一か月以上、休刊していたストックポート日報、今日からとつぜん、復刊です。
3月の後半から、4月の初めまで、日本にいました。
夫と二人、高齢の父の住む実家に3週間近くの滞在でした。後半は、現在スペインのバルセロナに住む息子が合流しました。
息子は、本職のシェフの仕事を休み、6カ月近くタイでキックボクシング(と言うと訂正されます、ムエタイですね)のプロ選手として活動していました。私たちが英国に帰国した翌日、バルセロナに戻りました。
家族で密な時間を過ごすのに専念した滞在でした。
写真は、主に近所で撮った、住宅街の遅咲きのヤエザクラ、ボタンザクラです。
1週間前に撮ったもの、2日前に撮ったものが混在しています。何週間も散らない、潔くないのが英国のサクラ!残念、最盛期は見逃しましたがじゅうぶんきれいです。
散る時も儚くハラハラと...ではなく、花の形のまま、ポタッと未練たらしく落花して道行く人々に踏みにじられて形を崩していきます。
普通の淡いさくら色のサクラも2月に開花していましたっけ。(日本に行く前に記事にしました)2月に咲いたサクラの木にはもうさすがに葉が生い茂っていました。
暖冬の影響で例年より2,3週間早めに開花すると期待されていた日本のサクラ、予想ははずれて、私たちの滞在中には開いてくれませんでした。
英国に帰国したのは4月の2日でした。日本のサクラの開花をギリギリ見逃しました。
....と言っても、英国の一番美しい季節に帰ってこられて大満足です。
美しい日本のサクラも見られるものなら見たかったのですが...実はこだわりません。どこで見られてもうれしいです。
サクラ、あるいは白から濃いピンク色の花を咲かせる「サクラもどき」も含めた春の花木を見てうれしくなるのは「やっぱり私も日本人」だからでしょう。
4月2日って、帰国してからずいぶん経ってますね...
帰国以来、家のことでバタバタしていました。
そのうちおっくうになってストックポート日報 は廃刊しちゃおうかな、なんて思っていました。が、50日ぶりに自分のブログをアクセスしてみて、まだ読んでくださっている方が多いことを知り気を取り直して続けることにしました。
日本の皆様に読んでいただけるストックポート日報 は私の現在、数少ない日本との接点なのですから。
次号からは、気楽に読んでいただける文章を気楽に書いたできるだけ多くの投稿を心がけます。
日本滞在中に感じた、日本に関するさまざまなことをそのうち少しずつ記事にします。
いただいたコメントもゆっくりと楽しんで読ませていただきます。
英国の住宅街の並木道でおなじみの、二階建てバスの形に道路側がえぐれた背の高い木です。☟
上の写真を二階建てバスが下を通過するタイミングで撮れたら良かったのですが...このサクラ☟は、住宅の敷地内に植えられているので二階建てバスの通行のジャマになるほど道路に枝が張り出していませんね。
英国の 「生」の姿を 見れるのが
何より 嬉しく ご帰国お待ちしてました
不在の間のコメントもたくさんありがとうございます。
私の帰省中は河津桜や梅があちこちで満開でした。日本の春は実に20数年ぶりで、とても寒かったのですが(!)美味しいものと共に少し楽しんできました。春は本当にどこでも綺麗ですよね。
こちらは、30℃近くまで気温が上がった先週末から一転して今週は、最高気温も10℃に達しないくらいまで下がり、周囲の標高5−600m以上は雪で白くなっています。石果類は既に花も終わって小さな実をつけ始めているので、最低気温0℃以下の予報が出ているこの週末、ドナウ沿いのアンズ(オーストリアの特産品のひとつ)農家などは寝られない夜を過ごしているはずです。
そう言えば先週、イギリスからヨーロッパ北部に向けて強い低気圧が東進した際に、うちの辺りではものすごい量のサハラの砂に見舞われたのですが、そちらではどうでしたでしょうか?数日“砂っぽい”日が続いていたのですが、その日の午後の2、3時間、車の上、目や口の中、家の中!とにかく凄かったです。
息子さん、プロの料理人さんでプロのムエタイ選手なんてすごいですね。頼もしい!優しい息子さんなんだろうな、というのも、これまでの江里さんの文章から察せられます。
サハラン・ダスト、先週ですか?気が付きませんでした。9,10日ごろ大気にサハラの砂塵が含まれていたらしいことを後日ニュースで知りました。事後の情報だったので、オレンジの雲が見られたかどうか確認できませんでした。砂塵が降った報道はありません。赤いほこりも見ませんでした
英国上空を素通りして欧州直撃、でしょうか。口の中...って怖いですね。化学性有害物質がいっぱい取り込まれてるって言いませんか。
息子のことは、実は自慢してもいいんだろうなと思って、意識して書きました。ほめていただいてうれしいです。
反抗期が長く、学校時代は学業に専念せず、義務教育終了時の学力認定試験もほぼ落第状態で、アカデミックな資格一切なしで社会に出てしまいました。
夫の甥姪、友人の子供たちは誰もが正規のエリート教育課程を経てエリート職に就いていますが私の息子は、頭がいいのにもかかわらず好きなことをしてフラフラくらしていて、心配でした。周りと比べて気落ちすることはないつもりでしたが「これでいいのか」っていつも思ってしまっていましたね。いいんでしょう。調理師の資格は取ったし自活できています。
英、日、西語が流ちょうに話せ、タイ語も修得するつもりで、たぶん世の中は渡って行けるのでしょう。タイでは全勝のプロのボクサーを息子に持った母なんていうのも私の周りにはいませんからこれからはどんどん自慢するつもりです。
子供、特に男の子は、反抗期をしっかり経た子ほど、後にしっかりと自立した“大人”に育っているように思います。その(反抗期の)間、親や家族は大変だったりもするのでしょうけれど。
うちは娘が一人だけなのですが、もし男の子を持っていたら、江里さんの息子さんのように頼もしく育ってくれるのが理想ですね。
「自慢の息子」さんでいいと思います!
9年ほど前にマンチェスター近郊に1年間住んでいました。ストックポートにも何度か遊びに行きました。帰国後にこちらのブログを知り、いつも楽しみに拝見しています。
住んでいたエリアと街並みが似ており、住宅の様子、植生、庭の垣根、ショッピングセンター、スーパーの商品、室内の様子(壁の塗り方やら窓枠やら)、どの写真を見ても何もかも本当に懐かしいです。これからもどうぞブログを続けてください。
お返事が遅くなりました。
ストックポートをご存知の方がよんでくださってるなんてほんとうに嬉しいです。
あの場所がどうなっているか見てみたい、懐かしいあの食べ物を取り上げてほしい...など、リクエストがあればお知らせください!!
あと、記事中に取り上げたことで「私がイギリスにいた時はたしかこうだった」なんて思われたことも教えていただければありがたいです。
これからもよろしくお願いします。