トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

小事は大事、ヤブの池浚渫

2024-05-16 | 水辺環境の保全

 山体からの絞り水が命綱であるヤブの池ではあるが雨後の出水時に砂泥を運んで来る。水量は僅かでも年間を通せば砂泥の堆積は水深数センチまでにしてしまうほどの量になる。この池、池と言うより水溜まりに近い環境で、それがヤブヤンマの産卵環境に適している事から溜まりを設えたのだった。

 昨年の発生期以来の浚渫なので溜まった砂泥はオーバーフロー部と同じ程度にまでなった。それをスコップの剣先の高さほどを浚いだした。半分はカサスゲが侵入して掘り取り難かった。まずは陸地化した部分を掘り下げて水分と水生生物をそこに集める手立てを講じてから本格的に掘り取りする。面積一坪程度でもスコップで掘り取る、掘り上げるとなるとやはり膝小僧・腰娘・肩倅に親心が必要で「バックレてやる!」となったら万事休すであって「人間万事、灸す」をした程度では収まらない。途中徒然に蠢いているヤゴを拾い上げて保護し、ついでに林道との境の護岸木を交換した。ヤゴはヤブヤンマとクロスジギンヤンマなのかどうか、小生は判りかねる。

 これは余裕が出来たら埋め立て部を掘削して池の拡大を図るための仮の護岸木である。威之志士様の跋扈蹂躙に遭う前に丸太で法面を保全しておきたいのだが、とは言えまずは浚渫が無事済んで執着地獄が終わり何はともあれ祝着至極であったわい。今日も肩井と足三里にお灸したのだがこれで年がら年中、お灸お灸はお約束で閻魔様からも「お灸の山」行きを命ぜられるのだろうて。現実の肩の痛みは阿是穴にあるのだが手が届かず、疼痛に耐えかねて自己お灸を卒業して鍼治療に行った。肩から後頭部は地獄に行かずともリアル鍼山だったろう。はてさてこれで年金一カ月分ほどつぎ込むことになるのだろうと贅沢三昧の予感・・・てなもんや三度笠。

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 まあ、古来「障事は大事」と言われても我が心身が鍼山と化す事態になってようやく気が付くあり様では経過がどうなるのか鍼相は藪の中で、これはなんである遭いである…。


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