イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

夏のマンチェスター、偉人の周りでポケモン・ゴーに興じる人々

2016年08月31日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

マンチェスターのピカディリー・ガーデンズ、ストックポート日報でもすっかりおなじみです。

平日の昼間にもかかわらずあいかわらず、人で、いっぱい。


(この前の週に息子と行った時よりは、心なしか少なかったようですが。)

ポケモン・ゴーのファンにとっては、どうやらおなじみの場所らしいんですが、私にはシステムがまったく理解できません。

マンチェスター近郊各地から、ポケモン・ハンターが集まってくるそうです。



蒸気機関の発明者、グレーターマンチェスター出身のジェームス・ワット像の周りはポケモンハンターでいっぱい。



ワット像前の低い塀沿いの人たちの全員が携帯電話を手にしていました。


皆が皆、ポケモン・ゴーに興じている・・・かどうかは確認できませんでしたが何人かはそれらしい指の動きをしていました。


ヴィクトリア時代の保守党首相、ロバート・ピール像の周りは静かです。


ポケモンはいないのかな。

台座下に座る、女性アレゴリー(何かの象徴)像の前のアリウムの花がきれいでした。




19世紀後半、繁栄を窮めた大英帝国を支配したヴィクトリア女王の晩年の坐像、段々になった台座が腰かけるのに都合がいいようです。



中にはポケモン・ハンターがいたかもしれません。


同じ日の夕暮れ、休憩中のバスの運転手さんが、携帯電話片手にポケモン・ゴーをやってました。



バスの運転手さん、郵便やさん、男女とも、夏はショーツ(半ズボン)の制服を着てる人が多いんです。
そんなに暑くもないんですけどね。

気はこころ、それと、動きやすいんだと思いますよ。半ズボンだと。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元印刷工場、内部に妖しいネオンサインのきらめく、名物レジャー施設、プリントワークス

2016年08月30日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスターで食べたラーメンの話題、読んでいただけましたか。
リンクを下に貼りました。↓↓
マンチェスターでラーメン、人気のおしゃれなレストラン、イギリス流(なぜわがまま?)2016年8月21日ブログ

「パン・アジアン」レストラン、☆ワガママは、プリントワークス The Printworksの地下にあります。



プリントワークスは、2000年にオープンした、ユニークなレジャー施設です。
上の写真は、シティーセンターのメインのショッピングエリアから見た、正面部分。

反対側の、裏から見たらこんな風。


裏側から中に入ります。


ね、ユニークでしょ?


建物の外は明るい昼間ですが、中に入ったら、明かりのきらめく夜の通りが出現します。



中国人の経営する回転寿司、Wasabi。

このレストランについてはまた書く機会があると思います。


マルチスクリーンの映画館。


一番上の写真の正面の白い立派な石造りの建物はプリントワークスの名前の由来、1872年に建てられた印刷工場です。


100年以上、新聞専門に印刷していました。
1985年に閉業するまでタブロイド全国紙「ミラー」もここで印刷されていたそうです。

閉鎖後10年間放置され、荒れ放題、取り壊しも検討されていたそうですが、1996年のマンチェスター爆撃後、シティー・センターの復興事業計画に加えられ、2000年に完成、オープンしました。

飲食店(中華、日本、イタリア、メキシコ、ポルトガル料理、ナイトクラブ、パブ)が20店舗、ジム、マルチスクリーンの映画館がある、今では、マンチェスターの名所レジャー施設です。


正面ゲートをくぐると、たてものの裏側に石畳の広場があります。

その広場を囲むように面して、あるいは裏に抜ける隘路沿いにたっている、保存修復されたいくつかの古い建物のファサード(前面)の上に、屋根が葺かれて、巨大な室内空間を作り出しています。






なんか、ディズニーランドっぽくもなくもない・・・?
ただし、建物のファサードは本物です。


小さな広場に面した、印刷工場の関連事業の建物の間を行き来したトロッコの線路の一部、ターンデーブルが残されています。


上階をつなぐフットブリッジがもとからあったオリジナルなのか、新装オープンのレジャー施設の演出のために付け加えられたのかはわかりません。


アーチをくぐってそとにでると・・・・






正面です


隣は、「地球の歩き方」にも載っている!!!!!というナショナル・フットボール・ミュージアム。


入場無料なのではいってみたことがあります。

フットボール(サッカー)に興味のない私にはおもしろくもなんともない内容です。

マンチェスターを訪れる日本人観光客の大半はマンチェスター・ユナイテッドのファンだということですが・・・そうでもないかぎり、おすすめしません!


おまけ。


プリントワークスの中においてある、ハリケーン・マシーン。

故障中。

2ポンド(高い!)いれて、ガラスのチューブの中に入ってドアを閉めると風速*キロのものすごいハリケーン体験ができます!

入る人はみんな髪の毛が突っ立った自分の写真を携帯電話で撮影しています。
わめき声がすごいので、人が集まってきます。

2ポンド出してハリケーン体験をする人はバカだと思っていた私も、去年、お金を入れた上の息子に引っ張り込まれたので、体験しました。

おもしろかったです。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑草の驚くべき生命力、ブラモルパーク

2016年08月28日 01時21分28秒 | 英国の木々と草花
植物の生命力には驚くばかりです。
最近の私は、古い建物や、アスファルト道路の割れ目に生えている雑草や木が大きく成長している力強さに惹かれることが多いんです。

一昨日ブラモルパークの池で撮った写真です。


池に倒れこんで久しい木の割れ目から伸びた雑草が、大きく成長してかわいいピンクの花を咲かせています。

水と日光はたっぷり。
だけど、土は・・・?

腐りかけた木を養分にしているのかもしれません。


実は、この倒木の上で、天気のいい日には3匹の紅茶カップの受け皿ぐらいの大きさの、ミドリガメが甲羅干しをするんだそうです。

あまり通らない場所なので、気がつきませんでした。
通りがかりのおじいさんに教えられて、いってみました。

カメのトリオ、いません。
池のカモの卵やヒナを食べる、評判の悪いミドリガメ。

ミドリガメブームで1990年代に大量にペットとしてイギリスに輸入されたミドリガメ、育ちすぎて公園の池や河川に捨てられて、生態系にも悪影響を及ぼしています。

ミドリガメの写真が撮れたら、この話は詳しく調べて書きたいと思います。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑苦しいマカロニ・チーズの専門店、露天感覚で、お手ごろ値段

2016年08月27日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
マンチェスターのマーケット・ストリート Maeket Street にある、露天風、あるいは仮店舗風のつくりの小さな店数軒、そのうちのひとつ。ノーザン・ソウル・グリルド・チーズ Nortern Soul grilled Cheese


カウンターと、2面だけのテーブル席がある、軽食レストランです。

ものものしいけど、ズバリ単純な店名です。

入り口に面したカウンター席には、チーズおろし(4面違う粗さにおろせて便利です。収納に場所をとるけど)を電燈のかさに使った照明が下がっています。



テイカウェイ(持ち帰り)もできる、カウンター。


内側に常時フル稼働のオーブンが設置してあって、店内の気温をがんがん上げています。

この日、マンチェスターの日中最高気温は28度。暑い!!

この店のスペシャリティーは何かって?



イギリスの家庭の定番料理、マカロニ・チーズとグリルしたチーズを使った料理です。



日本では、マカロニ・チーズは「マカロニグラタン」と呼んでいたと思います。今でもそうでしょうか。

ベシュメル・ソース(小麦粉をバターでいためて牛乳でのばしたホワイトソース)に浸したマカロニに、おろしたチーズをたっぷりかけて、オーブンで焼くシンプルな料理。

表面は、チーズに焼き色がついてぱりぱり、中はクリームでしっとり。

上の写真の黒板メニューを見てもわかるようにヴァラエティーが多彩です。

メキシカン風味、地中海風味、ハム、肉、ツナ・・・トッピングもいろいろ。

私の連れが食べたのは、クラシックなマカロニ・チーズ 4ポンド。



私のはマンク(マンチェスター)・ソーセージ。5ポンド50ペンス。



家では作らない、かわったトッピングを試してみました。
刻んだソーセージにオニオン・チャツネ(玉ネギをスパイスとお砂糖でとろとろになるまでいためたソース)がたっぷりかかっていて、あつあつでおいしい。

マンチェスター・ソーセージというのは初耳です。
このお店が名づけた特製料理名なのか、あるいはそんな名前の名産ソーセージでも存在するのか・・・聞くのを忘れました。

うすい、かりかりのトーストがついてきます。

マカロニが炭水化物なのにパンが必要なのかと思うでしょう?

マカロニ・チーズがかなり こってりしているので、乾いたトーストでくどさを調和するんです。
バターなしです。

次回は、グリルしたチーズでまとめた具がたっぷりはさんであるトーストのサンドイッチを試してみるつもりです。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸運を呼ぶ、金運に恵まれる!ありがたいビール瓶、たぶんお金もカエル!!!

2016年08月25日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
色の付いたガラスが好きで、なんとなく、窓辺に集まっています。


 左の寸詰まりの緑のビール瓶に福禄寿がうきぼりになってるの、わかりますか。


ほら、万歳してる。

マンチェスターのパン・アジアン・キュイジーヌ・レストラン、ワガママ ☆WAGAMAMAで空き瓶をウェイターにおねだりしてもらってきちゃいました。(チップをはずみました)


マンチェスターでラーメンを食べた記事のリンクを貼りました。是非読んでください。↓↓

マンチェスターでラーメン、人気のおしゃれなレストラン、イギリス流(なぜわがまま?)2016年8月21日ブログ

おなか丸出しニコニコおじさん、なぜかイギリスではブダ Budda(仏陀)として通っています。



日本ではたぶん、布袋様のほうがラッキーシンボルとして、あるいは蓄財の守り神として知られるんじゃないかと思います。

中国では、この福禄寿のほうがポピュラーみたいですよ。

どっちにしても!この庶民的な欲丸出しの通俗信仰の対象、にくめないおなかまるだしおやじと仏様の混同はあんまりじゃないかとおもうのですが・・・

福禄寿のほうにラッキーをつけて、Luckey Budda と区別した言い方をすることもあります。

はい、これはレストラン、ワガママでサッポロ・ビールとともに出している、中国産、ラッキー・ビール Lucky Beer。

イギリス人のウェイターが、空き瓶を厨房から持って来てくれる時に「ほら、底に中国のラッキーな文字まで書いてあるよ」とおしえてくれました。


見にくいですね。
「福、禄、喜、寿」と音読して、ウェイター君を感心させてやりました。

本題の、です。
逆さにしたら、カエル顔

福禄寿が万歳した手と、壷?鉢?の部分。

テレビのアンティーク番組で、色ガラス瓶についておもしろいうんちくを聞きました。

ビクトリア時代の、飲料瓶、薬瓶はコレクターの人気の的です。

特に薬瓶は、劇薬や毒性の薬を処方箋なしに簡単に買えて、家庭に常備していた時代、字の読めない人のためや、暗がりで手探りで瓶を探す場合を考慮して、さまざまな形、手触りを工夫して違いを業界全体でパターン化していったそうです。

先細りのは**だとか、イボイボ瓶は**だとか・・・

青い瓶は現在貴重です。19世紀には毒薬を入れる専門だったとか。

青いガラスで作った骸骨形、棺おけが立った形のは業界で統一された毒薬専門瓶で、使用後ほとんどが破棄されたので、現在残ってるのはたいへん貴重、数千ポンドするのまである!そうですよー。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。













コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謎の押しボタン・・・シュールな遊具?大聖堂前、なぞの児童公園

2016年08月24日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスター大聖堂 Manchester Cathedralについて、ちょっと書いた8月22日の記事を読んでください。↓↓リンクを下に貼りました。

マンチェスターのど真ん中、ゴシック垂直様式の大聖堂、再建です。ポケモンもいる2016年8月22日ブログ



今日の話題は、大聖堂の前の細長い公園スペース。


花壇があって、ベンチがあってなかなかきれいな憩いの場、なんですが、遊具がへんです。

以前にも単独でご紹介したヘビ、砂場のヘビ。


顔がどう見てもワニ。

他の遊具・・・子供があそんでみたくなる魅力ゼロ、アートでしょうか。


最大の謎。


おしボタン式信号・・・の下の部分。

公園スペースを横切った反対側にも。


もちろん、押してみました、押しボタン。
WAITサインは点灯しません。
電気が通じてないんです。

どっちにしても、待ってたらかわる信号がありません。

なんなの?
子供が押して楽しむ未完成の信号遊具でしょうか。



シュールなアート風に決めた公園スペースに、この電気の通っていない鉄の棒2本、かなり見苦しいんです。

ごぞんじの方がいたら教えてください。

マンチェスターの名所、大聖堂前のこの信号塔の出来損ない、なんなの??

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。



コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じゃがいもの煮た芽が目に似たパンダの赤ちゃん

2016年08月23日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
ゆでたじゃがいも。
お皿に盛り付けた時は気がつかなかったけど、残りを保存容器に移して、冷蔵庫に入れようとしたら発見。

パンダの赤ちゃん。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンチェスターのど真ん中、ゴシック垂直様式の大聖堂、再建です。ポケモンもいる

2016年08月22日 09時00分00秒 | マンチェスター
実は、中に入ったのは、はじめて!マンチェスター大聖堂 Manchester Cathdral


マンチェスター・シティーセンターにあります。
マンチェスター・ヴィクトリア駅のすぐそば。


大聖堂にしては、小さい。


周りも建て込んでいて、写真が撮りにくい。




上の写真の、右側の低い門柱が大聖堂の境内の入り口です。

それもそのはず、もともとは、ただの街なかの教会でした。

普通の教会から大聖堂に昇格したのは、1847年です。


サクソン時代の初期(西暦700年ごろ)にはここに建っていたことが証明されています。
古い古い由緒のある教会なんです。

内部には16世紀の木の装飾が多数残っています。

古い建物が大好きな私がいまひとつ興味を持てなかった理由は・・・1882年に再建されたニセ・ゴシック建築だからです。

中世っぽいけど、19世紀の建築です。

当時流行の、中世ゴシック建築に影響を強く受けた、ネオ・ゴシック様式とは違って、中世後期のゴシックの1様式、垂直様式を忠実に再現して建てられてるんだそうです。

中世の建物(の残り)は、19世紀のはじめにはかなりぼろくなってたんだそうです。
建材が悪かったんですね。

せっかくの修復建築も1940年にはドイツ軍の空爆にあい半壊、20年前の1996年にはIRAによる無差別テロ爆撃で外部に損傷を受け踏んだり蹴ったり。



先週通りがかったので、入ってみました。





真ん中の、内陣部分に設置してある名物の19世紀のオルガンの大がかりな修復中で、奥にはいけませんでした。


残念。

19世紀のステンドグラスが空爆で吹き飛んだあと現代アートで穴埋めしてあります。




写真をみて気がついた、ここもストックポートのセント・メアリーズと同様、造りつけの教会椅子ではなく、移動可能な椅子が並べてありますね。

しかも、なぜか椅子の向きが内陣を背にして入り口をむいています。(工事中だから?)

椅子をどけたら地域の活動に場所を提供したりイベント会場などにも利用してもらえる広い空間が出現します。

宗教離れの進むイギリス社会で、保存修復にどえらい費用のかかる教会建築を維持していくいいアイデアかもしれません。




息子を無理やり引っ張り込んだので、落ち着いて見られませんでしたが、次は一人でゆっくりはいって、サクソン時代の考古学的遺物が展示してあるヴィジターセンターにも立ち寄りたい。

息子は、宗教建築内で写真を撮る私を「観光客みたいで恥ずかしい、尊敬の気持ちが足りない」などと批判しますが、自分はポケモンgo をしていました。

大聖堂内にも、いるんです。ポケモンが。

第一級保存指定建築です!





↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンチェスターでラーメン、人気のおしゃれなレストラン、イギリス流(なぜ わがまま?)

2016年08月21日 09時00分00秒 | シブい!日本語表記、日本関係なら何でもクール!
平日、夏休み中の下の息子と、マンチェスターに行きました。

お昼ごはんを食べたのは、おしゃれな「パン・アジアン・キュイジーヌ」レストラン、その名も「ワガママ☆wagamama 」発音はもちろんワガマーマ(最初のマにアクセント)


 ☆wagamamaは、ロンドンを中心に展開する、香港系のイギリス人が始めたイギリスの外食チェーンです。
ヨーロッパにも進出しているということです。



パーカッションのみの音楽が低く流れる、おしゃれな雰囲気の店内。



テーブルの並びはどう見ても学生食堂ふうですが。



マンチェスター・シティ・センターの「プリント・ワークス Print Works 」に 15年ぐらい前この店がオープンした時は、たしかに、純粋な「モダン・ジャパニーズ」を謳っていたはずです。

夫と上の息子が大好きだったので、一時はマンチェスターに行くたびにはいっていました。


細かいことにこだわらなければ、イギリスの多くの自称「スーシー・レストラン(寿司レストラン)」や、フィリッピン人の経営がほとんどの「テッパンヤーキー(鉄板焼き)」等々とちがって かなり納得のいく「日本風」です。

ウェッブサイトを見てみたら、今は、「日本の現代料理にインスピレーションを得たアジア料理をイギリス人の好みに合わせて提供している」とありました。

「オーセンティックな日本」を謳うのには無理があると悟ったのでしょうか。

私が注文した、wagamama ramen。


息子の chicken ramen。


日本のラーメンどんぶりより浅いボウルです。
レンゲではなく、日本の鍋物屋で使うような、木のオタマでお汁をすくって飲みます。


私の「ワガママ・ラーメン」は11ポンド45ペンス。
高い!です。調べました。超ポンド安の今のレートで1500円。

日本のラーメンでこれだけ具が盛りだくさんだったらとってもうれしいのですが・・・値段はともかくとして・・・

肝心の、私のめあてのラーメンの麵がほんのちょっとしか はいっていません。

たっぷりのロースト・ポーク(チャーシューではない)卵、えび、貝、しいたけ、ちくわ、わかめ、日本のに近いおネギ、中国のシナチク(缶詰が売られてます)がはいって豪華、食べ応えがありますが・・・

実は、具にはほとんど味が滲みていないのです。

味の滲みたチャーシューとナルトとシナチクとおネギ、それとたっぷりの麵と脂ぎったお汁、これで私は満足なのですが、日本の庶民のラーメンなんてあつかっていません。

息子のチキンラーメンは、ラーメンのお汁ではなく、中華のチキンスープでした。それはそれでおいしいのですが・・・日本人の私としては「違う!」と言ってやりたいところです。

他に katsu kare、gyoza、edamame, yakiudon, yakisoba, chahan, donburi 品目などがあります。

イギリス人はどう発音するんだって?

知りません。(想像はじゅうぶんつきますが)

品名にはもちろん英語の説明があります。

注文する時は番号を告げます。
もちろん英語の説明を読み上げてもいいんですけどね。
理解不能のローマ字表記の日本語を発音して注文する 勇気あるイギリス人はあまりいないそうですよ。店員にききました。


ちなみに、日本風カレーも、ナイフとフォークで食べます。



日本とまったく同じ!!!料理はできた順に運ばれてきます。

イギリスや他のヨーロッパの国では必ず同席の人の料理は同時に来るので、全員いっしょに食べ始めるのが鉄則です。
「どうぞお先に、熱いうちに」なんてことは絶対にありえません。(同じテーブルの人料理がまだ来ていないのに食べ始めるのは重大なマナー違反です)

マクドナルドでも然り。

いっしょに注文したものが「ビックマックのほう、お席までお持ちいたします」と、できてるものから先に渡されることもありません。

同席の人と同時に食べはじめられないレストランにはお客は戻ってきません。

ところが、この☆wagamama では、「不思議の国、日本体験」として認識されてでもいるのでしょうか、この方式で つぶれることなく やってきているようです。

はい。グーグルしてみたら、いろんなイギリス人が、別々に料理が運ばれてくる異文化に言及していましたよ。

たのめば、ラーメンと同時に熱い日本茶(無料)を持ってきてくれます。
え、ラーメンと日本茶・・・?

イギリスのレストラン、カフェでは 日本のように 黙っていてもお水が出てくることなど、絶対ありません。
びん入りのミネラルウォーターをかなりの料金を取って売っているのですから。

無料のお水がほしい時は「水道水 tap water」を注文すると、料理を注文した時に限ってどこのレストランでも快く持って来てくれます。



☆wagamamaは、プリント・ワークスPrint Works の地下にあります。


プリント・ワークスは、19世紀末の新聞の印刷工場の建物の中にレストラン、バー、クラブ、映画館がはいったとても興味深いレジャー施設です。

写真はまた、そのうちに・・・



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴天のマンチェスターでポケモン狩り、夏休みのうちの息子

2016年08月19日 09時00分00秒 | マンチェスター

天気のいい平日、マンチェスターにでかけました。

夏休みなのに家でコンピューターゲームばっかりしている下の息子も、夫に外に出て来いと言われ、私に同行することになりました。

おなじみ、ピカディリー・ガーデンズ  Piccadilly Gardens

いくら天気がいいと言っても、平日にこの人出はなにごとでしょう!?


1時ごろだったのでお昼休みだったのかも…と思ったけど、4時ごろ再び帰り道に通った時も人でいっぱいでした。

せっかく外に出たのに…ポケモンGOに夢中な息子です。


ピカディリー・ガーデンズはポケモン狩りの名所だそうです。

スマートフォンをいじっている人が多かったです。

ポケモンGO をやってる人は指をせわしなく動かしてしきりにポケボールをはじく動作でわかります。




蒸気機関を発明した、グレーター・マンチェスター出身の偉人、ジェームス・ワット像の周りはポケモンがうじゃうじゃいるので有名だそうです。




マンチェスター大聖堂 Manchester Cathedral の境内でも座り込んで、のめりこむ息子(芝生の上)です。



ちなみに、大聖堂の中にもいました、ポケモン。

大聖堂は、マンチェスター・ヴィクトリア駅 Manchester Victoria Station のすぐ近く。(写真がありません)

昨日、一昨日のストックポート日報も見てみてくださいね。

もちろんヴィクトリア駅の構内にもいましたよ!

大聖堂のすぐ隣が、17世紀のパブ、オールド・ウェリントン・イン Old Wellington Inn の裏側です。


1996年の マンチェスター爆撃 Manchester Bombing で木っ端微塵に吹き飛んだのを修復した、マンチェスター復興の象徴です。

爆撃20周年記念の日報の記事も読んでくださいね。
下にリンクを貼りました↓
マンチェスター爆撃20年周年・・・よく復興したものです。2016年6月16日ブログ

そんなことはおかまいなし、わき目も振らずにポケモン狩り。


話がそれますが、表にまわると、外の飲食スペースは人でいっぱいでした。


平日の昼間なのに。
まるで、日本の夏の海岸のよう。



さて、ポケモンGOです。
実は私も息子の携帯電話でポケモンを2匹(ポリワグという、おなかにウズのあるオタマジャクシの化け物と、なんとかいう後ろ足でたった黄色いゾウみたいなの)を捕まえてみました。


ポケボールがまんなかに命中した時は、ちょっと興奮しましたが「もっと集めたい、珍しいのを捕まえて点数を稼ぎたい、ポケモン・ジムで手持ちのポケモンを戦わせてみたい」などという気持ちはちっともおこりません

なんなの、ポケモンGO?

携帯電話のスクリーン上でちょこちょこ動くポケモン、ただの2次元アニメじゃないですか!?


はい、またピカディリー・ガーデンズに戻ります。

安藤忠雄デザインのこれまたおなじみ、悪評高いうちっぱなしコンクリート壁沿いに歩きながら携帯電話から目が話せない息子。


分断の象徴、ベルリンの壁になぞらえて「マンチェスターの壁 Manchester Wall 」と揶揄されている、無機質な壁。

ポケモン集めに夢中の若者たちとの世代の壁を感じました...


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。













コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィクトリア時代そのままだったレトロ駅、マンチェスター・ヴィクトリア、改装後!

2016年08月18日 09時00分00秒 | マンチェスター
昨日の続きです。

マンチェスター・シティセンターの古い古い駅、マンチェスター・ヴィクトリア駅 Manchester Victoria Station


1844年に完成、オープンしました。


2015年に、2年にわたる大がかりな修復改装工事が終わってはじめて、見物にいってみました。

中に入ったら、こんなふう。


一番上の写真の、ファサードの部分だけを残して、内部は取壊されています。


ガラス屋根の下、明るい日差しがいっぱいに差し込む広々としたコンコース。

取壊されずに残ったファサードの部分の内側の切り口に、取壊された山型のやねの形がのこっていますね。




内側にあった、独立した建物群が残っています。

ターコイズ・ブルーの地に金文字が美しい看板も、そのまま残っています。


書店の看板 ( BOOK STALL )のある建物はトラベルインフォメーションセンターに、


一等待合室(1ST CLASS REFRESHMENT ROOM )はスターバックスになっています。


アーチの奥は、木製パネルの美しい、切符売り場。




一昨日訪れた時は、窓口すべてが、しまっていましたが今も使われているます。

イギリスでも自動切符売り場が普及していますが、切符売り場を利用することが多いんです。
最短ルート、時間による割引、プラットホームの番号などなど、係の人にいろいろ聞くことが多いですから。

入り口、入ったところにある、陶製タイルの美しい、路線図。


イギリス北部全域をカバーしています。

下の部分は、第一次大戦で戦死した鉄道職員の追悼パネルになっています。
戦死者全員の名前と階級が彫り込まれています。


イギリスでも最近普及してきた自動改札口(開きっぱなしになってることが実に多いんですが)


改札口の内側はすぐ、在来線のプラットフォーム。


同じ屋根の下に、シティーセンターから郊外各地にのびる市電、メトロリンク Metrolink 路線が乗り入れています。




ヴィクトリア駅の一部取り壊しと、改装が決定した時は、胸が痛みました。

便利さと機能性ばかり重視して、古い美しい遺産がないがしろにされていくことに対する、いらだち、感傷・・・そんな気持ちでいっぱいでした。

実は、改装前、内部がどんなだったか、よく憶えてないんです。
ヴィクトリア駅を利用したことはあまりないので。

薄暗かった印象があります。


明るくモダンに生まれ変わった改装後を見て、充分満足です。


古い美しい設備が大切に修復、保存されて、現在も使われていて、日常利用する大勢の人達の使い勝手のよさが充分考慮されている、優秀なデザインだと思います。

合格。





コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィクトリア時代そのままだったレトロ駅、マンチェスター・ヴィクトリア、モダンに明るく生まれ変わりました

2016年08月17日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスターシティセンターにある、マンチェスター・ヴィクトリア駅 Manchester Victoria Station。

1844年完成です。



世界で最初に開通した鉄道、マンチェスター・リヴァプール間の路線の始発駅です。

リバプール行きの列車は、今ではマンチェスター第一の主要駅、(ロンドン、マンチェスター間の列車が定期運行している)マンチェスター・ピカディリー駅 Manchester Piccadilly Stationからも発着しています。

ヴィクトリア駅には、リーズ、ニューカッスル、など北部の都市への列車が発着しています。



昔の、スコットランド、アイルランドを含む行き先一覧が、駅舎の外のタイル文字でずらっと並んでいます。


25年前にはじめて足を踏み入れた時に、まるで、映画の1シーンのよう・・・と陳腐な感想をもちました。
古い駅舎が戦前の設備とともに見事に残されていて、いまだに使われていることにはびっくりでした。

その後、20年以上も、ほぼそのまま。
2000年には使いでの悪さで世界的に知られる劣等駅のイギリス筆頭にランクされていたそうです。

たしかに中が薄暗かったです。

2013年から2年にわたって、大規模な改修工事が行われ2015年に、びっくりするほど、モダンに生まれ変わったヴィクトリア駅。

美しいヴィクトリア建築と古いディーテイルがどれだけ生かされているか、興味津々でした。



先日トラム(市電 Metrolink Tram)で郊外に出かけたときに乗り入れて数年ぶりに内部を目にしました。

改装後、初めてです。

市電の乗り入れ部分。


昨日は、もう一度歩いて戻って,中を見物することに。

入り口


中に入ります・・・


続きは明日。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。





コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スコットランド製のレトロなお菓子、ティー・ケーキ、イギリスで人気、名前がまぎらわしい

2016年08月15日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
ティー・ケーキ tea cake といえば、イギリスでは普通これ・・・


カラント(ブドウの一種、日本ではフランス語のカシスで通っていると思います)の入った、丸い甘いパン。

カラント・バンともいいます。

半分に切って、必ずトーストしてバターをつけて食べます。


夫も私も大好きなので、二人とも家にいる平日の午後などに遅い軽いお昼ごはん代わりに時々食べます。

調べたら、丸いパン(バン bun)のことをティー・ケーキとよぶのはイギリス北部独自の昔ながらの言い方だとか。

今では、カラントの入ったこのタイプだけが全国的に「ティー・ケーキ」でとおっています。

ヨークシャーには「ヨークシャー・ティーケーキ」という、平べったいハンバーガー用のバンのような ドライフルーツの入っていない丸いパンがあるそうです。

見たことがありません。

**************************************************************************************

今日の話題は、スコットランドのトゥノック社製の、お菓子。
製品名が「ティー・ケーキ」Tunnock's tea cakes



イギリスで大人気です。どこのスーパーでも売っています。

戦前からパッケージのデザインがほとんどかわっていないとか、レトロでかわいい。






ヨーロッパ各地に、チョコレートでコーティングしたマシュマロのお菓子があるそうです。
これも一バージョン。





室温で、トロンとした口当たりにとろけます。

冷蔵庫で冷やしてもおいしいのですが、独自の甘み(くどさ!)と口当たりを楽しめる、室温のトロン・・・が私の好み。

柔らかいマシュマロがスコットランド名産、ショートブレッドのかたい底にのっています。

もちろん、紅茶やコーヒーといっしょに出されます。



トゥノックのウェッブサイトを見てみると、人気のレトロなグラフィックをデザイン化したオリジナルグッズがいっぱい揃ってます。傘やエプロン、マグカップなどなど・・・

これは10年近く前、大手スーパーのセインズベリーが共同企画でクリスマス前に売り出したティー・タオル。


クリスマスが終わってセールになっていたのを買いました。


ティータオルのことを日本ではお茶の道具を拭くタオルと紹介されているようですが、違います。
お台所で使う、手を拭くタオルです。もちろん食器を拭いてもかまわないのですが、食器用には専用の布を使う人が多いです。





ティーケーキ、夫が子供の頃は、子供はめったに食べられない特別のお茶請けだったそうですが、今はけっこう庶民的なおやつの印象です。



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度は秋田犬、ブラモル・パークのカフェでみかけたなつかしの日本犬

2016年08月13日 09時00分00秒 | 英国のイヌ

ブラモル・パークのカフェは今日も犬連れのお客さんでいっぱい。

犬を連れて座れる外の席があります。

(写真は別の日の早朝です)

昨日あったのは、アキーター(秋田犬)のミリー。


先日の狆とちがって、日本の秋田犬、イギリスでけっこう見かけます。

日本の都市近郊では大型犬の秋田犬をあまり見たおぼえがありません。(大型犬そのものをあまりみかけませんよね?)今はどうでしょうか。


日本の秋田犬はすべて、ベージュ単色のはずですよね。

イギリスで見るのはすべてこのミリーのように耳と鼻先が真っ黒なのばっかり。

飼い主に由来を聞いたら、イギリスにいるアキーターのほとんどは、「アメリカン・アキーター」といってアメリカで発展した新犬種なのだそうです。

もっと、全体に濃いジャーマン・シェパードみたいな色合いや、オレンジっぽいの、全身真っ黒なのもいるそうです。

えええ・・・?それ秋田犬じゃないんじゃないの?

確かに姿かたちは忠犬ハチ公の銅像そっくり・・・


耳の中までびっしり,厚く毛が生えていて指でさわっているとリラックスするような気がします。
そういえば、日本で秋田犬の耳にさわったことはありません。

イギリスで犬に「お手」をさせる習慣はないみたいです。
でも何匹かこのミリーのように、「ギミアーン Give me a hand」とか「ハイファーィ High five 」というと前脚を差し出す犬を見たことがあります。



人の手の上に足を載せるというよりも、手と手を打ち合わせる動作ですね。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おなじみ、チーズ&オニオン・パイの泣き笑い、おでこにケガ

2016年08月12日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある

昨日は忙しくて休刊しました。

今日も忙しいのですが、埋め草に、おなじみのチーズ&オニオンパイの寂しげな笑顔。




↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする