたが、作品に手をふれる子や走り回る子はまったく見かけませんでした。

概して言えば英国の小さな子供たちは親と一緒の時、とても聞き分けが良いのです。アート展に子供を連れてくる(文化的な)家族を英国社会全般の例として語るのは無理があるかもしれませんが。

国民全体が礼儀正しいことで知られる日本人ですが、子供の振る舞いに関しては別だと思います。3ヵ月の日本滞在時に、店の中で走り回ったりぐずったり親の関心をひこうと大きな声で同じことを繰り返して言い続ける小さな子供をけっこう見かけました。

 

 

 

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朝食メニュー専門のマンチェスターの名物カフェ、ネコの味のチーズを含むアメリカっぽいラインアップが何ともオシャレ...日英外食費比較あり

2022年12月22日 08時00分00秒 | マンチェスター

火曜日に、娘といったマンチェスターで久しぶりになつかしいカフェで遅めの昼食を食べました。

以前にも、夫と入って食事した話題で記事にしました。朝食専門のカフェ・バー、コーヒー・ポット Koffee Pot

個人経営のセレクトショップや個性的なカフェやバーなどなどが並ぶノーザン・クオーター Northen Quater のメインストリート、オルダム・ストリート Oldham Street の終わり近くにあります。

食べ物の写真を中心に載せた7年前の記事のリンクです☟。自分で読んでみてメニューが変わったことと、そのあとすぐに友達と来た記憶があるのですがそれ以来7年ぶりの再訪だったことに驚いています。

おしゃれになったノーザンクオーターの庶民的なカフェでこってりした昼ごはん

私が注文したAll American Pancakes。

平べったくのしたソーセージ( sausage patty ) とハッシュト・ブラウン・ポテトをはさんだ、牛乳ではなく乳脂肪分たっぷりのバターミルクで溶いたこってり厚いパンケーキ、その上にアメリカのテレビドラマでよく見かけるカリカリのベーコンとやわらかめの目玉焼きがのっています。全体にまき散らしてあるのは粉砂糖。ガラスの小鉢に入った茶色いメープル・シロップがついてきます。

メープル・シロップを全体にとろ~んとかけて、バラバラに崩して小さく切って食べました。甘くて塩辛くてしっとりシャリシャリとてもおいしかったですよ。

 

あまりお腹が空いていないので飲み物だけ付き合う、と言っていたくせに、メニューを読んでいるうちに食欲がわいたのか、娘が注文したのは...

Manc Muffin。

マンク Manc とは「マンチェスターの、マンチェスター人」というような意味です。こんがり焼いたイングリッシュ・マフィン(アメリカのカップケーキのような焼き菓子とは違い、丸いバサバサした朝食用のパン)の上にのったやわらかめの目玉焼きと平たくのしたソーセージ、カリカリベーコンがのっているのは私のパンケーキと同じです。

pickle spear(ピックルの槍) とメニューに書かれている特大の酢漬けのガーキン(瓶詰め用キュウリ)とプラスチックのようなツルツルした黄色いチーズがまたものすごくアメリカっぽい(?)です。ポテトの細切れと玉ねぎを溶いた卵でまとめたポテト・ロスティ poteto rosti というハッシュト・ブラウン・ポテトのような興味深いポテト・スナックがついてきます。

娘は、ツルツルのチーズをはがして残しました!「ネコの味がする」というのです!何とも独創的な表現に感心して、一口食べてみました。

本当にネコの味がしました!いえ、私はネコを食べたことはありませんがネコの毛皮に鼻をくっつけて深く息を吸い込んだ時の暖かい心安らぐ「獣臭」を大げさにしたような臭いがしました。メニューには「アメリカのチーズ」だと書かれていました。

 

家に帰って、オンラインでメニューを見てみました。店でテーブルにもってきてもらったのと全く同じ可愛らしいグラフィックのメニューがファイルできました!

「フライ・アップス Fry Ups 」という英国名物フル・イングリッシュ・ブレックファースト Full English Breakfast には3種類のバージョンがあることに注目です!

基本の、目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、ブラック・プディング black pudding(凝固したブタの血液)、焼いたトマトの他に...

1;イングリッシュには、大豆を甘いトマトソースでトロトロに煮たベークド・ビーンズ baked beans が...

2;アイリッシュには、イーストを使わずソーダで発酵させたアイルランドの名物パン、ソーダ・ブレッド soda bread と潰したポテトを平たくまとめたポテト・ケーキ poteto cakesが...

3; スコットランドには、 (スコットランド出身のコメディアンBilly Connoly のニックネーム、Big yin の名を冠しています)、スコットランドのポテト・ケーキであるトッティ・スコーン totty scones と細かく刻んだヒツジの内臓を胃袋に入れて蒸した ハギス haggis と四角いソーセージ・パテに油で揚げたトーストが...

それぞれついてくるようです。

 

トーストしたイングリッシュ・マフィンにポーチト・エッグがのったベニーBenny (egg Benedict) もアメリカっぽいですね。

バースBath に旅行した時にアメリカ風のカフェで朝食に食べたことがあります。私のはポーチト・エッグとハムだったかな?

ベジタリアン(正確にはサカナは食べるペスカトリアン)の夫はハムの代りにスモークト・サーモンを注文しましたっけ。

フライアップ、パンケーキ、ベニーの3種類の朝食すべてに、ベジタリアン版と、ビーガン(卵も乳製品も口にしない完全菜食主義)版があります。

 

夜はバーとして11時まで営業しています。

 

 

ところで...上に転載したメニューの値段です。カフェの朝食が11ポンドか12ポンド。ちょっと高いなと思われましたか。昨日のレートで、12ポンドは1980円です。飲み物は別です。(たのめば水は無料でもってきてもらえます)

英国のインフレーション、日本の円安...もっともな事情を差し引いても、日本は物価が安すぎる...のです。

先月まで3カ月近く日本に滞在した私の実感です。

ちょっとの値上げに消費者が敏感に反応する日本では飲食店が「客離れ」にひじょうにビクビクしていると聞きました。

「ファミレス」だとフライアップにトースト、サラダ、お代わり自由のコーヒーがついて500円から800円ぐらいですよね...?

 

食材にこだわったマンチェスターの名物カフェです。娘と出てきたマンチェスターでたまにはいいかな?と払える金額ですが頻度が上がれば、あるいは1人でさっさと腹ごしらえを済ませたい時などはマクドナルド程度の値段しか払いたくないのはたしかです。

で、その世界中どこでもお手頃なマクドナルドの朝食ですが、単品は3ポンド前後。飲み物がつく「ミール・ディール」だと4ポンド弱からです。日本円だと3ポンドは479円、4ポンドは639円もかかってしまいます。日本では単品が200円から300円で食べられますよね。

 

ぜんぜん関係のない、クリスマス・マーケットの出店のビジネス・ロゴが気に入りました。

マンチェスターのマスコットとしてもう有名すぎるハチ。

娘は「顔が怖い、手がキモチワルイ」と言っていましたが。千手観音のようですね。

羽がなくてちょっと不自然...しかも焼き菓子を売るお菓子やさんだからフォークとナイフはいらない!

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娘の付き添いは口実でまた行ったマンチェスター、意外と人出が少ないクリスマス・マーケット他

2022年12月21日 06時01分10秒 | マンチェスター

昨日、月曜日にまたマンチェスターに行きました。

 

今回は娘と2人で。

前回のストックポート日報 記事には日中気温が1℃前後の厳しい寒さの続く一週間の様子をお伝えしてきましたが、一転、一昨日の日曜日に続いて12℃ 前後の春先のような、穏やかな天気でした。セーターの上に、綿のレインコートを着て出かけました。(念のため、リュックサックにはウールのストールも入れて行きました)

今回の用事は、娘の「血液採取」です。

 

ご心配なく、病気ではありません。

ショッピングセンター内に国家医療サービス、NHS の診療所があります。そこで営業しているNHS 提携の私営ジェンダー・クリニックの予約が入っていたのでした。

ホルモン治療に先立つ「健康診断」のための血液検査です。

NHSには、男の子として生まれた娘に私がつけた日本の男の子の名前を捨てて自分で選んだ英語の、女性名で登録されていました。

カウンセリングやら、(もし家族など周辺と問題があれば、提供してもらえるらしい問題解決のための)セミナーなど、2年以上のパンデミックですべて無期延期に。いきなり治療が始まるのかと不安に思っていたものの、とりあえずは総合健康診断が先だそうです。私たち親は本人が望む治療に全く異存はありません。NHSが提供するセッション、療法全て無料ですし。

だーれもいない広い待合室はサウナのように暑かったのです。この暖房費高騰のおり、英国全土でNHSの医療従事者がインフレ物価に見合った賃上げと待遇改善を求めて大規模なデモ(2日目)を決行している時にこの経費の無駄遣い!

待合室で待っている間、私は綿のコートも手編みのセーターも脱いで半袖のティーシャツ1枚で汗をかいていました。

上の写真の、診療所を出たところにあるエレベーター乗り場から見えているロイヤル・エクスチェンジ the Royal Exchange です。

綿織物の相場を決める大交易所だった建物です。現在は中2階のだだっ広いエリアには劇場、カフェ、画廊、売店が、道路に面した地階にはズラッとならぶ店舗があります。上階は貸しオフィスです。

マンチェスターは18,19世紀に世界の綿織物取引の中心地だったのです。

ロイヤル・エクスチェンジ反対側の...

高級店(となぜかマクドナルド)が軒を連ねる、セント・アンズ・スクエア Saint Ann's Square に店舗が並ぶクリスマス・マーケット the Manchester Christmas Market 。

天気のよい平日、浮かれてマンチェスターに出てくる口実に特に必要もない付き添いを申し出て、勝手についてきちゃったわけなのです。

先週にも夫と買い物目的できたクリスマス・マーケット、クリスマスの前の週なのにあんがい空いています。

セント・アンズ・チャーチ Saint Anne's Church 外のナティビティ Nativity (キリスト降誕場面)です。

マンチェスターのクリスマス・マーケット名物のジャーマン・ソーセージを食べようよ、と娘を誘ったのですが、断られました。

けっきょくお腹が空いていた私の希望で、マンチェスターのヒップなエリア、ノーザン・クオーターNorthen Quarter の昔からある「朝食カフェ」コーヒーポット Kofeepot で遅い昼食を食べました。

えーっと、その話はまた次に。

ノーザン・クオーターの写真も撮りました。

 

クリスマス・マーケットのもともとに本拠地、アルバート・スクエア Albert Square は背後のマンチェスター市庁舎 Manchester Town Hall(ネオ・ゴシック建築の自他ともに認める世界最高傑作例です!)の大改装のため、閉鎖になっています。

アルバート・スクエアに例年たてられていた、クリスマス・マーケットのシンボル、メルヘンチックな人形がまわる風車塔とヴィクトリア女王の銅像です。

今年はたくさんのバス路線の始発・終点地であるマンチェスターの表玄関、ピカディリー・ガーデンズ Piccadily Gardens のクリスマス・マーケット会場にたてられていてなんだか寂しそうです。

アルバート・スクエアではドイツの山小屋風のビア・ガーデン等ヨーロッパ伝統のクリスマス風景を盛り上げる舞台装置が盛りだくさんでメルヘンチックな木製の風車も雰囲気にピッタリはまっていたのですが市電やバスやオフィスビルなどの都会の喧騒の中にポツンとひとつ、かなり浮いて見えました。

 

男の子として育てた娘が女の子になってしまうのに何も違和感はありません。(女の子が実はほしかったのです)

いっしょにマンチェスターでお洋服のショッピングができてとても楽しかったですよ。

 

 

 

 

 

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パンデミックあけで再開のマンチェスター・クリスマス・マーケット例年よりも規模と見栄えが今ひとつ、それでも満足フランス人の石鹸やさんとの再会

2022年12月15日 07時30分25秒 | マンチェスター

先週の金曜日、マンチェスターに行きました。

目当ては、名物のクリスマス・マーケット Manchester Christmas Market

あまり写真を撮りませんでした。

本来、毎年ヨーロッパの雰囲気たっぷりのメルヘンチックな出店が並ぶ、もともとのオリジナルの開催スポットのアルバート・スクエア Albert Square が塀で囲われて閉鎖されていました。

☟に記事のリンクを貼った、パンデミック前のクリスマス・マーケット記事を読んでください。

マンチェスターの冬の名物!元祖、あこがれのヨーロッパ大陸スタイルのクリスマス・マーケット、今年も食べたソーセージ!

世界最高のネオ・ゴシック様式建築例と言われる、マンチェスター市庁舎 Manchester Town Hall の非常に規模の大きい補修、増改築の真っ最中なものですから。

市庁舎はゴシック風の雰囲気たっぷりのアルバート・スクエアと1930年風のセント・ピーターズ・スクエア Saint Peter's Square に挟まれてたっています。

反対側のセント・ピーターズ・スクエア です。

 

 

 

広い街のショッピングエリアには町中に拡散された、例年通りの出店が所狭しと並んでいました。

エクスチェンジ・スクエア Exchange Square (上の2枚の写真)と、ピカディリー・ガーデンズ Piccadiry Gardens (下の写真)、セント・アンズ・スクエア Saint Ann's Square (下の写真)はマンチェスター名物、ヨーロッパ風のクリスマス・マーケットの雰囲気をがんばって出していました。

アルバート・スクエアの閉鎖を知らなかったものですから、行ってみてガッカリでした。

しかし!目当てのフランス人の石鹸屋さんが、高級ブランドショッピングエリアの例年通りの区画に出店を出していたのを見つけ、大感激です!

2019年に最後に訪れた私たち夫婦に「ブレクシットのせいで(手続きが完了後、EU諸国との交易には関税がかかることが予測されていました)私たちがここに来るのはもう終わりだね、名残惜しいね」というようなことを言っていた、店主のフランス人のおじさんにまた会えました。私たちのことをおぼえていたそうです。本当かなぁ、お世辞もあるかもしれませんが、私たちが「毎年あなたたちから石鹸をドカッと買っている」という前に、「いつも来てくれるでしょ、おぼえているよ」と言ってくれました。

例によって、オリーブ油で作った「サボン・ド・マルセイユ」500gと香りの違う浴用石鹸を12個購入しました。

(2020年はパンデミックでマーケットは開催中止、2021年には石鹸屋さんはいないだろうと予測して、行きませんでした。それ以外8年にわたって毎年石鹸を量買いしています)

能無しボリス・ジョンソン(前)首相は嘘つきで不誠実で、諸悪の根源、禍々しいブレクシットを提唱した極悪人の1人でもあるのですが、なんとかEU諸国との関税撤廃を維持することには成功しています。その点だけは見直してやっていいかもしれません。

カリッと香ばしいジャーマン・ソーセージは今回、食べませんでした。

上の写真の、セント・メアリーズ・ゲート Saint Mary's Gate にもおぼえている限り10年は同じ店が炭焼きにした本格的なジャーマン・ソーセージをホットドッグにして売っています。

私はドイツ人家族が店を出している、アルバート・スクエアでジャーマンソーセージを買って食べることにしているのです。スクエア閉鎖の今年はどこか別の場所に店開きをていたのかもしれませんが、探せませんでした。

クリスマス・マーケットの出店が並ぶセント・メアリーズ・ゲートを抜けると、古いパブが2軒。

正面は1552年から営業しているオールド・ウェリントン the Old Wellington 。右側は1738年創業のシンクレアズ・オイスター・バー Sinclair's Oyster Bar 。

どちらも1996年のIRAによるマンチェスター爆撃 Manchester Bombing 1996 の際、跡形もなく破壊されたものの破片をひとつひとつ集めて完全に復元されたマンチェスター復興のシンボルです。

爆撃当時、爆心地から遠からぬ場所にいて、かなり巻き込まれた体験を持つ私はこの場所を通るたびに胸がいっぱいになるのです。退避する時間を十分とった予告があったため、爆撃の規模が大きかったものの死者の数は0でした。

そう言えば、マンチェスターは2度もテロ爆撃を受けているのです。2度目は2017年、このすぐ近くのコンサート会場で多数の多くは未成年者の犠牲を出しています。

 

 

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やっと完結、水辺の散歩道サルフォード・キィズの観光案内と個人的感想

2022年06月13日 05時35分26秒 | マンチェスター

埠頭の再開発地域、サルフォード・キィズ Salford Quays について前半記事を書いてからもう2週間もたってしまいました。

実家で長い週末を過ごしたあと、徒歩の距離にあるサルフォード大学の学生寮に帰る娘にくっついて私も出てきたのでした。(5月25日です)

続きです。前回のサルフォード・キィズの記事のリンクです☟

現代建築とユラユラつり橋、水辺の散歩コースを楽しめるサルフォード・キィズ

世界的に有名なサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッド Man U の本拠地が徒歩の距離にあるためでしょう、日本人にもよく知られたエリアだそうです。

日本語で書かれた観光案内ウェッブサイトをいくつか目にしました。

今回、私も「観光案内記事」をちょっぴり意識してみました。

つり橋を渡り切ると運河や元船舶の停泊埠頭に囲い込まれて出島のようになったメインの娯楽エリアに出たところまで...が前回でした。

(写真が前回と重複しますが)

建物が奇抜なシアター、The Lowry

ティールームと、現代アートのギャラリースペース、それとシアターの名のもとになった地元サルフォードの画家、L.S.ラウリー L.S Lowry 作品をモチーフにした個性的なグッズのセレクションが充実しているギフトショップがあります。

お土産としての好感度は未知数ですがラウリー・グッズ、日本ではたぶん手に入らないマンチェスターみやげの決定版としておススメできます。

例;メガネ・ケースとソックス...

  

ネクタイやスカーフ、キーホルダーなどなど、盛りだくさんです。ちょっと個性が強すぎる...?しかも日本での知名度の低いアーティストみたいですし...現代を代表する国民アーティスト、マンチェスターの誇りなのですが。

他にもマンチェスターのマスコット、ハチ Manchester Bee のモチーフのギフトウェアも充実していました。

日本語の観光ウェッブサイトでサルフォード・キィズ観光には外せないスポット(!)として紹介されていたブランド物のアウトレット・モール、キイサイド モール Quayside Mall はラウリーの向かいにあります。

中にある映画館が目当ての娘と一緒に好奇心に駆られてはいってみました。平日(水曜日)、ガラガラでした。

空き店舗も多くさびれた印象でした。

店員がどこもヒマそうで、人見知りする娘は店員に熱心に接客されることをおそれて店に立ち入るのを激しく拒否しました。店員のあしらいはお手の物の私もちょっと尻込みするほどです。

知らないヨーロッパブランドなど私が「安かったら買いたいな」と思っているブランドではない、私の好みにぜんぜん合わないブランドいくつかの製品がたしかに3割から6割引きで売られていました。

映画館のある階はなぜかベッディング・ショップ(寝具屋)が5,6店舗密集していて、もしベッド&ブレックファーストの経営にでも乗り出すことでもあれば、ドゥベイ・ケース(かけ布団カバー)を大量に購入するためによってみてもいいかもと思いました(B&Bを経営する予定など絶対にありません)

サルフォード・キィズに立ち寄る予定があって、観光サイトおススメの「キイサイド・モールに寄ってみようかな?」と思われたら、まず英語で Quayside Mall のホームページを検索して目当てのブランドの店舗が入っているかどうか、クラフト・マーケットやストリート・ミュージックフェスティバルなど楽しそうなイベントを開催しているかなどを確認されることをおススメします。

私にとってブラっと寄ってみて楽しめる場所ではありませんでした。(欲しいものがなければ時間の無駄;個人の感想)

(お布団カバーを英国のお土産に買って帰りたい日本人はあまりいないように思います。規格も違うはずです)

学生寮に帰る前に1人で映画を一本見ていくという娘とキイサイド・モールでわかれました。

ラウリー(左)とキイサイド(右)の間を通って...

つり橋ではない普通のコンクリート橋を渡った向こう岸にはトラム(市電)の駅のあるミディア・シティ・UK Media City UKがもう見えています。ただ歩くだけなら約20分の行程です。

左端のガラス張りのビルはBBC(英国国営放送)の放送局です。

BBC朝の全国ニュースはここサルフォード・キィズから配信されます。

朝のニュース BBC Breakfast は、つり橋を通って...

...双子ビルの間をカメラがすべるように撮影したオープニング映像で始まります。

つり橋を渡って、双子ビルの間を通って真ん中の広場へ出て(そこで映像はスタジオ内に切り変わります)「Good morning!」とキャスター気取りで言いたくなる、「人気番組のロケ地訪問」のような気分が味わえます!

同行の娘も日本の皆様もBBC Breakfast を見ていないので共感してもらえなくて残念です...

娘が大好きな「アジアン・フージョン・レストラン」ワガママ☆ Wagamama☆での食事を勧めている日本語観光ウェッブがありました。

映画館に行くためにサルフォード・キィズに寄る娘と一緒にわざわざ私まで出てきたのはいっしょにワガママ☆で「ラーメン ramen」を食べるという目的があったのです。

おかしなこだわりのある娘は、外食はマンチェスター界隈で手広くチェーン展開しているワガママ☆で、と決めています。

私は娘の付き合いでなければぜんぜん入りたくありません!

私が注文したオリジナル・ワガママ☆ラーメンは12ポンド(1990円)ぐらい、ぼったくりです。具が豪華で出てきたのを見るとわっとうれしくなりますが、かんじんのラーメンが今回はゆですぎでぶにょぶにょです。

娘が注文した奥の「キムチ・ラーメン」のスープはズバリ、キムチを湯煎にしたような味でした!具の、韓国風のタレに漬け込んだ牛肉はなかなかおいしかったですよ。

入口の写真はありませんが、トラムの駅ホームから続くこの広場の右手の建物一階にあります。

禁煙者も飲食できるように外に座席がズラッと並べてあるのですぐわかります。

興味がおありなら英国でボッタクリラーメン、いかがでしょうか。

しかも「アジアン・フージョン」と銘打っているので「これは正統派ラーメンの味付けではない!」と日本人に文句をつけられる筋合いもない開き直り。

もし、平日のお昼時にこのエリアに立ち寄る機会があるならば、この広場の右側の庭園部分にいくつか店開きしているフード・ヴァン food van (トラックで引いてくる屋台のヴァン)でバーガーやケバブ、サンドウィッチとイタリアン・コーヒーを買って外のベンチで食べてみるのはどうでしょうか。

報道、放送関係のオフィス街です。

私たちが行った時は昼休みをとっくに過ぎた時間でしたが、天気のいい昼休みには庭園や広場で放送関係の人たちに混ざってランチ、も楽しいだろうなと思いました。

1人でマンチェスター方面に帰るトラムを待つ間見かけた、東欧から来たらしい外国人観光客を見かけました。

 

ホテルもたくさんあるようです。オフィス街だからですよね。

トラムのプラットフォームからラウリーやキーサイドのある向こう岸(埠頭の出島)を眺めます。

右側は帝国戦争博物館  北館 IWM North

シマシマガラスのアートワーク(?)をすかして撮ってみました。

プラットフォームと歩道の境のないトラムには改札はないのかって?

ありません。プラットフォームの券売機で一番安い「Zone 1」を買えばマンチェスターの中心 Central Manchester と Media City UK の間を行き来できます。

たまに検札員が2~30人ぐらいいっせいに乗って来て電車をとめ戸口を閉鎖して切符の徹底検札をするため、切符を買わずに無銭乗車するとおそろしい目にあう可能性があります。無銭乗車を企てたことのない私はおそろしい目にあったことはありませんが。

 

今日の午後、サルフォード大学の学生寮で1年過ごした娘が寮を引き上げます。クルマで迎えに行くつもりです。

アート・スクール(大学の芸術学科)のファウンデーション(予科)を終了して、そのまま3年間の本科への進学が決まっているのですが、寮生活が合わなかったようです。

9月から大学には自宅から通うことになります。

 

 

 

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現代建築とユラユラつり橋、水辺の散歩コースを楽しめるサルフォード・キィズ

2022年06月01日 08時00分00秒 | マンチェスター

サルフォード・キィズ Salford Quays

 

サルフォード・キィズはもともと荒廃した埠頭地域だったそうです。

成功した埠頭/港湾地域の再開発例として、ヨーロッパ中のお手本にもなっているそうです。

複雑に入り組む水路の周りに奇抜な現代建築がたちならぶ近未来都市のような街です。

夏休みに入って帰宅していたものの、提出物やカウンセリングなどまだあいている大学に用事がある娘が、学生寮に帰る前にちょっと寄って映画を見ていく...というので私もいっしょについてきました。学生寮から徒歩30分ぐらいだそうです。

風が強くて不機嫌な表情の娘が立っている(上の写真)、トラム(市電)のプラットフォーム続きのこの広場(のこの場所☟)にはヴァン・ゴッホの作品を映像で見せる奇抜な巡回アート・ショーの仮設会場があったのでした。

そのアートショーに関する記事のリンクです☟

徹底的に不遇だった天才画家の足跡をたどる、大人気の斬新なアートショーに行ってきた

このあたりはメディア・シティ・UK  Media City UK という、テレビ放送局が集中したエリアです。

今回(と言っても行ったのは1週間も前ですが)撮ったのとは違う写真が見られる、その時のサルフォード・キィズに関する記事も良ければ読んでください☟

ファン・ゴッホのアートショーの見学前後に散策した水辺の再開発地域、意外と高いらしい日本での知名度!!!

 

サルフォード・キィズは、日本でも人気の強豪サッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッド Man U の本拠地があるオールド・トラッフォード Old Trafford から徒歩の距離らしく意外にも日本人にけっこう知られたエリアだそうです。

周辺の観光地として、ウェッブサイトの日本語観光情報がなかなか充実していたのでした。

マンチェスター・ユナイテッドの見学ツアーを終えた後にでも時間があれば、の話ですが...水辺の散歩はおススメです。

広場の周りをひと巡り。BBC の放送局の2棟の間を通って、風の強い日はユサユサゆれるつり橋を渡って...

(渡り切る直前に振り返ったところを撮りました)

水路を一羽優雅に泳ぐ孤独なハクチョウをながめたり、橋の下にゴボゴボ水が吹き上げたり止まったりする謎の現象をかなり長いこと観測したり(何だったのだろう)、目の前を横切る観光遊覧船(!!)の乗客に手をふってあげたりしました。

渡った先には思いっきり奇抜な現代彫刻の帝国戦争博物館 北館 Imperial War Museum North があります。

日本人が興味をもてるともあまり思えない展示内容の、特殊な分野のこの博物館はあまりおススメできません(前回の記事参照)...が、入館無料なので、内部の天井がどうなっているのかな?とか建築物に興味があるのなら入ってみる価値もあるでしょう。ギフトショップでは英国っぽいお土産モノが見つかるかもしれませんしね。

IWM North と並ぶ赤銅色のピッカピカビルの...

 

真正面にある別のつり橋をまたわたると...

サルフォード・キィズのメインの娯楽エリアです。

橋の横手のこれまた奇抜な現代建築の劇場、ザ・ラウリー The Lowryと...

キイサイド Quayside というショッピングモールが広場をはさんで向かい合っています。

長くなるので、以下次号に。

日本語観光ウエッブサイトによればこのキイサイドはなかなかおススメの「ファクトリー・アウトレット」だということらしいのですが、実際に入ってみた(娘の目当ての映画館が中にあるものですから)感想は...長くなります!

以下次号!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファン・ゴッホのアートショーの見学前後に散策した水辺の再開発地域、意外と高いらしい日本での知名度!!!

 

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マンチェスターで見かけたポップ、カワイイ、社会性がありそうな、そして懐かしいモノの数々

2022年05月08日 07時56分13秒 | マンチェスター

先週マンチェスターに行った時に撮った写真です。

メキシカンレストランのロゴ、舌がトウガラシになっている図案が気に入りました。(レストランは閉まっていました)

写り込んでしまった私のコートも赤トウガラシ色です。

 

スペインの小皿料理、タパスが売り物のバー、El Gato Negro Tapas (クロネコ・タパス)のエラそうに説教を垂れながら威勢を張って歩いている(ように見える)クロネコのロゴがかわいくて気に入りました。

 

ストリート・アートとヴァンダリズム(破壊行為)の中間に位置するいきなり社会性が高いこれは...複数の場所に同じイメージが貼れるポスターアートですね。

Two Trains Go to War 戦争に向かう2台の列車、のキャプションはパロディか何かなのか調べようとしたのですが、行き詰りました。ご存知の方のご教示を仰ぎます。

列車のスタイルは旧式の機関車風です。

右は悪評高いロシアの大統領、プーチンで、左はロシアの侵攻後評判をあげているウクライナのゼレンスキー大統領なのですが、ゼレンスキー大統領の今ではトレードマークになっているヒゲがありません。そういえば開戦前はヒゲなしのつるんとした顔で知られていた記憶があります。

開戦後、スーツを着るのをやめた頃からのびはじめた不精髭をスッキリ整えて今のような口元を取り囲むマッチョなスタイルに落ち着いたのではなかったでしょうか。

このポスターが貼られたのは、ロシアの侵攻前でしょう。

 

上階がアパートメントになっているらしい古い立派な建物の入り口前に、空の1パイント牛乳ビンが並んでいました。

懐かしくて思わず写真を撮ったのですが、マンチェスタ、ピカディリー駅近くの、メインの通りを一本奥に入った、ナイトクラブやおしゃれなバーなどが並ぶ地域に牛乳配達が来るらしいことが意外でした!

私たちも15,6年前まで牛乳配達を利用していました。

カラの牛乳ビンを洗って戸口の外に出しておくと翌朝の配達の時にもっていってもらえる(牛乳ビンは消毒後再利用される)今から思えばとても「環境にやさしい」販売消費システムでした。スーパーマーケットでプラスチックのびん入りを買ってきた方が安上がりでかえって便利なため、契約中止にしちゃったのが何とも惜しまれます。

毎日早朝、通りから聞こえるビンのカラカラなる音と「ミルク・フロート」の静かな電気エンジン音をベッドの中で聞いて目を覚まし「ああ、もう朝だけどもうひと眠りできるな」と思ったのを懐かしく思い出しました。

うちのエリアのミルクマン(牛乳配達員)はサリーという名前のシェパード犬を連れて配達していました。今から思えば防犯のためだったのかもしれません。

比較的年配の男性が多いミルクマンの集金の時を狙って現金を強奪するドラッグ中毒者が全国的に多かったと聞きました。

オンライン決済の支払いなどしたくなさそうな高齢者の利用客が多いらしい牛乳配達では今でも現金の受け渡しを玄関口でやっていそうです。数十件の一か月分の支払いは集まるとかなり高額になりそうです。

その人が定年退職するとこのエリアでのミルク・フロートは見かけなくなりました。

牛乳配達ビジネスそのものが現在かなり落ち目になっているらしいのですが、コロナウィルスのパンデミック以来、従来から細々と展開していた日用品や牛乳以外の食料品の配達が注目をあび、地域によっては需要が盛り返したとも聞いています。

参考までに、宣伝ウェッブサイトで見つけて勝手に借りたミルク・フロートの写真です☟

わが家で配達をたのんでいたのと同じ会社の、全く同じ車種のフロートの写真を見つけて感激です!!

 

大改修、改装工事が始まってもう3年目かな、マンチェスター市庁舎 Manchester Town Hall がまるでインスタレーション・アートか何かのように可愛らしく梱包されて(というかただの足場囲いですが)内側で秘密めいた作業がすすんでいます。

18~19世紀にヨーロッパ中で大流行した中世の宗教建築の復興スタイル、ゴシック復興様式 neo-Gothic/Gothic Revival-architecture の最高傑作(のひとつ;マンチェスター住民のひいき目)と言われるマンチェスター市庁舎改修工事の完成が待たれます。

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3年ぶりのマンチェスター・アート・ギャラリー、さらに個性がいや増して鑑賞しにくさも増大、画期的な展示方法

2022年05月01日 06時08分49秒 | マンチェスター

水曜日にマンチェスター・アート・ギャラリー Manchester Art Gallery (マンチェスター美術館)に行きました。

 

美術館一階にあるカフェです。

美術館のカフェらしく、本格的な額に入った古風な油絵の静物画や風景画が白い壁にかかっていてます。

実は今回、こういう20世紀の戦前/戦後ころの食卓や台所モチーフをテーマにした静物画が見たくなって美術館に行きました。美術史上は大して価値があるようにも思えない...でも、見る人の心が安らぐような絵画がまとまって見られる展示室が、(10年ほど前には)たしかにありました。

カフェの壁にかかっているのは購入当時は(?)それなりに注目されていたであろう作家のちゃんとした収蔵作品のはずです。

 

マンチェスター・アート・ギャラリーの外観です。

実は、私もいっしょに行った夫も美術館の展示にはがっかりしました。

かつては、「18世紀以前のヨーロッパ美術」、「18世紀の肖像画」、そしてマンチェスター・アート・ギャラリーの最大の呼び物、「ラファエロ前派とその追随者の作品」等、わかりやすく分類されて展示室分けされた常設展が楽しめたのです。

「この部屋に行けばいつもあるお気に入りの作品」を見に、何度も足を運ぶ地元の美術ファンは多かったはずですし、遠くから来る美術ファンにも、「マンチェスターに行ったらこれを見て帰らなきゃ!」という目当ての名作がいくつかあったはずです。(入場無料です)

でも現在は...

違います。

なんというか...独創的なテーマごとに、時代や流派がシャッフルして(フュージョンといった方がアート業界っぽいですね)わけのわからない展示になっています。

この、「意欲的な」展示方法が私はどうも好きになれません。

例えば、上の写真の展示室では、私が知らない現代作家が描いたどう並べ替えても横につながる画期的な構図の3連パネルの湿地帯の風景画(すごーい!)と、イタリアル・ネッサンス後期の風景画家、カナレットの横に広がるベニスの風景画をワケありげに展示していました。(じっさいワケなどありません!)

銅で頭を飾ったアフリカの女性の肖像写真アートと...

銅のナベのある緻密な17世紀オランダの静物画と、銅製の工芸品や古い考古学的資料のような物品をいっしょに展示する意味は...まあ分かるような気がしますが...こじつけすぎてまったく共感できません。

もっとも有名な所蔵品のひとつ、フォード・マドックス・ブラウン Ford Madox Brown の「労働 Work」のある展示室は...

労働に関する問題提起や、労働賛歌テーマの展示室になっていました!

内務大臣の低賃金低スキル労働者に対する差別的発言に抗議するポスターが貼られていたり...

デンマークの看護婦さんの陶器の置物(工芸品)が飾ってあったり。

 

夫が鑑賞しているのは、女性像の表現がテーマの展示室に展示されていたジョン・ウィリアム・ウォーターハウス John William Waterhouse の「ヒュラスとニンフたち Hylaas and the Nymps 」です。

未成年の少女たちを性的な対象のニンフとして裸体で描いたこの作品を、2018年に美術館の女性学芸員がフェミニストの立場から非難して独自の判断で展示から外したことがありました。その判断は美術界の大ヒンシュクを買って、けっきょく展示復帰、今に至っています。

撤去に反対する手書きの入館者アンケート用紙のような紙切れがいくつか手前のガラスケースに入って展示されていましたが、この顛末の一部始終はどこにも記載されていませんでした。

作者のウォーターハウスはラファエロ前派の追随者です。

マンチェスター・アート・ギャラリーはラファエロ前派が好きな人には、ロンドンのテート・ギャラリーに次ぐ、充実した収蔵品で知られる「聖地」なのです。

ラファエロ前派作品を目当てに来た人はがっかりすることこの上なし!

他の古典画風絵画を見に来た人も同様でしょう。有名な所蔵品がとてもたくさん展示から外されていました。

昔からある常設の傑作をどこかに引っ込めて、革新的で意欲的な展示内容にするためか視点を交差させるためだかなんだか、とにかくよくわからない目的のために好悪のわかれる現代アートを点在させて「自分の好みの美術作品を堪能」するだいご味があじわえなくなっています!!

私は現代アートも好きです。

現代アートはどこか別の展示室で、それはそれでじっくり鑑賞できるようすればいいと思います!

従来のアートを違う視点で楽しんでもらおうという意図なのでしょうが、従来のアートの従来通りの楽しみ方を知っているアートファンには余計なお世話です!

たしかに、この方式で堪能している来館者も多数いるのでしょう。そうでなければ税金で運営されている市民美術館が同じ方針で何年も意欲的な企画を続けるわけにはいきませんものね。

アートスクール(大学の芸術学科)に留学していたころから何十回も訪れたはずのマンチェスター・アート・ギャラリーで、今まで見たことがなかった、かわった作品を見つけました!

綿糸の国際相場を決めるマンチェスター・ロイヤル・エクスチェンジに集った綿糸商人たちの肖像画を一枚の巨大なキャンバスにおさめた不思議な絵画!

(上の写真はごく一部)よーくよく見たらひとりぐらい知ってる人に似た顔が見つかりそうです。

次回行った時にはもう取り下ろされていそうですが。

何のテーマの展示の場所にあったか、実はよく覚えていないのですがテーマごとに集めたり、とりおろしてしまいこんだりする昨今の意欲的展示方法のおかげで、今までぜんぜん見たことのない19世紀の奇作品に巡り合うことができました!

最大の墳飯ものは...

これもまた有名な作品、ジョージ・スタッブス George Stubbs の「チーターと牡鹿と2人のインド人 Cheetah and Stag with Two Indians」を覆った巨大なガラス面にバッカみたいなモダンなシャンデリーアがどこから見てもうつってしまうこと!!

この「チータ...」をじっくり鑑賞するために設置されているベンチのどこに座っても(夫と私は右に左に移動して、背筋をのばしたり、浅く腰をおろしたりいろいろ視点を変えてみました)、宇宙からの侵略者のようなシャンデリーアがうつってしまいます。上の写真を撮った場所まで離れてみればやっとシャンデリーアの写り込みが撤去できます。

この作品も以前はスタッブスの他の作品や18世紀の上・中流階級の優雅な生活描写の絵画といっしょに「どっかり」とした威厳をもって展示されていたものですが。

左となりのビデオ映像作品のくりかえし音声がうるさくて耳障りでした。

同時代の似通った流派の美術、工芸作品をまとめて展示する従来の展示方法では来館者を飽きさせるという恐れがあるのか、あるいはただ単に「既成の」とか「古典的な」やり方に反抗して見せたい企画者の意図なのか...、とにかくこういう新しい方法が全国的に主流になってきているようです。

3年前に行った時も、斬新な展示方法が鼻につきました。その時の記事です☟ぜひ読んでください。

マンチェスターの美術館、マンネリ回避の意図は買う!でも、意義はあるのか、個性的な展示方法

 

今回はそれよりさらに...ぶっ飛んでいました。その時は確実にあった古典絵画のいくつかがさらに展示室からは消えていました。

バンクシーのステンシル作品や、布団カバーの「 HOMESiCK 」が古典絵画の展示室からどけられていてまあ、よかった...のでしたが。

この日私が見たかった、20世紀絵画の展示室は消滅していました!

カフェでいくつか壁の飾りとして掛けられていた数点が私がそもそも見たかった落ち着いた「品のよい静物画」です。

ひさしぶりにアクリル絵の具で静物画を描いていてみようかという気になったものですから、インスピレーションが欲しかったのです。

 

カフェで注文した、巨大な一切れ4ポンド99ペンス (814円)もしたホームメードのマーブルケーキです。

大きさ比較のために夫の大きな手をいっしょに写しました。たのんでもいないのに、フォークを2本そえて持ってきてくれました。一人では食べきれないことがわかっていたのでしょう。

2人で食べて、バタークリームは残してもお夕食が食べられなくなるほどの量でした。ものすごく美味しかったのですが。

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マンチェスターの画材屋の手作り感あふれる季節のウィンドウ飾り、そろそろおしまい、春の花ラッパスイセン

2022年04月25日 07時28分09秒 | マンチェスター

マンチェスターのアート・ショップ(画材屋)の季節感あふれる「ガラス絵」です。

 

テーマは「春の唄 spring grooves」。ラジカセ(CD プレーヤーかな、そうだとしても...)がレトロですね。

イースターの花、黄色いラッパスイセン dafodil はもう盛りを過ぎているはずです。

今日の午後にでもおなじみ木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる「自然保護林」に行って様子を見てくることにします。

そろそろ、ブルーベルの季節です。

 

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ロシアの暴挙、許すまじ!ウクライナにはマンチェスターがついている!メッセージの正当性はともかくなんだかはしゃぎすぎのような...

2022年04月24日 07時37分07秒 | マンチェスター

マンチェスターに行きました。

多目的文化施設、ホーム HOME で自主上映系(むしろ今はアートハウス系と言うのかもしれません)のフランス映画を見てきました。

その後で寄った、マンチェスター美術館 Manchester Art Gallery の入り口ホールのウクライナ支援キャンペーンが目をひきました。

ブロンズ像一対の首からウクライナ国旗をダラっと垂らしただけですが。

ロシアの暴挙、許せませんっ。ウクライナの独立を徹底的に支援します!

だけど、これ、アート作品じゃないの?「近代彫刻の父」ロダン Rodin ですよ!手前は、青銅時代 Age of Bronze、向こう側はイブ Eve。

ウクライナ支援をわかりやすく表現したのはよいのですが、芸術作品がマヌケくさく見えませんか。

 

マンチェスター中「MCR (loves) Ukraine マンチェスターはウクライナを支援する」メッセージでいっぱいでした。

 

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