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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

美しい雪景色に思うイギリスの産業の停滞、例;学校の先生は休みすぎ 子供はうかれて雪遊び

2019年01月30日 21時53分04秒 | 英国の、生活のひとコマ
昨日(水曜日)の朝、起きると窓の外はウィンターワンダーランド。


この冬一番の冷え込みです。

隣の家の前庭です。


何かが見当たらないことにお気づきでしょうか?え、思いあたらない?
....答は一番下に書きます。

天気予報があたりました。
一昨日、火曜日の午後から雪が降ったり、雨になったり....夜の間に降った雪が積もったようです。

朝になると気温があがり、少しずつ雪がとけはじめました。



見慣れた住宅街が夢のようにきれいです。





イギリス人は家の前の雪かきをしません!
今でも日本ではご近所総出でやりますよね、あ、地域によって事情は色々かもしれませんね。



11時に病院の予約があったので、雪の積もった歩道を50分以上歩きました。
この時間になると車の行き来のある車道の雪はほとんど とけて車の通行に差しさわりは全くありません。

私も車で行ってもよかったのですが、何となく雪道を運転するのが不安で....

ラッシュアワーには交通量が多いバス道に出るとすっかりとけ切っています。



ところで、イングランドではめったに降らない雪が降れば(一年に一回か二回降るか降らないか)車が出せなかったり電車の運行が停止したりでたくさんの人が会社を休みます!
そしてあろうことか、実に多くの学校が休校になります。

基本的に、都市部と近郊では歩いて通える公立校に通うのが原則なので、児童生徒の都合ではありません。教職員が出勤できなくなるという理由です。

イギリスでは車のタイヤにチェーンをまいている人はいません。スノータイヤは地域によっては使われているようですが。
雪が降ったら、とにかく仕事に行かなくていいのです!

早朝 暗いうちに家を出てシックスフォーム・カレッジに行った息子が2時間以上して帰宅しました。

行ったら休校だったそうです。
30分に一本の帰宅バスが来るまで外で待って大変なメにあって帰宅しました。








....公園の向こうに高い煙突があるのが私が目指す病院です。


学校が休みで、もちろん小学校の年ごろの子供たちは大喜び。

学校が休みだと、お父さんかお母さんの少なくともどちらかは仕事を休んで子供をみないとなりません。

義務教育は4歳からです。

なんだか社会や産業にとってたいっへんな損失みたいな気がするのですが、親子でそり滑りをしたり、雪だるまをつくったり、それなりに楽しそうな光景を目撃しながら病院に向かいました。



それにしても!!
めったに降らない雪の日に備えて、プラスチックの「タボーガンそり」を持っている人はたくさんいます。
そのわりには めったに降らない雪に対する備えがめちゃくちゃ甘いのです。

降れば休む。

去年はちょっとした積雪で、物資の輸送が滞ったり、お年寄りが孤立したり、出勤できない医者や看護師が農家のボランティアによるトラクターで出勤したり、道路が閉鎖になって病院に向かう妊婦が何人も車の中で出産したり....国中大混乱だったのです。



以下は昨日の私と夫の食卓での憤り会話の再現です。

車が運転できないからと、学校の先生が雪の日に学校に来ない!

イギリスでは学校の休暇時期に海外旅行(夏に皆が行きたがる、南欧のシーサイドリゾート等)の料金が倍増するのです。
需要と供給のバランスで料金が変動するのは、資本主義なので仕方のないことなのでしょうね.....国内のホリデーコテージなど、シーズンオフには維持費を確保する程度のタダ同然の料金で賃貸しているところもあるようですし。

そのため、ピーク料金を避けるため、学期中にホリデーに行く家族が後を絶たないのです。
21歳の上の息子が小学校の時にそれが違法になりました!

休暇旅行のために子供に学校を休ませるのは「教育を受ける権利を子供たちからはく奪する人権蹂躙行為」であり、「子供に教育を受けさせる親の義務の放棄」だとしてたくさんの親が法廷で多額の罰金を科せられています。

学校と親との関係や、要領なんかにもよって法廷に行くまでことが大きくなるかどうか事情が違うようですが。
病気だということにするテもあるようですし、抜け道はあるようです。

それにしても、教育を受ける権利だなんだと言っておいて先生のつごうで勝手に学校を閉鎖する!
選挙の時は学校の講堂一か所を投票所に使うだけなのに休校にする!(イギリスの選挙日は平日です。投票所は早朝から深夜まであいています)

ヒーターが壊れたから休校にする!
ドブネズミの死体が見つかったから休校にする!(マンチェスターの学校で去年起こった実話)

イギリスの学校の先生は日本の先生と違い夏休みに出勤することは絶対にありません。
任意の有給休暇がない代わりに年に10週間もの定期休暇があるのです。

それで雪が降れば、授業を休む....
いえ、「子供たちが教育を受ける権利」だとかなんとか言わなければいいんですけどね。


答えです。
うちの隣の前庭からクリスマスツリーが消えたのに気が付かれた方がいるでしょうか。

月曜日の写真です。


庭に移植したはずのクリスマスツリーが消えた!
もう少しで隣の家のドアをノックして「クリスマスツリー、どうしたの!?死んじゃったの!?」と問い詰めるところでした。
さすがにそれをやると変な人だと思われますね。思いとどまりました。

昨日、病院から帰宅したらショック!


いったん抜いてどこかへやっていたクリスマスツリーのお焚き上げをやっていました。

なーんだ、クリスマス前に買った伐採した(根のない)生木のクリスマスツリー、家の中に置いておくと邪魔でちょっとの間 外の土にさしておいてだけだったみたい。
木の灰を冬に土に混ぜ込むと農作物が良く育つのだそうです。

見物している女の子2人はここのうちの子ではなく、同じ通りに住むよその子です。炎がパッと燃え上がるとひらひら舞いおちる黒い灰に「わー雪だ雪だ」と大はしゃぎでした。

このクリスマスツリーについて書いた以前の記事のリンクです。ぜひ読んでください。☟
鉢に蒔かれて発芽が待たれる忘れかけられていたクリスマスツリーのタネと隣家の花壇の育ちすぎクリスマスツリー



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マンチェスターのストリート・アート、街なかのアーティストに発表の場を与えるスペース、空オフィスのぼろ隠し個性的なアートも発見

2019年01月28日 23時14分36秒 | マンチェスター
日曜日にマンチェスターのシテイセンターにいきました。

久しぶりに、ノーザン・クオーター Northen Quarter の中心、スティブンソン・スクエア Stevenson Square のストリートアート群。


薄暗い日だったので、スマートフォンで撮った写真に手を加えて明るくしました。空がわざとらしく青いですね。



トラ、蝶、ロボット?、80年代テクノ調ロゴ、なんだかまとまりがありませんね。


ゲリラ的に自然発生するのが本来のストリート・アート、これでいいのかもしれません。

例によってテーマを決めずに複数のアーティストにそれぞれ自由に発表する場を提供するスタイルのディスプレイです。


アーティストが座って製作中でした。

後ろからこっそり撮影。


出来上がりが楽しみな、アニメ調のかわいらしいネコの絵を製作中です。

風が冷たく、外にじっと座っているのがつらい寒さでした。
でも、高い足場に上って右左に動きながら描く大きなスケールの壁画ストリートアート(ミューラル mural)と違って絵の具と筆があればすぐにでも制作できそうです。

私もやってみたくなりました。


同じくノーザン・クオーターの、リーヴァ・ストリート Lever Street 。


現代的なビルの一階、オフィスだったと思うのですがいつのまにか空き家になっています。

天井から床までの大きなガラス窓を覆う板が、アートでかざられています。
ぜんぜんストリートアートらしくない、斬新な作風!ブック・イラストレーションのような......。

ピカデリー・ガーデンズとの境にある人気の本屋/カフェ(おしゃれな居間風の空間で売り物の本を読みながらお茶が飲める書店)のとなりです。


ストックポートの空き店舗どおりもこのぐらい大胆に「フェース・リフト」(表面飾りで景気の悪さを覆い隠す工夫!)をすれば見栄えがするのに、と思いました。

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小劇場のバーにも驚きの顔がある

2019年01月28日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
地元小劇場のバーにあった椅子。


驚き顔を見つけました。

下の息子のガールフレンドが出演したお芝居を最終日、家族で見に行きました。


キャストもスタッフもすべてプロ、規模は小さいけど、商業演劇です。

息子のガールフレンドは公営のユース・シアター youth theatre (児童、青年劇団)のメンバーです。
オーデションを受けて「息子のガールフレンド役」を獲得しました。

公演は一週間、公演後行きがかり上(車で家まで送ってあげることになっていたので)私たち一家も打ち上げに参加してしまいました。


Eric Chappell作 Father's Day 。


たった4人のキャストがリビングルームを舞台に、出たり入ったり、緊密なやり取りを繰り広げるファミリーコメディです。

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ストックポートでもスクービドゥのジンジャーブレッドをかじって静かに祝う人がいる?スコットランド人の国民的詩人バーンズの誕生日、バーンズナイト

2019年01月26日 23時42分34秒 | ストックポートとその周辺
ストックポートタウンセンターの、景気の悪い通り(としてストックポート日報でご紹介してしまった)プリンスィス・ストリート Prince's Street のベーカリー、グリーンノールスGreenhalges。

折々の行事やイベントに敏感なジンジャーブレッドのショーウィンドウディスプレイでおなじみです。

先週の金曜日午後の撮影です。


地味すぎて見落とすところでした。

グリーンノールスの定番キャラクターらしい、スクービドゥの鼻と首輪が青地に白十字の スコットランドの国旗モチーフ になっています。

その日、1月25日はスコットランドの祝日(でも休日ではない)、バーンズ・ナイト Burns Night だったのでした。

18世紀スコットランドの国民的詩人、ロバート・バーンズ Robert Burns の誕生日で、バグパイプの演奏やら、オード・ラン・サイン(蛍の光のもと歌)の斉唱やらで盛り上がり、ハギス huggis を食べて祝うスコットランド特有の行事です。

日本ではイギリス全域で祝われているという報道があるようですが、 イングランドでは、少なくとも私の周りではやりませんねぇ。
イングランドに住んでいるスコットランド人が集まって祝うことがあるようです。

アメリカの映画で、スコットランドからの移民を祖先に持つ人たちが盛大に祝っているシーンを見たことがあります。

ハギスは細切れにしたヒツジの内臓をハーブやつなぎのオートミールや玉ねぎといっしょに胃袋に詰めて蒸したくすんだ色のプディングなのです。

ご想像どおり、見た目も舌触りも味も、慣れない人には ちょっとエグいです。

留学時代、同居人のスコットランド人のボーイフレンドが小さめのハギス(どこで手に入れたか聞くのを忘れました)を私たちの下宿で蒸してみんなにふるまってくれたことがあるのです。

私だけではなく、その場にいたイギリス人4人すべてがハギスのお相伴初体験、おつきあいのお祭り気分で飲み下した覚えがあります。







ハギスの写真はすべて観光ブログ、オンライン新聞記事から勝手に借りちゃいました。

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ストックポ―トで偶然手にしたスコットランドのプラスチック紙幣、私営銀行発行の独自の紙幣、裏側がかわいい!

2019年01月25日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

毎週ボランティアでお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファムで支払いをしたお客さんから見なれない 5ポンド紙幣を受け取りました。


スコットランドの5ポンド札です。

イングランド、そのほかイギリス連合王国内どこでも流通しています。
2016年に世界に先駆けて発行されたプラスチック(正しくはポリマー樹脂)製の紙幣です。
イングランドでも同年、プラスチックの5ポンド札が発行され始めました。

イングランド発行の新札に関するあれこれについて書いてある以前の記事のリンクです。ぜひ読んでください。紙幣のデザインがわかる写真も載せています!☟
今日でお別れ、丸い1ポンド硬貨 偽造不能の新硬貨は12角形

「スコットランドもイギリス連合王国の一部なのに、なぜ同じ額面の 違う種類の紙幣が出回っているわけ!?」と思われたでしょう?

スコットランドだけではんく、北アイルランドもイギリス連邦内どこでも使用可能な独自の紙幣を発行しています。
(連合王国を形成するもう一国、ウェールズには独自の紙幣はありません)

スコットランドはウェストミンスター(国会)に代議士を送っているし連合王国の一部ではあるのですが、イングランド、北アイルランド、ウェールズとともに連合する「国家」なのです。

しかも、スコットランドにはぜーんぜん違う3セットの紙幣が発行され流通していることを ご存知でしょうか。
スコットランドの3大有力銀行(バンク・オブ・スコットランド、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、クリーデスデール・バンク)が独自に紙幣を発行しているのです!

北アイルランドは4銀行が それぞれ違うセットの紙幣を発行しているそうです。
(実物を見たことはありません)

上の写真の、ナン・シェパード Nan Shepherd(戦前戦後に活躍したスコットランドの国民的作家/詩人だそうです)の肖像画がプリントしてある5ポンド札は、イングランドにも多数支店がある私営のメガバンク、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド (RBS、Royal Bank of Scotland )が発行したものです。


このナン・シェパード5ポンド札の裏側は、マカレル(サバの一種)!スコットランドといえばサケ、だと思っていたのに意表を突く選択です。


女王陛下の肖像がどこにもないのも意外でしょう?イングランドの紙幣にはすべてあるのに!

ほかのスコットランドの紙幣にも女王陛下の肖像はありません。
そういえば、日本の紙幣にも天皇陛下の肖像がありませんね。

RBSが発行する10ポンド紙幣にはスコットランドの18世紀の天文学者/サイエンス・ライターのメアリー・サマヴィルと、裏面にはカワウソが印刷されているそうです!見たいなぁ。

(2紙幣に女性の肖像を使用するRBS、考え方が現代的です!)

オックスファムの贋札探知機に差し入れると額面番号(5)ではなく、マンガっぽいかわいらしいマカレルが青緑色に妖しく浮かび上がります。



ちなみに、イングランドでも19世紀の中ごろまでは無数にあった銀行が それぞれ独自の紙幣を発行していたそうです。

銀行が倒産したら その銀行の発行した紙幣がただの紙くずに!
昔の銀行はよく倒産したらしいので 混乱は並大抵のことではなかったはずです。
現在は国営の中央銀行、バンク・オブ・イングランド Bank of England のみが貨幣を発行しています。

イングランドとスコットランド(RBS)の5ポンド札にそれぞれジェーン・オースティン、とナン・シェパード、日本の5,000円札に樋口一葉、と紙幣に肖像が印刷される女性はすべて作家、というのが興味深いですね。

関連リンクをもう一本☟
ニセ札天国のイギリス!セカンドハンド品を売るチャリティ・ショップにまで導入された最新探知機、50ポンド札事情!


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年寄りネコのホレイシオ、お気に入りの場所はラジエーター前の背のない腰掛け、頑として向きを変えないネコのなりの主義主張

2019年01月24日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
うちのネコ、ホレイシオ、15歳。


下の息子と一歳しか違いません(年下です)


外を出歩くこともめったになくなり、一日中温かい家の中で余生を楽しんでいます。

ここ1か月ほどのお気に入りの場所は、台所のラジエーターの前。


セントラル・ヒーティングシステムです。
朝起きて数時間スイッチを入れ家の中が温まったころ消します。
一度家の中が温まったら、二重窓の遮熱壁なので午後いっぱい日のあるうちは暖房なしでもたいていやり過ごせます。私はもともと暑がりなので、寒くなってきたらカーディガンでも着れば十分快適なのです。

半リタイヤで同じくたいてい家にいる夫は私より寒がりなので時間限定で机の下に温風暖房機をつけることがあります。

4時頃にはまた寒い夜に備えてラジエーターをつけ、寝る前に消します。

日中家を空ける家庭では起床時間前にラジエーターが始動、出かける時刻には停止、帰宅時間数時間前には再び始動、就寝後停止の自動設定にしていることが多いのですが、我が家は手動。


ホレイシオはラジエーターが暖かくなり次第、どこにいてもやってきて長い夜のあいだ身じろぎもせず、体の右側をラジエーターに押し付け キャット・ローフ cat loaf (食パン一斤)の態勢で暖を取ります。


ふしぎなのは!!!

いつ見ても、壁に向かって左向きの食パン一斤なのです。

A面(右体側)ばかりカンカンに温まっていてB面(左体側)がいつも寒そうです。
「気分が悪くなるでしょう、B面もあぶれば?」と提案してみるのですが、聞く耳を持ちません。

言葉が通じないのなら、と青い腰掛けをぐるっと回して無理やり向きをかえさせてみたことも何回かあるのですが立ち上がってもとの向きに戻ってしまいます。

たま~に、たまに....座った姿勢で 熱くなりすぎたA面を冷却するためか向きを変えることがあります。


この向きでパン一斤の態勢をとることは決してありません。

何か猫なりのジンクスでもあるのでしょうか。

しばらくするとまたいつもの左向きパンにもどってうつらうつらし始めます。



時々パンの型を崩して体をラジエーターの熱い鉄板から離します。



ラジエーターがついていない日中は、広くて柔らかいソファーやベッドの上で長々と体を伸ばしたり丸くなったり、横になってくつろいですごします。





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鉢に蒔かれて発芽が待たれる忘れかけられていたクリスマスツリーのタネと隣家の花壇の育ちすぎクリスマスツリー

2019年01月23日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
半額セールで買った「クリスマスツリーのタネ」、ご記憶でしょうか。


記事のリンクです☟
環境について考えて行動に移す!チャリティショップ、オックスファムの良心アッピールビジネス!買ったほうもいい気分


昨日やっとタネまきしました。


タネがたくさん入っているらしい しずく型のポッドを土に押し込んで、上からまた土をかけ、水をたっぷりやって.....



窓辺に置きました。芽が出るのが待ち遠しいです。

一昨日の写真です。


外出先から帰ってきたら、お隣の家の前庭の花壇に立派なクリスマスツリーが出現していました!(写真の中央あたりに遠く小さく写っています)

お隣のご主人は鉄道の保線の仕事をしています。
主に木の栽培や伐採が仕事だそうです。

ちなみに、花壇の枠は枕木の用材。(勝手に持ってきたのか、不要になったのが払い下げられたのかは不明です)

前庭に家庭菜園!前庭に粗大ゴミを置いておく、洗濯物を干す、などなど同様、イギリスでは地域ぐるみで景観に気を配る地区では歓迎されないことなのですがうちの通りではそれほどガミガミ言う人もいません。
収穫した後の枯れたカボチャやトマトの茎が見苦しく黒く枯れて長いこと放置されていたのが同時にこの日の午後片付けられたようです。

それはともかく、その日の午前中には植わっていなかったクリスマスツリー、どうやら数年物の「毎年使える生きたクリスマスツリー」のようです。

毎年クリスマス前に、スーパーなどで50センチぐらいの鉢植えのノーウィ―ジャン・スプルースが「毎年使える生きたクリスマスツリー reusable living Chrisymas tree 」として売られています。
松の香りがする生の木にこだわる伝統派の多くの人たちも、最近は 生きた木を伐採して使用後は捨てる長年の「エコでない」習慣に疑問を持ち始め、鉢植えのクリスマスツリーを買い始めているそうです。

世話をしきれず枯らす人が圧倒的に多いなか、お隣のご主人、さすがプロ、もてあますほど大きく育て上げたようです。
ここまで大きくなるのに何年かかったんでしょう?

もしかして私のように種をまいて育てたとか?
今度見かけたら本人に聞いてみなくてはなりません。

いえ、考えてみたら最初は鉢植えだったとは限りませんね。
ひょっとして、保線区に生えていたのをひっこぬいてきた?????

突然隣の家の前庭に出現したクリスマスツリーを見かけて、まくべきタネのことを思い出した私です。

昨日の午後、ボタン雪が降りました。


一晩たって、お隣のクリスマスツリー、かしいだような気がします。気のせいでしょうか。
私の鉢植え(発芽前)の成長とともに無事を祈る。


クリスマスツリーに関しては実に毎年、いろいろ書いています。特に関連のある去年の今頃書いた記事のリンクを張りました☟。
クリスマスから一か月、ほぼ同じ場所で悲しい姿をさらす1月の終わりのクリスマスツリー



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イギリス近郊都市の典型的な縮図、美しい街並みを誇るストックポートのしょぼいシャッター街、イギリスの真実

2019年01月20日 12時32分35秒 | 英国の、生活のひとコマ
今までに、特にストックポートに関しては見栄えのする写真ばかり掲載してきたストックポート日報ですが、今回はイギリスの一都市の真実として....

景気の悪い話題をお送りします。

私がボランティアでお手伝いをしている、チャリティショップ charity shop、オックスファム Oxfam のある通 り、プリンスィス・ストリート Prince's Street......


ごらんのとおり オックスファムの両隣は空き家です。

この通りにやたらに見かけるものを列挙します。
まず、シャッターのしまった空き店舗。

メインのショッピングエリアの裏側に 平行に走る昔ながらの商店街です。
かつて、ストックポートの買い物客を吸引していた 3大全国展開デパート の裏側の出入り口がそれぞれこの通りに面していた(後述)それなりににぎやかだった通りなのです。

観光地でも大都市でもなく、それでも都市としての機能が充実しているイギリスの典型的な近郊都市の商店街の急激な衰退、見る見るうちにしょぼくなっていく通りの写真をおめにかけます。



オックスファムの向かいの開き店舗です。
以前はテレビで宣伝もしている自然食品/化粧品を販売する全国展開のチェーン店が入っていました。


この後ろにあるメインのショッピングエリアに移転して繁盛しているようです。
あらためて眺めてみると驚きです。あきやになってたったの2年ちょっとでこんなにボロボロに。

ショーウィンドウにやたらに流行遅れなウェディングドレスと金ぴかカクテルドレス、それにインドの花婿が着るようなガウンが飾ってあります。
古着屋かなにか、地元のビジネスの宣伝に空き店舗のショーウィンドウを利用しているのかとも思ったのですが何も書かれていません。
何のつもりでしょうか。寂寥感をいや増すディスプレイです

金曜日の霧雨の降る午後3時過ぎに撮った写真です。

すべての写真に必ず、最低一軒は空き店舗が写っています。

チャリティショップ。


上の写真の、右に2軒、左に一軒空き店舗に挟まれたカンサー・リサーチ Cancer Reserch は がん研究のための基金を集めるためにオックスファムと同様、一般の人々から不用品の寄付を募って販売しています。

この店舗はあまり質の良くない品を格安の値段で販売していることでしられています。
(表通りにもう一軒あるカンサ―・リサーチでは比較的品質の良いセカンドハンド品がきれいにディスプレイされてそれなりの値段で売られています)

チャリティショップは全部で5軒。


かけ事代行店 bettinng shop


かけ事代行店 が繁盛している町は失業率が高いという正規の統計があります。

このかけ事代行店は競争のがはげしさのため(?)いつの間にか閉店しています。ほかに2軒営業中です。

ウィナーズ(大当たりした人たち)というそそる名前の、大人のためのゲーム・センター。


スロットマシーンなどギャンブルマシーンが設置されています。
かけ金は少額でもハマると失業者が一週間の生活費を半日でスってしまうこともあるらしい「現代の社会悪の一例」的なビジネス...


そして、質屋 pawnbroker


昔からこの通りは伝統的な質屋が多かったらしいのです。

お金に困って質屋通いをする人たちが目当てで、この通りにかけ事代行店、パウンドショップ、チャリティショップ、キャッシュジェネレーター、安売り衣料/アクセサリー店など景気の悪そうな、経済的に余裕のない人たちが利用するビジネスが軒を並べるようになったのでは、と私は勝手に思っているのですがどうでしょうか。


景気が悪いこの通りのすぐ後ろには近代的な総合レジャー施設、レッドロック Redrock が威圧的にドッカーンとたっています。


「連合王国で一番見苦しい建築物大賞」の栄冠に輝いたレッドロックについて書いた記事のリンクです!☟
タウンセンターの現代建築に輝く栄冠!王国で一番見苦しい建築物がストックポートにあり!!!

この通りでたぶん一番繁盛していた店だと私が勝手に思っていたパウンドショップ pound shop (1ポンド均一店)のチェーン店、パウンド・ワールド Pound World が閉店した時はたまげました。


パウンドショップは不況の現在 どこも繁盛しているように見えますが、この業界もやっぱり競争が激しいのでしょう。



閉店したのは、おり悪く後ろのレッドロックがオープンして間もなくのことだったと思います。
鳴り物入りでオープンした総合娯楽施設、レッドロックの入り口近くに床面積の広いもとパウンド・ショップのがらんとした空き家!
ストックポートの景気の悪さをこれでもか、とアピールしています!


レッドロックのオープンに際してこの通りにもべンチや花壇を設置し レンガ色のタイルで歩道も舗装、ストックポートは周りの「フェイスリフト」に心を配っています。

しかし、寂れてうらびれた通りの景気を盛り返すことは不可能です!


なぜかネイルサロンも4、5軒あります。


ネイルアーティストもネイルアートにお金を使うのも労働者階級の若い女性が多いようです。
ネイルサロンは もとで いらずで比較的簡単に始められると聞きました。
成功するのはそれほど簡単ではなさそうですね、経営者がしょっちゅう変わります。

ネイルアーティストは圧倒的に中国人が多いです。
客も中国人技術者を希望する人が多いのです。

キャッシュ・ジェネレーターも5軒はあるはずです。

上の写真の、パウンド・エンパイヤーの隣の 赤い看板の店舗がその一つです。

キャッシュジェネレーターは持ち込んだ宝石、携帯電話、コンピューター、ブランドものバッグなどの品物をその場で買い取ってくれる店です。
品物を抵当にお金を借してくれる質屋とはちょっと違いますね。


私がよく利用する、全国展開のオフィス対応の事務、文具店は見事なアールデコ建築の店舗です。


ほかにも数多くあるアールデコ建築。
代表的なのはもとマークス&スペンサー Marks & Spencer の現在空き店舗。


正面入り口は建物の反対側、メインのショッピングストリートに面しています。

年配の人たちは 親しみを込めて「マークス」と呼んでいます。
近頃はM&S(エメンデス)という名前で通っています。
100年以上の歴史のある、質の良いオリジナル製品ばかりを比較的安価な値段で提供してきた老舗デパート。

私がイギリスに来たばかりの時は年配の消費者の圧倒的な支持を集めていた庶民派デパートだったのですが いつのまにか、独自のほどほどに高級な流行ものを売る店に様変わり。

最近は、マダム風年配女性の心をとらえる路線に軌道修正、少しは盛り返してきたものの、オンライン・ショッピングの利用者激増の時代の流れにはさからえず 他の多くのデパートと同様、規模を縮小しているのです。

マークス&スペンサーのストックポート店撤退のニュースは「ストックポートのハイ・ストリート(ショッピング街)への死刑宣告だ」とまで言われました。

「マークスがないストックポートには買い物に行かない」と裕福な年配女性がストックポートから離れていきました。



10年ほど前に倒産した、ウールワースWoolworth の建物。




典型的な庶民派デパートでした。

その隣のBHSという人気のあったデパートは 数年前 経済界に大打撃を与えて派手に倒産、現在 建物は数件の安売り店が共同で間借りしています。

かろうじて この通りの入り口そばの角、マージー・スクエア Mersey Square に正面を向けてたつ お買い得品から高級品まで盛りだくさんの品ぞろえのデパート、デべナムス Debenham's は孤軍奮闘、営業しています。


マンチェスター店は閉店危機を回避したとのことですが、ストックポート店、危ういそうです。

皮肉なことにライバル店、マークス&スペンサーの撤退が悪影響を及ぼしているとのこと!
デパートで買い物するのを好む人は 目当てのデパートだけでなく、せっかく来たのだから ほかのデパートものぞいて何か買っていくんでしょうね。

通りの一番最後を飾るしょぼい空き店舗はアールデコの特徴である優美な局面をゆるやかに道の角に沿わせてたつ、中古家具のショールームだった空き家。


右となりはもう一軒の大人向きゲームセンターです。






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住宅街の中のゴミ捨て場、リサイクル・センターでゴミ処理!大量消費・大量投棄時代の救世主的存在、これでいいのか、ごみ問題

2019年01月19日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
今日は市営のゴミ捨て場の話題です。


上の息子が一人暮らしをしていたフラット(マンション)を引き上げました。
残った大量の粗大ゴミを私たちが車で運び出したのです。

車でうちから10分の、比較的たて込んだ住宅街の中にある、公営のティップ tip(ゴミ捨て場)に捨てにいきました。



ティップは一般的な公営ゴミ捨て場の通称。正式名はリサイクリング・センターです。ゴミの再生を目的としているのです。

住宅街の中といっても、交通量の多いバス道にある入り口をいったん入ると中は とてつもなく広いのです。
家の並ぶ道路からは 細長い雑木林(グリーンベルト)で完全に遮蔽されています。


(一定の場所でしか車をとめて降りることができないので、写真がちょっと不十分かもしれません)

広大な「再資源化可能ゴミ」捨て場で車をとめて写真を撮ります。


以前にもストックポート日報に通常のごみ収集日について書きました。記事のリンクを張ります☟

ストックポートを中心に、昨今のイギリス一般ゴミ出し事情


ゴミ収集の時に回収しきれなかった(指定の回収用ゴミ箱に入りきれなかった)「再資源化可能ゴミ」を各自で持っていって捨ててくることができます。
(徒歩では入れません。自家用車が必要です)


大きな青いゴミ箱の背後に見える とんがり帽子は巨大なゴミ焼却炉

ゴミ焼却炉は 青い鉄柵の左側、トラックやトラクターが整然と列を作って稼働するだだっ広いコンクリート敷きの空き地の真ん中にあります。


上の写真に写っている急な坂を上がって.....

開いているところに車をとめて、種類ごとに仕分けされたベイに設置されたスキップ(ゴミ捨て用のコンテナ)に粗大ごみを投げ込みます。


紙(段ボール箱など)、金属、木材(家具など)燃えない布(カーテンなど)などなどに分かれていて、ものによってはリサイクルされているらしいです。

前述の「再資源化可能ゴミ」置き場の専用の捨て場に置いて行かれた家電、コンピューターは修理をして売る業者に払い下げられたり、まだ使用可能な部品が発展途上国に送られたり、それなりに再生されているそうです。



このスキップは一般ごみ用。収集日に回収してくれる指定のゴミ箱に入りきれない大型ごみを落とし込むためのものですが.....


回収を待てない小さめのゴミをまとめ 投げ込んでもよいのです。

クリスマスとイースター以外、年中開いています。
市営の施設ですが業者が代行して運営しているようです。


大量消費、大量投棄時代の現代社会になくてはならない設備なのは確かです。

といっても疑問が残ります。

ゴミを減らす工夫はどうなったのでしょうか。

...とか言っておいて、息子が買い込んで不要になった一所帯分のごみを大量に捨てに来た私たちですが.....(息子は日本旅行中です。イギリスに帰国した後はバルセロナに移住する予定なのです)

イギリス中、ごみ焼却施設が2000年以降急増しているそうです。
焼却処分にするとゴミ処分場や埋め立て地に投棄するのと違って 消えてなくなるのでスッキリ。

いらなくなったものが目の前から消えてなくなる!
また新しい物が買える!

消費活動が促進されて経済活動が活性化する!雇用も促進、生活水準も向上!....そんなにうまくいくのか?!


いいことづくめのような気がするのですが、いくらでもゴミが出し放題。
EUが定めた2030年までにゴミの70%をリサイクル可能な体制に、という目標からどんどん遠ざかっていく.....

息子が小学校で習っていたことを思い出して、改めてちょっと調べてみました。

ごみ処分の理想は望ましい順に:
1、ごみを出さない、減らす
2、再利用
3、完全に分解して土壌に返す
4、資源として再利用する(リサイクリング
5、エネルギー源に使う
6、焼却
7、ごみ処分場に投棄

焼却は2番目にわるい方法らしいのです。
ゴミ処分場にどんどん捨てていくよりは確かにずっとマシですが。

焼却炉はどこもフル稼働で、近頃は屋外のゴミ捨て場への永久投棄は減ってきているということです。


ところで、近頃の世界的なプラスチックごみ問題でかなりのイギリス人がやる気をなくしています。

せっかくイギリスでもリサイクル用にゴミ分別の習慣がねづいてきたというのに!

せっかく仕分けされてもリサイクルが国内では追い付かず中国に引き取られ、中国でも手に負えずフィリピンやインドネシアに押し付けられ、かなりの量が海洋に投げ捨てられているプラスチック!

テレビやソーシャルメディアで拡散されている海洋汚染のイメージ、ショッキングです!

仕分けなんてやめて、どこの町にもある地元の焼却炉にぶち込んで焼却してしまった方が海を汚すよりはいいのではないか、という気がしてきます!!

いいえ、やっぱり駄目です。

資源には限りがあるのですから、作っては捨てる、買っては捨てる、という習慣を断ち切らなければ地球はだめになる!
大量にスキップに投げ込まれる家財ゴミを見るたびにそんな気にさせられます。

捨てられるモノを生産 輸送するために環境が侵され温暖化がすすむ。海の水位があがり可住地域が狭められ、自然破壊がすすみ 日本の夏がもっと暑くなる!
都合のいい 焼却処理は問題を見えなくしているだけです!



息子のフラット引き上げの直後、一月の初めの週末に夫が一人でゴミ処理に来たそうですが その時は入り口から奥まで続く車の長蛇の列!
案内の係の人に「この地点から約30分 お待ちいただきます」とディズニーランドのアトラクションの行列みたいなことをいわれ、引き返してきたそうです。

ジャヌアリー・セール(クリスマス後の大セール)で家具を買い込み インテリアを新装したり、台所のユニットを買い替えたり、あるいはクリスマスに新しい家財や服をプレゼントされたりといったこともあるのでしょうね、新年を迎えて心機一転、大量の家財ゴミを出す人がものすごくたくさんいる1月なのです。

平日、比較的すいたこの日にまた行って、今度は目的を果たしました。私も同行しました。




チャリティショップに不用品を寄付する、というイギリスではおなじみの習慣は モノを処分する罪悪感をかなり和らげてくれます。
でも チャリティショップもキズものや ほつけや擦り切れ、色あせなどのある衣類は(まだ使えるものでも)売れないと判断して受け取った後、独自に処分しています。

私がボランティアとしてお手伝いしているオックスファムではイギリス国内では売れない くたびれた衣類をそのまま 国外の難民援助物資として、裁断して発展途上国で機械を磨くウェスなどとして再利用しています。



木などの庭ゴミ、生ごみ、紙のリサイクルはうまくいっているらしいです。

リサイクルセンターの上にはほぼひっきりなしに飛行機が飛んでいます。


とんがり帽子の巨大な焼却場はマンチェスター空港着陸寸前の飛行機からもはっきり見えます。




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おなじみストックポートの冬の名物(?)青い空にくっきり映える飛行機雲

2019年01月18日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
ストックポートの天気の良い冬の日の景観、青い空に刻み付ける白い直線、飛行機雲。





昨日の午後、2時53分に撮影しました。

マンチェスター空港はすぐそばです。

一時間あまり後の4時5分には日暮れが始まり、街頭に明かりがともります。



飛行機雲を撮った写真はストックポート日報 によく載せています。

ごく最近の記事のリンクを張りました☟。

マンチェスター空港はすぐ近く!ストックポート上空を低く飛ぶ飛行機が青空に映える



ハトと飛行機


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ドンカスターのホテルの椅子に刻印されたナマケモノの不敵なほほえみ

2019年01月16日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
昨日の話題、ドンカスターの番外編です。(あ、昨日の記事に写真を追加しましたのでよかったら見てみてくださいな)

ドンカスターで一泊したホテル、ホリデーインのレストランのビニールシート張りの椅子。


長年の間、刻印されたお尻圧がナマケモノの顔にどうしても見えます。



上の写真は下の息子のフディーズ(フードのついたトレイナー)です。
背中と前面に同じ宇宙飛行士の服を着たナマケモノの顔がプリントされています。
アメリカの通信販売ウェッブサイトで見つけて買いました。

今イギリスのティーンエイジャーの間ではやっているネビュラス(星雲)モチーフです。

それはともかく、似ていますよね、ナマケモノに?


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ヨークシャーの古い町、またまた思い付きで行ってきましたドンカスター、しょぼさに追い打ち暗くて寒くて小雨の降る午後 街歩き

2019年01月14日 23時21分03秒 | イングランド北部
週末、ヨークシャー南部の町、ドンカスター Doncaster また 行ってきました。


高速道路を出てすぐそばのラウンドアバウトの剪定アート、WELCOME TO DONCASTER の歓迎メッセージが冬枯れでみじめです。
めちゃくちゃ暑かった去年の5月に撮った写真と見比べてください。

4回にもわたって!お送りしたドンカスター探訪記事のリンクを、この記事の一番下に貼りました。☟☟

今回もチェスの選手権大会に出場した私の夫に同行。
宿泊代をたったの20ポンドちょっと(朝食込み)追加したら2人泊まれるということで前回同様、用もないのに ついていきました。

今回は一泊のみ。

昼過ぎについて、私一人でバスで町に出ました。


エピフォニー(公現祭=1月5日、クリスマス諸行事最後の日)もとっくに終わったんだし、寒々しい商店街の電飾をかたずけたら?と言いたくなります。

前回は初めての町見物を結構楽しんだのですが、今回は寒くて薄暗くて気がめいりました。途中で小雨まで降ってきましたし。
相変わらず景気の悪そうなショッピング街をうろついてみたのですが、特に何か買いたいわけではないのに よく知らない町のショッピング街など行っても意味ないですね。

土曜日の午後、ショッピング街は人でいっぱい、書き入れ時なはずですが、シャッターを下ろした空き店舗が目立ちます。長いこと空き家で半壊状態の古い店舗物件も放置されていて、哀しさたっぷり。

前回は行かなかった Corn Exchange という、屋内マーケット・ホールに行ってみることにしました。

あーあ、改装中。




第二級保存指定建築、ビクトリア時代の穀物取引所だった由緒ある建築物らしいのです。ちゃんと見たかった。

正面にかかっている黄色い安全ベスト2着は中に入ってすぐの場所のテナント店舗、作業着屋のしょぼい看板代わりのようです。

中には入れます。


(作業着屋もちょこっと写っています)

建物は立派。

アーチ天井にわたる鉄の梁の繊細な曲線飾りの美しさに感心しました。


テナント店舗は、しょぼいです。

中二階にやる気のなさそうなクラフト材料店があり、実演指導をするためらしいテーブルが真ん中に並んでいます。無駄にスペースをとったテーブルは誰も利用する人なし。
店主はスマートフォンをいじっていて私が通っても顔もあげません。

一階の店舗は空き家ばかり。

確かにマーケット全体の規模は大きく、充実しています。

肉、チーズ、魚専門の長い並びが生鮮食料品専門の建物の中にありました。午後一時過ぎ、すでに商品を売りつくしたらしいほとんどの店が冷蔵設備の電源を落とし、閉店準備をしていました。

どこの町のマーケットにもある、安物下着、安物バッグ、安物グリーティング・カード、バッタもの香水、衣料などなどを売る露店がずらっと並んでいてそれなりに繁盛していました。

マーケットエリア(マーケット・スクエア Market Square)の出入り口のアーチのブロンズ柱頭が特筆ものです。



ブタ!


ヒツジ!


イギリスの伝統あるマーケットでは昔は場も兼ねていたのですね。
現在はもちろん冷蔵ヴァンでどこかからか輸送されてきた精肉が売られています。

マーケット近くのごちゃごちゃしたアンティーク屋で、アンティークでも何でもないただの古道具を買いました。


コークスクリュー(ワインの栓抜き)、5ポンド(697円)。

もちろんうちにコークスクリューはすでにありますが、デザインのばかばかしさに夫は笑ってくれました。

クルクルしっぽをおなかの下にして使います。


町を訪ねるとカフェに行くのを楽しみにしている私ですが、ドンカスターのコーヒーにお金を払うのはおしい気がしましたので....


またバスに乗ってホテルに帰り 客室に備え付けのサービスの紅茶を飲み、ホテルのプールで午後残りの時間を過ごしました。
翌日、日曜日も夫がチェスの試合に出場している間、プールとジムを利用してのんびり時間をつぶしました。

ドンカスターはもういい。

3連休の週末にいってみたヨークシャーの街並みだけは美しいドンカスター、その実態は?



その気になれば観光地としてやっていけるドンカスター、資源があってもやる気なし



ドンカスターの名所旧跡、古城と初期キリスト教建築ちなみにどちらも町の外

ドンカスターは雄大で美しい丘陵地、ヨークシャ―・デイルの真っただ中にあります。

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ストックポートで共存、海辺のお友達カモメと町のハト、住人がまくエサを目当てに全員集合  

2019年01月12日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺

ストックポート・タウンセンターの起点ともいうべき、マージー・スクエア Mersey Square。


ハトのたまり場です。







特に最近、ハトにパン屑をもってきてまいているお年寄りをよく見かけます。


私が気が付かなかっただけで、もしかしたらずっと以前からこの場所はハトにエサをやるスポットだったのかもしれません(ハトが特にここ数年目につくようになったのもそのせいかもしれません)

ハトの集合場所だということは以前にもストックポート日報に書いたのですが、今回は....上の写真でお気づきでしょう?

白いカモメが目につきます。
カモメは英語で gull。海辺にいるのだけが seagullと呼ばれるそうです。
私自身 混乱していたので今、グーグルして調べました。





海辺にだけにいる種類も、陸地だけにいる種類も存在せず、同じ種類のものでも海辺で見かけたら seagull、ストックポートのマージ―・スクエアやサマーセットのバースなど街なかや農地や空き地など海岸から遠く離れた場所にいるのは gull と呼び名が変わるらしいのです。

ややこしいじゃないか!

もちろん、海辺のカモメ(seagull ) が仲間と連れ立って街に団体旅行に来ていてることもよくあるはずです。

このなだらかなアーチのある橋、ウェリントン・ブリッジ Wellington Bridge の下を流れているマージ―河 River Mersey はリバプール湾を経てアイルランド海にそそぎます。

河口まで40キロちょっと。
街で冬越ししたいならリバプールでもよさそうなものですが、カモメにはカモメなりの社会的な事情があるのかもしれません。

考えてみれば、カモメが必ずしも海辺からはるばる渡ってきた、と考えなくてもいいのかもしれませんね。
ストックポートで生まれてストックポートで育ち、ストックポートを一生の住処にする一生涯、海を見たことがない内陸のストックポートのカモメなのかもしれません。




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日の短い冬の午後ただでさえ陰鬱なイギリスの冬の視界までさえぎる冷たく湿った濃い霧

2019年01月11日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
ここ2~3日冬らしい寒い日が続いています。
日中の気温は10度近くまで上がりますが午後日暮れ前、朝は2度まで下がりました。日中の寒暖の差があります。

そして昨日は霧!


自宅のある短い袋小路の通りを出てすぐの並木道で後ろを振り返ってみたところですが、視界が20メートルもききません。

進行方向の80メートル近く先の広いバス通りが全く見えません。


雨が降っているわけでもないのに肌が湿っぽく感じます。

ストックポートのタウンセンターにあるおなじみスーパーのアスダに買い物に行き、多層階の駐車場の一番上に車を止めました。


奥に幻想的に浮かび上がるのは丘の上のマーケット・プレイス Market Place にあるセント・メアリーズ・チャーチ Saint Mary's Church です。

駐車場を横切って反対側の景色の写真を撮りました。


3時40分ごろの写真です。

ぼんやりと19世紀のコットン・ミル(綿織物工場、ストックポートにはものすごくたくさん残っています)の建物の煙突が見えるでしょう?それと左下のスーパー。テスコ(アスダのライバル店です)の赤いネオンサインも。

同じ場所を(方角はちょっと違いますが)同じ位置から撮った11月1日、1時半ごろの写真と比べてください。


木を透かしてテスコの赤いネオンサインが見えていますね。

お正月ごろ、少し寒かったのですがその後、気温は二けたが続き昨日、一昨日はまた下がりました。週末は10度前後と温かめな予報です。
暖冬のままこのまま暖かくなるのかもしれません。.....と思っていた去年は3月末に雪が降って珍しく積もったのでした。

イギリスの冬はなぜか日本の多くの皆さんが思っているほど寒くないんですよ。
東京の冬よりずっと穏やかです。
ただ、暗くて、雨が多くて、異常に長い(9月から4月まで寒がりな人はコートを離せません)のは事実です。



ついでです。


アスダの駐車場に車をとめてマーケットに買い物に行って反対側から撮った霧にむせぶセント・メアリーズの時計塔。

スマートフォンで撮った写真ですが加工は全くしていません。


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環境について考えて行動に移す!チャリティショップ、オックスファムの良心アッピールビジネス!買ったほうもいい気分

2019年01月06日 22時49分19秒 | 英国の、生活のひとコマ
オックスファム Oxfam のチャリティ・ショップ charity shop をボランティアでお手伝いしています。

チャリティ・ショップは一般の人から寄付された不用品を販売する店舗です。売り上げをそれぞれの慈善活動に運用する 非営利団体が経営しています。

チャリティ・ショップでもクリスマス明けには半額セールをやります。

クリスマスを過ぎたら、キラキラしたパーティ向きのセカンドハンドの服や「クリスマス・ジャンパー」が一斉に半額に(例;ちょっと高めに値をつけた 7ポンド 99ペンス=1,104円のドレスが 3ポンド 99ペンス=551円に)なるほか.....

フェア・トレード fair trade の食品や工芸品の多くも半額に値下げ。


フェア・トレードについて以前に書いた記事のリンクです。なかなかよく書けているので(手前みそ)ぜひ読んでみてください。

突然、消費者啓もう運動に乗り出したストックポート日報!フェアトレード運動を通じて公正な世界について考える

今年、オックスファムのセールで私が買ったもの。


金属のドリンク・ボトル(水筒)
もともと4ポンドだった水筒が夏の終わりに2ポンドに下がりました。(クリスマスが終わってもこれ以上の値下げはありません)

私は毎年 夏に、買ったドリンクの500ml プラスチック・ボトルを再利用、水道水や水で薄めたオレンジジュースをいれて持ち歩きます。
のどが渇いた時にお金を出して「ミネラル・ウォーター」を買うのがもったいないと思っているケチなものですから。

しばらく持ち歩いてへこんだり傷がついたりすれば捨てて、また新しい清涼飲料を買って空ボトルを利用。

プラスチックのボトルをゴミに出す前に再利用、環境にいいはずです!
でもプラスチックごみ問題が世界的な話題になっている近ごろは、プラスチックのボトルを持ち歩くのさえ、時代に逆行、ダサい気がしてきました。

今年の夏はこれ!金属ボトルを利用します。

のどが乾いたらカフェで熱いコーヒーを飲んじゃう冬には出番がないですね。

うーん、外で飲む冷たい飲み物(特に水!)にお金を払うのはイヤなみみっちい私なのに矛盾した話ですが、たまーに冬に屋内に座ってコートを脱いで暖かい飲み物を飲むのに出費するのはあまり惜しいと思えないのです。

逆に日本にいたら暑い夏に涼みたくて冷房の効いたカフェに入って飲むドリンクに出費するのは惜しくないかもしれませんね。
夏の暑さがおだやかな、というより夏の暑い時期がとても短いイギリスには冷房の効いた飲食店はほとんどありません。
暑い時はわざわざ暑い屋外に出て暑さを満喫したいのがイギリス人ですから。

もう一つ。


クリスマス・ツリーのタネ
半額、49ペンス(68円)。

しずく型のポッドを振るとシャカシャカ音がします。

たくさん入っているようです。
そのまま植木鉢の土に突っ込めば何本も芽が出るらしいのです。

育てやすく、イギリスではクリスマスツリーとして一番一般的なノルウィージャン・スプルース(マツの一種)だそうです。

うーん、無事発芽したとして、間引きして、移植して...飾りつけできるほど(50㎝以上)成長するのに何年かかるのか!?

ジョークか、あるいは「環境や道徳に考慮している」アッピールのためのジェスチャーだとしか思えません。
ストックポート日報にも何回も書いているようにイギリスでは伐採された生木を買ってきてクリスマス・ツリーとして飾るのが昔から一般的です。

若い生きた木を切って、クリスマス期間の20日ほど飾ればゴミとして捨てる、そんな長年の習慣に疑問を持つ人が非常に増えてきているのです。

毎年使える生きている本物の木のクリスマスツリー!
手塩にかけて育てれば、愛着もひとしお!

我が家は15年来、ニセモノの組み立て式クリスマスツリーを愛用しています。うーん、「生きたクリスマスツリー」はっきり言って不要ですね....

買ったからにはタネをまいてみます!

1月6日のノーウェジャン スプルース。


オックスファムはおもに発展途上国の貧困と社会不正と闘うためにイギリス国内を中心に基金集めをしている非営利団体です。

団体の信念が力強くプリントされているオックスファムのキャリアーバッグ(買い物袋)です。



店が客にビニール袋を無料で提供することが法律で禁止されてからずいぶんと経ちます。
店員が「袋いりますか?10ペンスかかりますけど」といちいち聞いてくれたのも過去の話になりました。

今では袋が欲しければ「袋をください」と言って、かなりしっかりした作りの同じサイズの(かなり大きい)店のオリジナル・キャリアーバッグを買わなくてはなりません。

私は有料のキャリアー・バッグをお客様にお渡しする時「ボロボロになるまで使ってくださいね!」と必ず言い添えることにしています。

「客に対して余計なお世話だ!」などと気を悪くする人は全くいません。
今では袋を持参せずに買い物をすることがちょっぴり後ろめたい感じなのです。

日本ではたくさんのステキなデザインの「エコバッグ」が売られていますが、どこの店でも買い物したら勝手に袋に入れてくれるのであまり出番はないような気がします。(この件については改めて書くつもりです)

イギリスにもリユーザブル・バッグ reusable bag(=エコバッグ)はありますが、むしろ袋を持参しないで買い物した時に買わされたお店のキャリアーバッグをたたんで持ち歩き、再利用している人のほうがずっと多いようです。


オックスファムの活動についてかなり詳しく書いた(テーマはクリスマスの店内飾り比較ですが!!)過去の記事のリンクです☟

クリスマスの飾り、店内編 


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