生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

命のロープ

2017-11-13 01:50:08 | 日々の暮らし
私は海育ち。陸より海が好き。
家は波止場にあった。
アメリカ駐留軍の兵隊さんが多く来る小さな歯医者と外科医をやっていた。

毎朝岸壁でやる海兵隊の行進訓練を見ては
茶化していた。

何故か回れ右!
の行進すると、バラバラに別れてしまうからだ。

こんな軍隊になぜ負けたんだ!

といつも茶化していたから、

兵隊さんから
恥ずかしいとキスチョコ、板チョコもらっていた。

夜中に海で泳ぐのが好きで、あの頃の近所の子供は星明かりや月明かりを頼りに

沖まで泳いだものです。

私は一人でよく泳いでいました。

裸で。

おばあさんから、海の底から足を引っ張る
獣がいるから海は怖いよ!

と言われたが、

引っ張てみろ!

反対に捕まえてやる!

そんな子供でした。


ところが冬の夜、

岸壁で一人夜釣りをしていたら、バランス崩し海に落ちてしまいました。


15歳で死ぬのか!

と海水に沈みました。

50メーター先の灯台の下に階段があったからそこまで、泳ごうとしたら大型客船のロープが目の前に垂れて来て、


それに朝までしがみついて助けられた。


それから体にロープを巻き付けて釣りをしたのです。

命綱です。


時々、思い出すのです。

あの時だけロープが

海面に垂れたのは

なぜだろう?

大きな波もないのに。

芥川龍之介の蜘蛛の糸

のようなロープ。



世話になった人への

お礼を恩返しというが

誰の助けか分からないので、皆にお礼する事を

恩送りという。



命のロープの恩送りを


しよう。


それが、言葉のロープで表しているのです。



私の日記を毎日、

グアムや

ワシントンで読んで下さる元政府関係者からのメールもありました。

こんな日記で恐縮しています。

感謝感謝です。



合掌







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「恕」生涯を懸ける事

2017-11-13 01:50:08 | 日々の暮らし
あらゆる宗教でも

同じ事を説いていると


思う言葉があります。


生涯を懸ける事です。


それが



「恕(じょ)」です。



女性の心から発する事と書きます。


意味は相手を

思いやる事です。


思いやりの心です。



毎日この言葉を



思い出して




過ごして下さい。





合掌
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