慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

本能の深遠なる奇計1(捕食)

2024年04月05日 | 生命科学
🌸生物の本能の深遠なる奇計1(捕食)

 ☆カエルアンコウ、背鰭の先端が変形している
 *小魚の好む海産の「虫」のような形をして小魚を誘う
 ☆昆虫のハナカマキリはおびき猟の名手
 *ハナカマキリの幼虫は、葉の上に陣取って獲物を狙う
 *幼虫の獲物捕獲率が高いのは、幼虫が出す匂い物質
 ☆ベルシコロル種のホタルのメスの特異的なところ
 *A衆のオスに対して、A種のメスに成りすまし捕食する
 ☆マダラキリギリスは、セミのメスの応答をまねて音を発する
 *セミは、マダラキリギリスに近づき捕食される

⛳おびき寄せの罠猟
 ☆動物が生きていくために第一に必要なことは餌の摂取です
 *餌の摂取は必ずしも容易ではない
 *他の動物を餌とする肉食動物は、餌の獲得は簡単ではない
 ☆ある種の動物は、獲物を捕獲するための行動が発達している
 ☆カエルアンコウは、魚は海底の岩場やサンゴ礁、砂底などを
 *脚の形に変形した鰭(ひれ)を使って生活している
 *背鰭の先端が変形して小魚の好む海産の「虫」のような形をしている
 *アンコウはこの「虫」を動かして、小魚を誘う
 *小魚が虫を食べに近づいたその瞬間
 *アンコウは周りの海水もろとも小魚を一気に飲み込む
 *アンコウには「釣りをする魚」という意味の英語名がついている

⛳昆虫のハナカマキリはおびき猟の名手
 ☆ハナカマキリの幼虫は、葉の上に陣取って獲物を狙う
 *幼虫の獲物捕獲率が高いのは、幼虫が出す匂い物質
 *幼虫は花に姿かたちを似せてトウヨウミツバチを誘う
 *さらにフェロモンを放出してミツバチをおびき寄せている
 *成虫の場合はハチとチョウが餌となる

外国語を話すホタル
 ☆ベルシコロル種ホタルのメス、驚くべきテクニックを使って獲物狩り
 ☆ベルシコロル種ホタルは、光の信号を使ってオスとメスが出会う
 *オス特有の発光パターンで発光しながら、棲息地の上を飛び回る
 *オスは地上にいるメスに向けて光言葉で語りかけながら飛ぶ
 *地上にいるメスは、同種のオスの光言葉を生得的に知っている
 *オスの光言葉を感知すると、メス特有の発光パターンで返答する
 *メスの返答の光言葉を受け取ったオス発光を繰り返えす
 *オスは、メスと光言葉を交わしながらメスに近づく
 *最終的にメスに出会って交尾する
 ☆交尾したメスは、同種のオスの発光には返答しない
 *受精に必要な精子はすでに受け取っているので
 ☆ベルシコロル種ホタルのメスが特異なところ
 *交尾後は同種のオスではなく、他種のオスの光言葉に反応する
 ☆ベルシコロル種のメスは、A種のメスに成りすまして応える
 *ベルシコロル種のメスはA種という他国の言葉を理解できる
 *ベルシコロル種のメスはA種のオスを捕まえて食べてしまう
 *A種のオスにとってはこれは地獄以外の何物でもない
 ☆他種のオスを食べるベルシコロル種のメス
 *犠牲者のオスから有毒な防衛物質も摂取し
 *それを自分の防衛のために再利用します

恐るべき成りすまし屋
 ☆オーストラリアの内陸部に棲息しているマダラキリギリス
 *ハエやバッタ、セミなどの昆虫を捕らえて食べる
 *マダラキリギリスには、オスとメスの両方に発音器官がある
 (振動音を翅震歌と呼ぶ)
 ☆マグラキリギリスでは翅震歌を発するのはオスのみ
 *夜間、オスは発音器官を使って翅震歌を発しメスを誘引する
 *メスは翅震歌を発しているオスに静かに近づき交尾する

 ☆セミはオスとメスが鳴器を使って鳴き声を発しそして交尾する
 *セミのオスとメスの出会いでも、オスが主導的な役割を演じる
 *オスは発せられた音を手掛かりにしてメスを探し交尾する
 *デュエット方式の音声のやり取りに乗じたのがマダラキリギリス
 ☆マダラキリギリスは、セミのメスの応答をまねて音を発する
 *セミは、マダラキリギリスに近づく
 *セミのメスに成りすましたマダラキリギリス
 *セミのオスが至近距離に近づくと捕まえて食べはじめる
 ☆マダラキリギリスが模倣するセミの種数が大変多い
 * マダラキリギリスは2桁の種数のセミのメスに成りすます
 *マダラキリギリスはセミのメスに成りすますこと難しくない
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『本能―遺伝子に刻まれた驚異の知恵』





本能の深遠なる奇計1(捕食)
(ネットより画像引用)
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人間の動物・植物の「命」への共感の範囲

2024年04月05日 | 生命科学
🌸人間なぜ他人が気になるのか5

人間の、昆虫や甲殻類や植物への人間の共感
 ☆私たち人間の共感する範囲はどこまで広がっていくのか
 *魚昆虫やエビやカニくらい見た目が違うと
 *人間らしさを感じるのはなかなか難しい
 *ゆでられたエビやカニを見て、かわいそうと思う人はまだいない
 *昆虫標本をみて、残酷だと思う人は少ない
 ☆ほ乳類に比べると、昆虫や甲殻類
 *多産多死の度合いが大きく、たくさん産んでたくさん死んでいく
 *あまり命が大事にされているようには見えない
 *少産少死の人間は、人間やほ乳類の命と同じようにみなせないのかも
 ☆昆虫や甲殻類でも殺すことに何も感じないわけではない
 *ゆでたカニの足を切り取ることに抵抗がない人も
 *生きたバッタの足を引きちぎるのには抵抗がある
 *人はたしかにバッタに共感しています
 ☆同じことは植物にも起こる
 *庭に生えた雑草を抜くのがかわいそうと思う人はあまりいない
 *きれいな花が咲いていたら少しためらう
 ☆私たち人間、昆虫や植物などの人間からは遠く離れた生物の命
 *ある程度は大事だと思っている理由
 *少産少死の戦略を極めて命が大事になり
 *やさしくなって自分以外の生物の命も大事になる人間の宿命
 ☆この傾向がつづくのは
 *それが人間の増加に貢献してきたからです
 *増えることに貢献しなくなるまで、この傾向は広がる

「やさしさ」はどこまで広がるのか
 ☆筆者の個人的な予想としては
 *100年以内にはほ乳類であるウシやブタを食料にすることは
 *一般的ではなくなるような気がする
 ☆現在のジビエ料理のように、
 *一部の好事家の間だけで楽しまれるようになる
 ①やはり殺しているところを見たくないくらいに罪悪感がある
 ➁環境負荷が大きく実際に問題となっている
 ③代わりとなる代用肉が用意できること
 *大豆を使った代用肉はひき肉なら普通の人には区別がつかない
 *実際にそうなってみたらすぐに慣れるような気はしています
 ☆昔は普通に食べていたクジラを食べることは今はなくなった
 *特段困ったことはありません
 *ウナギも絶滅危惧種となり価格が高騰してから食べることは少ない
 ☆そんな世の中に慣れてしまえば、
 *動物由来の肉は食べるメリットがなくなる
 ☆ほ乳類の肉が食べられなくなったら
 *そこで私たちのやさしさは止まるでしょうか
 *個人的にはもっと先に進むと思う
 ☆人間は生物を殺すことに抵抗がある
 *ほ乳類でなくてもかわいい生物、きれいな花の生物に対しも顕著
 *私たちは共感しにくい生物であっても
 *私たちと同じ生物であることを知っています
 ☆生物の命を平等に大切にしたほうがいいという考えになる
 *結局のところ、殺さずに済むのであれば、
 *どんな生物も殺さないほうが心穏やかでいられます
 *これは仏教の無殺生の精神に通じるものがあります

仏教の始祖のブッダ
 ☆すべての(生きもの)にとって生命は愛しい
 *わが身に引きくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬと
 *いつたと言われています
 ☆この精神は今の時代にも受け継がれている
 *仏教の修行僧の食事として生まれた精進料理
 *動物や魚の肉を一切使わずにできています
 *「命をいただく」という食べ物の命に感謝しながら食事をとることも
 *この精神によるもの
 *現在の菜食主義者の考え方に通じるものがあるかと思います
 *ブッダの教えでも、避けるべきは動物の肉で、植物は許されている
 ☆他の生物の命を大事にしたくても、植物は例外にする
 *それが、これまでの無殺生の限界だった
 *この限界は、科学技術の進歩により乗り越えられつつある
 *現在のバイオテクノロジーを使うと
 *原理的には生物を使わなくてもタンパク質などの栄養を作れる
 *生物に頼らずに試験管の中でタンパク質を増やして食料にする
 ☆そうなれば人間はもうほかの生物の命を奪わなくても
 *生きていけるようになる、「やさしい」人間として
 *理想的な生き方ができるようになるかも知れない
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『増えるものたちの進化生物』




人間の動物・植物の「命」への共感の限界
(ネットより画像引用)
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「時宗」「一遍」「賦算札」「名号至上主義」

2024年04月05日 | 宗教
🌸時宗宗祖・一遍

 ☆すべてを捨て去り全国を布教して回った遊行僧

踊念仏を提唱した捨聖
 ☆聖達のもとでは十数年にわたって浄土宗の教えを学び
 *父が亡くなるといったん還俗して家を継いだ
 *そのあいだに結婚して子をもうけたが
 *その後、財産をすべて処分してふたたび出家
 *伊予を発つて遊行の旅に出た
 ☆熊野の地に立ち寄ったとき、一遍は悟りを得る
 *すべての人々の極楽往生は信心に関係なく
 *誓願によって確定されているとの信仰を得た
 *人に「南無阿弥陀仏」との縁を結ばせようと
 *札を配りながら、全国を遊行した
 ☆布教活動の途中、の佐久で念仏を称えていると
 *人々が極楽往生できる喜びに包まれて踊りだした
 ☆一遍は亡くなるまで賦算札に生涯を捧げた
 *その間、私財を身に着けず
 *布教の拠点となる寺や教団を創ることもなかった
 *そこから「捨聖」と呼ばれている

その後の時宗
 ☆―遍の死後|こ成立した時宗集団
 ☆―遍は自らの教団を持つことに否定的だった
 ☆一遍の死後、念仏集団の指導者の真教
 *一遍とは違つて北陸や関東に長くとどまり教化に励んだ
 *その結果、各地に念仏道場ができ
 *それらの道場を拠点に時宗教団が成立した
 ☆南北朝時代から室町時代半ばに最盛期を迎えた
 *戦国時代になると、宗勢は急速に衰えた
 *江戸時代に入ると徳川家の保護を受けて大きく発展
 *現在は真教の流れをくむ遊行派が本流となっている

🌸時宗教え名号

 ☆「南無阿弥陀仏」の六字に絶対的な救済力がある

⛳遊行・賦算札・踊念仏の実践
 ☆法然は悟りに至るいくつかの方法から称名念仏を選びとった
 ☆親鸞は念仏を称えて、阿弥陀如来にまかせれば救われると説いた
 ☆一遍が説いた教えは、「名号至上主義」とでもいうべきものだった
 *「南無阿弥陀仏」の六字の名号そのものに絶対的な力があるので
 *阿弥陀如来の本願を信じても信じなくても救われるとした
 ☆一遍の教えは、遊行と賦算札によって広められた
 *遊行は衣食住そのほかすべての欲望を捨てて
 *諸国を遍歴しながら教えを広めるという方法
 ☆「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した札を配る賦算
 *非常にわかりやすい教えである
 *多くの人々に念仏ヘの関心をもたせることができた
 ☆遊行、賦算札、踊念仏
 *シンプルな布教方法が庶民階級や武士に受け入れられ、時宗は興隆した
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『比べてわかる!日本の仏教宗派』


「時宗」「一遍」「賦算札」「名号至上主義」
『比べてわかる!日本の仏教宗派』記事他より記事画像引用)
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