イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

寂莫感がタダごとではない、イベント期間が終わっても放置されているアート・カエルの周りにはひと気なし...

2021年09月30日 07時00分53秒 | ストックポートとその周辺
雨が降ったりやんだりの肌寒い昨日の午後、ストックポートのタウンセンターに行きました。



なぜか陽のさす明るい空から雨もパラパラ降っていたりでおかしな天気の一日でした。

あーれ?
全てご紹介しきれないまま、もう終了したはずの巨大カエルを探してタウンセンターをめぐるアートトレイル・イベントの Stockport's Gigantic Leap のカエルたちがまだ同じ位置に居座っていました。

イベント期間が終了してもこのまましばらく置いておくつもりかもしれませんね。
全て見てまわって台座に書いてあるアルファベットを並べ替えて主催者に送れば懸賞で賞品がもらえる応募期間が終了しただけなのかもしれません。

人通りのほとんどない雨上がりのマーケット・プレイス Market Place の、マーケット・ホール Market Hall の正面に寂しく鎮座するYves St le Frog


「ファッションに夢中なイヴの、ストックポートの陽光に輝く絢爛な衣装に注目」というガイドマックに書かれた説明が寂莫感をいや増しています。



夏休みが終わって子供たちは登校していますし、マーケットが閉まっている日です。
いつまでもおいておいても目障りなような...?

目ざわりとまではいわなくても、もう見飽きた...

7月に撮った古い写真を掘り出しました。




マーケットの開催日だし、夏休みが始まって間もなくで子供たちの注目度もまだ抜群だったこのころ、子供たちが代わりばんこにイヴと並んで写真を撮ってもらっていました。
プロモーションのお姉さんたちがカエルめぐりのよい子たちに缶バッジや紙の旗を配っていましたし、人だかりに立ち止まる人たちにはガイドマップを手渡してイベントに参加するようににぎやかに呼びかけていました。

注目度抜群で得意満面のイヴ。

この写真を撮ってすぐに投稿すればよかったですね。

実はもう一体、ストックポート日報に載せていないカエルがあります。
マーケット・プレイスの下の同じくオールド・タウン Old Town の景観保存地域、アンダーバンク Underbank に居座るカエルを次回ご紹介します。

もう、イベントは終わっているのですが...まあもうこれで本当に最後です。
お付き合いください。

最近の、マーケット・プレイスの写真をたくさん載せた記事のリンクです☟
ストックポートの観光案内: 休日の集客力は近頃スゴい!それなのに注目度が低いレゴで作ったマーケット・ホール、よく見たらかなりヘン

この記事中の写真にも寂しげなイヴがさりげなく写っています。
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やっぱり親子、子ばなれ親ばなれしたはずのうちの母子ネコが好んで過ごす、ゆっくりくつろげる一緒の時間

2021年09月29日 06時10分47秒 | うちのネコ、よそのネコ
もうすぐわが家に来て一周年の親子ネコ、リヴィー(母)...


とティブ(息子)です。


うちに来た当初は、きゃしゃな子ネコだったティブがどっしり短躯で体重がオーバー気味だった母ネコに甘えて付きまとっていたものでした。

飼い主を斡旋するネコのアダプションセンターでは「母ネコがそろそろ子ばなれをしたがっているので引き離すのにはちょうど良い頃だ」というようなことを言っていたのですが、母子まとめて引き取ってしまいました。

リヴィーにとってはやっかいものになりつつある息子だったでしょうが、ティブにとっては頼りになる母親と一緒に新しい家に引き取られて心強かったことでしょう。

現在の母子2匹。


あいかわらずずん胴で脚の短いリヴィーの一時は顕著だった食べ物への執着はおさまりました。
お腹いっぱいになったら余裕で餌を残して食後の毛づくろいをはじめます。

母親の残り物は育ち盛りの(いえ、身体上はもう成人していますね)ティブがペロッと平らげます。
そういうわけで、もともと身体の小さいリヴィーより食いしん坊の成人男性ネコ、ティブの体形のほうがどっしり立派になってきています。





親子仲睦まじく...という時期は過ぎました。
同じテリトリーを公平に分け合う成人ネコ2匹です。

それでもあいかわらず、お母さんに甘えたいというよりは動くものに対する好奇心でしょうか、ティブが時々ちょっかいを出してリヴィーに「フーッ、シャーッ」っと怒られています。
本気でケンカすることはなく、時々口論する「共同生活を送る同居人」のような節度ある関係に落ち着きつつあります。
去年死んだ老ネコ、ホレイシオと、彼の17年の生涯の一時期をいっしょに過ごしたいずれも短命の3匹のネコや、夫が私と住み始めた時に自宅から連れてきたおじいさんネコ(ホレイシオが子ネコの時に21歳で死亡)とのつかず離れずの関係に近いと思います。

ところで、起きている時は完全に別行動の母子ネコですが、同じ場所でお互いのスペースを尊重してほぼ同じポーズで寝ることが実に多いのです。



(写真はもちろん狙って撮ったのですが...それと以前に投稿したこともあるちょっと以前のものも交じっています)

寝ていなくても、寝ようかなと思っている時や起きた後の毛づくろいなどのリラックスした時間もなぜかいっしょに過ごすことを好むようです。



やっぱり親子?!

日曜日から大学の寮に入った人見知りの娘が寂しがっていいるようなのでこの写真を送りました。


娘が家を出た翌朝の午後、一匹ずつ床掃除のと中の中休みで静かになった娘の部屋に忍び込んで仲良く昼寝を決め込む母と息子。


いっしょに飼っているネコたちが同じポーズをとっている写真が集まった投稿をフェイスブックなどのソーシャルメディアで時々見かけます。
「偶然の瞬間をよく撮ったものだ」と思っていましたが、それほど珍しいことではないようですね。

亡きホレイシオとほかの同居ネコたちが同じポーズで同じ場所で過ごしているのを見かけた記憶が実はありません。


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高層ビルの学生寮に落ち着いた、娘の大学生活が今日からスタート

2021年09月27日 07時26分09秒 | 英国の、生活のひとコマ
サルフォード大学に駆け込みで入学手続きをした娘の最初の授業が今朝の10時半から始まります。
...オンライン授業だそうですが。

昨日、日曜日の午後に夫が運転するクルマで荷物といっしょに娘を寮に送りました。


ほとんどの行程が高速道路で35分、やっぱり家から通えます。
「家から通っちゃダメなのかなー」と私は今でも思っています。

もちろん大学入学を機に独立を決心した娘を応援する気で送り出したのですから、寮でできるだけ快適に過ごす手助けは惜しまないつもりです。

ところで、最後に高速道路を使ったのは2019年の終わりごろでした!
どこに行ったのかは記憶にありませんが、パンデミック開始以来、夫とクルマでスーパーマーケット以外の場所に外出したのはこれが初めてでした!

物をため込みがちの娘が今回心機一転、散らかった自分の部屋から寮に持ち込むものを厳選して最小限の持参品で新生活をスタートすることになりました。


緑のクーラーバッグには数日分のすぐに食べられそうな食料が入っています。
ダイエット・コークの缶24本入りの箱までもたせました。

殺風景だった部屋も...


家から持ち込んだキルト(ベッドの上掛け、ミシンスティッチですが)をかけてオポッサムのぬいぐるみと「マーマ・クッション」をのせただけで思いっきりアットホームな雰囲気になりました。

キルトは、ベビーベッドを卒業して娘が初めてベッドで寝ることになった時に古い布片をはいで私が作りました。
そもそも、手作りのキルトなんて若い人が好むものではなさそうなのに、そのままずうっと使い続けていた娘が、「持っていきたい」と言ってくれたのでボロボロになった端を慌ててミシンでかがって修繕しました。

「マーマ・クッション」というのは娘が小さいときにうちで飼っていた、マーマデュークという名の短命だったネコの愛用ブランケットで作ったクッションです。

今時の大学生でラップトップやノート・パソコンを持っていないのが実は引け目なのです。
それでも容量の大きいパーソナルコンピューターを夫と娘が二人でデスクの上に設営しました。

最初から壁にかかっていたマグネット・ボードの蛍光グリーンは偶然お気に入りの色です。
同じ色のバスタオルをフックにかけ、マグカップと家の庭のリンゴの木からもいできた青リンゴ2個を窓辺に並べて何とか自分らしい空間を作り上げました。

部屋にベッドメーキングする私を一人残して、駐車場に停めたクルマからパーソナル・コンピューターを取ってくる夫と娘を10階の窓から撮った写真です。




最後にクルマで帰宅する私たちを駐車場まで見送りに来て、別れを言ったあと一度も振り返らずに自分の部屋に戻る娘の後ろ姿を遠くから撮りました。


最後の数年間はたいてい自室にこもっ学校の課業かコンピューター・ゲームばかりしていた娘ですが、いなくなると静かです。

夫が私よりも感傷的なのです。

週末には要るものをとりにまた帰ってくるはずです。
週日に自宅にとまって登校することも可能ですしそれほどの名残りのわかれとも思えない私です。

夜が更けてからビデオチャットをした時に、10階の窓の外の素晴らしい夜景を見せてくれました。
殺伐としたエリアのショボい高層ビル群も闇夜に灯がともると100万ドルの夜景(表現が古いですね)の演出に早変わり!

ネコが恋しいという娘に何枚か寝るネコの写真を送りました。

人見知りをするシャイな娘はまだ、小さなキッチンとバスルーム、玄関部分からのびる2m足らずの廊下スペースを共有する他の2人のフラット・メイトと顔を合わせていないそうです。
誰とも会わず、部屋にこもって生活することも充分可能です。
それでもなんとか思い切ってはじめた寮生活で、自分のカラを破ってのびのびと新生活をスタートしてほしいと親としては願っているのですが。

トランスジェンダーであることもこれから会う人たちとどう接するかを大きく左右します。

必ずしも好意的な人ばかりではないというのが分かっているのが私たちの心配のタネなのです。

周りのようすを見る間、服装や持ち物は特別主張のない中性的なものを選び、私がつけた日本語の男性名をなのって新生活をスタートするつもりだそうです。
たとえ黙っていてもしぐさや語り口からわかってしまうことなのですが。




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娘が突然入学することになったサルフォード大学, 緑豊かな敷地内に現代建築が建ち並ぶキャンパスとショボくて殺風景な学生寮とその周辺

2021年09月26日 08時00分00秒 | マンチェスター
昨日の続きです。



金曜日に、グレーター・マンチェスター北部のサルフォード Salford に娘と二人で行ってフィッシュ&チップスを食べてきたのですが...
もちろん、フィッシュ&チップスを食べにわざわざサルフォードに行ったわけではありません。

目的地は、サルフォード大学 University of Salford 。


以下は大学内で撮った写真です。

パンデミックのさなか、2年制のシックスフォーム・カレッジを終えて、コンピューター・プログラミングの一番低い国家職業資格を取った娘にはぜんぜん仕事が見つかりませんでした。
その資格は大学入学資格に一部相当します。
(統一化されてきているとはいえ非常に煩雑な英国の学制についてはいずれ改めて説明する機会があるかもしれません...誰も聞きたくありませんよね?)

2週間前に、まだ空きがあるサルフォード大学 のコミュニケーション関係の学部のアニメーション学科にオンラインで申し込んだら、入学許可がもらえ、木曜日に入学手続きが完了しました。

もう、新学期は始まっていました。
金曜日までの1週間はフレッシャーズ・ウイーク(新入生歓迎週間)でしたが、娘はすべてのがしました。
すべり込みセーフで、月曜日からの授業の始まりに間に合います。




寮のカギを取りに行って、ついでに学内も見てまわりました。
入学が決まるまで一度も大学に足を運んでいないというのは超異常事態なのですが、何しろ特急の志願、許可ですから...



大学に入るための入学試験はどの大学にもありません。
統一試験の結果の好し悪しで入学希望大学の合否が決まります。



新学期が始まってもまだ空きがあるぐらいですから、「入学が難しい」とは絶対に言えない大学の学科です。
...が、就職がきまらず家でブラブラしているよりはずっといいのは間違いありません。
興味のある技能を学べるコースを見つけて、入学を許可されたのは大変な幸運です。



...技能系の大学に進路を絞って以前から活動していたら、もっとずううううっとレベルの高い大学に入学できる資格と統一試験の合格レベルだったのですが、私たちに不満はありません。

不満があるとしたら...

最後に残った家賃が安い学生寮の一部屋の簡素さはまあいいとして...




キャンパスから15分ほど歩いた場所にある学生寮の周りの低所得者住宅群と..


すぐそばにある「サルフォード・ショッピング・シティ」というぞっとするほどセンスのないネーミングのショッピングセンターのショぼさでしょうか。



10階の寮の部屋の窓から見えている「サルフォード・ショッピング・シティ」に行ってみたいという私の主張で乗り気のしない娘を引っ張っていきました。


灰色のコンクリートむき出しの高層アパートに縦書き赤字で SALFORD SHOPPING CITY と大書してあるのが遠目にもはっきり見えます。
高層アパートの足もとから広がる広大な地階が「ショッピングセンター」になっています。

薬局やスーパーマーケット、必要な家財が格安で手に入る量販店などが見つかり、満足です。


そこで入ったのが、昨日の記事のチッピー(フィッシュ&チップスレストラン)です。

チッピーでは例の自己主張のある「パーカー」を着ていたおじさんっぽい若者だけではなく、フワフワのトリミングのあるスリッパをはいてフィッシュ&チップスを買いに来ていたものすごく肥満した母娘ペアも見かけました。(上のアパートに住んでいる人ですね)

あ、決して「低所得者住宅」があることに不満があるわけではありません(私たちはスノッブではありません)
建物のスタイルとか...燃可資材でもつかわれていたのか外壁が掻きとられて見苦しいことこの上なし。
中途半端に古い建築スタイルの高層住宅が林立するエリアは、たいていどこも殺伐とした印象です。

スリッパで買い物に降りてくる住人や主張のある「パーカー」等も「大学街」では普通、考えにくい風景なのですが親しみを感じてけっこう好きです。

ショッピングセンター内の「VENOM(毒)」というゾクゾクする屋号のケバいテイストの婦人服店がありました。
(写真を撮っていたら娘に怒られました)


「サルフォード・ショッピング・シティ」の外には係員が常駐している今どき珍しい公衆便所がありました。


使用料20ペンスを徴収されます。


ところで...娘が男の子だったころから仲良くしている小学校以来の同級生も今年1年遅れで、技術系の大学に入学しました。

南西部の美しい古い港町、ブリストルだそうです。

彼の入学する大学を決めるため、ヨーク、エジンバラ、シェフィールドと家族で旅行がてら英国各地の大学をみてまわって決めたそうです。
彼の両親は学期中にブリストルと隣町のバースに泊りがけでたびたび息子に会いに行くのをとても楽しみにしています。
息子を訪ねて、あの美しい古い都市にしょっちゅう行けるなんて、なんてステキなんでしょう!(うらやましい)

サルフォードなんて、もう別に行きたくもないです。
サルフォード大学まで1時間に1本の電車で38分、自宅からじゅうぶん通える距離です。
娘にはいつでも帰ってくるよう言ってあります。

通える距離なのになぜ寮に住むのかって?
授業料が無料で、大学生には全員、返済不要の生活費が支給された頃に大学に行った古い考えの夫はいまだに「大学に入ったら家から独立すべし」という伝統的な考えの持ち主なのです。
娘本人も、家を出たがっています。

ほとんどの学生と同様、学費と生活費は学生ローンを利用して支払います。
本人が卒業後高収入を得てから返済することになっています。(収入が低ければ返済不要)

現在は、生活費を節約するため通える距離なら家から通う学生も多いようです。

大学の裏側に面した建物の外壁に貼られた、実物大のドアの写真です(なんだろう?)








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食べきれない量のフィッシュ&チップスを食べたレストランで見かけた自己主張のあるフード付きトレイナー

2021年09月24日 01時11分38秒 | シブい!日本語表記、日本関係なら何でもクール!
サルフォード Salford のフィッシュ&チップスレストランで、テイカウェイ(持ち帰り)の用意ができるのを待っていた男性の...


フディーズ(フード付きのトレイナー)の文言がおかしかったので隠し撮りです。


日本語が読めない同行の娘に説明しても面白がってくれません。

ついでです。


お腹がすいてフラッと入ったチッピー(フィッシュ&チップスレストラン)で全くの予想通り、巨大なコッド(タラの一種の白身魚)とポテトのフライは私たち2人とも食べきれませんでした。



2人で1人前を注文して半分ずつわけるか、あれば必ず子供向きのポーション(12歳以下のお子様限定で提供している店もありますが)を注文する私たちですが、
子供向きポーションは用意していない店でした。

....私と娘がなぜマンチェスター・シティセンターのあるシティ・オブ・マンチェスターと境を接するグレーター・マンチェスターの北の町、サルフォードに行ったのか、はまた明日、順を追って話します。

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食べきれずに腐っていくうちの庭のラズベリーを使い切る!(目標にはまだ到達せず)まだ余っているリンゴも再び出番

2021年09月24日 01時11分38秒 | 英国のお菓子とデザート
昨日に引き続いてストックポートの古い街並みが残る景観保存地域、通称「オールドタウン Old Town 」のリトル・アンダーバンクの、カエルと壁画の話題をお届けするつもりでしたが、予定変更。



以前の記事の続報です、青リンゴとラズベリーの大収穫、その後。
私一人ではとても食べきれず、腐らせてしまうのが惜しい!ラズベリーは2瓶、ラズベリー・ソースにしました。

前回2本の記事路リンクです☟
アップル・クランブルのレシピも下の記事に載せました。

豊作!店では買えない酸っぱめのリンゴがなる宝の木と食べきれずに腐る量のラズベリーがなる勝手に増える茂みがうちにある

食べるのに飽きた、小さい酸っぱい自家栽培の青リンゴで作った(意外にも)日本でもよく知られているらしい英国の伝統的なデザート



ゼリーみたいにかたまるジャムとは違い、粘り気がありません。




夫が、自家製ラズベリー・クランブル raspberry crumble を食べてみたいというので作ってみました。

四角いパイ皿にヘタを取ったラズベリーをぎっちり敷き詰めて...




リンゴの薄切りを2段ほど載せました。


その上にまたかなりの密度でラズベリーを並べてクランブルできっちりと埋めたてました。

ラズベリー・クランブルなのにリンゴがいるのかって?
ええ、加熱するとすぐグズグズのラズベリーソースのようなたよりない柔らかさになりそうなのでリンゴは必要だと夫がアドバイスしてくれましたので。
子供の時から数えきれないほどの自家製アップル・クランブルを食べ続け、自分でも作ってみたことがある夫は、長いこと自家製ラズベリーのパイやクランブルを食べてみたかったと言っています。
夏の果実として売られているラズベリーは、お菓子作りに買って使うには昔から高価で、なかなか手が出なかったそうです。

英国伝統のお菓子作りにはイチゴよりもラズベリーのほうがよく使われます。
ジャムドーナツのなかみやアイスクリームにかける甘いソースなども皆、ラズベリーなのですが。

市販のお菓子のラズベリーソースは人工的な甘みが強く、添加物や人工の風味など混ぜ物の割合があんがい高いのかもしれませんね。

うちの庭の邪魔な場所に勝手にニョキニョキ生えて食べきれずに腐らせているラズベリーで夫の希望がかなえられて満足です。

うちだけではなくどこの庭でも一度植えたらニョキニョキでやっかいもののラズベリーは決して希少な果物ではないはずなのですが...
案外産業としてはラズベリー栽培は割に合わないのかもしれません。
収穫に手間がかかるし、とても脆いし、輸入は無理そうなので英国で栽培収穫すると人件費もバカにならないと思います。

あらまぁ、たっぷりのリンゴが中までラズベリー色にしっかり染まりました!


噛んでもスプーンでつぶしてもどこを切ってもワイン色。



レシピのウェッブサイトを見てみたら、ラズベリーだけで作ったラズベリー・クランブルの作り方がとてもたくさん出てきました。
グズグズでも、サクサクのクランブルとの組み合わせがおいしそうです。

ラズベリー500gや600gを買って来たらけっこう高くつきそうです...

大手スーパーマーケット、セインズベリーのウェッブサイトを今見てみたら、ラズベリー100gあたり1ポンド(151円)でした。

私はタダで手に入れることができます!

庭にニョキニョキ、伐採に忙しく食べるそばから腐っていくラズベリーだけで今度は「贅沢な」パイでも焼いてみるつもりです。
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公式に秋が始まる英国。ストックポートの飽きがきたカエル・イベントと最近増えてきた壁画ペイント

2021年09月23日 06時40分12秒 | ストックポートとその周辺
今日は日本の秋分の日でしたね(今、気がつきました)。



英国では昨日、9月22日が Autumnal Equinox だったのです。
朝のニュースの天気予報の時間にそう言われて、「ああ、もう夏が終わるんだ」としみじみとした思いになりました。

エクイノックスは1年に2回、春と秋にやってくる、夜と日中が同じ長さの日です。
今日から公式に秋の始まりです。(祝日でも何でもありません)

話題は、全く関係のないストックポート・タウンセンターの景観保存地域、通称「オールド・タウン Old Town 」のストリート・アートの壁画 Mural です。

表面をペイントされた巨大な二階建てカエルを探してタウンセンターをめぐるアート・トレイルイベント、Stockport's Gigantic Leap の残りをついでにご紹介します。

夏休みの子供たちに大人気だったこのイベントも今週26日で終了です(飽きてきた)

最初の写真は、グレート・アンダーバンク Great Underbank という、古い建物がぎゅうぎゅう建て込んでいるショッピングセンターの裏通りのカミキリムシ(?)

建物が取り壊された空き地に面した殺風景な壁面を飾るミューラルですが、なぜカミキリムシなのでしょうか。
カミキリムシじゃないかもしれませんが(昆虫のことはよく知りません)、とにかく古いレンガの壁にエメラルドグリーンが鮮やかです。

空き地に鉄のつっかえ棒をたてて寄りかかるように立っているのがシェークスピアが生きていたころにからここにあるアンダーバンク・ホール Underbank Hall です。


現在、ナットウェスト銀行 NutWest Bank の支店なので営業時間中ならだれでも勝手に入れます。



19世紀の大発明、蒸気エンジンに影響を受けたパンクカエル、Froguristic だそうです(説明の意味がよく分かりませんが深く考えないことにします)


フログリスティックとアンダーバンク・ホールの前を通って数メートル歩くと交差するリトルアンダー・バンク Little Underbank にも最近完成したミューラルがあります。


リトル・アンダーバンクをまたぐ陸橋、セイント・ピーターズゲイト・ブリッジ Saint Petersgate Bridge の...


橋脚になっている建物のショーウインドウの板張りはミューラルとすらいえない臨時のアートみたいですね。

別の日に撮った写真ですが...


橋の下の建物の中を通って、上のマーケット・スクエア Market Square からリトル・アンダーバンクに降りる古い階段を降りた地面に...

チョークで描かれたメルヘンチックな抽象画を見つけました。


一過性の儚いペーブメント・アート pevement art (舗道絵画)です。
すぐ消えちゃいますね。

プロのミューラル・アーティストが描いた半永久保存作品の、サカナと熱帯の花の力作絵画。


やっぱり疑問の、なぜ花とサカナ?
これはとなりの建物が取り壊された後のむき出しになった殺風景な外壁でも何でもなく、ちゃんとした建物の壁面なのですがミューラルで飾る意味があるのかな?

リトル・アンダーバンクには他にも「カエル」と「壁画」があるのですが、長くなるので以下次号。

サカナと花の壁画の下で写生をしているおじいさんがいますね。
アンダーバンク・ホールの外にも写生中の年配の女性が写っています。

絵画教室の写生会だったのかもしれません。
この2人しか見かけませんでしたが。
(ご夫婦かお友達どうしが少し離れた場所で写生しているのかもしれません)







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あくまで私見、ワクチン接種がほぼ完了して感染者を出し続けている英国で日本の反応を見て思うこと

2021年09月21日 06時01分33秒 | 気になる出来事、社会情勢
個人的な知り合いに「ネコがもっと見たい」と言われたので、調子にのって久しぶりにうちのネコ、ティブの写真をお見せします。
話題は、これも久しぶりのコロナウィルスの、特にワクチンをめぐる私の私見です。



英国の昨日(9月20日)1日の新規感染者数は36,100人、死者は49人。(日本は...たったの2,224人、死者は23人ですね)


16歳以上の全人口の81.8%が昨日までに2回のワクチン接種を受けているイギリスで感染者が四捨五入して4万人。

日本のワクチンを否定派の人たちはイギリスやイスラエルなどワクチン接種がすすんでいるのに感染者が再び激増している国の例を挙げて「ほら、だから言ったでしょう、危険なワクチンを打つ意味がないって?」と自説を裏付ける材料として発信しているようです。

これは間違いです。



あ、たしかに私は「ワクチンが危険」という説には賛成できないのですが、ここではそのことについて書くのはひかえます。
実際、もしかしてもしかしたら(今のところわからないだけで)危険かもしれない...(危険ではないはずですが!)というのは認めざるを得ないからです。

間違いなのは、「打っても感染するワクチンは意味ない」と主張する点です。

日本では「ワクチン接種を完了すれば感染しない」と思われていたらしいですね。
「オリンピック選手や関係者はワクチンを接種して来日するので安全である」とオリンピック推進派がコロナの感染拡大を懸念する人たちを説得していたのも驚きです。

英国や他の欧米先進国では「ワクチンの目的は感染しても重症化させないことである」と最初から明言していました。
日本以外の国では「ワクチンを打っても感染はする」という認識はほとんどの人たちに浸透していたはずです。

英国ではワクチンの期待された効果が十分に発揮され接種者が感染しても重症化、死亡する率を96%まで抑えているのですからワクチンが意味ないなんてことはぜんぜんありません。



もちろん感染予防効果もある程度は確認されています。
一説には英国では接種を済ませても40%前後の確率で感染するようですが、60%の人は抗体が確立しているので感染しないということらしいのです。
接種しないよりずーっとマシなのは間違いありません。

とにかく英国では、「感染拡大阻止のため」と公共心に訴えるワクチン推進計画を進めてきた日本と違い、「感染しても重症化しないため」と自分を守るため(ひいては国家医療制度を守るため)に接種を受ける人が大半だったため、接種者の感染激増にうろたえることはあまりないのです。

現在、重症化されて病院に搬送されたり亡くなったりする人たちはほとんどすべてがワクチン未接種者です。


1日に3万人以上も新規感染者を出してもマスクもしないでパーティやコンサートやナイトクラブに行ったりするのを許す英国を日本では「正気の沙汰ではない」とみていることでしょう。

英国ではたいていの人はそれでいいと思っているのではないでしょうか。
「重症化しないのだから国全体の抗体をあげるうえでも感染しちゃっても、もういい」とワクチンの効果を信じて、堂々ととっている行動です。

たしかに、そうやって感染が拡大しているんでしょうね。
感染しても重症化しないのですから行動が大胆になるわけなのです。

一定数のワクチン拒否派やワクチンを打てない医療上の事情がある人も存在します。
その人たちのために、感染拡大につながるような行動を国民全体が自粛する時期はもう過ぎたようなのです。

英国ではワクチンを打った人だけがコンサートやナイトクラブに入場できるようにする「ワクチン・パスポート」案をすすめていました。
様々な不公平や、業務上のわずらわしさが伴うことが懸念されていたその案はワクチンを打つ意志のある人ほとんどすべてが接種を完了している現在、決して理不尽ではなかったはずですが2週間ほど前に、国会で廃案になりました。

けっきょくは国民の自主的な判断にまかせて経済活動の足かせになるような法案はやめにしたようなのです。(正直言ってホッとしました)
たとえ重症化しなくとも、感染して自主隔離措置になってしまって仕事を休むわけにはいかないとか、周りにワクチンを打っていない(あるいは打てない)人がいるような人は自覚して慎重な行動をとるでしょう。

英国や合衆国ではワクチン接種が危険であると信じて、危険である「科学的論拠」のある記事を配信しまわっていたようなワクチン否定(懐疑)派の人たちが親しい人たちのコロナ死を目の当たりにして「考えをかえてワクチンを打つことにした」と公表することが増えています。
一家全滅も決して珍しいことではありません。
ワクチンが危険だと信じた誰かが家族全体に接種しないよう説得したらしいのですから。



思うに...オリンピックをやったってせいぜい1日の新規感染者がたったの3000人の日本では考えられないことなのかもしれませんね。

私はさすがに全滅した家族を身近には知りませんが、ワクチン接種がまだまだだった年末年始にアルファ・ヴァリアント(英国変異株)の新規感染者が1日に8万人を超えた英国の特にここ北西部でのコロナの恐怖を忘れることはできません。
ショック症状や血栓などで20万人に1人がワクチン接種が直接の原因で死ぬらしいと躊躇する猶予はたいていの人にはなかったはずです。
感染すればうちの夫のように既往症があり免疫力が低い人や高齢者などは4分の1から3分の1の確率で死んじゃってたはずですから。



打ちたくない人は日本では打たなくてもいいのかもしれませんね。
ただ、接種を受けようとする人を説得してやめさせるのはやめた方がいいはずです。



感染者数も重症者数も極端に少なくても、すぐに病院に搬送してもらえない(!)という日本では万が一重い症状が出たら大変な確率で命取りになると聞いていますから。

今、日本の状況をオンラインニュースで見る限り言えることは...以上です。

英国では、「ブースター・ジャブ」として効果を促進するための3回目のワクチン接種が始まりました。

最後に、母ネコのリヴィー。






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食べるのに飽きた、小さい酸っぱい自家栽培の青リンゴで作った(意外にも)日本でもよく知られているらしい英国の伝統的なデザート

2021年09月18日 07時02分34秒 | 英国のお菓子とデザート
昨日の続きです。


昨日の記事のカテゴリーは「果物と野菜」でしたが今日の記事は「お菓子とデザート」です。

私たちの結婚祝いの、庭のリンゴの木から大量に収穫した「ライムライト Limelifht 」で...

アップル・クランブル apple crumble をまず、焼きました。


to crumble は「ボロボロ、粉々にする」という意味の動詞です。

以前にも記事にしたことがあります。
検索してみてびっくり、日本語のレシピをいっぱい見つけました。

どのレシピも「イギリスの家庭の味」と紹介しています。
夫にとっても子供のころから親しんだ懐かしいデザートで、1人暮らしの学生時代に自分で作って食べたことがあると言っています。
娘が学校の調理の時間に作って家で再現してくれたこともあります。

英語で検索するとまず最初に出てくる、最も権威のあるBBC(英国国営放送)good food のレシピです。

ものすごく簡単です。
皮をむいて芯を取り除いて1cmの厚さに切ったブラムリー・アップル Bramley apple 575gをベーキングトレイに敷き詰めます。



ブラムリー・アップルは日本のカボチャぐらいの大きさでへしゃげて酸っぱい調理用の青リンゴです。
3分の1ぐらいの大きさのライムライトの皮を一つずつ向いて芯をとるのは大仕事でした...

ディナースプーン(大さじ)2杯の砂糖をまんべんなくふりかけます。



朝摘んで食べきれなかったラズベリーも彩りにのせてみました。

110gの冷たいバターと175gの小麦粉と110gの砂糖にひとつまみの塩を加えて手で混ぜ合わせ...

ボロボロの「湿ったパンくず」のような手触り(とレシピに表現されています)になるように指で細かく砕いてクランブルを作ります。


クランブルをリンゴの上にすき間なくのせて190℃に熱したオーブンで35分から40分焼いて出来上がり。




オーブンから出したてのアツアツをどうぞ。
一晩おいて冷めてもおいしいですよ。

何度も作っていますが、自家栽培のリンゴを使った初めてのアップル・クランブル、大成功でした。
クランブルは、バターがたっぷりのビスケットみたいにサクサクで、ジュクジュクの甘酸っぱいリンゴの切れと混ざると独特の食感が楽しめます。

プレーン・ヨーグルトを添えました。
カスタードやアイスクリーム、ウィップト・クリーム(生クリーム)などこってりクドめの乳製品を添えた方がより「英国気分」が増すでしょう。

ほかには前々日に、少量の水で700gちょっとのリンゴを少量の水で煮てアップル・ソースを作りました。


砂糖は市販のものより控えめです。
ディナー・スプーン3杯ぐらい入れたような気がします(いいかげん!)

マヨネーズが入っていた大きな瓶を煮沸して熱いうちに詰めたので冷蔵庫で数カ月はもつはずです。
ソーセージやポーク料理に添えるつもりですが、保存料が入っていないので蓋を開けたら3日ぐらいのうちに使い切らなければなりませんね。

出来合いのパイ皮を買ってきて詰めてみることにします。

わけて冷凍してもいいですね。
昨日、読者の方にコメントをいただくまで気がつきませんでした。
ジャムやソースは大量に作って冷凍すればいいのでした!









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豊作!店では買えない酸っぱめのリンゴがなる宝の木と食べきれずに腐る量のラズベリーがなる勝手に増える茂みがうちにある

2021年09月16日 23時24分45秒 | 英国の野菜、果物
収穫の秋です。


1週間ほど前に、庭の青リンゴの大半をもいで取り入れました。


実はもっと取ってきたのですが、写真を撮る前にけっこう食べちゃいました!
右側に4個ある小さめのは、もう少し以前に取り入れた「育ちぞこない」のうちの残りのいくつかです。
地面に落ちて見えない傷がついていたのに気がつかず拾ってきたのもあります。

もうちょっと枝から下がるままにしておいたらもう少し成熟して大きくなったかもしれません。
でも枝が重く垂れ下がり、歩く時や洗濯ものを干すときにジャマだったのです。


日暮れ後、強い風が吹いたりして下に落ちていたんだり腐ったりしたリンゴを翌日庭に出るたびに目にするようになり、もったいないので早めに収穫して、枝を短く切り落としました。

去年の夏に庭の奥のドッグウィローの大木の大きく張った枝を大胆に切り落としてから、日当たりが抜群になったリンゴの木の、初めての大収穫です。
17年前、結婚祝いに夫の母に苗木をもらった、ライムライトという園芸用の品種です。



リンゴそのものは市場に出ていません。

こちらはラズべリー。




以前にも(何回も)書いた話題ですがほっておくと庭中にはびこる、たちの悪い暴力団のような煩わしい庭木です。

ああ、そんなことを言ってはいけない。
毎年、朝食のたびににラズベリー味のヨーグルトに入れてたべる摘みたてラズベリーを楽しみにしているのですから。


今年はやはり日照の向上のせいか、例年よりも大きな粒がブチブチとかたまった巨大な果実がもうたわわに実っています。

収穫の盛期は10月ごろのはずです。
4月の終わりごろから収穫できる夏の収穫種 summer harvest のほうが一般的なはずですが、うちのラズベリーは秋の収穫 October harvest の種類なのです。

朝摘んで食卓の上に置いておくと、午後には形が崩れて食べにくくなります。



20年ぐらい前に苗木をスーパーマーケットで買ってきて植えた親株は数年前にはネコの足首ぐらいの太さ(わかりにくいたとえですね)の茶色い木の幹のように成長しました。
その親株は花壇にすることにした庭の反対側にあまりに広く深く根を張ったので深く掘ってていねい取り除いたのですが取り切れず、こちら側で取り残した根をのばして子孫を増やし続けています。

こちら側は「ラズベリー園」として、もう好き放題にのびてよし!ということになっていますが、花壇や芝生に目を出したラズベリーは小さいうちにどんどん引っこ抜いて捨てています。

もともとはよくある「夏収穫」種だったような気がしますが(おぼえていません!)、冬前に実がならなくなった頃に地面すれすれまで伐採して一冬おく習慣をつけたら、いつの間にか秋収穫のラズベリーになっちゃったのかもしれません。
春に再び芽を出して夏中すくすく育ち、夏の終わりにやっと固い実をつけ始めるのです。
成長期に夏の日差しを浴びるせいか、秋収穫のラズベリーのほうが実が甘くて大きいような気がします。



さて、大量の収穫をどうしたか。
ラズベリーは摘んで腐る前に食べきらなければなりません。
人にもあげました。

リンゴと違って茎になったまま置いておいても、なったまま2日で腐ります。

リンゴを生で食べるのはこの家で私だけです。

このライムライトは調理用 cooking apple ではなく、そのまま食べるリンゴ(dessert apple)です。
それにしてもちょっと酸っぱいですね。
大人っぽい味が気に入っているのですが10個ほど食べたら充分です。

....うちで収穫したリンゴとラズベリーをそのまま食べたほか、どうしたかは以下次号。

昨日まだ木に残っているリンゴです。


一週間前に収穫したものより、大きくなっているような気がしないでもありません。

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ストックポートの観光案内: 休日の集客力は近頃スゴい!それなのに注目度が低いレゴで作ったマーケット・ホール、よく見たらかなりヘン

2021年09月15日 08時00分00秒 | ストックポートとその周辺
昨日の続きです。レゴ!
先々週末に撮ったかなり古い写真です。


中世から市(ストックポート・マーケット Stockport Market )のたつマーケット・プレイス Market Place 。
屋内マーケットスペース、ガラス張りのマーケット・ホール Market Hall もストックポートの「ランドマーク」として、レゴの模型トレイルに含まれているはずです。



印刷した資料はなく、以前にウェッブサイトでよんだ情報を頼りに行ってみました。

同時進行のタウンセンターのトレイルイベント、Stockport's Giantic Leap は大量に印刷された「ルートマップ」が町中至る所で手に入るしバッジや旗やスティッカーまで配っての大々的なプロモーションを繰り広げているのですが...
どうやらあまり盛り上げっていないらしい、レゴで作ったストックポートのランドマーク(名所)建築めぐりのトレイル、Stockport Summer Landmark Challenge です。

買いものをした荒物屋で、どこに問題のレゴ建築モデルがあるのか聞いてみましたが(案の定)店の女性はレゴ関係のイベントがあることすらも知りませんでした。

で、すぐ向かいにある....

映画やテレビ、アメリカンコミックなどのフィギュアやキャラクター商品、それに限定版レゴのフィギュアも扱っている、何となくオタクっぽい品ぞろえの店の人なら知っているかもしれないと聞いてみることにしました。


この親子らしい男性二人連れは、手持ちのコレクションを買い取ってもらうために持ちこみをしているところだったそうです。
オタク店の店主はこのもちこみ客二人に店番をたのみ(!)どこかへ立ち歩いて行ってしまい5分経っても帰ってこない...というような話を聞いていたら...

みつけた!


さりげなく売り物のショーケースの中においてありました。


この日はマーケットの開催日でしたので、マーケットホールの正面はマーキー(露店商用の天蓋)にずらりと囲まれてしまって建物の写真が撮れません。
(一番最初の写真参照)

マーケットの開いてない月曜日にわざわざ行ってグッと引いて撮った正面の写真です。


あ・れ、あれれ?


写真を見て気がつきました。
連続するとんがり傾斜屋根の三角断面がこっちを向いているレゴの模型は正面ではなく、側面を表している?

側面には赤い扉はない!
側面にするんだったら、連続する鉄のアーチははずせないはず!

連続三角断面が前から見てどうしてもこっちを向くように載せたかったのね。

正確さは全く求められていないはずの夏休みの子供目当てのイベントなので、これでいいのでしょう。(でもヘンなものはヘン!!)

それに、この建物のガラスと鉄骨の繊細な作りをレゴの「ブロック」で表現する難易度がかなり高そうです。
これもまた「努力賞」をあげてもいいのですが...

何だか、町のちょっと規模の大きな工場みたいですね。


反対側の出入り口です。


正面入り口から入って、奥へ行くほど幅が狭まっているのが分るでしょう?
裏側は正面のちょうど半分の幅しかありません。

月曜日に撮った、がら~んと人けのないマーケット・プレイスのようすです。


いちばん最初の写真と比べてみてください。



先々週のマーケット開催日のにぎやかなマーケット・ホール正面向かいのマーケット・スクエア Market Square です。


やっぱり...もうちょっと正確にレゴの模型でランドマークを再現してほしい...と大人の私はうるさいことを言うことにします(ここだけで)。

ストックポート・マーケットの開催日は現在、水曜日、木曜日、金曜日と土曜日です。
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ちゃんと探せばまだ見つかる、レゴのランドマーク模型が一か所に2件、注目度が今ひとつのストックポートの観光促進トレイル

2021年09月14日 08時00分00秒 | ストックポートとその周辺
前々回の続きです。
どうやらあまり盛り上げっていないらしい、レゴで作ったランドマーク建築めぐりのトレイル、Stockport Summer Landmark Challenge



ワン・ストックポート・ハブ 1 Stockport Hub という図書館の出張所のような情報発信センターのような市の公報設備のようなところに2件ありました!

タウンセンターの中心、マージー・スクエア Mersey Square に面したマージーウェイ Merseyway というショッピングセンターの入り口にロックダウン明けと同時にオープンした市民の憩いの場を目的とした施設らしい...のですが利用者をあまり見かけません。



ここのスタッフはもちろんレゴ・トレイルのイベントについて知っていました。

ストックポートのおそらくもっとも有名なランドマーク、ストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct


ちゃんとアーチの下を道路が走っているし、上の線路の上には電車も載せてあります。
せっかくの工夫...が、惜しい。
個人的には、公称「世界で2番目に大きなレンガ建築」の壮大なスケールを表現するために27個のアーチをもうけてドドーンと長いヴァイアダクトを制作してほしかった!
えぇ、まあ、スペースとかいろいろ問題はあるのでしょう。

それにこのプロジェクトはスケールとか建築の詳細は本当にどうでもいいことなようなのですから、難しいことを言うのはやめましょう。
ほほ笑ましい素朴な作りに好感度は抜群です。

ストックポート・ヴァイアダクトの場合、大きさの基準は使われたレンガの数なのです。
1840年完成。

そして、現在改装中のため(パンデミックの以前から)閉館中の帽子に特化した世界でも珍しい産業博物館、ハット・ワークス Hat Works




ストックポート各地に無数に残る産業革命時代の綿織物工場の建物のひとつを博物館として利用しています。
世界中に綿織物を輸出していたマンチェスターとストックポートの綿織物工場はすべて戦後に廃業しています。

人件費が高騰しすぎて安価なはずの綿製品の値段に見合わなくなったからですね。
廃業当時に手放した200年モノの織物や紡績の機械の多くは今でも海の向こうのインドで使われているというから驚きです。

ちなみに緑のパイプクリーナ―(細い筒状のもこもこに針金が入っている手芸材料)で作った目のある宇宙生物のような物体は何かときいてみたら...


ハリーポッター・シリーズに出てくる「ボートラックル Bowtruckle」という魔法界の生物だそうです。
(聞いたことがなかったのでメモを取りました!!)

夏休みのハリー・ポッター読書イベントで、子供たちと一緒にボートラックルを制作するワークショップをやったそうです。
ストックポートのランドマークと何か関係があるのかというと...もちろんありません。

写真を撮りたいというと、スタッフの人がどけてくれました。写真を撮った後、私が適当な場所に戻しました。

ガラス戸が大きく開いた入り口からマージー・スクエアの向こうに、ストックポート・ヴァイアダクトのごく一部と、ハットワークスが見えています。




国道A6から見たハットワークスと、ちょこっとだけ見えているストックポート・ヴァイアダクト。



レゴよりももっと注目度の高いカエルを探してタウンセンターをめぐるアート・トレイルイベント、Stockport's Giant Leap の記事のリンクです☟

カエルのアート、再び;ストックポートの名所を巡る写真多数の観光案内特集!

ストックポート・ヴァイアダクトとハットワークスの写真がいっぱい載せてあります。

そして...
コメント欄がストックポート日報とは全く無関係の、ゲイの出会いサイトのリンクに乗っ取られています!

いえいえ、歓迎ですが。
でもなぜ?
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リアルなウンコの図解いり、子供が好きそう?そうでもないか...ターゲットはどうやら女性のかわいいポスター!地方限定版

2021年09月12日 05時10分54秒 | 英国の、生活のひとコマ
高級住宅街に囲まれた Bramhall Village 商店街のバス停です。


ポスターに目を奪われました。


Manchester how do you poo ? マンチェスター どんなウンコしてる?

ウンコの形状の図解;上から時計回りに;
the pea shooter グリーンピースの弾丸
clingy one くっつくヤツ
poo-doh 小麦粘土
gravy, no chips グレイビー、フレンチフライなし
smashed avo つぶしたアボカド
niceone, our kid いいね!
the satisfier 満足いくヤツ


...マシュマロやストロベリーミルクシェークを思わせる淡いベビー・ピンクの風船で可愛らしくあらわされたウンコの数々...ターゲットは女性でしょうね、とにかく大胆な広告です。

poo-doh プードーというのはウンコの型と茶色い小麦粘土(Play Dough=登録商標)がセットになった、ウンコを作るキットです。
子供たちの間で人気があったのですがいつのまにか姿を消しました。

グレイビーはチップス(短冊切りのポテトフライ)を浸したり、マッシュポテトやソーセージにかけたりする、ゆるゆるの茶色い甘辛いソースです。

前日、おかしな広告を見つけて Facebook に投稿しあう Facebookグループに、リバプールのバージョンのこのポスターの写真が投稿されていました。
「Liverpool how do you poo?  リバプールどんなウンコしてる?」ポスターでは「nice one, our kid !いいね!」の部分が「smooth climinal」になっていました。

「ナイスワン nice one!」は「いいね!」という意味でどこでもよくつかわれるイギリス英語の口語表現ですが、「アワキッド our kid 」は実は初耳でした。
調べてみたら、マンチェスター特有の、フレーズの最後に添える親しみを込めた口語表現だそうです。
グレーター・マンチェスターに30年住んでいる私ですが聞いたことがありません。
...もしかしたら耳にしていても特に意味もないので聞き逃していただけかもしれませんが...
「ナイスワン」とセットで「いいね!」の意味で使われることが多いようです。

左下のウェッブアドレスをタイプして at thegutstuff.com の広告ページを開いてみました。


食物繊維が豊富な、大腸 gut によいスナックバーをオンラインのみで販売している会社です。
4種類が3個ずつ、12個いりのセットで15ポンド、ばら売りはしてないみたいです。
大腸に見立てたピンクの細長い風船の写真が表紙のハードカバーの健康な大腸についての本も販売しています(15ポンド)
コンブチャ combucha (=紅茶キノコ)の醗酵キットが45ポンド....高いです。私は7年前にタネと瓶のスターター・キットを7ポンドで購入しました。いまだに「キノコ」は元気で、発酵茶を愛飲しています。

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もう忘れてもいいと思っていた、人気が今ひとつのストックポートのもう一つの観光/教育トレイル・イベント、思いついて見に行ってみた

2021年09月10日 08時00分00秒 | ストックポートとその周辺
大盛況の、カエルをめぐってストックポートタウンセンターをめぐるアート・トレイル、Stockport's Giant Leap と違って、どうやらあまり盛り上げっていないらしい、レゴで作ったランドマーク建築めぐりのトレイル、Stockport Summer Landmark Challenge 、久々に続きです。

前回の記事のリンクです☟
カエルだけではない!子供のための町めぐりアクティビティにやたらに力を入れているストックポートの、今度はレゴのミニチュア建築めぐり

「サマー・ランドマーク・チャレンジ」トレイルのリストに入っている、見てまわるべきストックポートのランドマーク(有名な建築)のひとつ、マージー・スクエア Mersey Square のプラザ Plaza。


1932年に完成した映画館です。
内装も外観もカンペキに修復されたアールデコ建築です。

この日は閉まってました。残念....



しまったドアのガラスパネルに顔をくっつけて内部をのぞき込んでみると...


中のボックスオフィス(切符売り場)の内側にあった、レゴのモデル!!


これはなかなかよくできています、ね?




同じ並びにある、現代史の歴史遺産観光スポット、ストックポート・エアレイド・シェルター Stockport Air-raid Shelter。


オンラインで調べてきた「サマー・ランドマーク・チャレンジ」のガイドによればここにもレゴの模型が展示してあるとのことなのです。
ストックポート・エアレイド・シェルターは、戦争中にドイツ軍の空襲 (エアレイド)に備えてストックポートが市民の公共の退避施設として用意した巨大な地下防空壕(シェルター)です。

基本的にはがけの奥に長く長く続くモグラのトンネル状の設備なので外観をレゴのモデルで表現するのは難しそうです。

切符売り場とギフトショップとちょっとした資料の展示スペースになっている入り口ホールには入場料を払わなくても自由に出入りできます。


受付の女性にレゴのモデルを見せ欲しいとたのむと、「えっ!」という顔をされました。
「もしかしてこれのこと?」と言ってレトロなおもちゃの復刻版(売り物)が展示してあるケースに案内してくれました。



あぁ、これ、これ!


(非売品 Not for Sale という札がたててあります)

やっぱりかなり苦しい努力が見てとれますが、ちゃんとトンネルの中にベンチが並んでいるし、崖の上の坂のようすも段々になった柵で何とか表現されています。
(努力賞)

受付の女性はなぜこの場所にレゴのモデルがあるのかも、「サマー・ランドマーク・チャレンジ」トレイルのことも知りませんでした。

持ち場に戻ったら同僚の男性に「なんだって?」と聞かれていました。
「レゴ見せてほしいんだって、今写真撮ってるわよ。あれ、トレイルの一部なんですってね」「ええ、なにそれ、本当!?」....
というひそひそ会話が聞き取れました。

あまり存在感がないもう一つのトレイル・イベント...「ランドマークのスタッフ」にすら存在を知られていないようです。

以前のエアレイド・シェルターの見学記事のリンクです。トンネル内部の写真が載っていますので見てください。☟

ストックポートの観光案内、イギリスの近代史を彩る貴重な歴史遺産、なんだかワクワクモグラ体験の防空壕
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私の身の回りでも社交の集まりが一年ぶりに戻ってきた、パンデミックは実際には終わっていない日常生活への復帰が着々と進む英国の

2021年09月09日 05時19分53秒 | 気になる出来事、社会情勢
実は、月曜日の話です。


翌日火曜日にはアフガン難民支援物資の配送作業を手伝う賢いイヌの話題をお送りすることにしたので遅れて登場。

パンデミックで中止になっていた地元の編み物クラブの集会が再開しました。


2回のロックダウンを経て、通常通りの営業を始めて久しい地元の名物パブ、ブロッサムス Blossoms に足を踏み入れたのはパンデミック前に編み物の会の集まりに行って以来1年5カ月ぶりです。



写真は、編み物の集まりのために一室が貸し切りになる7時をちょっとすぎたさわやかな夕暮れに、美しい生花で飾ったパブの外観です。

ロックダウンのあいだ、内装をオシャレにモダンに改装したパブやレストランやカフェが多いのです。
この、昔ながらのパブのインテリアがそのまま保たれていたことに、一安心。

ロックダウン以前は現金でしか支払いができませんでした。



昔ながらのパブであることにこだわりでもあったのか、それとも決済上のトラブルでもあったのか...?
ロックダウン以前に、もうすでにカードでの支払いが一般的になっていた英国でかなり不便なシステムでした。



いつも通り、めったに手にしない現金を持参してカウンターで注文したのですが、意外なことにカードでの支払いが可能になっていました。

人の手から手へ渡る現金払いの習慣はパンデミックを経た英国では本当に過去のものになっています。

パンデミックが始まったころは他人が触ったモノを媒介してウィルスが広がる可能性を非常に重要視して手洗いや表面の消毒に世界中の人がこだわったものでした。
でも現在は感染者が触ったモノからの感染拡大の可能性は実は非常に低かったということが分っていますね。

心配のタネだったレジのカウンターや、ドアノブ、コンピューターのキーボードから実際に感染した人はほとんどいないそうですし。
英国では頻繁な手洗いや消毒の習慣はほぼ廃れました。

話変わって、なんだかむやみに気温が高かった昨日は、同じエリアにあるコーヒーショップで人と待ち合わせをして話をしました。



パブやカフェでの社交!が私の日常に戻ってくる日が来ようとは...!?
感慨無量...と言うのは多少大げさかもしれません。


感染拡大防止のための行動制限が撤廃された現在、以前よりも人に会ったり出かけたりしてはいる私ですが、夫が免疫力が低く重症化しやすい危険カテゴリーに登録されているため、これまでは人一倍ビクビク慎重に行動していました。
ちょっと遅れ気味だったのですが19歳の娘も今日の午後、接種会場として指定された徒歩10分の近所の教会に2度目の接種を受けに行きます。

娘の抗体力が向上しきった10日ののちはもっと気持ちの余裕をもって行動できるはずです。
ぐうぜん、昨日スペインに住んでいる24歳の息子も一回目の接種を終えました。
スペインは息子の話を聞く限り、コロナ対策に関しては英国よりいろいろとゆるそうですがとにかくこちらも一安心。

ええ、まだパンデミックは終わっていないのですが...
昨日会話をした英国南部に住む日本人の友人は知り合いに感染者が出て接触者すべてが自主隔離状態で大変なことになっているようです。
...もちろん簡単にアクセスできる感染検査(無料)を使って全員何回も検査を受けてそのたびに陰性結果が出ているそうですが、決まりは決まり、10日間は同居人ともども自宅にこもっているそうです。

昨日1日の英国の新規感染者数は38,975人。

ブロッサムスの個性的な(統一性のない)インテリアセンスの一例です。







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