イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

まだまだ続く、イーリー大聖堂!中世建築の神秘!有名なオクタゴンタワーに上がるツアー

2015年02月28日 11時54分35秒 | イングランド中部

おとといの続きです。

12世紀ノルマン時代の傑作建築、イーリー大聖堂 Ely Cathedral に14世紀に付け加えられた明り取りのための塔、オクタゴン タワー Octagon Tower です。




無料の塔内を上がるツアーに参加しました。

まず、よくできた模型を使ったガイドさんによる簡単な構造の講義を聞きます。




アーチ型のドアの奥が、中2階にあたるトリフォリウム triforium に上がる階段です。


正真正銘(少なくとも壁は!)ノルマン時代の筒状の階段内部。                                    階段は修復してあるはずですが。

トリフォリウム(中二階)の様子はきのうの本欄をご覧ください。


窓の前に立つのはガイドさんです。

外には足場が組まれてます。袖廊の外壁一面が大修復工事中でした。
見学者以外の一般の人が普通上がることがないトリフォリウムの窓にはステンドグラスもなく地味ですね。

各自、トリフォリウムに手荷物を置いて外にでます。



北の袖廊 North transept から南の袖廊 South transept まで、身廊 nave の屋根伝いに外の渡り廊下を横切ります。                       補強の板は修復工事用にわたしてありますが、吹きさらしの渡り廊下そのものは建築当時からあるオリジナルです。

絶景!


高い!


これでも、まだ半分の、トリフォリウム(礼拝スペースを見下ろす高い中二階)の高さなのです!
まだまだ上に上がります。

この続きはまた明日。



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ストックポートバナナ日報 総集編

2015年02月27日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
ストックポートバナナ日報 総集編


コンビニで、目にまぶしい若葉色のバナナを買いました。
コンビニって長くおきたいからか、緑のバナナをよく売ってます。


一本選んで「バナ坊」と名付けました。

これから時々、色の移り変わりをご報告します。



2日め

かわりばえしません。みどりの洗濯物バケツのなかのバナ坊。


3日目 写真なし

4日目



黄色くなってきました。バナ坊。

食べごろ。子供たちはもっと熟れたのが好きです。
兄弟はおおかた私に食べられています。


バナ坊買って5日目。


1950年代のバナナ皿と。


6日目のバナ坊



7日目 カレンダーから切り取った、アンディーウォーホールのバナナ芸術と。


良く知られてる黄色いバナナのとちがって、だいぶ熟れてます。

8日目


いっぽんだけ残ったバナ坊の兄弟と。
兄弟、この後たべられました。
熟れすぎであまりおいしくなかった。


9日目
食べごろをすぎたバナ坊



2拍3日で旅行へ


お留守番のバナ坊、3日見ないうちにこんなに色黒に!



アシモは日本科学未来館のおみやげにずいぶん前に買いました。
ソファーは白黒画面の旧式携帯電話(2年前までつかってました!!)がぴたっとはめ込んで充電できる携帯電話おきです。

いまはアシモの休息用。バナ坊、おつかれ。


終りが近い



茶色いティーポットより茶色い。



まだ、黄色いところがある。





バナ坊、真っ黒です。家族の評判も悪くなってきました。
みずみずしいみどりのバナ坊がうちにきたのは2月3日。

ここ10年ほど、バナナの皮をバラの木の根元に捨て続けています。お花にいいらしい。


バナ坊もここで眠らせることにしました。兄弟の皮がまだ残ってます。果肉が入ってるのがちょっと心配。ムシがわくかも。

バナ坊が根元に眠るバラの木に、夏にはきれいなピンクの花が咲くでしょう。




マンチェスターストリートアート



おわり



今日も最後までお読みくださりありがとうございますにゃ~。
↓↓↓画像を応援クリックお願い、すみませんにゃ~。




<参考webサイト>

●googleマップ イギリス/ストックポート↓↓
https://www.google.co.jp/maps/place/53%C2%B024'00.0%22N+2%C2%B009'00.0%22W/@53.4,-2.15,12z/data=!4m2!3m1!1s0x0:0x0?hl=ja

●オープン ストリートマップ イギリス/ストックポート ↓↓
http://www.openstreetmap.org/#map=12/53.3999/-2.1928

●ウィキペデイア/ストックポート↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88


●地球の歩き方
http://www.arukikata.co.jp/country/europe/GB/

●イギリス大使館
https://www.gov.uk/government/world/japan.ja

●在英国日本大使館
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/

<イギリス マンチェスター イギリス留学 ストックポート イギリス旅行 マンチェスターユナイテッド イギリス生活 イギリス料理>
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イーリー大聖堂、まだかくことがあります。

2015年02月26日 16時28分56秒 | イングランド中部

先週行った、イーリー大聖堂 Ely Cathedral の有名なオクタゴン タワーOctagon Tower、別名グレート ランターン オブ イーリーGreat Lantern of Ely に上がる見学ツアーに参加しました。


1322年、当時すでに築200年を経ていた、ノルマン時代の中央の塔が崩壊した後、塔を建てなおすかわりに、ユニークな明り取りの天窓がたてられました。これが有名なオクタゴン・タワーです。。

樫の巨木が使われた木造なのです。

長いあいだ、地上で組み立てたあとに吊り上げて上に載せた説が有力でしたが、最近の考古学調査によって、上で積み上げていったらしいことがわかったそうです。
ヨーロッパ中で他に例のない、中世建築技術の最高傑作といわれています。

筒形の螺旋階段をあがって、まず中2階部分、トリフォリウム triforium にあがります。


上の写真右側の、修復用足場の外は吹きさらし。

トリフォリウムから袖廊 South transept (身廊と十字に交差する短い礼拝スペース)をみおろします。


高い!                                                              もちろんかってには上がれません。ツアーに参加してガイドさんの案内を要します。

袖廊上部のここの部分はちょっと広くなっていて、ちょっとした物置状態でした。(見学者の目にとまるのに片付けたら…と言いたいところです)


うちの夫が見ているのは、300年物のパイプオルガンの木製パイプ、修復待ちです。ネズミが巣をつくっていたそうです。

ここまで上がってきた階段は比較的広く、背の高い夫も同行の太めの女性にも余裕でしたが、この後ずっと上のオクタゴンの内部を見学したあと、さらにオクタゴンのトンガリの周り(外)に出るために、とんでもなく細い筒状螺旋階段を約2分かけて上がらなくてはならないのです。

そこで、手荷物すべて、リュックサックやかさばるカメラ、ポケットの中の硬い物、すべて置いていくようにいわれました。
見学者の安全のためというより、900年たった石の階段室の壁を傷つけないためです。
トランセプトにある金属のロッカーにいれて、鍵をかけます。

写真を撮るための携帯電話は、もってあがってもいいそうです。私はコンパクトカメラをコートの内ポケットに入れて、携帯することに。どこにも当たらないよう細心の注意をします。

続きはまた今度。




ストックポートバナナ日報

長らくご愛読いただきましたストックポートバナナ日報、本日をもちまして終了させていただきます。
ストックポート日報はひき続き刊行してまいりますので、よろしく。

バナ坊、真っ黒です。家族の評判も悪くなってきました。
みずみずしいみどりのバナ坊がうちにきたのは2月3日。

ここ10年ほど、バナナの皮をバラの木の根元に捨て続けています。お花にいいらしい。


バナ坊もここで眠らせることにしました。兄弟の皮がまだ残ってます。果肉が入ってるのがちょっと心配。ムシがわくかも。

バナ坊が根元に眠るバラの木に、夏にはきれいなピンクの花が咲くでしょう。




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イーリー番外編、 細切れ写真 ・

2015年02月25日 17時01分33秒 | イングランド中部

続きです。

イーリー大聖堂 Ely Cathdral の写真です。

ノルマン時代の門柱です。



ノルマン時代の身廊の外側から。



ホテルの受付付近で撮った家族写真です。





ストックポートバナナ日報

バナ坊の全身が真っ黒になるまで続きます。






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中世宗教建築の傑作!イーリー大聖堂  ・

2015年02月24日 09時00分32秒 | イングランド中部

今日で4回目、中世の大聖堂のあるケンブリッジシャー Cambridgeshire の小さな町、イーリーEly をお見せしています。
  

イーリーと言えばイーリー大聖堂 Ely Cathedral です。



正面。ロシア皇帝の紋章のある大砲がおいてあります。戦勝記念に分捕ってきたらしいのです。

大聖堂の入り口です。


イギリスの大聖堂の中で3ばんめに長い身廊 naveだそうです。

1140年に完成したノルマン様式 Norman Style の建築物です。

フランス風にロマネスク Romanesque ともいいますが、厳密にはちょっと違うようです。 

イギリスを支配していたフランスの王朝がおしつけた様式ですが、イギリスで独自の発展をとげたようです。

貸し出された鏡を持ち歩いて天井画を鑑賞します。

顔をずっと上に向けていると首が痛くなりますから。



天井画の画風は中世風ですが、実はイギリスの中世の大聖堂には天井画などないのが普通です。                      もちろん、オリジナルではありません。

身廊の両側に並行してはしる 側廊 aisle という幅が狭く、天井も低い部分です。



身廊は幅も高さもこの4倍以上あります。

さて、天井画の話です。1830年代のことです(すでに築800年)。この身廊の壮大な天井が永年の間、ろうそくの炎でいぶされて真っ黒になっていたそうです。

そこでありがたい天井画で汚いアーチ天井をおおっちゃうことにしたらしいのです!

ところが、天井板を張り終わった時点で予算オーバー。

信心深い地元の資産家でもあるアマチュア画家が、無償奉仕をかってでました。
自費でペンキ屋チームもやとって(バックの青担当)半分まで描きすすんだところで、謎の病気にかかって急死しました。
今では水銀中毒らしいことがわかっています。当時の絵の具には水銀が含まれていたそうですから。

後を引き継いだ画家が同じスタイルを踏襲して何とか完成にこぎつけました。以上ボランティアのガイドさんのお話で知りました。

その後継者とペンキ屋は無事だったのか、費用はどうしたのか、ききそびれました。

ステンドグラスもすべて19世紀の修復だそうです。

修復、というよりもむしろ創作です。

昔の修復はほんとうにやりたい放題、職人の美意識が勝手に反映されちゃっていますね。

ステンドグラスを斜めに横切る黒い影は、外壁から地面にのびるフライングバットリス flying buttress という、大き目の中世建築を両側から支えるつっかえ棒のような部分です。

アマチュア画家や、ステンドグラス職人のセンスにおまかせってかんじだったようです。
その姿勢には賛否両論あるようです。。

私は、いいとおもいます。

ステンドグラスなどは清教徒革命やら国教会内部でおこった改革(偶像崇拝をやめよう、見た目すっきり運動)の時にとりこわされたりで、当時すでにノルマン様式のオリジナルは散逸状態だったのですから、いまさら。

ノルマン時代のビジュアルな資料がないので、元のとおりに修復するお手本もとうぜんありませんから好きににやるしかないでしょう。

12世紀以降、何百年間もその時代の最新建築技術を駆使して建て増し、建てなおし、すき放題修復が繰り返されてきてるんですから。

きれいだから許しましょう。

ステンドグラスを通した外の明かりが壁を照らす、晴天の日の昼下がりがおすすめ見学タイムかな。


入場料をとられます!

出入りは自由。再入場の際、入場券の提示を求められることもありません。

無料のガイドツアーが充実しています。

私たちは人気の、オクタゴンツアーと一般向き地階ツアーに参加しました。一人からでも決行してくれます!
平日でも30分ごとに開始していて希望もきいてくれます。

時間決めで、専門性の高いツアー(建築、歴史、宗教史オタクむき)も予約なしで参加できます。

オクタゴンは、有名な明かり採り窓のある八角形の塔です。
西洋中世建築技術の最高傑作といわれています。
ツアーの様子はまた今度。




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まだ、黄色いところがある。


 



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中世の町並みが残るケンブリッジシャーの小さな町イーリー、昔の人は小さかった ・

2015年02月23日 09時00分00秒 | イングランド中部

イギリスの古い建物の残る町を歩くと、しばしばぎょっとするほど低い戸口を目にします。

イーリー Ely も例外ではありません。

夫の身長は186センチ、イギリス人にしても高いほうです。



イーリー大聖堂 Ely Cathdral の正面入り口の、ものすごく高い扉のパネルに小さい入り口があります。



来拝者はここからはいります。大扉は儀式の時だけ全開するようです。

もうちょっと低かったらお茶室の入り口のように、「頭を低く、謙譲の姿勢で入れ」ということなのでしょうけど、ちょっと半端です。

有名なオクタゴン・タワー Octagon Tower に上がるツアーの途中です。

タワーのトンガリの外に出て絶景を楽しみました。

階段室のドア。前に立ってる息子は身長150センチ。


うちの夫も同行の太った女性も、この向かいの同サイズのドアをすり抜けて、壁幅の細い筒状螺旋階段をあがりおりしました!

この話はまたあした。

しつこくもう一枚。

ホテルの寝室に入る夫。



入った室内の天井はぐっと高かったです。

横にダブルベッドと2つシングルベッドが並ぶ、贅沢なファミリールームですが、3歩あるくと天井の傾斜がはじまって、夫が直立歩行できるのは入り口付近、横に約7メートルだけ。

一泊3人でたった38ポンド(朝食付き)はそのためか!?
いいえ、実は誰かが土壇場でキャンセルしたらしい部屋が前の週にみつかったのです。

部屋ではベッドに寝転んでテレビをみるだけです。快適でした。



ストックポートバナナ日報

茶色いティーポットより茶色い。





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有名なノルマン時代の大聖堂のある小さな町イーリー

2015年02月22日 09時00分13秒 | イングランド中部

中世の町、イーリー、Ely 続きです。

今に残るノルマン建築の大聖堂の最高傑作(のひとつ)、イーリー大聖堂 Ely Cathedral、正面から見たところです。



歴史ドキュメンタリーを見て突然、イーリー大聖堂の有名なオクタゴンタワーOctagon Tower、あるいはグレート ・ランタン ・オブ ・イーリーGreat Lantern of Ely が見たくなりました。


大聖堂が十字に交差する真ん中に、てっぺんをステンドグラス窓で囲まれた明り取りのためにたてられた塔なのです。

中世建築技術の、世界最高傑作と言われる部分です!!


それを見るためだけにでも、わざわざ行く価値が充分ありました。

有名なケンブリッジ Cambridge のそば、私たちの住むストックポートから電車で3時間半かかります。

ロンドンより近いのに倍以上の時間!

ものすごく安くホテルの部屋がとれたので、衝動的に決行しました。
電車代がかかっちゃいましたが。

かなり遠くからでもオクタゴン・タワーがよく見えます。



夜間のライトアップは圧巻でした。



続きはまたあした。



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終りが近い






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突然思い立ってイーリーに行ってきました  ・

2015年02月21日 09時00分29秒 | イングランド中部

イーリー Ely はノルマン時代の大聖堂のある、小さな小さな「シティCity 」です。

イーリー大聖堂 Ely Cathedral 。


10世紀ごろから「大聖堂がある」という理由で「シティー」として知られてきましたが、正式にシティ承認されたのは1970年代になってからだそうです。

今では「シティ・オブ・イーリー City of Ely 」が正式名の正真正銘のシティです。  

ちなみにストックポートはもっとずっと規模が大きい町ですが、大聖堂がないのでただの「タウン Town」です。

大聖堂以外あまり知られるものもない地味な町です。
強いてあげれば、

1、大聖堂とセットになってる、ヨーロッパで一番大規模に固まって残る中世の建物群 Monastic Buildings



2、清教徒革命 Civil War のオリバー・クロムウェル Oliver Cromwell がちょっとの間だけ住んでいた家 Oliver Cromwell House。


3、ウナギ




18世紀に沼沢が干上がるまでイーリーは離れ小島だったそうです。

島を囲む沼で採れるウナギは名産だったのです。
大聖堂は十分の一税として、市民からウナギを徴収していたそうです。

オリバー・クロムウェルの奥さんの得意料理はウナギパイ eel pie だそうです!
浜松名産「夜のお菓子うなぎパイ」とは違って、ぎっしり刻んだウナギが詰まっている甘くないお食事パイだったようです。

イギリスのうなぎパイ、食べたかった!(今では誰も作っていない、廃れたレシピだそうです)

オリバー・クロムウェルがちょっとだけ住んでいた家の台所の強烈なディスプレイです。

 

ウナギを食べたことがない、食べたくもない、気持ち悪いと言っている夫と息子を気持ち悪くさせたビジュアル教育ディスプレイ!

現在、イギリスでの食材としてのウナギの人気は全くありません。

イーリーでは、夏にはウナギ祭り Ely Eel Festival があるそうな! はりぼてウナギとウナギの仮装(!)をした人達が短い大通りを練り歩くようです。

見たい!

それでもウナギのゆるキャラも、ウナギ関係のお土産品もありません。商売っ気がないんですね。

1時間半で町内外の観光スポットがすべてまわれるおすすめルートは、「ウナギの小道 Eel Trail」とよばれています。(大聖堂見学は別に半日要)

地名のイーリーは名産のイール eel(ウナギ)がもとになっている、と言われています。

続きは明日。




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アシモは日本科学未来館のおみやげにずいぶん前に買いました。
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エッジリーのムキムキマン ・

2015年02月20日 18時05分22秒 | 英国ってハズカシイ!
うちからそう離れてない小さな町エッジリー Edgely の商店街に人目を引く「ムキムキマン」がたっています。


筋肉増強剤専門店の招きマネキンです。


ヨーロッパ人のあくなき「色黒願望」を体現しているチョコレート色の肌の白人像(金髪碧眼です)!


店番していたのは、派手ないメイクの女性でした。

店の8割のスペースは中古ブランド物衣料買取販売ビジネスに使われています。

入り口はなぜか共有。

筋肉増強剤の販売スペースは棚2枚分のみ。

筋肉もりもりの男性が店番してるのを期待して覗いてみたんだけど・・・。

突然思い立って、大聖堂のある小さな小さな中世の町、イーリー Ely に行ってきました。今帰ったところです。

写真の整理ができたらお目にかけますね。


ストックポートバナナ日報

お留守番のバナ坊、3日見ないうちにこんなに色黒に!




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チャイニーズ・ニューイヤー  ・

2015年02月19日 09時21分10秒 | 英国の、生活のひとコマ
新年明けましておめでとうございます。



旧正月って日本では言いますよね。
今日、2月19日は、チャイニーズニューイヤー Chainese New Year、太陰暦の1月1日。

イギリスでは日本でよりも、よく知られています。


留学時代、見知らぬ人も含め、毎年何人もの人に、ハッピー・ニューイヤー!コンヘイファッチョイ!と声をかけられました。

日本人もお正月は旧暦で祝うと思ってるイギリス人がけっこういます。もちろん私が中国人だと思った人も中にはいたはずです。

「私たち日本人は関係ない。はい、それでもおめでとう。」とへんじしてました。


月曜から、イギリス中、小学校から大学まで、学期なかばの半期休暇、ハーフタームホリデー half term holiday 中です。
もし学校があいてたら、イギリスの公立学校では旧正月を祝う行事をやってることでしょう。


小学校から、キリスト教各派はもちろん、イスラム、ユダヤ、ヒンズー教の教義や、各民族の文化習慣の体験学習が必須なイギリス。同化政策っていうのかな、移民が持ち込んだ文化をとりこもうという動きがさかんです。

中国からの移民の多いマンチェスターでは特に重要な観光行事です。2月に入ったらシティーセンター中、赤いちょうちんで飾られます。


くねくね蛇腹のドラゴンが、シティーセンターにある有名な中華街を出発して町中をねりあるきます。
行って写真が撮れないのが残念。

中華街のシンボル、チャイニーズ・アーチ Chinese Arch。



10年ほど前までは、イギリスで見かける中国人といえば旧植民地である香港から来た、広東語を話す人達ばかりでした。

中華街でレストランや中国人相手のお店、証券ビジネスなどやってるのもその人たちです。

今ではどこに行っても中華人民共和国からの観光客、留学生、ビジネスマンでいっぱい。

それでも、イギリスに持ち込まれたこのチャイニーズ・ニューイヤーの行事は純粋な香港、中国広東地方独特のものらしいです。

中国のお正月グッズは赤と金で目にまぶしいぐらい派手派手。



恭喜發財!
コンヘイファッチョイ!香港から来た中国人がお正月のあいさつとして連呼する広東語のおめでたい決まり言葉、「お金が儲かりますように!」

広東語にも謹賀新年、にあたるあいさつ言葉があるはずですが、イギリス人は学校で習うのか、大人から子供まで、知ってるのはこのファッチョイ!のみ。

赤地に金文字の家中に貼る「恭喜發財」のお札もうられています。見るからにおめでたい。
ばら売りがあれば1枚欲しい。

中国ファンシーグッズ店のプリクラマシンと、お仏壇、とはいわないか?布袋様が安置してある祠みたいなもの。お賽銭がつんでありました。





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マンチェスターアートギャラリーの、入館者の参加を呼びかけるちょっと変わった展示法

2015年02月18日 09時11分30秒 | マンチェスター
マンチェスター・アートギャラリー Manchwster Art Gallery の話題、ふたたび。

17世紀のオランダ絵画、イギリス派、フランス印象派といった西洋絵画の王道や、ラファエロ前派のコレクションで知られるマンチェスター・アートギャラリーですが、新進作家の意欲的な現代アートや、美術教育にも力をいれています。

この展示はなんだろう?


インタラクティブ interactive(来館者の参加を期待するプロジェクト)の展示室です。

若い女性作家の提案で、「戦争で廃墟と化した街」を復興するプロジェクトだとか。

抽象的すぎてよくわかりません。どうしろ、とも書かれていません。

展示品の木のブロックは動かせます。

型抜きした紙のビルディングパーツはもって帰ってもいいようです。

誰もいないモノトーンの展示室は絵になるので写真だけとって退出しました。

...後日再訪。

校外学習の小学生で、この部屋はにぎわっていました。

子供たちは前もって別室で戦争で爆撃を受けた街の教育映像を見てきたらしく、かなり乗り気で「復興活動」にとりくんでいました。

積み木です。


社会と図工の合体授業でしょうか?

別の日に行った時にも もう一校の団体が同じことをやっていましたが、いずれも先生方がバシバシ写真を撮っていました。

作業の過程を記録するのもアートの一環かも?しれません。

意欲的な現代アートと美術教育の合体プロジェクト?でしょうか。

壁にさりげなく書かれていた復興スローガン。




ストックポートバナナ日報

ストックポートバナナ日報は都合により2~3日休刊させていただきます。

バナ坊が過労のため、ご迷惑をおかけします。
というのは、うそ。

ちょっと旅行にでますので、写真がとれません。
冷蔵庫で休養させます。



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マンチェスター衣装史博物館。緑豊かな公園の中にある、美しいレンガ造りの邸宅

2015年02月17日 12時04分55秒 | マンチェスター
みどり豊かな、プラットフィールドパーク Platt Field Park

片すみにたつ18世紀のお屋敷、プラットホール Platt Hall が、コスチュームギャラリーThe Gallery of Costume, Manchester Art Gallery として一般公開されています。

入場無料。



留学時代、すぐそばに1年間住んでました。
バスを降りて近道にこの庭園を斜めに横切って帰宅してました。

20年以上前のこと。


今回、この近所での待ち合わせに早く来すぎたので、写真をとるために入ってみました。

実は10年ぶりぐらい。 

20年前は薄暗い邸宅に、マネキンがずらっと並ぶ薄気味悪い、ただの資料館みたいな展示でした。

今ではマンチェスターアートギャラリーManchester Art Gallery の分館、「衣装資料部」として、展示の工夫も満点。

入り口ホール。
真ん中にたってるのは現代作家によるウエディングドレス。



階段を上がって上からみおろしました。
ふわふわヘッドドレスが見えてます。




ウエディングドレス展をやっていました。

衣装史上の貴重な資料や、有名デザイナーの作品ではなく、そこら中の主婦や遺族から借り集めたらしい展示品が興味ぶかい。

30年ぐらい前までは、庶民の花嫁衣裳はパステルカラーのスーツなど、着まわしの効くよそ行き着が一般的だったようですね。

花婿も背広の襟のボタン穴にお花を挿すだけ。

この1950年代の豪華でロマンチックなウエデイングドレスはどこかのお嬢様のもの。


常設展の1690年のダンディー、昔から私のお気に入り。

展示ケースの後ろが鏡になってて、衣装の後ろ側が見えるよう工夫されてます。
いっしょに記念撮影しました。


時間がなくて残念。またゆっくり来たい。

シティセンターのピカディリーガーデンズ Piccadily Gardens から2~3分おきにでてる40番台のバスで15分。(大学街と有名なインド人街 Curry Mile も通ります)

マンチェスター観光におすすめのスポットです。

前にはなかったカフェと売店もおしゃれ。


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ライノー版画

2015年02月16日 09時40分53秒 | 英国の、生活のひとコマ


ライノー版画 lino cut は日本ではあまり知られていないようです。

日本では「リノリウム版画」ともいうようです。

文字どうり、20世紀はじめごろ普及した硬いゴムのリノリウム床板を彫った版画です。
裏にバーラップという粗い麻布がはってあります。画材屋で買えます。

ヨーロッパでは、版画といえば、ライノーです。エッチングやリソグラフのような大がかりな道具や薬品が不要で手軽。子供の造形教育でも人気です。

私がつかってるこれは、クリーム色の樹脂製の「ソフトカット」という製品。



スケッチが濃い鉛筆で簡単に転写できます。

ソフトカットというのはたしか登録商標だったはず。10年前、普及し始めたころは、アメリカの版画製品会社の独占で高価でした。
今では類似品がでまわり、値段も暴落。ソフトカットという商品名より「白いライノー」としてしられているようです。

伝統的な麻布を貼ったライノーより軟らかくて彫りやすい。するする彫れます。



伝統的なのは、刃のコントロールが効きやすくて、今でも人気は根強いです。
洗った後、布がぼろぼろぬるぬる汚くなって厄介でした。

日本でおなじみの「消しゴム版画」みたいな刃あたりですが、消しゴム版画みたいにインクパッドでぽんぽん捺印できません。

ガラス板の上にローラーでのばした印刷用インクを版画面に均一に塗りつけて、






上に紙をのせてスリスリこすります。

木版画とおなじ。


残念、すりながらの写真撮影はできません。

こするのに使う道具のことを、バァーニッシャー burnisher と、いいますが、バーレン baren という専用の道具もうられています。
あの、日本の竹の皮に包んだ平たい物体から採った名前と思われます!
彫刻刀セットについてきましたよね。

バーレンは土鈴のようなカーリングのおもりのような形の金属製です。

私は昔ながらの、スプーンをつかったバーニッシュが力の調節がきいて気にいってます。

刷り上り。


これはプルーフ(ためし刷り)
まわりの黒いところは後でけずりとりました。





ストックポートバナナ日報



いっぽんだけ残ったバナ坊の兄弟と。
兄弟、この後たべられました。
熟れすぎであまりおいしくなかった。


今日も最後までお読みくださりありがとうございますにゃ~。
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<参考webサイト>

●googleマップ イギリス/ストックポート↓↓
https://www.google.co.jp/maps/place/53%C2%B024'00.0%22N+2%C2%B009'00.0%22W/@53.4,-2.15,12z/data=!4m2!3m1!1s0x0:0x0?hl=ja

●オープン ストリートマップ イギリス/ストックポート ↓↓
http://www.openstreetmap.org/#map=12/53.3999/-2.1928

●ウィキペデイア/ストックポート↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88


●地球の歩き方
http://www.arukikata.co.jp/country/europe/GB/

●イギリス大使館
https://www.gov.uk/government/world/japan.ja

●在英国日本大使館
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/

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近所で出会った買い物中の犬2匹、黒と白 ・

2015年02月15日 09時00分30秒 | 英国のイヌ
この黒いテリアふうの犬、名前も犬種もわかりません。聞かなかったので。



お店の前でお買い物中の飼い主を忠犬ポーズで待っています。
雑種じゃないかな、違ったら失礼。

イギリスの雑種犬にはこのタイプのモコモコが多いようです。

この白い犬は、ビションフリース Bichon Frise といいます。



イギリスでは実によく見かける人気犬ですが、名前を聞いてもすぐ忘れる! 最近3匹目ぐらいでやっと憶えました。

私は長いこと、この小型で黒目がちの白いモコモコ犬はみな、「マルチーズ犬」だって思いこんでいました。

よく見たら、マルチーズより胴長でずんぐりむっくりですね。



ビションフリースはマルチーズと同系列で、同じく地中海沿岸が原産、フランスで上流社会の愛玩犬として普及したそうです。

頭の毛をもっこりアフロ風に整えたイメージがおなじみですが、このハニーは全身さっぱりかりあげてもらって、今ちょっと寒そう。


ストックポートバナナ日報



この「バナナ ガード」は本家、オーストラリア製です。類似品もたくさんでまわってます。
おつとめしてた時は毎日バナナを持っていくのに重宝してました。

バナ坊のお棺おけみたいでえんぎわるいですね。



今日も最後までお読みくださりありがとうございます。
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正真正銘イギリス産の犬!スタッフォードシャー・ブルテリア  ・

2015年02月14日 09時58分16秒 | 英国のイヌ
スタッフォードシャー・ブルテリア Staffordshire bullterrier、通称スタッフィー Staffie。

よく見かける人気犬種です。日本ではなじみがないと思います。


もともとはスタッフォードシャー・ピット・ブル Staffordshire pit bull という、どう猛さで知られた闘犬用の犬種の改良版だそうです。

ピットブルと違ってスタッフォードシャー・ブルテリアは人懐こくて穏やかな性格だそうです。

ピット・ブルは現在繁殖も飼育も禁止されていますが、いまだにこっそり飼ってヤミで闘犬興業をやっている人達が時々摘発されています。(野蛮!!)

発見されたピット・ブルは殺されます。それはそれは獰猛なのだそうです。

こまったことに、このスタッフォードシャー・ブルテリアはピット・ブルと素人目には見た目の区別がつきません。

そういうこともあって、この犬種、しばしば労働者階級の強面ステータスとして認識されています。

バッグに入ったチワワがハリウッドスターに憧れるおしゃれな若い女性のファッションアイテムで、広い庭で子供たちとたわむれるラブラドールが中流階級の明るい家庭を象徴するように、スタッフィーは飼い主の若い男性をマッチョでタフに演出してくれるらしいのです。

でも、ほんとに、そうか?
顔がすごくマヌケなんですけど。





ミスティーは5歳。顔に似合わず、はかなげな名前。私とは仲良しです。

しょっちゅうおっぱいをぶらぶらさせて妊娠しているようです。子犬を見たことがないけど、どうしてるんでしょうか?

飼い主はしょぼくれた中年男性で、ちっともマッチョじゃありません。




ストックポートバナナ日報

カレンダーから切り取った、アンディーウォーホールのバナナ芸術と。


良く知られてる黄色いバナナのとちがって、だいぶ熟れてます。


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