トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

経木で編んでみた試作品

2022-03-04 | 何よりの楽しみ
 実際のところは草編みが希望なのだけれど、たまたま放課後児童クラブの活動打診があったりして児童が取り組める活動の幾つかを先日依頼先に簡単な工作で出来る見本やその他の取り組み可能な幾つかをメモにして渡したんだけれど編み物などは吾子が乳児の頃にベストを編んだだけで他の経験は全くない小生なのだった。

 そんな事から安い材料、手ごろな材料は?と光頭をナデナデしながら考えたのが新聞に入ってくる広告や商品にならなかった経木を使ってのクラフトなのだった。経木はSさんから十分すぎる量を頂いたので、とにもかくにも実際に工作して見ない事には始まらない。
 試作品は市松模様と決めて染色するための染料を購入に手芸店に行った。階段の踊り場にたまたま「テープの篭編み教室」の案内があって「編み方の実技を学ぶ良い機会」とも思いレジで訊いたところ「今のところ男性は入っていません」だった。「ソーイング教室には参加者がいます」とも付け加えられたものの小生は「編み方教室」希望なのだ。少年時代「やーいやい! 女の中に男が独りー!」と囃し立てた記憶がよみがえって筋を通すと小生は参加してはならないのだった。誰一人、そんな過去など知る由もないものの日本男子たるもの「天知る・地知る・我知る」は座右の銘でもあり矜持である。自分が「こうしたい!」からと言って他国の領土に侵攻するなど男子の風上にも置けぬ。

 それはともかく流行りの市松模様を出すために紺の染料を購入し昼餉もそこそこに早速作業を開始した。まずは経木を染めねばならない。所定の工程を経て「染色」に不都合はなかったものの染色液に入れるとピタッと密着して扱いにくい。大雑把にやるとすぐ裂けてしまう。それでも何とか試作に必要な量を染めた。残った染色液は再利用するつもりだったけれど染色液での染めはコスパや効率が悪く思えて次回は無しとして捨てる。まあ、気合の色彩で一品ともなれば再試行する面白さは残っている。

 染色してない木地のままの経木もアイロン接着芯で裏打ちしてテープ状にカットする。染色した経木はカールしたり裂けたりしていて扱いにくいが、これもアイロン接着芯で裏打ちした。こうしないでテープにしても扱いにくいしロスばかり増えるはず。今回はアイロン接着芯で裏打ちしたものの、途中「アイロン接着障子紙」が使えないかと気が付いた。全面糊ならば単価は断然安いし紙である事から絵筆を使える。

 カッターマット上でテープに加工しそのまま編み込んだ。テープの幅が微妙に異なるので綺麗な市松模様は出来なかったものの「花瓶マット」みたいな一品に仕上がったのだった。初めは「コースター」を作るつもりだったのだがそのためにはテープの幅を更に狭めないと見た目が雑になりそうでマット風に変更したのである。
 一心不乱、お茶菓子も無いから「ビスコッテイを焼くべきだったか⁉」と思いつつ夕食までには試作が終了。全くの初めてにしてはまずまずの出来映えだと爺我自賛はいつも通りだ。今回は処女作、いいえ孤爺作なので平面だけれど児童が使えそうなペンケースみたいな試作もしてみるつもり。今のところはコロナ禍でお呼びは無いけれど「期待はされていない準備」はやっておく。

           

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