雨に打たれて帰ってきました。
夏の季語である牡丹。
腰痛、頭痛、止血、婦人薬に効果があり平安時代は観賞用に栽培され江戸時代に400以上の品種が栽培されました。
中国では「百花の王」と賞賛されています。
「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹(ぼたん)歩く姿は百合(ゆり)の花」。
昔から美しい女性の姿をたとえたものでした。
しかし、「丹」という字は「赤」を表し、「牡」という字は「おす」を意味しています。
そのため、牡丹は男性かも知れませんが、百獣の王(獅子)と百花の王(牡丹)を表しているのかも知れません。
獅子は牡丹を食べて生きているとか。
そこから猪の肉をボタンというのかも知れません。
別名「花王」「花神」と呼び、比べようがない美しさと表現されています。
あらためて楽しみたいと思います。