イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ハロウィン景気!便乗商法が大盛況!不気味な様態のニンジンまで出現。

2018年10月31日 08時00分00秒 | 英国の野菜、果物
ご無沙汰していました。
コンピューターの具合が悪く、ストックポート日報の発行が滞っていました。

10月28日の記事の訂正です。
フランスはサマータイム制を採用していないと書いたのは間違いです。(夫がそうだといったのです!)
フランスは、イギリスが採用しているグリニッジ標準時を1時間進めた「中央ヨーロッパ標準時」採用だそうです。サマータイム時は2時間進めます。
つまり夏時間も冬時間もイギリスより一時間先です。(やっぱりややこしい、煩わしい)

ストックポート日報の発刊から、もう4年。
去年まで徹底的に無視していた10月31日、ハロウィーン Hallow'een。(前日、10月30日の夜にこの記事を書いています)
今年はちょっと関連した話題を。

ハロウィーン便乗野菜、魔女の鼻、ムラサキニンジン witches Noses Purple Carrots なるまったく見慣れない野菜を一週間前にスーパー、セインズベリーで買いました。



500g1ポンドだったのが69ペンスに値下げ。
賞味期限が10月25日ではハロウィーン当日の料理に使うわけにはいきませんね。

いっぱい売れ残っていました。(本当の名前はなんだろう?)



イギリスではおなじみの中が美しいルビー色の真っ黒な赤カブ、ビートルート beetroot のニンジン型と言っていいかもしれません。





パリに住んでいる夫の妹とパートナーが滞在した週末、料理したシェパード・パイ shepherd pie に魔女の鼻、ムラサキニンジンをきざんで入れました。


魔女の鼻、ムラサキニンジンからワインレッドの汁がたっぷりにじみ出し予想外のおぞまし効果満点、血まみれシェパード・パイが出来上がりました。

魔女の鼻、ムラサキニンジンの味はよくわかりませんが、食感はやはり煮込んだビートルートのようでした。(大根に近いかもしれません)

シェパード・パイはイギリス家庭料理の定番です。ストックポート日報でも何回も紹介しています。
ラム(コヒツジ)のひき肉とニンジン、玉ねぎを炒め、ラムのストックスープ(即席)に香草と刻んだトマトを加えて煮込み、マッシュポテトを厚くかぶせて高温のオーブンで焼き上げます。

(シェパードというのは英語で羊飼いという意味です)

私の夫も妹の家族もべジタリアンです。
べジタリアン用の代用ひき肉(マイクロプロテイン製)と野菜ストックスープを使いました。

10月の半ばに買い物に訪れた時に24時間営業のスーパー、テスコの大店舗でたいそうなスペースを割いて、ランタン制作用のパンプキンの販売をしていました。


こんなに売れるのか!?
子供たちが小さい頃は私も毎年2個ランタンつくりをしたものですが。



掻きだしたオレンジ色の果肉はスカスカでぞっとするほどまずいのです。
砂糖とシナモンをたっぷり入れてアメリカ風のカボチャパイを作るといいらしいのですが、私はやったことがありません。
裏ごししてカボチャスープにするとなんとか消費できます。

日本のほっこりしたカボチャはイギリスでも「カボチャ kabocha 」の名前でかなりの高値で売られています。
kabocha ほど甘味はないもののなめらかにクリーミーに炊き上がるバターナッツ・スクォッシュという肌色の皮の洋ナシ形のカボチャがイギリスではよく調理されます。


うちの近所のコンビニでも売られている、雑な味のランタンカボチャ。




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いつまでたっても慣れない!煩わしいサマータイムの終了!晩秋の風物詩、暗くて長いイギリスの冬の到来の予感

2018年10月28日 08時00分00秒 | ストックポートとその周辺
金曜日の午後5時15分前後に撮った、ストックポートのバスターミナル付近の写真です。

1930年代の映画館、ザ・プラザ。


右手に入って、バスターミナルへ...


ストックポート日報ではすっかりおなじみの、ストックポートを代表する建築物、ストックポート・ヴァィアダクト(鉄道橋)。


バスを待っている間にバスターミナルから撮った写真です。



5時を過ぎるともう日暮れです。

夜の11時過ぎまで明るかった盛夏を過ぎると、イギリスの日はどんどん短くなります。
クリスマス前後には午後3時を過ぎると薄暗く、4時にはまっくら。

今日、10月28日の午前2時に、3月25日にはじまったイギリスの夏時間 British Summer Time が終了しました。午前2時が午前1時になるのです!


ああああぁ、ややこしい。30年近くイギリスに住んでいる私と生まれてからずっと60年以上イギリスに住んでいる夫はいまだに毎回混乱させられています。
「時計を進めるのか、遅らせるのか、じゃあ今は何時だ?」


夏時間から冬時間に変わる時、一時間余分に朝寝ができる一年に一度の楽しみ!と冗談半分にはしゃぐ人もいますが、めんどくさいだけ!

日本でサマータイム制を導入する案が出ているそうですが、本当に意味があるのでしょうか。

4時ごろからすっかり夜が明けて明るい夏の朝に早く出勤、登校。帰宅も一時間早く、夕食を食べてもまだ明るい夏の夜に出かける人も多いイギリスの生活ではサマータイムも理があるのですが、夏冬日照時間がそれほど違わない日本で何か得があるのでしょうか。

朝早く涼しいうちに仕事を始めると能率があがるとか?
本当に?



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発見!ホッチキスをあけた時ひかえめにほほ笑むヒジャブを着用したイスラム教徒の女性

2018年10月27日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
これまでおそらく何百回と見ていたはずの顔!


昨日、とつぜん気が付きました。
顔ハンターの私としてはうかつでした。

ホッチキスの針を交換するためにあけた時に発見。


そういえばこの頃何年もホッチキスを使っていないような気がします。

家に帰って、うちにあったはずのホッチキスを探し出して開けてみました。


あるある。

四角い顔も楕円の顔も、ヒジャブ(頭、あご、肩、首を覆う布)をかぶったイスラム教徒の女性の顔にどうしても見えます!

そういえばもう一つ、日本製のホッチキスがうちにある。


あれ?
顔がない。

今、日本のホッチキスってみんなこんな構造なのでしょうか?
いえ、それとも日本にいた時の私が気が付かなかっただけで昔からこんなだった?

日本ではホッチキスと呼ばれているこの事務用「紙とじ器」英語ではステープラー stapler といいます。
あの「コ」の字型の針はステープル staple。ステープル to staple は「ホッチキスで紙などを綴じる」という動詞でもあります。

ホッチキスというのは、「ホッチキスを発明したアメリカ人の名前だ」と子供の頃に聞いて記憶していました。
今ちょっと確認のためにウィッキピ―ディアで調べてみたら、違いました!

明治時代に初めてアメリカから日本に輸入されたホッチキスのモデルがE.H.ホッチキス社E.H.Hotchkiss 製の「ホッチキスNo.1 Hotchkiss No.1」というモデルだったことから、なのだそうです。

「ホッチキス」なんて言葉、久しぶりに使いました。


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昨日に引き続きパーキン、手づくりに挑戦、手順は意外に簡単だが思わぬ失敗表面がこげた?!

2018年10月26日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
昨日の続きです。
今回はヨークシャー・パーキンYorkshire parkin 手作り編。

昨日の ストックポート日報 記事のリンクです。☟以前の、パーキンに関する詳しいうんちくを述べた記事のリンクも貼ってあります。
イギリス北部の季節限定ケーキ、ショウガの香り高い秋の味覚パーキン、市販品を食べきって手作りに挑戦する決意!



材料はすべてうちにあるものばかり!

ヨークシャー・バーキン(あるいはただのバーキン)は長い間イギリス北部限定で食されていたという素朴な伝統のケーキ。
今ではスーパーでも出来合いが手に入ります。

各家庭にレシピのバージョンがあるといっても言い過ぎではないほどバリエーションが多彩なのだそうです。

ウェッブサイトをいろいろみた結果、端正な顔立ちが売り物でおしゃれにアレンジしたイギリス伝統料理が人気のシェフ、ジェームス・マーティンの「古典レシピ」を拝借しました。

1 セルフ・レイジング・フラワー(1カップの小麦粉に対しティースプーン1杯半の割合ですでにバーキングパウダーが配合されている小麦粉)...225g
 漂白していない砂糖...110g
 ジンジャー(ショウガ)の粉...ティースプーン1杯
 ベーキング・ソーダ(重曹)...ティースプーン1杯、
 以上をボールにふるい入れ、よくかき混ぜる。

あまり日本ではなじみがないと思うのですが、どうでしょうか、グラウンド・ジンジャー ground ginger 、乾燥したショウガの粉です。


イギリスではビスケットをはじめお菓子によく使われます。


2 卵...1個
 牛乳...200ml
 以上を混ぜる

3 バター...55g
 ゴールデン・シロップ...110g
 以上を弱火にかけた小鍋に溶かしてよく混ぜる



トローンとした黄金色のゴールデン・シロップ golden syrup 。ライト・トリ―クル light treacle のことです。
ゴールデン・シロップというのはライル社 alyle's の登録商標らしいのです。

これはケーキ作り用のゆるく色の薄いタイプです。ライル社の昔ながらのデザインの缶に入ったオリジナルのゴールデン・シロップは水あめのようにかたく濃い山吹色をしています。

トリ―クルというのは砂糖を精製する過程でできるカスのようなものなのだそうです。

頭がくらくらするような甘く香ばしい香りが台所いっぱいに広がります。

 2を1に混ぜ入れ、よくかき混ぜてなめらかなクリーム状になったら、いい匂いのする3をさらに混ぜ入れ、よくかき混ぜる。

直径22㎝のケーキ型に入れ...


180℃のオーブンで一時間。


ひゃー、表面が、こげた!
うちのオーブン、実はメインのコンパートメントが壊れていて、上段の「グリル」ラックのオーブン機能を使ってたいていのロースト料理をしているのです。
温度設定が正確にできないようです。
....と、オーブンのせいにする...
こまめに開けてみるべきだったのです。
(クリスマスまでに新しいオーブンを買うつもりです)

切ったら中はふっくらしっとり、完璧な出来です。


ショウガの匂いがほんのりします。

あ~、やっぱりこげている部分は隠しようがありませんね。


切って冷まします。

気にしません。ストックポート日報はお菓子作りブログではありません!

ビスケットの缶に切ったパーキンをぎゅうぎゅう詰めて蓋を閉め、二晩ほど置くことにします。


ショウガの作用で作り置きができるらしいのです。そして作ってすぐにたべるより、しばらく置いた方が味がよくなるということなのです。

....というわけで、私はまだ味見をしていません!
大きなひとかけをつまみ食いしたうちの息子は「見かけと違ってとっても美味しい!」と激賞してくれました。
「見かけと違って」はひと言余計です。

昨日の ストックポート日報 にのせた、ベーカリーで買った市販のパーキン。


こげ色が私のお手製パーキンとあまり違いません!!




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イギリス北部の季節限定ケーキ、ショウガの香り高い秋の味覚パーキン、市販品を食べきって手作りに挑戦する決意!

2018年10月25日 08時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
ベーカリーで、買ったパーキン parkin


9月の終わりごろからイギリスで、とくに北部で出回る、季節限定の素朴な秋のケーキです。

トリ―クル(糖蜜)の苦みのある甘さと ショウガの香りがツンと来る かなり大人っぽい味のケーキです。

「ヨークシャ・パーキン Yorkshire parkin 」として知られています。



以前に詳しく書いた ストックポート日報 記事のリンクを貼りました!☟  ぜひ読んで下さい。
イギリス北部の地名を冠した、ご当地以外ではあまり知られていないはずの、お菓子2種



今月の初めに見つけて買ってきて、二週間ほどで食べきりました。

イギリス南部のケント州で生まれ育ったうちの夫には全くなじみのないお菓子だそうです。

たぶん、今ではイギリス中で、少なくともロンドンのような大都市ではおなじみ、とまではいかなくとも食べてみたいと思う人には食べられているのではないでしょうか。

週末に、パリのイギリス大使館に勤めている夫の妹がパートナー(生まれも育ちもロンドン)を連れて泊りに来ます。
イギリス北部の秋の味覚、自家製パーキンを食後のデザートに出す!ことに決めました。

懐かしのイギリスの味!(でもないぞ、と夫は言います。)と喜んでもらえることを期待する!

ウェッブサイトで、レシピも見つけました!
缶に密封して寝かせると風味が増すものらしいのです。
まあ、一晩おけば十分でしょう。


トリ―クル・トフィー triacle toffee という、口の中でねっとりする、キャラメルのような飴も秋の季節限定で出回っています。




味は日本の黒飴にそっくりです。
昔からあるらしい、黒飴そのものの硬いタイプのものもありますが、このねっとりキャラメル状のほうがよく見かけるようです。

風邪をひいていためたのどをやわらかく通る優しい甘さと感触で、コートのポケットに、バッグにいくつか入れていつも持ち歩いています。




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イギリス北部のマンチェスターでアメリカ南部風料理が食べられるカフェ、その名も「アラバマ」食べたのはアメリカ風パンケーキ

2018年10月24日 08時00分00秒 | マンチェスター
ご無沙汰していました。
しばらく風邪気味で休刊していました、ストックポート日報、今日から復刊です。

知る人ぞ知る、マンチェスター名物(らしい)アメリカ風ダイナー式のカフェ、アラバマ Alabama


マンチェスター・シティ・センターのおしゃれなエリア、ノーザン・クオーターと通常のショッピングエリアの境界にある毛色の変わったショッピング体験を提供するマンチェスターの名所、アフレックス・パレス Afflecs Palace


パレスとは名ばかりの、手づくりアクセサリーや古着、古レコード、スピリチャルな小物、日本のアニメのキャラクターのフィギュアなどなど、東京原宿の歩道に店開きしている露店のような品揃えの小規模店舗がテナントとしてぎっしり店開きしているボヘミアンなショッピングビルです。

アラバマは現在アフレックス・パレスで仮店舗で営業しています。



通常の店舗は火災にあい、現在改装中だそうです。

内装がとてつもなくファンキーな通常の店舗にも行ったことがあります。
その時はアイスクリームサンデーを食べました。

ワッフル、ベーグル、パンケーキ、フレンチ・トースト、イングリッシュマフィン、ハッシュブラウン、エッグス・フロレンティ―ン、オムレツ、サーモンなどなどのいかにもアメリカらしい朝食メニューの他に、興味津々、エイトウフィー Etouffee なるものも昼食時間限定で出しているそうです。

エイトウフィーというのは野菜とチキンかザリガニをフランス風のルーで煮込んだソースがアメリカ風のライスにかかっているというアメリカ南部の民族料理。
次回、試さなきゃ!

店名が「アラバマ」というだけあって、ケージャン・チキン、ジャンバラヤなど、アメリカ南部の素朴な料理も日替わりで出しているらしいです。

といっても、現在の仮店舗で作って出している品は限定されているようです。
メニューはアラバマのウェッブサイトで見つけた通常営業のもののようです。(現在、仮店舗で仮営業している旨記載がないのが驚きです!)
お料理の注文は本店舗のみでうけているものもありそうです。

私の連れが注文するつもりだったフレンチ・トーストは現在やっていないそうですし。

チキンやステーキ類には「スキニー・フライ slinny fries 」がついてくるそうです。

スキニーフライ!いいなぁ、イギリス独自の呼び方ではないでしょうか。
マクドナルドなどでも出している、「フレンチ・フライ」= 短冊切りにした細いカリッとしたポテトフライのことです。
フィッシュ・アンド・チップスでもおなじみ、「チップス chips」というイギリスのポテトフライは普通とても太くてやわらかいのです。

細いものは必ず「アメリカン・スタイル(フレンチ)フライ」と明記してあります。

アメリカ風カフェで「アメリカン・スタイル(フレンチ)フライ」という表記はダサいですよね。
スキニー(やせっぽちの、細い)という名称はダイエット食品によく使われるのですが、いいのかなぁ、から揚げポテトのこの名称...?
(油がよく回っている細いものをたくさん食べた方が倍以上太いものを半分の数食べるより摂取カロリーが多いはずです!)

実は今回の目当ては理由は名物(?)バターミルク・パンケーキ buttermilk pancake!

私が注文したバナーフィ・パンケーキ bonofee pancake。


イギリス発祥で、アメリカ人に大人気のバナーフィパイについて ストックポート日報に以前に書いたことがあります。
トフィーでからめたバナナの輪切りとバニラアイスクリームののった、もっちりして濃い甘さのパンケーキと砂糖をからめてじゃりじゃりと固めて砕いたくるみ。
強烈に甘いです。

おそらく「イギリスの標準」の甘さよりももっと甘いかもしれません!
いえいえ、とっても楽しめました。イギリス伝統のケーキやお菓子パイ類などどれをとっても目が眩むほどおいしいのですが、標準的な日本人の味覚から言えば.....

何しろ甘いので....量が多いのです!

いえ、実際の量の問題ではなくこんなに甘いものをこんなにたくさんは食べられない!というわけなのです。

私の連れが注文した、これまたアメリカ的なメープル・シロップとベーコン・パンケーキ maple syrop and bacon pancake 。


こちらの方が甘さはひかえめのようですが、食後のどが渇いたそうです。

私は三分の一ほど残しました。

お値段は6ポンド、とデザートには高めですが、お食事にしてはお手頃です。
私たちは遅い昼食がわりに食べました。



近ごろイギリスでは有名な「フル・イングリッシュ・ブレックファースト」よりも明らかにアメリカ風の朝食スタイルがおしゃれ!という認識がすすんでいます。
スーパーやコンビニでも売られているベーグルはすっかりイギリスの食生活に溶け込んでいます。
アメリカ風朝食を食べさせるところはこれからもどんどん増えると思います。

ダイナー風のレストランもおしゃれです。

同じくノーザンクオーターにある本店舗が新装開店したらまた行って、今度はアメリカ南部料理を試してみるつもりです。


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お下劣!イギリスでおなじみの光景を写真に撮ってひかえめに公開

2018年10月20日 08時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
ストックポート日報 の品位を下げるお下劣写真。


天気の良い昨日の昼下がり、ストックポートのタウンセンター、コスタ・コーヒー Costa Coffee (イギリス最大のコーヒーチェーン店)屋外飲食エリアで。



実はこういう人はイギリスにはとても多いのです。
特に工事現場などで働いている人たち。
builders' bottoms 建築作業員のお尻、という慣用的表現だってあるぐらいですから。ズボンがずり落ちている状態を表す言葉です。

特に太っているわけでもない人でも、ビールの飲みすぎでウェストラインが消失した状態...これもちゃんと「ビール腹 beer belie」という表現がちゃんとあります...ズボンがあるべきところにとどまらないでずり落ちてしまうのです。

股上がものすごく浅いジーンズをはいて、「カルバン・クライン」などのデザイナー・アンダーパンツのロゴを見せびらかしている若い男の子たちのファッションとは全く別物なのは言うまでもありません。


ずいぶん前にご紹介した木彫りのティーライト(平べったい丸いロウソク)のせすっぽんぽん像。


私が週に一日 お手伝いをしているチャリティショップ、オックスファム Oxfam への善意の寄付品のひとつでした。

善意はありがたいのですがあまりのお下劣さにゴミ箱行きだったところを私が救い出して Big Brother の肩書を与え、在庫品の棚に落ち着き先を見つけてやったのです。
まだあります。Big Brother をゴミ箱にぶち込むのは勇気が要るのかもしれませんね。

ちなみに、怖い顔の赤ちゃん人形、アラン(命名;私)は昨日行ったらいつの間にか売れていました。




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秋冬の風物詩野鳥のエサやり、またまたおなじみのお呼びでない!ハイイロリスの登場甘くないリス社会、強いものが勝つ!

2018年10月19日 08時00分00秒 | 英国の動物
またリスの話題です!


おなじみの外来種で害獣指定のグレイ・スクイラル gray squirrel

どうやって さかさまにぶら下がっているのかよくわかりません。
まさか!もしかして....フワフワしているように見えるしっぽをかぎ状にしてひっかけているとか?


久しぶりに「バード・カフェ」のお客様である小鳥たちのためにファット・ボール fat balls を用意しました。


50個入りで4ポンド99ペンスはお得です。
スーパーで買いました。

園芸店で買うとけっこう高くつくのです。
ベジタリアンの夫が臭い臭いと嫌がる、牛脂が主な材料です。

皮製品の保湿クリームのようなにおいがします。
秋から冬にかけて動物性脂肪が野鳥のサバイバルのカギ、だとかでこのボール型(ファット・ボール)、棒状(ファットスティック)の、平べったい物(ファット・ケーキ)が売れています。

家で煮て固めて手作りする人も多いらしいのですが、作業の過程がものすごく臭そうです!

しかし、草食性(ですよね?)のリスが動物性の脂肪をガツガツ食べる!?


上の写真は台所の窓ガラス越しに撮りました。

(裏庭のリスを撮った写真ですが、表庭の前を通る車や表に面した窓際に並べたガラス瓶が写りこんでいるだけではなく、赤いタコの形の洗濯物干しやかざぐるまや隣の子供が蹴りこんだサッカーボールまで写っています)

足しても足してもすぐになくなるファット・ボール、バードカフェ の客層の小鳥たちではなく ほとんどこの食い意地のはったリスたちに消費されているようです。

もうあきらめた.....

それでもたまにはあっと驚くハプニングもあります。
私がガラス越しに写真を撮っているにもかかわらず落ち着いて食事を続ける招かざる客、不敵なヤツ、ぶっとい神経!!と思っていたら...


目にもとまらぬ早業で、後ろの塀からひとっとびでやってきた別の強そうなリスに駆逐され、すごすごと退散。
上の写真では状況がよくわかりませんね。あっという間に決着がついた太い枝のぶら下がり特等席の攻防戦...

これは、一番上の写真のリスとは別の勝利リスです!



まったく同じ姿勢で同じ位置でガツガツ。

本当に、ファットボールは小鳥のために用意してあるのですが!!




うちに来るリスについて以前に書いた記事のリンクを集めてみました!!☟古い順に並んでいます。

外来種、害獣指定、招かざる客、貪欲、でもかわいい!あつかましいハイイロのリス

ネコも恐れぬ神経の太い、常習!泥棒リス


来なかったら、寂しい!招かざる客、貪欲であつかましい外来種のハイイロリス、やっぱりかわいい、無事でいてほしい

念願の食い意地のはったリス、サイモンの帰還!どうやら、別リス、立派な男性、バード・カフェの営業妨害は続く

泥棒リス!冬眠はどうした!ネコのイライラがつのる裏庭での略奪行為!


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えぐさで購買欲に訴えるイギリス伝統のケーキのハロウィーン版、一流メーカー品でパッケージデザインのこの品のなさ!わざとです。

2018年10月18日 08時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
近所のコンビニで夫が食後のデザートに買ってきた「ケーキ」。


子供っぽい!

私が一連のミスター・キップリング社製ケーキのハロウィーンバージョンを買ってきてストックポート日報 用に写真を撮っていたことから「こんなのがあるのは知らなかっただろう?」という挑戦のようです。
(取材協力のつもりかもしれません)

ビスケットとケーキの名門、イギリスを代表する製菓会社のひとつで、工場のひとつがストックポートにあるマクビティ―ズ社 MacBity's の ダイジェスティブ・ビーストリィ・ベークス Digestive Beastly Bakes 

beastly というのは「いやな、ぞっとする、ゲー」というような意味の形容詞です。

えぐいパッケージのデザインが子供心をそそります。でも、これを見て食べたくなる大人がどれだけいるのだろう。私は食べましたが。

魔女が魔法の秘薬を製造する大なべ(コードロン)の中の青い薄気味悪い液体の中でタコの脚と得体のしれないニコニコ生物が煮えています。
(タコは私の好物ですが!イギリス人の子供たちにとってはわくわくするようなキモチワルイものなのでしょう)

でんでんむし、クモ、カメレオン、コウモリの翼、それと赤い玉はドラゴンの眼球のつもりでしょうか?
とにかくそういう気持ち悪い(いかにも魔女が好みそうな)いきものがごちゃごちゃ溶け込んだケーキだと言いたいのでしょう!
わかりました。気持ち悪いです。



細かく砕いたおなじみ、マクビティーズ社製のダイジェスティブ・ビスケットがバターで固められて 「チョコレートケーキのもと」 と混ぜて焼かれている、「トレイ・べーク tray bake 」に分類されるケーキです。

トレイ・べークは、金属のトレイに平たく伸ばした材料をオーブンで焼き、四角く切り分ける膨らまないタイプのふるくからあるイギリス伝統のケーキの製法です。

これのどこががハロウィーンバージョンなのか?というとごちゃごちゃ薄気味悪い材料が混ぜ込んでありそうな断面、でしょうか。
チョコレート層にまぶした紫と黄色の砂糖粒も毒々しくてブキミです。

見ての通りの、子供とイギリス人一般が喜びそうな甘くてくどい味でした。
二切れ食べてしまえるサイズですが、くどいので ひときれでやめておけば充分満足、苦いコーヒーによく合います。

これがおなじみダイジェスティヴ・ビスケット digestive biscuit。


チーズケーキのケース(土台)にも細かく砕いてバターで固めたダイジェスティブ・ビスケットが使われています。

以前に詳しく調べて書いた、マクビティーズ社製のダイジェスティブ・ビスケットについて書いた記事のリンクです☟。

消化を助ける!そんなわけない。かつては健康食、今ではイギリスのお茶請けビスケットの筆頭、その名も霊験あらたかな、ダイジェスティブ・ビスケット


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選択肢がほぼ皆無、すべての人が恩恵にあずかれる世界に誇るイギリスの無料医療制度

2018年10月17日 08時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

先週、病院に行きました。

ストックポートで ただ一つの病院、ステッピングヒル・ホスピタル Steppinghill Hospital 、大規模な総合病院です。


この青い建物( 救急病棟 )に病院名が国道A6(広いバス通り)から見えるように大きく書かれているのですが....

「本館」はこのレンガ造りの古いたてものです。


本館から 無数の渡り廊下でつながる「新館」やら建て増しやら増殖したアメーバのように病院の建築物が拡大され、小さな町のような規模の広大な敷地内に広がっています。


本館の正面入り口を入ったら 、総合受付のようなカウンターがありますがこれはただの「案内所」です。


カウンター内に座っている、主にお年寄りのボランティアが 目的の場所にどうやって行けばよいかを丁寧に説明してくれます。
「1日1万歩歩くのが目標だ」というおじいさんが目当ての整形外科までいっしょに連れて行ってくれました。

自分が行く科の場所が わかっていたら直接行って、科ごとに受付を済ませます。
個人あてに予約完了を証明する手紙が科から郵送されてきますので それを手渡し、個人情報(住所、生年月日)に関する質問に答えたら身分証明も完了!



この玄関ホールで座って待っている人たちは 迎えのタクシーか車を待っているのでしょう。

アーチを くぐった 正面壁にある案内表示です。



ここで突然イギリスの医療制度についての解説です。

大きめの都市であるストックポートに病院がたったのひとつ、の記述におどろかれたでしょうか。

イギリスの病院は日本のいわゆる「病院」とは機能が違います。

病院には患者が勝手に行くわけにはいきません。
具合が悪かったり病気になったりすればまず、地域の「GP (general practitioner= 一般医)」に見てもらいに地元の「診療所 GP's surgery」に行かなくてはなりません。

診療所は、原則として自宅のそば、たいてい早朝からかなり遅くまで あいています。完全予約制で時間通りに行けば 待ち時間は ほぼなし。



原則として、自宅のそばの 自分の名前が登録してある診療所以外の医療施設にかかることはできません。
都市近郊の ある程度の規模の診療所には 数人のGPがシフト制で勤務しています。

医師の指名もできるのですが、ただでさえ予約に2週間から3週間(緊急度に応じてかなり臨機応変に対応してくれます!)もかかるのに 選り好みをすればもっと先延ばしになりますので、GPの選択は予約受付係にお任せ、が普通です。

すべての科を超越して、あらゆる症状を見てくれる医師がGPです。
風邪とか おできとか 鬱とか、難聴、貧血...たいていのことはGPが処置して、薬の処方もしてくれます。
専門医の診断が必要だとGPが判断すれば 市町村群単位の自治体に普通 ひとつしかない総合病院の予約をとってくれるのです。

診療も施術も入院も何から何まで、すべて無料です。

医療はすべて国家によって管理されています。
医師や看護師ほか、医療サービスに従事する職員はすべて国家公務員なのです。
(高額な医療保険に任意で加入している人々が利用する個人経営の医療設備も少数ですが存在します)

私がこの大総合病院の整形外科でレントゲンを撮ってもらって、整形外科の専門医に見てもらった理由は ・・・五十肩です!GPに長引きすぎ と判断され病院で診察が受けられることになりました。

左に曲がってさらに...


渡り廊下をぬけて...完全に迷路です。


各病棟や たくさんある渡り廊下にも それぞれ出入り口があるので 本館案内所を通らずに 直接 目当ての場所に行ってもいいのですが.....



要所要所の壁の案内表示と矢印を頼りに初めて行く科にたどり着くのは至難の業です。

次回、また一人で行く自信はありません!


イギリスの医療制度について、続きです。

医療サービスが無料ですので、当然 というか 誰も疑問に思わないのですが 患者は 医師も病院も選べません。
日本で常識だという「セカンドオピニオン」も基本的には得られません。

お金のある人もない人も、受ける医療サービスは同等です。
緊急度の高い順に予約がはいるので、場合によっては何か月も予約待ち、もあり得ます。

入院はよっぽどのことがない限りさせてもらえません。
私が数年前、乳がんの疑いでしこりの摘出をした時も、手術後 麻酔が冷めた後1時間以内に自宅に帰されました!

出産も無料ですが、立ち会うのは通常医師ではなく助産師です。医師は緊急の場合に備えて待機しています。
出産後は何も問題がなければ、2時間ほど休んで、助産師と記念撮影をして、入院なしで母子ともに帰宅です。

里帰りの習慣もないイギリスで、他に小さい子供がいることも多く「新生児と休養の必要な出産直後の母親が 自宅で大丈夫か!?」と思われることでしょう。
翌日から「保健師 health visiter」の訪問がありますし、男性の育児休暇が比較的簡単に長くとれるので、意外と何とかなるものなのです。

(ちなみに私の出産は二回とも難産で緊急手術を要しましたので、産後それぞれ2週間以上も入院する羽目になりました!)

今年は医療を国家体制の管理下に置くNHS(National Health System 国家保健省) 誕生 70周年なのだそうです。
完全無料医療を国家が保証した世界で最初のシステムなのだそうです!

人手不足と予算不足で問題は山積みなのですが、もし意図したとおりに正確に機能しているとしたら間違いなく世界で一番素晴らしいシステムなはずです。

医療で儲ける人がいない、患者が貧富の差、住んでいる地域その他(かかりつけ医の出身大学や紹介状を書いてくれる人の有無など?)に関係なく無料の医療の恩恵が被れるというのが基本理念です。
国民のみならず居住する外国人も同等です。(以前は短期滞在の旅行者にも適応されていましたが、さすがに撤廃されました)

薬漬けになる人、薬を売って儲かる人などはいないはずです。
すべての患者個人の医療記録が国によって管理されているため、生まれてから死ぬまでにかかった病気や服用した薬や検査の結果がすべてまとめてNHSのコンピューターに残ります。

例えば引っ越して、引っ越し先の地元の診療所に登録しなおしても、国内を旅行中に急病になって、地元の病院に搬送されたとしても、名前や生年月日などの個人情報を伝えれば国中どこでもNHSの医師が患者のこれまでの医療記録(病歴や投薬歴などを含む)にアクセスすることができるのです。

出産費用が無料、というのは少子化で悩む日本でも参考にもなるのではないかと思うのですが。

ステッピングヒル・ホスピタル、とにかく大きいです。



病院内を車で行き来できます。



整形外科の待合室、この日はガラガラでした。


レントゲン検査の結果、GPが心配した骨にひびが入ったりといった心配はなく ただの五十肩 frozen shoulder であることが判明。
生活にいろいろ不自由をきたしているので来週 もう一度戻って関節に注射を打ってもらうことになりました。

(ステロイド注射はGPですでに施術済みなのです。ききませんでした)


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ひさしぶりにキップリング社製イギリス伝統のお菓子、季節限定ハロウィーンと秋の風物詩版!

2018年10月15日 08時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
久しぶりに!ストックポート日報お気に入りの菓子メーカー、キップリングス Kippling's の登場です。

ハロウィーン期間限定版、フィーンディッシュ・ファンシーズ fiendish fancies


fiendish というのは凶悪な、極悪なというような まがまがしい ひびきの形容詞です。

これが オリジナルのキップリングス社の登録商品、フレンチ・ファンシーズ French fancies です。


「愛国版パッケージ」に入って売られていた元祖フレンチ・ファンシーズについて、EU離脱が決定された国民投票の開票日に書かれた思いっきり感情的な記事のリンクをそっくりそのまま貼りました!

もううんざり、愛国的なパッケージデザイン!中味はかわいい、フレンチ・ファンシー・ケーキ

今読んでみると非常に興味深いので、ぜひぜひ開けて読んでみてください!!

ハロウィーンの色、オレンジにこれまたハロウィーンのアクセント色、黒のシマシマで、なんとなくトラの皮に見えなくもないアイシング。


オレンジ色はもちろん、アメリカのイメージ、カボチャの色ですが、紅葉、日が短くなって窓に早々と灯る灯りの色、焚火の色..といった秋一般のイメージでもありますね。



元祖フレンチ・ファンシーと同じで中味はスポンジケーキ。上のふくらみには生クリームが入っています。

アイシングがまたカボチャの味かと期待したのですが、はっきり言って甘いだけ、何の味もしません。オレンジの味でもありません。


さて、次!

テリファイング・トフィー・ウィール terrfing toffee whirls


terrifing というのは、おっかない、恐怖のというような意味の形容詞です。

このキップリング社製のヴィエネーズ・ウィール Vienase whirl がオリジナルです。


こちらも以前のストックポート日報に詳しく由来など書いた記事があります☟

これが本家のウィーンの渦巻き、イギリス伝統のお菓子


ヴィエネーズ・ウィールはバタークリームとラズベリー・ジャムがバタービスケット(ショートブレッド)にはさんでありますが、テリファイング・トフィー・ウィールにはトフィとバタークリームがはさまれています。



トフィーはハロウィーンと密接なつながりのあるお菓子です。
秋の夜の焚き火を囲んだパーティには伝統的にトフィーを絡めて棒に差したリンゴを食べたそうなのです。

(今でもこの時期になるとスーパーで売り出されています)

で、こちらがキップリングス社製のトフィー・アップル・スライス toffee apple slices


こちらのオリジナルは、キップリング社の登録商品、エンジェル・スライス angel slices


以前の記事のリンクです。☟
イギリス伝統の焼き菓子 アイシングに描かれた羽模様、ピンクのジグザグ・・・

ハロウィーンはもともとイギリス古来のドルイド教に由来する神秘的なお祭りだったのですがキリスト教の万聖節と結びついて現代に残ったのだそうです。
かがり火のまわりで樽にはった水に浮かべたリンゴを手を使わずに口で加える縁起担ぎの遊びが中世にはやったとか、リンゴは秋の収穫を象徴する果物だったのだそうです。

イギリスの夏の夜は深夜までくれないので花火は日暮れ時間が早くなる秋の風物詩なのです。
パッケージの花火のイラストは特にハロウィーンとは関係なさそうですが、秋の限定。

11月にはかがり火をたき、花火を盛大に上げるガイ・フォークス・ナイトがあります。



トフィー・アップル・スライスはまさにトフィー・アップルの味です!

トフィー・アップルというのは、日本の夏の縁日で売られているリンゴ飴のように棒に差した丸ごとリンゴにトフィーがからめてある秋のお菓子です。



厳密には、かなり人工的な日本で売られている「ファンタ・アップル」のような味のリンゴ風味です。
上にかかったやわらかめのアイシングがトフィー味です。
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ハリケーン・マイケルのおくりもの大風の日の楽しみ、公園の凧あげ

2018年10月14日 08時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
アメリカ西海岸で猛威を振るったハリケーン・マイケル先週の初めあたりから進路を変えて、イギリスのそばまでやって来ました!


昨日まで3日ほど強い風が吹き荒れた程度です、ご心配なく。

大風の日の楽しみ、凧あげをしました。

昨日、土曜日の写真です。


みごとに高く上がるのですが、ひとところにとどまらず大きく旋回したり、急降下して地面に激突寸前に跳ね上がったり、なかなか楽しめました。
風が吹き乱れる日には糸の操作がなかなか難しいのです。

うっかりすると長い糸が絡みます。尾が絡まると風の強い屋外でほどくのは不可能です。凧あげを終了して家に帰ります。



ハリケーン・マイケルがイギリスに向かっているという情報があった火曜日、快晴でした。
少し強めの風に期待して、しぶる夫と近所の公園へ。


ぜんぜん上がりませんでした。


水曜日、再度挑戦。
風が少し強めに吹いてきて糸がびん、と張って高く高く上がりました。(残念!写真がありません)
空に高くとどまる凧を地上から糸を引いて向きを変えたりまわしたり自由に操れました。

学校帰りの近所の子供たちも大喜びです。しぶしぶ付き合ってくれた夫も楽しんだようです。

金曜日は外を歩くのが危険なほどの強風で、凧は上がっては落ちあがっては落ちの繰り返し、糸が絡まって凧あげは楽しめませんでした。
金曜と土曜は風邪をひいた夫は付き合ってくれませんでした。



家の前に落ち葉の吹き溜まりができ、はいてもはいても積もります。


裏庭は落ち葉どころではなく、板塀がたおれ、鳥よけのかざぐるまの羽がすべて吹き飛び、折れた木の枝が散乱してなかなかひどいことになっています。

アメリカや日本と違って台風も地震も津波もないイギリス、冬の冠水の被害はやたらにあるようですが人がなくなるような事態になることはまれで、のんきです。
ハリケーン被害の映像を見て、被害にあわれた方を思うと心がいたみます。




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子供だましのハロウィーンの商魂!それでも誘惑には勝てずドラキュラ伯の指輪を入手

2018年10月12日 08時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
ストックポートタウンセンターで買い物の途中、軽いお昼ご飯を食べに寄ったベーカリーのチェーン店、グレッグス Gregg's で。


スプーキー・リング・バン spooky ring bun という、フェアリー・ケーキを買いました。

プラスチックの指輪付き!

店内で食べると95ペンス(141円)、持ち帰りだと80ペンス(118円)。
子連れではない私と夫がプラスチックの指輪付きフェアリーケーキを子供のお土産ではなく、「店内で食べます」と言って会計してもらう際の抵抗感...はちっともありませんでした。

ベジタリアンの夫は、チーズ&オニオン・パイを食べました。



私は、ソーセージ・ロール。


ペイストリー(サクサクしたパイ皮)でニュルっとしたソーセージの中身(イギリス特有の半生タイプのソーセージを薄皮から搾りだしたものを想像してください、それを平たくのしたものです)を包んでこんがりオーブンで焼き上げたスナック菓子です。コショウ味がきいています。

デザートはスプーキー・リング・バン。


にっこり笑ったドラキュラ伯のハート型の顔が愛くるしいプラスチックの指輪!

スプーキーというのは怖いという意味です。ハロウィーンのキーワード。

ハロウィーン期間の限定商品なのは明らかですが、一番上の写真を見てください。オレンジ色の顔はカボチャのお化け、ジャックオーランタンのようですが、白い顔は何だろう。宇宙人?....ハロウィーンテーマには不適格なような?

このフェアリー・ケーキの毒々しいオレンジ色のアイシングはオレンジ風味かな、と思って食べてみたら、どうやらカボチャ風味のようです!
シナモンのスパイスのきいたカボチャパイの中身のような、あるいはサツマイモの芋きんとんのような味でした!

大人の小指サイズのドラキュラ伯の指輪♥


アメリカ人の秋のお楽しみ、ハロウィーンのお祭りは比較的最近イギリスでも習慣化されてきました。
(もともとは古代ドルイド教の儀式から発生したイギリス中世のお祭りらしいのですが、それはさておき...)

お菓子や飾りつけにイギリスの秋を思わせる趣向が感じられるので、ハロウィーン当日(10月31日)までに少しずつ写真に撮ってお見せします。




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イギリスで気楽に食べられる、本格的なインド料理!調理するのはバングラデッシュ系移民、店名はエチオピア由来の地元のカレー屋

2018年10月11日 08時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
月曜日に、家族でインド料理を食べに行きました。


ほとんどの客が車で来るため、駐車場に面した裏口(ゴミ箱なんかが平気で置いてあります)から入ります。
国道A6に面した正面はなかなかモダンで立派なつくりなのですが...

ストックポートの郊外、ヘーゼルグローブ Hazelgrove にあるブルー・ナイル Blue Nile という「バングラデッシュ/インド料理」店です。

経営者がバングラデッシュ人移民のようです。

マンチェスター近辺にたくさんいるパキスタン人移民も それほどたくさんいるようにも思えないスリランカ人移民も、もちろん本家インド人移民も「インド料理屋、カリー・ハウス」の看板を上げて営業しています。

おそらく一緒くたにしては失礼なはずです。
しかし、「パキスタン料理」、などイギリス人にとって耳慣れない言い方をするよりパキスタン人もバングラデッシュ人も「インディアン・レストラン(インド料理屋)」と自称した方が確実にイギリス人の客受けすることを承知で、「インディアン・フード」を出しているようです。

ブルーナイルでもメニューをよく見たらバングラデッシュの特徴ある伝統料理が見つかったかもしれません。

レストランの名前が、ナイル川(白ナイル)の支流でエチオピアを流れている青ナイルなのはなぜか!?
聞こう聞こうと行くたびに思うのですがいつも忘れます。

15年来行きつけの、「インディアン・レストラン」です。




今ではイギリス名物になっているインド料理です。
日本を含めた世界中で愛されるカレー料理の本家本元、本格的なインド式のカレーがイギリスのたいていの都市とその近郊で気軽に食べられるのです。

近ごろはインド料理に限らず、ゆったりした内装で落ち着いたサービスを提供する高級感のある民族料理レストランは近郊に点在していることが多いのです。
観光地ではないため、地元の常連客に愛される定評のあるレストランが多いのです。

本格的な各国民族料理が楽しめる!
インドをはじめ、旧大英帝国の植民地、属国であった国からの移民をかつて大量に受け入れたイギリスの歴史に根付いた現象です。

ストックポート日報では ぼったくり日本風カレー、ベジタリアン・レストランの定番カレー、カリブ風カレー と、イギリスで食べられるさまざまなカレー料理を紹介してきましたが、今回初登場、イギリス名物 本格インド・カレーのご紹介です。

(おっと、バングラデッシュ人がやっているレストランでしたが...しかも、専門家に言わせれば、イギリスで供されるインド料理は長年の間にイギリス人の好みに合わせて多少本国のものとは変化してもいる、とのことなのです...)


まず、たのまなくても出てくることが多い、ポッパダム poppadom。


薄いぺりぺりのおせんべいのようなポッパダムをかじりながらメニューを見て料理を選びます。

お皿にとった好みのピックル(ディップのようなもの)をつけてポッパダムを食べます。

ピックルはどこの店も同じ、上の写真の時計回りにオレンジ色の onion pickle(甘辛い玉ねぎの漬物)、 yoghurt paita(ミント入りヨーグルト)、 mango chutney(マンゴーのジャム) lime pickle(ライムの皮の唐辛子ソース漬け)の4種類が標準のようです。

メインコースのカレー料理がかなりの量なので、私はいつもスターター(前菜)は省きますが、今回はベジタリアンの夫のベジタリアン・チャットを少し分けてもらって食べました。


カレーソースであえたポテトなどの野菜を小麦粉をのばして焼いたやわらかいチャパティChappatti に巻いて食べます。


息子たちが毎回注文するチキン・パコーラ chicken pakora。


フワフワのコロモのチキンのフライ。2人で一皿で充分です。

メインのカレーソースがやって来ました!


左から時計回りに...

●おそらくイギリスで一番人気の高いカレーソースのひとつ、ローガン・ジョシュ rogan josh、トマトベースでコクがあってあまり辛くありません。
日本人の好みに一番合うと私が保証できるカレーソースです。これはチキン入り。

●これもイギリスで人気のマドラス Madras、かなり辛いです!これはラム(コヒツジ)入り

●鉄の鍋に入ってジュージューいいながら運ばれてきた、カライ karai/karhai、「カライ」というのは丸いお鍋のことらしいのです。トロトロの玉ねぎと豆、トマトを煮込んだスパイスのきいた中辛のソースで、名前に反してあまり辛くありません。エビ入りです。

細長いお米を香料と炊いたピラウ・ライス pilau raice を二皿と...

遅れて運ばれてきた巨大なナン・ブレッド naan bread 2枚を4人で分けて食べます。


ナンブレッドはちぎって手で、ライスはフォークで食べます。

夫は、ベジタリアン向けのけっこう充実したセレクションの中から、ホウレンソウをスパイスで煮込んだカレーソースをたのみました。残念、写真がありません。まろやかすぎて、日本人が「カレー」に期待するものとはかなり違います。

もちろんソースのベースには動物性のものが一切使われていないので、ベジタリアンがほかのすべての 何十種類もある伝統のカレーソースの中身(具)を野菜に置き換えて注文することも可能です!

さんざんテーブルを汚して、(布のテーブルクロスの上に使い捨ての正方形の大きな紙が広げてあります)食事が終わり、サービスのブルーナイル特製の包み紙のミント風味のチョコレートと...


オレンジの櫛切りを食べて、なぜか食事が終わった後に出る熱いお絞りで顔をふいて....

一人暮らしをしている上の息子は例によって残ったカレーソースを持ち帰り用にアルミの容器に詰めてもらうように頼みました。



それぞれ残りは少量ずつですがちゃんと三つのパックに分けてビニール袋に入れてくれました。

もちろん自分で食べるためですが、「ドギー・バッグ doggie bag、お願いします」と言って、「飼い犬(ドギー)にやるため」という慣用的な言い訳で気楽にあまりものを詰めてもらうように頼めます。どこの店も喜んで無料でやってくれますよ。

お客が出入りする裏の出入り口に20キロの玉ねぎ入りの網袋が置いてありました。




店内も店の外(裏口までも)も怪しげな青いライトで照らされているのは「ブルー・ナイル」の店名からインスピレーションを得た個性的な演出のつもりらしいのですが、かなり気持ち悪いです。
特に同席した人たちの顔色が悪く見えるのが好ましくない。

10年ぐらい前まではいかにもインド料理屋らしい強烈な色遣いの内装で、額装したインド(バングラデッシュ?)の観光写真が飾ってある、薄暗くレトロな雰囲気だったのです。

はっきり言って、そっちの方が好みでした!



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イギリスで大人気のサラダ材料、宇宙に飛び出す高速飛行物体と同じ名前

2018年10月10日 09時00分00秒 | 英国の野菜、果物
ここ10年以上、イギリスで大人気の…サラダ菜だと思っていたら、「ハーブ」に分類されるんだそうですが…ロケットrocket


スーパーマーケットではハーブ売り場ではなく、サラダの材料売り場で売られています。

うちの庭で栽培しています。
上の写真の、タンポポの葉みたいに見えなくもない葉がロケットです。他にチャイブとディルとフラットパースリ(日本ではイタリアン・パセリといっていますね)がごっちゃごちゃに植わっています。

宇宙飛行用の乗り物のロケットと同じつづりで、区別するためにガーデン・ロケットと呼ばれることもあります。

日本でもこの頃「ルッコラ」という名で知られているらしいですね。
ウィッキぺーディアの日本語版をあけてはじめて知りました。

ルッコラはイタリア語だそうですね。
なーるほど、「日本ではイタリア料理でおなじみ」という説明がありました。

英語のロケットはフランス語の roquette からとられたみたいです。ちなみに フランス語の「(宇宙旅行の)ロケット」は全然違う言葉です。
地中海沿岸が原産だそうです。イギリスにはフランス経由で紹介された、ということでしょうか。

そういえばイタリアンレストランで生のロケットがちりばめられたピザを食べたことがあります。
生のロケットを混ぜたクリーム・ベースのスパゲッティソースもあります。

でも、イタリア料理でおなじみなんて全然知りませんでした!

イギリスでは何と言ってもサラダに加えるサラダ菜として大人気。
栽培がものすごく簡単で、一年中屋外に種をまいて収穫できます。

植木鉢で育てている人も多いのです。

数種類の自家製ロケットサラダ。


日本語のウェッブには「ゴマのような風味」と記述がありました。的確な表現です!
英語ではいつも「コショウのような風味」という常套句で表現されますがゴマのほうがしっくりくる!

前庭の花壇沿いの植木鉢に植えた別の種類のロケット。


花が咲いてタネがとれたあとも元気に育っています。
葉が硬くなってあまりおいしくないのですが、炒め物につかってみるつもりです。

花と、タネの入ったさやも食べられます。
(苦くておいしくないのですが)

冬枯れ前の前庭の花壇。



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