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慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

ダークサイドミステリー(危険な奇書「ドグラ・マグラ」他)

2021年08月12日 | 文学
🌸危険な奇書「ドグラ・マグラ」と夢野久作の迷宮の世界

 ☆輪廻転生的要素を組み立ての探偵小説
 ☆読者の想像力をますあらすじで、夢野久作の迷宮の世界へ導く

⛳読むとおかしくなる作家・夢野久作
 ☆幻想!猟奇!美少女!虚構と現実!読んだらハマる!
 *あなたの知らないあなたがそこにいるかも!
 ☆「少女地獄」「瓶詰地獄」「猟奇歌」「空を飛ぶパラソル」等
 *文学界の妖しき異能者、夢野久作の名作
 ☆「ドグラ・マグラ」戦慄の都市伝説
 *「読むとおかしくなる」とのウワサの超問題作
 *夢と狂気の堂々めぐり、読破困難、読んだらハマる
 *気にはなるけど読むのが怖い
 ☆今若者たちに愛される理由
 *虚構と現実、美と残酷、美少女、欲望が交錯する
 *何度も読み返したくなる不思議な魅力を持つ

⛳「瓶詰地獄」
 ☆瓶詰とは、ビール瓶に入った手紙のこと
 ☆無人島から出られない2人(無人島に閉じ込められている)
 ☆近親相姦という罪を犯してしまった兄妹
 *助けが来て家に帰れても、社会からは許されないでしょう
 *二人には、目には見えない(ガラス)の社会の壁が存在する
 *瓶詰とは、このような意味でも使われているのでは

「少女地獄」
 ☆医師前に可憐な自称19歳の少女が現れた
 *優秀な看護婦だが、病的な虚言癖があった
 *それが周囲の者にばれてしまい姿を消す
 *看護婦(少女)が自殺したという知らせが届くが
 ☆殺人リレーの連絡が、同級生他の多くの人に届く
 *その後立て続けに校長の失踪や発狂
 *女教師の自殺や書記の大金拐帯などが起こる
 ☆卒業生の遺書が発見され、校長等の悪事が暴かれる

「猟奇歌」
 ☆「猟奇歌」とは、短歌のジャンル
 ☆現在では、後の『ドグラ・マグラ』につながる
 *夢野久作の精神世界と見なされている
 ☆三行の分かち書きで表記された口語短歌
 *石川啄木の影響が如実に見られる

「ドグラ・マグラ」
 ☆記憶を失った主人公が、自分の過去を求める
 *怪奇な世界へ迷い込む物語『ドグラ・マグラ』
 ☆探偵小説でありながら
 *輪廻転生に科学的原理を与えようと想像の極限に挑んだ幻想小説
 ☆戦前発表の作品だが、メタフィクションの要素もある
 *時代を超えて独特な魅力が評価されている名作
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、BSNHK『ダークサイドミステリー』















ダークサイドミステリー(危険な奇書「ドグラ・マグラ」他)
(BSNHK『ダークサイドミステリー』記事より画像引用)
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太宰治心中〜死に焦がれた作家の生き方〜

2021年02月12日 | 文学

🌸太宰治心中〜死に焦がれた作家の生き方〜


 ☆太宰治『人間失格』が発行部数1200万部を突破
 *死して70年以上経った今も若者から支持を集める作家
 ☆太宰は、生涯で何度も自殺・心中未遂を繰り返した
 *昭和23年愛人・山崎富栄と玉川上水で命を絶った
 ☆太宰はなぜ死に焦がれたのか?
 ☆太宰の言葉はなぜ時代を超えて我々の心に響くのか?
 ☆小説家が語る太宰の素顔と本質

⛳太宰 治のプロフィール
 ☆日本の小説家、 本名は津島 修治
 ☆左翼活動での挫折後、自殺未遂や薬物中毒を繰り返えす
 ☆第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を次々に発表
 *主な作品『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『人間失格』
 *没落した華族の女性を主人公にした『斜陽』はベストセラー
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、NHK「アナザーストーリー」、WIKIPEDIA














太宰治心中〜死に焦がれた作家の生き方〜
NHK「アナザーストーリー」テレビ画面より画像引用)
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『星の王子さま』(30)(世の中の仕組みを俯瞰する)

2021年01月15日 | 文学
🌸『星の王子さま』30(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆不確実な時代を生きるのに不可欠な”諦観゛
 *うまくいくこともあれば、いかないこともある
 *あらゆるものは変化し、そして消えていく

 ☆著者、サン=テグジジュペリ

⛳『星の王子さま』著者のプロフィール
 ☆パイロットで、フランス人作家サン=テグジユペリ
 *小説『星の王子さま』総販売部数1.5億
 (200以上の国と地域の言語に翻訳された)
 ☆サン=テグジユペリが乗つた飛行機サハラ砂漠に不時着
 *地元の人と偶然出会って、奇跡的に生還
 *この体験を元にして『星の王子さま』を記載する
 *孤独や死の恐怖、人とのつながりの意味等を記載るる
 ☆物語は、飛行機のサハラ砂漠に不時着から始まる
 *「ぼく」人居ない土地、砂漠のど真ん中で孤独に夜を過ごした
 *翌日、目を覚ました彼は1人の少年と出会う
 *少年は別の惑星から来た王子であることがわる

⛳『星の王子さま』の概略
 ☆王子が今まで経験してきた旅の話
 *「大人」と「子どもの王子」との対比が滑稽に描かれている
 *子どもの心を失った「大人」たちへの示唆に富んだ名言の数々

 ☆名言(王子が地球でキツネから教えられた「秘密」の言葉)
 *心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない
 *いちばん大切なことは目に見えない
 *心でものが見えたとしても、変化がおとずれることもある
 ☆あらゆるものは変化し消えていく
 *その″諦観″を見ることが生きる力になる
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』






『星の王子さま』30(世の中の仕組みを俯瞰する)
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『悲しき熱帯』27(世の中の仕組みを俯瞰する)

2021年01月04日 | 文学
🌸『悲しき熱帯』27(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆民族学と構造主義の輝かしい出発点
 ☆人間の考えや行動は「構造」に支配されている
 ☆先住民族の研究からたどり着いた画期的視点

 ☆著者、クロード・レヴイ=ストロトス

⛳『悲しき熱帯』著者のプロフィール
 ☆フランス国籍のユダヤ教徒
 ☆筆者が、ポルトガルの支配下のブラジルを旅していて気付いた
 *サンバの源流は17世紀頃から始まっていた
 *ボサノヴァの音楽、1950年代に生まれた音楽の類似性
 *筆者は、先住民族と出会い、その事実を本書に刻む
 (南アジアも旅し、ヒンドウーやイスラムの世界にも触れてる)
 ☆西洋文明が破壊してきた″未開″とされる地
 *各地で先住民族が「野性的な知」で、豊かな生活を営んでいる
 *それらが西洋中心主義で、蹂躙されているという現実
 *島のルールの「構造」を乱した点を分析した
 ☆筆者は、旅を終えた後は、ナテスを恐れアメリカヘ亡命する
 *ネイティブ・アメリカンのフイールドワークを続けた
 ☆筆者は、マルクス主義を経て、社会主義運動に加わる
 ☆『悲しき熱帯』日本での初版本は77年「新世界」への旅
 *先住民族の顔・子どもたちが描いた動物の絵、景色が広がる
 ☆ブラジルの先住民族は100万人~300万人いたとされる
 *現在では、民族が消滅したケースもあり人口は20万人ほど
 *筆者が、出会った民族に子孫はどうなつているのだろう

⛳『悲しき熱帯』の筆者のその後の評価
 ☆『悲しき熱帯』
 *民族学・人類学・言語学や宗教学・神話学など網羅する
 *「構造主義」という20世紀の要となる思想へと繋がる
 ☆私たちの社会や文化には
 *目に見えない「構造」というものがあるのでは
 *自由にふるまう思想は、60年代後半以降「ポスト構造主義」へ
 ☆日本では、ポストモダンから80年代のニューアカデミズムヘ結実する
                    (敬称略)
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『悲しき熱帯』27(世の中の仕組みを俯瞰する)
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『死者の書』24(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年12月30日 | 文学
🌸『死者の書』24(世の中の仕組みを俯瞰する)

   ☆折口信夫による幻想小説
 *当麻曼荼羅縁起・中将姫伝説に想を得て書かれた
 ☆古代を舞台に魂と人の神秘的な交感を描く
 ☆小説の技法で古代の「他界身信仰」を巧みに描いた
 ☆著者、折口信夫

⛳『死者の書』著者折口信夫のプロフィール
 ☆舞台は東大寺大仏開眼当時の奈良
 ☆大津皇子が闇の中で目覚める描写から始まる
 ☆当麻曼茶羅の中将姫の伝説をモチーフしている
 *藤原南家の姫と、眠る死者大津皇子の魂
 *二人の神秘的な交感が描かれた幻想的な小説
 ☆折口は「まれびと」論で知られる民俗学者
 *柳田國男と双璧をなす存在
 ☆折口、「生と死」「神と人」「この世とかの世界」
 *それらを結ぶ「まれびと」の世界観
 ☆折口が深い憧憬を抱き続けた友人の死
 *日中戦争が始まり、翌年に国家総動員法が発令される
 *教え子たちが次々と出征していく状況
 ☆そんな状況の中で折口は、『死者の書』書いた
 *折口は大阪で生まれ二上・当麻・大和を徘徊した経験
 *折口が考究してきた古代の他界身信仰の集大成

⛳『死者の書』で著者折口が述べていること
 ☆他界身信仰とは
 *古代人は自分と別種の存在として認識してない
 (植物や動物、石や光まで)
 *他界に生まれ変わった、自分の他界神として感受する信仰
 ☆『死者の書』読む場合、幻想的で抒情に満ちた世界を
 *自分の五感を総動員して楽しみたい
 *一見、整合性がなさそうにも思われた物語
 ☆人と万物が溶け合う「生」と「死」の世界が紡ぎ出る
                      (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『世界の古典』








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『十二支考』22(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年12月27日 | 文学
🌸『十二支考』21(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆科学から神話まで見据えた「巨人」のづ遺筆
 ☆民族学のフィルターを通して執筆された
 ☆『十二支考』は、十二支の動物についての”熊楠流”エッセイ
 ☆著者、南方熊南

⛳『十二支考』著者、南方熊南のプロフィール
 ☆南方熊楠を「巨人」や「巨星」と呼ぶ者もいる
 *半生を映画化しようとした者もいる
 ☆幾度となく大小の「熊楠ブーム」が起こる
 ☆水木しげるが『猫楠 南方熊楠の生涯』を連載
 ☆南方熊楠
 *「きのこ」と真言密教と結び付け『南方マンダラ』として図にする
 *革命家・孫文と交流する
 *民俗学を追究
 (神社を統合する明治政府に対し「神社合祀反対運動」を挑む)
 *博物学、植物学、生物学、民俗学、宗教学等これあれも研究
 *最大の科学雑誌『ネイチャー』に論文が掲載さた
 (彼の研究は最先端のもので、評価にふさわしい

⛳『十二支考』の概要
 ☆『十二支考』は、雑誌『太陽』に連載されたものをまとめた
 ☆十二支の動物についての随筆
 *古今東西に関するあらゆる知識の中から
 *民俗学というフィルターを通して執筆されている
 ☆熊楠が、世界中から集められた無数の箱
 *箱の中の生物はすでに死んでいる
 *顕微鏡で観ると、粘菌は死んでいるようでも生きているようでもある
 *それに気づけばその先は、宗教学や哲学へ向かつていく
 ☆その先には民俗学があり、神話へつながる
 ☆熊楠にとつては、進むベくして進んだ道
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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『玉勝間(がつま)』18(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年12月13日 | 文学
🌸『玉勝間』18(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆外来文化を取り入れながらも揺るがぬ「古来」            
 ☆中国から輸入した思想「漢心」に「大和心」の規定を試みた国学者
 ☆著者、本居宣長

⛳『玉勝間』著者本居宣長のプロフィール
 ☆本居宣長国学の祖・契沖を研究
 *「日本」を「日本」たらしめているものについて思索を深めた
 ☆本居宣長三重県松阪市の商人の家に生まれた
 *京都で医学を学び町医者となる
 ☆宣長『古事記』『先代旧事本紀』等の古代日本の歴史書に出会う
 *その世界にのめり込み国学の道を志す
 ☆宣長は、日本の学問や思想の多くが、中国から渡ってきたもの
 *日本の文化は「漢心」なるものを多く取り入れ
 *それらの基礎の上に築かれてきたものであることを見つた
 ☆宣長は、その「漢心」を取り入れながら
 *それのみに惑わされることなく
 *「古の心」つまり「大和心」を明らかにし「日本」の道を考えた

⛳『玉勝間』の概要
 ☆本書は、宣長が書き連ねてきた文章をとりまとめあた随筆集です
 ☆全15巻(目次1巻、本文14巻)の随筆集として発刊された
 *宣長、全てを書き終える前に寿命が尽きてしまった
 ☆「玉がつま」(玉勝間)
 *「玉=美しい」「かつま=細かく編まれたカゴ」
 ☆第1巻は、次のような巻頭の歌から始まる
 *言葉が思いがけずに溜まったので
 *野に遊ぶように美しいカゴに摘みとって
 *思いを伝えよう、と歌い上げる
 ☆老境に至った宣長、宣長の「国学」の集大成
 *かねてより書き連ねてきた文章の数々を集め
 *推敲を重ねて編み上げたという随筆集

⛳『玉勝間』での訴求点
 ☆学問的見識の広さや級密さをベースにして
 *学問の閉鎖性への批判や教師との向き合い方
 *人間の欲望について等、筆の及ぶ範囲は多岐にわたる
 ☆宣長は、「大和心とは何か」を「漢心」から浮き彫りにした
 *彼の思想を知れば、日本のナショナリズムを理解する一助となる
                   (敬称略)
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「破戒」27(生きることを考える)

2020年11月09日 | 文学
🌸「破戒」27(生きることを考える)

 ☆差別問題に真っ向から挑んだ長編小説
 ☆偽善に満ちた社会での生き方を問う
 ☆誰よりも早く自我に目覚めた者の悲しみという藤村自身の苦悩
 *主人公に仮託しつつ、社会的なテーマを追求した作品とされてる
 ☆「小説家・島崎藤村」を生み出した傑作
 ☆著者、島崎藤村

⛳『破戒』著者島崎藤村のプロフィール
 ☆著者の島崎藤村は明治から昭和初期にかけて活躍した文学者
 ☆『破戒』は、詩人として文壇に踏み出していた藤村
 *小説家に転身した後の第一作
 ☆『破戒』は、自費出版された
 *夏目漱石は「後世に伝ふべき名編」と高く評価した
 ☆人間の行動をリアルに描くことで本質に迫る自然主義文学
 *日本における源流といえる作品
 *その後の日本人作家に大きな影響を与えた

『破戒』の概略
 ☆主人公の瀬川丑松は被差別に生まれた小学校教員
 ☆舞台となる明治後期の日本
 *士農工商の身分制度があった江戸時代が終わった時期
 *依然として根強い身分差別が残っていた
 ☆丑松は父から「生い立ちを隠して生きろ」と戒めを受けていた
 *成人し小学校教員になってからもこの戒めを守っていた丑松
 ☆自分と同じように、被差別に生まれた猪子蓮太郎
 *猪子蓮太郎は、言論の場で偽善に満ちた社会と闘う運動家
 *猪子蓮太郎と出会い葛藤を抱き始める
 ☆友達から疎外されてる被差別の子どもに手を差し伸べるが
 *「自分も同じ境遇の持ち主だ」とは打ち明けられない
 *猪子に共鳴する理由を同僚から尋ねられても、逃げることしかできない
 ☆自我の解放と差別の間で悩む丑松の体験
 *胸が痛くなるほどに醜悪な差別の本質をえぐりだしていく
 ☆差別に立ち向かう猪子の生き方に感化されながら
 *出自の秘密を打ち明けられなかった丑松
 *猪子が無念の死を遂げたことを機に、生徒たちに素性を打ち明ける
 ☆その後、教職を辞した丑松は胸を張って米国テキサスヘ旅立つ

⛳藤村が『破戒』を書き始めた頃の時代背景とその影響力
 ☆藤村は、信州で教員をしていたが、執筆に集中するために退職
 *背水の陣で創作に臨んだ
 ☆藤村は『破戒』を完成させるまでに娘3人を亡くした
 ☆藤村本人は、医者にもみせてやれなかった自分
 *『破戒』と引き換えに娘を殺してしまった自責の念を持つ
 ☆差別というテーマに真正面から挑んだ作品
 *高い評価を受けた『破戒』は、映画化されている
 ☆小説に描かれた社会の姿
 *排外主義やヘイト的言説に溢れて分断の進む現代社会
 *何か共通点を感じさせる
                 (敬称略)
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『奥の細道』(芭蕉、俳人&江戸幕府の忍者?)

2020年10月10日 | 文学
🌸『奥の細道』(芭蕉、俳諧を変えて俳句のもとを作った)

⛳『奥の細道』のあらすじとは
 ☆俳人・松尾芭蕉が、江戸を出発地として東北へ向かう
 *平泉に到着した後、大垣に到着するまでの旅の記録
 *そのなかで創作された俳句
 ☆『奥の細道』冒頭
 *「時は永遠の旅人で、人生は旅そのものである」
 *芭蕉の人生観を表している
 *旅のなかで人生を生きようと考える彼の意志を表す
 ☆芭蕉は、この後の人生の多くを旅のなかで過ごす
 *そこで生まれた俳句に今も多くの人々が心を動かされ
 *芭蕉は、俳聖として敬意を集めている

⛳『奥の細道』のルートと場所
 ☆旅の総移動距離は、2,400Km程
 ☆旅の期間は、6か月にも満たな
 *3月の下旬江戸を出発、5月中旬に平泉に到達
 *9月初旬に、大垣に到着
 *俳句の普及活動もしながら徒歩で完遂した
 *1日に50km程歩いた日もある
 ☆芭蕉は忍者との噂が現代にまで残っている

⛳松尾芭蕉は何者?
 ☆芭蕉は徳川家の3代将軍家光の時代、伊賀忍者の里で生まれた
 *芭蕉の家は、苗字を名乗る事を許された、準武士の家柄
 ☆芭蕉は、出世も望めないという立場を悟る
 *自らの活路を文芸、特に俳句に求める
 *29歳の時に、江戸へ修行に向かう
 ☆芭蕉は、紆余曲折の末
 *彼は旅のなかに自らの俳人としての理想を見出す
 *それに賛同した弟子や支援者の助けを借り
 *本作へと繋がる旅を始めた
 ☆『奥の細道』の旅の目的は、仙台藩の偵察だったのでは?

『奥の細道』の目的地は、平泉だった
 ☆平泉は、奥州藤原氏の土地として栄えた
 *鎌倉幕府も迂闊に手を出せない聖域のような場所
 *平泉も最終的には鎌倉幕府に滅ぼされた
 ☆芭蕉が訪れた時には夏草が生い茂る土地となっていた
 *芭蕉は、人の社会や人生の儚さを思い
 *有名な俳句「夏草や……」を残し涙したと伝わる

河合曽良(そら)
 ☆芭蕉は、優秀な弟子河合曽良と旅した
 ☆河合は芭蕉より5歳年下の弟子
 *俳句だけでなく地理や神道にも通じ、その博識で旅を支えた
 *スケジュール管理も彼がおこなっている
 *頼れる秘書のような存在でもあった
 ☆芭蕉とは別に河合も『曽良旅日記』を書き上げた
 ☆河合は、芭蕉との旅の後に幕府の巡見使となった

『奥の細道』の最後の俳句
 ☆長い旅を終え、芭蕉は大垣へと到着する
 ☆芭蕉は、江戸に帰らなかった理由
 *芭蕉は人生は旅で、ひとつの場所へ留まらない
 *江戸は帰る場所ではなく、人生という旅の途中だった
 ☆本作の最後の俳句は、旅を続ける芭蕉の姿を表現している
 ☆「蛤の……」で始まる俳句
 *蛤のふたと身とがわかれるように
 *自分を見送る人々と別れて出発する
                   (敬称略)
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⛳出典、『ホンシェルジュ』NHK『英雄たちの選択』








『奥の細道』(芭蕉、俳人&江戸幕府の忍者?)
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