隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film109 『いつまた、君と ~何日君再来~』

2017年07月31日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第109回は、『いつまた、君と ~何日君再来~』をお送りします。

 

 


この映画は、向井理の祖母・芦村朋子さんの自伝「いつまた、君と ~何日君再来~」をもとに制作された日本映画で、6月24日から全国で公開されています。


公開中の日本映画を観覧したのは、今年3月の 『チア☆ダン』  以来です。


主演は、向井理と尾野真千子。

 

共演者:岸本加世子、駿河太郎、イッセー尾形、成田偉心、野際陽子、ほか。


『いつまた、君と ~何日君再来~』は、6月13日に81歳で亡くなられた野際陽子さんの遺作でもあります。


監督は、深川栄洋。

 

脚本は、山本むつみ。

 


あらすじ:物語の始まりは、昭和15 (1941) 年の喫茶店。デートをしている吾郎 (向井理) と朋子 (尾野真千子) 。店には、「何日君再来 (Hérì jūn zàilái)」のレコードが流れています。


プロポーズを受け入れた朋子は、吾郎の任地・中国南京について行き、敗戦。


上海から日本へ引き揚げて来た朋子たち夫婦は、日本各地を移り住み、そして貧しくも明るく暮らす日々を送っていましたが。。。


この映画を観たいと思ったのは、「何日君再来」 の曲がテーマになっているからです。


一番最初は、隊長が好きな歌手 「テレサ・テン」 が、この曲を歌っているのを聴いてからです。


それから、この曲や「夜来香」を歌った 「李香蘭 (山口淑子) 」  に興味を持ちました。


映画公開直後は、イタリア旅行  の準備等で多忙で行けませんでした。


帰国後に調べたところ、都内の主要館で上映しているのが「TOHO CINEMAS 新宿」だけでした。

 

 


上映最終日の7月20日に行ったのですが、新宿歌舞伎町の同館の前には、映画「トランスフォーマー」の巨大な “オプティマス・プライム” が置かれていました。


3階から見下ろすと、舞台などのセッティング作業が慌ただしく行われていました。係員に聞くと、同日夕方の「トランスフォーマー/最後の騎士王」ジャパンプレミアの準備だそうです。

 

 


さて、肝心の『いつまた、君と ~何日君再来~』ですが、オープングの二人のデートシーンから、当時の時代背景が丁寧に描かれていて、良かったです。


冷房など無かった当時、扇子で仰ぎながら食べていたアイスクリーム。今では、殆ど見かけなくなった器にウエハースが添えられています。


レコードから流れる「何日君再来」の曲も当時の音源、そのままを使用しているのでしょうね。


貧しくて何もなくても、未来に希望を持ち、必死になって生きてきた多くの名も無き日本人たちの一家族を丹念に描いています。


もっと泣けるかと思ったら、意外と泣けませんでした。これも、“お涙頂戴”的なドラマチックな演出ではなく、淡々と物語を展開しているからで、好感を持ちました。


チラシには載っていないキャストの中で、強く印象に残ったのが、片桐はいりさんです。


上海から引き揚げ船内で、片桐はいり演じる女が、朋子の次男・暸を突然抱きしめ、「マサオ」と叫びます。


暸を中国に息子を置き去りにしてきた自分の息子と信じ込んでいるのです。その虚ろな表情が、残留日本人孤児の問題を改めて問いかけているかの様に映りました。


エンディングに流れる、高畑充希が歌う「何日君再来」も良かったです。

 

 

 

 


==「映画」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~95  省略

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db

Film98 2017/1/28  『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f

Film99 2017/2/7   『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4

Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3

Film101 2017/3/27 『REDリターンズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7b12fb0dee8e2d3e2ec56c8d2e34fdb

Film102 2017/4/5  『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe

Film103 2017/4/9  『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb

Film104 2017/4/15 『激突!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/54a3c9cd457a76c7640ae5b2d4141f55

Film105 2017/5/9  『わが青春に悔いなし』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f90f3dc23d6e069a34319c3f71da9f46

Film106 2017/6/8  『クリフハンガー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81d5d3dde65f4debd911004ee71dc8b4

Film107 2017/6/15 『インフェルノ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf17916f43bed34989290b10d2761dec

Film108 2017/6/30 『トップガン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/60f6f26eae450995705913623f8dec07

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北イタリア周遊記 4日目 『ウフィッツィ美術館』

2017年07月30日 | 北イタリア周遊記

【4日目:7月9日(日)】 午前中、ピサの斜塔に登る。午後、フィレンツェに戻り市内観光。


イタリア トスカーナ州の州都「Firenze (フィレンツェ) 」、「Via Dei Neri (ネーリ通り) 」にあるレストラン に入店したのが、13時10分頃です。

 


デザートの “パンナ・コッタ” が出たのが、午後2時近くになっていました。すると、添乗員さんから、デザートを早く食べて店を出るように催促されました。


理由は、「Galleria degli Uffizi (ウフィッツィ美術館 )」の入館予約時間が、14時15分から30分だからです。


一行は、デザートを食べ終え、飲み物の会計を済ませ、店の外に出ます。レストランから徒歩2~3分の「ウフィッツィ美術館」に到着したのが、14時10分頃です。


入り口の横には、予約者用と予約なしの二つの列が出来ていました。入場制限をしていて、予約者と予約なしを交互に入場させています。


予約14時15分から30分のグループは、予約なしのグループがある程度入場するまで待たされ、結局、中に入れたのは午後2時半頃でした。


最初にX線検査機による手荷物検査があり、自動改札機を通って入館します。 

 


イタリアの殆どの入場券には、バーコートが印刷されていて、係員がバーコード部分を読み取り機にかざすか、入場者が自動改札機の読み取り部分にかざして、中に入るシステムです。


ツアー代に含まれていて当日は払っていませんが、チケットに記載されている料金は、入館料が13ユーロ、予約料が4ユーロ、計17ユーロ (約2,210円) です。


エレベーターもあるのですが、車椅子利用者等が優先なので、130段の階段を上がって3階へ。

 


この日は、午前中に296段の 「ピサの斜塔」の階段を登っている ので、3階に着いた時には、膝がガクガクしていました(苦笑


「ウフィッツィ美術館」は、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ・ブオナローティ、ラファエロ・サンティなど、イタリアを代表する芸術家の作品が収蔵されています。


建物は、メディチ家の依頼により、ジョルジョ・ヴァザーリの設計で1560年に着工し、1580年に竣工したフィレンツェの行政機関の事務所がもとになっているそうです。


美術館の中は、教科書に出てくるような作品のオンパレードです。内部は、フラッシュは禁止ですが、写真撮影は可能でした。


3階の東側には、


ジョット・ディ・ボンドーネ作 「オニサンティの聖母」

 


フィリッポ・リッピ作 「聖母子と二天使」

 


ピエロ・デラ・フランチェスカ作 「ウルビーノ公夫妻の肖像」

 


サンドロ・ボッティチェッリ作 「ヴィーナスの誕生」

 


サンドロ・ボッティチェッリ作 「プリマヴェーラ (春)」

 


サンドロ・ボッティチェッリ作 「東方三博士の礼拝」

 


などの作品があります。


回廊の天井には絵画が描かれ、両脇にはさり気なく彫刻が置かれ、まさに “画廊” ですね。

 


南回廊からは、「Fiume Arno(アルノ川)」対岸の景色や、

 


橋上家屋で有名な、川に架かる「Ponte Vecchio (ヴェッキオ橋)」を眺めることが出来ます。

 


3階の西側には、


ミケランジェロ・ブオナローティ作 「聖家族」

 


などの作品が展示されています。


西回廊最北端のテラスに出ると、「Palazzo Vecchio (ヴェッキオ宮殿)」の鐘楼が見えました。

 


2階から1階では、


ラファエロ・サンティ作 「自画像」 

 


ラファエロ・サンティ作 「ヒワの聖母」

 


パルミジャニーノ作 「長い首の聖母」

 


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作 「ウルビーノのヴィーナス」

 


レオナルド・ダ・ヴィンチとアンドレア・ヴェロッキオの共作 「キリストの洗礼」

 


レオナルド・ダ・ヴィンチ作 「受胎告知」

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ作 「東方三博士の礼拝」

 


カラヴァッジオ作 「バッカス」

 


などの作品を、堪能しました。

 

★続きは、「北イタリア周遊記 4日目 『サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂』」で★

 

(料金の情報、現地通貨ユーロの円換算レート 1€≒130円は、2017年7月現在のものです)

 

==「北イタリア周遊記」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/38cc1df92a227c1d00f3da7e67fe081e

1日目 2017/7/6 『アリタリア航空のプレエコでローマへ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/47b406887e7c83e66dcaa958cb54a44a

1日目 2017/7/6 『ローマに到着』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b53444ce84ca7c36114a94a6f2034ac8

2日目 2017/7/7 『バチカン美術館とサン・ピエトロ大聖堂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9c7e367feb96393e90a6a061973646d5

2日目 2017/7/7 『真実の口とコロッセオ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e809cf04613dd233befc642a335599f5

2日目 2017/7/7 『スペイン広場とトレヴィの泉』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/afb31a5f00a492590d55483607e01425

3日目 2017/7/8 『チビタ・ディ・バニョレッジョ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a4d4e7e8237fc767386ce0544f53d386

3日目 2017/7/8 『シエナからフィレンツェに』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d47366f5de0cf1c28c2df30116e64453

3日目 2017/7/8 『フィレンツェのアストリアホテル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bd044cd427c25f6b850e47d4941ea90d

4日目 2017/7/9 『ピサの斜塔に登る』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2ab1927ad8cb6d7f21975384a37cd890

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スポーツ No.109 『白鵬 完全復活』

2017年07月29日 | スポーツ

隊長が体験や観戦した「スポーツ」を紹介するシリーズの第109回は、『白鵬 完全復活』をお送りします。


7月9日(日)から愛知県体育館で開かれていた大相撲名古屋場所は、23日(日)に千秋楽を迎えました。


結びの一番、単独トップの白鵬が、日馬富士との横綱対決を寄り倒しで制して14勝1敗として、二場所連続39度目の優勝を成し遂げました。


今場所、7月6日からイタリア旅行⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/38cc1df92a227c1d00f3da7e67fe081e に行っていたので、初日から4日目までテレビ観戦が出来ませんでした。


帰国した13日(木)から上位陣の取り組みを観ることが出来たのですが、4日目が終わった時点で他の横綱の成績は、既に日馬富士も稀勢の里も二敗していて、鶴竜に至っては休場していました。


大関陣は、期待の高安は一敗、豪栄道は二敗、照ノ富士が三敗していました。


横綱・大関陣が総崩れの中、白鵬のみ四連勝でした。五日目も白鵬が勝ち、今場所も白鵬の優勝だろうと予想したら、その通りで御嶽海に負けた以外は白星を重ねて行きました。


通算最多勝記録でも、千代の富士の1,045勝、魁皇の1,047勝をあっさりと抜き、1,050勝まで記録を伸ばしました。


先場所からの連続優勝で、白鵬は完全復活したと言って良いでしょうね。


御嶽海、宇良、阿武咲(おうのしょう)などの若手が、土俵を賑わせてくれましたが、他の横綱、大関陣がだらしなさ過ぎです。


それに、毎場所、休場者の多さに苦言を呈していますが、今場所も稀勢の里、鶴竜、照ノ富士、遠藤の四力士が休場してしまいました。


秋場所では、白鵬の独走を阻む力士が出現して、土俵を面白くして欲しいものです。

 

尚、「隊長のブログ」では、大相撲に関する記事を、これまでに37回アップしています。


詳細は、こちらをご参照下さい⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/615cf67ca9eddf698c48f249b5c368e3

 

 

===「スポーツ」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/6f101d6b0ec3426d0116ade60659fbd5

No.1~95  省略

No.96  2016/11/30 『鶴竜 有終の美を飾る』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fd947572b9d08912a910a0d8e29d3130

No.97  2016/12/13 『五輪野球会場に外れた!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/466d20d8a663055f0a0ecf6a26a43003

No.98  2016/12/23 『鹿島 世界を相手に大善戦』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb38dbca07c3ef75eb3be3bf8314b31a

No.99  2016/12/27 『フィギュ全日本女子 宮原三連覇』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ecd98a1b3b6a8345e34c969d50b170e9

No.100 2017/1/9   『初場所の注目力士は』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c83e115a8251ac649fd44672b8eb4958

No.101 2017/1/24  『稀勢の里横綱昇進へ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f8e18a16d99be844e58a34f1af8d8b1f

No.102 2017/2/14  『アイスホッケー女子 五輪決定』 http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=67e8d973a956575957a8ba41d91cd95b

No.103 2017/3/15  『春場所番付 売切れ御免』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dfbe5d37f35c8f87a50bac429c1b0557

No.104 2017/3/25  『WBC 準決勝で敗退』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2bde76c25b658ef9d058711468b013df

No.105 2017/3/29  『稀勢の里優勝に忖度はなかったのか?』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7bad9fd40f590e9a5cb317c80e25b9d0

No.106 2017/4/13  『浅田真央 引退』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81393e228059ec3b0d14c6f54d373c53

No.107 2017/5/30  『白鵬 1年ぶり38度目の優勝を全勝で飾る』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4875332fdc98c9d3b6614f31992633

No.108 2017/6/13  『青木 日米通算2000本安打達成』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1a7915db8e4f454e52b1048243378c16

 

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北イタリア周遊記 4日目 『ピサの斜塔に登る』

2017年07月27日 | 北イタリア周遊記


【4日目:7月9日(日)】 午前中、ピサの斜塔に登る。午後、フィレンツェに戻り市内観光。


旅の4日目の朝、「Firenze(フィレンツェ)」の「Hotel Astoria(アストリアホテル)」で起床したが、6時です。


今日の「フィレンツェ」の天気予報は、晴れ。最高気温は、36℃。またまた暑い一日になりそうです。


7時に朝食の会場へ。貴族が暮らしていたバロック時代のガッティ宮殿を改装して使用している「アストリアホテル」、朝食会場も天井が高く壁には絵画も描かれていて、雰囲気があります。


バイキングスタイルの朝食は、ハム・ベーコンが4種類、チーズが2種類、果物はスイカ・メロン・パイナップルなど充実しています。


ただ、サラダの生野菜は、他のホテル同様ありません。


2014年4月にブラジル旅行⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/712f17d3c83b922639f908095affde2f した時も、野菜を殆ど食べられませんでした。


今回の北イタリア旅行、ローマとフィレンツェが二連泊、ヴェネツィアとミラノが一泊づつ、計六泊しました。


その中で、ホテルのロケーション・雰囲気・朝食の充実度は、「アストリアホテル」が一番でした。ただ、難を言うと古いホテルなので、設備面で使い勝手が悪いことかな。


8時10分に、団体バスはホテルを出発し、フィレンツェの西へ86km離れた「Pisa(ピサ)」を目指します。


高速道路の右手には、「Aeroporto di Firenze-Peretola(フィレンツェ・ペレトラ空港)」が見えました。


「ピサ」の街へ向かう料金所出口の手前から渋滞です。渋滞にハマッている殆どが、乗用車でした。


この日は日曜日、長期バカンスに行けなかったフィレンツェ市民が、リグリア海の海水浴場へ日帰りで来ているようです。


9時半に、大きな駐車場に到着。ここからシャトル・バスに乗り換えます。2~3分しか走らぬ内に、「Piazza del Duomo(ドゥオモ広場)」外の停留所に着いてしまいました。


城壁の外側には、土産物の屋台が連なっています。店員の大部分がアフリカ系住民で、“Made in Italy”の品物は殆どないそうです。


城壁の門を潜ると、目の前に「洗礼堂」、「大聖堂」、「斜塔」が見えて来ました。


円筒形の「洗礼堂」上部の屋根は、西側半分が瓦、東側が銅板です。これは建設中の予算不足のためとする説と、西側は海側からの風で銅板が腐食するので瓦にしたとの説があります。


「斜塔」に登るのは定員制で予約が必要です。隊長たちの予約入場時間は、10:10~10:40の30分間。予約が取れず、「ピサ」まで来ながら「斜塔」に登れない観光客は、数多いそうです。


一行は、チケット売り場のある建物に向かいます。ここで、写真撮影。確かに傾いていますよね。


塔に登るには、バッグなどの荷物を持ち込めないので、チケット売り場近くのロッカーに荷物を預け、カメラ・スマホなど、最低限の物のみ持ち込み可能です。


塔の内部にはトイレが無いので、事前にトイレに行くことを勧められました。


トイレは有料で、0.8ユーロ(約100円)。利用時間まで記載されたレシートをくれました。“0,8”が“0.8”ユーロを表しています。


イタリアもブラジル同様、数字の記号のカンマ“,”と、ピリオド“.”が日本と逆なのですね。“3.000”が、“3,000”。


入場時間の10分前には塔の真下で列を作りました。下から見上げる塔の頂上に、これから登るのだと思うとワクワクします。


入場前には、金属探知機によるボディチェックがありました。


塔の中に足を踏み入れたら直ぐに、身体が傾いて倒れそうになります。狭い階段を登りはじました。


両側の壁に手で支えながらでないと、バランスを崩して階段を上がれません。また、階段の上から観光客が降りて来る度に、身体を壁に付けて通り過ぎるのを待たなくてはなりません。


息せき切って、296段の階段を登りきりました。


最上部から見た光景は、一生忘れることはないでしょう。


西側には、「大聖堂」、「洗礼堂」、「城壁の門」が見えます。


鐘は、現在も使用されています。


何時までも、ここに居たいのですが、30分間の時間制限があるので、階段を下ります。


出る前に、内部から塔を見上げました。


帰りは、「大聖堂」の北側を廻り、シャトルバス停留所に向かいます。


11時25分に、団体バスは、ピサの駐車場を出発し、トスカーナ州の州都「Firenze(フィレンツェ)」に戻ります。


12時40分には、「Fiume Arno(アルノ川)」沿いの「Lungarno Generale Diaz(ジェネラーレ・ディアス海岸通り)」のバス停車場で下車。


ここから先は、観光バスの乗り入れが出来ないので、徒歩で「Via Dei Neri(ネーリ通り」にあるレストランに向かいます。


約15分でレストランに到着したのですが、満員のため店内に入れず、外で待ちます。


「ウフィッツィ美術館」に近いこの通り、人気のパニーノ屋さんの前には行列が出来ています。


午後1時15分に、やっと店内に入ることが出来ました。我々の隣には、先客の韓国人ツアー一行が座っていました。


第一の皿は、“きのこパスタ”。


第二の皿は、“サーモンとポテト”。


デザートは、“パンナ・コッタ”。

 


★続きは、「北イタリア周遊記 4日目 『ウフィッツィ美術館』」で★

 

 

===「北イタリア周遊記」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/38cc1df92a227c1d00f3da7e67fe081e

1日目 2017/7/6 『アリタリア航空のプレエコでローマへ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/47b406887e7c83e66dcaa958cb54a44a

1日目 2017/7/6 『ローマに到着』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b53444ce84ca7c36114a94a6f2034ac8

2日目 2017/7/7 『バチカン美術館とサン・ピエトロ大聖堂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9c7e367feb96393e90a6a061973646d5

2日目 2017/7/7 『真実の口とコロッセオ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e809cf04613dd233befc642a335599f5

2日目 2017/7/7 『スペイン広場とトレヴィの泉』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/afb31a5f00a492590d55483607e01425

3日目 2017/7/8 『チビタ・ディ・バニョレッジョ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a4d4e7e8237fc767386ce0544f53d386

3日目 2017/7/8 『シエナからフィレンツェに』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d47366f5de0cf1c28c2df30116e64453

3日目 2017/7/8 『フィレンツェのアストリアホテル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bd044cd427c25f6b850e47d4941ea90d

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猛虎通信 Vol.81 『本物の花火より凄い4発が神宮に上がる』

2017年07月26日 | 猛虎通信

隊長が好きなプロ野球チーム、阪神タイガースを応援する「猛虎通信」の第81回は、『本物の花火より凄い4発が神宮に上がる』をお送りします。                                 

7月21日(金)に、神宮球場で行われた阪神 vs ヤクルト戦の応援に行って来ました。


今年になって同球場を訪れるのは、3月19日のオープン戦⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1e85f2881302c359b8344db0a4477ac


5月19日の公式戦⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/127270f7f16e94bba020d181c658beb9 に次ぎ、三度目。


入場券の券種は、前回と同じ「外野自由席」です。


開門予定時間が16時30分だったので、16時20分頃に球場に着いたのですが、既に開門していました。


それでも、レフトポール際で、内野席に一番近い、上段の席につくことが出来ました。ここからは、内外野がよく見渡せます。


さらに、この席付近は、既に日陰になっていて、直射日光を浴びずに済みます。ライト側の外野席、一塁側の内野席には、まだ燦々と太陽が照りつけていて、暫く日陰になりそうにありません。


試合開始まで、まだ1時間半以上あります。ビールを飲み、弁当を食べ、時間を潰します。


午後6時半に試合開始。


この日の阪神の先発投手は、今季7勝4敗の秋山拓巳(たくみ)。


13連敗中のヤクルトは、ブキャナンです。


一回は、両チーム無得点。試合が動いたのは、2回表 阪神の攻撃、この回先頭バッターの福留選手が、センターへのソロホームランで、1点を先制。序盤から、阪神応援団は、盛り上がります。


秋山は、2回、3回と得点を与えません。


4回表には、新外国人選手 ロジャースの右中間への来日初本塁打が、ツーランになり、3対0とリードします。タイガースファンの大喜びに対して、13連敗中のヤクルトファンは、さらに意気消沈です。


応援席も、レフトスタンド、三塁内野席は、超満員で、まるで阪神のホームゲームの様な状態です。


神宮球場では、夏休み期間中限定の“花火ナイター”が開催され、5回裏終了後、300発の花火が打ち上げられました。


花火打ち上げ直後の6回表、またまたロジャースが、センターへの2ランホームラン。この回は、さらに坂本捕手の2点タイムリーツーベースも出て、7対0と大きくリードします。


秋山は、ヤクルト6回の攻撃まで、スコアボートに“0”を重ねて行きます。


こうなると、タイガースファンの“ラッキーセブン”の応援は、お祭り騒ぎです。


その“ラッキーセブン”の攻撃では、ロジャースのタイムリーヒットも飛び出し、8対0です。ロジャースは、この日、4打数3安打5打点と大暴れです。


9回表には、新人大山選手の3ランホームランまで飛び出します。11対0と大量にリードし、阪神ファンは、大喜びです。


9回裏、これまで0点に抑えてきた、秋山、この回も0で抑えると、2010年9月12日のヤクルト戦以来、2504日ぶりの完封勝利です。


ところが2アウトまでこぎつけるものの、中村にタイムリーヒットを打たれてしまいます。マウンドでガックリと膝を落とす秋山の姿が、隊長の席からもはっきりと見えました。


それでも、藤井を二塁ゴロに仕留め、今季2度目の完投勝利を手にしました。


試合終了後のヒーローインタビューは、大活躍したロジャースです。


インタビューの最後に、アナウンサーから「改めて自己紹介を」と促され、「ジェイソン・ロジャースです。愛称は『パンダ』です!これからも応援よろしくお願いします!」と愛嬌たっぷり答えてくれました。


神宮球場に上がった300発の本物の花火より凄い阪神のホームラン4発が飛び出した試合でした。


インタビュー終了後は、大満足で家路に向かいました。

 


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Vol.71 2016/8/1   『福留選手 2度目のサイクル安打達成』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2ed151b2eb0679e3049e7020af5d3058

Vol.72 2016/8/24  『大和・北條・江越と遭遇』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b2c5823ed642dc3f9f3cc8c534a5c4f

Vol.73 2016/10/9  『2016年の総括』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e311c8199d15cc9966f9712a9cc2d971

Vol.74 2016/12/1  『糸井・福留・高山』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ce495d6a069d59c60de47a79d32f3d1b

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Vol.77 2017/3/24  『今年も神宮からスタート』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1e85f2881302c359b8344db0a4477ac

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