生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

螢酒

2017-11-11 13:29:44 | 日々の暮らし
私のペンネームは
良寛地蔵です。

良寛さんの生き方に

共感しているからです。

すると不思議に

良寛さんが身近に

感じてくるのです。


明治時代の良寛さん

専門の画家の

敷地絵を偶然手に入れ

机に飾っています。

すると、ザワザワと

耳鳴りがしました。

旨い酒を呑もう!


そんな声を感じました。


良寛さんは山里に下りてきて、お布施を毎日頂いて生活していました。

帰り際に、親戚の酒屋の裏口にきて、お嫁さんにお酒をねだるのです。

その徳利を背にした、後ろ姿が螢のようだから

螢さんと呼んでいました。

お布施がなくても、
お酒だけは持って帰ったのです。

私も親戚のお見舞いに
行くと、

患者さんから、お酒を

もらって帰るのです。

また来てね!

と私は親戚のみんなから、酒と書しか

イメージがないようです。

面目ない。

まあ、全国の旨い酒を

集めてあの世に行って


酒を酌み交わしたいと



思っています。



ザワザワと


音が聴こえて来ました。



合掌




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玉の緒

2017-11-11 04:04:36 | 日々の暮らし
昨日も一人亡くなりました。

葬儀やさんのお手伝いで、ベッドから

ストレッチャーに移す時、いつも足を抱えて移動しています。

手にヒンヤリと氷の

感触がします。


人は血が通わなくなるとこんなに冷たくなる
ものなんだ。


あなたもなんですね。

いまだに冷たい肌触りが残っています。



生きる為のプランを

何度も何度も作りました。


それを閉じる時です。


ある看護婦から

今月私がリーダーの時に

5人も看取った。

悪い霊でもついて
いるのか、見て欲しい
と相談されました。

それはね、

最後は貴方にと

選ばれたのですよ。


きっとお礼の

いいことがあります。




お礼はいらないけど

悪い事でないなら

安心したと帰って

いきました。

私は小学生の頃から、


遺体を見つけて来ました。

皆が信じられない位。

川を流れてくるおじいさんを竿で引っ掻けて
2度も通報した。


海で泳いでいたら、
めんたまも鼻も口も
魚に食べられていた
おじいさんにぶつかったり。

裏山で首を吊っていた

男性を見つけたり。


海岸で夜釣りしていたら
伊豆で遭難した釣り人が流れて来たり。

ビルから飛び降り、
じさつした若い女性が目の前で血の海になっていたので、コートをかけた事。


舞い落ちる姿は

いまだに忘れられない

悲しみです。

あの世であったら


魂を救ってあげたい。



まだまだたくさんある。

今でも送る仕事をしているし。

何かの役目が

あるのかも知れない。

平安時代の言葉に

好きな人と


あの世でも結ばれる

為に紐を結ぶ事を

「玉の緒(お)」

といいます。



魂を結ぶ緒

があると信じていました。


身内以外に、


恋しい人以外に


玉の緒を


もてる幸せに



感謝しています。



お礼は



旨い酒



お願い致します。




合掌






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